JPH04348607A - 表面波装置 - Google Patents

表面波装置

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Publication number
JPH04348607A
JPH04348607A JP12129791A JP12129791A JPH04348607A JP H04348607 A JPH04348607 A JP H04348607A JP 12129791 A JP12129791 A JP 12129791A JP 12129791 A JP12129791 A JP 12129791A JP H04348607 A JPH04348607 A JP H04348607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface wave
comb electrode
groove
electrode
comb
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12129791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Noguchi
賢治 野口
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP12129791A priority Critical patent/JPH04348607A/ja
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電部材における表面
波を利用した遅延線、フィルタ等の表面波装置に関する
【0002】
【従来の技術】従来から、電気信号を遅延するための遅
延線、所望帯域の電気信号を取り出すためのフィルタ等
において、表面波装置が使用されている。良好な遅延特
性、フィルタ特性等を得るためには、表面波装置を伝播
する表面波のうち不要なスプリアス信号を除去する必要
がある。このために、種々のクシ電極を使用した表面波
装置が利用されており、ゴーレイ(Golay)符号化
電極もその一つである。
【0003】図4に従来のゴーレイ符号化電極を使用し
た表面波装置の平面図を示す。また、図5に、図4の表
面波装置のB−B端断面図を示す。尚、図4と同一部分
には同一符号を付している。図4、図5において、長方
形状の基板401の両端部には、基板401の端部で表
面波が反射するのを防止するための吸音材402、40
3が塗布されている。また、基板401上にはクシ電極
404乃至407が蒸着されている。クシ電極404と
405は第1のチャンネルを構成し又、クシ電極406
と407は第2のチャンネルを構成し、クシ電極404
乃至407は全体としてゴーレイ符号化電極を構成して
いる。一方、クシ電極404、406とクシ電極405
、407との間には、クシ電極404からクシ電極40
7へ、あるいはクシ電極406からクシ電極405へ表
面波が伝播しないように、即ちチャンネル間のクロスト
ークを防止するために吸音材408が塗布されている。
【0004】以上のように構成された表面波装置におい
ては、クシ電極404および406側に電気信号を供給
することにより基板401に表面波を発生させ、電極4
05および407側から、前記表面波に対応する電気信
号を取り出すことにより、遅延動作あるいはフィルタ動
作等が行なわれる。前述した従来の表面波装置を用いて
、電気信号の遅延動作、フィルタ動作等を行なうことが
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表面波
は基板401の表面にのみ存在するわけではなく、表面
から一定深さにわたってレイリー波等の殆どの表面波が
存在している。したがって、前述のように基板401の
表面に塗布形成した吸音材では表面から一定深さに存在
する表面波を抑圧できないため、クシ電極404からク
シ電極407へ、あるいはクシ電極406からクシ電極
405へ表面波が伝播してしまい、電極405、407
側から得られる電気信号内にスプリアスが発生するとい
う問題があった。また、前記の抑圧できなかった表面波
が基板401の側端部で反射しクシ電極405、407
側へ戻り、これによりスプリアスが発生するという問題
もあった。
【0006】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
で、伝播する表面波の波長をλとすると、基板401の
表面から1λの深さ内にレイリー波等の表面波の90%
が存在し、2λの深さ内に殆どの表面波が存在している
ことに着目し、これらの不要な表面波を吸収することに
より、チャンネル間のクロストーク、不要な反射を抑圧
し、スプリアスを有効に抑圧することを目的としている
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1、第2の
チャンネルのクシ電極を有する第1、第2のトランスジ
ューサから成るゴーレイ符号化電極を備え、前記第1の
トランスジューサに供給した電気信号により表面波を発
生させ、前記第2のトランスジューサから前記表面波に
応じた電気信号を出力する表面波装置において、前記チ
ャンネル間に延在して形成された溝と、前記溝内に配設
された吸音材とを備えて成ることを特徴としている。
【0008】
【作用】第1のトランスジューサにより発生した表面波
は第2のトランスジューサへ伝播する。このとき、第1
のチャンネルから第2のチャンネルへ又第2のチャンネ
ルから第1のチャンネルへ伝播しようとする表面波は、
チャンネル間に延在する溝内に配設された吸音材により
吸収される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の表面波装置の実施例を示す
平面図である。また。図2は、そのA−A端断面図であ
り、図1と同一部分には同一符号を付している。図1、
図2において、長方形の基板101は水晶、LiNBO
3等の圧電部材により形成されており、その長手方向の
上端部には、端部での表面波の反射を防止するための吸
音材102、103が塗布されている。また、基板10
1上にはクシ電極104乃至107、110、111が
蒸着されている。クシ電極104、106および110
は第1のトランスジューサを構成し又、クシ電極105
、107および111は第2のトランスジューサを構成
している。クシ電極104、110とクシ電極105、
111は第1のチャンネルを構成し又、クシ電極106
、110とクシ電極107、111は第2のチャンネル
を構成している。クシ電極104乃至107、110、
111は全体としてゴーレイ符号化電極を構成している
。一方、クシ電極110とクシ電極111との間には、
基板101の長手方向に延在し断面が三角形の溝109
が形成されている。溝109の深さdは、伝播する表面
波の波長λの2倍以上の深さでかつ、基板101の厚み
Dよりも浅く形成されている。また、前記三角形の斜辺
と法線との角度θは45度未満に形成されている。溝1
09内にはエポキシ樹脂等により形成された吸音材10
8が塗布されている。
【0010】以上のように構成された表面波装置におい
ては、クシ電極104、106とクシ電極110間に電
気信号を供給することにより基板101に表面波を発生
させる。クシ電極104側から発生した表面波はクシ電
極105側へ伝播し又、クシ電極106側から発生した
表面波はクシ電極107側へ伝播する。前記表面波をク
シ電極105、107とクシ電極111間から、電気信
号として取り出すことにより、遅延動作あるいはフィル
タ動作等が行なわれる。尚、クシ電極105、107と
クシ電極111間に電気信号を供給し、クシ電極104
、106とクシ電極110間から電気信号を取り出すこ
とも可能である。
【0011】このとき、表面波は拡散して伝播するため
、表面波がクシ電極104側からクシ電極107側へ、
あるいはクシ電極106側からクシ電極105側へ伝播
しようとする。しかしながら、溝109は、2λ以上の
深さに形成されているため、殆どの表面波は溝109内
に収納された吸音材108により吸収される。また、前
記三角形の斜辺と法線との角度θは45度以下に形成さ
れているため、溝109による表面波の反射を有効に抑
制し、吸収することができる。したがって、チャンネル
間のクロストークは抑圧され又、基板101の短手方向
の端部で反射する表面波も抑圧されるため、スプリアス
を抑圧することが可能となる。
【0012】図3は、本発明の他の実施例を示す図で、
図2に対応する端断面図である。図3においては、基板
101に設けた溝109の断面形状を長方形とし、その
中に吸音材108を塗布している。この場合にも、溝の
深さは表面波の波長の2倍以上即ち、2λ以上でかつ基
板101の厚みD以下に形成され、その側面は法線と一
致している。また、溝109内には、エポキシ樹脂等に
より形成された吸音材108が塗布されている。本実施
例においても、前記実施例と同様に有効にクロストーク
、不要な反射を抑圧することができ、スプリアスを効果
的に抑圧することが可能である。
【0013】以上述べたように本実施例の表面波装置に
おいては、溝109の深さを2λ以上とし、その斜面を
法線に対して45度未満に形成すると共に、その中に吸
音材108を塗布することにより基板101と吸音材1
08との音響インピーダンスを整合させ、溝109の壁
面による表面波の反射を防止すると共に表面波の吸収を
向上させることが可能となり、したがって、スプリアス
を効果的に抑圧することが可能となる。
【0014】尚、溝109の深さあるいは斜面の傾斜角
度は、要求される吸収の度合いに応じて種々に設定する
ことが可能である。例えば、表面波の吸収の度合いが9
0%程度で充分な場合には、溝109の深さは1λ程度
にすればよい。また、前述した実施例では、溝109の
断面形状を三角形および長方形の例を挙げたが、他の形
状にすることも可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、不要な表面波を吸収で
きるため、チャンネル間のクロストーク、不要な反射を
抑圧でき、スプリアスを効果的に抑圧できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】図1の
A−A端断面図
【図3】本発明の他の実施例を示す端断面図
【図4】従
来の表面波装置の平面図
【図5】図4のB−B端断面図
【符号の説明】
101・・・基板 102、103、108・・・吸音材 104、105、106、107・・・クシ電極109
・・・溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1、第2のチャンネルのクシ電極を有す
    る第1、第2のトランスジューサから成るゴーレイ符号
    化電極を備え、前記第1のトランスジューサに供給した
    電気信号により表面波を発生させ、前記第2のトランス
    ジューサから前記表面波に応じた電気信号を出力する表
    面波装置において、前記チャンネル間に延在して形成さ
    れた溝と、前記溝内に配設された吸音材とを備えて成る
    ことを特徴とする表面波装置。
JP12129791A 1991-05-27 1991-05-27 表面波装置 Withdrawn JPH04348607A (ja)

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JP12129791A JPH04348607A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 表面波装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12129791A JPH04348607A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 表面波装置

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JPH04348607A true JPH04348607A (ja) 1992-12-03

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ID=14807777

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JP12129791A Withdrawn JPH04348607A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 表面波装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980806