JPH0434713Y2 - - Google Patents

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JPH0434713Y2
JPH0434713Y2 JP1988114894U JP11489488U JPH0434713Y2 JP H0434713 Y2 JPH0434713 Y2 JP H0434713Y2 JP 1988114894 U JP1988114894 U JP 1988114894U JP 11489488 U JP11489488 U JP 11489488U JP H0434713 Y2 JPH0434713 Y2 JP H0434713Y2
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drying chamber
drying
temperature
dried
vacuum
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は真空若しくは減圧雰囲気内において、
低温で水分の多い野菜等の食品を乾燥処理せし
め、乾燥効率を向上せしめる様にした食品の真空
乾燥装置に関するものである。
従来の技術 従来、野菜等の食品において、高品質の乾燥食
品を得る方法の1つとして、乾燥室内を真空若し
くは減圧雰囲気と成し、加熱媒体により低温で速
やかに乾燥処理する真空乾燥方法があるが、かか
る真空乾燥装置にあつては乾燥室が真空若しくは
減圧雰囲気内にあるため、被乾燥物より蒸発した
水分が何万倍にも膨れ上がつて乾燥室内に拡散
し、真空ポンプだけではかかる蒸気圧力を不飽和
の状態に保つておくことが出来ず、乾燥室内の表
面が結露してしまい、乾燥に長時間を要し、コス
ト高の原因となつている。
又、被乾燥物の含水率の高い初期は被乾燥物の
含有水分が蒸発することにより、被乾燥物から熱
量が奪われ、その品温が降下するため、熱源を与
えても品温を一定値以下に保つことが出来るが、
被乾燥物の含有水分が少なくなるにつれて、その
水分の蒸発量が減少するため、品温が一定値より
上昇してしまい、即ち被乾燥物となる野菜等の食
品の品質を保持する温度(約40℃)以上に上昇す
るので、ビタミン等の栄養素が損なわれてしまう
といつた欠点を有していた。
考案が解決しようとする課題 本考案は乾燥室内の雰囲気を保持しつつ、乾燥
室内に投入された水分の多い野菜等の食品の被乾
燥物から蒸発する水分によつて成される乾燥室内
の飽和状態を解除せしめて乾燥効率を向上せしめ
ると共に、被乾燥物の品質を維持する所定の品温
を保持せしめる様にした食品の真空乾燥装置を提
供せんとするものである。
〔考案の構成〕
課題を解決するための手段 本考案はかかる点に鑑み、乾燥室に排気管を介
して真空ポンプを連結すると共に、マイクロ波照
射装置を連結し、該マイクロ波照射装置に温度セ
ンサーを接続すると共に、該温度センサーを前記
排気管内に設置して成る食品の真空乾燥装置にお
いて、前記真空ポンプに制御装置を接続すると共
に、該制御装置には前記真空ポンプと別個に乾燥
室に連結した自動開閉弁を接続した食品の真空乾
燥装置を提供せんとするものである。
作 用 本考案は乾燥室内に投入した野菜等の被乾燥物
から蒸発する水分により、乾燥室内の蒸気圧力が
飽和状態になつた時に、制御装置により自動開閉
弁を開弁して外気を乾燥室内に導入せしめ、これ
により乾燥室内の飽和状態を解除せしめるのであ
る。
かかる際には、真空ポンプは制御装置により所
定の真空若しくは減圧雰囲気を保持せしめてい
る。
そして、乾燥室内の飽和状態の解除後は制御装
置により自動開閉弁を閉弁せしめ、外気と遮断せ
しめるのである。
又、被乾燥物の含有水分が少なくなるにつれ
て、水分蒸発によつて奪われる熱量が減少するた
め、品温及び乾燥室内の温度が所定値より上昇
し、この温度を真空ポンプの排気管内に設けしめ
た温度センサーが感知し、マイクロ波の照射を制
御せしめ、被乾燥物の品温を所定に保持せしめる
のである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
ると、 1は野菜等の水分含量の比較的多い食品と成さ
しめた被乾燥物2を乾燥せしめる真空乾燥装置の
本体であり、該本体1は所定の空間を有せしめた
炉壁により構成された乾燥室3と、真空ポンプ
4、自動開閉弁5、マイクロ波照射装置6,6a
…にて構成されている。
真空ポンプ4は乾燥室3内より連続して成る排
気管7を介して乾燥室3に連結してその外部に配
置し、乾燥室3内を30乃至100Torr、好ましくは
水の沸点が30乃至40℃になる約60Torrの真空若
しくは減圧雰囲気に制御せしめている。
又、真空ポンプ4には制御装置8を接続して設
置しており、該制御装置8は乾燥室3内の蒸気圧
力の飽和状態に応じて、自動開閉弁5の開弁及び
閉弁を制御している。
自動開閉弁5は真空ポンプ4とは別個に乾燥室
3に連結されると共に、前記制御装置8に接続さ
れ、制御装置8により自動的に乾燥室3と外部と
を開閉通する様に開弁及び閉弁を行い、乾燥室3
に外気を導入せしめたり、乾燥室3と外部とを遮
断せしめたりしている。
マイクロ波照射装置6,6a…は乾燥室3の外
部よりマイクロ波を誘導する導波管9,9a…を
介して乾燥室の任意の炉壁に位置せしめるように
して配設せしめている。
10は排気管7内若しくはその近傍に設置せし
めた温度センサーであり、該温度センサー10は
マイクロ波照射装置6,6a…と接続しており、
乾燥室3内に投入した被乾燥物2の品温及び乾燥
室3内の温度を感知し、かかる温度が約40℃以上
になつた時に、被乾燥物2の品温及び乾燥室3内
の温度が約40℃以下になる様にマイクロ波照射装
置6,6a…のマイクロ波の照射を制御せしめて
いる。
次に本考案に係る食品の真空乾燥装置の作用に
ついて説明すると、 乾燥室3内を真空ポンプ4により30乃至
100Torrの真空若しくは減圧雰囲気と成し、マイ
クロ波照射装置6,6a…により被乾燥物2にマ
イクロ波を照射すると、該被乾燥物2から蒸発す
る水分により、乾燥室3内の蒸気圧力が飽和状態
になる。
かかる状態において、制御装置8により自動開
閉弁5を開弁して外気を乾燥室3内に導入せし
め、これにより乾燥室3内の飽和状態を解除し、
結露を防止せしめるのである。
かかる際には、真空ポンプ4は制御装置8によ
り30乃至100Torrの真空若しくは減圧雰囲気を保
持せしめている。
そして、乾燥室3内の飽和状態の解除後は制御
装置8により自動開閉弁5を閉弁せしめ、外気と
遮断せしめるのである。
又、被乾燥物2の含有水分が少なくなるにつれ
て、水分蒸発によつて奪われる熱量が減少するた
め、被乾燥物2の品温が所定値(約40℃以下)よ
り上昇すると共に、品温上昇により乾燥室3内の
雰囲気の温度が上昇する。
この雰囲気の温度を真空ポンプ4の排気によ
り、排気管7内に設置せしめた温度センサー10
が感知し、マイクロ波照射装置6,6a…による
マイクロ波の照射を制御せしめ、被乾燥物2の品
温を所定の温度以下、即ちビタミン等の栄養素を
損なわない約40℃以下に保持せしめると共に、乾
燥室3内の30乃至100Torrの雰囲気を保持せしめ
るのである。
〔考案の効果〕
要するに、本考案は乾燥室3に排気管7を介し
て真空ポンプ4を連結すると共に、マイクロ波照
射装置6,6a…を連結し、該マイクロ波照射装
置6,6a…に温度センサー10を接続すると共
に、該温度センサー10を前記排気管7内に設置
して成る食品の真空乾燥装置において、前記真空
ポンプ4に制御装置8を接続すると共に、該制御
装置8には前記真空ポンプ4と別個に乾燥室3に
連結した自動開閉弁5を接続したので、30乃至
100Torrの真空若しくは減圧雰囲気内でマイクロ
波の照射による乾燥に際し、被乾燥物2から蒸発
する水分により、乾燥室3内の蒸気圧力が飽和状
態になつた時に制御装置8により自動開閉弁5を
開弁し、乾燥室3内の飽和状態を解除するため、
蒸気圧を不飽和の状態に保持して乾燥室3内を結
露防止出来、よつて常時最適な乾燥環境(30乃至
50℃の低温)を保持し、かかる環境下で速やかに
乾燥処理出来、これにより乾燥効率を飛躍的に向
上させ、乾燥に要する時間を短縮し、ひいては製
造コストを低減出来るのである。
したがつて、本考案によれば乾燥室3内の所定
の雰囲気を保持しつつ、乾燥室3内に投入された
水分の多い野菜等の食品(被乾燥物2)から蒸発
する水分によつてなされる乾燥室3内の飽和状態
を解除して乾燥効率を高め、しかも被乾燥物2の
品質(栄養素等)を維持出来るため、付加価値の
高い被乾燥物2を提供が出来る。
即ち、被乾燥物2の含有水分が少なくなるにつ
れ、水分蒸発により奪われる熱量が減少し、被乾
燥物2の品温が上昇してその品質が損なうことに
なるが、本考案のものは品温上昇による乾燥室3
内の雰囲気の温度上昇を温度センサー10が感知
し、これによりマイクロ波照射装置6,6a…に
よる照射を制御し、被乾燥物2の品温を所定の温
度以下、つまりビタミン等の栄養素を損なわない
約40℃以下に保持出来る等その実用的効果甚だ大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、 第1図は本考案に係る食品の真空乾燥装置の断
面図、第2図は同上斜視図である。 3……乾燥室、4……真空ポンプ、5……自動
開閉弁、6,6a……マイクロ波照射装置、8…
…制御装置、10……温度センサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥室に排気管を介して真空ポンプを連結する
    と共に、マイクロ波照射装置を連結し、該マイク
    ロ波照射装置に温度センサーを接続すると共に、
    該温度センサーを前記排気管内に設置して成る食
    品の真空乾燥装置において、前記真空ポンプに制
    御装置を接続すると共に、該制御装置には前記真
    空ポンプと別個に乾燥室に連結した自動開閉弁を
    接続したことを特徴とする食品の真空乾燥装置。
JP1988114894U 1988-08-31 1988-08-31 Expired JPH0434713Y2 (ja)

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JP1988114894U JPH0434713Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31

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JP1988114894U JPH0434713Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31

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JPH0236994U JPH0236994U (ja) 1990-03-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2757884B2 (ja) * 1990-05-01 1998-05-25 富士通株式会社 洗浄/乾燥方法及び装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58142184A (ja) * 1982-02-19 1983-08-23 大阪瓦斯株式会社 乾燥装置
JPS5985277A (ja) * 1982-11-08 1984-05-17 Inoue Japax Res Inc 食料品等の乾燥方法

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