JPH04346579A - 映像機器システム装置 - Google Patents

映像機器システム装置

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JPH04346579A
JPH04346579A JP3120208A JP12020891A JPH04346579A JP H04346579 A JPH04346579 A JP H04346579A JP 3120208 A JP3120208 A JP 3120208A JP 12020891 A JP12020891 A JP 12020891A JP H04346579 A JPH04346579 A JP H04346579A
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video
signal
movie
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connection
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Shigehiro Kaneko
滋博 金子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TV(テレビジョン
)、VTR(ビデオテープレコーダ)、カメラ一体型ビ
デオカメラ(ムービー)など、電子映像機器に関し、特
に、複数個の電子映像機器を接続して使用する映像機器
システム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ムービーや据置VTR(ビデオデッキ)
において、特に屋外などで録画を行なうムービーにおい
て、映像を再生や編集する場合、動作モードに応じてコ
ードを用いてTVや他の映像機器に接続する必要がある
。図10は、ムービーと、デッキと、TVとを接続する
ときの接続の態様を示す模式図である。図10には、す
べての態様が示されているが、その各々の態様は図11
〜図17に別々に示されている。以下、図10および図
11〜図17を参照して、各動作モードに応じた映像機
器の接続の態様を説明する。
【0003】(1)  図11を参照して、ムービー5
10を用いて録画し、TV530の備えられた部屋で再
生しようとする場合(ムービー再生のとき)、AV出力
ケーブル601でムービー510の出力端子とTV53
0の入力端子とを接続する。ムービー20の種類によっ
ては、さらにムービー510の入/出力切換えスイッチ
を出力側に切換える必要がある。
【0004】(2)  図12を参照して、TV530
の入力端子にビデオデッキ520の出力端子がすでに接
続されている場合、ムービー510を用いて映像を再生
する場合には、ムービー510の出力端子を、AV出力
ケーブルを用いてビデオデッキ520の入力端子に接続
する。
【0005】(3)  図13を参照して、TV530
とビデオデッキ520とを接続する場合には、前述のよ
うにビデオデッキ520の出力端子とTV530の入力
端子とを、ケーブルを用いて接続する。この場合、ムー
ビーは他の映像機器と分離されているから、よそに携帯
していきそこで録画することができる。
【0006】(4)  図14を参照して、ムービーで
撮影した映像を再生するだけでなく、他のデッキを用い
てこの映像をダビングする場合、ムービー510の出力
端子をケーブルを用いてデッキ520の入力端子に接続
する。ムービー510は再生モード、ビデオデッキは録
画モードにする。これにより、ムービーによって録画さ
れた映像をビデオデッキにセットされた他のテープにダ
ビングすることができる。ビデオデッキ520の出力端
子をTV530の入力端子に接続しておけば、ダビング
10の映像をモニタすることができる。
【0007】(5)  逆に、他のデッキ520からム
ービー510にダビングする場合、AV接続ケーブルを
用いて、ビデオデッキ520の出力端子とムービー51
0の入力端子とを接続する。ムービーは録画モード、ビ
デオデッキは再生モードにする。これにより、ビデオデ
ッキ520からムービー510へのダビングをすること
ができる。ムービー510の出力端子をTV530の入
力端子にケーブルを用いて接続すれば、ダビング中の映
像をモニタすることができる。
【0008】(6)  もちろん、TV530からの信
号をムービー510に録画することも可能である。図1
6を参照して、AV接続ケーブルを用いて、TV530
の出力端子とムービー510の入力端子とを接続し、ム
ービー510を外部録画モードとすればよい。
【0009】(7)  さらに、図17を参照して、T
V530からの信号をデッキ520で録画する場合、T
V530の出力端子とデッキ520の入力端子とをケー
ブルで接続する。これは、TV530からムービー51
0によって録画する場合と同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、こうした映像機
器の使用方法としては、TVと据置ビデオデッキを相互
接続し、家庭で利用するという方法が一般的であった。 従来の映像機器の、外部機器との接続の仕様も、そのよ
うな使用方法を前提としたものであった。しかし、TV
とビデオデッキ以外に、ムービーなど多様な映像機器が
普及した結果、これら映像機器の相互接続が非常に煩雑
となり、これら映像機器を連携的に操作させることが困
難になった。
【0011】すなわち、ムービーとデッキとの間での映
像のダビング、ムービーからTVへの再生、デッキから
TVへの再生、TVからデッキまたはムービーへの録画
など、動作の態様を変えるためにはその都度接続を確認
し、必要なら接続しなおさなければならなかった。しか
も、これら接続はAV接続コードで行なわれているため
、接続の作業自体が非常に煩雑であった。
【0012】それゆえにこの発明の目的は、複数個の映
像機器を含み、各映像機器の連携的動作を簡易に実現す
ることができる映像機器システム装置を提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の映像機
器システム装置は、複数個の映像機器を含む映像機器シ
ステム装置であって、各映像機器は、各映像機器の本来
の機能を果たすための映像機本体と、各映像機器の機能
の1つを選択する操作者の操作に応答して、選択された
機能を特定する機能選択信号を出力するための手操作可
能な機能選択手段と、外部と接続可能な入出力端子を有
する信号伝送路と、機能選択手段と結合され、かつ映像
機器本体と信号伝送路とに接続され、入出力端子を介し
て外部から与えられる制御信号に応答して映像機器本体
を制御し、かつ機能選択信号に応答して映像機器本体を
制御するとともに、選択された機能により特定される制
御信号を信号伝送路上に送出するための制御手段とを含
む。
【0014】請求項2に記載の映像機器システム装置は
、請求項1に記載の映像機器システム装置において、各
映像機器はさらに、外部との間で映像信号を入出力する
ための映像信号入出力手段を含み、映像機器システム装
置はさらに、各映像機器が接続される接続装置を含み、
接続装置は、各映像機器の信号伝送路の入出力端子を相
互に接続するための第1の接続手段と、各映像機器の映
像信号入出力手段を、予め定める複数通りの接続の態様
に従って切換えて接続するための第2の接続手段と、第
1の接続手段に接続され、各映像機器の制御手段より伝
送される制御信号に応答して、制御信号により特定され
る接続の態様に従って第2の接続手段による各映像信号
入出力手段の接続を切換えるための接続制御手段とを含
む。
【0015】請求項3に記載の映像機器システム装置は
、請求項2に記載の映像機器システム装置であって、接
続制御手段に結合され、各々が、映像機器システム装置
の全体の連携的動作の1つを特定する動作特定信号を遠
隔から接続制御手段に与えるための複数個の手操作可能
なキーを有する遠隔操作手段をさらに含み、接続制御手
段は、動作特定信号に応答して各映像信号入出力手段の
接続を切換えるとともに、第1の接続手段を介して各映
像機器に、各映像機器の動作を特定するための信号を与
えることを特徴とする。
【0016】請求項に記載の映像機器システム装置は、
請求項2に記載の映像機器システム装置において、各映
像機器本体は、予め定める複数通りの形式の映像信号を
処理することが可能であり、各映像機器の映像信号入出
力手段は、複数通りの形式のそれぞれのために用意され
た映像信号入出力端子を含み、各映像機器は、使用中の
映像信号入出力端子を検出するための手段をさらに含み
、各制御手段は、検出された映像信号入出力端子に応じ
、対応する形式に従うように各映像機器本体の動作モー
ドを制御するための手段を含むことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の映像機器システム装置は
、請求項2に記載の映像機器システム装置であって、映
像機器の1つは、携帯可能でかつ単独で録画可能な携帯
型録画装置を含み、携帯型録画装置の下部には、入出力
端子と映像信号入出力手段とが形成されており、接続装
置は、携帯型録画装置がその上面の予め定める位置に載
置される載置台と、載置台上への携帯型録画装置の載置
を検知するための手段と、載置台上への携帯型録画装置
の載置に応答して、携帯型録画装置の下面の入出力端子
と映像信号入出力手段とにそれぞれ接触する接触手段と
を含むことを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1に記載の映像機器システム装置におい
ては、ある映像機器の機能選択手段を操作して機能の1
つを選択すると、機能選択信号が出力される。この映像
機器の制御手段は、機能選択信号に応答して映像機器本
体を制御するとともに、選択された信号により特定され
る制御信号を信号伝送路を介して他の映像機器の制御手
段に与える。他の映像機器の制御手段は、与えられる制
御信号に応答して、各々の映像機器本体を制御する。
【0019】請求項2に記載の映像機器システム装置に
おいては、各映像機器の信号伝送路は第1の接続手段に
よって相互に接続され、さらに接続制御手段に接続され
る。接続制御手段は、各映像機器の制御手段より伝送さ
れてくる制御信号に応答し、制御信号により特定される
接続の態様に従って、第2の接続手段による映像信号入
出力手段の接続を切換えて、信号源となる映像機器から
出力される映像信号が、それを利用する映像機器に与え
られるようにする。
【0020】請求項3に記載の映像機器システム装置に
おいては、操作者が遠隔操作手段のキーの1つを操作す
ることにより、映像機器システム装置の動作を特定する
動作特定信号が接続制御手段に与えられる。接続制御手
段は、特定された動作を実現するのに適したように各映
像機器の接続を切換えるとともに、各映像機器に特定さ
れた動作を行なうことを指定する信号を与える。これに
より、各映像機器は特定された動作を実行することがで
きる。
【0021】請求項4に記載の映像機器システム装置に
おいては、映像機器が処理する映像信号の種類により、
使用される映像信号入出力端子が異なる。各映像機器は
、使用された映像信号入出力端子を検知することにより
、処理中の映像信号の種類を知る。制御手段は、検知さ
れた映像信号の種類に従って、映像機器本体の動作モー
ドを切換制御する。
【0022】請求項5に記載の映像機器システム装置に
おいては、携帯型録画装置と接続装置との間の接続は、
従来のように接続ケーブルを用いて行なわれるのではな
く、載置台上に携帯型録画装置が載置されることにより
、接触手段によって接続装置と携帯型録画装置との間の
必要な入出力端子の接続が行なわれる。
【0023】
【実施例】図1は、本発明にかかる映像機器システム装
置の構成を示す模式的ブロック図である。図1を参照し
てこのシステムは、ムービー10と、据置VTR(ビデ
オデッキ)20と、TV30と、ムービー10とビデオ
デッキ20とTV30間を接続するとともに、これら各
装置を連携して動作させるための制御を行なうアダプタ
1とを含む。
【0024】アダプタ1、ムービー10、ビデオデッキ
20、TV30には、これら各機器の図示されない映像
機器本体回路を制御するためのCPU2、12、22、
32がそれぞれ含まれる。アダプタ1には、ムービー1
0が後述する簡易な操作で接続されるシステム端子T1
と、ビデオデッキ20が接続ケーブルにより接続される
端子と、TV30が接続ケーブルにより接続される端子
とが設けられている。
【0025】アダプタ1は、CPU2とこれら各端子と
を接続するためのシリアル信号伝送路S1、S2、S3
を有する。アダプタ1には、アダプタ1を遠隔操作する
ためのリモコン送信機50が付属している。リモコン送
信機50は、遠隔操作のための制御信号を光信号として
送信するための送信LED52を含み、アダプタ1には
、送信LED52から送信されてくる光を受光し、電気
信号に変換してCPU2に与えるための受光部9が設け
られている。ビデオデッキ20とTV30との間の接続
は、従来と同様に接続ケーブルで行なわれる。ムービー
10とアダプタ1の接続は、後述するようにシステム端
子T1を用いた簡易なものによって実現される。
【0026】ムービー10には、アダプタ1のシステム
端子T1に対して簡易な動作で接続することができるシ
ステム端子T2が設けられている。システム端子T2と
CPU12とは、シリアル信号伝送路S1で接続されて
いる。
【0027】ビデオデッキ20には、ビデオデッキ20
を単独で使用する場合用いられるリモコン送信器60が
付属している。リモコン送信機60は、ビデオデッキ2
0を制御するための制御信号を光信号として送信するた
めの送信LED62を有し、ビデオデッキ20には、リ
モコン送信機60から送信されてきた光信号を受光し、
電気信号に変換してCPU22に与えるための受光部2
9が設けられている。ビデオデッキ20には、アダプタ
1と接続される端子が複数個設けられており、特にその
うち、アダプタ1のCPU2に接続される端子は、シリ
アル信号伝送路S2によってCPU22に接続されてい
る。アダプタ1の信号伝送路S2とビデオデッキ20の
信号伝送路S2とは、接続ケーブルS2′によって接続
される。
【0028】TV30には、TV30を単独で使用する
場合にTV30を遠隔制御するためのリモコン送信機7
0が付属している。リモコン送信機70には、TV30
を遠隔制御するための制御信号を光信号として送信する
ための送信LED72が設けられており、TV30には
、リモコン送信機70から送信されてくる光信号を受光
し、電気信号に変換してCPU32に与えるための受光
部39が設けられている。TV30にも、アダプタ1と
接続するための複数個の端子が設けられている。これら
の端子のうち、アダプタ1のCPU2とTV30のCP
U32とを接続するための端子と、CPU32とは、シ
リアル信号伝送路S3によって接続されている。アダプ
タ1の信号伝送路S3とTV30の信号伝送路S3とは
、接続ケーブルS3′によって接続されている。
【0029】図1に示される信号伝送路S1、S2、S
3は、CPU2、12、22、32間で双方向に制御す
るための信号をシリアル伝送するためのものである。こ
れらシリアル伝送路を設けることにより、このシステム
に含まれるどれか1つの映像機器を操作することにより
、他の映像機器もそれに同期して動作を行なうことが可
能となる。また、図1においては、映像信号の伝送路が
詳細には示されていない。これは、図面を簡略にするた
めであって、図2以下で各映像機器の詳細と、映像信号
を伝送するための映像信号の伝送路およびこれら映像信
号の伝送路を、このシステムの動作モードに応じて異な
った態様で切換接続するための構造の詳細が説明される
【0030】図2は、アダプタ1およびそのリモコン送
信機50のより詳細なブロック図である。図2を参照し
て、アダプタ1は、前述のようにアダプタ1および他の
映像機器を制御するためのプログラムを実行するCPU
2と、リモコン送信機50から送信されてくる制御のた
めの光信号を受光し、電気信号に変換してCPU2に与
えるための受光部9とを含む。アダプタ1は、前述のシ
ステム端子T1と、アダプタ1をビデオデッキ20に接
続するための端子104、105、106と、アダプタ
1をTV30に接続するための端子101、102、1
03とを有する。システム端子T1は、制御のための信
号が入出力される端子108と、映像信号が入出力され
る端子107とを含む。端子101、104は、各CP
Uが相互に制御し合うための制御信号が入出力される端
子である。端子102、106は、それぞれTV30お
よびビデオデッキ20に映像信号を出力するための映像
信号の出力端子である。端子103および105は、そ
れぞれTV30およびビデオデッキ20から映像信号が
アダプタ1に入力される映像信号入力端子である。
【0031】前述のようにCPU2と端子101とは、
シリアル伝送路S3によって接続されている。CPU2
と端子108とは、シリアル伝送路S1によって接続さ
れている。CPU2と端子104とは、シリアル伝送路
S2によって接続されている。
【0032】アダプタ1はさらに、入力端子の一方aが
端子105に、他方端子bが後述するスイッチ83の一
方端子aに、共通端子がTV30への映像信号出力端子
102にそれぞれ接続され、CPU2から与えられる制
御信号C1に応答して、端子105から与えられるビデ
オデッキ20からの映像信号と、端子bから与えられる
ムービー10からの映像信号とを切換えて、その一方を
出力端子102を介してTV30に与えるためのスイッ
チ81と、一方端子aがTV30からの映像信号入力端
子103に、他方端子bがビデオデッキ20からの映像
信号入力端子105に、共通端子が後述するスイッチ8
3の端子bにそれぞれ接続され、CPU2からの制御信
号B1に応答して、ビデオデッキ20またはTV30か
らの映像信号の一方を選択してスイッチ83の端子bに
与えるためのスイッチ82と、一方端子aがスイッチ8
1の端子bに、他方端子bが前述のようにスイッチ82
の共通端子に、共通端子がムービー10との間の映像信
号入出力端子107にそれぞれ接続され、CPU2から
与えられる制御信号A1に応答して、ムービー10から
の映像信号をスイッチ81の端子bに与えるか、スイッ
チ82を介して与えられるTV30またはビデオデッキ
20からの映像信号をムービー10に与えるかを切換え
るためのスイッチ83と、一方端子aがスイッチ83の
端子aに、他方端子bがTV30からの映像信号入力端
子103に、共通端子がビデオデッキ20への映像信号
出力端子106にそれぞれ接続され、CPU2から与え
られる制御信号D1に応答して、TV30からの映像信
号とムービー10からの映像信号との一方を選択してビ
デオデッキ20に与えるためのスイッチ84とを含む。
【0033】さらにアダプタ1には、以下のような機能
を実現するためのブロックが含まれる。一般にVHS方
式に従う映像機器において、使用されるテープにはノー
マルテープとSテープの2種類がある。そして、各映像
機器には、ノーマルテープを使用した場合とSテープを
使用した場合とで、外部端子が別々に設けてある。アダ
プタ1は、映像信号入力端子103から与えられるTV
30からの映像信号が、Sモードに従うものであるかど
うかを検出し、CPU2にその情報を与えるためのS検
出回路4と、ビデオデッキ20からの映像信号入力端子
105から与えられる映像信号がSモードであるか否か
を検出し、その情報をCPU2に与えるためのS検出回
路3とを含む。
【0034】さらに、前述のムービーやTVやビデオデ
ッキにとって、外部から入力される映像信号が、他の映
像機器から直接与えられるものか、アダプタを経由した
ものかであることを判別する手段がない。そのため、ア
ダプタ1内にアダプタ経由信号発生回路5を設け、映像
信号の同期信号の後縁部に1〜2秒ミックスさせるパイ
ロット信号を生成する。このパイロット信号は、ミック
ス回路7によってスイッチ81からTV30へ与えられ
る映像信号に、ミックス回路8によって端子106を介
してビデオデッキ20に与えられる映像信号にそれぞれ
ミックスされる。ミックスされた信号を他の映像機器で
判別することにより、各映像機器はその映像信号が他の
映像機器から直接に入力されたものか、あるいはアダプ
タを経由して入力されたものかを知ることができる。
【0035】リモコン50は、ムービー10およびデッ
キ20の動作を指定するための操作キーと、各映像機器
を連携して動作させ、編集を行なうための編集キーとを
有する。操作キーとしてはPB(再生)、FF(早送り
)、REW(巻戻し)、STOP(停止)、PAUSE
(一時停止)などが考えられる。編集キーは4種類設け
られており、第1の編集キーはムービーからデッキへの
ダビング、第2の編集キーはデッキからムービーへのダ
ビング、第3の編集キーはTVからムービーへの記録、
第4の編集キーはTVからデッキへの記録を指定するた
めのものである。リモコン50には、これら各キーを備
えた操作キー部58と、操作キー部58の、どの操作キ
ーが押圧されたかを検知し、必要な制御信号を生成する
ためのマイコン51と、マイコン51から与えられる制
御信号を光信号に変換してアダプタ1に向けて発信する
ための前述の送信LED52とを含む。
【0036】図3は、TV30のブロック図である。図
3を参照して、TV30は、前述のようにCPU32と
、リモコン送信機70の送信LED72から送信されて
くる制御のための光信号を受光し、電気信号に変換して
CPU32に与えるための受光部39とを含む。TV3
0には、アダプタ1の端子101に接続される端子38
と、映像信号の種類に応じて3種類の端子a、b、cが
準備された外部入力端子36と、同じく映像信号の種類
に応じて3つの端子a、b、cが用意された外部出力端
子37とが備えられている。端子38とCPU32とは
、前述のようにシリアル伝送路S3によって接続されて
いる。
【0037】TV30はさらに、映像信号入力端子36
の3つの端子a、b、cに接続され、映像信号入力端子
36を介して外部から与えられる映像信号がアダプタ1
を経由したものであるかどうかを、映像信号の同期信号
の後縁にミックスされたアダプタ経由信号を検出するこ
とにより判別し、その情報をCPU32に与えるための
アダプタ経由信号判別回路31と、映像信号入力端子3
6および映像信号出力端子37に接続され、CPU32
に制御されて動作する、映像信号処理のためのA/V回
路33と、A/V回路33から与えられる映像信号を表
示するためのCRT(陰極線管)35と、A/V回路3
3に接続されたチューナ34とを含む。
【0038】A/V回路33は、A/V回路本体の他に
、3つの入力のそれぞれが映像信号入力端子36の3つ
の端子a、b、cに、共通端子がA/V回路本体にそれ
ぞれ接続され、CPU32から与えられる制御信号A3
0に制御されて、入力端子a、b、cのどれか1つを選
択してA/V回路33に与えるためのスイッチ85と、
共通端子がA/V回路本体に、3つの出力端子が外部出
力端子37の3つの端子a、b、cにそれぞれ接続され
、CPU32から与えられる制御信号A30によって制
御されて、3つの端子a、b、cのいずれか1つにA/
V回路本体からの映像信号を出力するためのスイッチ8
6とを含む。
【0039】リモコン送信機70は、操作キー部78と
、操作者による操作キーの押圧を検知してTV30をい
かに制御するかを決定するためのマイコン71とを含む
。マイコン71は、送信LED72を駆動して制御のた
めの光信号をTV30に送信させる。
【0040】図4を参照して、ビデオデッキ20は、前
述のようにデッキ本体の制御を行なうためのCPU22
と、リモコン送信機60の送信LED62から送信され
てくる光信号を受光し、光電変換により電気信号に変換
してCPU22に与えるための受光部29とを含む。ビ
デオデッキ20はさらに、アダプタ1の端子104に接
続されるべき端子109と、アダプタ1の端子105に
接続されるべき、3つの出力端子a、b、cを有する外
部出力端子27と、アダプタ1の出力端子106に接続
されるべき3つの入力端子a、b、cを有する外部入力
端子26とを有する。端子109は、シリアル伝送路S
2によってCPU22に接続されている。
【0041】ビデオデッキ20はさらに、ビデオデッキ
本来の機能を行なうA/V回路23および機械部24を
含む。A/V回路23と機械部24とのいずれも、CP
U22によって制御されて動作する。機械部24は図示
されないテープ駆動機構などを有し、テープに記録され
た映像を再生してA/V回路23に与え、あるいはA/
V回路23から与えられる映像信号をビデオテープに記
録する。A/V回路23は、A/V回路本体と、3つの
端子a、b、cが外部出力端子27の端子a,b、cに
、共通端子がA/V回路本体にそれぞれ接続され、CP
U22から与えられる制御信号A20によって、A/V
回路から出力される映像信号を外部出力端子27の3つ
の端子a、b、cのいずれかに出力するためのスイッチ
87と、2つの端子が外部入力端子26の3つの端子a
、b、cに、共通端子がA/V回路本体にそれぞれ接続
され、CPU22から与えられる制御信号A20に従っ
て、端子a、b、cのいずれか1つをA/V回路本体に
接続するためのスイッチ88とを含む。ビデオデッキ2
0にはさらに、外部入力端子26の3つの端子a、b、
cに接続され、外部入力端子26を経て外部からビデオ
デッキ20に与えられる映像信号が、アダプタ1を経由
した信号であるか否かを、映像信号の同期信号の後縁部
にアダプタ経由信号がミックスされているか否かを検知
することにより判別し、その情報をCPU22に与える
ためのアダプタ経由信号判別回路25が設けられている
【0042】リモコン送信機60には、操作キー部68
と、操作キー部68のどのキーが操作されたかを検知し
て送信LED62を駆動し、ビデオデッキ20に対して
制御のための光信号を送信させるためのマイコン61と
を含む。
【0043】図5を参照して、ムービー10は、前述の
ようにムービー10の動作の制御を行なうためのCPU
12と、それぞれアダプタ1の端子107、108に接
続される端子110、111を有するシステム端子T2
とを含む。システム端子T2のシリアル入出力端子11
1は、シリアル伝送路S1によってCPU12に接続さ
れている。
【0044】ムービー10はさらに、CPU12に接続
された操作キー部18と、CPU12によって制御され
る、ビデオテープに映像信号を記録し、またはビデオテ
ープに記録された映像信号を再生するための機械部14
と、機械部14に対して映像信号を与え、あるいは機械
部14から与えられる映像信号を処理して出力するため
のA/V回路13と、一方の端子aがA/V回路13の
出力に、他方端子bがA/V回路13の入力に、共通端
子がシステム端子T2の入出力端子110にそれぞれ接
続され、CPU12からの制御信号A10によって制御
され、A/V回路13の出力を入出力端子110を介し
てアダプタ1に与え、あるいはアダプタ1から入出力端
子110を介して与えられる映像信号をA/V回路13
に与えるためのスイッチ89とを含む。
【0045】図6は、ムービー10をアダプタ1に装着
するための、アダプタ1の簡易装着機構を示す斜視図で
ある。図7はアダプタ1の矢印VII−VIIに沿って
見た、アダプタ1の内部の回路部分を省略した断面図で
ある。図6、図7を参照して、アダプタ1の框体201
の上面には、ムービー10がはまり込むように凹部が形
成されており、凹部の底面は平坦なプレート部202に
よって形成されている。プレート部202とアダプタ框
体201との段差部分は、ムービー10の装着を滑らか
にするために丸みがつけられている。框体201は、そ
の平面形状が長方形である。框体201の上面の、凹部
の縁の、框体201の長方形の短辺に当たる部分の中央
には、ムービー10の一端が引っかけられるひっかけ用
ツメ210が形成されている。框体201の上面の長方
形の他方の短辺の中央には、アダプタ1に装着されたム
ービーを固定するための、可動部材からなるロック用ツ
メ209が形成されている。
【0046】プレート部202上面の、ひっかけツメ2
10とロックツメ209とを結ぶ線上には、順にバネ2
21によって上方に付勢された昇降自在のレバー203
と、ムービー10が載置されるときのムービー10の位
置決めを行なうためのボス204と、同じく載置された
ムービー10の位置決めを行なうためのボス205と、
バネ219によって上方に付勢された昇降自在のレバー
206と、ムービー10とアダプタ1とのコンタクトを
行なうためのふた付コンタクト部207とが形成されて
いる。ふた付コンタクト部207は、プレート部202
の上面に形成された凹部上を、框体201の長手方向に
沿って移動可能な、コンタクト部へのごみの付着を防止
するためのふた220と、後述する連動機構によって、
アダプタ1にムービー10が装着された際に、ふた22
0がスライドすることによってできた開口部から上昇し
、ムービー10の下部に形成されるコンタクト部(図示
せず)と圧接されるコンタクト217とを含む。
【0047】レバー203の厚みは、上方が厚く、下方
は薄くなっている。レバー203の下側部には、横方向
に移動可能なシャフト211が設けられており、レバー
203とともに板カム状の機構を形成している。シャフ
ト211の、レバー203と反対側の先端には、中央部
分が回転可能となるように框体201に取付けられたシ
ャフト212が、回動自在に取付けられ、シャフト21
2の他端は、シャフト213の一端に回動自在に取付け
られている。シャフト213の他端は、ふた220に固
定されている。
【0048】レバー206の下端は、支点226を中心
として回動可能なように框体201に取付けられたシャ
フト215の一端にピン結合されている。シャフト21
5の他端には、コンタクト217の下端がピン結合され
ている。シャフト215とコンタクト217とがピン結
合されている部分には、他のシャフト216の一端もピ
ン結合されている。シャフト216の他端は、ロックツ
メ209をロックする方向に付勢しているばね218と
つながれる。そしてムービー10がアダプタ1にセット
される場合には、ばね218がシャフト216から外れ
てロックツメ209を、ムービー10をロックする方向
に付勢する。一方、ムービー10が取り外されている場
合には、シャフト216がばね218とつながれ、ばね
218の付勢力に勝ってロックツメ209を、ムービー
10を解放する方向に移動させる。レバー206のプレ
ート部202の下方側部には切込みが形成がされており
、レバー206が上昇したときにこの切込みに係合する
ように左右に移動可能なロック214が設けられている
【0049】図6を参照して、アダプタ1の上面の側部
には、アダプタ1に装着されたムービー10を取外すと
きに用いられる解除レバー208が設けられている。解
除レバー208を右方向に移動させることにより、レバ
ー217が下降し、レバー206が上昇する。レバー2
06はロック214によって固定される。これと同時に
、ロックツメ209は右側に移動し、ムービーがアダプ
タ1から取外し可能となる。
【0050】以下、この実施例の映像機器システム装置
の動作を説明する。最初に、ムービー10をアダプタ1
に装着する方法を説明する。
【0051】図6、図7を参照して、操作者はムービー
10のレンズ側をやや下方に下げ、ひっかけツメ210
にはまり込ませる。ムービー10の先端が框体201の
上面の凹部に斜めにはいるため、まずムービー10の先
端下部がレバー203の上端に接触し、ばね221の付
勢力にうちかってレバー203を下げる。レバー203
が下がるとシャフト211が右方に移動する。シャフト
211の移動に連動してシャフト212が支点を中心と
して回転し、シャフト213は左方に移動する。シャフ
ト213の他端にはふた220が連結されている。した
がってふた220は図7における左方に移動し、コンタ
クト217上部に開口部が形成される。
【0052】また、レバー206のロック214がシャ
フト213の動作と連動して右方に移動し、レバー20
6のロックを解除する。ただし、この機構は図7におい
ては図を簡略にするために図示されていない。
【0053】ムービー20の下部には、ボス204、2
05と係合するような凹部(図示せず)が形成されてい
る。ボス204、205を用いてムービー10とアダプ
タ1とを位置合せしてムービー10をプレート部202
上に載置すると、レバー206はムービー10の重みに
よってバネ219の付勢力にうちかって下方に移動する
。レバー206が下方に移動することによりシャフト2
15を介してコンタクト217がふた220が移動した
後の開口部から上昇し、ムービー10の活電部と接触す
る。これによりムービー10とアダプタ1との接続が行
なわれる。
【0054】レバー206が下降しきる直前にシャフト
216とバネ218とが外れ、バネ218の収縮力でロ
ックツメ209が左方に移動し、ムービー10を固定す
る。
【0055】ムービー10をアダプタ1から取外す場合
には、以下のようにする。まず操作者は、アダプタ1の
上面にある解除レバー208を右側へずらす。前述のよ
うにコンタクト217は下降する。レバー206は上昇
し、ロック214によってロックされる。ロックツメ2
09は右方に移動し、ムービー10が開放される。ムー
ビー10の後部を持ち上げ、さらにムービー10の先端
下部をひっかけツメ210から取外す。これによりムー
ビー10をアダプタ1かち取外すことができる。レバー
203がバネ221の付勢力によって上昇し、シャフト
211が左方に移動する。シャフト212が図7におけ
る時計方向に回転し、シャフト213が右方に移動する
。したがってふた220が、コンタクト217が移動し
た後の開口部上に移動する。
【0056】以下、種々の動作モードにおける映像機器
システム装置の動作を説明する。 (1)  ムービーからTVへの再生 ムービー10の操作キー部18に設けられたPB(再生
)キー(図5参照)を押すことにより、CPU12は再
生が指定されたことを検知する。CPU12は、機械部
14とA/V回路13とを動作させ、機械部14によっ
てビデオテープから映像信号を再生してA/V回路13
に与えるようにさせるとともに、A/V回路13を再生
モードとする。CPU12はさらに、制御信号A10に
よってスイッチ89を端子a側に倒す。これにより、A
/V回路13によって処理された再生映像信号はスイッ
チ89、入出力端子110を経てアダプタ1の入出力端
子107(図2参照)に出力される。CPU12はまた
、ムービー10が再生モードとなったことを示す制御信
号をシリアル伝送路S1およびシリアル入出力端子11
1を介してアダプタ1のシリアル入出力端子108に与
える 図2を参照して、アダプタ1のCPU2は、シリアル入
出力端子108を介してムービー10のCPU12から
与えられる制御信号を受け、システム全体をムービー1
0からの再生モードに従って動作させるように以下のよ
うな作業を行なう。CPU2は、制御信号A1によって
、スイッチ83を端子a側に倒す。さらにCPU2は、
制御信号C1を用いて、スイッチ81をb側に倒す。こ
れにより、端子107を介してムービー10から与えら
れる映像信号は、スイッチ83、81を経て出力端子1
02からTV30の外部入力端子36bに与えられる。 シリアル入出力端子108を経てムービー10から与え
られた制御信号は、シリアル伝送路S1、S3、シリア
ル入出力端子101を経てTV30のシリアル入出力端
子38に与えられる。
【0057】CPU2はこの際、以下のような処理を行
なう。CPU2は、アダプタ経由信号発生回路5によっ
て制御信号E1を生成し、ミックス回路7によって、出
力される映像信号の同期信号の後縁部にこの制御信号E
1を加算する。この制御信号E1は、処理される映像信
号がアダプタ1を経由したものであることを示す信号で
ある。
【0058】図3を参照して、TV30のCPU32は
、シリアル入出力端子38およびシリアル伝送路s3を
経て与えられたムービー10からの制御信号に応答して
、以下のような作業を行なう。CPU32はまず、外部
入力端子36から入力される映像信号にミックスされて
いるアダプタ経由信号を解読し、外部入力が外部入力端
子36の端子a、b、cのいずれから与えられているか
を判別し、その情報をCPU32に与える。CPU32
は、アダプタ経由信号判別回路31から与えられる情報
に基づいて、スイッチ85を切換え、A/V回路33と
、外部入力端子36のうちの該当端子(現在の動作モー
ドの場合には端子b)とを接続する。CPU32はまた
、A/V回路33を制御し、外部入力端子36から与え
られる映像信号を処理してCRT35上に表示させる。
【0059】以上の説明において、再生モードを指定す
るために、ムービー10の操作キー部18内のPBキー
を押した場合が示されたが、たとえば図2に示されるア
ダプタ用のリモコン50内にムービー10を動作させる
ためのキーを設けておき、そのキーを押すことによって
ムービー10を再生モードにするようにしてもよい。 (2)  ビデオデッキからTVへの再生図4を参照し
て、VTR操作用のリモコン送信機60の操作キー部6
8に用意されたPBキーを押すことにより、マイコン6
1は送信LED62を用いて、再生モードに入ることを
指示する制御信号を受光部29に向けて発信させる。受
光部29はこの光信号を受け、光電変換によって電気信
号に変換し、CPU22に与える。
【0060】CPU22は、受光部29から与えられる
信号によって再生モードが選択されたことを知り、以下
のように動作する。CPU22は、機械部24とA/V
回路23とを再生モードとする。機械部24は、ビデオ
テープに記録された映像信号を再生し、A/V回路23
に与える。CPU22は、制御信号A20によって、A
/V回路23のスイッチ87を、端子aに切換える。こ
れにより、機械部24によって再生された映像信号はA
/V回路23、スイッチ87の端子aを経て外部出力端
子27の端子aを介してアダプタ1の入力端子105に
与えられる。CPU22はまた、再生モードが選択され
たことを表わす制御信号をシリアル伝送路S2、シリア
ル入出力端子109を経てアダプタ1のシリアル入出力
端子104に与える。
【0061】再び図2を参照して、アダプタ1のシリア
ル入出力端子104には、ビデオデッキ20から、ビデ
オデッキ20が再生モードであることを示す制御信号が
与えられる。入力端子105には、ビデオデッキ20か
ら映像信号が入力される。CPU2は、シリアル入出力
端子104、シリアル伝送路S2を経て与えられる、ビ
デオデッキ20が再生モードであることを示す制御信号
に応答して、以下のように動作する。
【0062】S検出回路3は、入力端子105から入力
される映像信号がノーマルモードであるか、Sモードで
あるかを判別し、その情報をCPU2に与える。CPU
2は、S検出回路3から与えられる情報と、シリアル伝
送路S2から与えられる制御信号とに基づき、制御信号
C1を用いてスイッチ81を端子a側に倒す。CPU2
はさらに、アダプタ経由信号発生回路5を操作してアダ
プタ経由信号E1を生成し、ミックス回路7によって映
像信号の同期信号の後縁部にアダプタ経由信号E1をミ
ックスする。
【0063】CPU2が以上のように動作して回路を切
換えることにより、入力端子105から入力されたビデ
オデッキ20からの映像信号は、スイッチ81の端子a
、スイッチ81の共通端子、ミックス回路7、出力端子
102を経てTV30(図3参照)の外部入力端子36
の端子bに与えられる。
【0064】TV30の動作は、ムービー10からの再
生のときと同様である。したがって、ここではそれらに
ついての詳しい説明は繰返されない。
【0065】上述の説明においては、図4に示されるビ
デオデッキ20のリモコン送信機60の操作キー部68
に準備されたキーを押すことによって、ビデオデッキを
再生モードとした。しかし、図2に示されるアダプタ1
のリモコン送信機50の操作キー部58に、ビデオデッ
キ20を再生モードとするキーを設け、CPU2からそ
の旨を表わす制御信号をTV30、ビデオデッキ20に
与えることによっても、上述と同様の動作を実現するこ
とができる。
【0066】(3)  ムービーからビデオデッキへの
ダビング(編集1)以下の説明においては、このシステ
ムに含まれるすべての映像機器がパワーONの状態であ
ると仮定して説明する。
【0067】前述のように図2に示されるアダプタ1の
リモコン送信機50の操作キー部58には、第1の編集
モードを指定するためのキーが用意されている。このキ
ーを押すことにより、ムービー10を再生状態、ビデオ
デッキ20を記録状態として、ムービーからビデオデッ
キへのダビングを以下のようにして実現することができ
る。
【0068】図2を参照して、第1の編集を指定するた
めのキーを押すことにより、マイコン51がそれを検知
して、第1の編集モードを実行すべき制御信号を、送信
LED52によって光信号に変換して受光部9に送信す
る。受光部9は、送信LED52から与えられる光信号
を受光し、光電変換によって電気信号に変換してCPU
2に与える。これにより、CPU2は、システム全体を
ムービー10からビデオデッキ20へのダビングを行な
うモードとすべきことを知ることができる。
【0069】CPU2は、以下のように動作する。CP
U2は、第1の編集モードを実行すべきことを示す制御
信号を、シリアル伝送路S1、S2、S3によってムー
ビー10と、ビデオデッキ20と、TV30とにそれぞ
れ与える。
【0070】図5を参照して、ムービー10のCPU1
2は、シリアル伝送路S1から与えられる制御信号に応
答して、機械部14およびA/V回路13を再生モード
とするとともに、制御信号A10によってスイッチ89
を端子a側に倒す。これにより、機械部14によってビ
デオテープから再生された映像信号が、A/V回路13
、スイッチ89を経て入出力端子110からアダプタ1
(図2参照)のスイッチ83の共通端子に送られる。
【0071】図4を参照して、ビデオデッキ20のCP
U22は、シリアル伝送路S2を経て与えられた制御信
号に応答して、機械部24およびA/V回路23を録画
モードとする。
【0072】再び図2を参照して、CPU2は、制御信
号A1によって、スイッチ83を端子a側に、制御信号
C1によってスイッチ81を端子b側にそれぞれ倒す。 さらにCPU2は、制御信号D1によってスイッチ84
を端子a側に倒す。これにより、入出力端子107を介
してムービー10から与えられた映像信号は、スイッチ
83の端子aを経て二手に分岐し、その一方がスイッチ
81の端子bと、ミックス回路7、出力端子102を経
てTV30に送られ、他の一方はスイッチ84の端子a
、ミックス回路8、出力端子106を経てビデオデッキ
20に送られる。CPU2は、アダプタ経由信号発生回
路5によってアダプタ経由信号E1を作成し、ミックス
回路7によって、TV30へ送られる映像信号の同期信
号の後縁部分にアダプタ経由信号をミックスする。同様
にCPU2はアダプタ経由信号発生回路5でアダプタ経
由信号E2を作成し、ミックス回路8によって、ビデオ
デッキ20に送られる映像信号の同期信号の後縁部分に
アダプタ経由信号E2をミックスする。
【0073】図3を参照して、TV30は、外部入力端
子36の端子bから入力される、ムービーの再生信号を
CRT35上で再生する。この場合のTV30の動作は
、ムービー10またはビデオデッキ20からの再生モー
ドのときと同様である。したがって、ここではそれらに
ついての詳しい説明は繰返されない。
【0074】図4を参照して、ビデオデッキ20は以下
のように動作する。アダプタ経由信号判別回路25は、
外部入力端子26を経てアダプタ1から入力される映像
信号のアダプタ経由信号を解読し、その情報をCPU2
2に与える。CPU22は、アダプタ経由信号判別回路
25から与えられた情報に基づいてスイッチ88を端子
aに倒す。これにより、外部入力端子26の端子aから
入力される、ムービー10の再生信号は、スイッチ88
を経てA/V回路本体に与えられ、さらに機械部24に
与えられる。機械部24は、A/V回路23から与えら
れる映像信号を、ビデオテープ上に記録する。
【0075】第1の編集モードにおける、映像機器シス
テム装置の基本的動作は以上のようであるが、映像を編
集する際には上記以外にも様々な使用方法が考えられる
。以下、そのような使用方法の例を示す。
【0076】(a)  編集の場合、ムービーに装着さ
れたビデオテープの映像のどの部分をビデオデッキ20
のビデオテープにダビングするかを選択する必要がある
。 そのため、アダプタ1のリモコン送信機50には、ムー
ビーを操作するためのキーを設けておけば便利である。 すなわち、アダプタ1のリモコン送信機50上のムービ
ー操作キーを用いてたとえばムービー10を再生状態と
することにより、ムービー10に装着されたビデオテー
プに記録された映像を確認することができる。
【0077】また、ビデオデッキ20に装着されたテー
プも、未使用のテープとは限らない。すなわち、すでに
一部録画済のビデオテープの途中に追加してムービー1
0からの映像をダビングする場合も考えられる。そのた
め、ビデオデッキ20に装着されたテープにどのような
映像が記録されているかも完全に知ることができれば便
利である。そのため、図2に示されるアダプタ1のリモ
コン送信機50には、ムービー10を操作するためのキ
ーのみならず、ビデオデッキ20を操作するためのキー
も設けておけばよい。これにより、たとえばビデオテー
プに装着されたビデオテープの再生も、アダプタ1のリ
モコン送信機50を操作するだけで行なうことができ、
テープに記録された映像を簡単に確認することができる
。この場合、リモコン送信機50に用意される、ムービ
ー10やビデオデッキ20を操作するためのキーとして
は、再生、早送り、巻戻し、停止など最低限のものがあ
ればよい。
【0078】(b)  映像と映像とのつなぎ目をきれ
いにするために、ムービー10のCPU12とビデオデ
ッキ20のCPU22との間で、いわゆる「つなぎとり
処理」を行なうこともできる。
【0079】(4)  ビデオデッキからムービーへの
ダビング(編集2)前述のムービーからビデオデッキへ
のダビングとは逆の処理である。図2に示されるアダプ
タ1のリモコン送信機50の操作キー部58には、第2
の編集モードを指定するためのキーが準備されている。 このキーを押すことによりマイコン51が、第2の編集
モードをすべきことを検知して、そのための制御信号を
送信LED52によって光信号に変換して受光部9に送
信する。受光部9はこの信号を光電変換により電気信号
に変換し、CPU2に与える。CPU2は、シリアル伝
送路S1、S2、S3を介してムービー10、ビデオデ
ッキ20、TV30に、第2の編集モードとすべきこと
を示す制御信号を与える。CPU2はさらに、制御信号
B1によって、スイッチ82を端子b側に倒す。CPU
2はさらに、制御信号A1を用いてスイッチ83を端子
b側に、制御信号C1を用いてスイッチ81を端子a側
にそれぞれ倒す。これにより、入力端子105から与え
られるビデオデッキの再生映像信号は二手に別れ、その
一方はスイッチ82の端子b、スイッチ83の端子bを
経て入出力端子107に与えられ、さらにムービー10
の入出力端子110に与えられる。分岐された映像信号
の他の一方は、スイッチ81の端子aからミックス回路
7、出力端子102を経てTV30の外部入力端子36
の端子bに与えられる。このとき、アダプタ経由信号発
生回路5で発生されたアダプタ経由信号E1がミックス
回路7によって映像信号の同期信号の後縁部分にミック
スされ、TV30に与えられる。さらに、S検出回路3
が、ビデオデッキの再生信号がSモードであるか、ノー
マルモードであるかを判定し、CPU2に与える。CP
U2は、アダプタ経由信号発生回路5によって発生され
るアダプタ経由信号に、映像信号のモードに関する情報
を含ませる。
【0080】TV30の動作は、前述の場合と同様であ
る。したがって、ここではそれについての詳しい説明は
繰返されない。
【0081】図4を参照して、ビデオデッキ20は以下
のように動作する。CPU22は、シリアル伝送路S2
を介してアダプタ1から与えられる制御信号に応答して
、以下のように動作する。CPU22は、機械部24お
よびA/V回路23を再生モードとする。CPU22は
、制御信号A20によって、スイッチ87を端子aに倒
す。これにより、機械部24によってビデオテープから
再生された映像信号はA/V回路23、スイッチ87の
端子a、外部出力端子27の端子aを経てアダプタ1の
入力端子105に与えられる。
【0082】図2を参照して、端子105から与えられ
た映像信号は、前述のように出力端子102からTV3
0へ、入出力端子107からムービー10の入出力端子
110にそれぞれ与えられる。TV30の動作は前述の
通りであるから、以下ではムービー10の動作を説明す
る。
【0083】図5を参照して、ムービー10のCPU1
2は、シリアル伝送路S1を介して与えられる制御信号
に応答して、以下のように動作する。CPU12は、ス
イッチ89を端子b側に切換え、A/V回路13および
機械部14を記録モードとする。これにより、入出力端
子110を介してアダプタ1から与えられた映像信号は
、スイッチ89の端子bからA/V回路回路13に与え
られ、さらに機械部14によってビデオテープ上に記録
される。このとき、CPU12とビデオデッキ20のC
PU22との間でつなぎとり処理を行なうこともできる
【0084】(5)  TV画像のムービーへの記録(
編集3)第3の編集モードは、TV30の画像をムービ
ー10に送って、ビデオテープ上に記録する処理である
。 この場合操作者は、図2に示されるアダプタ1のリモコ
ン送信機50の操作キー部58に設けられた第3の編集
キーを押す。マイコン51は第3の編集キーが押された
ことを検知して、第3の編集動作を行なうべきことをし
めす制御信号を送信LED52を用いて光信号に変換し
、アダプタ1に送信する。受光部9は送信LED52か
らの光信号を光電変換によって電気信号に変換し、CP
U2に与える。CPU2は、受光部9からの信号を解読
することにより、第3の編集モードが指定されたことを
検知する。
【0085】CPU2は、この場合以下のように動作す
る。CPU2は、第3の編集モードを実行すべきことを
示す制御信号を、シリアル伝送路S1、S2、S3を介
してムービー10、ビデオデッキ20、TV30へそれ
ぞれ与える。この場合、ビデオデッキ20が行なうべき
動作はないから、ビデオデッキ20はこの制御信号に対
してはなにも行なわない。
【0086】CPU2はさらに、制御信号A1によって
、スイッチ83を端子b側に、制御信号B1によってス
イッチ82を端子a側にそれぞれ倒す。これにより、入
力端子103から入力されるTV30の映像信号は、ス
イッチ82の端子a、スイッチ83の端子b、入出力端
子107を経て図5に示されるムービー10の入出力端
子110に与えられる。
【0087】図5を参照して、ムービー10のCPU1
2は、シリアル伝送路S1を介して与えられる制御信号
に応答して、スイッチ89を端子b側に倒す。さらにC
PU12は、ムービー13および機械部14を録画モー
ドにする。これにより、入出力端子110を介して与え
られるTV30からの映像信号は、スイッチ89の端子
b、A/V回路13を経て機械部14の図示されないビ
デオヘッドによってビデオテープ上に記録される。
【0088】アダプタ1による集中操作をより便利にす
るために、アダプタ1のリモコン送信機50の操作キー
部58内に、TV30のチャネルを選択するためのキー
を準備してもよい。
【0089】(6)  TV画像のビデオデッキへの記
録(編集4)第4の編集モードは、TVの画像を据置の
ビデオデッキ20によってビデオテープ上に記録する場
合である。この場合操作者は、図2に示されるアダプタ
1のリモコン送信機50の操作キー部58内に用意され
た第4の編集を示すキーを押す。マイコン51は第4の
編集モードが選択されたことを検知して、その旨の制御
信号を送信LED52から光信号としてアダプタ1に送
信する。アダプタ1の受光部9は、この光信号を光電変
換により電気信号に変換し、CPU2に与える。CPU
2は、受光部9から与えられる電気信号を解読すること
により、第4の編集モードが選択されたことを検知する
【0090】CPU2は、以下のように動作する。CP
U2は、第4の編集モードが選択されたことを示す制御
信号をシリアル伝送路S1、S2、S3を介してムービ
ー10、ビデオデッキ20、TV30にそれぞれ与える
。CPU2は、制御信号D1により、スイッチ84を端
子b側に倒す。S検出回路4は、端子104から与えら
れる映像信号がSモードであるかノーマルモードである
かを検出し、CPU2にその情報を与える。CPU2は
、Sモードであるか否かを表わす情報と、処理中の映像
がTV30から与えられた映像であることを示す情報を
アダプタ経由信号発生回路5に与える。アダプタ経由信
号発生回路5は、CPU2から与えられた情報を含む、
アダプタを経由した信号であることを示すアダプタ経由
信号E2を発生し、ミックス回路8に与える。ミックス
回路8はスイッチ84から与えられる、TV30からの
映像信号の同期信号の後縁部分に、アダプタ経由信号E
2をミックスし、端子106を経てビデオデッキ20に
与える。
【0091】図4を参照して、ビデオデッキ20のアダ
プタ経由信号判別回路25は、外部入力端子26から与
えられる映像信号のアダプタ経由信号を解読し、映像信
号が外部入力端子26の端子a、b、cのいずれから与
えられているかを検知し、その情報をCPU22に与え
る。CPU22は、シリアル伝送路S2を介して与えら
れる信号に応答して、A/V回路23および機械部24
を録画モードとする。CPU22はさらに、アダプタ経
由信号判別回路25の出力に応答して、制御信号A20
によってスイッチ88を、映像信号が入力される端子に
倒す(この場合端子a)。これにより、外部入力端子2
6から与えられた映像信号はA/V回路23でFM変調
など所定の処理が行なわれた後機械部24の図示されな
いビデオヘッドにより、ビデオテープ上に記録される。
【0092】以上、この発明が一実施例に基づいて詳細
に説明された。しかし、この発明は上述の実施例には限
定されない。たとえば、上述の実施例においてはアダプ
タ1は他の映像機器、たとえばムービー、ビデオデッキ
、TVとは別個のものとされていた。しかし、アダプタ
1の機能を、他の映像機器に組込むことも可能である。
【0093】図8は、アダプタ1のCPU2によって行
なわれる処理のフローチャートである。図8を参照して
、ステップS101において、パワーオン後所定のリセ
ット処理が行なわれる。
【0094】ステップS102において、記憶領域のク
リア、所定の変数の初期化,各スイッチの初期状態の設
定など初期設定が行なわれる。
【0095】初期設定においては、アダプタ1のスイッ
チ81が端子b側に、スイッチ82は端子b側に、スイ
ッチ83は端子a側に、スイッチ84は端子a側にそれ
ぞれ倒されているものとする。
【0096】ステップS103において、第1の編集モ
ードを指定する編集キー1が押下されたかどうかが判定
される。判断の答がYESであれば制御はステップS1
09に進み、さもなければ制御はステップS104に進
む。
【0097】ステップS109においては、ムービー1
0を再生状態に、ビデオデッキ20を録画状態にする処
理が行なわれる。すなわち、ムービー10およびビデオ
デッキ20に対して、編集キー1が選択された旨の制御
信号が与えられる。それと同時に、アダプタ1内の各ス
イッチが第1の編集モードに適合した状態に切換えられ
る。ステップS109によってムービーおよびビデオデ
ッキに制御信号が与えられた結果、ムービー10のスイ
ッチ89は端子a側に、デッキ20のスイッチ22は端
子a側にそれぞれ倒されることになる。なお、この場合
のアダプタ1内の各スイッチの状態は、ステップS10
2で初期設定されたものと等しく、その結果アダプタ1
内のスイッチの切換えは行なわれない。
【0098】ステップS104においては、第2の編集
モードを表わす編集キー2が押下されたかどうかが判断
される。判断の答がYESであれば制御はステップS1
10に進み、さもなければ制御はステップS105に進
む。
【0099】ステップS110においては、第2の編集
モードが選択されたことを示す制御信号がムービー10
、ビデオデッキ20にそれぞれシリアル伝送される。 ムービー10はこの制御信号に応答して録画モードに、
ビデオデッキ20はこの制御信号に応答して再生モード
にそれぞれ設定される。アダプタ1内のスイッチ82は
端子b側に、スイッチ83は端子b側にそれぞれ倒され
る。ムービー10のスイッチ89は端子b側に倒される
。ビデオデッキ20のスイッチ87は端子a側に倒され
る。
【0100】ステップS105においては、第3の編集
モードを表わす編集キー3が押下されたか否かが判断さ
れる。判断の答がYESであれば制御はステップS11
1に進み、さもなければ制御はステップS106に進む
【0101】ステップS111においては、ムービー1
0とTV30に、第3の編集モードが選択されたことを
示す制御信号がシリアル伝送される。その結果ムービー
10は録画状態に設定され、さらにTV30がオンであ
るかどうかが確認される。さらにアダプタ1内のスイッ
チ83は端子b側に、ムービー10のスイッチ89が端
子b側にそれぞれ倒される。TV30のスイッチ86は
端子b側に倒される。
【0102】ステップS106においては、第4の編集
モードを表わす編集キー4が押下されたかどうかが判断
される。判断の答がYESであれば制御はステップS1
12に進み、さもなければ制御はステップS107に進
む。
【0103】ステップS112においては、第4の編集
モードが選択されたことを示す制御信号がビデオデッキ
20とTV30とにシリアル伝送される。その結果ビデ
オデッキ20は録画状態に設定され、TV30は電源オ
ンかどうかが確認される。アダプタ1のスイッチ84は
端子b側に、ビデオデッキ20のスイッチ86が端子a
側にそれぞれ倒される。TV30のスイッチ88は端子
b側に倒される。
【0104】ステップS107においては、ムービー1
0の状態が、録画、停止、再生の何れの状態であるかが
判断される。ムービー10が録画状態、または停止状態
である場合には制御はステップS102に戻り、ムービ
ー10が再生状態である場合には制御はステップS10
8に進む。
【0105】ステップS108においては、アダプタ1
のスイッチ81が端子b側に倒される。これにより、ム
ービー10によって再生された映像信号がTV30に与
えられることになる。
【0106】図9は、ビデオデッキ20のCPU22に
よって実行されるプログラムのフローチャートである。 図9を参照して、ステップS201において、パワーオ
ン後のリセット処理が行なわれる。ステップS202に
おいて、必要な初期設定が行なわれる。続いてステップ
S203において、外部入力端子26(図4参照)を経
由して入力されてくる映像信号内に、アダプタ経由信号
が含まれているかどうかが、アダプタ経由信号判別回路
25の出力に基づいて判断される。判断の答がYESで
あれば制御はステップS204に進み、さもなければ制
御はステップS205に進む。ステップS204におい
ては、ビデオデッキ20のスイッチ88が端子aに切換
えられる。これにより、外部入力端子26から入力され
た映像信号がA/V回路23を経て機械部24に与えら
れることになる。
【0107】ステップS205においては、一般処理が
行なわれる。TV30、ムービー10のCPUで行なわ
れるプログラムも、図9に示されるような構造を有する
プログラムである。したがって、ここではそれらについ
ての詳しい説明は行なわれない。
【0108】本発明の映像機器システム装置においては
、ムービー10とアダプタ1との接続を、接続コードを
用いずにより簡単に装着できる構造としたことに特色が
ある。この構造も、図6および図7に示されるものには
限定されない。たとえば、図7において、コンタクト2
17はレバー206が、ムービー10の下部によって下
方に移動させられることによってシャフト215によっ
て上方に移動され、ムービー10の下面の活電部と接触
するようにされていた。しかし、コンタクト217の部
分の構造はこれには限定されない。たとえば、図18に
示されように、システム端子T1を圧力ピンを用いて構
成してもよい。図18を参照して、システム端子T1は
、プリント配線板225上に形成されたピンおさえ22
4と、ピンおさえ224内に上下動可能に設けられた圧
力型ピン222と、ピンおさえ224内に設けられ、圧
力型ピン222を上方に付勢するためのバネ223とを
含む。
【0109】圧力型ピン222は、バネ223によって
上方に付勢されるとともに、ピンおさえ224によって
その上端位置が制限される。上方からムービーのシステ
ム端子T2が圧力型ピン222に接触すると、圧力型ピ
ン222はムービー10の荷重に応じて下降する。この
場合、バネ223が圧力型ピン222を上方に付勢して
いるため、ムービーが最も低い安定な位置に載置された
場合、圧力型ピン222は、バネ223による強い力で
システム端子T2に圧接される。この様にすることによ
っても、図6、図7に示されるアダプタ1によりムービ
ー10の簡易な装着方法を実現することができる。
【0110】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の映像機器
システム装置によれば、ある映像機器を操作して機能の
1つを選択すると、他の映像機器に対して機能選択信号
が出力され、すべての機器が選択された機能に適用して
動作を行なうことが可能となる。そのため、映像機器シ
ステム装置に含まれる各映像機器の連携的動作を容易に
行なうことができる。
【0111】請求項2に記載の映像機器システム装置に
おいては、映像機器は、接続装置によって相互に接続さ
れる。接続装置は各映像機器を制御するための信号伝送
路を相互に接続するとともに、各映像機器の間での映像
信号の流れは、動作モードに応じた態様で切換えること
ができる。したがって、複数の映像機器を連携的に動作
させる際に、接続装置でこの操作を集中的に制御するこ
とができ、映像機器システム装置の操作を簡単にするこ
とができる。
【0112】請求項3に記載の映像機器システム装置に
おいては、各映像機器を接続するための接続装置に、遠
隔制御手段が設けられる。遠隔制御手段には映像機器シ
ステム装置全体の動作や、各映像機器単独の動作を制御
するためのキーが設けられている。したがって、遠隔手
段を用いることによって、映像機器システム装置全体の
連携的動作を容易に行なうことができるとともに、この
連携的動作に伴って各映像機器を単独で動作したりする
必要がある場合には、容易にそうした操作を行なうこと
ができる。
【0113】請求項4に記載の映像機器システム装置に
おいては、処理される映像信号の種類が検知され、検知
された種類に従って各映像機器の動作モードを切換えて
制御することが自動的に行なわれる。そのため、処理さ
れる映像信号の種類によって各映像機器を個別にモード
設定する必要がなく、映像機器システム装置全体の連携
的動作を容易に行なうことができる。
【0114】請求項5に記載の映像機器システム装置に
おいては、携帯型録画装置と接続装置との間の接続が、
従来の接続コードを用いたものよりも簡易に行なわれる
。すなわち、接続装置に設けられた載置台上に携帯型録
画装置を載置するだけで、携帯型録画装置と接続装置と
の間の必要な電気的接続が行なわれる。そのため、従来
のように単独で使用した携帯型録画装置を映像機器シス
テム装置に接続する際に、コード接続などのような煩雑
な作業を行なうことなく、映像機器システム装置に携帯
型録画装置を組込むことができる。そのため、携帯型録
画装置と他の映像機器との間の連携的動作を容易に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる映像機器システム装置全体のブ
ロック図である。
【図2】本発明にかかる映像機器システム装置のアダプ
タのブロック図である。
【図3】TV30のブロック図である。
【図4】ビデオデッキのブロック図である。
【図5】ムービーのブロック図である。
【図6】アダプタとムービーとの簡易接続の態様を示す
斜視図である。
【図7】第6図の矢印VII−VII方向に沿って見た
アダプタ1の、内部回路を省略した断面構造図である。
【図8】アダプタのCPUにおいて実行されるプログラ
ムのフローチャートである。
【図9】ビデオデッキのCPUで実行されるプログラム
のフローチャートである。
【図10】従来の映像機器の接続の仕方を示す模式図で
ある。
【図11】従来の映像機器において、ムービーにより再
生された映像をTVで表示するときの接続の仕方を示す
模式図である。
【図12】従来の映像機器において、ムービーで再生さ
れた映像信号をビデオデッキを介してTVに送り、表示
する際の接続を示す模式図である。
【図13】従来の装置において、ビデオデッキで再生し
た映像をTVに送り表示するときの接続を示す模式図で
ある。
【図14】ムービーで再生した映像信号をビデオデッキ
のビデオテープに記録するとともに、TV上に表示する
ときの接続を示す模式図である。
【図15】ビデオデッキで再生した映像をムービーでビ
デオテープに記録するとともに、TVでその映像を表示
するときの接続方法を示す模式図である。
【図16】TVの画像をムービーによってビデオテープ
に録画するときの接続方法を示す模式図である。
【図17】TVの画像をビデオデッキでビデオテープに
録画する際の接続方法を示す模式図である。
【図18】簡易接続装置の他の実施態様を示す模式的断
面図である。
【符号の説明】
1  アダプタ 5  アダプタ経由信号発生回路 10  ムービー 12  ムービーCPU 20  ビデオデッキ 22  ビデオデッキCPU 30  TV 32  TVCPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数個の映像機器を含む映像機器シス
    テムであって、各前記映像機器は、各前記映像機器の本
    来の機能を果たすための映像機器本体と、各前記映像機
    器の機能の1つを選択する操作者の操作に応答して、選
    択された機能を特定する機能選択信号を出力するための
    手操作可能な機能選択手段と、外部と接続可能な入出力
    端子を有する信号伝送路と、前記機能選択手段と結合さ
    れ、前記映像機器本体と前記信号伝送路とに接続され、
    前記入出力端子を介して外部から与えられる制御信号に
    応答して、前記映像機器本体を制御し、かつ前記機能選
    択信号に応答して前記映像機器本体を制御するとともに
    、前記選択された機能により特定される制御信号を前記
    信号伝送路に送出するための制御手段とを含む映像機器
    システム装置。
  2. 【請求項2】  各前記映像機器はさらに、外部との間
    で映像信号を入出力するための映像信号入出力手段を含
    み、前記映像機器システム装置はさらに、各前記映像機
    器が接続される、各前記映像機器と別個の接続装置を含
    み、前記接続装置は、各前記映像機器の前記信号伝送路
    の前記入出力端子を相互に接続するための第1の接続手
    段と、各前記映像機器の前記映像信号入出力手段を、予
    め定める複数通りの接続の態様に従って切換えて接続す
    るための第2の接続手段と、前記第1の接続手段に接続
    され、各前記映像機器の前記制御手段により伝送される
    制御信号に応答して、前記制御信号により特定される接
    続の態様に従って前記第2の接続手段による各前記映像
    信号入出力手段の接続を切換えるための接続制御手段と
    を含む、請求項1に記載の映像機器システム装置。
  3. 【請求項3】  前記接続制御手段に結合され、各々が
    、前記映像機器システム装置の全体の連携的動作の1つ
    を特定する動作特定信号を遠隔から前記接続制御手段に
    与えるための、複数個の手操作可能なキーを有する遠隔
    操作手段をさらに含み、前記接続制御手段は、前記動作
    特定信号に応答して各前記映像信号入出力手段の接続を
    切換えるとともに、前記第1の接続手段を介して各前記
    映像機器に、各前記映像機器の動作を特定するための信
    号を与えることを特徴とする、請求項2に記載の映像機
    器システム装置。
  4. 【請求項4】  各前記映像機器本体は、予め定める複
    数通りの形式の映像信号を処理することが可能であり、
    各前記映像機器の前記映像信号入出力手段は、前記複数
    通りの形式のそれぞれのために用意された映像信号入出
    力端子を含み、各前記映像機器は、使用中の前記映像信
    号入出力端子を検出するための手段をさらに含み、各前
    記制御手段は、前記検出された映像信号入出力端子に応
    じ、対応する形式に従うように各前記映像機器本体の動
    作モードを制御するための手段を含むことを特徴とする
    、請求項2に記載の映像機器システム装置。
  5. 【請求項5】  前記映像機器の1つは、携帯可能でか
    つ単独で録画することが可能な携帯型録画装置を含み、
    前記携帯型録画装置の下面には、前記入出力端子と前記
    映像信号入出力手段とが形成されており、前記接続装置
    は、前記携帯型録画装置がその上面の予め定める位置に
    載置される載置台と、前記載置台上への前記携帯型録画
    装置の載置を検知するための手段と、前記載置台上への
    前記携帯型録画装置の載置に応答して、前記携帯型録画
    装置の下面の前記入出力端子と前記映像信号入出力手段
    とにそれぞれ接触する接触手段とを含む、請求項2に記
    載の映像機器システム装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0460498A (ja) * 1990-06-29 1992-02-26 Sony Corp Av機器コントローラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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