JPH0434644B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0434644B2
JPH0434644B2 JP18523284A JP18523284A JPH0434644B2 JP H0434644 B2 JPH0434644 B2 JP H0434644B2 JP 18523284 A JP18523284 A JP 18523284A JP 18523284 A JP18523284 A JP 18523284A JP H0434644 B2 JPH0434644 B2 JP H0434644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
siphon
water
intake
air
weir
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18523284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6164912A (ja
Inventor
Kazuya Shigei
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokoku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hokoku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokoku Kogyo Co Ltd filed Critical Hokoku Kogyo Co Ltd
Priority to JP18523284A priority Critical patent/JPS6164912A/ja
Publication of JPS6164912A publication Critical patent/JPS6164912A/ja
Publication of JPH0434644B2 publication Critical patent/JPH0434644B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B7/00Barrages or weirs; Layout, construction, methods of, or devices for, making same
    • E02B7/005Deformable barrages or barrages consisting of permanently deformable elements, e.g. inflatable, with flexible walls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Barrages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、河川からの取水等に利用される可撓
性の袋内に注水させる事によつて起立させる堰す
なわち水式袋状堰を倒伏せしめるための制御装置
に関するものである。
(従来技術) 水式袋状堰の制御装置は、複雑な構造をしてい
るか、または簡単な構造のものは手動で行うもの
である。従来のものを改良するものとして、昭和
59年特許願第053281号の特許出願があるが、仔細
に検討すると、この出願は、サイフオンと吸気管
とが直結しているので、サイフオン内における空
気と水の分離効率が悪いので、倒伏開始に時間が
かかり、または最後まで空気がサイフオン内に残
存して、堰体の倒伏に支障をきたすおそれがあ
り、また吸気サイフオン内に常時越流があるので
空気補給を要する等の問題点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記問題点を是正するためになされ
たもので、サイフオン内における空気と水の分離
を良好にし、かつ制御装置の構造を簡易化した水
式袋状堰の制御装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、堰体の内
部と下流河川内を連通する排水路を設け、その途
中にサイフオン手段を介装し、サイフオン手段内
の空気を堰体内の水を排出して倒伏せしめる制御
装置において、サイフオン手段の下流側の中間部
位に水平部を設け、該水平部の上面に気抜口を設
け、前記気抜口を吸気管を介して吸気手段に接続
したことを特徴としたものである。
この構成により、上流河川の水位が所定以上の
水位となつたとき、吸気手段によつて気抜口を通
してサイフオン手段内の排気を効果的に行うこと
によりサイフオン手段中にサイフオンを形成する
ことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面にもとずいて説明
する。河川は全巾に亘つて横断する堰体1によつ
て上流Aと下流Bに仕切られる。
堰体1は可撓性の中空の袋からなり、その内部
は通水管2を介して給水装置3に接続されてい
る。通水管2の途中から排水管4が分岐し、すな
わちサイフオン5が接続し、そして、下流側に開
口する排水口4aにつづいている。サイフオン5
は、堰体1の起立中において、堰体1内に生ずる
最大の内圧(以下、最大堰体内圧という)によ
り、大気圧下において生ずる水面より高い位置に
クレスト5aを有する立上り部と、クレスト5a
から反転して下降する下降部と、前記下降部の途
中に設けられた、堰の倒伏時における最高の下流
河川水位より十分に高い位置において水平となつ
ている水平部5cと、前記下降部から連続し、下
流河川の河床附近の位置に開口する開口部5cと
からなつている。
開口部5cはこの位置で排水口4aに連通す
る。水平部5bの上面には、複数の溝または孔5
dからなる気抜口が設けられ、その上部と側方に
は気水分離槽6が設けられている。気水分離槽6
の頂面には、吸気サイフオン9の頂部に開口する
吸気管7が接続されている。
吸気サイフオン9の入口9aは、吸気サイフオ
ンの他の部分に比べて著しく狭搾されており、頂
部のクレスト9bは堰体が倒伏すべき時の上流河
川水位の高さと同じくしており、排出口9eの上
面9cは倒伏時において予想される下流河川の最
高水位より僅かに高く、また、吸気サイフオン9
の排出口9eは上面9cの位置より高い位置に上
方を向いて開口するように設けられていて、上面
9cに対向する面が排出口9eに向つて上昇する
面に、上面9cと同水位の流出口9dが設けられ
ている。
また、側水路8の上流部分には、その全幅を横
断して逆流防止板10が設けられ、そのクレスト
は吸気サイフオン9の排出口9eより高い位置を
とる。なお、図中12は、サイフオン5の入口と
出口とを連絡する直通管11を常時閉鎖するよう
に設けた非常弁である。
次にこの実施例の作用を説明する。
堰体1内に給水装置3によつて河川水が圧入さ
れると、堰体1が起立する。起立状態において、
サイフオン5のクレスト附近は常時大気に通じて
おり、サイフオン5の立上り部には適宜水位に水
が充満しているので、堰体は安定した起立状態を
維持する。
堰1を越流する上流河川の水位が所定の高さに
達すると、先ず吸気サイフオン9のクレスト9b
から越流を生じ、吸気サイフオン9の出口9e附
近は満水となり、吸気サイフオン9内部は外気か
ら遮断される、一方、越流水には自然に空気が混
在し、この空気連行作用によつて吸気サイフオン
9内は負圧となり、その負圧によつて吸気サイフ
オン9の上流側の水面は吸い上げられて、越流は
ますます激しくなる。同時に、この負圧は吸気管
7、気水分離槽6および気抜口5dを通じてサイ
フオン5内に伝達され、サイフオン5内の上流側
水面が吸上げられ、サイフオン5内に越流が開始
する。このとき、サイフオン5内の下流側の水面
も上昇するが、気抜口5dの位置は十分に高く定
められているので、気抜口5dが水没する以前に
前記越流水の流勢は十分強くなり、サイフオン5
内の空気は、越流水と共に排出される。サイフオ
ン5の下流側に流れて来た越流水は、水平部5b
において空気と分離され、分離された空気は、こ
の部分に残存している空気と共に気抜口5d、気
水分離槽6および吸気管7を経て、吸気サイフオ
ン9の頂部附近において、再びこの部分の水流に
混合され、大気中に放出される。
このようにして、外気から遮断された装置内の
空気量が少なくなると、サイフオン5の下流側の
立上り部の水面は上昇越流し、水平部5bの附近
に至る。この段階になつてからも水平部4b附近
に運ばれた気泡は、気水分離槽6内の水中を浮上
し、吸気サイフオン9から排出されるので、サイ
フオン5内には殆んど空気は残存せず、いわゆる
サイフオンが形成され、堰体内の水は排出されて
堰体は倒伏する。
次に、逆流防止板10の機能について説明す
る。
倒伏の進行にともなつて側水路8内の大部分の
水は上流河川に逆流するが、逆流防止板10のク
レスト以下の水は逆流することなく側水路8中の
とどまり、また、吸気サイフオンの出口9e以下
の部分の側水路中の水は、わずかに流出口9dに
よつて行われるだけであるから、その水面の低下
速度は極めて緩慢である。したがつて、吸気サイ
フオン9の排出口9e附近の上面9cが露出し、
この部分からの空気の侵入によつて、サイフオン
5内のサイフオンが切断されるのは、堰体の倒伏
開始後、十分に時間が経過してからであるので、
堰体は完全に倒伏を完了することができる。
また、一方流出口9dの大きさは適当に定めら
れるので、次の起立までにはサイフオンは切断さ
れ、起立準備は自動的に完了する。
非洪水時において、随時堰体を倒伏させるには
非常弁12を人為的に開けば良い。
(効果) 以上のように本発明は、サイフオン手段の下流
側に水平部を設け、その上面に気抜口を設け、こ
の気抜口から空気を吸気手段によつて大気中に抜
くように設けたので、全体の構成は複雑となら
ず、しかもサイフオン形成を確実に行うことがで
きて、洪水時における自動倒伏を確実に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示すために、堰体とサ
イフオン手段を同一面でとらえて示した縦断側面
図、第2図は平面図である。 1〜堰体、5〜サイフオン、5b〜水平部、5
d〜気抜口、9〜吸気サイフオン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 堰体の内部と下流河川内を連通する排水路を
    設け、その途中にサイフオン手段を介装し、サイ
    フオン手段内の空気を排出することによつて堰体
    内の水を排出して倒伏せしめる制御装置におい
    て、サイフオン手段の下流側の中間部位に水平部
    を設け、該水平部の上面に気抜口を設け、前記気
    抜口を吸気管を介して吸気手段に接続したことを
    特徴とする水式袋状堰の制御装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の制御装置にお
    いて、前記吸気手段が、吸気サイフオンであつ
    て、吸気管の他端を他のサイフオン手段の頂部に
    接続したことを特徴とする水式袋状堰の制御装
    置。
JP18523284A 1984-09-04 1984-09-04 水式袋状堰の制御装置 Granted JPS6164912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18523284A JPS6164912A (ja) 1984-09-04 1984-09-04 水式袋状堰の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18523284A JPS6164912A (ja) 1984-09-04 1984-09-04 水式袋状堰の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6164912A JPS6164912A (ja) 1986-04-03
JPH0434644B2 true JPH0434644B2 (ja) 1992-06-08

Family

ID=16167184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18523284A Granted JPS6164912A (ja) 1984-09-04 1984-09-04 水式袋状堰の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6164912A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2603402T3 (es) 2001-07-09 2017-02-27 Obermeyer, Henry K Compuerta para el control del agua y accionador para la misma

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6164912A (ja) 1986-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN211813758U (zh) 自动油水分离系统
JPH0434644B2 (ja)
CN108612059B (zh) 高效消能且不产生过饱和水体的内嵌式溢流坝结构
KR860000486A (ko) 배수장치
JP2002239304A (ja) 海水放水路の発泡防止構造
JP3296449B2 (ja) サイホン式水洗便器
CN108331122A (zh) 冲水装置及马桶
CN213221075U (zh) 一种无动力浮力槽
SU1209758A1 (ru) Водосброс гидротехнического сооружени
KR880002486Y1 (ko) 저낙차 대 사이펀
CN208183477U (zh) 一种马路边缘雨水排放装置
CN2440977Y (zh) 水力自动截止阀
JPS629380Y2 (ja)
JPS5941506A (ja) 堰の起伏装置
JPS61270409A (ja) 取入水門の自動降下装置
JPS6311339Y2 (ja)
JPS6149014A (ja) 袋状堰の吐水装置
KR840000509Y1 (ko) 저낙차 대사이펀
JPS58172490A (ja) サイフオン破壊防止装置
JPH0359205B2 (ja)
JPH0342098Y2 (ja)
JP2589630B2 (ja) 砂防ダム用放水装置
CN2346773Y (zh) 片淡器
JPH0349339B2 (ja)
KR840002112Y1 (ko) 상향류 여과장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees