JPS5941506A

JPS5941506A - 堰の起伏装置

Info

Publication number: JPS5941506A
Application number: JP15161782A
Authority: JP
Inventors: Kunikazu Aragata; 荒ケ田　國和; Kazuo Terada; 和雄寺田
Original assignee: Hokoku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Hokoku Kogyo Co Ltd
Priority date: 1982-08-31
Filing date: 1982-08-31
Publication date: 1984-03-07
Also published as: JPH0340165B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、可撓性材質からなる袋状の堰を、空気の出入
によシ、倒伏、起立させる堰の起伏装置に関するもので
ある。

従来、この種の堰の起伏装置としては、パケットタイプ
のものと、７０−トタイプのものなどがある。しかし、
パケットタイプもフロートタイプも共に河川の水を操作
室内に導水するため、フロート室などの下部土木工事が
必要であシエ事費が嵩むという問題点があった。また、
起立時、パケット、フロートおよび起立制御装置を起立
準備にリセットしなければならないという煩雑さがあっ
た。また、倒伏機構に様械的な作動があるため、錆等に
よシ倒伏しない危険があった。

本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであシ
、操作室内に水位検知用の導水管を設置することを不要
として土木工事の容易さと、その費用の大幅な低減とを
図シ、また、堰の起立の際、倒伏機構および余剰空気圧
のリセットを不要として起立操作の簡略化を図り、さら
には、機械的な堰の倒伏機構を不要と１，７て錆等によ
る動作不良の防止を図った堰の起伏装置を提供すること
を目的とするものである。

この目的を達成するため、本発明の堰の起伏装置の構成
は、可撓性材質からなる袋状の堰に、逆止バルブおよび
手動倒伏バルブを有する送気管を介して空気を圧送する
送風機と、上流側流水には入口堰を介して、捷た、下流
側流水にはサイフオン管およびサイフオンブレーカ−を
介して連通ずる操作装置ビットと、前記入口堰の内部の
下方に伸びて先端が開口し、かつ、バルブを介して前記
送気管に連通ずる余剰空気排気管と、該余剰空気排気管
に連通して下方部位が前記操作装置ビ・ット内に伸びて
、かつ、Ｕ字状をなす排気管と、下方部°位が前記排気
管の下端部に連通し、かつ、上方部位が前記サイフオン
管に連通している負圧管に連通し、しかも、下方部位が
Ｕ字状をなす連通管を有する射水管と、からなることを
特徴としている。

以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。

第１図および第２図において、１は可撓性材質からなる
袋状の堰で、２は操作小屋、５は法面４に取付けられた
操作装置ビットである。５は逆止バルブ６および手動倒
伏パルプ７を有する送気管８を介して堰１に空気を圧送
する送風機であシ、９は送風機５の駆動源である。ここ
で、送風機５、逆止バルブ６、手動倒伏ノくルプ７、駆
動源９は操作小屋２内に膜性されている。

操作装置ビット３は上流側流水Ａには入口堰１０を介し
て、寸だ、下流側流水Ｂにはサイフオン管１１およびサ
イフオンブレーカ−１８を介してそれぞれに連通してい
る。１２は入口堰１０内を下方に伸びて先端部１２ａが
開口し、また、上方部位はバルブ１３を介して送気管８
に連通ずる余剰空気排気管であり、１４は該余剰空気排
気管１２に連通して操作装置ピット３内を下方に伸び、
かつ、下方部位がＵ字状をなす排気管である。この排気
管１４の分岐部１４ａは先端部１２Ｂより若干低く位置
している。１５は下方部位が前記排気管１４の下端部に
連通し、°また上方部位が前記サイフオン管１１に連通
してなる負圧管１６に連通し、且つ、下方部位がＵ字状
をなしてなる連通管１７を有する封水管であり、１８は
サイフオン管１１の下流側に設けられた前述したす・ｆ
フォンブレーカーである。

なお、排気管１４の開口部１４ｂ、連通管１７の開口端
１７ａ１欠口堰１Ｄの欠口１０ａなどは作用上から所足
の高さ位置に設けられでいる。また、１９は河床を、２
０は堰１を保持するクランプ装置をそれぞれ示しており
、ａは倒伏水位、ｂは貯水位、Ｃは起立水位を示してい
る。

次に、第３図ないし第１０図をも用いて作用を説明する
。

第６図は貯水時の流水状態を示しているが、逆止バルブ
６および手動倒伏パルグアは閉となっておシ、バルブ１
３は開となっている。この貯水時にて堰１１手動倒伏さ
ぜる場合は、前記状態から手動倒伏パルプ７を開とすれ
ば、塩１内の空気は自然圧にて排出され、堰１は倒伏す
る。

第３図の水位から、第４図に示す如く倒伏水位ａとなる
と、サイフオン管１１から越流が行なわれ、サイフオン
管１１内の空気は気泡となって排出される。このとき、
サイフオン管１１への空気の供給はサイ７オンブレーカ
ー１８を通じて行われる。

第５図に示す如くサイ７オンブレーカー１８が大気から
遮断されるとサイフオン管１１のサイフオン作用によシ
、操作装置ピント３内の水を低水位の下流側に排出する
。

そして、操作装置ピット３内の水の排出により、排気管
１４の開口部１４ｂが大気に通じ、また、連通管１７の
サイフオン作用で排気管１４内の水が排出されると、該
排気管１４の水圧よシも塩１内の空気圧が犬きくなり排
気管１４から塩１内の空気が排出される。すなわち、堰
１は自動倒伏する（第６図参照）。

そして、第７図に示す如く、塩１内の空気が全部排出し
、さらに、上流側の流水を上流側１に流すと、第８図に
示す如く、起立水位Ｃとなる。

そうすると、サイフオンブレーカ−１８が大気に通じ、
サイフオン管１１によるサイフオン作用が停止し、これ
と共に、封水管１５内の水が落下して排気管１４を封水
する。

そして、手動倒伏パルプ７ｉｄ全閉にして、逆止パルプ
６を全開にして送風機５を作動すると、送気管８を介し
て堰１内に空気が圧送され、堰１は起立する（第９図参
照）。堰１の全起立後は逆止パルプ６は全閉にし、送風
機５の作動は止める。その後は、第３図の貯水位の状態
に戻る。

なお、第１０図は本発明に係るノ・イドログラフである
が、縦軸のＱは流量を、横軸のＴは時間をそれぞれ示し
、ている。また、Ｅは最大流量、Ｆは倒伏流量、Ｇは起
立流量をそれぞれ示しており、Ｘは貯水時間、Ｙは完全
倒伏時間、Ｚは起立および貯水時間をそれぞれ示してい
る。

以上述べた如き本発明によれば、起立、倒伏の操作が簡
単で誤動作がなく、起立準備は自動的に行なえ、機械的
な作動がないので、錆等による作動不良がなく、また、
構造が簡単で土木工事費が安価であシ、さらには、本装
置は法面に取付けられるなど、多くの効果を奏する全空
気式の堰の起伏装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示したもので、第１図は本装置
の取付は状態を示す概略図、第２図は本装設の詳細図、
第３図は貯水時の状態を示す詳細図、第４図は倒伏時の
状態を示す詳細図、第５図は自動倒伏時の作用を説明す
るだめの詳細図、第６図は同じく自動倒伏時の作用を説
明するための詳細図、第７図は完全倒伏時の状態を示す
詳細図、第８図は起立水位時の状態を示す詳細図、第９
図は起立時の作用を説明するだめの詳細図、第１０図は
流量と時間との関係を示すハイドログラフである。１・・・堰　　　　　　　３・・・操作装置ピット５・
・・送風機　　　　　６・・・逆止パルプ７・・・手動
倒伏パルプ　８・・・送気管１０・・・欠口層　　　　
１１・・・サイフオン管１２・・・余剰空気排気管１３・・・パルプ　　　　１４・・・排気管１５・・・
封水管　　　　１６・・・負圧管１７・・・連通管１８・・・サイフオンブレーカ− （ほか１名）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）可撓性材質からなる袋状の堰に、逆止バルブおよ
び手動倒伏バルブを有する送気管を介して空気を圧送す
る送風機と、上流側流水には入口堰を介して、オた、下
流側流水にはサイフオン管およびサイフオンブレーカ−
を介して連通する操作装置ピットと、前記入口堰の内部
の下方に伸びて先端が開口し、かつ、バルブを介して前
記送気管に連通する余剰空気排気管と、該余剰空気排気
管に連通して下方部位が前記操作装置ピット内に伸びて
、かつ、Ｕ字状をなす排気管と、下方部位が前記排気管
の下端部に連通し、かつ、上方部位が前記サイフオン管
に連通している負圧管に連通し、しかも、下方部位がＵ
字状をなす連通管を有する封水管と、からなることを特
徴とする堰の起伏装置。