JPH04345565A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

車両用ブレーキ装置

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JPH04345565A
JPH04345565A JP11864191A JP11864191A JPH04345565A JP H04345565 A JPH04345565 A JP H04345565A JP 11864191 A JP11864191 A JP 11864191A JP 11864191 A JP11864191 A JP 11864191A JP H04345565 A JPH04345565 A JP H04345565A
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JP
Japan
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pressure
vehicle
brake
residual
speed
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JP11864191A
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English (en)
Inventor
Kenji Takeda
憲司 武田
Hiroshi Ogawa
博史 小川
Ikuo Hayashi
育生 林
Hideki Hisama
久間 英樹
Akihide Tachibana
彰英 橘
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は車両用ブレーキ装置に関
するものであり、特に、車体をゆれ戻り少なく停止する
ことができる車両用ブレーキ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】車両は、一般に制動により停止すると、
停止時に、車体特有のゆれ戻り現象が発生し、乗員に不
快感を与えることがある。この現象は、車体のピッチン
グ振動と、数Hzの周期をもつ車体の前後方向振動が合
成されておこるものである。 【0003】このうち、ピッチング振動については、サ
スペンションリングとショックアブソーバの特性が関与
するため、車両制動時に、ショックアブソーバの減衰力
を高めることにより、このピッチング振動の発生を低減
することができる。 【0004】前後方向振動については、特開昭64−1
22764号公報に開示される如く、車体速度に基づい
て減圧時間ΔTを算出し、車両の停止直前のある時期に
減圧を開始し、この減圧時間ΔT間、ブレーキ圧を減圧
するブレーキ圧制御を行うことにより、車体の前後方向
振動を低減する装置が考案されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示される
装置によれば、車両停止時に、車体の前後方向振動の発
生をある程度低減することが可能である。しかしながら
、上記従来の装置においては、ブレーキ圧力をどこまで
減圧するかということを決定してしないので、走行状態
によって大幅に減圧量が変化し、効果的な減圧が行われ
ないという問題がある。 【0006】そこで本発明は上記問題に鑑みてなされた
ものであって、ブレーキ圧力の減圧により車両停止時に
発生する車体の前後方向振動を適切に低減し、車体のゆ
れ戻り少なくするとともに、いかなる走行状態において
も、確実に車両を停止させることができる車両用ブレー
キ装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、車両の走行速度を検出する速度検出手段と
、ブレーキ圧力を減圧する減圧手段とを備え、車両の走
行速度が低下して車両が停止状態に移行する時に、ブレ
ーキ圧力を減圧することにより、車両停止時のゆれ戻り
を抑制する車両用ブレーキ装置において、車両の走行状
態を検出する走行状態検出手段と、前記走行状態検出手
段によって検出された車両の走行状態から、車両の停止
状態を維持するのに必要なブレーキ圧力残圧値を算出す
る残圧値算出手段と、前記残圧値算出手段によって算出
されたブレーキ圧力残圧値まで前記ブレーキ圧力を減圧
すべく前記減圧手段を制御する制御手段と、を備えるこ
とを特徴とした車両用ブレーキ装置をその要旨とする。 【0008】 【作用】上記構成によれば、走行状態検出手段によって
車両の走行状態が検出され、この走行状態に基づき、残
圧値算出手段によって車両の停止状態を維持するのに必
要なブレーキ圧力残圧値が算出される。そして、減圧手
段によってホイールシリンダのブレーキ圧力が減圧され
るとき、このブレーキ圧力は、残圧値算出手段によって
算出された残圧値まで減圧するように、制御手段によっ
て減圧手段は制御される。 【0009】 【実施例】以下、本発明を図に示す実施例を用いて詳細
に説明する。図1に本実施例の装置構成図を示す。マス
タシリンダ100と各ホイールシリンダ201〜204
との間には、アンチロックブレーキシステム(以下、「
ABS」と言う。)制御装置部300があり、その構成
要素は、三位置電磁弁311〜314、リザーバ321
,322、モータ330、このモータ330により駆動
されるポンプ341,342、および逆止弁351〜3
54である。 【0010】三位置電磁弁311〜314は、それぞれ
各ホイールシリンダ201〜204に接続され、各三位
置電磁弁311〜314は同様に構成されている。この
うち例えば、三位置電磁弁311はホイールシリンダ2
01に接続され、aの位置ではマスタシリンダ100と
ホイールシリンダ201間を連通、ホイールシリンダ2
01とリザーバ321間を遮断し、bの位置ではホイー
ルシリンダ201とマスタシリンダ100、およびリザ
ーバ321とのそれぞれ間を遮断し、cの位置ではマス
タシリンダ100とホイールシリンダ201間を遮断、
ホイールシリンダ201とリザーバ321間を連通する
。各三位置電磁弁311〜314と各ホイールシリンダ
201〜204間には、後述する減圧調整弁401〜4
04が設けられており、さらに各減圧調整弁401〜4
04と並列に逆止弁411〜414が設けられている。 【0011】減圧調整弁401〜404は、後述する振
動低減ブレーキ圧力制御の作動において、デューティー
駆動することによって、減圧初期のホイールシリンダの
圧力波形を図2(c)の如く滑らかにするとともに、車
両停止時において車両が確実に停止できうる圧力(残圧
)までブレーキ圧力を減圧する。 【0012】なお、減圧調整弁401〜404は全て同
じ構成であるため、ここでは減圧調整弁401について
図3〜図5を用いて説明する。図3の断面図、および図
4の斜視図に示すスプール1は、シリンダ2内に慴動自
在に挿入され、内部に連通穴1aが形成された円筒形状
を有している。この連通穴1a内には、中央に小径穴3
aが形成されたバルブプレート3が配されており、この
バルブプレート3はスプリング4にて図3中上方に付勢
されている。また、このスプール1の下端部には、スプ
リング4を保持するためのキャップ5がねじ止めにより
固定されている。 【0013】さらに、シリンダ2内には、スプール1と
同様に慴動可能に挿入されたニードル支持体6が設けら
れ、その内部には先端が円錐形状となったニードル7が
圧入固定されている。このニードル支持体6には、連通
穴6aおよびスリット6bが形成されている。またニー
ドル支持体6の上部には、中央に穴部をもち、三方向に
放射状に延びるギャッププレート8が配設されている。 このギャッププレート8の上部にはスプリング9が設け
られており、ギャッププレート8を介してニードル支持
体6、およびスプール1を図3中下方に付勢している。 【0014】シリンダ2は3つの部分、第一シリンダ部
2a,第二シリンダ部2b,および第三シリンダ部2c
から構成され、それぞれろう付けで一体となっている。 また、シリンダ2の底部には、シリンダ2内に挿入され
たストッパ13が配設され、シリンダ2内からの作動油
の洩れを防止するために、ストッパの外周部にOリング
15および16が設けられている。シリンダ2の外周側
にはボビン10とボビン10に巻線を施したコイル11
が設けられている。これらのシリンダ2、ボビン、およ
びコイル11はケース12に収納され、ケース12の上
部にはカバー14がケース12と螺合されている。カバ
ー14には、シリンダ2の上部室17とホイルシリンダ
201を連通する制御穴14aと、上部室17と三位置
電磁弁311側を連通する連通穴14bが設けられてい
る。 【0015】尚、この減圧調整弁401は、コイル11
に連電することで、図5の如く磁気回路が形成されるよ
う材質が決められている。すなわち、スプール1、ニー
ドル支持体6、第一シリンダ部2a、ケース12、第三
シリンダ部2cは磁性体である鉄系の材質である。一方
、第二シリンダ部2b、ニードル7、カバー14、およ
びスプリング9は非磁性体のステンレス系、ストッパ1
3はアルミ系、ボビン10は樹脂系の材質となっている
。 【0016】図1に示す背圧制御部500は、リザーバ
321,322の背圧室321a,322aの圧力を大
気圧にするか高圧にするかを切り換えるもので、モータ
510、このモータにより駆動されるポンプ520、逆
止弁550、アキュームレータ530、圧力センサ54
0、および二位置切換弁560により構成されている。 二位置切換弁560がdの位置にある時は、各リザーバ
背圧室321a,322aはリザーバタンク100aと
連通して、その圧力は大気圧となる。一方、eの位置に
ある時は各リザーバ背圧室321a,322aはアキュ
ームレータ530と連通して、高圧の作動油が導入され
る。アキュームレータ530の圧力が常時ほぼ一定圧力
(本実施例では約20MPa)に保たれるよう、圧力セ
ンサ540の信号を基にECU600からの信号にてポ
ンプ520が駆動されるようになっている。 【0017】車輪速センサ801〜804は、電磁ピッ
クアップ形式の車輪速センサであり、各車輪の車輪速度
Vを検出する。ここで、車輪速度センサ801〜804
によって検出される車輪速度Vは、瞬時値をとっていた
のでは、走行中の路面の変動などにより変動幅が大きく
実用的ではないので、ある一定期間の平均したデータを
車輪速度Vとしている。駆動力検出センサ900はエン
ジンの駆動力を、圧力センサ901〜904はホイール
シリンダ201〜204の圧力を、レンジ位置検出セン
サ800はシフトレバーの位置を、ブレーキ信号検出セ
ンサ950はブレーキペダルが踏み込まれているか否か
を、それぞれ検出するものである。 【0018】ECU600には上記圧力センサ540か
らの信号の他、車輪速センサ801〜804、車体に対
しほぼ水平方向に設置され、車体加速度の前後方向成分
AG を検出する前後方向加速度センサ(以下、「Gセ
ンサ」と言う。)700、シフトレバーのレンジの位置
(D,2,L等)を検出するレンジ位置検出センサ80
0、エンジンの駆動力Fを検出する駆動力検出センサ9
00、およびブレーキ信号950からの入力信号がそれ
ぞれ入力される。ECU600は、これら入力信号を基
に前記三位置電磁弁311〜314、モータ330、減
圧調整弁401〜404、二位置切換弁560およびモ
ータ510を駆動制御する。 【0019】以上のように構成された車両用ブレーキ装
置において、ECU600により実行される制御を図6
,図7に示すフローチャートに基づいて説明する。制動
開始前においては、三位置電磁弁311〜314はaの
位置にあり、マスタシリンダ100とホイールシリンダ
201〜204間は連通している。従って、運転者の踏
み込み操作によってブレーキペダルに与えられた踏力は
、マスタシリンダ100、三位置電磁弁311〜314
、および減圧調整弁401〜404、逆止弁411〜4
14を経てホイールシリンダ201〜204に油圧力と
して伝えられ、この油圧力により運転者の踏力に応じた
車輪制動力を発生する。これによって車体速度は、図2
(a)に示すように時間と共に減少する。 【0020】この時、ステップS1000では、車輪速
センサ801〜804、Gセンサ700、駆動力検出セ
ンサ900、レンジ位置センサ800、ブレーキ信号発
生装置950によって検出された車輪速度V、Gセンサ
の検出加速度AG 、エンジン駆動力F、レンジ位置、
ブレーキ信号の読み込みが行なわれている。 【0021】次にこれらの信号の情報を基に、アンチロ
ックブレーキシステム(以下、「ABS」と言う。)制
御が必要かどうかをステップS2000にて判断する。 ABS制御が必要と判断すればステップS3000へと
進みABS制御を行う。このステップS3000で行わ
れるABS制御は、図1のABS制御装置300を作動
させて各ホイールシリンダ201〜204の圧力を適当
な圧力でコントロールするものであるが、公知の制御を
用いており、ここでは説明を省略する。またステップS
2000でABS制御が不必要と判断した場合にのみ、
ステップS4000へと進み、車両停車時における振動
低減ブレーキ圧力制御を行うルーチンを実行する。つま
りABSの制御を優先させ、ABS制御中は、前後振動
低減ブレーキ圧力制御は行わないようになっている。 【0022】以下、ステップS4000にて実行される
振動低減ブレーキ圧力制御を図7に示すフローチャート
を用いて詳細に説明する。なお、ステップS4000に
て実行される制御は全車輪とも全て同じであるため、こ
こでは右後輪(RR車輪)について説明する。 【0023】まず、ステップS4010において、ステ
ップS1000にて検出され、読み込まれた車輪速度V
を基に車両の前後方向加速度AV を算出する。ここで
、車輪速度センサ801によって検出された車輪速度V
は、前述したように、ある一定期間の平均したデータを
車輪速度として検出している。従って、車両の前後方向
加速度AV はある一定期間の平均した平均的加速度と
なる。 【0024】Gセンサの検出加速度AG と前後方向加
速度AV の関係は、車両が平坦路を走行しているとき
は、一致する。しかし、車両が坂路を走行している時に
は、図2(b)、図8に示す如くg・sinθ分だけオ
フセットするため、この関係を利用し、ステップS40
10において算出された車両の前後方向加速度AV お
よびGセンサ700によって検出された検出加速度AG
 を用いて、ステップS4020において坂路勾配θを
算出する。 【0025】 【数1】θ=sin−1(AV −AG )/gこの坂
路勾配θは、瞬時的な情報として算出すべきであるので
、ある一定期間の平均した平均的加速度である前後方向
加速度AV を用いずに算出した方が良いが、坂路とい
うのはあまり変化しない為、平均的加速度から坂路勾配
θを算出しても影響は少ない。 【0026】数1において、θが10度以下ならば、ほ
ぼθ=sinθなので 【0027】 【数2】θ=(AV −AG )/g となる。 【0028】そして、ステップS4010、ステップS
4020において算出した坂路勾配θ、Gセンサの検出
加速度AG を基にステップS4030において車両減
速度AB を算出する。車両減速度AB は瞬時的な情
報として算出されるべきであるので、ある期間の平均的
加速度である車両の前後方向加速度AV を用いず、瞬
時的なデータであるGセンサの検出加速度AG と、瞬
時的ではないが、瞬時的である必要のない坂路勾配θ、
および重力加速度gを用いて、算出する。 【0029】 【数3】AB =−(AG +g・θ)次に、振動低減
ブレーキ圧力制御の開始を判定すべく、ステップS40
40において、図9に示すようなマップを参照し、制御
開始速度VS を算出する。このマップは、ある車両減
速度AB をもって車両が減速してきたとき(例えばx
のとき)、マップの制御開始速度VS のところで(y
の速度で)後述する三位置電磁弁311、減圧調整弁4
01を駆動する制御を開始すれば、丁度図2(c)に示
すようにホイールシリンダ圧がある残圧に達したあたり
で車両が停止するようになっている。 【0030】制御開始速度VS を算出した後、ステッ
プS4050において車輪速度Vと制御開始速度VS 
を比較し、V≦VS ならば、制御開始と判断し、ステ
ップS4060以下の処理を行う。V>VS ならば、
制御開始には適さないと判断し、以下の制御を行わず、
本ルーチンを終了する。 【0031】ステップS4060〜S4080では、ス
テップS4020にて算出した坂路勾配θから図10に
示すマップを基に坂路分残圧P1 を、ステップS10
00にて検出したレンジ位置からレンジ定数KR を、
ステップS1000にて検出した駆動力Fから図11に
示すマップを基に駆動力分圧P2 をそれぞれ算出する
。レンジ定数KR は、レンジ位置がニュートラルの位
置NのときKR =0,ニュートラルの位置N以外のと
きKR =1とする。 【0032】さて、車両停車時に発生する前後方向の振
動を低減するためにブレーキ圧力を減圧していった場合
、最終的に、車両停車時において車両が確実に停止でき
うるホイールシリンダ圧力を残しておかなければならな
い。そこで、ステップS4060〜S4080において
算出されたそれぞれのデータに基き、車両停止時におい
て車両が確実に停止できうる圧力である必要残圧量P0
 をステップS4090において算出する。 【0033】 【数4】 P0 =P1 −P2 ・KR ・Sign(θ)+P
CONST 【0034】数4において、Sign(θ
)は勾配の符号を見るものであり、上りではプラス、下
りではマイナスをとる。従ってKR =1では上り勾配
の時必要残圧量P0 は駆動力に関するP2 分少なく
なり、下り勾配の時にはP2 分多くなる。尚KR =
0の時に駆動力は関係しない。またPCONST は、
各種の検出誤差、算出誤差等を考慮にいれなければなら
ないため付加するオフセット値である。 【0035】必要残圧量P0 を算出した後、車両停止
時にホイールシリンダ圧が必要残圧量P0 となるよう
にするため、減圧調整弁401を駆動するための駆動デ
ューティー比を決定する処理をステップS4100にて
行う。このステップS4100の処理においては、図1
2に示すようなマップを参照する。このマップは、必要
残圧量P0 とデューティー比Ttで決められる関数上
において、ある必要残圧量P0 のとき(例えばPX 
のとき)、PX に対応するデューティー比Ty で所
定時間Tの間、減圧調整弁401をデューティー駆動す
れば、ホイールシリンダ圧が、必要残圧量PX に収束
するように定められている。 【0036】駆動デューティー比Ty を決定した後、
以下のステップにて図13に示すような三位置電磁弁3
11、減圧調整弁401、二位置切換弁560を駆動す
る制御処理を行う。 【0037】まず、ステップS4110にて、まず減圧
を開始する準備状態として、所定時間ΔTの間、減圧調
整弁401のコイル11に通電(以下、「ON状態」と
言う。)する。その結果、電磁力の発生によりスプール
1およびニードル支持体6は図3中上方へ移動し、制御
穴14aをニードル7にて閉塞させる。すると、マスタ
シリンダ100から圧送されるブレーキオイルの油圧が
全てバルブプレート3に作用し、スプリング4の付勢力
と反対の方向、すなわち図3中下方向の力が発生し、バ
ルブプレート3は、キャップ5に接触するまで押し下げ
られる。この時、ブレーキオイルの動きは、図14に示
すように上部室17→連通穴6a→スリット6b→スプ
ール内連通穴1a→バルブプレート3の外周部→下部室
18となり、流通抵抗少なく上部室17から下部室18
へと流れる。 【0038】そして、ステップS4120にて、ホイー
ルシリンダ201の圧力の減圧を行うべくステップS4
100にて決定した駆動デューティー比Tyを基に、減
圧調整弁401を駆動し、かつ三位置電磁弁311をc
位置にする。 【0039】つまりステップS4120では、ホイール
シリンダ201の圧力を減圧すべく、まず三位置電磁弁
311を、aの位置からcの位置(図1参照)に切換え
る。すると、ホイールシリンダ201側とリザーバ32
1側が連通する状態となる。その時、同時に減圧調整弁
401をステップS4110で決定されたデューティー
比Ty に従ってデューティー駆動する。すると、コイ
ル11にはデューティ比Ty に比例した平均電流が流
れ、電磁力(図5でスプール1およびニードル支持体6
が上向きに移動しようとする力)を発生する。なお減圧
調整弁401においては、このデューティ比Ty に対
して、電磁力はほぼ線形である。 【0040】三位置電磁弁310がcの位置となると上
部室17はリザーバ321と連通することとなり、上部
室17は低圧となる。このとき、ホイールシリンダ20
1内の圧力をPW 、リザーバ321内の圧力をPR 
、スプリング9の付勢力をFS 、電磁力をFM 、制
御穴14aの断面積をSとすれば、図3中でスプール1
およびニードル支持体が受ける上向きの力FUPは、【
0041】 【数5】FUP=FM  下向きの力FDOWNは 【0042】 【数6】FDOWN=FS +(PW −PR )・S
で表される。 【0043】FDOWN>FUPの時には、スプール1
およびニードル支持体6は下方へ移動し、制御穴14a
を閉塞していたニードル7は制御穴14aから引き抜か
れる。 この時ブレーキオイルの流れは、図15に示すように下
部室18→バルブプレート3内の小径部3a→スプール
内連通穴1a→スリット6b→連通穴6a→上部室17
となる。 【0044】このブレーキオイルの流れは、スプール1
およびニードル支持体6が上方へと移動する時とはバル
ブプレート3部で異なり、小径部3aが絞り穴として作
用するたる。このため、スプール1およびニードル支持
体6の下方移動はゆっくりと行われることとなる。また
図4に示すように、ニードル7の側面は、先端部分が傾
斜しているので、下方移動に伴い徐々に開口面積が増加
する。この結果、ホイルシリンダ201とリザーバ32
1との連通開度はゼロから徐々に増加していくこととな
り、図3(c)の如く減圧初期の滑らかな減圧特性が達
成される。 【0045】さらにホイルシリンダ圧力PW が減圧し
ていくに従いFDOWNが減少し、ついにはFUP=F
DOWNとなる。これ以上のホイルシリンダの圧力PW
 の低下は、FUP>FDOWNとなり、FUPの方が
大きくなって、ニードル7は再び制御穴14aを閉塞す
る。つまり、ステップS4090にて算出した必要残圧
量P0 のホイルシリンダ圧でホイルシリンダ201と
リザーバ321との連通開度をゼロとすることができる
。 【0046】そして、減圧調整弁401を所定時間Tの
間、デューティー比Ty でデューティー駆動した時間
後、ステップS4130において、減圧調整弁401の
デューティー駆動を中止すべく減圧調整弁401のコイ
ル11への通電を中止(以下、「OFF状態」と言う。 )する。 【0047】その後、ホイルシリンダ圧力PW の減圧
によりリザーバに溜まったブレーキオイルを排出して、
ホイルシリンダ201に返すため、ステップS4140
にて二位置切換弁560をdの位置からeの位置にし、
所定時間T´の間、eの位置を保つ。その結果、高圧源
であるアキュムレータ530とリザーバ背圧室321a
は連通し、リザーバ321に溜まったオイルは減圧時と
は逆の方向であるリザーバ321→三位置電磁弁311
→減圧調整弁401あるいは逆止弁411→ホイルシリ
ンダ201と流れ、ホイルシリンダ201の圧力は上昇
していく。これにより、車両の停止をより確実にするこ
とができる。 【0048】以上の作動が終了するとステップS415
0にて、三位置電磁弁401をcの位置からaの位置、
二位置切換弁560をe位置からdの位置に戻し、本ル
ーチンを終了する。 【0049】なお、本実施例においては、車輪速センサ
801〜804が速度検出手段に相当し、Gセンサ70
0が前後方向加速度検出手段に相当し、三位置電磁弁3
11〜314、減圧調整弁401〜404が減圧手段に
相当し、図6に示すフローチャートのステップS100
0および、図7に示すフローチャートのステップS40
10〜S4050が走行状態算出手段に相当し、ステッ
プS4060〜S4090が残圧値算出手段に相当し、
ステップS4100〜S4150が制御手段に相当する
。 【0050】以上述べたように上記実施例においては、
必要残圧量P0 を坂路勾配θ、レンジ位置、駆動力F
に基づいて算出し、その必要残圧量P0 までホイール
シリンダの圧力PW を滑らかに減圧する作動を行うの
で、坂路やエンジン駆動力が高い状態でも効果的に車体
前後方向振動を大幅に低減することができる。 【0051】次に、第2実施例を説明する。本実施例に
おいては、構成は第1実施例と同じであり、図7に示し
たECU600により実行される制御の一部が異なる。 即ち、減圧調整弁401をデューティー駆動するのでは
なく、三位置電磁弁311を用いてホイールシリンダ2
01の圧力PW を減圧し、圧力センサ801で減圧し
たホイールシリンダ201の圧力PW を必要残圧量P
O と比較することにより、必要残圧量PO まで減圧
しようとするものである。ここでは、ECUにより実行
される制御において、第1実施例と異なる部分であるス
テップS4110以下を図16のフローチャートを用い
て説明する。 【0052】本実施例では、減圧調整弁401をデュー
ティー駆動しないため、ステップS4100の処理を行
わない。従って、ステップS4090において、必要残
圧量PO を算出した後、ステップS4110へ進む。 ステップS4110では、第1実施例と同様に、減圧を
開始する準備状態として、所定時間ΔTの間、減圧調整
弁401をON状態として、減圧調整弁401を駆動す
る。すると、電磁力の発生によりスプール1およびニー
ドル支持体6は図3中の上方へ移動し、制御穴14aを
ニードル7にて閉塞させる。この時、ブレーキオイルの
流れは、上部室17→連通穴6a→スリット6b→スプ
ール内連通穴1a→バルブプレート3の外周部→下部室
18となる。 【0053】その後、以下のステップにて図17に示す
ような三位置電磁弁311、減圧調整弁401、二位置
切換弁560を駆動する制御処理を行う。所定時間ΔT
の間、減圧調整弁401を駆動した後、ホイールシリン
ダ201の圧力PW の減圧を始めるべくステップS4
111において、三位置電磁弁311を駆動させ、aの
位置からcの位置にする。するとホイールシリンダ20
1の圧力PW は減圧していく。その後、ステップS4
112に進み、圧力センサ901で検出しているホイー
ルシリンダ201の圧力PW が必要残圧量PO 以下
か否かを判断する。ホイールシリンダ201の圧力PW
 が必要残圧量PO よりも大きければ、減圧が足らな
いと判断し、継続して三位置電磁弁311をcの位置と
する。 【0054】ホイールシリンダ201の圧力PW が必
要残圧量PO 以下であれば、減圧を中止し、ホイール
シリンダ201の圧力を保持するべく、ステップS41
13に進む。ステップS4113では、三位置電磁弁3
11をcの位置からbの位置にしてホイールシリンダ2
01とマスタシリンダ100間、およびホイールシリン
ダ201とリザーバ321間を遮断し、所定時間T″の
間ホイールシリンダ201の圧力PW を保持する。こ
れにより、減圧されたホイールシリンダ201の圧力P
W が、所定時間T″の間保持される。 【0055】所定時間T″経過すると、ホイールシリン
ダ圧力PW の減圧によりリザーバに溜まったブレーキ
オイルを排出して、ホイールシリンダ201に返すため
、ステップS4114にて、三位置電磁弁311をbの
位置からcの位置に、また二位置切換弁560をdの位
置からeの位置にして、第1実施例と同様に所定時間T
´の間、eの位置を保つ。その結果、高圧源であるアキ
ュムレータ530とリザーバ背圧室321aは連通しリ
ザーバ321,322に溜まったオイルは減圧時とは逆
の方向であるリザーバ321→三位置電磁弁311→減
圧調整弁401あるいは逆止弁411→ホイールシリン
ダ201と流れホイルシリンダの圧力は上昇していく。 これにより、車両の停止をより確実にすることができる
。 【0056】以上の作動が終了するとステップS415
0にて、三位置電磁弁401をcの位置からaの位置、
二位置切換弁560をe位置からdの位置に戻し、本ル
ーチンを終了する。 【0057】以上述べたように本実施例では、減圧調整
弁401をデューティー駆動することなく、第1実施例
と同様にホイールシリンダの圧力を減圧し車体の前後方
向振動を低減することができる。 【0058】尚、本発明の車両用ブレーキ装置は上記実
施例に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない
限り種々変形可能である。■ステップS4120のホイ
ールシリンダ圧力PW の増圧はなくてもよい。つまり
、図1の背圧制御部500は省略することができる。こ
の理由としては、車両の確実な停止は残圧制御を行えば
よく、あえて再増圧をする必要がない。しかし、本制御
でリザーバ321,322に溜まったブレーキオイルは
次回の制御、あるいはABS制御のために直ちに空にし
ておく必要があるのでモータ330を駆動させてリザー
バ内オイルを排出すようにする。 【0059】■上記実施例ではオートマチック車を想定
して記述したが、もちろんマニュアル車でも適応できる
。またその際には、図7でのレンジの読み込み、及び駆
動力の読み込みは全く必要でない。なぜなら、停止前に
運転者は、通常クラッチを切る操作をするので、車両を
駆動させようとする力はタイヤに伝達しないからである
。 【0060】■坂路勾配を算出するのに、車輪速センサ
とGセンサの情報を演算しているが、この組み合わせに
限らず、例えばGセンサを車両に水平及び垂直に設置し
てこれら二つの情報で坂路勾配を算出してもよい。 【0061】■上記実施例では、油圧を減圧するために
いわゆる還流式(クローズドループ)のABS装置を利
用したが、この方式に限らず例えば、オープンループ式
のABS装置を利用してもよく、又ABS装置を全く利
用せず、専用の切換弁等で構成してもよい。 【0062】■上記第1実施例において、ホイールシリ
ンダ201の残圧を必要残圧量PO とするために減圧
調整弁401のデューティ駆動を行っているが、一定電
流で減圧調整弁401を駆動してもよい。 【0063】 【発明の効果】以上、詳述したように本発明の車両のブ
レーキ装置は、車両の走行速度が低下して車両が停止状
態に移行する時に、ホイールシリンダのブレーキ圧力は
減圧されるので、車体の前後方向振動を低減し、車体の
ゆれ戻りを少なくすることができる。さらに、車両が停
止状態に移行する時に、車両の走行状態に基づいて算出
される車両の停止状態を維持するのに必要なブレーキ圧
力残圧値まで減圧がなされるので、いかなる走行状態に
おいてホイールシリンダのブレーキ圧力の減圧を行って
も確実に車両を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す構成図である。
【図2】本発明における車体速度、加速度、ホイールシ
リンダ圧力の時間変化を示したタイムチャートである。
【図3】減圧調整弁の構成を示す断面図である。
【図4】減圧調整弁の構成を示す斜視図である。
【図5】減圧調整弁をオン状態とした時の磁気回路を説
明する説明図である。
【図6】ECU600による制御を示したフローチャー
トである。
【図7】第1実施例におけるECU600による制御を
示したフローチャートである。
【図8】車体の前後方向加速度とGセンサの検出加速度
の関係を説明する説明図である。
【図9】制御開始速度を算出するためのマップである。
【図10】坂路分残圧を算出するためのマップである。
【図11】駆動力分残圧を算出するためのマップである
【図12】駆動デューティー比を決定するためのマップ
である。
【図13】第1実施例における三位置電磁弁、減圧調整
弁、二位置切換弁の駆動とホイルシリンダ圧力の関係を
示したタイムチャートである。
【図14】減圧調整弁におけるブレーキ油の流れを示し
た説明図である。
【図15】減圧調整弁におけるブレーキ油の流れを示し
た説明図である。
【図16】第2実施例におけるECU600による制御
を示したフローチャートである。
【図17】第2実施例における三位置電磁弁、減圧調整
弁、二位置切換弁の駆動とホイルシリンダ圧力の関係を
示したタイムチャートである。
【符号の説明】 311  三位置電磁弁 401  減圧調整弁 560  二位置切換弁 600  ECU 700  Gセンサ 801  車輪速センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車両の走行速度を検出する速度検出手
    段と、ブレーキ圧力を減圧する減圧手段とを備え、車両
    の走行速度が低下して車両が停止状態に移行する時に、
    ブレーキ圧力を減圧することにより、車両停止時のゆれ
    戻りを抑制する車両用ブレーキ装置において、車両の走
    行状態を検出する走行状態検出手段と、前記走行状態検
    出手段によって検出された車両の走行状態から、車両の
    停止状態を維持するのに必要なブレーキ圧力残圧値を算
    出する残圧値算出手段と、前記残圧値算出手段によって
    算出されたブレーキ圧力残圧値まで前記ブレーキ圧力を
    減圧すべく前記減圧手段を制御する制御手段と、を備え
    ることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】  前記制御手段による前記減圧手段の制
    御が終了した後、ブレーキ圧力を所定時間前記残圧値に
    保持し、その後、保持されたブレーキ圧力を増圧する増
    圧手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両
    用ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】  前記速度検出手段によって検出される
    車両の走行速度が所定速度になるとブレーキ圧力の減圧
    を開始する開始手段と、前記所定速度を車両の減速度に
    基づいて補正する補正手段と、を備えることをことを特
    徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】  前記走行状態検出手段は、路面勾配を
    検出する路面勾配検出手段、および車両の減速度を検出
    する減速度検出手段の少なくとも一方を有することを特
    徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】  前記制御手段は、前記減圧手段による
    ホイールシリンダのブレーキ圧力が減圧初期にはゆるや
    かになされ、その後徐々に減圧速度を上昇し速やかにな
    されるように制御することを特徴とする請求項1に記載
    の車両用ブレーキ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038794A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Advics:Kk 車両用ブレーキ制御装置
JP2007320475A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Advics:Kk 車両用ブレーキ制御装置
JP2014108703A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Daimler Ag 車両制御装置

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Effective date: 20010911