JPH04345092A - トップテープ巻取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、たとえば電子回路基板
の組立て工程において、チップ型電子部品を基板上に装
着する装置に用いられるような部品供給装置のトップテ
ープ巻取り装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、電子回路基板の組立て工程におい
てチップ型電子部品の自動装着機（チップマウンター）
は、必要不可欠となってきている。

【０００３】このチップマウンターにおいて、部品供給
装置（パーツカセット）はチップ型電子部品の微小化、
設備の高速化に伴い、電子回路基板品質を高め、生産性
を向上させるために重要な役割りを果たしている。

【０００４】以下、従来のパーツカセットの構成につい
て図３を参照しながら説明する。図に示すように、チッ
プ型電子部品のとび出しや、落下を防ぐためにチップ型
電子部品を収納するキャリアテープ１０上面に接着した
トップカバーテープ１１を設け、これらのテープを定寸
送りと巻取りを行うことで、チップマウンター（図示せ
ず）にチップ型電子部品を供給するパーツカセット１２
を構成し、チップマウンター本体から、レバー１３が矢
印ａ方向へ押し下げる力を受けた後に、ばね１４によっ
てレバー１３は矢印ｂ方向へ戻される。このレバー１３
の運動をその他の機構により、パーツカセット先端の送
りホイール１５に伝え回転させることで、キャリアテー
プ１０は４ｍｍや８ｍｍなどの定寸送りを実現する。

【０００５】このとき、トップカバーテープ１１は巻取
り機構によりキャリアテープ１０の定寸送り量と等しい
長さだけ、はく離と巻取りが行われる。

【０００６】巻取り機構は、外周にラチェットを備えた
巻取りホイール１６、回転方向を一方向である矢印ｃに
するためのワンウェイクラッチベアリング１７、レバー
１３と連動し矢印ｄ方向へはね上げられ、ばね１８によ
り矢印ｅ方向へ付勢されているレバー１９、巻取りホイ
ール１６とかみ合いレバー１９に取付けられているラチ
ェット２０により構成される。

【０００７】そして巻取りホイール１６にラチェット２
０がかみ合い、ばね１８によりレバー１９が矢印ｅ方向
へ動くことで、巻取りホイール１６はｃ方向へ回転しト
ップカバーテープ１１を巻取ることができるように構成
されていた。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の部品
供給装置におけるトップテープ巻取り装置では、トップ
カバーテープ１１の巻取り力をくりかえし発生させるた
め、レバー１９がはね上げられる際にワンウェイクラッ
チベアリング１７により回転を阻止された巻取りホイー
ル１６と、ラチェット２０とは、振動と騒音を発生しト
ップカバーテープ１１を介してキャリアテープ１０の停
止精度を妨害したり、ラチェット２０が摩耗するなどの
問題があった。

【０００９】本発明は上記課題を解決するもので、ラチ
ェットのかみ合いを必要最小限にし、トップカバーテー
プ巻取り時の振動と騒音を軽減し、チップ型電子部品の
供給信頼性を向上させることのできるトップテープ巻取
り装置を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明のトップテープ巻
取り装置は上記目的を達成するために、チップ型電子部
品のテーピングに対し、トップカバーテープをはく離し
、キャリアテープを定寸送りする部品供給装置の前記ト
ップカバーテープのはく離および巻取りをする巻取りホ
イールにかみ合い巻取りホイールを一方向へ回転させる
ラチェットと、このラチェットのかみ合いを解除させる
レバーと、このレバーの下死点位置で前記ラチェットの
かみ合いを回復させる機構部とを備えた構成とする。

【００１１】

【作用】本発明のトップテープ巻取り装置は上記した構
成により、巻取り回転方向へ動作するときだけラチェッ
トがかみ合うため、テープ等への振動が軽減し微小チッ
プ型電子部品の高精度な供給装置決めができる。また、
装置の静音作用とラチェット部分の摩耗が減少する作用
が同時に得られる。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１および図２を
参照しながら説明する。

【００１３】なお、従来と同一部分には同一番号を付け
て詳細な説明は省略する。図に示すように、ほぼＳ字状
に形成されたレバー１にはリンク２を結合し、このリン
ク２の一端にはピン３を設け、巻取りレバー４にはラチ
ェット５を設け、このラチェット５は前記レバー１の端
部６が接することにより、巻取りホイル７にかみ合わな
いように構成している。上記構成により、前記レバー１
がチップマウンタ本体（図示せず）から矢印Ａ方向へ押
し下げられるのに伴い、レバー１の端部６によりラチェ
ット５が可動し、ラチェット５は巻取りホイール７から
、かみ合いを脱し、巻取りレバー４は矢印Ｂ方向へ移動
する。

【００１４】そして、レバー１が更に押し下げられ、下
死点位置に移動すると、リンク２に設けられたピン３が
図２に示すように、巻取りレバー４の一方端に当接して
ラチェット５を矢印Ｂ方向へさらに少しだけ動き、レバ
ー１の端部６はラチェット５より離れ、ラチェット５は
巻取りホイル７にかみ合い、ばね１８により巻取りレバ
ー４はレバー１の端部６側に移動し、巻取りホイール７
は矢印Ｃ方向へ回転し、トップカバーテープ１１を巻取
ることができるものである。

【００１５】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば巻取りホイールにかみ合い巻取りホイールを
一方向へ回転させるラチェットと、このラチェットのか
み合いを解除させるレバーと、このレバーの下死点位置
で前記ラチェットのかみ合いを回復させる機構部を設け
ているので、巻取ホイールにかみ合うラチェットは、レ
バーにより確実に巻取りホイールから離脱された状態で
移動し、巻取りホイールおよびラチェットの振動と騒音
が防止され、トップテープ巻取り機構の静音化と低振動
が実現できると共に、一方向へ回転を伝えるラチェット
部分の摩耗が低減するトップテープ巻取り装置を提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のトップテープ巻取り装置の
巻取りホイールからラチェットが離脱している状態を示
す概略構成図

【図２】同巻取りホイールにラチェットがかみ合った状
態を示す概略構成図

【図３】従来のトップテープ巻取り装置の概略構成図

【符号の説明】

１　　レバー ２　　リンク ３　　ピン ４　　巻取りレバー ５　　ラチェット ７　　巻取りホイール １１　　トップカバーテープ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】チップ型電子部品のテーピングに対し、ト
   ップカバーテープをはく離し、キャリアテープを定寸送
   りする部品供給装置の、前記トップカバーテープのはく
   離および巻取りをする巻取りホイールにかみ合い巻取り
   ホイールを一方向へ回転させるラチェットと、このラチ
   ェットのかみ合いを解除させるレバーと、このレバーの
   下死点位置で前記ラチェットのかみ合いを回復させる機
   構部とを備えたトップテープ巻取り装置。