JPH04345062A - 信号伝播高速化回路 - Google Patents

信号伝播高速化回路

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JPH04345062A
JPH04345062A JP3117397A JP11739791A JPH04345062A JP H04345062 A JPH04345062 A JP H04345062A JP 3117397 A JP3117397 A JP 3117397A JP 11739791 A JP11739791 A JP 11739791A JP H04345062 A JPH04345062 A JP H04345062A
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JP
Japan
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signal
voltage
circuit
transistor
mos transistor
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JP3117397A
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English (en)
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Atsushi Hatakeyama
淳 畠山
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、比較的長い信号配線上
での信号伝播を高速化する信号伝播高速化回路に関する
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の大規模化、大チップ化
の進展により、チップ上の素子間配線長が長くなり、配
線抵抗及び配線容量が増大している。これは、信号伝播
時間を長くし、動作の高速化を阻害する要因となる。
【0003】そこで、従来では図5に示す如く、例えば
CMOSインバータからなる出力バッファ回路10と任
意のデジタル回路20との間が比較的長い信号配線15
で接続されている場合、信号配線15のデジタル回路2
0側の部分に信号伝播高速化回路30を接続していた。 図中、Rは配線抵抗であり、C1、C2は配線容量であ
る。
【0004】この信号伝播高速化回路30は、CMOS
インバータ31の出力端をCMOSインバータ32の入
力端に接続し、CMOSインバータ32の出力端をCM
OSインバータ31の入力端に接続して構成されており
、CMOSインバータ31の入力端に信号配線15が接
続される。
【0005】上記構成において、出力バッファ回路10
の入力端電圧VIが高レベルのとき、その出力端電圧V
Aは低レベル、CMOSインバータ32の入力端は高レ
ベルとなっている。この状態から、図5(B)に示す如
く、電圧VIが低レベルに遷移すると、配線抵抗R、配
線容量C1及びC2により電圧VAは緩やかに立ち上が
る。電圧VBは最初、電圧VAよりも更に緩やかに立ち
上がる。しかし、電圧VBがVCC/2まで上昇すると
、CMOSインバータ31の出力が低レベルに遷移し、
CMOSインバータ32の出力が高レベルに遷移して、
信号配線15が終端側からも充電されるので、電圧VB
の立ち上がりが急になる。図5(B)中、電圧VC は
、CMOSインバータ31の出力電圧であり、点線で示
す電圧VB0は、信号伝播高速化回路30を用いなかっ
た場合の電圧VBである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電圧V
Bが電源電圧の半分VCC/2まで上昇しないと、信号
配線15に対する信号伝播高速化回路30が機能しない
。 また、電圧VBがVCC/2になる迄には、CMOSイ
ンバータ32のnMOSトランジスタ321がオン状態
になっているので、信号配線15に蓄えられた電荷がn
MOSトランジスタ321を通って接地側に流れ、信号
伝播高速化回路30を用いない場合よりも電圧VBの立
ち上がりが緩やかになる。電圧VIが低レベルから高レ
ベルに遷移する場合も前記同様の問題が生ずる。
【0007】本発明の目的は、このような問題点に鑑み
、比較的長い信号配線上での信号伝播をより高速化させ
ることができる信号伝播高速化回路を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその作用】図1は、本
発明に係る信号伝播高速化回路の原理構成図である。こ
の信号伝播高速化回路は、信号配線1の一端から他端へ
の信号伝播を高速化するものである。
【0009】第1発明の信号伝播高速化回路では、ゲー
トが信号配線1に接続され、一端が低電圧源供給線VS
Sに接続されたエンハンスメント型MOSトランジスタ
2Aと、信号配線1と高電圧源供給線VCCとの間を導
通/遮断するスイッチ手段3Aと、エンハンスメント型
MOSトランジスタ2Aの他端と高電圧源供給線VCC
との間に接続され、リセット信号VR1に応答してスイ
ッチ手段3Aをオフ状態にし、エンハンスメント型MO
Sトランジスタ2Aがオン状態になったときにスイッチ
手段3Aをオン状態にするスイッチ制御手段4Aとを備
えている。
【0010】上記構成において、最初、信号配線1は低
レベルであるとする。このとき、エンハンスメント型M
OSトランジスタ2Aはオフ状態になっている。リセッ
ト信号VR1により、スイッチ手段3Aを予めオフ状態
にしておく。
【0011】図2(B)に示す如く、この状態で信号配
線1の始端電圧VAを高レベルに遷移させる。信号配線
1の終端電圧VBがエンハンスメント型MOSトランジ
スタ2Aのしきい電圧VTnより高くなると、エンハン
スメント型MOSトランジスタ2Aがオン状態になり、
スイッチ制御手段4Aによりスイッチ手段3Aがオン状
態になる。これにより、高電圧源供給線VCCからスイ
ッチ手段3Aを通って信号配線1が充電され、信号配線
1の立ち上がりが急になる。
【0012】VB<VTnでは、従来と異なり、信号配
線1が信号伝播高速化回路で放電されることがない。ま
た、エンハンスメント型MOSトランジスタ2Aのしき
い電圧VTnは、チャンネル長により異なるが、通常0
.6〜0.9V程度であり、VCC/2(通常2.5V
)よりも低い。したがって、信号配線1上で信号が従来
よりも高速に伝播される。
【0013】この後、リセット信号VR1によりスイッ
チ手段3Aをオフ状態にする。
【0014】リセット信号VR1を、電圧VAが立ち上
がる前にスイッチ制御手段4Aに供給する必要があるが
、これは次の2つの方法で行うことができる。
【0015】■電圧VAが複数の論理ゲートを通して立
ち上げられる場合には、この複数の論理ゲートを通り始
める際にリセット信号VR1をスイッチ制御手段4Aに
供給する。
【0016】■電圧VBが立ち下がったのを検出して、
リセット信号VR1をスイッチ制御手段4Aに供給する
【0017】上記第1発明の一態様(図2)では、スイ
ッチ手段3Aはデプレッション型MOSトランジスタで
あり、スイッチ制御手段4AはCMOSインバータであ
り、該CMOSインバータの出力端が該デプレッション
型MOSトランジスタのゲートに接続され、該CMOS
インバータの入力端に上記リセット信号VR1が供給さ
れる。
【0018】この一態様は、MOSトランジスタ4個で
構成されるので、構成が簡単である。
【0019】第2発明の信号伝播高速化回路では、ゲー
トが信号配線1に接続され、一端が高電圧源供給線VC
Cに接続されたデプレッション型MOSトランジスタ2
Bと、信号配線1と低電圧源供給線VSSとの間を導通
/遮断するスイッチ手段3Bと、デプレッション型MO
Sトランジスタ2Bの他端と低電圧源供給線VSSとの
間に接続され、リセット信号VR2に応答してスイッチ
手段3Bをオフ状態にし、デプレッション型MOSトラ
ンジスタ2Bがオン状態になったときにスイッチ手段3
Bをオン状態にするスイッチ制御手段4Bとを備えてい
る。
【0020】上記構成において、最初、信号配線1は高
レベルであるとする。このとき、デプレッション型MO
Sトランジスタ2Bはオフ状態になっている。リセット
信号VR2により、スイッチ手段3Bを予めオフ状態に
しておく。
【0021】図3(B)に示す如く、この状態で信号配
線1の始端電圧VAを低レベルに遷移させる。信号配線
1の終端電圧VBがデプレッション型MOSトランジス
タ2Bのしきい電圧VTpより低くなると、デプレッシ
ョン型MOSトランジスタ2Bがオン状態になり、スイ
ッチ制御手段4Bによりスイッチ手段3Bがオン状態に
なる。これにより、信号配線1上の電荷がスイッチ手段
3Bを通って低電圧源供給線VSS側に放電され、信号
配線1の立ち下がりが急になる。
【0022】VB>VTpでは、従来と異なり、信号配
線1が信号伝播高速化回路で放電されることがない。ま
た、デプレッション型MOSトランジスタ2Bのしきい
電圧VTpは、チャンネル長により異なるが、VCC=
5Vの場合、通常4.4〜4.1V程度であり、VCC
/2よりも高い。したがって、信号配線1上で信号が従
来よりも高速に伝播される。
【0023】この後、リセット信号VR2によりスイッ
チ手段3Aをオフ状態にする。
【0024】リセット信号VR2を、電圧VAが立ち下
がる前にスイッチ制御手段4Bに供給する必要があるが
、これは次の2つの方法で行うことができる。
【0025】■電圧VAが複数の論理ゲートを通して立
ち上げられる場合には、この複数の論理ゲートを通り始
める際にリセット信号VR1をスイッチ制御手段4Bに
供給する。
【0026】■電圧VBが立ち上がったのを検出して、
リセット信号VR2をスイッチ制御手段4Bに供給する
【0027】上記第2発明の一態様では、スイッチ手段
3Bはエンハンスメント型MOSトランジスタであり、
スイッチ制御手段4BはCMOSインバータであり、該
CMOSインバータの出力端が該エンハンスメント型M
OSトランジスタのゲートに接続され、該CMOSイン
バータの入力端に上記リセット信号VR2が供給される
【0028】この一態様は、MOSトランジスタ4個で
構成されるので、構成が簡単である。
【0029】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0030】(1)第1実施例 図2(A)は第1実施例の信号伝播高速化回路図であり
、図2(B)はその動作を示す信号波形図である。図5
と同一構成要素には、同一符号を付してその説明を省略
する。
【0031】この信号伝播高速化回路40Aは、電圧V
Iが高レベルから低レベルに遷移する場合、すなわち、
信号配線15の始端電圧VAが低レベルから高レベルに
遷移する場合に、信号配線15の終端側への信号伝播を
高速化するためのものである。
【0032】信号伝播高速化回路40Aは、終端側電圧
VBがしきい電圧VTn以上になったことを検出するn
MOSトランジスタ41と、信号配線15と電源供給線
VCCとの間を導通/遮断させるpMOSトランジスタ
42と、電圧VBがしきい電圧VTn以上になったこと
をnMOSトランジスタ41が検出したときにpMOS
トランジスタ42をオン状態にさせる、pMOSトラン
ジスタ43とnMOSトランジスタ44とが直列接続さ
れたCMOSインバータとからなる。このCMOSイン
バータの出力端はpMOSトランジスタ42のゲートに
接続され、CMOSインバータの入力端にはリセット信
号VR1が供給される。
【0033】次に、上記の如く構成された本実施例の動
作を説明する。
【0034】初期状態では、リセット信号VR1が低レ
ベルであり、pMOSトランジスタ43がオン状態、n
MOSトランジスタ44がオフ状態となって、pMOS
トランジスタ42のゲート電圧VG1が高レベル、pM
OSトランジスタ42がオフ状態になっている。
【0035】最初、電圧VIが高レベルになっていると
する。このとき、信号配線15は低レベルであり、nM
OSトランジスタ41はオフ状態になっている。リセッ
ト信号VR1を高レベルにすると、pMOSトランジス
タ43がオフ状態になり、nMOSトランジスタ44が
オン状態になる。しかし、nMOSトランジスタ41が
オフ状態のままであるので、蓄積電荷によりゲート電圧
VG1は高レベルに保持され、pMOSトランジスタ4
2はオフ状態のままになっている。
【0036】図2(B)に示す如く、この状態で電圧V
Iが低レベルに遷移すると、信号配線15の始端電圧V
Aが立ち上がる。信号配線15の終端電圧VBがnMO
Sトランジスタ41のしきい電圧VTnより高くなると
、nMOSトランジスタ41がオン状態になり、pMO
Sトランジスタ42のゲートに蓄えられていた電荷がn
MOSトランジスタ44、nMOSトランジスタ41を
通って接地側に流れ、ゲート電圧VG1が低レベルにな
って、pMOSトランジスタ42がオン状態になる。こ
れにより、電源供給線VCCからpMOSトランジスタ
42を通って信号配線15が充電され、信号配線15の
立ち上がりが急になる。
【0037】VB<VTnでは、従来と異なり、信号配
線15が信号伝播高速化回路40Aで放電されることが
ない。また、しきい電圧VTnは、チャンネル長により
異なるが、通常0.6〜0.9V程度であり、VCC/
2=2.5Vよりも低い。したがって、出力バッファ回
路10から信号配線15を介しデジタル回路20へ信号
が従来よりも高速に伝播される。
【0038】この後、リセット信号VR1が低レベルに
され、pMOSトランジスタ43がオン状態、nMOS
トランジスタ44がオフ状態となって、pMOSトラン
ジスタ42のゲートが高レベルになり、pMOSトラン
ジスタ42がオフ状態になる。すなわち、上記初期状態
に戻る。
【0039】リセット信号VR1は、電圧VIが立ち下
がる前に立ち上げておく必要があるが、これは次の2つ
の方法で行うことができる。
【0040】■電圧VAが複数の論理ゲートを通して立
ち上げられる場合には、この複数の論理ゲートを通り始
める際にリセット信号VR1を立ち上げる。
【0041】■電圧VBが立ち下がったのを検出して、
リセット信号VR1を立ち上げる。
【0042】(2)第2実施例 図3(A)は第2実施例の信号伝播高速化回路図であり
、図3(B)はその動作を示す信号波形図である。図2
と同一構成要素には、同一符号を付してその説明を省略
する。
【0043】この信号伝播高速化回路40Bは、電圧V
Iが低レベルから高レベルに遷移する場合、すなわち、
信号配線15の始端電圧VAが高レベルから低レベルに
遷移する場合に、信号配線15の終端側への信号伝播を
高速化するためのものである。
【0044】信号伝播高速化回路40Bは、電圧VBが
しきい電圧VTp以下になったことを検出するpMOS
トランジスタ45と、信号配線15と接地線との間を導
通/遮断させるnMOSトランジスタ46と、電圧VB
がしきい電圧VTp以下になったことをpMOSトラン
ジスタ45が検出したときにnMOSトランジスタ46
をオン状態にさせる、pMOSトランジスタ47とnM
OSトランジスタ48とが直列接続されたCMOSイン
バータとからなる。このCMOSインバータの出力端は
nMOSトランジスタ46のゲートに接続され、CMO
Sインバータの入力端にはリセット信号VR2が供給さ
れる。
【0045】次に、上記の如く構成された本実施例の動
作を説明する。
【0046】初期状態では、リセット信号VR2が高レ
ベルであり、pMOSトランジスタ47がオフ状態、n
MOSトランジスタ48がオン状態となって、nMOS
トランジスタ46のゲート電圧VG2が低レベル、nM
OSトランジスタ46がオフ状態になっている。
【0047】最初、電圧VIが低レベルになっていると
する。このとき、信号配線15は高レベルであり、pM
OSトランジスタ45はオフ状態になっている。リセッ
ト信号VR2を低レベルにすると、pMOSトランジス
タ47がオン状態になり、nMOSトランジスタ48が
オフ状態になる。しかし、pMOSトランジスタ45が
オフ状態のままであるので、ゲート電圧VG2は低レベ
ルに保持され、nMOSトランジスタ46はオフ状態の
ままになっている。
【0048】図3(B)に示す如く、この状態で電圧V
Iが高レベルに遷移すると、電圧VAが立ち下がる。電
圧VBがpMOSトランジスタ45のしきい電圧VTp
より低くなると、pMOSトランジスタ45がオン状態
になり、電源供給線VCCからpMOSトランジスタ4
5、47を通ってnMOSトランジスタ46のゲートが
充電され、そのゲート電圧VG2が高レベルになってn
MOSトランジスタ46がオン状態になる。これにより
、信号配線15上の電荷がnMOSトランジスタ46を
通って接地線に放電され、信号配線15の立ち下がりが
急になる。
【0049】VB>VTpでは、従来と異なり、信号配
線15が信号伝播高速化回路40Bで充電されることが
ない。また、しきい電圧VTpは、チャンネル長により
異なるが、VCC=5Vの場合、通常4.4〜4.1V
程度であり、VCC/2=2.5Vよりも高い。したが
って、出力バッファ回路10から信号配線15を介しデ
ジタル回路20へ信号が従来よりも高速に伝播される。
【0050】この後、リセット信号VR2が高レベルに
され、pMOSトランジスタ47がオフ状態、nMOS
トランジスタ48がオン状態となってnMOSトランジ
スタ46のゲート電圧VG2が低レベルになり、nMO
Sトランジスタ46がオフ状態になる。すなわち、上記
初期状態に戻る。
【0051】リセット信号VR2は、電圧VIが立ち上
がる前に立ち下げておく必要があるが、これは上記第1
実施例と同様に、次の2つの方法で行うことができる。
【0052】■電圧VAが複数の論理ゲートを通して立
ち上げられる場合には、この複数の論理ゲートを通り始
める際にリセット信号VR2を立ち下げる。
【0053】■電圧VBが立ち上がったのを検出して、
リセット信号VR2を立ち下げる。
【0054】(3)第3実施例 図4は、第3実施例の信号伝播高速化回路図である。図
2及び図3と同一構成要素には、同一符号を付してその
説明を省略する。
【0055】この信号伝播高速化回路40は、図2に示
す信号伝播高速化回路40Aと、図3に示す信号伝播高
速化回路40Bとからなり、nMOSトランジスタ41
のゲートとpMOSトランジスタ45のゲートとを、信
号配線15のデジタル回路20側の部分に接続している
【0056】この信号伝播高速化回路40によれば、電
圧VBが立ち上がるときには信号伝播高速化回路40A
が機能し、電圧VBが立ち下がるときには信号伝播高速
化回路40Bが機能して、いずれの場合も、出力バッフ
ァ回路10から信号配線15を介しデジタル回路20へ
信号が高速に伝播される。また、電圧VBが立ち上がる
際には、nMOSトランジスタ46はオフ状態であり、
電圧VBが立ち下がる際には、pMOSトランジスタ4
2はオフ状態であり、信号伝播高速化回路40Aと信号
伝播高速化回路40Bとが互いに相手側の正帰還動作を
妨げることはない。
【0057】
【発明の効果】以上説明した如く、第1発明に係る信号
伝播高速化回路では、信号配線の電圧立ち上がりの際、
エンハンスメント型MOSトランジスタのしきい電圧以
上になると信号伝播高速化回路が機能し、かつ、信号配
線が信号伝播高速化回路で放電されることがないので、
信号配線上で信号が従来よりも高速に伝播されるという
優れた効果を奏する。
【0058】第2発明に係る信号伝播高速化回路では、
信号配線の電圧立ち下がりの際、デプレッション型MO
Sトランジスタのしきい電圧以下になると信号伝播高速
化回路が機能し、かつ、信号配線が信号伝播高速化回路
で充電されることがないので、信号配線上で信号が従来
よりも高速に伝播されるという効果を奏する。
【0059】また、第1及び第2の発明の上記一態様で
は、いずれもMOSトランジスタ4個で構成されるので
、構成が簡単であるという効果を奏する。
【0060】本発明は、以上のような効果により、半導
体集積回路の動作高速化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号伝播高速化回路の原理構成図
である。
【図2】本発明の第1実施例に係り、(A)は信号伝播
高速化回路図、(B)はこの回路の動作説明に供する波
形図である。
【図3】本発明の第2実施例に係り、(A)は信号伝播
高速化回路図、(B)はこの回路の動作説明に供する波
形図である。
【図4】本発明の第3実施例に係り、(A)は信号伝播
高速化回路図、(B)はこの回路の動作説明に供する波
形図である。
【図5】従来例に係り、(A)は信号伝播高速化回路図
、(B)はこの回路の動作説明に供する波形図である。
【符号の説明】
10  出力バッファ回路 15  配線 20  デジタル回路 30、40A、40B、40  信号伝播高速化回路3
1、32  CMOSインバータ 321、41、44、46、48  nMOSトランジ
スタ 42、43、45、47  pMOSトランジスタR 
 配線抵抗 C1、C2  配線容量 VR1、VR2  リセット信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  信号配線(1)の一端から他端への信
    号伝播を高速化する信号伝播高速化回路において、ゲー
    トが該信号配線に接続され、一端が低電圧源供給線(V
    SS)に接続されたエンハンスメント型MOSトランジ
    スタ(2A)と、該信号配線と高電圧源供給線(VCC
    )との間を導通/遮断するスイッチ手段(3A)と、該
    エンハンスメント型MOSトランジスタの他端と高電圧
    源供給線との間に接続され、リセット信号(VR1)に
    応答して該スイッチ手段をオフ状態にし、該エンハンス
    メント型MOSトランジスタがオン状態になったときに
    該スイッチ手段をオン状態にするスイッチ制御手段(4
    A)と、を有することを特徴とする信号伝播高速化回路
  2. 【請求項2】  前記スイッチ手段(3A)はデプレッ
    ション型MOSトランジスタ(2B)であり、前記スイ
    ッチ制御手段(4A)はCMOSインバータであり、該
    CMOSインバータの出力端が該デプレッション型MO
    Sトランジスタのゲートに接続され、該CMOSインバ
    ータの入力端に前記リセット信号(VR1)が供給され
    ることを特徴とする請求項1記載の回路。
  3. 【請求項3】  信号配線(1)の一端から他端への信
    号伝播を高速化する信号伝播高速化回路において、ゲー
    トが該信号配線に接続され、一端が高電圧源供給線(V
    CC)に接続されたデプレッション型MOSトランジス
    タ(2B)と、該信号配線と低電圧源供給線(VSS)
    との間を導通/遮断するスイッチ手段(3B)と、該デ
    プレッション型MOSトランジスタの他端と低電圧源供
    給線との間に接続され、リセット信号(VR2)に応答
    して該スイッチ手段をオフ状態にし、該デプレッション
    型MOSトランジスタがオン状態になったときに該スイ
    ッチ手段をオン状態にするスイッチ制御手段(4B)と
    、を有することを特徴とする信号伝播高速化回路。
  4. 【請求項4】  前記スイッチ手段(3B)はエンハン
    スメント型MOSトランジスタ(2A)であり、前記ス
    イッチ制御手段(4B)はCMOSインバータであり、
    該CMOSインバータの出力端が該エンハンスメント型
    MOSトランジスタのゲートに接続され、該CMOSイ
    ンバータの入力端に前記リセット信号(VR2)が供給
    されることを特徴とする請求項3記載の回路。
JP3117397A 1991-05-22 1991-05-22 信号伝播高速化回路 Withdrawn JPH04345062A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1035653A2 (en) * 1999-03-09 2000-09-13 Fujitsu Limited Method and apparatus for high speed on-chip signal propagation

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EP1035653A2 (en) * 1999-03-09 2000-09-13 Fujitsu Limited Method and apparatus for high speed on-chip signal propagation
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