JPH0434361Y2 - - Google Patents

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JPH0434361Y2
JPH0434361Y2 JP1986198375U JP19837586U JPH0434361Y2 JP H0434361 Y2 JPH0434361 Y2 JP H0434361Y2 JP 1986198375 U JP1986198375 U JP 1986198375U JP 19837586 U JP19837586 U JP 19837586U JP H0434361 Y2 JPH0434361 Y2 JP H0434361Y2
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water
tube
storage tank
intermediate plate
water storage
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JP1986198375U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は温水器に関し、特に航空機洗面所への
温水供給用として好適な温水器に関するものであ
る。
〔従来技術〕
一般に航空機の洗面所に温水を供給するための
温水器は比較的小容量であるため、貯水タンク内
での温度分布の状況によつて、一度に多量の温水
が出水されたとき、所望温度に達しない低温の温
水が出水されるようになることがある。
第3,4図は、従来の航空機洗面所用の温水器
を示し、入水管12と出水管13とが設けられた
貯水タンク11の底面に複数の棒状ヒータ14が
上方に向けて突設されて構成されている。そし
て、この貯水タンク11は常時満水になるように
調節され、出水管13から温水が出る毎に、その
消費された量に相当する新しい冷水が直ちに入水
管12から入るようになつている。
この航空機洗面所用温水器では、一般に貯水タ
ンクの出水温度の上限が最高54℃になるように調
整され、かつ流量1GPM(3.8/分)で1.4を出
水した後の出水温度が40℃の下限より低くならな
いように管理されることが目標とされている。し
かし、上述した従来の温水器では、棒状ヒータ1
4により加熱された温水が上層部に滞留し、上層
部のみが高温になる傾向があるため、上述のよう
に1.4以上の一定量以上の出水があると、その
後に続く出水温度にバラツキを生ずるようになり
やすく、上記下限温度を維持できなくなることが
あつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上述のような従来の問題を解
消し、一定量以上の出水があつたときでも、出水
温度を一定の下限温度以上に維持できるようにす
る温水器を提供することにある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成する本考案は、貯水タンクの底
面から棒状ヒータを上方に向けて突設すると共
に、該棒状ヒータが上下に貫通するように中間プ
レートを前記貯水タンクの底面から空間を介して
設け、該中間プレートから上方に延びる前記棒状
ヒータ部分の外周に〓間を介してチユーブを被せ
ると共に、該チユーブ上方の空間を温水を拘束し
ない自由空間にし、かつ該チユーブの下部と上端
とに前記中間プレート上方側の温水をチユーブ内
外に循環する通水用の開口を設け、また前記チユ
ーブの内側と前記中間プレート下側の空間とを連
通する開口を中間プレートに設け、前記貯水タン
クの底面に前記中間プレートの下面に対向する入
水管を取付け、前記自由空間の存在する貯水タン
ク上方に出水管を取付けた特徴とするものであ
る。
第1,2図は本考案の実施例からなる温水器
で、航空機洗面所用として設けられるものであ
る。1は貯水タンクで、その底面に図示しない水
源に接続される入水管2が取り付けられ、また側
壁上部に洗面所の蛇口等に接続される出水管3が
取り付けられている。貯水タンク1の底面には、
複数本(この実施例では3本)の棒状ヒータ4,
…,4と1本のサーモスタツト5とが上方へ突出
するように取り付けられ、棒状ヒータ4は電気エ
ネルギによつて発熱し、サーモスタツト5による
温度検知により温水が所定温度以上になつたとき
電源がオフするようになつている。
上記棒状ヒータ4には、その外周に間隔を介し
てチユーブ6が被せられている。このチユーブ6
は開口6aを設けた上端を、貯水タンク1のほぼ
中間位置まで延長させ、また下方の側面に内外に
連通する開口6bを複数個設けている。このチユ
ーブ6はその下端を、貯水タンク1の底面に空間
8を介して取付けられた中間プレート7の上面に
固定され、上端上方は温水が無拘束状態の自由空
間になつている。この中間プレート7には、空間
8とチユーブ6の内側を連通する開口が設けられ
ている。また、上記貯水タンク1の底面には、中
間プレート7の下面に対向させて入水管2が取り
付けられており、その貯水タンク1上方の上述し
た自由空間に相当する部分には出水管3が取り付
けられている。
上述した本考案の温水器によると、入水管2か
ら貯水タンク1内に入水した冷水は、中間プレー
ト7に衝突し、この中間プレート7下の空間8に
一次的に澱む状態になり、空間8内に露出するヒ
ータ4によつて予備加熱されたのちチユーブ6内
に入り、さらに上部側の棒状ヒータ4の外周に沿
つて上昇しながら加熱され、チユーブ6の上端開
口6aから貯水タンク上部へ抜ける。しかし、チ
ユーブ6内外には温度差(比重差)があるため、
いつたんチユーブ6から出た温水はチユーブ6の
外側を反転して下降し、下端の開口6bから再び
チユーブ6の内側に入る。そして、再び棒状ヒー
タ4によつて加熱されて上昇を行つて上記現象を
繰り返すようにして対流を発生する。このとき、
チユーブの上端に設けた開口が大きく、またヒー
タとチユーブとの間の間隔が比較的大きくなつて
いるため、温水の循環がスムーズに行われる。こ
のため、貯水タンク内の温水はほゞ均一な温度に
なり、また上記対流現象は新たな冷水が入る毎に
直ぐに行われるため、素早く均一な温水が得られ
る。
このように上記本考案の温水器では、貯水タン
ク1内の温水温度を全体的にほゞ均一にすること
ができ、そのため例えば流量1GPM(3.8/分)
で1.4の温水を出水したときであつても、その
出水温度にバラツキを発生することはなく、下限
温度の40℃より低くなることはない。
〔考案の効果〕
上述したように本考案の温水器は、棒状ヒータ
の外周に間隔を設けてチユーブを被せ、このチユ
ーブの下方と上方とにそれぞれ通水用の開口を設
けると共に、チユーブ上方を温水を拘束しない自
由空間にしたので、棒状ヒータを介して循環する
対流を常時発生させることができ、貯水タンク内
の温水温度をほぼ一定にすることができる。ま
た、上記チユーブの下方を、上記貯水タンクの底
面に空間を介して設けられた中間プレートに固定
し、この中間プレートに上記空間から上記チユー
ブの内側へ連通する開口を設け、上記貯水タンク
の底面には、上記中間プレートの下面に対向させ
て入水管を取付けたので、入水した冷水は中間プ
レートに衝突して一次的に澱む状態になるので、
この空間で棒状ヒータの下部によつて予備加熱を
行い、いきなり冷水が中間プレートの上方へ行か
ないようにしたので生ずる入水を加熱することが
でき、循環水の温度差を小さくすることができ
る。したがつて、一定量以上の出水を行つても、
出水温度にバラツキを生ずることはなく、常に目
標の下限温度を低下しないように維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による温水器の縦断面
図、第2図は第1図の−矢視図、第3図は従
来の温水器の縦断面図、第4図は第3図の−
矢視図である。 1……貯水タンク、2……入水管、3……出水
管、4……棒状ヒータ、6……チユーブ、6a,
6b……開口、7……中間プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貯水タンクの底面から棒状ヒータを上方に向け
    て突設すると共に、該棒状ヒータが上下に貫通す
    るように中間プレートを前記貯水タンクの底面か
    ら空間を介して設け、該中間プレートから上方に
    延びる前記棒状ヒータ部分の外周に〓間を介して
    チユーブを被せると共に、該チユーブ上方の空間
    を温水を拘束しない自由空間にし、かつ該チユー
    ブの下部と上端とに前記中間プレート上方側の温
    水をチユーブ内外に循環する通水用の開口を設
    け、また前記チユーブの内側と前記中間プレート
    下側の空間とを連通する開口を中間プレートに設
    け、前記貯水タンクの底面に前記中間プレートの
    下面に対向する入水管を取付け、前記自由空間の
    存在する貯水タンク上方に出水管を取付けた温水
    器。
JP1986198375U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH0434361Y2 (ja)

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JP1986198375U JPH0434361Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JP1986198375U JPH0434361Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JPS63104947U JPS63104947U (ja) 1988-07-07
JPH0434361Y2 true JPH0434361Y2 (ja) 1992-08-17

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ID=31159003

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JP1986198375U Expired JPH0434361Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103444A (ja) * 2009-01-13 2009-05-14 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 電気湯沸し装置

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JPS61265447A (ja) * 1985-05-20 1986-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯槽
JPS6346753B2 (ja) * 1979-01-08 1988-09-19 Jansen Pharm Nv

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS63104947U (ja) 1988-07-07

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