JPH04342315A - バースト信号受信回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、バースト信号の伝送に
利用するバースト信号受信回路に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３は従来のバースト信号受信回路の構
成を示している。図３において、１は入力信号を所定の
振幅の電気信号に変換する増幅器である。２はコンデン
サであり、増幅器１の出力信号の直流成分を除去する。 ３はコンパレータであり、コンデンサ２からの出力信号
が供給され、コンパレータ３は入力信号を設定電圧（こ
の場合は零電位である）と比較し、入力信号が設定電圧
より高い場合はハイレベルを、低い場合はローレベルを
それぞれ識別して出力する。

【０００３】このように上記従来のバースト信号受信回
路でも、バースト受信信号から、所定のレベルの信号を
出力することができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来バースト信号受信回路では、図４に示すようなバース
ト信号を入力した場合、コンデンサ２の低域遮断周波数
によって、コンパレータ３への入力信号の波形が変化す
る。

【０００５】図５はコンデンサ２の低域遮断周波数が低
い場合であり、図６はコンデンサ２の低域遮断周波数が
高い場合のコンパレータ３への入力信号波形を示す。図
から理解できるように、両者ともサグが発生しているが
、コンパレータ３の識別レベルに対する所要アイ開口よ
り決まる識別不適領域は低域遮断周波数の低い方が長い
（図５に示す識別不適領域ａ）。従って、低域遮断周波
数が低くなると伝達できる情報量が削減されるという問
題がある。

【０００６】コンデンサ２の低域遮断周波数を高くした
場合、バースト期間中で同符号が連続すると図７に示す
識別不適領域ｃが生じ、識別不適領域ｂが発生するとい
う問題が生じる。

【０００７】本発明は上記課題を解決するものであり、
サグの干渉を受けないで効率良くバースト信号を伝達で
きるバースト信号受信回路を提供することを目的とする
。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、バースト信号が供給され、且つ直流成分を
削除した信号を出力するとともに、通過低域遮断周波数
が低い容量の第１のコンデンサと、バースト信号が供給
され、且つに直流成分を削除した信号を出力するととも
に、通過低域遮断周波数が高い容量の第２のコンデンサ
と、第１のコンデンサと、第２のコンデンサからの出力
信号を選択するスイッチと、スイッチで選択した出力信
号と、比較値電圧が入力されて比較し識別するためのコ
ンパレータとを備え、スイッチをコンパレータのバース
ト信号の直流電位が安定した後に切り換えるものである
。

【０００９】

【作用】したがって、本発明によれば、バースト信号の
入力直後は、通過低域遮断周波数が高い容量のコンデン
サを通過させ、識別不適領域を狭くしてバースト信号の
直流レベルを速く安定させ、バースト信号の直流レベル
が安定した後に、バースト信号を通過低域遮断周波数が
低い容量のコンデンサを通過するようにバースト期間内
の所定のタイミングで切り換えるため、直流レベル安定
後は同符号連続のサグの干渉を小さくすることができる
。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例の構成について図面
をもとに説明する。

【００１１】図１において、１１は入力するバースト信
号を所定振幅に増幅するための増幅器である。１２は、
通過低域遮断周波数が低い容量のコンデンサであり、１
４は通過低域遮断周波数が高い容量のコンデンサである
。コンデンサ１２、１４はそれぞれ増幅器１１の出力信
号の直流成分を除去する。１５はスイッチであり、固定
接点１５ａ、１５ｂにコンデンサ１２、１４からの信号
が供給される。スイッチ１５は切り換え信号により、コ
ンデンサ１２からの出力信号と、コンデンサ１４からの
出力信号のどちらかを選択して次段のコンパレータ１３
へ供給する。

【００１２】コンパレータ１３は入力信号を設定電圧と
比較し、入力信号が設定電圧より高い場合はハイレベル
を、低い場合はローレベルをそれぞれ識別して出力する
。

【００１３】次に上記実施例の動作を図２を用いて説明
する。図２において、（ａ）は入力バースト信号であり
（尚、図中符号連続以外の期間はマーク率１／２とする
）、（ｂ）はスイッチ１５の切り換え信号のタイミング
を示し、（ｃ）はコンパレータ３の入力信号を示すもの
である。

【００１４】切り換え信号は、コンパレータ１３の出力
信号がローレベルの場合、通過低域遮断周波数が高い容
量のコンデンサ１４の出力信号をスイッチ１５が選択す
るように可動接点１５ｃを駆動し、ハイレベルで通過低
域遮断周波数が低い容量のコンデンサ２の出力信号をス
イッチ１５が選択するように可動接点ｃを駆動するもの
である。

【００１５】図２に示すようにバースト信号の入力直後
は、低域遮断周波数の高いコンデンサ１４を通過させる
ことにより、直流レベルを速く安定させ、サグの影響を
少なくする。

【００１６】直流レベルの安定後は低域遮断周波数の低
いコンデンサ１２を通過させることにより、図２に示す
ような同符号連続が発生しても、それによるサグで従前
の図７に示したような識別不適領域ｃが発生するような
問題を避けることができる。このように、上記実施例に
よれば、バースト信号の入力直後は、通過低域遮断周波
数が高い容量のコンデンサ１４を通過させてバースト信
号の直流レベルを速く安定させ、この直流レベル安定後
は、通過低域遮断周波数が低い容量のコンデンサ１２を
通過させることにより、同符号連続にサグの干渉を小さ
くすることができる。

【００１７】

【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなように
、バースト信号の入力直後には、通過低域遮断周波数が
高い容量のコンデンサを通過させ、識別不適領域を狭く
してバースト信号の直流レベルを速く安定させ、バース
ト信号の直流レベルが安定した後に、バースト信号を通
過低域遮断周波数が低い容量のコンデンサを通過するよ
うにバースト期間内の所定のタイミングで切り換えるた
め、直流レベル安定後は同符号連続のサグの干渉を小さ
くすることができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のバースト信号受信回路の一実施例の構
成を示すブロック図

【図２】本実施例における識別不適領域の発生を避ける
動作説明に供される説明図

【図３】従来のバースト信号受信回路の構成を示すブロ
ック図

【図４】従来例の動作説明に供され、バースト信号の波
形図

【図５】従来例の動作説明に供され、低域遮断周波数が
低い場合のコンパレータへの入力信号波形図

【図６】従
来例の動作説明に供され、低域遮断周波数が高い場合の
コンパレータへの入力信号波形図

【図７】従来例におけ
る低域遮断周波数を高くした場合のサグによる識別不適
領域を説明するため説明図

【符号の説明】

１１　　増幅器 １２、１４　　コンデンサ １５　　スイッチ １３　　コンパレータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　バースト信号が供給され、且つ直流成
   分を削除した信号を出力するとともに、通過低域遮断周
   波数が低い容量の第１のコンデンサと、バースト信号が
   供給され、且つに直流成分を削除した信号を出力すると
   ともに、通過低域遮断周波数が高い容量の第２のコンデ
   ンサと、上記第１のコンデンサと、第２のコンデンサか
   らの出力信号を選択するスイッチと、上記スイッチで選
   択した出力信号と、比較値電圧が入力されて比較し識別
   するためのコンパレータとを備え、上記スイッチを上記
   コンパレータのバースト信号の直流電位が安定した後に
   切り換えることを特徴とするバースト信号受信回路。