JPH0434078A - 羊毛及び羊毛製品のセット加工用剤 - Google Patents

羊毛及び羊毛製品のセット加工用剤

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JPH0434078A
JPH0434078A JP28509390A JP28509390A JPH0434078A JP H0434078 A JPH0434078 A JP H0434078A JP 28509390 A JP28509390 A JP 28509390A JP 28509390 A JP28509390 A JP 28509390A JP H0434078 A JPH0434078 A JP H0434078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wool
set processing
compound
agent
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP28509390A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Suzuki
清一 鈴木
Masao Kitano
北野 正雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Publication of JPH0434078A publication Critical patent/JPH0434078A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は羊毛及び羊毛製品の新規なセット加工分野に関
する。詳しくは、羊毛及び羊毛製品のセット加工工程に
おいて使用される羊毛還元剤に関する。
(従来の技術) 羊毛および羊毛製品(以下、羊毛材料という)のセット
加工としては、次のような方法が知られている。
■ 羊毛材料を加熱又は蒸気プレスし、これを機械的に
保持し乾燥、冷着する方法(オーストラリア特許108
97/70)。
■ 羊毛材料を機械的に形態固定し、チオグリコール酸
アンモニウム塩、モノエタノールアミンサルファイド又
はジサルファイト系の還元剤下で処理し、さらに蒸気に
よる熱処理を行なう方法。
(発明が解決しようとする問題点) 羊毛材料を加熱又は蒸気プレスし、これを機械的に保持
し乾燥、冷着する方法は蒸気、水などに接触すると形状
は直ちに失われる問題がある。
前記■の方法のチオグリコール酸アンモニウム塩、モノ
エタノールアミンサルファイド又はジサルファイト系の
還元剤は、還元力が不十分で、特に酸性領域では著しく
低下する。したがって一般的にはアルカリ領域で使用さ
れている。又、このような還元剤は変色、損傷が起こり
、特にアルカリ領域で処理すると、羊毛成分であるシス
ティン等の分解が起こり、変色、損傷が増加する問題が
ある。
そこで本発明は、従来のセット加工の羊毛還元剤である
チオグリコール酸アンモニウム塩、モノエタノールアミ
ンサルファイド又はジサルファイト系の還元力不足、変
色、損傷等の課題を解決し、中性領域下でも充分な還元
力を有する、新規羊毛還元剤を提供するものである。
(問題を解決するための手段) 本発明者は、かかる実情に鑑み意識研究を重ねた結果、
本発明に到達したものである。
本発明は一般式(1)、 (式中、RおよびR2はアルキル基、エポキシ化合物反
応残基で示されるベタイン型システアミン、又Rおよび
R2基の炭素数の合計は2〜1Oの範囲である。) で表わされる化合物を含有することを特徴とする羊毛及
び羊毛製品のセット加工用剤に関するものである。
本発明の一般式(1)、 (式中、RおよびR2はアルキル基、エポキシ化合物反
応残基で示されるベタイン型システアミン、又Rおよび
R2基の炭素数の合計は2〜1] 0の範囲である。) で表わされる化合物としては、N、N−ジメチルN−(
2−メルカプトエチル)−β−アラニン、N、N−ジメ
チル−N−(2−メルカプトエチル)−β−アラニンナ
トリウム塩、N、N−ジエチル−N−(2−メルカプト
エチル)−β−アラニン、N、N−ジメチル−N−(2
−メルカプトエチル)−β−アラニンナトリウム塩が挙
げられる。
本発明の一般式(1)、 (式中、RおよびR2はアルキル基、エポキシ化合物反
応残基で示されるベタイン型システアミン、又Rおよび
R2基の炭素数の合計は2〜10の範囲である。) で表わされる化合物を使用する方法は、適宜、溶媒によ
り希釈した本発明の還元剤を羊毛材料に塗布するか又は
羊毛材料を浸漬し、次に加熱又は蒸気による熱処理する
ことにより、本発明を達成することができる。
羊毛材料としては、羊毛又は羊毛製品をプレスなどでヒ
ダをつけた物、又は染色前の羊毛又は羊毛製品等である
。又は、これらの混紡が含まれる。
本発明の羊毛還元剤を使用する濃度は、0.1重量%以
上であれば特に制限されないが特に0゜5〜10重量%
にするのが好ましい。溶媒は水、アルコールなどの有機
溶媒を使用することができるが、特に水が好ましい。
本発明の羊毛還元剤は、酸性からアルカリ性の広い範囲
で使用できるが、従来の還元剤は、酸性領域では、還元
力が著しく低下するので、一般にはアルカリ性領域で使
用されている。本発明の羊毛還元剤は酸性領域で、使用
しても効果の低下は少なく、充分なセット加工特性を有
するので、広いpH範囲で使用することができる。特に
好ましいpH範囲は6〜8である。pHの調整は塩酸、
硫酸などの鉱酸、ぎ酸、酢酸などの有機酸およびアンモ
ニア、エタノールアミン、水酸化ナトリウム、炭酸ナト
リウムなどのアルカリで任意に調整できる。
本発明は羊毛還元剤のほかに、アニオン系又はカチオン
系又はノニオン系又はベタイン系界面活性剤、乳化剤、
浸透剤、キレート化剤、損傷防止剤(例えばペプチド又
はその誘導体)などを適宜添加できる。
本発明の一般式(1)、 (式中、RおよびR2はアルキル基、エポキシ化合物反
応残基で示されるベタイン型システアミン、又Rおよび
R2基の炭素数の合計は2〜10の範囲である。) で表わされる化合物は公知の還元剤と併用することがで
きる。
公知の還元剤としては、チオグリコール酸、モノエタノ
ールアミンサルファイド又はジサルファイト、システィ
ン、亜硫酸ナトリウム、チオグリセリン、チオ乳酸など
が挙げられる。
公知の還元剤を併用する場合には、本発明の一般式(1
)、 (式中、RおよびR2はアルキル基、エポキシ化合物反
応残基で示されるベタイン型システアミン、又Rおよび
R2基の炭素数の合計は2〜10の範囲である。) で表わされる化合物100に対し0.01〜100(重
量)を配合するのが好ましい。
本発明の羊毛還元剤で処理する方法としては、スプレー
法、浸漬法、ロールコータ−法などで行なう。
本発明の羊毛還元剤で処理された羊毛材料は、常温から
200℃の範囲で熱処理される。特に好ましい温度は常
温から120℃の範囲である。
般に温度が高いほど処理時間が短かくなる。場合によっ
ては洗濯耐久性を上げるため加匣下2〜3kg/c!l
Gで熱処理してもよい。
本発明に公知技術を組合わせることにより、いっそうの
セット加工特性を発現することができる。
例えば、本発明の方法でセット加工された羊毛材料をポ
リチオール、ポリイソシアネートなどの反応性ポリマー
で処理することにより、いっそうのセット加工特性及び
防縮性が付与される。
(作 用) 本発明は羊毛材料を機械的に任意の形態に固定化し、本
発明の一般式(1)、 (式中、R1 およびR2はアルキル基、エボキシ 化合物反応残基で示されるベタイン型システアミン、又
R1およびR2基の炭素数の合計は2〜10の範囲であ
る。) 濯機で洗濯し自然乾燥した。その結果、洗濯前と比較し
て形状は実質上変化がなく変色、損傷も認められなかっ
た。
で表わされる化合物は羊毛中のS−8結合を還元開鎖し
結合を開放することにより形態の固定化を容易にし損傷
、変色のない強固なセット加工ができる作用を有する。
(実 施 例) 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に制限されるものではない。
実施例2 プレスによりヒダをつけた無地の100%純毛のニット
に、2重量%のN、N−ジエチル−N−(2−メルカプ
トエチル)−β−アラニン水溶液(pH7に調整)をス
プレーしさらにスチームアイロンでプレスした。処理し
たニットを家庭用洗濯機で洗濯し自然乾燥した。その結
果、洗濯前と比較して形状は実質上変化がなく変色、損
傷も認められなかった。
実施例1 プレスによりヒダをつけた無地の100%純毛のニット
に、2重量%のN、N−ジメチル−N−(2−メルカプ
トエチル)−β−アラニン水溶液(pH7に調整)をス
プレーしさらにスチームアイロンでプレスした。処理し
たニットを家庭用洗濯機例1 2重量%チオグリコール酸水溶液(水酸化ナトリウムで
pH7に調整)を用いて、実施例−1と同様に処理した
その結果、形状の変化、変色が認められた。pH9に調
整して同様に処理17た結果、形状の変化は緩和された
ものの、変色、損傷は増大した。
(発明の効果) 本発明の、本発明の一般式(1)、 (式中、RおよびRはアルキル基、エポキシ化合物反応
残基で示されるベタイン型システアミン、又R1および
R2基の炭素数の合計は2〜10の範囲である。) で表わされる化合物は、羊毛材料のセット加工を容易に
し、しかも半永久的に形態を強固にすることができる。
又、従来品の問題点である変色、損傷を防ぐことができ
る効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(1)、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) (式中、R_1およびR_2はアルキル基、エポキシ化
    合物反応残基で示されるベタイン型システアミン、又R
    _1およびR_2基の炭素数の合計は2〜10の範囲で
    ある。) で表わされる化合物を含有することを特徴とする羊毛及
    び羊毛製品のセット加工用剤。
JP28509390A 1990-04-25 1990-10-22 羊毛及び羊毛製品のセット加工用剤 Pending JPH0434078A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-107426 1990-04-25
JP10742690 1990-04-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0434078A true JPH0434078A (ja) 1992-02-05

Family

ID=14458846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28509390A Pending JPH0434078A (ja) 1990-04-25 1990-10-22 羊毛及び羊毛製品のセット加工用剤

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JP (1) JPH0434078A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080282478A1 (en) * 2005-08-10 2008-11-20 David Malcolm Lewis Improvements in and Relating to Wool Treatment
JP2013534909A (ja) * 2010-05-21 2013-09-09 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレーテッド 両性イオン性試薬
CN108118535A (zh) * 2017-12-26 2018-06-05 郑州莱雅实业有限公司 一种服装面料免烫整理剂及整理工艺

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