JPH04340580A - 電子写真用熱定着装置 - Google Patents
電子写真用熱定着装置Info
- Publication number
- JPH04340580A JPH04340580A JP14097291A JP14097291A JPH04340580A JP H04340580 A JPH04340580 A JP H04340580A JP 14097291 A JP14097291 A JP 14097291A JP 14097291 A JP14097291 A JP 14097291A JP H04340580 A JPH04340580 A JP H04340580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- heat fixing
- roller
- fluorine
- mold releasing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims description 16
- 229920002313 fluoropolymer Polymers 0.000 claims description 2
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 31
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 abstract description 31
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 abstract description 31
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 abstract description 16
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 abstract description 16
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 6
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 abstract description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 abstract description 4
- 230000003578 releasing effect Effects 0.000 abstract 6
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 7
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 4
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N tetrafluoroethene Chemical compound FC(F)=C(F)F BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 2
- -1 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000004811 fluoropolymer Substances 0.000 description 1
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 1
- 238000009736 wetting Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真用熱定着装置に
関し、特に加熱定着ローラ,加熱定着ベルト等の加熱定
着部材を使用する電子写真用熱定着装置に関する。
関し、特に加熱定着ローラ,加熱定着ベルト等の加熱定
着部材を使用する電子写真用熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真用熱定着装置では、加熱
定着ローラ,加熱定着ベルト等の加熱定着部材の、記録
媒体のトナー等の被定着物を定着する面に接する表面に
は、PTFE(ポリ・テトラ・フルオロ・エチレン),
PFA(パー・フルオロ・アルキルビニルエーテル共重
合体)等のフッ素系高分子化合物を被覆して、加熱定着
部材と被定着物との間の離型性(耐オフセット性)を向
上させていた。
定着ローラ,加熱定着ベルト等の加熱定着部材の、記録
媒体のトナー等の被定着物を定着する面に接する表面に
は、PTFE(ポリ・テトラ・フルオロ・エチレン),
PFA(パー・フルオロ・アルキルビニルエーテル共重
合体)等のフッ素系高分子化合物を被覆して、加熱定着
部材と被定着物との間の離型性(耐オフセット性)を向
上させていた。
【0003】しかし、加熱定着部材の表面をフッ素系高
分子化合物で被覆したのみでは十分な離型性能が得られ
ないため、さらにシリコンオイル等でなる離型オイルを
加熱定着部材の表面に塗布して加熱定着部材と被定着物
との間の離型性をさらに向上させるようにしている。
分子化合物で被覆したのみでは十分な離型性能が得られ
ないため、さらにシリコンオイル等でなる離型オイルを
加熱定着部材の表面に塗布して加熱定着部材と被定着物
との間の離型性をさらに向上させるようにしている。
【0004】ところが、シリコンオイルの表面張力はせ
いぜい20.6dyne/cm程度で、これ以上は小さ
くならないのに対して、フッ素系高分子化合物の被覆層
の固体表面張力は、20.0〜20.5dyne/cm
とシリコンオイルの表面張力よりも小さい。
いぜい20.6dyne/cm程度で、これ以上は小さ
くならないのに対して、フッ素系高分子化合物の被覆層
の固体表面張力は、20.0〜20.5dyne/cm
とシリコンオイルの表面張力よりも小さい。
【0005】ここで、フッ素系高分子化合物の被覆層の
固体表面張力をσs、離型オイルの表面張力をσi と
すると、湿潤張力AはA=σs −σi となる。一般
に、湿潤張力AがA>0でないと、離型オイルは固体表
面上を十分にぬらす(コートする)ことができない。
固体表面張力をσs、離型オイルの表面張力をσi と
すると、湿潤張力AはA=σs −σi となる。一般
に、湿潤張力AがA>0でないと、離型オイルは固体表
面上を十分にぬらす(コートする)ことができない。
【0006】フッ素系高分子化合物の被覆層とシリコン
オイルとの組合せでは、A<0となり、加熱定着ローラ
,加熱定着ベルト等の加熱定着部材のフッ素系高分子化
合物でなる被覆層の表面を離型オイルで薄く均一にコー
トすることができず、シリコンオイルは離型オイルとし
て使用するには不十分であった。
オイルとの組合せでは、A<0となり、加熱定着ローラ
,加熱定着ベルト等の加熱定着部材のフッ素系高分子化
合物でなる被覆層の表面を離型オイルで薄く均一にコー
トすることができず、シリコンオイルは離型オイルとし
て使用するには不十分であった。
【0007】また、直鎖構造を有するフッ素オイルは表
面張力が小さいので、これを離型オイルとして使用する
ようにした電子写真用熱定着装置も知られているが(例
えば、特開平1−319080号公報参照)、フッ素系
高分子化合物の被覆層と直鎖構造を有するフッ素オイル
との組合せでは、湿潤張力AがA>0となり、離型性は
向上するものの、直鎖構造を有するフッ素オイルは非常
に高価であるので、実際的な使用には適さなかった。
面張力が小さいので、これを離型オイルとして使用する
ようにした電子写真用熱定着装置も知られているが(例
えば、特開平1−319080号公報参照)、フッ素系
高分子化合物の被覆層と直鎖構造を有するフッ素オイル
との組合せでは、湿潤張力AがA>0となり、離型性は
向上するものの、直鎖構造を有するフッ素オイルは非常
に高価であるので、実際的な使用には適さなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子写
真用熱定着装置では、離型オイルとしてシリコンオイル
を用いていたので、加熱定着部材のフッ素系高分子化合
物でなる被覆層の表面を離型オイルで薄く均一にコート
することができず、十分な離型性が得られないとともに
、離型オイルがフッ素系高分子化合物の被覆層の表面で
だまとなって離型オイルの消費量が多くなるという問題
点があった。
真用熱定着装置では、離型オイルとしてシリコンオイル
を用いていたので、加熱定着部材のフッ素系高分子化合
物でなる被覆層の表面を離型オイルで薄く均一にコート
することができず、十分な離型性が得られないとともに
、離型オイルがフッ素系高分子化合物の被覆層の表面で
だまとなって離型オイルの消費量が多くなるという問題
点があった。
【0009】一方、表面張力の小さいな直鎖構造を有す
るフッ素オイルを離型オイルとして使用する電子写真用
熱定着装置では、直鎖構造を有するフッ素オイルが非常
に高価であるので、価格面で実際の使用に適さないとい
う問題点があった。
るフッ素オイルを離型オイルとして使用する電子写真用
熱定着装置では、直鎖構造を有するフッ素オイルが非常
に高価であるので、価格面で実際の使用に適さないとい
う問題点があった。
【0010】本発明の目的は、上述の点に鑑み、表面張
力が小さくかつ安価なフッ素オイルを離型オイルとして
使用して優れた離型性が安価に得られるようにした電子
写真用熱定着装置を提供することにある。
力が小さくかつ安価なフッ素オイルを離型オイルとして
使用して優れた離型性が安価に得られるようにした電子
写真用熱定着装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真用熱定
着装置は、表面がフッ素系高分子化合物で被覆された加
熱定着部材に、一般式
着装置は、表面がフッ素系高分子化合物で被覆された加
熱定着部材に、一般式
【化2】
で示され、かつ表面張力が20dyne/cm以下であ
るフッ素オイルを離型オイルとして塗布したことを特徴
とする。
るフッ素オイルを離型オイルとして塗布したことを特徴
とする。
【0012】
【作用】本発明の電子写真用熱定着装置では、離型オイ
ルの表面張力が20dyne/cm以下となるので、加
熱定着部材のフッ素系高分子化合物でなる被覆層との間
での湿潤張力AがA>0となり、離型オイルは非常に少
ない量で加熱定着部材の表面にきわめて薄く均一に拡が
り、離型のためのコート層を形成する。この結果、優れ
た離型性が得られるとともに、離型オイルの低消費量化
が可能となる。
ルの表面張力が20dyne/cm以下となるので、加
熱定着部材のフッ素系高分子化合物でなる被覆層との間
での湿潤張力AがA>0となり、離型オイルは非常に少
ない量で加熱定着部材の表面にきわめて薄く均一に拡が
り、離型のためのコート層を形成する。この結果、優れ
た離型性が得られるとともに、離型オイルの低消費量化
が可能となる。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【0014】<第1実施例>図1は、本発明の第1実施
例に係る電子写真用熱定着装置の側面図である。本実施
例の電子写真用熱定着装置は、ヒートローラ方式の熱定
着装置であり、金属等の円筒体で形成された加熱定着ロ
ーラ1と、加熱定着ローラ1の内部に配置されたハロゲ
ンランプ等のヒータ2と、加熱定着ローラ1に圧接する
ように配置された弾性体等でなる加圧ローラ3と、加熱
定着ローラ1に接触して従動し離型オイル5を塗布する
オイル塗布ローラ4と、離型オイル5を収納するオイル
タンク6と、一端をオイルタンク6の離型オイル5内に
挿入され他端をオイル塗布ローラ4に対接されたウィッ
ク7とから、その主要部が構成されている。なお、図1
中、符号Sは記録媒体を示す。
例に係る電子写真用熱定着装置の側面図である。本実施
例の電子写真用熱定着装置は、ヒートローラ方式の熱定
着装置であり、金属等の円筒体で形成された加熱定着ロ
ーラ1と、加熱定着ローラ1の内部に配置されたハロゲ
ンランプ等のヒータ2と、加熱定着ローラ1に圧接する
ように配置された弾性体等でなる加圧ローラ3と、加熱
定着ローラ1に接触して従動し離型オイル5を塗布する
オイル塗布ローラ4と、離型オイル5を収納するオイル
タンク6と、一端をオイルタンク6の離型オイル5内に
挿入され他端をオイル塗布ローラ4に対接されたウィッ
ク7とから、その主要部が構成されている。なお、図1
中、符号Sは記録媒体を示す。
【0015】加熱定着ローラ1の表面には、PTFE(
ポリ・テトラ・フルオロ・エチレン),PFA(パー・
フルオロ・アルキルビニルエーテル共重合体)等のフッ
素系高分子化合物でなる被覆層(図示せず)が設けられ
ている。
ポリ・テトラ・フルオロ・エチレン),PFA(パー・
フルオロ・アルキルビニルエーテル共重合体)等のフッ
素系高分子化合物でなる被覆層(図示せず)が設けられ
ている。
【0016】オイル塗布ローラ4は、シリコンスポンジ
ローラ,フェルトローラ等で形成され、含浸する離型オ
イル5を加熱定着ローラ1の表面に塗布するものである
。
ローラ,フェルトローラ等で形成され、含浸する離型オ
イル5を加熱定着ローラ1の表面に塗布するものである
。
【0017】離型オイル5は、一般式
【化3】
で示され、かつ表面張力が20dyne/cm以下のフ
ッ素オイルでなる。なお、化3の構造を有するフッ素オ
イルの表面張力を20dyne/cm以下にするには、
分子量のコントロールによる方法が最も簡単で、平均分
子量を約5000以下とすることにより達成可能である
。また、化3の構造を有するフッ素オイルは、直鎖構造
のフッ素オイルに比べて生産しやすく、格段的に安価で
ある。
ッ素オイルでなる。なお、化3の構造を有するフッ素オ
イルの表面張力を20dyne/cm以下にするには、
分子量のコントロールによる方法が最も簡単で、平均分
子量を約5000以下とすることにより達成可能である
。また、化3の構造を有するフッ素オイルは、直鎖構造
のフッ素オイルに比べて生産しやすく、格段的に安価で
ある。
【0018】ウィック7は、耐熱性フェルト,金属メッ
シュ等で形成され、毛細管現象を利用してオイルタンク
6内の離型オイル5を吸い上げ、オイル塗布ローラ4に
供給するものである。
シュ等で形成され、毛細管現象を利用してオイルタンク
6内の離型オイル5を吸い上げ、オイル塗布ローラ4に
供給するものである。
【0019】次に、このように構成された第1実施例の
電子写真用熱定着装置の動作について説明する。
電子写真用熱定着装置の動作について説明する。
【0020】電子写真用熱定着装置に電源が投入される
と、ヒータ2に通電が行われてウォーミングアップが開
始される。
と、ヒータ2に通電が行われてウォーミングアップが開
始される。
【0021】ウォーミングアップが完了して、加熱定着
動作が開始されると、加熱定着ローラ1が時計方向(図
1で見て)に回転駆動され、これに従動して加圧ローラ
3が反時計方向に回転するとともにオイル塗布ローラ4
が反時計方向に回転する。このため、ウィック7により
オイルタンク6内から吸い上げられた離型オイル5は、
オイル塗布ローラ4を介して加熱定着ローラ1の表面に
塗布される。このとき、離型オイル5は、表面張力が2
0dyne/cm以下であるので、加熱定着ローラ1の
フッ素系高分子化合物でなる被覆層との間での湿潤張力
AがA>0となり、非常に少ない量で加熱定着ローラ1
の表面にきわめて薄く均一に拡がり、離型のためのコー
ト層を形成する。
動作が開始されると、加熱定着ローラ1が時計方向(図
1で見て)に回転駆動され、これに従動して加圧ローラ
3が反時計方向に回転するとともにオイル塗布ローラ4
が反時計方向に回転する。このため、ウィック7により
オイルタンク6内から吸い上げられた離型オイル5は、
オイル塗布ローラ4を介して加熱定着ローラ1の表面に
塗布される。このとき、離型オイル5は、表面張力が2
0dyne/cm以下であるので、加熱定着ローラ1の
フッ素系高分子化合物でなる被覆層との間での湿潤張力
AがA>0となり、非常に少ない量で加熱定着ローラ1
の表面にきわめて薄く均一に拡がり、離型のためのコー
ト層を形成する。
【0022】そして、記録媒体Sが加熱定着ローラ1と
加圧ローラ3との間に挿入されると、記録媒体S上の被
定着物(図示せず)が加熱定着ローラ1からの伝熱によ
り熱溶融されるとともに、加圧ローラ3からの圧力によ
り記録媒体S上に定着される。このとき、加熱定着ロー
ラ1の表面には、離型オイル5でなるきわめて薄いコー
ト層が存在しているので、記録媒体S上の被定着物が加
熱定着ローラ1の表面に付着することが確実に防止され
る。
加圧ローラ3との間に挿入されると、記録媒体S上の被
定着物(図示せず)が加熱定着ローラ1からの伝熱によ
り熱溶融されるとともに、加圧ローラ3からの圧力によ
り記録媒体S上に定着される。このとき、加熱定着ロー
ラ1の表面には、離型オイル5でなるきわめて薄いコー
ト層が存在しているので、記録媒体S上の被定着物が加
熱定着ローラ1の表面に付着することが確実に防止され
る。
【0023】実際の実験では、離型オイル5として、平
均分子量が4000程度のフッ素オイルを使用したとこ
ろ、表面張力が20dyne/cm以下となり、非常に
良好な離型性能を示した。また、離型オイル5の消費量
も、従来のシリコンオイルを使用した場合に比べて、格
段的に低下した。
均分子量が4000程度のフッ素オイルを使用したとこ
ろ、表面張力が20dyne/cm以下となり、非常に
良好な離型性能を示した。また、離型オイル5の消費量
も、従来のシリコンオイルを使用した場合に比べて、格
段的に低下した。
【0024】<第2実施例>図2は、本発明の第2実施
例に係る電子写真用熱定着装置の側面図である。本実施
例の電子写真用熱定着装置は、定着無端ベルト方式の熱
定着装置であり、図1に示した第1実施例の電子写真用
熱定着装置における加熱定着ローラ1およびヒータ2の
代わりに、加熱定着ベルト11,搬送ローラ11a,1
1bおよび11cならびに単一指向性ヒータ12を使用
するようにしたものである。したがって、その他の部材
は、図1に示した第1実施例の電子写真用熱定着装置に
おける部材と同様に構成されているので、対応する部材
には同一符号を付してそれらの詳しい説明を省略する。
例に係る電子写真用熱定着装置の側面図である。本実施
例の電子写真用熱定着装置は、定着無端ベルト方式の熱
定着装置であり、図1に示した第1実施例の電子写真用
熱定着装置における加熱定着ローラ1およびヒータ2の
代わりに、加熱定着ベルト11,搬送ローラ11a,1
1bおよび11cならびに単一指向性ヒータ12を使用
するようにしたものである。したがって、その他の部材
は、図1に示した第1実施例の電子写真用熱定着装置に
おける部材と同様に構成されているので、対応する部材
には同一符号を付してそれらの詳しい説明を省略する。
【0025】加熱定着ベルト11は、金属等の筒状薄肉
体で形成され、その外周面にはフッ素系高分子化合物で
なる被覆層(図示せず)が設けられているとともに、オ
イルタンク6内の離型オイル5がウィック7およびオイ
ル塗布ローラ4を介して塗布されている。
体で形成され、その外周面にはフッ素系高分子化合物で
なる被覆層(図示せず)が設けられているとともに、オ
イルタンク6内の離型オイル5がウィック7およびオイ
ル塗布ローラ4を介して塗布されている。
【0026】このように構成された第2実施例の電子写
真用熱定着装置においても、搬送ローラ11a,11b
および11cの矢印方向への回転に伴って加熱定着ベル
ト11が矢印方向に搬送される点を除いて、図1に示し
た第1実施例の電子写真用熱定着装置におけるのと同様
の動作が行われることはいうまでもない。
真用熱定着装置においても、搬送ローラ11a,11b
および11cの矢印方向への回転に伴って加熱定着ベル
ト11が矢印方向に搬送される点を除いて、図1に示し
た第1実施例の電子写真用熱定着装置におけるのと同様
の動作が行われることはいうまでもない。
【0027】なお、上記各実施例では、オイルタンク6
内の離型オイル5をウイック7を介してオイル塗布ロー
ラ4にそれぞれ供給したが、ウイック7の他端を加熱定
着ローラ1および加熱定着ベルト11に対接させて離型
オイル5を加熱定着ローラ1および加熱定着ベルト11
に直接塗布させるようにしてもよい。
内の離型オイル5をウイック7を介してオイル塗布ロー
ラ4にそれぞれ供給したが、ウイック7の他端を加熱定
着ローラ1および加熱定着ベルト11に対接させて離型
オイル5を加熱定着ローラ1および加熱定着ベルト11
に直接塗布させるようにしてもよい。
【0028】また、オイル保持パッド,オイル保持ロー
ラ等に離型オイル5を含浸させて加熱定着ローラ1およ
び加熱定着ベルト11に対接させることによって離型オ
イル5を塗布するようにして、オイルタンク6を不要に
することもできる。
ラ等に離型オイル5を含浸させて加熱定着ローラ1およ
び加熱定着ベルト11に対接させることによって離型オ
イル5を塗布するようにして、オイルタンク6を不要に
することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表面がフッ素系高分子化合物で被覆された加熱定着部材
に、一般式
表面がフッ素系高分子化合物で被覆された加熱定着部材
に、一般式
【化4】
で示され、かつ表面張力が20dyne/cm以下であ
るフッ素オイルを離型オイルとして塗布するようにした
ことにより、加熱定着部材の表面を離型オイルできわめ
て薄く均一にコートすることができ、優れた離型性が得
られるという効果がある。
るフッ素オイルを離型オイルとして塗布するようにした
ことにより、加熱定着部材の表面を離型オイルできわめ
て薄く均一にコートすることができ、優れた離型性が得
られるという効果がある。
【0030】また、化4の構造を有するフッ素オイルは
、直鎖構造を有するフッ素オイルに比べて生産がしやす
く格段的に安価であるので、優れた離型性を安価に実現
することができるという効果がある。
、直鎖構造を有するフッ素オイルに比べて生産がしやす
く格段的に安価であるので、優れた離型性を安価に実現
することができるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例に係る電子写真用熱定着装
置の側面図である。
置の側面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る電子写真用熱定着装
置の側面図である。
置の側面図である。
1 加熱定着ローラ
2 ヒータ
3 加圧ローラ
4 オイル塗布ローラ
5 離型オイル
6 オイルタンク
7 ウィック
11 加熱定着ローラ
11a,11b,11c 搬送ローラ12 単一指
向性ヒータ
向性ヒータ
Claims (1)
- 【請求項1】 表面がフッ素系高分子化合物で被覆さ
れた加熱定着部材に、一般式 【化1】 で示され、かつ表面張力が20dyne/cm以下であ
るフッ素オイルを離型オイルとして塗布したことを特徴
とする電子写真用熱定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14097291A JPH04340580A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 電子写真用熱定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14097291A JPH04340580A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 電子写真用熱定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04340580A true JPH04340580A (ja) | 1992-11-26 |
Family
ID=15281126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14097291A Pending JPH04340580A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 電子写真用熱定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04340580A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010026489A (ja) * | 2008-06-16 | 2010-02-04 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP14097291A patent/JPH04340580A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010026489A (ja) * | 2008-06-16 | 2010-02-04 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
EP2136263B1 (en) * | 2008-06-16 | 2017-04-05 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus including same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6377777B1 (en) | Fluorine-containing resin-coated pressure roller and heat-fixing device | |
JP2004037764A (ja) | 画像定着装置、およびそれを用いた電子写真装置 | |
EP0996040A3 (en) | Heat fixing devices comprising an elastic layer of high thermal conductivity | |
JP2002123117A (ja) | 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 | |
US4047885A (en) | Rotating wick oil dispensing system | |
JPS5837541B2 (ja) | 定着装置 | |
JPH04340580A (ja) | 電子写真用熱定着装置 | |
JPH04340581A (ja) | 電子写真用熱定着装置 | |
JPH07191567A (ja) | 熱圧力ローラ及び定着装置 | |
JPH05197307A (ja) | 電子写真用熱定着装置 | |
JP2000089593A (ja) | 定着ベルト及び該定着ベルトを用いた加熱定着装置 | |
JPH05216367A (ja) | 電子写真用熱定着装置 | |
JP3231443B2 (ja) | 定着装置 | |
JPH0564351B2 (ja) | ||
JP2002169396A (ja) | ベルト定着装置 | |
JPH05265348A (ja) | オフセット現象防止オイル | |
JPS58130368A (ja) | 定着装置の加熱方法 | |
JP2823166B2 (ja) | 熱ローラ定着装置 | |
JP2008139665A (ja) | 加熱用ローラ及び該加熱用ローラを具備する加熱定着装置 | |
JPS63195682A (ja) | 定着装置 | |
JP3607819B2 (ja) | 電子写真定着装置 | |
JP2000306655A (ja) | 像加熱装置及び画像形成装置 | |
JPH06289746A (ja) | 離型剤供給装置 | |
JPH05241478A (ja) | 熱定着装置 | |
JPS5838786B2 (ja) | 接触式定着装置 |