JPH04339711A - 折帳結束装置への当て紙供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は折帳結束装置への当て紙
供給装置詳しくは、折帳されて搬送集積された小束を、
当て紙を介して複数束に結束するようにした折帳結束装
置への当て紙供給装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、当て紙を結束機に供給するための
装置としては、例えば、特開平２−１３９３１２号公報
に開示され、図５に示したように折帳結束装置Ｂ１の上
方に当て紙供給装置Ｂ２を配備したものがある。該当て
紙供給装置Ｂ２は、単葉な当て紙２００を多数集積した
バスケット１００の底面１０１ａに当て紙取出部１０１
ｂを開口されると共に、前記取出部１０１ｂの下方に当
て紙取出爪１２０を備えた当て紙移送台９００を設けて
いる。そして、取出爪１２０で取出した単葉な当て紙２
００を前記移送台９００上に載置し、ガイドバー１７０
で前後方向に案内されるスライダ１６０を介してモータ
１８０で駆動する移動手段１５０により、前記移送台９
００に載置された当て紙２００が、プレス機１９０の下
面位置へ供給され吸着孔１９０ａに吸着される。そして
、移送台９００が元の位置に戻ると共に、前記当て紙を
吸着したプレス機が下降して結束機３００上の吸引孔３
００ａに前記当て紙２００を吸引保持させる。前記当て
紙２００を結束機３００上面に供給したプレス機１９０
は、再び上昇して次の当て紙２００を受け取る。この間
に折帳物の集積束（図示略）が結束機３００の当て紙２
００上に搬送されると共に、上方から当て紙２００を吸
着したプレス機１９０が下降して、前記折帳物の集積束
を結束するようになされている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
当て紙供給装置Ｂ２は、単葉な当て紙２００を多数集積
したバスケット１００が折帳結束装置Ｂ１の上方位置に
配設されているので、前記バスケット１００に当て紙２
００を補給したり、異なるサイズの当て紙と取替えたり
する作業が困難なばかりか、安全性を欠くものであり、
また、バスケット１００に多数集積された当て紙２００
をその最下方位置から取出爪１２０で一枚ずつ取り出す
ようになされているので、その取出動作が当て紙重量の
変動に大きく作用され、例えば、当て紙の使用でその重
量に変動を生じたときは、取出口１０１ｂから当て紙２
００を取出し爪１２０で取り出せなかったり、又複数枚
同時に取り出したりして、当て紙２００の供給が不安定
となると共に、その構造が複雑で製造コストが高くなる
問題があった。

【０００４】又、前記のように当て紙２００の集積重量
の変動を配慮するために余り多数枚の当て紙２００を一
度に集積しておくことができず、少量枚ずつ多数回に分
けて補給せねばならない煩雑な問題もあった。本発明は
、前記問題点に鑑みて発明したものでその目的は、当て
紙の集積量に関係なく結束位置に対し一枚ずつ確実に、
かつ、安定的に供給することができながらその構造を簡
素化できると共に、作業が容易に、しかも、安全的に行
える当て紙供給装置を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的達成の
ため、折帳されて搬送集積された小束を、当て紙を介し
て複数束に結束するようにした折帳結束装置において、
前記折帳結束装置の結束位置に近接する下部位置に、折
帳物の搬送方向と対向状に当て紙を供給する当て紙供給
機構を設けたことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】前記構成により、結束位置の近接位置からこの
結束位置に対して折帳物の搬送方向と対向状に当て紙を
供給することで、当て紙を供給するための搬送経路を極
端に短縮でき、その構造を簡素化できると共に、当て紙
供給機構を介して直接的に結束位置へ当て紙を供給する
ようにしているので、前記当て紙を一枚ずつ確実に、か
つ、安定的に供給することができる一方、この当て紙供
給機構を備えた当て紙供給装置を前記結束位置の下部位
置に配設していることで当て紙の補給や取替え作業を含
む当て紙供給装置のメインテナンスを容易に行えるので
ある。

【０００７】

【実施例】本発明の折帳結束装置への当て紙供給装置の
一例をー図面の実施例に基づいて説明する。図１は本発
明に係る当て紙供給装置を装備した折帳結束装置の全体
側面図である。

【０００８】図において、Ａは折帳結束前処理装置を示
し、Ｂは当て紙供給装置を示している。前記折帳結束前
処理装置Ａは、折帳物を搬送する搬送装置１と、搬送さ
れた折帳物を集積する集積機２と、集積された折帳物を
受け取る昇降可能な昇降機３と、該昇降機３上に受け取
られた集積束を押し出すプッシャ４と、回転昇降可能な
ターンテーブル５と、該ターンテーブル５で持上げられ
た集積束を抱持して結束位置へ移送する移送機構を具備
したマカジン６とで構成されている。この折帳結束前処
理装置Ａにおける搬送方向下流側に隣接して結束機７が
設けられている。該結束機７は上方に昇降可能なプレス
機８が設けられており該プレス機８の下端部には、図３
に示すように両外側へ揺動状に開閉自由に支持されたプ
レス板８ａが当て紙１１ａを吸着する吸盤８ｂを具備し
て配設されている。

【０００９】以上のように成された結束機７の結束位置
に近接する下部位置に本発明の当て紙供給装置Ｂが設け
てある。該当て紙供給装置Ｂは、具体的には結束機７に
至近する後方下部に例えば、帯状に形成されたロール状
当て紙１１をセットするロール軸１０を遊転自由に支持
すると共に、該ロール軸１０の上部に駆動源１２と連動
して、前記ロール状当て紙１１を挟持して繰出しする一
対のプーリとベルトからなる繰出装置１３と、繰出され
たロール状当て紙１１を所定の長さに切断するカッタ１
４と、該カッタ１４で切断され単葉となった当て紙１１
ａに必要な事項を記載する情報付加装置１４ａと、この
当て紙１１ａを、前記折帳結束前処理装置Ａにおける搬
送装置１で搬送される折帳物の搬送方向に対して対向す
る方向に供給する当て紙供給機構１５とで構成されてい
る。前記当て紙供給機構１５は、前記繰出装置１３と等
速駆動する駆動プーリ１５ａとこれに従動する従動プー
リ１５ｂ及び１５ｃとに張設された細幅ベルト１５ｅで
構成されている。

【００１０】又、前記当て紙供給機構１５は図２で断面
的に示すように、当て紙１１ａの幅方向両側端部のみに
接触するように供給方向に２列並設されている。そして
、前記ベルト１５ｅの水平方向供給経路に、該供給経路
を通過する当て紙１１ａの浮上と横方向の位置ずれを規
制する押さえ板１６ａを備えた概略逆Ｌ字を呈する規制
体１６が取付部１６ｂを回動支点に両外側方へ揺動自由
に支持されている。

【００１１】次に以上のようになされた実施例の作用に
ついて説明する。先ず、帯状に形成された当て紙ロール
１１をロール軸１０にセットする。そして、その開放端
を繰出装置１３を介して強制的に繰出させると共に、繰
出方向下流側に設けたカッタ１４により所定の長さに切
断して、単葉となった当て紙１１ａは例えばラベル発行
機等の情報付加装置１４ａで必要事項を記載されながら
当て紙供給機構１５のベルト１５ｅにより斜上方向に搬
送される。そして、当て紙１１ａの先端が結束機７の上
面と面一の水平方向となったとき、前記当て紙１１ａの
両外側端がベルト１５ｅと規制体１６の押さえ板１６ａ
とに挟まれて浮上を規制されると共に、前記規制体１６
の内面１６ｃでその横ずれを規制されて、前記当て紙１
１ａが正確な結束位置に確実に供給される。そして、上
方からプレス機８がプレス板８ａを閉縮した状態で下降
し、結束位置上にある当て紙１１ａの上面を押さえてい
た規制体１６が外側方へ揺動して、前記当て紙１１ａの
押さえ作用を解放すると同時に図３に示すように前記プ
レス機８のプレス板８ａを両外方へ揺動状に開伸させて
吸盤８ｂで前記当て紙１１ａを吸着し、前記開伸させて
いるプレス板８ａを再び閉縮させて前記当て紙１１ａを
Ｕ字状に保持した状態で一旦上昇退避する。

【００１２】この間に次の当て紙１１ａが結束機７の結
束位置に供給されて、その上にマガジン６で抱持されて
いる折帳物の集積束を搬送載置して、前記マガジン６が
退去し、前記プレス機８が下降して先の当て紙１１ａを
吸着保持したプレス板８ａを開伸させて当て紙を介し、
前記集積束を押圧し、この状態で結束作業が行われるの
である。

【００１３】尚、上記の諸動作はプレス機８の昇降動作
を検出するセンサ（図示略）や当て紙が結束位置に供給
されたことを検出するセンサ（図示略）並びにこれらの
検出結果に基づいて時間計上動作を行うタイマーにより
所定のタイミングでかつ所定の順序作動するように成さ
れているので当て紙１１ａを供給位置に確実に、しかも
安定的に供給することができるのである。

【００１４】又、本実施例では、当て紙１１ａをプレス
機８のプレス板８ａを開閉動作させることで該プレス板
８ａにダイレクトに吸着保持させるようになしているが
、他の例としては図４に示すようにプレス機８のプレス
板８ａを閉縮させた状態で別設する押上板１７により当
て紙１１ａの両側を押し上げてプレス板８ａに吸着させ
るようにしてもよい。この場合には前記押上板１７を設
ける必要があるがプレス板８ａが当て紙１１ａをＵ字状
に一旦保持する場合に前記プレス板８ａの開閉動作を減
少できるので長期使用におけるプレス板８ａの揺動支点
等の回動摩耗を軽減することができる利を有する。

【００１５】更に、本実施例では結束位置に供給する当
て紙１１ａをロール状当て紙１１を用いるようにしたが
、他の実施例としては、予め所定サイズに裁断した単葉
な当て紙を集積しておいて、その最上方位置から一枚ず
つ取出して結束位置に供給するようにしても良く、この
場合でも当て紙１１ａの重量変動に作用されることなく
供給することができるので確実に安定的な供給ができる
のである。

【００１６】又、当て紙供給装置Ｂを結束位置の近接位
置における下部位置に設けていることで、当て紙の供給
経路が極端に短縮できるので供給装置の構造を大幅に簡
素化できると共に、当て紙の補給や、取替作業を含む当
て紙供給装置のメインテナンスを容易にしかも安全に行
うことができるものである。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、当て紙の
供給経路を極端に短縮できるので、当て紙供給装置を大
幅に簡素化できると共に、結束位置に当て紙を確実に、
安定的に供給することができ、しかも、当て紙の補給や
取替等のメインテナンスが容易に、かつ、安全に行える
効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の当て紙供給装置を装備した折帳結束装
置の全体側面図である。

【図２】図１の要部拡大断面図である。

【図３】要部拡大説明図である。

【図４】他の実施例の説明図である。

【図５】従来例を示す要部側面図である。

【符号の説明】

Ａ　　　　折帳結束前処理装置 Ｂ　　　　当て紙供給装置 １５　　　　当て紙供給機構

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　折帳されて搬送集積された小束を、当
   て紙を介して複数束に結束するようにした折帳結束装置
   において、前記折帳結束装置の結束位置に近接する下部
   位置に、折帳物の搬送方向と対向状に当て紙を供給する
   当て紙供給機構を設けたことを特徴とする折帳結束装置
   への当て紙供給装置。