JPH04339665A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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JPH04339665A
JPH04339665A JP3113298A JP11329891A JPH04339665A JP H04339665 A JPH04339665 A JP H04339665A JP 3113298 A JP3113298 A JP 3113298A JP 11329891 A JP11329891 A JP 11329891A JP H04339665 A JPH04339665 A JP H04339665A
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cap
ink
nozzle
recording
drying
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Seiji Mochizuki
聖二 望月
Kazuhisa Kawakami
和久 川上
Hitoshi Hayakawa
均 早川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノズルよりインク滴を吐
出して記録媒体上に文字等の記録を行うインクジェット
記録装置及び記録方法に係わり、特には記録ヘッドにあ
るノズル部でのインクの乾燥防止に関する。
【0002】
【従来の技術】ノズルからインク滴を吐出させて記録媒
体上に記録情報に応じた文字等の記録書き込みを行うイ
ンクジェット記録装置では、微細なノズルからインクを
吐出させてインク滴を形成するため、ノズル部において
乾燥によりインクが増粘すると吐出不良の原因となる。 一度吐出不良が生じると、例えば吐出不良回復手段であ
る吸引手段等を動作させ、インクタンクよりキヤップを
介してインクを吸引し、吐出不良の回復を行う方法が取
られていた。この際に吸引されたインクは、廃インク溜
へと送りこまれる。
【0003】そこで、従来よりインクジェット記録用の
インクとしては、乾燥による増粘のし難いインクが調製
され用いられてきた。この様なインクとしては、グリセ
リンやエチレングリコール等の不揮発性成分を10重量
%〜20重量%程度含有するものが一般的であった。そ
して、この種のインクを用いた場合には、ノズル部にあ
るインクの乾燥防止用としてキャップ内に特別にインク
の供給を行なう必要はなかった。
【0004】キャップへのインクの供給は、通常、一般
的にゴミ等がノズル部に付着することに起因する吐出不
良時に行なわれる吸引動作や、記録装置の電源投入時に
行なわれるインクの吸引動作や、予備的に行なう空吐出
動作によるもので十分であった。
【0005】従来よりインクジェット記録装置は、液体
のインクを吐出して記録を行なうことから、コピー用紙
やボンド紙などいわゆる一般普通紙に記録を行う場合に
、記録紙上に付いたインクが速やかに乾く。記録紙面に
手や他の記録紙が触れても記録がこすれず汚れない。 大きな滲みが発生せずドットの輪郭、エッジが鮮やかで
ある。といった特性が要求されてきた。
【0006】そこで特開昭55−29546号公報では
、インクに多量の界面活性剤を用いる方法が示されてい
る。しかしながら、この場合には乾燥性は高いがサイズ
度の低い記録紙を用いた場合は、非常に大きな滲みが発
生し高品位の記録が得られなかった。
【0007】また、特開昭56−57862号公報では
、インクを強アルカリ性とする方法が示されている。 これは乾燥性を向上させ、且つ滲みの無い高品位な記録
が得られるという点について、酸性紙に対しては有効な
手段となる。しかしながら、中性紙に対しては乾燥性の
向上について、有効な手段とはならなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の他にも様々なイ
ンクの改良が今日までなされてきたが、滲み、乾燥性の
両面において満足させる記録を行うインクは、現在まで
のところ知られていない。また、インクジェット記録用
に専用記録紙を調製する方法も提案されているが、価格
が高い等の問題があり最も望まれていることは、インク
を改良することによる対応である。
【0009】また一方において、記録紙上での乾燥性を
向上させるようにインクを改良すると、ノズル部におい
てインク自体が乾燥し易くなるという問題がある。その
ため、ノズル部の乾燥防止用に設けられているキャップ
内は、湿潤状態である必要がある。
【0010】しかしながら、従来の構成で乾燥し易いイ
ンクを用いると、キャップは、連続した記録動作中は開
放状態が長く続くことになりキャップ内が乾燥してしま
う。キャップ内が乾燥してしまうと、次にノズル部をキ
ャップで閉じても、ノズル部の乾燥を防止できないとい
う問題があった。
【0011】そこで、本発明は上記のような問題を解決
するもので、その目的とするところは、インクジェット
記録用に調製された専用インクは勿論のこと、その他コ
ピー用紙、レター用紙、封筒、ノート、レポート用紙、
再生紙など一般普通紙に対して乾燥性が良好で、かつ滲
みを有しない高品位のインクジェット記録を可能とする
ことができるインクジェット記録用インクを用いても、
確実にノズル部のインク乾燥を防止できるインクジェッ
ト記録装置及び記録方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ノズルよりイ
ンク滴を吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット
記録装置において、前記ノズルの乾燥を防止するための
キャップと、前記インク滴の吐出不良が生じた場合に該
吐出不良の回復動作を行なうための吐出不良回復手段と
を具備し、前記キャップと前記ノズル間との開放時間に
応じた所定量の空吐出を前記キャップを前記ノズルに対
して閉じる直前に前記キャップ内に行なうことを特徴と
する。
【0013】また、前記キャップを前記ノズルに対して
閉じる直前に前記キャップ内に行なう前記空吐出は、前
記開放中に行なわれる記録動作の記録ライン数によって
決定することを特徴とする。
【0014】また、ノズルよりインク滴を吐出して記録
媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、前
記ノズルの乾燥を防止するためのキャップと、前記イン
ク滴の吐出不良が生じた場合に該吐出不良の回復動作を
行なうための吐出不良回復手段とを具備し、インクは不
揮発性成分が5重量%以下であって、前記キャップと前
記ノズル間との開放時に予め設定された一定周期で行な
われる第1の空吐出の回数に応じた所定量の第2の空吐
出を、前記キャップを前記ノズルに対して閉じる直前に
前記キャップ内に行なうことを特徴とする。
【0015】
【作用】キャップ開放時間に応じて、キャップ開放中に
キャップ内より蒸発するインク量分を、キャップをノズ
ルに対して閉じる直前にキャップ内にインクを補給する
ことで、常にキャップとノズル間とを湿潤状態とするこ
とができる。それによりノズル部は、キャップで閉じら
れている間は絶対に乾燥によるインクの増粘がない。よ
って、常に良好な記録動作が可能である。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図面にもとずき説明する
。図1は本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
説明するための主要断面図であり、図2は主要部の斜視
図を示したものである。また図3は、インクエンド検出
回路を説明するためのブロック図である。
【0017】記録紙を搬送するために矢印A方向に回転
する記録紙搬送手段であるプラテン1に沿って、ガイド
軸2a上を矢印B方向に往復動するキヤリッジ2には、
プラテン1に近接して記録ヘッド3が一体的に設けられ
ている。記録ヘッド3の上方には、内部にポリウレタン
フォーム等の多孔質部材よりなるフォーム6を収容した
インクタンク7が設けられている。このインクタンク7
には、その蓋8に大気の取入れを可能にするための通気
孔9が設けられ、またその底面にはフォーム6との密着
を図る台状の突起10が形成されている。この突起10
の中心部から下方に向けてフォーム6内のインクを取り
出し保持するインク室11が形成されている。インク室
11の端部はゴム等の弾性部材よりなる盲栓12により
封止されている。そして、この盲栓12にフィルタ室4
を介して、記録ヘッド3と連通する中空針5を挿通する
ことにより、インクタンク7内に含浸したインクを記録
ヘッド3に供給するように構成されている。尚、インク
室11は盲栓12及びフォーム6により密閉室の状態に
なっている。
【0018】本実施例の構成において、記録動作を行わ
ない時には記録ヘッド3は、キャップ13により閉じら
れ、待機状態となる。記録ヘッド3のノズル部は、キャ
ップ13により気密的に閉じられているため、蒸発によ
るインク乾燥を防止するようになっている。尚、キャッ
プ13内には吸収材19が設けられており、それにより
キャップ13内のインク保持効果が高められている。そ
のため閉じられたキャップ13と記録ヘッド3との空間
は、保湿の効果が高まる。
【0019】また万一、記録ヘッド3に吐出不良が生じ
た場合には、キャップ13、配管14を介して吸引ポン
プ15を動作し、記録ヘッド3よりインクを吸引する。 それにより、吐出不良の回復動作がおこなわれる。吸引
されたインクは、配管16を通って廃インク溜17に送
られる。本発明においては、廃インク溜17とインクタ
ンク7とは別体であって廃インク溜17は記録装置本体
内に配設され、通常は交換されない構成になっている。
【0020】ところで図中符号S1,S2は、インクエ
ンド検出用の電極であって、その一方の電極S1はフォ
ーム6と接触するようにインクタンク7の内壁面に設け
られ、他方の電極S2は、インクと接触する中空針5が
電極を兼ねている。そして、電極S1には、図3に示し
たように基準電圧Vccが印加される。また他方の電極
S2を兼ねる中空針5は接地されている。さらに、基準
電圧Vccが印加されている側の電極S1には、微分回
路21と比較回路22とからなる抵抗変化量検出回路が
接続している。そして、抵抗変化量がある一定レベルを
越えたときに、出力信号を発生するように構成されてい
る。
【0021】また記録ヘッド3に印加されるインク滴吐
出用の記録指令信号は、可とう性の信号伝達手段である
FPC18により伝達される。そしてFPC18上には
インクエンド検出用の信号線が一体的に配線され、電極
S1,S2に接続されている。尚、信号伝達手段として
FPC18の換わりに、FFC(Flexible F
lat Cable)等を用いても良いことはいうまで
もない。また1枚のFPCではなく、2枚重ねの構成で
あっても良いことはいうまでもない。
【0022】次に本発明のインクジェット記録装置に用
いられるインクについて説明する。本実施例に用いたイ
ンクに添加される染料としては、食用染料、酸性染料、
直接染料、塩基性染料からなる群の内、インクジェット
記録技術の分野に通常用いる事が可能な任意の水性染料
が使用できる。例としては、C.I.フードブラック2
、C.I.フードブルー2、C.I.フードヴァイオレ
ット2、C.I.フードレッド14、C.I.フードイ
エロー4、C.I.アシッドブラック2、7、24、3
1、52、63、112、118、119、121、1
22、155、156、C.I.アシッドブラウン13
、46、231、232、294、295、296、2
97、C.I.アシッドグリーン3、5、7、9、12
、16、19、44、61、73、75、76、C.I
.アシッドブルー102、104、113、117、1
20、229、234等がある。
【0023】これら染料の添加量は、媒体の種類やそれ
に伴う染料の溶解度、また、用いるインクジェット記録
方法がインクに要求する特性によって決定される。通常
は、インク全体に対し、約0.1〜5重量%、好ましく
は、0.5〜5重量%の範囲である。少なすぎる場合に
は発色が悪く、多過ぎると、染料の析出によるノズルの
目詰まりやインク滴吐出時の飛行軌跡の曲がりを発生さ
せる要因となる。
【0024】以下に、本実施例で用いたインクの実施例
及び比較例を示し、具体的に説明を行う。
【0025】実施例1〜7 以下に示す成分の内、エタノールを除くものについて混
合し、3時間攪拌の後、ポアサイズが0.8ミクロンの
フィルターにて加圧濾過を行った。次いで濾液にエタノ
ールを加え30分攪拌し、本発明の記録液1〜7を得た
【0026】実施例1(記録液1) C.I.ダイレクトブラック154  2重量%グリセ
リン                       
 3重量%エタノール               
         5重量%イオン交換水      
              90重量%実施例2(記
録液2) C.I.ベーシックイエロー14    2重量%グリ
セリン                    0.
5重量%エタノール                
        1重量%イオン交換水       
         96.5重量%実施例3(記録液3
) C.I.アシッドレッド35        2重量%
グリセリン                    
    5重量%エタノール            
            1重量%イオン交換水   
                 92重量%実施例
4(記録液4) C.I.アシッドブルー102      2重量%グ
リセリン                    0
.5重量%エタノール               
         5重量%イオン交換水      
          92.5重量%実施例5(記録液
5) C.I.フードブラック2      1.5重量%グ
リセリン                     
   5重量%エタノール             
           5重量%イオン交換水    
            88.5重量%実施例6(記
録液6) C.I.アシッドオレンジ1        3重量%
グリセリン                    
0.5重量%エタノール              
          9重量%イオン交換水     
           87.5重量%実施例7(記録
液7) C.I.ベーシックブルー3        1重量%
グリセリン                    
    5重量%エタノール            
            9重量%イオン交換水   
                 85重量%比較例
1〜3 実施例1〜7と同様の方法を用いて、下記に示す記録液
8〜10を得た。
【0027】比較例1(記録液8) C.I.アシッドレッド35        2重量%
グリセリン                    
5.5重量%エタノール              
          1重量%イオン交換水     
           91.5重量%比較例2(記録
液9) C.I.フードブラック2      1.5重量%グ
リセリン                    5
.5重量%エタノール               
         5重量%イオン交換水      
              88重量%比較例3(記
録液10) C.I.ベーシックブルー3    0.5重量%グリ
セリン                    5.
5重量%エタノール                
      10重量%イオン交換水        
            84重量%上記によって得ら
れた記録液1〜10を用い、本実施例のインクジェット
記録装置にて、記録評価した。記録紙としては、市販の
PPC用紙(富士ゼロックス社製、商品名「P紙」:中
性紙)及び、ボンド紙(キンバリー・クラーク・コーポ
レーション(Kimberly−Clerk  Cor
poration)製、商品名「Neenah  Bo
nd」:酸性紙)、レポート用紙(コクヨ社製:中性紙
)、再生PPC用紙(日本ビジネスサプライ社製、商品
名「マイリサイクルペーパー」:酸性紙)に対し記録を
行なった。そして得られた記録物の印字品位と記録紙上
でのインクの乾燥性を次に示す方法で評価した。
【0028】(印字品位)試験紙にそれぞれ記録を行い
、24時間室内に放置の後、ドットレベルにおいて、滲
み、発色、エッジのクリアさについて評価を行った。
【0029】滲み ○−滲みは全く無いか、又は、微妙な滲みは有るが、レ
ベル的に十分高品位である △−ドット周囲に滲みが確認される ×−ドット全体に大きな滲みが有る 発色 ○−色の鮮やかさが良好である △−若干紙の白さが混ざり気味であるが視覚的には全く
問題ではない ×−インクが紙に浸透しており、色が白けてしまってい
る エッジ ○−エッジはクリアである △−ドット周囲のエッジが崩れかけており品位も良好で
ない ×−エッジが全く確認できない (乾燥性)試験紙にそれぞれ記録を行い、記録後6秒目
から2秒おきに記録面にPPC用紙を置き、その上から
288g/cm2 のおもりを2秒間置いて転写の有無
を確認し、転写しなくなった時間を表記した。
【0030】以上の評価結果の内、PPC用紙、ボンド
紙の結果を表1に、レポート用紙、再生PPC用紙の結
果を表2に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】記録は、より早い乾燥時間であることが求
められるが、記録紙に最後の記録を行ってから排出され
るまでの時間を考慮した場合に、本実施例においては2
5秒以下であれば実使用上、問題なく使用できる。しか
し25秒を越えると、記録紙が記録装置から排出された
後も、記録面に触れた時に印字汚れが起こるという現象
が発生し、実使用面で支障を来す。
【0034】また、記録液8、9、10に示されるよう
にグリセリンの添加量が5重量%を越えると、グリセリ
ンが記録紙に浸透し切れず、急激な乾燥時間の低下を招
き25秒以下の乾燥時間を保つ事ができなくなる。更に
、印字品位も良好でない。以上の結果をまとめると、表
3が得られる。
【0035】
【表3】
【0036】印字品位の判断基準は、 ○−すべての項目に於いて良好 △−記録の評価(表1〜2)に於いて、少なくとも1つ
以上△がある場合 ×−記録の評価(表1〜2)に於いて、少なくとも1つ
以上×がある場合 乾燥性の判断基準は、 ○−乾燥時間が25秒以下 ×−乾燥時間が25秒以上 である。
【0037】表3から、印字品位、乾燥性の両方を満足
するインクは、アンダーラインを引いてあるインクが有
効であることが容易に判断できる。
【0038】上記評価内容を要約するとグリセリンの添
加量は、0.5重量%〜5.0重量%、より好ましくは
0.5重量%〜4.5重量%であることが望ましい。 0.5重量%未満の場合には、インク滴の記録紙への定
着状況がグリセリンを含まない水性インクジェット記録
用インクと同様に玉状になり、緩浸透効果の発生がみら
れない。また、5.0重量%を越えると、1インク滴中
に含有するグリセリン量が記録紙に浸透する限界量以上
に存在してしまい、アルコール、調製水が蒸発した後も
浸透し切れなかったグリセリンが記録紙面上にいつまで
も残り、乾燥性の急激な低下を招く、という現象が起こ
るということである。
【0039】図4にPPC用紙について、記録液中のグ
リセリン、エタノール量と乾燥時間の関係を表したグラ
フを示す。
【0040】一方、記録紙面上での乾燥時間の良否に反
して、記録ヘッド3のノズル部においてインクが乾燥す
ることによる吐出不良の発生は、インクの不揮発性成分
量に依存する。つまり、本実施例の成分で説明すれば、
不揮発性成分であるグリセリンの添加量が少ないほど、
ノズル部のインク乾燥の程度は悪くなる。
【0041】次に図5を用いてキャップ13と記録ヘッ
ド3とで形成される空間部130の状態を説明する。
【0042】キャップ13と記録ヘッド3とで形成され
る空間部130は、キャップ13が閉じた直後は記録ヘ
ッド3の周囲環境と同等である。また、キャップ13内
にある吸収材19や、吸収材19とキャップ13との隙
間、さらには配管14中にはインク20が常にある程度
存在している。したがって、キャップ13が閉じた直後
から順次、空間部130に向かって、空間部130が飽
和蒸気圧になるまで吸収材19から、または、吸収材1
9を介してインク中の水分が蒸発する。その際、記録ヘ
ッド3のノズル部3aからも水分蒸発が起こる。このノ
ズル部3aからの蒸発量がある一定レベルを越えると、
ノズル部3a先端において乾燥によるインクの粘度上昇
が起こり、吐出不良となってしまう。
【0043】本発明者らは、前記の空間部130内への
水分蒸発に関して実験を行い、ノズル部3aのインクが
乾燥することによる、吐出不良の程度について評価した
。以下その内容を図6乃至図8を用いて説明する。
【0044】図6は、記録ヘッド3よりキャップ13を
介して吸引ポンプ15を動作してインクを吸引した後に
、キャップ13を記録ヘッド3より開放した状態で、キ
ャップ13内に保持されているインクの蒸発量を調査し
た結果を示している。図6の縦軸は、吸引直後のキャッ
プ13内インク重量と経過時間毎のキャップ13内イン
ク重量から算出したインクの蒸発率を示してある。
【0045】図6より明らかなように、不揮発性成分で
あるグリセリンの重量%が少ないほど水分蒸発量は多く
、直線的に変化する時間は短くなる。尚、キャップ13
内にある吸収材19がない場合には、グリセリンの重量
%の差は、図6に比較して少なく、グリセリンの重量%
が少ない側に近づく傾向であった。
【0046】また、図7は記録ヘッド3のノズル部3a
がキャップ13で閉じられずに開放状態が続いた場合に
おいて、ノズル部3a先端部にあるインクの経過時間に
対する粘度の関係を示したものである。また、本実施例
で用いた記録ヘッド3とインクの組合せにおいて、イン
クは、図中の粘度P以下であれば吐出不良がない。
【0047】図7から明らかなように、グリセリンが1
0重量%であれば、長時間ノズル部3aが開放状態が続
いてもインクの吐出は可能である。実際には常温、常湿
環境において、24時間以上開放状態が続いたとしても
、吐出初期に多少の吐出乱れが発生するが自然に回復し
吐出が可能であった。一方、グリセリンが4、5重量%
のインクについては、数十分以内で吐出不良が発生した
。さらにグリセリンが1重量%のインクでは、数分以内
に吐出不良が発生した。
【0048】また図8は、キャップ13と記録ヘッド3
との開放状態が、温度30〜40°Cで、湿度30〜4
0%RHの環境条件下において、15〜20分以上経過
した後にキャップ13と記録ヘッド3とを閉じ、閉じて
からの経過時間と、ノズル部のインク粘度について調査
した結果を示してある。
【0049】グリセリン量によらず直線的に蒸発すると
いう図6の特徴から、開放時間が15〜20分以内であ
れば、この後にキャップ13と記録ヘッド3とを閉じた
場合でも乾燥の問題はない。しかしながら、低湿状態で
15〜20分以上経過した後に、キャップ13を閉じた
場合は、図8に示したように吐出不良が発生するインク
粘度Pを越える場合が生じる。グリセリン量4.5重量
%についてみると、15〜20分間開放後にキャップ1
3を閉じた直後から、数分〜数時間の範囲でノズル部の
インク粘度が一時的に上昇し、吐出不良が起こる。しか
し、2〜3時間を経過するとインク粘度は元の状態に戻
り、吐出も安定することが分かった。
【0050】本発明者らが調べたところによると、図5
で示した構成では、吸収材19表面層と配管14側とで
水分量の濃度勾配ができる。そのため、キャップ13を
閉じた直後から空間130内の水蒸気圧が飽和するまで
に、キャップ13側から蒸発する水分量は少なく、相対
的にノズル3a側から蒸発する水分量が多くなるためで
あることが分かった。
【0051】一方、キャップ13内は完全には乾燥して
いないので、キャップ13が閉じた状態が継続すると、
一時的に粘度が上昇したノズル部3a先端のインクは、
キャップ13及び、記録ヘッド3側から水分の拡散によ
って、粘度がほぼ元に戻ることが分かった。
【0052】つまり、インクのグリセリン量が多い場合
は、電源投入時や、吐出不良回復動作時にキャップ13
内にインクが供給されるだけで、本発明で問題とするキ
ャップ13の開放時にキャップ13内が乾燥することに
よる吐出不良はない。しかし、グリセリン量が少ない場
合、特には、5重量%以下ではキャップ13内の乾燥に
よるインクの粘度上昇が問題となる。
【0053】そこで、本発明ではキャップ13の開放時
間に応じて、キャップ13と記録ヘッド3とを閉じる直
前に、キャップ13より蒸発してしまう分の水分量を、
インクをキャップ13に供給することでノズル部の乾燥
を防止している。
【0054】次に、その一実施例を図9の動作フローチ
ャートに例示する。ステップ101で記録指令が続く場
合は、ステップ102で記録動作を継続する。
【0055】記録指令が途絶えた後、3秒を過ぎるとス
テップ103からステップ104に進む。ステップ10
4で記録ヘッド3をキャップ13対向位置に移動する。 そして、ステップ105でキャップ13の開放時間Tが
、1200秒を越えたか否か判定する。そして越えてい
ればステップ106に進み、キャップ13内に各ノズル
から2500発分、全ノズルからインク滴を吐出する(
空吐出と呼称する)。Tが1200秒に満たない場合は
、各ノズルからT×1.67発分、全ノズルからインク
滴を吐出する(ステップ107)。
【0056】次に、ステップ108に進み、キャップ1
3の開放時間をカウントする空吐出カウンタFにTを加
算する。そして、ステップ109でキャップ開放時間タ
イマTをリセットする。次に、ステップ110で空吐出
カウンタFが、3000を越えたか否か判定する。30
00に満たなければステップ113に進む。Fが300
0を越えていればステップ111に進む。
【0057】ステップ111では、吸引ポンプを1秒間
動作して、キャップ13内に溜り過ぎたインクを廃イン
ク溜17に送る。これは、環境条件が水分蒸発し難いよ
うな70〜80%RHの多湿環境下では、逆に、空吐出
によるインクが累積してキャップ13より溢れてしまう
ことを防止するための動作である。ステップ111の後
、ステップ112で空吐出カウンタFをリセットする。
【0058】その後ステップ113に進み、キャップ1
3と記録ヘッド3とを閉じて記録装置は待機状態となる
。以上説明したように本実施例は、キャップ13の開放
時間をカウントするタイマを具備し、経過時間に応じた
制御としてある。
【0059】また、図10に開放時間をカウントするタ
イマを具備する換わりに、記録ライン数をカウントする
カウンタを具備した一実施例を動作フローチャートに例
示する。
【0060】ステップ201で記録指令が続く場合は、
ステップ202で記録動作を継続する。記録指令が途絶
えた後、3秒を過ぎるとステップ203からステップ2
04に進む。ステップ204で記録ヘッド3をキャップ
13対向位置に移動する。そして、ステップ205で記
録ライン数Lが、1000ラインを越えたか否か判定す
る。そして越えていればステップ206に進み、キャッ
プ13内に各ノズルから2500発分、全ノズルからイ
ンク滴を吐出する。Lが1000ラインに満たない場合
は、各ノズルからL×2.5発分、全ノズルからインク
滴を吐出する(ステップ207)。
【0061】次に、ステップ208に進み、キャップ1
3の開放時間をカウントする空吐出カウンタGにLを加
算する。そして、ステップ209でライン数カウンタL
をリセットする。次に、ステップ210で空吐出カウン
タGが、2500を越えたか否か判定する。2500に
満たなければステップ213に進む。Gが2500を越
えていればステップ211に進む。
【0062】ステップ211では、吸引ポンプを1秒間
動作して、キャップ13内に溜り過ぎたインクを廃イン
ク溜17に送る。これは、図9で説明したように、環境
条件が水分蒸発し難いような70〜80%RHの多湿環
境下において、逆に、空吐出によるインクが累積してキ
ャップ13より溢れてしまうことを防止するための動作
である。
【0063】ステップ211の後、ステップ212で空
吐出カウンタGをリセットする。そしてステップ213
に進み、キャップ13と記録ヘッド3とを閉じて記録装
置は待機状態となる。以上説明したように本実施例は、
キャップ13の開放時間中に行なわれる記録動作の記録
ライン数をカウントするカウンタを具備し、略経過時間
に応じた制御としてある。これにより構成を簡単で安価
にすることができる。次に、キャップ13内へのインク
供給について、他の実施例を説明する。一般にインクジ
ェット記録装置は、常に全ノズルを使用するわけではな
い。そのため、非使用ノズルの先端部において、乾燥に
よるインクの粘度上昇が起こる。それにより、必要な時
に吐出不良となり、良好な記録が行えないという問題が
ある。そこで、従来よりこの種のインクジェット記録装
置では、記録中に定期的に非使用ノズルの空吐出を行う
構成としてある。実際には、非吐出ノズルのみを選択す
ることは制御上困難であるため、全ノズルまとめて定期
的に空吐出している。図11に記録動作中の空吐出動作
のフローチャートを例示する。
【0064】ステップ301でキャップ13の開放状態
が15秒続いたか否か判定する。15秒過ぎるとステッ
プ302で空吐出信号を発生する。空吐出信号が発生さ
れると、ステップ303で記録ヘッド3を空吐出位置に
移動する。本実施例では、空吐出位置はキャップ13と
している。
【0065】そして、ステップ304で各ノズルより1
0発分、全ノズルよりインク滴を吐出する。次に、ステ
ップ305に進み、空吐出タイマをリセットする。また
ステップ306で、空吐出動作回数をカウントする空吐
出カウンタNに1回分、加算する。そして、記録動作を
に戻る。以後、15秒毎に本動作を繰り返す。
【0066】次に、記録動作中に行う空吐出動作を利用
した、キャップ13にインク供給する方法について、図
12を用いて説明する。
【0067】ステップ401で記録指令が続く場合は、
ステップ402で記録動作を継続する。記録指令が途絶
えた後、3秒を過ぎるとステップ403からステップ4
04に進む。ステップ404で記録ヘッド3をキャップ
13対向位置に移動する。
【0068】そして、ステップ405で直前までの空吐
出回数Nが、80回を越えたか否か判定する。そして越
えていればステップ406に進み、キャップ13内に各
ノズルから2500発分、全ノズルからインク滴を吐出
する。Nが80回に満たない場合は、ステップ407で
各ノズルからN×35発分、全ノズルからインク滴を吐
出する。
【0069】次に、ステップ408に進み、空吐出回数
をカウントする空吐出カウンタEにNを加算する。また
ステップ409で空吐出カウンタNをリセットする。次
に、ステップ410で空吐出カウンタEが、200を越
えたか否か判定する。200に満たなければステップ4
13に進む。Eが200を越えていればステップ411
に進む。
【0070】ステップ411では、吸引ポンプを1秒間
動作して、キャップ13内に溜り過ぎたインクを廃イン
ク溜17に送る。これは、図9と同様に、環境条件が水
分蒸発し難いような70〜80%RHの多湿環境下では
、逆に、空吐出によるインクが累積してキャップ13よ
り溢れてしまうことを防止するための動作である。
【0071】ステップ411の後、ステップ412で空
吐出カウンタEをリセットする。そしてステップ413
に進み、キャップ13と記録ヘッド3とを閉じて記録装
置は待機状態となる。
【0072】以上説明したように本実施例は、キャップ
13の開放中に行われる定期的な空吐出動作の動作回数
をカウントするカウンタを具備し、該空吐出回数に応じ
た制御としてある。これにより特別なタイマを用いる必
要がない。
【0073】また、第1の空吐出と第2の空吐出とを、
必要に応じて任意に設定することができ、どのようなイ
ンクでも問題なく用いることができる。尚、記録動作中
に行なう定期的な空吐出時に、キャップ13の開放によ
り蒸発する水分量に相当する分、インクをキャップ13
に供給することも考えられる。しかし、その場合は供給
されたインクが順次蒸発してしまい相当多量のインク供
給が必要となり、効率的でない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キャップを閉じる直前にキャップ内にインクを供給する
ようにしたため、常にキャップ内を湿潤状態とすること
ができ、乾燥によるノズル部のインクの粘度上昇を防止
できる。それにより、不揮発成分が少ない乾燥に弱いイ
ンクを用いても常に良好な記録動作を行うことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
説明するための主要断面図。
【図2】本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
説明するための主要部斜視図。
【図3】インクエンド検出回路を説明するためのブロッ
ク図。
【図4】インク成分量と乾燥時間との関係を表わす図。
【図5】キャップ13と記録ヘッド3との空間を説明す
る図。
【図6】キャップ13からの水分蒸発量と時間との関係
を表わす図。
【図7】ノズル部のインク粘度とノズル開放時間との関
係を表わす図。
【図8】記録ヘッド3とキャップ13とを閉じてからの
時間とノズル部のインク粘度との関係を表わす図。
【図9】本発明の一実施例を例示する動作フローチャー
ト図。
【図10】本発明の他の実施例を例示する動作フローチ
ャート図。
【図11】記録動作中に行う空吐出動作の動作フローチ
ャート図。
【図12】本発明の一実施例を例示する動作フローチャ
ート図。
【符号の説明】
1      プラテン 2      キャリッジ 3      記録ヘッド 5      中空針 7      インクタンク 13      キャップ 14      配管 15      吸引ポンプ 17      廃インク溜 19      吸収材 130    空間部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ノズルよりインク滴を吐出して記録媒
    体に記録を行うインクジェット記録装置において、前記
    ノズルの乾燥を防止するためのキャップと、前記インク
    滴の吐出不良が生じた場合に該吐出不良の回復動作を行
    なうための吐出不良回復手段とを具備し、前記キャップ
    と前記ノズル間との開放時間に応じた所定量の空吐出を
    、前記キャップを前記ノズルに対して閉じる直前に前記
    キャップ内に行なうことを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  2. 【請求項2】  前記キャップを前記ノズルに対して閉
    じる直前に前記キャップ内に行なう前記空吐出は、前記
    開放中に行なわれる記録動作の記録ライン数によって決
    定することを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】  ノズルよりインク滴を吐出して記録媒
    体に記録を行うインクジェット記録装置において、前記
    ノズルの乾燥を防止するためのキャップと、前記インク
    滴の吐出不良が生じた場合に該吐出不良の回復動作を行
    なうための吐出不良回復手段とを具備し、前記キャップ
    と前記ノズル間との開放時に、予め設定された一定周期
    で行なわれる第1の空吐出の回数に応じた所定量の第2
    の空吐出を、前記キャップを前記ノズルに対して閉じる
    直前に前記キャップ内に行なうことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】  請求項1または3記載のインクジェッ
    ト記録装置に使用するインクは、不揮発性成分が5wt
    %以下であることを特徴とするインクジェット記録方法
JP3113298A 1991-05-17 1991-05-17 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 Expired - Lifetime JP3016271B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1195252A1 (en) 2000-10-04 2002-04-10 Canon Kabushiki Kaisha Head recovery device, head recovery method and ink jet recording apparatus
JP2004017543A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2013176933A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Brother Industries Ltd 液体吐出装置

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US6913339B2 (en) 2000-10-04 2005-07-05 Canon Kabushiki Kaisha Head recovery device, head recovery method and ink jet recording apparatus
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