JP7066338B2 - インクジェット記録装置のメンテナンス方法、メンテナンス液、およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置のメンテナンス方法、メンテナンス液、およびインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録装置のメンテナンス方法に関する。本発明はまた、インクジェット記録装置のメンテナンスに用いられるメンテナンス液に関する。本発明はまた、インクジェット記録装置に関する。
従来のインクジェット記録装置では、インク充填後に、あるいは印刷時のインクミストの飛散により、インク吐出口が形成されたノズル面にインクが付着することがある。このノズル面のインクの付着は、インクの不吐出およびインクの飛行曲がりの原因になるものである。そのため、従来のインクジェット記録装置では、インクの付着を防止するために、ゴム製のブレード型ワイパーによって、ノズル面を払拭するメンテナンス方法が採用されている。
近年、環境への影響を低減する観点から、ラテックスインクといわれるインクジェットインクを搭載したインクジェット記録装置が登場している。ラテックスインクは、典型的には、水、水溶性有機溶剤、色材、樹脂粒子、界面活性剤等を含む。ラテックスインクは、印刷時、メディアに吐出された後、熱乾燥によって水および有機溶剤が揮発する際に樹脂粒子が被膜化し、メディアに対して強固に定着する。ラテックスインクを搭載したインクジェット記録装置では、その乾燥原理により、一度被膜化したインクは再度インクに溶解することができない。そのため従来のメンテナンス方法では、ワイパーにインクが付着したままの状態に置かれると、ワイパー表面でインクが固化し得る。固化したインクが付着したワイパーでノズル面を払拭した場合、固化したインクによりノズル面に傷がつき、これによりインクの不吐出およびインクの飛行曲がりが起こり得る。
そこで近年、不織布等の保液性のあるシート状のワイパーを用いて、メンテナンス液を含浸させたワイパーによりノズル面を払拭するメンテナンス方法が開発されている。このメンテナンス方法においては、ワイパーには、水、界面活性剤、有機溶剤等を含むメンテナンス液が含浸されており、これにより、ノズル面に付着したインクを効果的に拭き取ることができる(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2005-21809号公報 特開2015-509号公報
しかしながら、本発明者らが鋭意検討した結果、ラテックスインクを用いて印刷を行なうインクジェット記録装置に、従来のメンテナンス液とワイパーを用いたメンテナンス方法を適用した場合に、ノズル面にインクやメンテナンス液が残る場合があり、ノズル面の払拭性に改善の余地があることを見出した。また、メンテナンス後にインクが吐出されない、あるいはインクの飛行曲がりが生じる場合があるなど、メンテナンス後のインクの吐出性に改善の余地があることを見出した。また、メンテナンス液の廃液の流路内でインクが凝集して廃液流路に詰まりが生じる場合があるなど、メンテナンス液の廃液でのインクの非凝集性に改善の余地があることを見出した。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ラテックスインクを用いて印刷を行なうインクジェット記録装置のメンテナンス方法であって、ノズル面の払拭性、メンテナンス後のインクの吐出性、およびメンテナンス液の廃液でのインクの非凝集性に優れるメンテナンス方法を提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置のメンテナンス方法は、保液性を有するワイパー部材に、メンテナンス液を付着させる工程と、インクジェット記録装置のインクヘッドのラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面を、前記メンテナンス液が付着したワイパー部材で拭く工程とを包含する。前記メンテナンス液は、水と、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含有する。前記メンテナンス液中における、水および前記有機溶剤の合計含有量は85質量%以上である。前記メンテナンス液は、界面活性剤を実質的に含有しない。
本発明のインクジェット記録装置のインクヘッドのラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面用のメンテナンス液は、水と、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含有する。本発明のメンテナンス液において、水および前記有機溶剤の合計含有量は85質量%以上である。本発明のメンテナンス液は、界面活性剤を実質的に含有しない。
本発明のインクジェット記録装置は、ラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面を有するインクヘッド、およびメンテナンス液を貯蔵しかつ前記インクヘッドのノズル面に付着したラテックスインクを拭き取るように構成されたクリーニング機構を備える。前記クリーニング機構は、保液性を有するワイパー部材と、前記メンテナンス液を貯蔵しかつ当該ワイパー部材にメンテナンス液を供給するメンテナンス液供給手段とを備える。前記メンテナンス液は、水と、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含有する。前記メンテナンス液中における、水および前記有機溶剤の合計含有量は85質量%以上である。前記メンテナンス液は、界面活性剤を実質的に含有しない。
本発明によれば、ラテックスインクを用いて印刷を行なうインクジェット記録装置のメンテナンス方法であって、ノズル面の払拭性、メンテナンス後のインクの吐出性、およびメンテナンス液の廃液でのインクの非凝集性に優れるメンテナンス方法が提供される。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の内部構造の一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のキャリッジを底面から見た図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のクリーニング機構の模式図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のクリーニング機構による払拭操作について示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の変形例のクリーニング機構の模式図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の変形例のクリーニング機構による払拭操作について示す模式図である。
まず、本発明のインクジェット記録装置のメンテナンス方法について説明する。本発明のインクジェット記録装置のメンテナンス方法は、保液性を有するワイパー部材に、メンテナンス液を付着させる工程(メンテナンス液付着工程)と、インクヘッドのラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面を、当該メンテナンス液が付着したワイパー部材で拭く工程(払拭工程)とを包含する。ここで、当該メンテナンス液は、水と、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含有する。当該メンテナンス液中における、水および当該有機溶剤の合計含有量は85質量%以上である。当該メンテナンス液は、界面活性剤を実質的に含有しない。
本発明のインクジェット記録装置のメンテナンス方法は、インクヘッドが、ラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面を有するインクジェット記録装置に適用される。したがって、ラテックスインクを用いて印刷を行なうインクジェット記録装置に適用される。本明細書においてラテックスインクとは、水性溶媒中に、樹脂粒子が分散しているインクのことをいう。ラテックスインクは、典型的には、水、水溶性有機溶剤、色材、樹脂粒子、界面活性剤等を含有する。
メンテナンス液付着工程に用いられるワイパー部材の種類には、保液性を有し、かつインクジェット記録装置のインクヘッドのラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面の拭き取り操作を可能にするものである限り、特に制限はない。ワイパー部材は、ワイパー部材全体が保液性を有していなくてもよく、上記ノズル面と接触する部分のみ保液性を有していればよい。ワイパー部材は、不織布、多孔質シート等のシート状のワイパー部材であってよい。あるいは、ワイパー部材は、先端に不織布等が取り付けられる等により保液性が付与された、ブレード状のワイパー部材であってよい。なお、本明細書においてワイパー部材の「保液性」とは、ワイパー部材に付着した液体の少なくとも一部を吸収または吸着して、当該液体を保持できる性能のことをいう。
メンテナンス液付着工程に用いられるメンテナンス液は、必須成分として水を含有する。また、メンテナンス液付着工程に用いられるメンテナンス液は、必須成分として、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤を含有する。そして、当該メンテナンス液中における、水および当該有機溶剤の合計含有量は85質量%以上である。一方、当該メンテナンス液は、界面活性剤を実質的に含有しない。
メンテナンス液に含有される水には特に制限はないが、不純物の混入を防止する観点から、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水、または超純水が好ましく、イオン交換水がより好ましい。
沸点180℃以上の両末端アルコールの例としては、エチレングリコール(沸点:約196℃)、ジエチレングリコール(沸点:約244℃)、トリエチレングリコール(沸点:約287℃)、1,3-プロパンジオール(沸点:約213℃)、1,4-ブタンジオール(沸点:約230℃)、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール(沸点:約208℃)、2-メチル-1,3-プロパンジオール(沸点:約213℃)、1,5-ペンタンジオール(沸点:約242℃)、1,6-ヘキサンジオール(沸点:約250℃)等が挙げられる。なかでも、両末端アルカンジオールが好ましく、炭素数3~5の両末端アルカンジオールがより好ましい。
ポリアルキレングリコールモノメチルエーテルの好適な例としては、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(沸点:約194℃)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(沸点:約249℃)、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(沸点:約190℃)、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(沸点:約243℃)等が挙げられる。
プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルは、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
メンテナンス液中における、水および上記有機溶剤の合計含有量は85質量%以上である。このように、水と特定の有機溶剤とを特定量含有するメンテナンス液を用いることにより、インクジェット記録装置のノズル面にインクやメンテナンス液が残ることを抑制することができる。すなわち、ノズル面の払拭性を改善することができる。また、このようなメンテナンス液を用いることにより、メンテナンス後のインクの不吐出やインクの飛行曲がりの発生を抑制することができる。すなわち、メンテナンス後のインクの吐出性を改善することができる。また、このようなメンテナンス液を用いることにより、メンテナンス液の廃液中でのインクの凝集を抑制することができ、これにより、廃液流路での詰まりの発生を抑制することができる。
メンテナンス液中の水および上記有機溶剤の合計含有量は、88質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましい。
一方でメンテナンス液は、界面活性剤を実質的に含有しない。メンテナンス液が界面活性剤を実質的に含有する場合には、ノズル面でのメンテナンス液が濡れ拡がり易くなり、ノズル面に液体が残り易くなる。その結果、ノズル面の払拭性が悪くなる。また、ノズルの吐出口内にメンテナンス液が入り込んでインクのメニスカスを破壊し、インクの吐出性を損なう。なお、本明細書において、メンテナンス液が界面活性剤を実質的に含有しないとは、メンテナンス液中の界面活性剤の含有量が、0.3質量%以下(特に0.1質量%以下)であることをいう。メンテナンス液は、好ましくは、界面活性剤を含有しない(すなわち、メンテナンス液中の界面活性剤の含有量は、好ましくは0質量%である)。
有機溶剤の含有量を減少させて環境負荷を低減する観点およびコストの観点から、メンテナンス液中における水の含有量は、70質量%以上が好ましい。一方、上記有機溶剤を添加することによる効果を十分に得る観点から、メンテナンス液中の上記有機溶剤の含有量は、5質量%以上が好ましく、7質量%以上がより好ましい。したがって、メンテナンス液中における、水の含有量が70質量%~95質量%であり、かつ上記有機溶剤の含有量が5質量%~30質量%であることが好ましく、メンテナンス液中における、水の含有量が70質量%~93質量%であり、かつ上記有機溶剤の含有量が7質量%~30質量%であることがより好ましい。
メンテナンス液は、本発明の範囲を損なわない範囲内で上記以外の有機溶剤(その他の有機溶剤)を含有していてもよい。その他の有機溶剤は、ラテックスインクの水溶性有機溶剤として使用可能な有機溶剤であることが好ましく、その例としては、1,2-ブタンジオール(沸点:約194℃)、2,3-ブタンジオール(沸点:約183℃)、1,3-ブタンジオール(沸点:約208℃)、1,2-ペンタンジオール(沸点:約206℃)、2,4-ペンタンジオール(沸点:約201℃)、2-メチル-2,4-ペンタンジオール(沸点:約198℃)、1,2-ヘキサンジオール(沸点:約224℃)、2-エチルー1,3-ヘキサンジオール(沸点:約243℃)等のジオール類;プロピレングリコール-n-ブチルエーテル(沸点:約171℃)、プロピレングリコール-t-ブチルエーテル(沸点:約153℃)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(沸点:約230℃)、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(沸点:約202℃)、エチレングリコール-n-プロピルエーテル(沸点:約150℃)、エチレングリコール-n-ブチルエーテル(沸点:約171℃)、3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール(沸点:約174℃)、1-エトキシ-2-プロパノール(沸点:約132℃)等のモノオール類などが挙げられる。
メンテナンス液中のその他の有機溶剤の含有量は、15質量%以下であり、好ましくは12質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下である。
メンテナンス液付着工程において、保液性を有するワイパー部材にメンテナンス液を付着させる方法には特に制限はなく、公知方法に従い行なうことができる。例えば、ワイパー部材に対してメンテナンス液を塗布または吐出する方法、ワイパー部材を、メンテナンス液を貯蔵した槽に浸漬する方法等を採用することができる。
払拭工程は、ワイパー部材のメンテナンス液が付着した部位を、上記ノズル面に接触させ、当該ワイパー部材と当該ノズル面との少なくとも一方を移動させることにより、行なうことができる。具体的には、例えば、シート状のワイパー部材を用いる場合、シート状のワイパー部材のメンテナンス液が付着した部位を、上記ノズル面に接触させ、シート状のワイパー部材を巻き取ること等によりシート状部材を移動させて払拭操作を行なってよい。あるいは、例えば、ブレード状のワイパー部材を用いる場合、ブレード状のワイパー部材のメンテナンス液が付着した部位を、上記ノズル面に接触させ、ブレード状のワイパー部材またはインクヘッドのノズル面を移動させて払拭操作を行なってよい。
本発明のインクジェット記録装置のメンテナンス方法によれば、ノズル面の払拭性、メンテナンス後のインクの吐出性、およびメンテナンス液の廃液でのインクの非凝集性に優れる。よって、本発明のインクジェット記録装置のメンテナンス方法は、ラテックスインクをインクヘッドに充填後、またはラテックスインクによるインクジェット印刷を行なった後に実施することが極めて有利である。
次に、本発明のインクジェット記録装置について説明する。本発明のインクジェット記録装置は、上述の本発明のインクジェット記録装置のメンテナンス方法を行なうように構成されている。そこで、本発明のインクジェット記録装置は、ラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面を有するインクヘッド、およびメンテナンス液を貯蔵しかつ当該インクヘッドのノズル面に付着したラテックスインクを拭き取るように構成されたクリーニング機構を備える。当該クリーニング機構は、保液性を有するワイパー部材と、当該メンテナンス液を貯蔵しかつ当該ワイパー部材にメンテナンス液を供給するメンテナンス液供給手段とを備える。当該メンテナンス液は、水と、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含有する。当該メンテナンス液中における、水および前記有機溶剤の合計含有量は85質量%以上である。当該メンテナンス液は、界面活性剤を実質的に含有しない。
以下、本発明のインクジェット記録装置について、特定の実施形態を例に挙げて図面を参照しながら説明する。当然ながら本発明のインクジェット記録装置は、以下の実施形態に限定されるものではない。また、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
図1は、一実施形態に係るインクジェット記録装置10の斜視図である。図1において、インクジェット記録装置10を正面から見たときに、インクジェット記録装置10から遠ざかる方を前方、インクジェット記録装置10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、インクジェット記録装置10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、インクジェット記録装置10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。ここでは、主走査方向Yは左右方向である。符号Xは、副走査方向を示している。ここでは、副走査方向Xは前後方向である。主走査方向Yと副走査方向Xとは平面視において直交している。ただし、主走査方向Yおよび副走査方向Xは、特に限定されず、インクジェット記録装置10の形態に応じて適宜に設定可能である。
本実施形態に係るインクジェット記録装置10は、インクジェット方式のプリンタである。本実施形態において、「インクジェット方式」には、二値偏向方式または連続偏向方式などの各種の連続方式、および、サーマル方式または圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式が含まれる。インクジェット記録装置10は、記録媒体5に印刷を行うものである。
記録媒体5は、例えば、記録紙である。しかしながら、記録媒体5は、記録紙に限定されない。例えば、記録媒体5は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ポリ塩化ビニルなどの樹脂製のシートであってもよい。
図1に示すように、インクジェット記録装置10は、本体10Aと、脚12と、プラテン14と、ガイドレール16と、キャリッジ26とを備える。本体10Aは、脚12に支持されている。脚12は、本体10Aの下面に設けられている。プラテン14には、記録媒体5が載置される。図示は省略するが、プラテン14には、円筒状のグリッドローラが設けられている。このグリッドローラは、その上面部を露出させた状態でプラテン14に埋設されている。グリッドローラは、副走査方向Xに回転するように設置される。
ガイドレール16は、プラテン14の上方に配置されている。ガイドレール16は、プラテン14と平行に配置され、主走査方向Yに延びている。図示は省略するが、ガイドレール16の下方には、複数のピンチローラが略等間隔に配置されている。これらピンチローラは、上記グリッドローラに対向している。上記ピンチローラは、記録媒体5の厚さに応じて上下方向の位置を設定可能に構成されている。上記グリッドローラと上記ピンチローラとの間には、記録媒体5が挟み込まれる。上記グリッドローラおよび上記ピンチローラは、記録媒体5を挟持した状態で、記録媒体5を副走査方向Xに搬送可能に構成されている。
図2は、本実施形態に係るインクジェット記録装置10の内部構造の一部を示す図である。図2に示すように、インクジェット記録装置10は、クリーニング機構30と廃液タンク40とを備える。クリーニング機構30の配置される位置は、キャリッジ26の下方である。図2では、クリーニング機構30の構成部材のうち、メンテナンス液槽31と、メンテナンス液の廃液を排出するための廃液排出手段としての第1の廃液流路32、廃液ポンプ33、および第2の廃液流路34が示されている。廃液タンク40は、本実施形態にあっては、本体10Aの最下辺近くであってインクジェット記録装置10の後方Rr側に面した位置に配置されている。メンテナンス液槽31に溜まった廃液は、廃液ポンプ33により、第1の廃液流路32および第2の廃液流路34を通って廃液タンク40へと移送される。
図3は、キャリッジ26を底面(図1の下方向)から見た図である。図3に示すように、複数のインクヘッド50が、キャリッジ26に搭載されている。複数のインクヘッド50は、キャリッジ26の主走査方向Yへの移動に伴い、主走査方向Yに移動する。複数のインクヘッド50は、ラテックスインクを吐出するものである。図示は省略するが、インクヘッド50は、ラテックスインクを収容したインク貯蔵部と接続されている。複数のインクヘッド50はそれぞれ底面に、ラテックスインクの吐出口51を有している。したがって、インクヘッド50の底面がノズル面52を構成している。
図4に、本実施形態に係るインクジェット記録装置10のクリーニング機構30を模式的に示す。また図5に、本実施形態に係るインクジェット記録装置10のクリーニング機構30による払拭操作について模式的に示す。図4および図5は共に、前方F方向から見た図である。
クリーニング機構30は、メンテナンス液60を貯蔵するメンテナンス液槽31を備える。メンテナンス液槽31は、第1の廃液流路32に接続されている。クリーニング機構30は、シート状のワイパー部材35、供給ローラ36、巻取ローラ37、2つのガイドローラ38、および押し当て部材39を備える。ワイパー部材35には、不織布が用いられており、そのため保液性を有する。しかしながらワイパー部材35は、保液性を有する限り不織布に限られない。例えば、ワイパー部材35は、多孔質シート等であってよい。ワイパー部材35は、供給ローラ36より巻き出されることにより供給され、ガイドローラ38を介して巻取ローラ37により巻き取られる。供給ローラ36は、メンテナンス液槽31内のメンテナンス液60に浸漬されており、これによりワイパー部材35にメンテナンス液60が付着するように供給される。このようにしてメンテナンス液槽31は、メンテナンス液60を貯蔵しかつワイパー部材35にメンテナンス液60を供給するメンテナンス液供給手段として機能する。また、巻取ローラ37もメンテナンス液槽31内のメンテナンス液60に浸漬されている。したがって、メンテナンス液槽31はメンテナンス液60の廃液を含み得る。押し当て部材39は、2つのガイドローラ38よりも上方に移動可能に構成されている。したがって、クリーニング機構30は、シート状ワイパー部材35を用いた巻取り式のクリーニング機構である。
メンテナンス液60には、上述のメンテナンス液が用いられる。すなわち、メンテナンス液60には、水と、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含有し、水および前記有機溶剤の合計含有量が85質量%以上であり、界面活性剤を実質的に含有しない、メンテナンス液が用いられる。
なお、図4では、供給ローラ36および巻取ローラ37共にメンテナンス液槽31内に配置されている。しかしながら、供給ローラ36のみが、メンテナンス液槽31内に配置され、巻取ローラ37が別途用意された廃液槽内または廃液槽の上部に配置される構成であってもよい。また、メンテナンス液槽31に変えて廃液槽を用意し、少なくとも巻取ローラ37を廃液槽外に配置し、別途用意されたメンテナンス液塗布装置またはメンテナンス液吐出装置によって、ワイパー部材35にメンテナンス液60が供給される構成であってもよい。
図5に示すように、キャリッジ26はガイドレール16に沿って摺動可能に構成されており、主走査方向Yに移動可能である。キャリッジ26には、インクヘッド50が搭載されており、よってインクヘッド50は、主走査方向Yに移動可能である。キャリッジ26の下方には、クリーニング機構30が配置されている。
キャリッジ26がホームポジションHPから左方向Y1へ移動するとき、クリーニング機構30の押し当て部材39が上方に移動する。これにより、インクヘッド50のノズル面52とワイパー部材35とが接触する。このとき、インクヘッド50が移動することにより、ノズル面52の払拭操作が行なわれる。あるいは、供給ローラ36および巻取ローラ37が回転することにより、ワイパー部材35が移動して払拭操作が行なわれる。なお、払拭操作はこれに限られず、インクヘッド50とクリーニング機構30のワイパー部材35とが相対的に移動していればよい。例えば、クリーニング機構30が移動するような構成としてもよい。
なお、クリーニング機構30は、メンテナンス液を貯蔵しかつインクヘッド50のノズル面52に付着したラテックスインクを拭き取るように構成されている限り、上記の構成に限定されない。そこで、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の変形例のクリーニング機構について図面を用いて説明する。なお、クリーニング機構130以上の構成は、上述のインクジェット記録装置10と同様であるため、その説明は省略する。
図6に、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置10の変形例のクリーニング機構130を模式的に示す。また図7に、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置10の変形例のクリーニング機構130による払拭操作について模式的に示す。図6および図7は共に、前方F方向から見た図である。
クリーニング機構130は、洗浄槽131と、ブレード状のワイパー部材135と、ワイパー移動機構136とを備えている。洗浄槽131には上述のメンテナンス液60が貯蔵されている。また図示は省略するが、洗浄槽131は、廃液排出手段である、廃液流路および廃液ポンプと接続されている。
ワイパー部材135は、少なくともその先端部135Aにおいて保液性を有する。本変形例では、ワイパー部材135として多孔質の板状体(例、ウレタンフォーム、メラミンフォーム)が用いられているが、これに限られない。例えば、ゴム状の板状体の先端に不織布等を装着したものであってよい。
ワイパー移動機構136は、ワイパー部材135を保持し、回転させる部材である。ワイパー移動機構136は、回転軸136aと、駆動装置136bとを備える。回転軸136aは、ワイパー部材135を把持するクランプ等を備えた部材であって、自身を軸に、図6のT方向にワイパー部材135を回転可能に構成されている。回転軸136aには、駆動装置136bが接続されおり、駆動装置136bにより回転軸136aに駆動力が与えられ、これにより、ワイパー部材135が回転する。
ワイパー部材135が、図6の位置P1にあるとき、ワイパー部材135は、メンテナンス液槽131内のメンテナンス液60に浸漬していない。しかしながら、ワイパー部材135は、図6の位置P2にあるとき、その先端部135Aがメンテナンス液槽131内のメンテナンス液60に浸漬する。これにより、ワイパー部材135にメンテナンス液60が付着するように供給される。したがって、このようにしてメンテナンス液槽131は、メンテナンス液60を貯蔵しかつワイパー部材135にメンテナンス液60を供給するメンテナンス液供給手段として機能する。
図7に示すように、キャリッジ26がホームポジションHPから左方向Y1へ移動するとき、クリーニング機構130のワイパー移動機構136がワイパー部材135を回転させ、ワイパー部材が垂直上方(U方向)を向くように配置される。すなわち、ワイパー部材135は、図6の位置P1に配置される。これにより、インクヘッド50のノズル面52とワイパー部材135とが接触する。このとき、インクヘッド50が移動することにより、ノズル面52の払拭操作が行なわれる。なお、払拭操作はこれに限られず、インクヘッド50とクリーニング機構130のワイパー部材135とが相対的に移動していればよい。例えば、クリーニング機構130のワイパー部材135の回転を利用して、払拭操作を行なうような形態も可能である。
以上のような構成のインクジェット記録装置10によれば、インクヘッド50のノズル面52にインクやメンテナンス液60が残ることを抑制することができる。すなわち、ノズル面52の払拭性を改善することができる。また、インクジェット記録装置10によれば、メンテナンス後のインクの不吐出やインクの飛行曲がりの発生を抑制することができる。すなわち、メンテナンス後のインクの吐出性を改善することができる。また、インクジェット記録装置10によれば、メンテナンス液60の廃液中でのインクの凝集を抑制することができ、これにより、第1の廃液流路32および第2の廃液流路34での詰まりの発生を抑制することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は、これら実施例に制限されるものではない。
[実施例1~9および比較例1~5]
下記表1に示す組成を有するラテックスインクを用意した(なお、表中の各成分に対する値は、質量割合を示す)。
Figure 0007066338000001
CAB-O-JET300(キャボット社製):ブラック系自己分散顔料(固形分15質量%の水性エマルジョン)
SAG503A(日信化学工業社製):ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤「シルフェイスSAG503A」
ビニブラン715S(日信化学工業社製):ポリ塩化ビニル-ポリウレタンのコアシェル粒子の水性エマルジョン(固形分25質量%)
また、下記表2~4に示す組成を有するメンテナンス液を用意した(なお、表中の各成分に対する値は、質量割合を示す)。上記のラテックスインク、当該メンテナンス液、およびインクジェット記録装置を用いて下記の評価を行なった。結果を表2~4に示す。
〔払拭性〕
インクジェット記録装置のインクヘッドに、表1に示す組成を有するラテックスインクを充填した。この段階で、インクヘッドのノズルプレートの吐出口がある面(ノズル面)にインクが付着していることが確認できた。このノズル面を、表2~4に示す組成を有するメンテナンス液で濡らせた不織布で払拭した。そして、払拭後のノズル面の状態を観察し、以下の基準で評価した。結果を表2~4に示す。
○:ノズル面に液体が残っていない
×:ノズル面に液体が残っている
〔インク吐出性〕
インクジェット記録装置のインクヘッドに、表1に示す組成を有するラテックスインクを充填した。この段階で、インクヘッドのノズルプレートの吐出口がある面(ノズル面)にインクが付着していることが確認できた。このノズル面を、表2~4に示す組成を有するメンテナンス液で濡らせた不織布で払拭した。その後テストプリントを行い、インクの吐出状態について確認し、以下の基準で評価した。結果を表2~4に示す。
○:すべてのノズルから抜けおよび飛行曲がりなくインクが吐出される
×:一部のノズルにおいて抜けまたは飛行曲がりが確認される
〔インクの非表修正〕
表2~4に示す組成を有するメンテナンス液と、表1に示す組成を有するラテックスインクとを9:1の質量比で混合し、得られた混合物を25℃の温度下で一晩放置した。このとき、混合物を収容した容器には蓋をせず、大気開放下で放置した。その後の混合物の状態を観察し、以下の基準で評価した。結果を表2~4に示す。
○:インク成分の凝集が見られない
×:インク成分の凝集が見られる
[比較例6]
メンテナンス液を用いることなく、払拭性およびインク吐出性の評価を行なった。すなわち、ノズル面を乾いた不織布で払拭した以外は、上記の方法で、払拭性およびインク吐出性の評価を行なった。結果を表4に示す。
Figure 0007066338000002
Figure 0007066338000003
Figure 0007066338000004
表2~4に示されるように、本発明の範囲内の実施例1~9では、払拭性、インクの吐出性、廃液中でのインクの非凝集性のすべてにおいて優れた結果が得られた。
これに対し、表4の比較例1および2の結果が示すように、ポリアルキレングリコールモノブチルエーテルをメンテナンス液の主有機溶剤に用いた場合には、インクの凝集が見られた。これは、メンテナンス液とインクとの混合物が大気開放下に置かれた際に、水が蒸発してポリアルキレングリコールモノブチルエーテルの含有比率が上昇し、インクに含まれていた樹脂粒子が安定して分散できなくなったためと考えられる。比較例3の結果が示すように、3-メトキシ-1-ブタノールをメンテナンス液の有機溶剤に用いた場合には、吐出性が悪かった。これは、メンテナンス液がインクヘッドの吐出口に侵入して、インクのメニスカスを破壊したためと考えられる。比較例4の結果が示すように、メンテナンス液が界面活性剤を含有する場合には、払拭性と吐出性が悪かった。これは界面活性剤の作用によりノズル面上に濡れ拡がり易くなり、その結果、ノズル面上に液体が残ったためであると考えられる。また、界面活性剤の作用により、インクヘッドの吐出口にメンテナンス液が入り易くなり、その結果、インクのメニスカスを破壊したためと考えられる。比較例5の結果が示すように、水と特定の有機溶剤の合計含有量が85%を下回り、その他の有機溶剤であるポリアルキレングリコールモノブチルエーテルの含有量が多くなると、インクの凝集が見られた。これは、メンテナンス液とインクとの混合物が大気開放下に置かれた際に、水が蒸発して、その他の有機溶剤の影響により、インクに含まれていた樹脂粒子が安定して分散できなくなったためと考えられる。比較例6の結果が示すように、メンテナンス液を用いない場合には、払拭性が悪かった。これは、ノズル面に付着したインクは固化しやすいため、乾いた不織布では完全に払き取ることができなかったためと考えられる。
5 記録媒体
10 インクジェット記録装置
26 キャリッジ
30 クリーニング機構
31 メンテナンス液槽
32 第1の廃液流路
33 廃液ポンプ
34 第2の廃液流路
35 ワイパー部材
40 廃液タンク
50 インクヘッド
51 吐出口
52 ノズル面
60 メンテナンス液

Claims (3)

  1. 保液性を有するワイパー部材に、メンテナンス液を付着させる工程と、
    インクジェット記録装置のインクヘッドのラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面を、前記メンテナンス液が付着したワイパー部材で拭く工程と、
    を包含する、インクジェット記録装置のメンテナンス方法であって、
    前記メンテナンス液が、水と、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含有し
    前記メンテナンス液中における、水の含有量が70質量%以上であり、かつ前記有機溶剤の含有量が5質量%以上であり、
    前記メンテナンス液が、水、および前記有機溶剤のみを含有する、
    ことを特徴とするメンテナンス方法。
  2. 水と、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含有し
    水の含有量が70質量%以上であり、かつ前記有機溶剤の含有量が5質量%以上であり、
    水、および前記有機溶剤のみを含有する、
    ことを特徴とする、インクジェット記録装置のインクヘッドのラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面用のメンテナンス液。
  3. ラテックスインクを吐出する吐出口が設けられたノズル面を有するインクヘッド、およびメンテナンス液を貯蔵しかつ前記インクヘッドのノズル面に付着したラテックスインクを拭き取るように構成されたクリーニング機構を備える、インクジェット記録装置であって、
    前記クリーニング機構は、保液性を有するワイパー部材と、前記メンテナンス液を貯蔵しかつ当該ワイパー部材にメンテナンス液を供給するメンテナンス液供給手段とを備え、
    前記メンテナンス液が、水と、プロピレングリコール、沸点180℃以上の両末端アルコール、およびポリアルキレングリコールモノメチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含有し
    前記メンテナンス液中における、水の含有量が70質量%以上であり、かつ前記有機溶剤の含有量が5質量%以上であり、
    前記メンテナンス液が、水、および前記有機溶剤のみを含有する、
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
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