JPH0433890Y2 - - Google Patents

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JPH0433890Y2
JPH0433890Y2 JP20237885U JP20237885U JPH0433890Y2 JP H0433890 Y2 JPH0433890 Y2 JP H0433890Y2 JP 20237885 U JP20237885 U JP 20237885U JP 20237885 U JP20237885 U JP 20237885U JP H0433890 Y2 JPH0433890 Y2 JP H0433890Y2
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【考案の詳細な説明】 [利用分野] この考案はパチンコ遊技機に適用して有効な技
術に関し、特に補助遊技装置とこの補助遊技装置
における特定の条件の成立に伴つて動作される変
動入賞装置とを備えたパチンコ遊技機に利用して
有効な技術に関する。
[従来技術] 近時のパチンコ遊技機に於ては、遊技内容に変
化を加えると共に遊技者へのサービス向上を図る
ため、種々の役物を設けてある。例えば、特定入
賞口を有する補助遊技装置を設け、遊技球がその
特定入賞口へ入つた場合に新たに特別遊技状態を
発生され、この特別遊技状態で遊技球を所定の入
賞領域に入ると変動入賞装置の入賞口を大きく開
いて入賞率を急激に高めるようにしたパチンコ遊
技機、あるいは、補助遊技装置を起動される特定
入賞口へ入つた場合、補助ゲームをスタートさ
せ、そのゲーム結果によつて上記と同じような特
別遊技態様を発生させ、特定の条件で変動入賞装
置を開かせるようにしたパチンコ遊技機が開発さ
れている。
[本考案が解決しようとする問題点] ところが上記したパチンコ遊技機は、一般的に
補助遊技装置を起動させるための特定入賞口を複
数個設け、該特定入賞口に入賞した球はすべて有
効となり、その入賞球によつて補助遊技装置での
ゲームがスタートされ、その結果特定条件が成立
すると変動入賞装置の開放という遊技者に多大な
利益が与えられるように構成されていた。このよ
うなパチンコ遊技機においては、釘調節により、
複数の特定入賞口への入賞を容易にすると特定態
様の発生する度合いが多くなりパチンコ店にとつ
て不利益となり、また、逆に釘を縮めてしまうと
特定入賞口への入賞頻度が減少してしまい、特定
遊技態様の発生のチヤンスも減少して遊技者にと
つては興趣を欠くものとなつてしまつていた。そ
のため、釘調整が非常に難しいという問題点があ
つた。
そこで本考案は、パチンコ店と遊技者との利益
のバランスを図りながら、しかもパチンコ遊技機
の興趣を欠くことのないように特定入賞口を狙う
チヤンスを増大させ、パチンコ遊技にスリルと期
待感とを味わうことのできるパチンコ遊技機を提
供することを目的とする。
[問題解決の手段] この考案は、遊技盤の前面に形成された遊技部
内に遊技球が1個流入可能な開口幅を有する特定
入賞口を設け、該特定入賞口の両側方には上記遊
技盤前面より遊技部内に向けて突出する誘導部材
を配設し、遊技部内を流下する遊技球が上記誘導
部材を介して上記特定入賞口へ流入可能な入賞流
路を形成するとともに、上記特定入賞口の上方に
は、開口端が遊技盤面上に開口されて遊技部と連
通され、かつ上記開口端の開口幅が上記特定入賞
口の幅より大となるように設定されるとともに上
記開口端より遊技盤裏面側に延在する底壁が遊技
部に向けて下り傾斜された準入賞領域を位置せし
め、上記遊技部内に設けられた特別流入口と上記
準入賞領域とを誘導路によつて接続することによ
り特別流入口に流入した遊技球を誘導路を介して
上記準入賞領域に誘導させ上記特定入賞口へ入賞
可能とし、上記特定入賞口への入賞に基づき可変
表示装置の制御手段によるゲーム制御を開始させ
るように構成するものである。
[作用] 上記した手段によれば、準入賞領域へ遊技球が
入賞しても必ずしも特定入賞口への入賞は保証さ
れないが準入賞領域への入賞率は従来に比べて数
段高くなるようにして、特別遊技態様の発生率の
コントロールをし易くし、もつて、パチンコ店と
遊技者との間の利益のバランスを図ると共に、特
定入賞口への入賞を狙える準入賞領域への遊技球
の入賞を頻繁に生じさせて遊技のスリルと期待感
を向上させるという上記目的を達成することがで
きる。
[実施例] 第1図に、本考案に係るパチンコ遊技機の遊技
盤の構成の一実施例を示す。
遊技盤1の前面には、円弧状をなすガイドレー
ル2a,2bとこれに連続するよう配設された球
案内部材3とによつて囲まれた遊技部4が形成さ
れている。遊技部4の中央には後述の補助遊技装
置20と変動入賞装置30とが一体になつたゲー
ムユニツト5が配設され、ゲームユニツト5の左
右両側やや上よりの位置には、補助遊技装置20
の起動条件となる特定入賞口へ遊技球を誘導する
特別流入口としての飛込み型入賞口6a,6bが
設けられている。飛込み型入賞口6a,6bに入
賞した球は、遊技盤の背部に配設された誘導路と
しての接続樋9a,9bを通つて上記ゲームユニ
ツト20へ誘導される。
また、飛込み型入賞口6a,6bの下方および
ゲームユニツト5の下方には、それぞれチユーリ
ツプ式入賞装置7a,7b,7cがそれぞれ配設
されている。そして、このうち中央の入賞装置7
cの両側には、通常は一般入賞口として機能し、
かつ補助遊技装置による特別遊技態様発生時に
は、特別入賞口として機能する入賞装置8a,8
bが設けられている。この入賞装置8a,8b
は、特別遊技態様発生時に点灯もしくは点滅され
る表示装置11a,11bと一体に構成されてい
る。遊技部4内に打ち込まれた遊技球が上記いず
れの入賞口にも入らなかつた場合、下方のアウト
穴10より回収される。
さらに、遊技盤1の両側部には、変動入賞装置
30の開放時に点灯もしくは点滅される表示装置
12a,12bが、また遊技盤1の上部中央には
特別遊技態様発生時に上記表示装置11a,11
bと同時に点灯もしくは点滅される表示装置13
が設けられている。そして、この表示装置13の
左側方には、変動入賞装置30の開放時にそこへ
入賞した球の数を表示するセグメント型入賞個数
表示器14が設けられている。15は賞品球排出
時に点灯される排出表示ランプ、16は打ち止め
時に点灯される完了表示ランプである。
次に、上記ゲームユニツト5の一構成例を第2
図を用いて詳細に説明する。
ゲームユニツト5の構成基板51の上部中央に
は、一般入賞口としての天入賞口52が形成さ
れ、この入賞口の下辺および両側辺に沿つて覆い
部ともなる入賞枠53が設けられている。また、
天入賞口52の下方には後方に向かつて突出する
準入賞領域54が形成されている。この準入賞領
域54の底壁54aは前方(手前)に向かつて下
り傾斜されていると共に、複数個の流路変更部材
54bが突設されている。
また、構成基板51の前面にはこの準入賞領域
54の前端開口部の高さ方向の中間に位置するよ
うに、一対の誘導片55a,55bが固設されて
おり、この誘導片55a,55bは互いに球一個
分以上の間隔d1を有するように配設され、かつ中
央に向かつてそれぞれ緩やかに下り傾斜されてい
る。入賞枠53と誘導片55a,55bとの間の
上部入賞流路Aを通つてこの誘導片55a,55
b上に流下して来た遊技球は中央に向かつて移動
してそのまま間隔(d1)を通つて下方へ流下する
ものと、後方の準入賞領域54内に進入するもの
とに分かれる(鎖線イ)。
さらに、準入賞領域54の側壁奥部には、前記
飛込み型入賞口6a,6bに入賞した遊技球を誘
導する接続樋9a,9bの終端が臨む開口部54
cがそれぞれ形成されている。この開口部54c
は準入賞領域54の底壁54aよりもhだけ高い
位置に形成されており、連続して遊技球が飛込み
型入賞口6a,6bに入賞した場合にも、跳ね返
りによる球の逆流や接続樋9a,9b内での球詰
まりを防止できるようになつている。
一方、準入賞領域54の前端開口部の下縁に沿
つて、構成基板51には円弧状の誘導部材56が
一体に形成されており、この誘導部材56の中央
に凹部56aが設けられ、かつその後方に入賞し
た遊技球の流出口となる開口部57が形成され、
上記凹部56aによつて特定入賞口28aが構成
されている。この特定入賞口28aの幅d2はその
上方の誘導片55a,55bの間隔d1と同じかそ
れよりも小さくされている。そのため、誘導片5
5a,55bの間隔d1を通つて流下して来た遊技
球であつても必ずしも特定入賞口28aへの入賞
が保証されるものではない。これによつて遊技の
スリルが高められる。
しかして、この実施例では、誘導片55a,5
5bと誘導部材56との間に入賞流路Bを通つ
て、特定入賞口28aへ打球が入賞する機会も生
じる。
また、特定入賞口28aを構成する凹部56a
の幅d2は準入賞領域54の開口端の幅Dよりも十
分狭くなるように形成されており、これによつ
て、飛込み型入賞口6a,6bもしくは誘導片5
5a,55bにより準入賞領域54内に誘導され
た打球も必ずしも特定入賞口28aへの入賞が保
証されるものではない。
上記誘導部材56の下方には、補助遊技装置と
してのセグメント型可変表示装置21が配設され
ている。可変表示装置21は常時表示が変化され
ており、上記特定入賞口28aへの入賞によつて
可変表示装置21の表示が一時的に停止されるよ
うになつている。そして、その停止時の表示内容
が所定の状態(例えば「7」等)に一致すると、
特別遊技態様が発生される。
特別遊技態様が発生すると、前記表示装置11
a,11bおよび13と、ゲームユニツト5自身
に設けられた表示装置18が点灯もしくは点滅さ
れると共に、前記特定入賞口としての入賞装置8
a,8bへの入賞を条件として下方の変動入賞装
置30が開放されるようになる。
変動入賞装置30は、下端部に固着された支軸
31によつて回動可能に支持された一対の可動片
32a,32bと、支軸31の間隔よりも少し広
い幅を有する入賞枠33と、上記可動片32a,
32bを外側に適当な角度だけ往復回動させる駆
動源(図示省略)とにより構成されている。そし
て、特別遊技態様発生時に上記特別入賞口8a,
8bへ遊技球が入賞すると、上記可動片32a,
32bを一定時間(例えば10秒)または一定の入
賞球数(例えば10個)に達するまで連続して外側
へ回動させる。可動片32a,32bが外側へ回
動されると、入賞受枠33で囲まれた入賞口34
に遊技球が入賞できるようになり、これによつて
一時的に入賞球が発生し易い遊技状態が作り出さ
れる。
そして、この実施例では、上記可動片32a,
32bの開放動作が所定回数(例えば8回)繰り
返された時点で、特別遊技態様が終了するように
されている。この可動片32a,32bの開放回
数を、可変表示装置21の両側方に配設された8
個の表示ランプ群17a,17bによつて表示す
るようになつている。
なお、可動片32a,32bの開放動作中に入
賞受枠33に入賞した遊技球の個数は入賞個数表
示器14に表示されるようになつている。
さらに、特別遊技態様発生中に、再度特定入賞
口28aへ遊技球が入賞して可変表示装置21が
所定の状態「7」で停止した場合にへ、特別遊技
態様を終了させるようにすることもできる。
また、表示ランプ群17a,17bとして、赤
と緑の2色表示可能なものを使用し、赤色で継続
回数を表示し、緑色で特別入賞口8a,8bへの
入賞個数の記憶表示を行なうようにしてもよい。
上記実施例では、準入賞領域54と特定入賞口
28aをゲームユニツト5として変動入賞装置3
0とともに一体的に構成したものを示したが、こ
れらを別体の部品で構成してもよい。また、実施
例では準入賞領域54の開口端のすぐ下に特定入
賞口28aの開口部が臨むように配設している
が、特定入賞口28aを準入賞領域54の下方に
少し離して配置し、両者の間に間隔をあけるよう
に構成してもよい。
また、上記実施例では、ゲームユニツト5の外
に設けられた飛込み型入賞口6a,6bを特別入
賞口として使用しているが、ゲームユニツト5の
上部に設けられた天入賞口52あるいは天入賞口
のやや下方に対称的に設けられる一対の入賞口か
ら準入賞領域54まで、ゲームユニツト構成基板
51と一体的な接続樋9a,9bを設けて、仮入
賞した遊技球を誘導するように構成してもよい。
さらに、接続樋9a,9bは遊技盤1の背部で
なく、遊技盤1に溝あるいは開口部を形成し、そ
の中に配設するようにしてもよい。
次に、第3図に補助遊技装置としてのゲームユ
ニツト5の他の実施例を示す。この実施例では、
変動入賞装置30は、ゲームユニツト5とは別個
に設けられる。
また、この実施例では、補助遊技装置20とし
て機械式のものが用いられている。
すなわち、補助遊技装置20を構成する準入賞
領域22の内部に後方に向かつて下り傾斜する中
間棚25が設けられ、準入賞領域22の上壁前端
に設けられた特別流入口24より入賞した遊技球
は中間棚25上に流下する。中間棚25の上面に
は複数個の流路変換部材25aが設けられてお
り、遊技球はランダムに方向を変えながら後方へ
向かつて移動し、準入賞領域22の底壁22a上
に流下する。底壁22aは前方に向かつて下り傾
斜されており、前端部には流路変換部材22bが
設けられている。さらに、準入賞領域22の下部
前端には、入賞受枠26で囲まれた入賞口が設け
られており、この入賞口は一対の分離壁27によ
つて3つに分割され、中央の入賞口28aが特定
入賞口、左右の入賞口28b,28cが一般入賞
口となつている。
上記準入賞領域22の底壁22a上に流下した
遊技球は、入賞口28a〜28cのいずれかに入
賞する。このうち左右の一般入賞口28b,28
cに入賞した場合には、通常の入賞球として一回
の賞品球の払い出しのみの対象となるが、中央の
特定入賞口28aに入賞すると、特別遊技態様が
発生し、表示装置11a,11b,13および1
8が点灯もしくは点滅される。
また、この実施例では、ゲームユニツト5の最
上部に円弧状の覆い部58が設けられ、この覆い
部58と上記特別流入口24の中間に誘導片55
a,55bが設けられている。この誘導片55
a,55bは中央に向かつて下り傾斜されてお
り、流路Aより進入した遊技球を特別流入口24
の方向へ誘導する。しかしながら、その間隔D1
は特別流入口24の幅d2よりもかなり大きくされ
ている。
誘導片55a,55bの間隔D1を通つて流下
して来た遊技球であつても必ずしも入賞口24へ
の入賞が保証されるものではない。これによつて
遊技のスリルが高められる。
誘導片55a,55bと準入賞領域22の上壁
との間の流路Bより進入した遊技球も、特別流入
口24へ入賞することができる。ただし、準入賞
領域22の上壁は下向きに湾曲された誘導面29
a,29bとなつており、勢いよく進入して来た
遊技球は特別流入口24を飛び越してそのまま反
対側の流路Bから遊技部4内に戻つてしまうよう
になり、ここでも遊技のスリルが向上される。
一方、この実施例では、特別流入口としての飛
込み型入賞口6a,6bに入賞した遊技球を誘導
する接続樋9a,9bの終端が、構成基板51の
上記特別流入口24の直上に形成された導出口5
9に臨むようにされており、飛込み型入賞口6
a,6bに入賞した遊技球は必ず特別流入口24
へ入賞する。つまり、飛込み型入賞口6a,6b
は実質的に特定入賞口となるようにされている。
第4図に、第3図のゲームユニツト5を使用し
た遊技盤の構成例を示す。
同図において第1図の実施例と同一の部分には
同一の符号を付して重複した説明は省略する。
この実施例では、ゲームユニツト5の下方にい
わゆるアタツカと呼ばれるタイプの変動入賞装置
30が配設されている。
この変動入賞装置30は中央に通常は閉塞状態
にされた開閉扉36を有し、左右両側には入賞口
8a,8bを有している。この入賞口8a,8b
は、第1の実施例と同様に通常は一般入賞口とし
て機能し、かつ補助遊技装置20による特別遊技
態様発生時には特別入賞口として機能する。すな
わち、特別遊技態様発生時にこの入賞口8a,8
bに遊技球が入賞すると、開閉扉36が一定時間
(例えば10秒)もしくは所定入賞個数(例えば10
個)に達するまで開放されるよになつている。
さらに、この実施例では、ゲームユニツト5の
上部にセグメント型表示器19が設けられてお
り、この表示器19は特別遊技態様発生時に、変
動入賞装置30の開放動作時間を表示するように
なつている。この場合、開放中以外は特別遊技の
継続回数を、表示器19に表示させるようにする
こともできる。
第5図に補助遊技装置20および特定入賞口を
有する遊技領域の構成の他の実施例を示す。
この実施例では、一般入賞口を構成する入賞具
53′の両側に沿つて、障害釘からなる覆い部5
8′が設けられ、この覆い部58′の下方に一対の
誘導片55a,55bが配設されている。誘導片
55aと55bとの間隔は遊技球2個分程度にさ
れ、両者の中間には障害釘からなる流下方向変更
部材60が設けられている。
また、誘導片55a,55bの下方には、補助
遊技装置20の準入賞領域22と一体に形成され
た誘導面29a,29bが適当な間隔を置いて配
設され、誘導面29aと29bの中間に特別流入
口24が設けられている。
従つて、この実施例では、覆い部58′と誘導
片55a,55bとの間の流路Aから特別遊技領
域へ進入した遊技球は、流下方向変更部材60に
衝突して方向を変え、特別流入口24へ向かうも
のと、そのまま反対側の流路Aから遊技部内へ戻
つてしまうものとに分かれる。そのため、流路A
から特別流入口24の方向へ進入しても、必ずし
も特別流入口24へ入るとは限らなくなり、遊技
のスリルが高められる。ただし、誘導片55a,
55bと誘導面29a,29bとの間の流路Bを
通つて特別流入口24へ入賞するルートもあるの
で、特別流入口24への入賞のチヤンスは多くな
る。特別流入口24へ入賞した遊技球により特別
遊技を行なう補助遊技装置20は、円筒状の準入
賞領域22内に回転可能に配設された回転体23
と、その回転駆動源(図示省略)と、準入賞領域
22の最下部に設けられた切欠き22dに対応し
て配設された特定入賞口28aとによつて構成さ
れている。
上記回転体23は、外周に深いU溝23aと浅
いU溝23bとを有しており、モータのような駆
動源によつて常時回転されている。特別流入口2
4に飛び込んだ遊技球は、そのタイミングいかん
によつて深いU溝23aまたは浅いU溝23bの
いずれか一方に係合し、回転体23の回転に伴つ
て移動される。
このとき、遊技球が浅いU溝23bに係合して
いると、途中に設けられた一般入賞口28b内に
流入してしまい、下方の特定入賞口28aに到達
しない。一方、深いU溝23aに係合した遊技球
は途中の一般入賞口28b内に落ち込まずに特定
入賞口28aまで到達する。そして、遊技球が特
定入賞口28aに入賞すると、特別遊技態様が発
生し、第2の実施例(第4図参照)と同じよう
に、特定入賞口8aもしくは8bへの入賞を条件
として変動入賞装置30が開放される。
第6図に、第5図の実施例の変形例を示す。
この実施例は、第5図における誘導片55a,
55bの間隔をさらに少し広くして、その中間に
いわゆる風車と呼ばれる流下方向変更部材60を
配設してある。これによつて風車の回転運動が入
賞流路AまたはBより進入した遊技球に作用して
流下方向がランダムに変化され、そのまま特別流
入口24へ入賞するものと、再び遊技部内へ戻る
ものとに分かれ、遊技のスリルが高められる。
上記実施例によると、いずれもパチンコ遊技店
において、上部入賞流路Aおよび下部入賞流路B
の入口の釘間隔や、飛込み型入賞口6a,6bの
周辺の釘を調整することで、特定入賞口への入賞
率さらには特別遊技態様の発生率をかなりの精度
でしかも比較的容易にコントロールすることがで
きるようになる。
またメーカにおいても準入賞領域内の一対の誘
導片55a,55bの間隔を変更することで、特
定入賞口への入賞率を調節することができる。こ
れによつて、パチンコ店と遊技者の利益のバラン
スを容易に図ることができる。
なお、上記実施例では、誘導部材56や誘導片
55a,55b、誘導面29a,29bをゲーム
装置の構成基板と一体に、板状部材で形成してい
るが、複数の釘を近接して連続的に固設すること
によつて誘導面を構成するようにしてもよい。
[効果] 以上説明したようにこの考案は、遊技盤の前面
に形成された遊技部内に遊技球が1個流入可能な
開口幅を有する特定入賞口を設け、該特定入賞口
の両側方には上記遊技盤前面より遊技部内に向け
て突出する誘導部材を配設し、遊技部内を流下す
る遊技球が上記誘導部材を介して上記特定入賞口
へ流入可能な入賞流路を形成するとともに、上記
特定入賞口の上方には、開口端が遊技盤面上に開
口されて遊技部と連通され、かつ上記開口端の開
口幅が上記特定入賞口の幅より大となるように設
定されるとともに上記開口端より遊技盤裏面側に
延在する底壁が遊技部に向けて下り傾斜された準
入賞領域を位置せしめ、上記遊技部内に設けられ
た特別流入口と上記準入賞領域とを誘導路により
接続することにより特別流入口に流入した遊技球
を誘導路を介して上記準入賞領域に誘導させ上記
特定入賞口へ入賞可能とし、上記特定入賞口への
入賞に基づき可変表示装置の制御手段によるゲー
ム制御を開始させるように構成したので、準入賞
領域へ遊技球が入賞しても必ずしも特定入賞口へ
の入賞は保証されないが準入賞領域への入賞率は
従来に比べて数段高くなるという作用により、特
別遊技態様の発生率のコントロールがし易くなつ
て、パチンコ店と遊技者との間の利益のバランス
を容易に図ることができると共に、特定入賞口へ
の入賞を狙える準入賞領域への遊技球の入賞が頻
繁に生じるようになつて遊技のスリルと期待感が
向上されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパチンコ遊技機の遊技盤
の構成例を示す正面図、第2図は補助遊技装置お
よび準入賞領域を有するゲームユニツトの一実施
例を示す斜視図、第3図はゲームユニツトの第2
の実施例を示す斜視図、第4図は第3図のゲーム
ユニツトを備えた遊技盤の構成例を示す正面図、
第5図および第6図はそれぞれ補助遊技装置およ
び準入賞領域の他の構成例を示す正面図である。 1……遊技盤、4……遊技部、5……ゲームユ
ニツト、6a,6b……飛込み型入賞口(特別流
入口)、8a,8b……特別入賞口、9a,9b
……接続樋(誘導路)、20,21……補助遊技
装置、30……変動入賞装置、28a……特定入
賞口、53,53′……覆い部、54……準入賞
領域、55a,55b……誘導部材、29a,5
6……誘導面、B……入賞流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遊技盤の前面に形成された遊技部内に遊技球が
    1個流入可能な開口幅を有する特定入賞口を設
    け、該特定入賞口の両側方には上記遊技盤前面よ
    り遊技部内に向けて突出する誘導部材を配設し、
    遊技部内を流下する遊技球が上記誘導部材を介し
    て上記特定入賞口へ流入可能な入賞流路を形成す
    るとともに、上記特定入賞口の上方には、開口端
    が遊技盤面上に開口されて遊技部と連通され、か
    つ上記開口端の開口幅が上記特定入賞口の幅より
    大となるように設定されるとともに上記開口端よ
    り遊技盤裏面側に延在する底壁が遊技部に向けて
    下り傾斜された準入賞領域を位置せしめ、上記遊
    技部内に設けられた特別流入口と上記準入賞領域
    とを誘導路によつて接続することにより特別流入
    口に流入した遊技球を誘導路を介して上記準入賞
    領域に誘導させ上記特定入賞口へ入賞可能とし、
    上記特定入賞口への入賞に基づき可変表示装置の
    制御手段によるゲーム制御を開始させるように構
    成したことを特徴とするパチンコ遊技機。
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