JPH04338140A - ガラス繊維用水性サイズ剤 - Google Patents

ガラス繊維用水性サイズ剤

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JPH04338140A
JPH04338140A JP3105760A JP10576091A JPH04338140A JP H04338140 A JPH04338140 A JP H04338140A JP 3105760 A JP3105760 A JP 3105760A JP 10576091 A JP10576091 A JP 10576091A JP H04338140 A JPH04338140 A JP H04338140A
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glass fiber
sizing agent
acid
polyurethane resin
aqueous
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Yoshifumi Tamaki
淑文 玉木
Reizaburou Tomioka
富岡 黎三郎
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス繊維の水性サイズ
剤に関するものであり、更に詳しくは特に成形時に熱分
解ガスの発生の少ないガラス繊維用水性サイズ剤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維は溶融したガラスを紡糸して
フィメントを形成せしめた後、それらを数百本束ねて1
本のストランドとし、これを3〜6mmの長さに切断し
てチョップドストランドとするか、あるいは更にそれら
を数十本集めてロービングを形成せしめることにより得
られるが、その際ガラス繊維の製造時あるいは熱可塑性
樹脂とのブレンド時の摩擦によって生じる糸割れ、毛羽
立ちを防ぎ、フィラメントを保護するためにサイズ剤が
用いられている。したがってサイズ剤の主成分であるバ
インダーにはガラス繊維の集束性が要求される。またガ
ラス繊維のサイズ剤に要求される他の性能は、耐熱性が
高く高温下でも黄変しにくいガラス繊維を与えることで
ある。この様なサイズ剤としては、特開昭59−146
955号公報、特開昭62−292658号公報記載の
水性ポリウレタン樹脂系のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開昭5
9−146955号公報、特開昭62−292658号
公報に記載されている水性ポリウレタン樹脂は、従来の
水性ポリウレタン樹脂に比べれば成形時の耐熱変色性に
ついては改良されたものの、成形時に熱分解ガスが発生
するという欠点があった。
【0004】特にガラス繊維強化プラスチックのベース
樹脂としては、ナイロン、PET、PBT等の他に最近
ではPPS、スーパーエンプラ等のより融点の高いポリ
マーが多く使用されるようになってきており、300℃
以上の高温になると熱分解性ガスの発生量が増加し、成
形時にガス抜きを頻繁に行う必要があり、また成形品中
にピンホールが発生して品質の低下を招く等の問題があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる観点から本発明者
らは、高温での成形条件に対して耐熱変色性に優れるだ
けでなく、熱分解ガスの発生の極めて少ないガラス繊維
水性サイズ剤について鋭意研究した結果、芳香核を含有
するポリオールと、脂環族及び/または脂肪族ポリイソ
シアネートと、活性水素原子を有するヒドラジン系化合
物とを反応せしめて得られるポリウレタン樹脂をサイズ
剤成分として用いることにより、はじめて上記性能が満
たされることを見いだし本発明に到達したものである。
【0006】すなわち本発明は、水性ポリウレタン樹脂
を必須成分として成るガラス繊維用水性サイズ剤におい
て、前記ポリウレタン樹脂として、芳香核を有するポリ
オール(A)と、脂環族及び/または脂肪族ポリイソシ
アネート(B)と、活性水素原子を有するヒドラジン系
化合物(C)とを反応せしめたポリウレタン樹脂を用い
ることを特徴とするガラス繊維用水性サイズ剤を提供す
るものである。
【0007】本発明において、水性媒体とは、水ないし
は水と有機溶剤との混合系をいう。水性媒体としては、
有機溶剤を含有しないものが火災や公害の心配が少ない
点で好ましい。
【0008】本発明において使用する芳香核を有するポ
リオール(A)としては、ナフタレン骨格に代表される
縮合多環式芳香核あるいはベンゼン骨格を含有するポリ
オールのことを言い、例えばフタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、1、4−ナフタレンジカルボン酸、2、
5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、ナフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、1,
2−ビス(フェノキシ)エタン−p,p’−ジカルボン
酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等のポリカルボン
酸;p−ヒドロキシ安息香酸、p−(2−ヒドロキシエ
トキシ)安息香酸等のヒドロキシカルボン酸;ビスヒド
ロキシエトキシベンゼン、ビスフェノールA、4,4’
−ジヒドロキシジフェニル、4,4’−ジヒドロキシジ
フェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、ハイドロキノン等のグリコール及びこれらの
アルキレンオキサイド付加物を主原料としたポリエステ
ルポリオール、ポリエステルポリアミドポリオール、ポ
リアミドポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ーテルエステルポリオールが挙げられるが、芳香核を有
するポリカルボン酸あるいはヒドロキシカルボン酸と、
アルキレンオキサイド重合単位のようなエーテル結合を
含有しないポリオールとを主原料としてエステル化せし
めたエーテル結合を含有しないポリエステルポリオール
が好ましい。
【0009】これらのポリオールを製造するために使用
されるその他の原料としては、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール
、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、ジエチレングリコール、トリメチレング
リコール、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノール
A及びそのアルキレンオキサイド付加物等の比較的低分
子量のジオール;コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸
、セバシン酸、トデカンジカルボン酸、無水マレイン酸
、フマル酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1
,4−シクロヘキサンジカルボン酸等のジカルボン酸;
ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン等の環状エス
テル化合物;エチレンジアミン、1,2−プロパンジア
ミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、2−メチルピ
ペラジン、ピペラジン、2、5−ジメチルピペラジン、
イソホロンジアミン、4,4’−ジシクロヘキシルメタ
ンジアミン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジシクロ
ヘキシルメタンジアミン、1,4−シクロヘキサンジア
ミン等のジアミン等が挙げられる。
【0010】本発明におけるポリオール成分としては、
原則として上記芳香核含有ポリオールを主成分として使
用することが必要であるが、これ以外にも通常のウレタ
ン化反応において使用される芳香核を含有しないポリエ
ステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエス
テルエーテルポリオール、ポリアミドポリオール、ポリ
アミドエステルポリオール、ポリチオエーテルポリオー
ル、ポリオレフィンポリオール、シリコーンポリオール
等を得られるポリウレタン樹脂の物性、特に高温での熱
分解性を損なわない範囲において併用しても構わない。
【0011】また、上記ポリウレタンの製造に当たって
は、通常は2官能の活性水素含有化合物を使用するが、
グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプ
ロパン、ソルビトール、ペンタエリスリトール等のポリ
ヒドロキシ化合物;トリメリット酸、ピロメリット酸等
のポリカルボン酸;ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン等のポリアミン化合物等、あるいはこれら
を共重合して得られるポリエステル、ポリエーテル、ポ
リアミド、ポリエステルアミド等を使用しても構わない
【0012】本発明方法において使用する脂環族及び/
または脂肪族ポリイソシアネート(B)としては、例え
ばテトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメ
チレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネ
ート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1
,3−シクロペンチレンジイソシアネート、1,3−シ
クロヘキシレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキ
シレンジイソシアネート、1,3−ジ(イソシアネート
メチル)シクロヘキサン、1,4−ジ(イソシアネート
メチル)シクロヘキサン、リジンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,
4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等及び
これらの3量体が挙げられるが、成形品の強度並びに熱
分解性をより高くするためには特に脂環族ポリイソシア
ネートが好ましい。
【0013】本発明で用いられる活性水素を有するヒド
ラジン系化合物(C)としては、例えばヒドラジン、N
,N’−ジメチルヒドラジン、1,6−ヘキサメチレン
ビスヒドラジン等のヒドラジン類;アジピン酸ジヒドラ
ジド、グルタル酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジ
ド、イソフタル酸ジヒドラジド等のジヒドラジド類;β
−セミカルバジドプロピオン酸ヒドラジド、3−セミカ
ルバジドメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサ
ン等のセミカルバジド類等が挙げられ、その中でも特に
ヒドラジン類の使用が好ましい。
【0014】本発明に係るポリウレタン樹脂は、上記ポ
リオール(A)と、ポリイソシアネート(B)と、ヒド
ラジン系化合物(C)とを必須成分として反応せしめた
ものであればよいが、必要に応じてその他の活性水素原
子含有化合物(D)を併用してポリウレタン樹脂を製造
してもよい。
【0015】上記以外のその他の活性水素原子含有化合
物(D)としては、例えばエチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、ビスヒドロキシエトキシベン
ゼン、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、ビスフェノールA、4,4’
−ジヒドロキシジフェニル、4,4’−ジヒドロキシジ
フェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、水素添加ビスフェノールA、ハイドロキノン
等のグリコール類;エチレンジアミン、1,2−プロパ
ンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、ピペラ
ジン、2,5−ジメチルピペラジン、イソホロンジアミ
ン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジアミン、3,
3’−ジメチル−4,4’−ジシクロヘキシルメタンジ
アミン、1,4−シクロヘキサンジアミン等のジアミン
類;ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、
トリエチレンテトラミン等のポリアミン類及び水が挙げ
られ、本発明の熱分解性を低下させない範囲内において
これらを併用しても構わない。
【0016】本発明における水性ポリウレタン樹脂の製
造方法としては、例えば次のようなものが挙げられる。 ■ポリオール(A)と、親水性原子団又は中和により親
水性となりうる原子団を有する化合物と、ポリイソシア
ネート(B)とを必須に用いて、親水性原子団又は中和
により親水性となりうる原子団を有し、かつ末端にイソ
シアネート基をも有するウレタンプレポリマー(以下、
プレポリマーという。)を製造し、この有機溶剤溶液又
は有機溶剤分散液と、プレポリマーとして親水性原子団
を有するものを用いた場合はヒドラジン系化合物(C)
を必須成分として含有する水溶液又は水分散液とを反応
せしめて、プレポリマーとして中和により親水性となり
うる原子団を有するものを用いた場合はヒドラジン系化
合物(C)と中和剤(E)とを必須成分として含有する
水溶液又は水分散液とを反応せしめる製造方法。■ポリ
オール(A)とポリイソシアネート(B)とを必須に用
いて、プレポリマーを製造し、これを乳化剤で分散させ
た水性分散液と、ヒドラジン系化合物(C)を必須成分
として含有する水溶液又は水分散液とを反応せしめる製
造方法。■ポリオール(A)とポリイソシアネート(B
)とを必須に用いて、プレポリマーを製造し、これとヒ
ドラジン系化合物(C)とを反応せしめた後、乳化剤で
強制的に水性媒体に乳化する製造方法。■上記ポリオー
ル(A)と、親水性原子団又は中和により親水性となり
うる原子団を有する化合物と、ポリイソシアネート(B
)と、ヒドラジン系化合物(C)とを必須成分として、
一括にこれらを仕込んで反応させ、水性媒体中への分散
を行う製造方法。
【0017】尚、上記■及び■の製造方法においては、
乳化剤を必要に応じて用いてもよい。前記したプレポリ
マ−あるいはポリウレタンを水中へ分散させるために使
用される親水性原子団又は中和により親水性となりうる
原子団を有する化合物(以下、親水性基含有化合物とい
う。)としては、分子内に少なくとも1個以上の活性水
素原子を有しかつ、かつエチレンオキシドの繰り返し単
位からなる基、エチレンオキシドの繰り返し単位とその
他のアルキレンオキシドの繰り返し単位からなる基、カ
ルボン酸の塩、スルホン酸の塩、第4級アミノ基、カル
ボン酸基、スルホン酸基、第3級アミノ基からなる群か
ら選ばれる少なくとも一つの官能基を含有する化合物が
挙げられる。
【0018】かかる親水基含有化合物としては、例えば
2−オキシエタンスルホン酸、フェノールスルホン酸、
スルホ安息香酸、スルホコハク酸、5−スルホイソフタ
ル酸、スルファニル酸、1,3−フェニレンジアミン−
4,6−ジスルホン酸、2,4−ジアミノトルエン−5
−スルホン酸等のスルホン酸含有化合物及びこれらの誘
導体叉はこれらを共重合して得られるポリエステルポリ
オール;2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−
ジメチロール酪酸、2,2−ジメチロール吉草酸、ジオ
キシマレイン酸、2,6−ジオキシ安息香酸、3,4−
ジアミノ安息香酸等のカルボン酸含有化合物及びこれら
の誘導体叉はこれらを共重合して得られるポリエステル
ポリオール;エチレンオキシドの繰り返し単位を少なく
とも30重量%以上含有し、ポリマー中に少なくとも1
個以上の活性水素を含有する分子量300〜20,00
0のポリオキシエチレングリコール又はポリオキシエチ
レン−ポリオキシプロピレン共重合体グリコール、ポリ
オキシエチレン−ポリオキシブチレン共重合体グリコー
ル、ポリオキシエチレン−ポリオキシアルキレン共重合
体グリコール又はそのモノアルキルエーテル等のノニオ
ン基含有化合物叉はこれらを共重合して得られるポリエ
ステルポリエーテルポリオールが挙げられ、これら単独
で、もしくは組み合わせて使用される。
【0019】親水性基含有化合物が、中和により親水性
となりうる原子団を含有する化合物である場合に、この
親水性となりうる原子団を中和するために用いられる中
和剤(E)としては、公知慣用の酸又は塩基がいずれも
使用できるが、例えば酸としては、塩酸、硫酸、ギ酸、
酢酸、プロピオン酸等が、塩基としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、アンモニア、トリエチルアミン
、ジメチルアミン等が挙げられる。中和剤としては、加
熱により揮散するものが好ましい。
【0020】本発明で必要に応じて使用できる乳化剤と
しては、例えばポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレンスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンソルビトールテトラオレエート、ポリオキシエチ
レン・ポリオキシプロピレン共重合体等のノニオン系乳
化剤;オレイン酸ナトリウム等の脂肪酸塩、アルキル硫
酸エステル塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アル
キルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルフォン酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルカンスルフォネ
ートナトリウム塩、アルキルジフェニルエーテルスルフ
ォン酸ナトリウム塩等のアニオン系乳化剤が挙げられる
【0021】これら各種添加剤との混和安定性の観点か
ら、上記ポリウレタン樹脂水性分散体中のポリウレタン
樹脂のイオン性は基本的にノニオン性であることが好ま
しく、従って上記親水基含有化合物及び乳化剤について
もノニオン性の化合物が好ましい。ポリウレタン樹脂水
性分散体への添加剤の混和性が保たれる範囲内において
、それにアニオン性あるいはカチオン性の添加剤を併用
しても構わない。
【0022】本発明におけるプレポリマーあるいはポリ
ウレタンの製造方法としては、従来公知の方法で製造さ
れ、例えば、プレポリマーを製造する場合は、前記芳香
核を有するポリオール(A)と、脂環族及び/または脂
肪族ポリイソシアネート(B)と、必要に応じてその他
の活性水素含有化合物(D)とを、イソシアネート基と
活性水素基の当量比を 1.1:1〜3:1、好ましく
は1.2:1〜2:1の比率で反応させ、また芳香核を
有するポリオール(A)と、脂環族及び/または脂肪族
ポリイソシアネート(B)と、活性水素原子を有するヒ
ドラジン化合物(C)と必要に応じてその他の活性水素
含有化合物を反応させてウレタン化する場合は、イソシ
アネート基と活性水素基の当量比を 0.9:1〜1.
1:1の比率で、20〜120℃、好ましくは30〜1
00℃にて反応する方法が挙げられる。
【0023】これらの反応は無溶剤下にて行なうことも
できるが、反応系の反応制御あるいは粘度低下等の目的
で有機溶剤を使用することもできる。かかる有機溶剤と
しては、例えばアセトン、メチルエチルケトン等のケト
ン類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類
;酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類;アセト
ニトリル等のニトリル類;n−ヘプタン、n−ヘキサン
、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
炭化水素類;トリクロロエタン、ジクロロメタン等の塩
素化炭化水素類;ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリドン等のアミド類が挙げられる。
【0024】かくして得られたポリウレタン樹脂水性分
散体は、そのまま水性サイズ剤として使用されてもよい
が、必要により減圧条件下において有機溶剤を除去して
使用される。
【0025】本発明の水性サイズ剤は、上記ポリウレタ
ン樹脂水性分散体を必須成分として含有していればよい
が、通常、それに対して必要に応じてその他のバインダ
ー成分、更にカップリング剤、潤滑剤、及びその他の助
剤等の添加剤を配合して実用に供される。
【0026】本発明において使用できるカップリング剤
は従来公知のものであって、例えばγ−グリシドオキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−アミノエ
チル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β
−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、ビス−β−ヒドロキシエチル−γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−ウレイドプロ
ピルトリエトキシシラン等の有機シラン化合物が挙げら
れる。その中でもγ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン等のアミノ基含有有機シラン系カップリン
グ剤が好ましい。
【0027】また潤滑剤としては、例えばペラルゴン酸
トリエチレンテトラミンの様なポリアミンと直鎖脂肪酸
との縮合物等の常用のカチオン系潤滑剤が挙げられる。 ポリウレタン樹脂とカップリング剤との混合割合、或い
はポリウレタン樹脂と潤滑剤との混合割合は、特に制限
されるものではない。
【0028】例えばカップリング剤と潤滑剤を両方含有
する本発明の水性サイズ剤を調製するには、前記ポリウ
レタン樹脂/カップリング剤/潤滑剤を一般に固形分と
して、それぞれ1〜20/0.1〜5/0.01〜5(
重量%)、好ましくは3〜10/0.2〜2/0.05
〜1(重量%)の割合で配合して実用に供されることが
多い。
【0029】また必要に応じて上記水性サイズ剤に、ト
リエタノールアミンのアルキルあるいはアリルスルホン
酸塩もしくは硫酸塩等の帯電防止剤、乳化剤等の助剤も
含有させることができる。
【0030】尚、本発明の水性サイズ剤には、本発明の
効果を損なわない範囲において、従来公知のポリ酢酸ビ
ニル共重合体エマルジョン、エポキシ樹脂エマルジョン
、アクリルエマルジョン、水性ポリエステル樹脂、水性
ポリウレタン樹脂等のバインダー成分を併用することも
できる。
【0031】本発明の水性サイズ剤は常法に従ってガラ
ス繊維に適用される。例えば、溶融ガラスをブッシング
から紡糸してガラス繊維フィラメントを作成する場合に
、サイズアプリケーターにより適用することができる。 ガラス繊維上に付着されるサイズ剤の量は固形分換算で
ガラス繊維に対して0.2〜2.0重量%であることが
好適である。
【0032】本発明の水性サイズ剤は、例えばガラス繊
維フィラメントをサイズし、乾燥することにより、サイ
ズ処理されたガラス繊維を得ることができる。このよう
にして得られたサイズ処理済ガラス繊維は、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、6
−ナイロン、6,6−ナイロン、アクリロニトリル−ス
チレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、エポ
キシ樹脂、あるいはポリオキシメチレンのようなポリア
セタール等の樹脂に混合して、ガラス繊維強化プラスチ
ック製品を得ることができる。
【0033】本発明の水性サイズ剤は、ガラス繊維用の
みならず、炭素繊維、シリコンカーバイド繊維等の無機
繊維や、パルプ、麻、綿、ナイロン、ポリエステル、ア
クリル、ポリウレタン、ポリイミド、あるいはケブラー
、ノーメックス等のポリアミド等の有機繊維にも使用で
きる。
【0034】本発明のサイズ剤は、従来のサイズ剤のよ
うにガラス繊維ストランドに対して優れた集束性を示し
、チョップドストランド製造時においても糸割れや毛羽
立ち等を発生させることなく、また熱可塑性樹脂に混練
して樹脂ペレットを製造する際にも同様のトラブルの発
生が極めて少ないという性質をも有している。
【0035】さらにはマトリックス樹脂に対して優れた
親和性を有することから、本発明のサイズ剤で処理した
ガラス繊維を用いて最終的に得られる成形品の強度特性
も良好であり、成形時の作業性のみならず、最終的に得
られるガラス繊維強化熱可塑性樹脂のカラー、強度特性
、外観特性等の品質を著しく向上させることが可能とな
った。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明の技術思想を逸脱しない限り、本発明はこれ
ら実施例に何等限定されるものではない。ただし実施例
中の部及び%はすべて重量基準である。 実施例1 温度計、攪拌装置、還流冷却管を備えた4ツ口フラスコ
に、先ずネオペンチルグリコ−ル/テレフタル酸/アジ
ピン酸のポリエステル(OH価  56)を895部加
え、減圧下120−130℃で脱水を行った。次いでこ
れに472部のトルエンを加えて50℃まで冷却して、
5.5部のネオペンチルグリコールを加え、充分攪拌混
合した後、200部のイソホロンジイソシアネートを加
え100℃に加温し、この温度で4時間反応させて末端
イソシアネ−ト基を有するプレポリマ−溶液を得た。反
応終了後40℃迄冷却し、分子量約16,000のポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレングリコール77部
を含む水溶液1100部を加え、ホモミキサ−で高速攪
拌しプレポリマーの乳化物を得、ついで100%水和ヒ
ドラジン19.6部を含む水溶液300部を攪拌下加え
て鎖伸長反応を行い、固形分40%のポリウレタン樹脂
水性分散体を得た。このポリウレタン樹脂水性分散体を
ガラス板上に流して乾燥皮膜を得、示差熱分析により窒
素気流中での熱分解性を調べたところ、350℃での重
量減少率は約5%であった。
【0037】この水性分散体を用いて下記組成の水性サ
イズ剤を調整した。       上記ポリウレタン樹脂水性分散体(固形分
40%)    10.0部      γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン             
   0.8部      シラゾール85A(ICI
社製潤滑剤)                0.1
部      水                 
                         
      89.1部上記水性サイズ剤をガラス繊維
フィラメントに付着量0.5%となるように適用して1
30℃で10時間乾燥し、6mmのチョップドストラン
ドを作成した。得られたチョップドストランドをガラス
繊維含有率が30%になるように一般成形用の6−ナイ
ロン樹脂ペレットと混合し、押出機で混練、押出、切断
してガラス繊維含有ペレットを得た。その際、成形中の
ガス発生量は極めて少なく、作業性は良好であった。
【0038】このペレットから射出成形機により試験片
を作成し、その色調をカラーマシンで測定し、ガラス繊
維非強化6−ナイロン樹脂との色差で判定し、更にAS
TMD−256に基づく衝撃試験を行った。その結果を
表−1に示す。 比較例1 実施例1のポリエステルにかえて、ネオペンチルグリコ
ール/アジピン酸のポリエステル(OH価  56)を
使用する以外は実施例1と同様にして固形分40%のポ
リウレタン樹脂水性分散体を得、実施例1と同様の方法
でガラス繊維強化6−ナイロン樹脂の試験片を作成した
ところ、成形中に分解ガスの発生がありガス抜き作業が
必要であった。また得られた試験片について色調及び衝
撃強度を評価した結果を表−1に示す。 実施例2 実施例1のポリエステルにかえて、エチレングリコール
/ネオペンチルグリコール/イソフタル酸/セバシン酸
のポリエステル(OH価  56)を使用する以外は実
施例1と同様にして固形分40%のポリウレタン樹脂水
性分散体を得、実施例1と同様の方法でガラス繊維強化
6−ナイロン樹脂の試験片を作成したところ、成形中の
ガス発生量は極めて少なく、作業性は良好であった。ま
た得られた試験片について色調及び衝撃強度を評価した
結果を表−1に示す。 実施例3 実施例1のポリエステルにかえて、1,4−ブタンジオ
ール/ネオペンチルグリコール/テレフタル酸/アジピ
ン酸のポリエステル(OH価  56)を使用する以外
は実施例1と同様にして固形分40%のポリウレタン樹
脂水性分散体を得、実施例1と同様の方法でガラス繊維
強化6−ナイロン樹脂の試験片を作成したところ、成形
中のガス発生量は極めて少なく、作業性は良好であった
。 また得られた試験片について色調及び衝撃強度を評価し
た結果を表−1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】*1  ○:僅か、△:少ない、×:多い
*2  ○:僅か、△:少ない、×:多い*3  ノッ
チ付き強度(Kg/cm2)
【0041】
【本発明の効果】本発明のガラス繊維用水性サイズ剤は
、ポリウレタン樹脂として芳香核を有するポリエステル
ポリオールを用いているので、サイズ処理したガラス繊
維の高温成形時のバインダー成分の分解、変質による黄
変、分解ガスの発生も極めて少なく、成形におけるピン
ホールの発生といった品質の低下、ガス抜きによるトラ
ブルを大幅に減少させることができるという格別顕著な
効果を奏する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水性ポリウレタン樹脂を必須成分とし
    て成るガラス繊維用水性サイズ剤において、前記ポリウ
    レタン樹脂として、芳香核を有するポリオール(A)と
    、脂環族及び/または脂肪族ポリイソシアネート(B)
    と、活性水素原子を有するヒドラジン系化合物(C)と
    を反応せしめたポリウレタン樹脂を用いることを特徴と
    するガラス繊維用水性サイズ剤。
  2. 【請求項2】  芳香核を有するポリオール(A)が、
    実質的にエーテル結合を含まないポリエステルポリオー
    ルである請求項1記載のサイズ剤。
  3. 【請求項3】  ポリウレタン樹脂が、基本的にノニオ
    ン性のポリウレタン樹脂である請求項1記載のサイズ剤
  4. 【請求項4】  さらにシランカップリング剤を含有す
    る請求項1記載のサイズ剤。
  5. 【請求項5】  シランカップリング剤が、アミノシラ
    ン系化合物である請求項4記載のサイズ剤。
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