JPH04337382A - ジョイントシート用組成物及びジョイントシート - Google Patents

ジョイントシート用組成物及びジョイントシート

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JPH04337382A
JPH04337382A JP13964591A JP13964591A JPH04337382A JP H04337382 A JPH04337382 A JP H04337382A JP 13964591 A JP13964591 A JP 13964591A JP 13964591 A JP13964591 A JP 13964591A JP H04337382 A JPH04337382 A JP H04337382A
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JP
Japan
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parts
joint sheet
oil
composition
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP13964591A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Nakao
中尾 貞夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Reinz Co Ltd
Original Assignee
Nippon Reinz Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カレンダー加工性、油
シール性に優れてアスベストフリーであり、自動車や産
業機械等のシール処理に好適なジョイントシート用組成
物、及びそのジョイントシートに関する。
【0002】
【従来の技術】アスベスト繊維の有害性が指摘されるな
か、本発明者等が属するグループは先に、アスベストフ
リーなジョイントシート用組成物を提案した(特開昭6
2−164784号公報)。これは特に、アスベストフ
リー性の付与に必須の非アスベスト系繊維の使用でカレ
ンダー加工性に乏しいことから、その問題を解決したも
のである。
【0003】しかしながら、近時の著しい技術進歩によ
るより過酷な使用条件に耐える性能が求められるなかで
、低締付圧域における油シール性が満足されない場合の
あることが判明した。SBRを併用しても満足されない
。非アスベスト系繊維に代えてアスベスト繊維を使用し
た場合にはかかる問題は発生せず、従ってアスベストフ
リーな性能の付与に伴う特有の問題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のアス
ベストフリーなジョイントシート用組成物におけるカレ
ンダー加工性等の性能を低下させることなく、油シール
性の向上をはかることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴムと、非ア
スベスト系繊維と、吸油性レジンと、II族金属の硫酸
塩を成分とするコンパウンドからなることを特徴とする
ジョイントシート用組成物、及びかかる組成物を積層成
板してなることを特徴とするジョイントシートを提供す
るものである。
【0006】
【作用】吸油性レジンの付加配合により、カレンダー加
工性、応力緩和性、可撓性を低下させずに油シール性を
向上させることができる。
【0007】
【発明の構成要素の例示】本発明のジョイントシート用
組成物は、ゴムを成分とする。そのゴムとしては、ジョ
イントシートに公知のものを用いることができる。好ま
しく用いうるゴムとしては、例えば、天然ゴム、スチレ
ン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴ
ム、アクリルゴムなどがあげられる。
【0008】本発明のジョイントシート用組成物は、非
アスベスト系繊維を成分とする。非アスベスト系繊維と
しては、有機繊維又は非アスベスト系無機繊維の1種又
は2種以上が用いられる。非アスベスト系繊維の配合量
は、ゴム100重量部あたり、50〜500重量部、就
中100〜300重量部が適当である。その配合量が5
0重量部未満では形成されるジョイントシートが強度等
の機械的特性に乏しいし、500重量部を超えるとシー
トへの加工性に乏しくなる。
【0009】前記の有機繊維としては、例えば芳香族ポ
リアミド繊維、フェノール樹脂繊維、フッ素樹脂繊維、
芳香族ポリエステル繊維、芳香族ポリイミド繊維、芳香
族ポリベンズイミダソール繊維、セルロース繊維、炭素
繊維の如き、種々の樹脂繊維などが用いられる。好まし
く用いうる有機繊維は、芳香族ポリアミド繊維やフェノ
ール樹脂繊維の如く耐熱性に優れたものである。
【0010】前記の無機繊維としては、アスベスト繊維
を除く種々のものを用いうる。一般には例えば、シリカ
繊維、ジルコニヤ繊維、ロックウール、アルミナ繊維、
アルミナ・シリケート繊維、ホスフェート繊維、セピオ
ライト繊維、石膏繊維、チタン酸カリウム繊維、ガラス
繊維、金属繊維などが用いられる。
【0011】好ましく用いられる非アスベスト系繊維の
寸法は、太さが50μm以下、就中1〜20μmであり
、長さが0.5〜200mm、就中1〜50mmのもの
である。
【0012】本発明のジョイントシート用組成物は、吸
油性レジンを成分とする。吸油性レジンの配合量は、要
求される油吸収性に応じて適宜に決定してよい。一般に
は、ゴム100重量部あたり、1〜300重量部、就中
10〜150重量部が適当である。吸油性レジンの配合
量が過少では油シール性の改善効果に乏しいし、過多で
は形成されるジョイントシートが応力緩和性に乏しくな
る。
【0013】本発明において用いる吸油性レジンは、油
分を吸収して膨潤するものであればよい。その例として
は、ポリノルボルネンゴム系の吸油性樹脂、自己膨潤型
のアクリル系ポリマーなどがあげられ、市販品では例え
ばオレオソーブ(商品名、日本触媒化学工業社製)など
があげられる。就中、粒状水スラリータイプ(オレオソ
ーブ  SL−200)、特にエマルジョンタイプ(オ
レオソーブ  EM−631)などが好ましく用いられ
る。
【0014】本発明のジョイントシート用組成物は、I
I族金属の硫酸塩を成分とする。II族金属の硫酸塩の
配合により、カレンダー加工性に優れるものとすること
ができる。II族金属の硫酸塩の配合量は、ゴム100
重量部あたり50〜500重量部、就中100〜300
重量部が適当である。その配合量が50重量部未満では
カレンダー加工性の改善効果に乏しいし、500重量部
を超えると飽和現象を示してカレンダー加工性の改善効
果の寄与度に乏しくなる。
【0015】前記のII族金属の硫酸塩としては例えば
、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
硫酸ストロンチウム、硫酸亜鉛、硫酸ベリリウムなどが
あげられる。就中、硫酸カルシウムや硫酸バリウムが好
ましく用いられ、特に硫酸バリウムが好ましい。またI
I族金属の硫酸塩は、微粒子であるほど好ましく、就中
100メッシュ以上、特に250メッシュ以上のものが
好ましい。
【0016】本発明のジョイントシート用組成物の調製
は、上記した各成分を1種又は2種以上用いて種々の混
練機等により適宜に混合してコンパウンドとすることに
より行うことができる。その調製に際しては、ジョイン
トシート用組成物に通常配合されるゴム薬品類を必要に
応じ添加してよい。
【0017】かかるゴム薬品類の例としては、加硫剤、
加硫助剤、加硫促進剤、老化防止剤、充填剤、顔料、カ
ップリング剤などがあげられる。ゴム薬品類は、その他
のものも含め1種又は2種以上が用いられる。
【0018】本発明のジョイントシートは、前記のジョ
イントシート用組成物を積層成板したものである。積層
成板は例えば、カレンダーロールに組成物を供給し、そ
のロール面上に組成物を積層して所定厚さのシートとす
ることにより行うことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、吸油性、及びカレンダ
ー加工性に優れるジョイントシート用組成物を得ること
ができ、それを用いてジョイントシートを容易に、かつ
歩留まりよく製造することができる。また得られたジョ
イントシートは、油シール性、応力緩和性、可撓性に優
れている。
【0020】
【実施例】実施例1 SBR(日本合成ゴム社製、商品名:0561、以下同
じ)100部(重量部、以下同じ)、芳香族ポリアミド
繊維(ケブラー、以下同じ)150部、吸油性レジン(
オレオソーブ  EM−631、以下同じ)20部、硫
酸バリウム180部、クレー550部、タルク550部
、硫黄(加硫剤、細井化学社製、以下同じ)5部、テト
ラメチルチュウラムジスルフィド(加硫助剤、大内新興
化学社製、以下同じ)5部を、冷却手段を備えた混練機
で約1時間混合し、コンパウンドを得た。
【0021】実施例2 SBR100部、芳香族ポリアミド繊維150部、吸油
性レジン20部、硫酸バリウム330部、クレー550
部、タルク400部、硫黄5部、テトラメチルチュウラ
ムジスルフィド5部を冷却手段を備えた混練機で約1時
間混合し、コンパウンドを得た。
【0022】実施例3 SBR50部、NBR(日本ゼオン社製、商品名:LX
513、以下同じ)50部、芳香族ポリアミド繊維15
0部、吸油性レジン40部、硫酸バリウム180部、ク
レー550部、タルク550部、硫黄5部、テトラメチ
ルチュウラムジスルフィド5部を、冷却手段を備えた混
練機で約1時間混合しコンパウンドを得た。
【0023】実施例4 SBR50部、NBR50部、フェノール樹脂繊維(カ
イノール、以下同じ)150部、吸油性レジン40部、
硫酸バリウム180部、クレー550部、タルク550
部、硫黄5部、テトラメチルチュウラムジスルフィド5
部を冷却手段を備えた混練機で約1時間混合し、コンパ
ウンドを得た。
【0024】実施例5 SBR50部、NBR50部、芳香族ポリアミド繊維5
0部、ロックウール100部、吸油性レジン50部、硫
酸バリウム180部、クレー550部、タルク550部
、硫黄5部、テトラメチルチュウラムジスルフィド5部
を冷却手段を備えた混練機で約1時間混合し、コンパウ
ンドを得た。
【0025】実施例6 SBR50部、NBR50部、芳香族ポリアミド繊維5
0部、ロックウール100部、セラミックウール(イビ
ウール)80部、吸油性レジン50部、硫酸バリウム1
00部、クレー550部、タルク550部、硫黄5部、
テトラメチルチュウラムジスルフィド5部を冷却手段を
備えた混練機で約1時間混合し、コンパウンドを得た。
【0026】実施例7 SBR50部、NBR50部、芳香族ポリアミド繊維1
50部、吸油性レジン40部、硫酸カルシウム180部
、クレー550部、タルク550部、硫黄5部、テトラ
メチルチュウラムジスルフィド5部を冷却手段を備えた
混練機で約1時間混合し、コンパウンドを得た。
【0027】実施例8 NBR100部、芳香族ポリアミド繊維150部、吸油
性レジン100部、硫酸カルシウム180部、クレー5
50部、タルク550部、硫黄5部、テトラメチルチュ
ウラムジスルフィド5部を冷却手段を備えた混練機で約
1時間混合し、コンパウンドを得た。
【0028】実施例9 アクリルゴム(日本ゼオン社製、商品名:LX812、
以下同じ)100部、芳香族ポリアミド繊維150部、
吸油性レジン100部、硫酸バリウム180部、クレー
550部、タルク550部、硫黄5部、テトラメチルチ
ュウラムジスルフィド5部を冷却手段を備えた混練機で
約1時間混合し、コンパウンドを得た。
【0029】実施例10 NBR100部、芳香族ポリアミド繊維150部、吸油
性レジン120部、硫酸バリウム100部、硫酸マグネ
シウム100部、クレー540部、タルク540部、硫
黄5部、テトラメチルチュウラムジスルフィド5部を冷
却手段を備えた混練機で約1時間混合し、コンパウンド
を得た。
【0030】比較例1〜10 吸油性レジンを無配合としたほかは、各実施例に準じて
コンパウンドを得た。
【0031】評価試験 実施例、比較例で得たコンパウンドを用いて下記の特性
を調べた。
【0032】加工性(カレンダー加工)カレンダーロー
ルの熱ロールと冷ロールとの間にコンパウンドを供給し
、熱ロール面上にコンパウンドを積層して厚さ1.5m
mのジョイントシートに仕上げるまでの過程において、
ロール離れによるシワ、膨れ、肌荒れなどの発生の有無
や、その程度を調べ、次の基準で評価した。◎:シワ等
の不良部分の発生がなく、加工性が良好な場合○:シー
ト全体において、不良部分の発生が全面積の10%未満
の場合△:シート全体において、不良部分の発生が全面
積の50%以上の場合×:シートに加工できなかった場
【0033】応力緩和性 前記に準じて形成したジョイントシートについて、JI
S  R  3453(1985)の試験方法に準拠し
て測定した。
【0034】可撓性 前記に準じて形成したジョイントシートについて、JI
S  R  3453(1985)の試験方法に準拠し
て、折り曲げたときに割れやシワ等が発生する曲げ径を
シート厚で除した倍率を求めた。
【0035】油シール性 JIS  No.3号油を用いて、外径90mm、内径
74mmのドーナツ状のジョイントシートを10kg/
cm2の圧力で両側より締付け、内部油圧を0.5kg
/cm2のステップで0.5kg/cm2から上昇させ
、各上昇油圧ごとに15分間維持して油漏れが発生(目
視で確認)する内部油圧を調べた。
【0036】前記の結果を表1、表2に示した。
【表1】
【0037】
【表2】
【0037】表1、表2より、実施例の如く吸油性レジ
ンを配合することにより、カレンダー加工性、応力緩和
性、可撓性の低下を伴うことなく、油シール性が良好に
改善されていることがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ゴムと、非アスベスト系繊維と、吸油
    性レジンと、II族金属の硫酸塩を成分とするコンパウ
    ンドからなることを特徴とするジョイントシート用組成
    物。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載のジョイントシート用
    組成物を積層成板してなることを特徴とするジョイント
    シート。
JP13964591A 1991-05-15 1991-05-15 ジョイントシート用組成物及びジョイントシート Pending JPH04337382A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13964591A JPH04337382A (ja) 1991-05-15 1991-05-15 ジョイントシート用組成物及びジョイントシート
EP19920108075 EP0523339B1 (en) 1991-05-15 1992-05-13 Asbestos-free composition for gaskets
DE69213366T DE69213366T2 (de) 1991-05-15 1992-05-13 Asbestfreie Zusammensetzung für Dichtungen
US08/247,489 US5443887A (en) 1991-05-15 1994-05-23 Asbestos-free composition for gaskets containing an oil absorbent agent and gaskets including the composition

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004359951A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Klinger Ag エラストマー接合シート材料およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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