JPH05239439A - シール用組成物 - Google Patents

シール用組成物

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JPH05239439A
JPH05239439A JP7615692A JP7615692A JPH05239439A JP H05239439 A JPH05239439 A JP H05239439A JP 7615692 A JP7615692 A JP 7615692A JP 7615692 A JP7615692 A JP 7615692A JP H05239439 A JPH05239439 A JP H05239439A
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JP
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fiber
sealing
rubber
pitch
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JP7615692A
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English (en)
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Sadao Nakao
貞夫 中尾
Yasuo Ijiri
康夫 井尻
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Koa Oil Co Ltd
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Nippon Reinz Co Ltd
Original Assignee
Koa Oil Co Ltd
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Nippon Reinz Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール性能、特に圧縮率が大きくて表面シー
ル性に優れ、かつ復元性も良好で、アスベストフリーな
ガスケットやジョイントシート等のシール製品が得られ
るシール用組成物を得ること。 【構成】 ゴムと、非アスベスト系繊維と、充填剤と、
ゴム薬品を成分とするコンパウンドからなり、前記の非
アスベスト系繊維として少なくともピッチ系極細炭素繊
維と有機繊維を含有し、かつピッチ系極細炭素繊維の含
有率が1〜30重量%であるシール用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シール性能、特に表面
シール性に優れてガスケットやジョイントシート等の形
成に好適なアスベストフリーのシール用組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アスベスト繊維の有害性が指摘されるな
か、アスベストフリーなシール用組成物が種々提案され
ているが、いずれの場合にもシール性能、就中、圧縮率
が低くて表面シール性に乏しい問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シール性
能、特に圧縮率が大きくて表面シール性に優れ、かつ復
元性も良好であるアスベストフリーなシール用組成物の
開発を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴムと、非ア
スベスト系繊維と、充填剤と、ゴム薬品を成分とするコ
ンパウンドからなり、前記の非アスベスト系繊維として
少なくともピッチ系極細炭素繊維と有機繊維を含有し、
かつピッチ系極細炭素繊維の含有率が1〜30重量%で
あることを特徴とするシール用組成物を提供するもので
ある。
【0005】
【作用】ピッチ系極細炭素繊維を用いることにより、ア
スベストフリー性を満足させつつ圧縮率の向上をはかる
ことができ、かつ復元率にも優れてシール性能、特に表
面シール性に優れるガスケットやジョイントシート等の
シール製品を形成することができる。
【0006】
【発明の構成要素の例示】本発明のシール用組成物は、
ゴムを成分とする。そのゴムとしては、ガスケットやジ
ョイントシートなどに公知のものを用いることができ
る。好ましく用いうるゴムとしては、例えば、天然ゴム
や、スチレン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブ
タジエンゴム、アクリルゴム、クロロプレンゴム、フッ
素ゴム、エピクロロヒドリゴム、クロロスルホン化ポリ
エチレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エチレン・プ
ロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、シ
リコンゴムの如き合成ゴムなどがあげられる。
【0007】本発明のシール用組成物は、非アスベスト
系繊維を成分とし、かつその非アスベスト系繊維として
少なくともピッチ系極細炭素繊維と有機繊維を含有す
る。用いられることのあるその他の非アスベスト系繊維
としては、非アスベスト系の無機繊維などがあげられ
る。
【0008】ピッチ系極細炭素繊維は、太さが従来のピ
ッチ系炭素繊維が10μm以上であるのに対して、5μm
以下、就中1.5μm程度と極細であることを特長と
し、長さは通例1〜3mm程度である。本発明において
は、太さが0.5〜3μm程度のものが好ましく用いう
る。長さは100mm以下、就中0.5〜50mmの範囲に
あればよい。かかるピッチ系極細炭素繊維は興亜石油社
などから市販されている。
【0009】有機繊維としては、例えば芳香族ポリアミ
ド繊維、フェノール樹脂繊維、フッ素樹脂繊維、芳香族
ポリエステル繊維、芳香族ポリイミド繊維、芳香族ポリ
ベンズイミダソール繊維、セルロース繊維の如き種々の
樹脂繊維などが用いられる。好ましく用いうる有機繊維
は、芳香族ポリアミド繊維やフェノール樹脂繊維の如く
耐熱性に優れるものである。用いる有機繊維の寸法につ
いては特に限定はないが、一般には太さ0.1〜100
μm、就中1〜50μm、長さ0.1〜100mm、就中1
〜20mmのものが用いられる。
【0010】必要に応じて用いられる非アスベスト系無
機繊維としては、例えばシリカ繊維、ジルコニヤ繊維、
ロックウール、アルミナ繊維、アルミナ・シリケート繊
維、ホスフェート繊維、セピオライト繊維、石膏繊維、
チタン酸カリウム繊維、ガラス繊維、金属繊維などがあ
げられる。その寸法については特に限定はないが、一般
には太さ0.1〜100μm、就中1〜50μm、長さ
0.1〜100mm、就中1〜20mmのものが用いられ
る。
【0011】本発明のシール用組成物は、充填剤を成分
とする。充填剤としては適宜な無機物質が用いられる。
一般に用いられる充填剤としては、例えばタルク、クレ
ー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、マイカ、シリカ、
カーボンブラックなどがあげられる。また応力緩和性の
向上を目的に酸化亜鉛ウィスカなどのテトラポット形状
体なども用いうる。
【0012】本発明のシール用組成物は、ゴム薬品を成
分とする。ゴム薬品としては、ガスケットやジョイント
シート等のシール製品の形成に通常配合されるものが適
宜に用いられる。その例としては、加硫剤、加硫助剤、
加硫促進剤、老化防止剤、顔料ないし着色剤、カップリ
ング剤などがあげられる。
【0013】本発明のシール用組成物には、必要に応じ
て吸水性レジンが配合される。吸水性レジンは、水分を
吸収して膨潤し水シール性の向上に有効である。その配
合量は、要求される水吸収性に応じて適宜に決定してよ
い。一般には、ゴム100重量部あたり、1〜300重
量部が適当である。吸水性レジンの配合量が過少では水
シール性の改善効果に乏しいし、過多では応力緩和性を
低下させる。
【0014】用いる吸水性レジンは、水分を吸収して膨
潤する水に不溶性のものであればよい。その例として
は、カルボキシル基、スルホン基、燐酸基、第四級アン
モニウム塩基、アミノ基、ピリジウム塩基の如きイオン
化性基ないしその塩、及び/又はヒドロキシル基、エー
テル基、鎖状ないし環状のアミド基、ニトリル基の如き
ノニオン性親水基を含有する天然ないし合成の親水性で
水不溶性の高分子物質などがあげられる。
【0015】より具体的には例えば、アクリル酸ないし
その塩とジビニルベンゼンとの共重合体、アクリロニト
リルと塩化ビニルとエチレン系モノマーとの共重合体の
アルカリ加水分解物、アクリロニトリルと塩化ビニリデ
ンとエチレン系モノマーとの共重合体のアルカリ加水分
解物、アクリルアミド系共重合体のホルムアルデヒド架
橋体、ポリアクリル酸とポリビニルアルコールとの酸縮
合物、ポリビニルアルコールのエピクロルヒドリン架橋
体、アクリロニトリル系重合体のアルカリ加水分解物の
ホルムアルデヒド架橋体、ポリビニルアルコールの燐酸
縮合体などがあげられる。
【0016】また、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トとエチレングリコールジメタクリレートとの共重合
体、2−メチル−5−ビニルピリジンとN,N'−メチ
レンビスアクリルアミドとの共重合体、N,N'−ジメ
チルアミノエチルメタクリレートとN,N'−メチレン
ビスアクリルアミドとの共重合体、N−ビニル−2−ピ
ロリドンとエチレングリコールジメタクリレートとの共
重合体、ポリオキシエチレンの放射線架橋体、でん粉の
酸性下での加熱縮合物、でん粉・アクリロニトリルグラ
フト共重合体のケン化物、ビニルエステルとエステル系
不飽和カルボン酸ないしその誘導体との共重合体のケン
化物(乾燥物)、イソブチレン・マレイン酸共重合体な
どもあげられる。
【0017】本発明のシール用組成物の調製は、各配合
成分を1種又は2種以上用いて種々の混練機等により適
宜に混合してコンパウンドとすることにより行うことが
できる。各成分の一般的な配合割合は、シール性能、機
械的強度、シート等への加工性などの点よりゴム(ゴム
薬品を含む)3〜30重量%、ピッチ系極細炭素繊維1
〜30重量%、有機繊維1〜30重量%、充填剤20〜
94重量%である。有機繊維、充填剤の一部、就中その
半分以下を非アスベスト系無機繊維で置換することもで
きる。
【0018】本発明のシール用組成物は、例えばガスケ
ットやジョイントシートなどの種々の用途に用いうるシ
ール製品の形成に好ましく用いることができる。特に、
自動車エンジン等の内燃機関におけるシリンダーヘッド
ガスケットなどの高温高圧に晒される用途や、水や油等
が関与する用途に有利に用いられる。
【0019】好ましいガスケットの形成方法は、未加硫
状態のシール用組成物をフック立て鉄板等の金属板の両
面に所定の厚さですり込み後、それを加熱処理してすり
込み層を加硫する方法、あるいはシール用組成物の加硫
シートと金属板を接着剤等で接着する方法である。金属
板がフックを有する場合には、そのフックを押し潰すな
どしてシール用組成物層をフックで挾持することが好ま
しい。図1にかかる形態のガスケットを例示した。1,
3がシール用組成物層(加硫処理)、2がフック21を
有する金属板である。
【0020】ジョイントシートの形成は、シール用組成
物を例えばカレンダーロールに供給し、そのロール面上
で組成物を積層して所定厚さのシートとする積層成板方
法などにより行うことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ピッチ系極細炭素繊維
を含有させたので圧縮率を高くすることができ、その復
元率も良好でシール性能、特に表面シール性に優れるガ
スケットやジョイントシート等のアスベストフリーなシ
ール製品を得ることができる。
【0022】
【実施例】
実施例1 NBR(バイエル社製、商品名:ペルブナン2818、
固形分として、以下同じ)10部(重量部、以下同
じ)、無機繊維(日本セメント社製、商品名:CMF−
150)20部、有機繊維(デュポン社製、商品名:ケ
ブラー29パルプ)10部、クレー(浅田製粉社製、商
品名:ソフトネオキャリアK)29部、タルク(日本タ
ルク社製、商品名:タルクSW、以下同じ)20部、ピ
ッチ系極細炭素繊維(興亜石油社製、平均太さ1.5μ
m、長さ1〜3mm、以下同じ)10部、硫黄0.05
部、亜鉛華(堺化学社製、3号、以下同じ)0.50
部、加硫剤(大内新興化学社製、商品名:ノクセラーT
T)0.45部を冷却手段を備えた混練機で約1時間混
合し、コンパウンドを得た。
【0023】実施例2 NBR(日本ゼオン社製、商品名:ニッポールLX51
3、固形分として、以下同じ)10部、無機繊維(イソ
ライト工業社製、商品名:カオウール)20部、有機繊
維(アクゾ社製、商品名:トワロンパルプ)10部、ソ
フトネオキャリアK;29部、タルク20部、シリカ
(日本シリカ社製、商品名:ニプシルVN−3、以下同
じ)5部、ピッチ系極細炭素繊維5部、硫黄0.05
部、亜鉛華0.50部、ノクセラーTT0.45部を用
いて実施例1に準じコンパウンドを得た。
【0024】実施例3 アクリルゴム(日本メクトロン社製、商品名:ノックス
タイトA1095、以下同じ)10部、無機繊維(イビ
デン社製、商品名:イビウール)20部、トワロンパル
プ;10部、ソフトネオキャリアK;20部、タルク2
0部、ニプシルVN−3;9.9部、ピッチ系極細炭素
繊維10部、加硫剤(日本メクトロン社製、商品名:ケ
ミノックスAC−6)0.1部を用いて実施例1に準じ
コンパウンドを得た。
【0025】実施例4 ノックスタイトA1095;10部、CMF−150;
25部、有機繊維(群栄化学社製、商品名:カイノー
ル)5部、ソフトネオキャリアK;29.9部、タルク
25部、ピッチ系極細炭素繊維5部、ケミノックスAC
−6;0.1部を用いて実施例1に準じコンパウンドを
得た。
【0026】実施例5 ペルブナン2818;15部、ケブラー29;10部、
クレー(エンゲルハルト社製、商品名:トランスリンク
クレー37)30部、タルク28.5部、ピッチ系極細
炭素繊維15部、硫黄0.10部、亜鉛華0.70部、
ノクセラーTT0.70部を用いて実施例1に準じコン
パウンドを得た。
【0027】実施例6 ペルブナン2818;10部、ケブラー29;20部、
ソフトネオキャリアK;32部、タルク32部、ピッチ
系極細炭素繊維5部、硫黄0.05部、亜鉛華0.50
部、及びノクセラーTT0.45部を用いて実施例1に
準じコンパウンドを得た。
【0028】実施例7 ペルブナン2818;15部、CMF−150;5部、
ケブラー29;15部、ソフトネオキャリアK;30
部、タルク23.5部、シリカ5部、ピッチ系極細炭素
繊維5部、硫黄0.10部、亜鉛華0.70部、ノクセ
ラーTT0.70部を用いて実施例1に準じコンパウン
ドを得た。
【0029】実施例8 ニッポールLX513;10部、トワロン;20部、ト
ランスリンククレー37;32部、タルク27部、ピッ
チ系極細炭素繊維10部、硫黄0.05部、亜鉛華0.
50部、ノクセラーTT0.45部を用いて実施例1に
準じコンパウンドを得た。
【0030】実施例9 ニッポールLX513;15部、カオウール;5部、ト
ワロン;15部、トランスリンククレー37;25部、
タルク23.5部、シリカ5部、ピッチ系極細炭素繊維
10部、硫黄0.10部、亜鉛華0.70部、ノクセラ
ーTT0.70部を用いて実施例1に準じコンパウンド
を得た。
【0031】実施例10 SBR(日本合成ゴム社製、商品名:JSR0561、
固形分として、以下同じ)10部、ケブラー29;20
部、ソフトネオキャリアK;32部、タルク32部、ピ
ッチ系極細炭素繊維5部、硫黄0.05部、亜鉛華0.
50部、ノクセラーTT0.45部を用いて実施例1に
準じコンパウンドを得た。
【0032】実施例11 SBR15部、イノフィール;5部、トワロン;15
部、ソフトネオキャリアK;30部、タルク23.5
部、シリカ5部、ピッチ系極細炭素繊維5部、硫黄0.
10部、亜鉛華0.70部、ノクセラーTT0.70部
を用いて実施例1に準じコンパウンドを得た。
【0033】比較例1 ペルブナン2818;10部、CMF−150;20
部、ケブラー29;10部、ソフトネオキャリアK;3
0部、タルク29部、硫黄0.05部、亜鉛華0.50
部、及びノクセラーTT0.45部を用いて実施例1に
準じコンパウンドを得た。
【0034】比較例2 ニッポールLX513;10部、イノフィール;20
部、カイノール;5部、ソフトネオキャリアK;25
部、タルク25部、シリカ4部、ピッチ系炭素繊維(太
さが10μm以上のもの、以下同じ)10部、硫黄0.
05部、亜鉛華0.50部、及びノクセラーTT0.4
5部を用いて実施例1に準じコンパウンドを得た。
【0035】比較例3 アクリルゴム10部、CMF−150;24部、ケブラ
ー29;20部、ソフトネオキャリアK;24.9部、
タルク20部、ピッチ系極細炭素繊維0.5部、ケミノ
ックスAC−6;0.1部を用いて実施例1に準じコン
パウンドを得た。
【0036】比較例4 ペルブナン2818;10部、ケブラー29パルプ;2
0部、ソフトネオキャリアK;39部、タルク30部、
硫黄0.05部、亜鉛華0.50部、ノクセラーTT
0.45部を用いて実施例1に準じコンパウンドを得
た。
【0037】比較例5 SBR3部、CMF−150;9部、トワロン;20
部、ソフトネオキャリアK;30部、タルク30部、シ
リカ6.5部、ピッチ系極細炭素繊維0.5部、硫黄
0.02部、亜鉛華0.24部、ノクセラーTT0.2
4部を用いて実施例1に準じコンパウンドを得た。
【0038】比較例6 ニッポールLX513;10部、CMF−150;5
部、ケブラー29;15部、ソフトネオキャリアK;3
0部、タルク29部、ピッチ系炭素繊維10部、硫黄
0.05部、亜鉛華0.50部、ノクセラーTT0.4
5部を用いて実施例1に準じコンパウンドを得た。
【0039】評価試験 スチールベスト型ガスケット用シートの形成 実施例1〜5、比較例1〜3で得たコンパウンドを、フ
ック立て鉄板(厚さ0.25mm)の両面にすり込み、1
50℃の加熱炉中で30分間加熱して加硫処理し、厚さ
1.25mmのスチールベスト型ガスケット用シートを形
成した。
【0040】ジョイントシートの形成 実施例6〜11、比較例4〜6で得たコンパウンドを、
カレンダー加工してシートを得、そのシートを150℃
の加熱炉中で30分間加熱して加硫処理し、厚さ0.5
mmのジョイントシートを形成した。
【0041】圧縮率、復元率、応力緩和率 前記で得たスチールベスト型ガスケット用シートについ
て、ASTM F104タイプ1に準拠して常温での圧
縮率、復元率、応力緩和率を測定した。
【0042】耐熱性 前記で得たスチールベスト型ガスケット用シートを20
0℃で16時間加熱劣化させ、それについて前記に準じ
圧縮率、復元率を測定した。
【0043】水シール性 前記で得たスチールベスト型ガスケット用シートからな
る外径90mm、内径74mmのドーナツ状サンプルを50
kg/cm2の圧力で締め付けて水圧を上昇させ、水漏れが
発生する最低圧力を測定した。
【0044】前記の結果を表1に示した。
【表1】
【0045】圧縮率、復元率、応力緩和率、水シール性 前記に準じてジョイントシートにつき加熱前の圧縮率、
復元率、応力緩和率、及び水シール性を測定した。なお
水シール性の測定は、外径75mm、内径55mmのドーナ
ツ状サンプルについて30kg/cm2締付圧で行った。
【0046】前記の結果を表2に示した。
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図。
【符号の説明】 1,3:シール用組成物層 2:金属板 21:フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井尻 康夫 神奈川県大和市深見西1丁目5番2号 日 本ラインツ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムと、非アスベスト系繊維と、充填剤
    と、ゴム薬品を成分とするコンパウンドからなり、前記
    の非アスベスト系繊維として少なくともピッチ系極細炭
    素繊維と有機繊維を含有し、かつピッチ系極細炭素繊維
    の含有率が1〜30重量%であることを特徴とするシー
    ル用組成物。
JP7615692A 1992-02-27 1992-02-27 シール用組成物 Pending JPH05239439A (ja)

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