JP3023651B2 - ジョイントシートおよびその製造方法 - Google Patents

ジョイントシートおよびその製造方法

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JP3023651B2 JP7228536A JP22853695A JP3023651B2 JP 3023651 B2 JP3023651 B2 JP 3023651B2 JP 7228536 A JP7228536 A JP 7228536A JP 22853695 A JP22853695 A JP 22853695A JP 3023651 B2 JP3023651 B2 JP 3023651B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石油化学プラン
ト、各種工業用機械装置、自動車、家電など広範囲な分
野で使用されるガスケットの基材として用いられるジョ
イントシートの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジョイントシートは、基材繊維・充填材
・ゴム薬品に、溶剤に膨潤させたゴム(あるいは粉末ゴ
ムまたはラテックスに溶剤を加えたもの)をヘンシェル
ミキサー等で十分に混練し、ジョイントシート形成用組
成物(以下混練材料と略する)を調整し、次いでこの混
練材料を熱ロール(約150℃)と冷ロール(約20
℃)とからなる一対のロール(カレンダーロール)間に
投入し、熱ロール側に加熱・圧延しながら積層し、溶剤
の蒸発・加硫を行い、所定の厚さに積層したシートを剥
離することによって製造されてきた。製品によっては、
加硫を進めるために得られたシート状物をさらにオート
クレーブ等で二次加硫を行う場合もあった。なお、構成
材料としては用途に応じて、上記のもののほか軟化剤・
可塑剤・水膨潤剤・油膨潤剤が少量添加され、保管・識
別の点から顔料が配合されることもある。
【0003】そして従来、ジョイントシートとしては石
綿ジョイントシートが使用され、石綿繊維の独特の形状
や、優れた耐熱性を利用して、水、油、空気、水蒸気な
どの配管や機器用のガスケットとして打抜き加工され使
用されてきた。この石綿ジョイントシートは、無機物で
ありながら非常に柔軟で高度にフィブリル化している石
綿繊維を60〜85重量%程度含んでいるため、プラン
トの熱油・熱水や蒸気等の高温ラインに使用される場合
も全く問題がなかった。
【0004】ところが石綿繊維は天然鉱物であり資源の
枯渇が心配されることや、石綿繊維が原因と推測されて
いる健康障害が社会的問題となって世界的に石綿の使用
が制限される傾向となってきた。それらの理由により、
最近では石綿繊維を全く使用せず、石綿繊維以外の無機
繊維と有機繊維の両方またはいずれか一方を使用したジ
ョイントシート(アスベストフリージョイントシートま
たはノンアスベストジョイントシートと呼ばれる、以下
NAジョイントシートと略する)が使用されるようにな
ってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このNAジョイントシ
ートに用いられる繊維材料としては、有機繊維と無機繊
維(石綿繊維以外)があるが、石綿繊維に比べると繊維
径が太くて剛直なものが多く、耐熱性の点でもかなりの
差が見られるので、用途に応じて各種繊維を組み合わせ
て使用しているが、引張り強さや耐蒸気性、耐熱性の点
で完全に石綿ジョイントシートに匹敵するまでには至っ
ていない。
【0006】すなわち、従来のNAジョイントシートに
あっては、補強効果のある有機繊維は蒸気雰囲気下、高
温下では劣化しやすいために石綿ジョイントシートに比
べて製品寿命が著しく低下してしまった。また、耐熱性
の高い無機繊維を併用しても、その補強効果は補強効果
のある有機繊維より著しく低く、さらに製造的な面でそ
の配合量を石綿繊維ほど多くすることができないために
補強性能は上がらず、石綿ジョイントシートに比べてか
なり低下したものとなる。
【0007】そこで、ゴム材料についても検討が行わ
れ、耐熱性の高いゴムをブレンドすることにより、耐熱
性、耐蒸気性の良いNAジョイントシートが得られると
いう発明(特開平4−359987号)が出願されてい
るが、これらのゴムは高価なためNAジョイントシート
の価格が高くなってしまうという問題が残っていた。以
上のようなことから、蒸気雰囲気下、高温下で使用して
も石綿ジョイントシートに匹敵する寿命を有する汎用性
の高いNAジョイントシートの出現が望まれていた。
【0008】本発明の目的は、耐熱性、耐蒸気性を改良
、更には応力緩和率を大幅に改善したNAジョイント
シートおよびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、石綿以外の無機繊維および/ま
たは有機繊維からなる基材繊維、ゴム、充填材および加
硫剤、加硫促進剤、可塑剤等のゴム薬品からなる組成物
が溶剤とともに混練されたジョイントシート形成用組成
物からなるジョイントシートにおいて、ゴムに少なくと
極性のあるアクリロニトリルブダジエンゴムまたは水
素化アクリロニトリルブダジエンゴムを使用し、充填材
として粒径が0.1〜5μmの上記極性ゴムと結合しや
すい水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムを単独あ
るいは両方または他の充填材と組み合わせて使用し、そ
の添加量がジョイントシート中に10〜50重量%とし
て応力緩和率を改善することを要旨とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1のジョイント
シートにおいて、厚さ1.5±0.1mmのジョイントシ
ートのJIS R3453 石綿ジョイントシートによ
る応力緩和率試験法で測定した応力緩和率の値が17〜
27%であることを要旨とする。
【0011】また請求項3の発明は、石綿以外の無機繊
維および/または有機繊維からなる基材繊維、ゴム、充
填材および加硫剤、加硫促進剤、可塑剤等のゴム薬品か
らなる組成物を溶剤とともに混練して得られたジョイン
トシート形成用組成物を、熱ロールと冷ロールとからな
る一対のロール間に投入し、熱ロール側に積層させなが
ら加熱圧延するジョイントシートの製造方法において、
上記ゴムに少なくとも極性のあるアクリロニトリルブダ
ジエンゴムまたは水素化アクリロニトリルブダジエンゴ
ムを、また上記充填材として粒径が0.1〜5μmの
記極性ゴムと結合しやすい水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウムを、単独あるいは他の充填材と組み合わせ
て使用し、水酸化アルミニウムおよび/または水酸化マ
グネシウムの添加量がジョイントシート中に10〜50
重量%となるようにし、かつ前記基材繊維と水酸化アル
ミニウムおよび/または水酸化マグネシウムを最初に混
練した後で、その他のジョイントシート組成物を溶剤と
ともに混練することにより応力緩和率を改善するしたこ
を要旨とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項3のジョイント
シートの製造方法において、厚さ1.5±0.1mmのジ
ョイントシートのJIS R3453 石綿ジョイント
シートによる応力緩和率試験法で測定した応力緩和率の
値が17〜27%となるように、前記水酸化アルミニウ
ムおよび/または水酸化マグネシウムを添加することを
要旨とする。
【0013】本発明者らは、上記の従来技術に伴う問題
点を解消するために鋭意研究を行い、蒸気ラインなどで
のNAジョイントシートの製品寿命を伸ばすためには、
ジョイントシートの物性のうち特に応力緩和率および劣
化後の引張強さが重要であることに気がついた。そこで
まず、NAジョイントシートの配合材料と応力緩和率の
関係を調査したところ、繊維ではガラス繊維やカーボン
繊維などの剛直な繊維が応力緩和率の改善に効果がある
が、製造性との関係で一定量以上入れることは難しいこ
と、またガラス繊維やカーボン繊維などの剛直な繊維
は、混練中に繊維が折れてしまい繊維同士の絡みが十分
でないため引張強さを向上させるのが難しいこと、さら
にガラス繊維、カーボン繊維は表面が不活性でゴムとの
密着性が悪いために界面で空隙が生じシール性が悪くな
ることが判明した。そこで今度は充填材に着目して検討
を行った。いろいろな充填材について検討を行った結
果、金属水酸化物の中でも特に水酸化アルミニウムおよ
び/または水酸化マグネシウムを添加すると応力緩和率
が飛躍的に改良され、劣化後の引張強さも保持されるこ
とが判明した。
【0014】これは、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウムは構造中に含まれる水酸基(−OH)のために
粒子表面が活性化している状態であり、ゴムや繊維など
の配合材料との親和性が強く接着性が向上し、この接着
効果により応力緩和率が改善されるのではないかと推定
している。また、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウムは、水にほとんど溶けないため蒸気ラインなど水が
ジョイントシート中に浸透する場合でも引張強さを保持
している。ただし同じ金属水酸化物でも水酸化カルシウ
ムは水に溶け水溶液は強いアルカリ性を示すため、水の
浸透する場合には引張強さ等の物性の低下が大きい。な
お、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムは180
℃以上の高温で結晶水を放出するために配合量を多くす
るとNAジョイントシートに難燃性を与えるという効果
もある。水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムの粒
径は、平均粒径で0.1〜5μmがよい。粒径が小さい
と粒子同士が凝集して二次粒子を形成しジョイントシー
トへの分散が難しくなる。粒径が大きいと補強効果が望
めない。
【0015】また、水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウムは粒子表面に水酸基が多く、親水性が大きく、親
水性の大きい基材繊維特にフィブリル化した芳香族ポリ
アミド繊維と最初に混合し十分に分散させた後にその他
のジョイントシート形成用組成物を混合することにより
水酸化アルミニウムおよび/または水酸化マグネシウム
をジョイントシート中に分散させることができる。この
方法では、フィブリル化した芳香族ポリアミド繊維の分
散性も向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】請求項1の発明の実施の態様にお
いて、ジョイントシートで用いる基材繊維とは、ロック
ウール、カーボン繊維、ガラス繊維、セピオライト、セ
ラミック繊維、溶融石英繊維、化学処理高シリカ繊維、
溶融珪酸アルミナ繊維、アルミナ連続繊維、安定化ジル
コニア繊維、窒化ホウ素繊維、チタン酸アルカリ繊維、
ウォラストナイト、ウィスカー、ボロン繊維、金属繊維
等の無機繊維や、芳香族ポリアミド繊維、ポリアミド系
繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポ
リアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊
維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリ尿素系繊維、ポリウレ
タン系繊維、ポリフルオロカーボン系繊維、フェノール
系繊維、セルロース系繊維等の有機繊維を単独あるいは
併用して用いることができる。
【0017】ゴムは、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウムの水酸基と結合しやすいアクリロニトリルブタ
ジエンゴム(NBR)、水素化アクリロニトリルブタジ
エンゴム(HNBR)が好適である。ただし、アクリル
ゴム、エチレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、
フッ素ゴム、シリコーンゴム、クロロスルフォン化ポリ
エチレン、エチレン酢ビゴム、塩化ポリエチレン、塩化
ブチルゴム、エピクロルヒドリンゴム、ニトリルイソプ
レンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム等のゴムをブレン
ドして用いることができる。
【0018】ゴム薬品としては、硫黄、酸化亜鉛、酸化
マグネシウム、過酸化物、ジニトロソベンゼン等の加硫
剤、ポリアミン系化合物、アルデヒドアミン系化合物、
チウラム系化合物、ジチオカルバミン酸塩系化合物、ス
ルフェンアミド系化合物、チアゾール系化合物、グアニ
ジン系化合物、チオウレア系化合物、キサントゲン酸塩
系化合物等の加硫促進剤や、老化防止剤、スコーチ防止
剤、可塑剤、着色剤等従来ジョイントシート形成用ゴム
薬品として公知のゴム薬品が広く用いられる。
【0019】水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム
以外の充填材としては、クレー、タルク、硫酸バリウ
ム、重炭酸ナトリウム、マイカ、グラファイト、カオリ
ナイト、セリサイト、ワラストナイト、焼成クレー、カ
ーボンブラック等が用いられる。また、水酸化アルミニ
ウム(Al(OH)3)、水酸化マグネシウム(Mg
(OH)2)の平均粒径は0.1〜5μm程度がよい。
粒径が小さいと、粒子同士が凝集して分散が難しくな
る。上記以上に粒径が大きいと、補強効果が望めない。
更にジョイントシートへの水酸化アルミニウムおよび/
または水酸化マグネシウム等の添加量は10〜50重量
%とするのがよい。この添加量が少ないと効果が望め
ず、多いとゴムとの結合が強くなりすぎ、混練材料が固
くなり製板性が悪くなる。
【0020】請求項2の発明の実施の態様では、請求項
1の発明のジョイントシートとして、応力緩和率の値が
17〜27%となるものを用いることを提案する。水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウムは水酸基があるた
め、ゴム、特に極性ゴムであるNBR、HNBRと結合
しやすく、擬似架橋構造を生成するため、ゴムの架橋密
度が上がり、応力緩和率がよくなると考えられる。
【0021】請求項3の発明の実施の態様としては、基
材繊維と水酸化アルミニウムおよびまたは水酸化マグネ
シウムを最初に混練させ、十分分散した後に、その他の
ジョイントシート組成物を溶剤とともに混練することを
提案する。水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムは
その粒子表面に水酸基(−OH)があるため、ゴムへの
分散が悪く、また粒子同士が凝集して2次粒子を形成す
るが、ジョイントシート組成物を混練する時、ゴムは溶
剤に膨潤した粘度の低いノリ状となっているためにせん
弾力がかかりにくい状態であり、この2次粒子を破壊し
ずらい。しかるに基材繊維、特にフィブリル化した芳香
族ポリアミド繊維と水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウムはともに親水性で相溶性がよいことから、請求項
3の発明では、まず、これらを混合し、繊維の間に十分
水酸化アルミニウムおよび/または水酸化マグネシウム
を分散させた状態で他の組成分を混練する方法により、
水酸化アルミニウムおよび/または水酸化マグネシウム
のジョイントシートへの分散をよくすることができるも
のである。更にフィブリル化した芳香族ポリアミド繊維
の分散もよくなる。
【0022】請求項4の発明の実施の態様は、請求項3
の方法の実施に当り、応力緩和率の値が17〜27%と
なるように、水酸化アルミニウムおよび/または水酸化
マグネシウムを添加することを提案する。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 ゴム素練りロールにより0.2mmに薄だし処理したNB
Rを所定量計量した後、トルエン中で膨潤させ、表1の
実施例1に示す基材繊維、ゴム薬品、水酸化アルミニウ
ムとともにヘンシェルミキサーにて80分間混練した。
これによって得られた混練材料を、150℃に加熱され
た熱ロールと20℃に保たれた冷ロールのカレンダーロ
ールにより積層し、厚さ1.5mmのNAジョイントシー
トを得た。この場合、水酸化アルミニウムは50重量%
を添加した。
【0024】実施例2〜4 表1の実施例2〜4に示す配合の材料で実施例1と同様
に製造し、厚さ1.5mmのNAジョイントシートを得
た。この場合、実施例2では水酸化マグネシウム50重
量%、実施例3では水酸化アルミニウム30重量%、タ
ルク20重量%、実施例4では水酸化アルミニウム10
重量%、タルク40重量%をそれぞれ添加した。表1の
比較例1〜3に示す配合の材料で実施例1と同様に製造
し、厚さ1.5mmのNAジョイントシートを得た。この
場合、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムは添加
されていない。
【0025】実施例1〜4および、比較例1〜のNA
ジヨイントシートの引張強さ、圧縮率、復元率、応力緩
和率および難燃性を表2に示す。なお、NAジヨイント
シートの引張強さ、圧縮率、復元率、応力緩和率は、J
IS R3453、難燃性は鉄道車両材料燃焼試験に準
じて測定した。実施例1〜で、応力緩和率の非常に良
いNAジヨイントシートが得られ、更に、水酸化アルミ
ニウムと水酸化マグネシウムの配合量が多いと難燃性が
得られた。比較例1〜3では、応力緩和率の良いものが
得られなかった。
【0026】
【表1】
【表2】
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば水
酸化アルミニウムおよびまたは水酸化マグネシウムを添
加することによって耐熱性が良いNAジョイントシート
が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重留 祥一 神奈川県川崎市宮前区土橋1−8−4− 313 (56)参考文献 特開 平4−80281(JP,A) 特開 昭62−70478(JP,A) 特開 昭58−145742(JP,A) 国際公開94/22947(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09K 3/10 C08L 9/02 - 9/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石綿以外の無機繊維および/または有機
    繊維からなる基材繊維、ゴム、充填材および加硫剤、加
    硫促進剤、可塑剤等のゴム薬品からなる組成物が溶剤と
    ともに混練されたジョイントシート形成用組成物からな
    るジョイントシートにおいて、ゴムに少なくとも極性の
    あるアクリロニトリルブダジエンゴムまたは水素化アク
    リロニトリルブダジエンゴムを使用し、充填材として粒
    径が0.1〜5μmの上記極性ゴムと結合しやすい水酸
    化アルミニウム、水酸化マグネシウムを単独あるいは両
    方または他の充填材と組み合わせて使用し、その添加量
    がジョイントシート中に10〜50重量%であることを
    特徴とする応力緩和率を改善したジョイントシート。
  2. 【請求項2】 厚さ1.5±0.1mmのジョイントシー
    トのJIS R3453 石綿ジョイントシートによる
    応力緩和率試験法で測定した応力緩和率の値が17〜2
    7%であることを特徴とする請求項1記載のジョイント
    シート。
  3. 【請求項3】 石綿以外の無機繊維および/または有機
    繊維からなる基材繊維、ゴム、充填材および加硫剤、加
    硫促進剤、可塑剤等のゴム薬品からなる組成物を溶剤と
    ともに混練して得られたジョイントシート形成用組成物
    を、熱ロールと冷ロールとからなる一対のロール間に投
    入し、熱ロール側に積層させながら加熱圧延するジョイ
    ントシートの製造方法において、上記ゴムに少なくとも
    極性のあるアクリロニトリルブダジエンゴムまたは水素
    化アクリロニトリルブダジエンゴムを、また上記充填材
    として粒径が0.1〜5μmの上記極性ゴムと結合しや
    すい水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムを単独あ
    るいは他の充填材と組み合わせて使用し、水酸化アルミ
    ニウムおよび/または水酸化マグネシウムの添加量がジ
    ョイントシート中に10〜50重量%となるようにし、
    かつ前記基材繊維と水酸化アルミニウムおよび/または
    水酸化マグネシウムを最初に混練した後で、その他のジ
    ョイントシート組成物を溶剤とともに混練することを特
    徴とする応力緩和率を改善したジョイントシートの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 厚さ1.5±0.1mmのジョイントシー
    トのJIS R3453 石綿ジョイントシートによる
    応力緩和率試験法で測定した応力緩和率の値が17〜2
    7%となるように、前記水酸化アルミニウムおよび/ま
    たは水酸化マグネシウムを添加することを特徴とする請
    求項3記載のジョイントシートの製造方法。
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