JPH04336996A - 超音波切断装置 - Google Patents

超音波切断装置

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JPH04336996A
JPH04336996A JP10760691A JP10760691A JPH04336996A JP H04336996 A JPH04336996 A JP H04336996A JP 10760691 A JP10760691 A JP 10760691A JP 10760691 A JP10760691 A JP 10760691A JP H04336996 A JPH04336996 A JP H04336996A
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JP
Japan
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blade
cutting
cut
cutting edge
ultrasonic
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JP10760691A
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English (en)
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JPH0732998B2 (ja
Inventor
Shoji Mishiro
三代 祥二
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Taga Electric Co Ltd
Original Assignee
Taga Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート材や布などの切
断や裁断に利用される超音波切断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、シート材や布などの切断や裁断
時に、切刃を超音波振動させると切断抵抗が低くなり、
これにより、切れ味が増大することは広く知られており
、超音波振動カッターとして広く用いられている。この
ような超音波振動カッターは、特に、プラスチックス、
ゴム、紙などのシート材のカットや布、皮革の裁断など
に利用されているものであり、その構造としては、市販
のカッターナイフ刃や専用の刃などが通常の縦型振動子
の出力端に取り付けられ、縦型振動子の軸方向の振動に
より刃先の鋭利化効果及び摩擦抵抗の減少効果によって
効果的な切断が行われている。
【0003】さらに、本出願人は先に、たわみ振動子の
出力端部に設けた切刃を振動子軸と直角或は制御された
角度に振動させて用いる超音波カッターを特開昭62−
114478号公報に見られるように提案している。そ
の内容を図4に基づいて説明する。まず、たわみ振動子
1の出力端部2の切刃3が斜めに形成された刃4を固定
し、この刃4をテーブル5の座繰り部6に臨ませて配設
している。そして、たわみ振動子1を駆動すると、刃4
は矢印7に示す方向に超音波振動し、シート8を振動方
向に移動させることによりそのシート8は容易に切断さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の縦型振動子や前
述のたわみ振動子によって駆動される刃は、その大きな
振動の加速度の繰返しによって被切断シートを切断する
ものであるが、被切断シートが一般的な紙やゴム、プラ
スチックスシートのように超音波振動に対して抵抗を示
す材料であると良好な切断を行うことができる。しかし
ながら、被切断シートが柔らかい材料である布では、刃
の振動に対して逃げてしまい、布が浮いた状態では全く
切断出来ないものである。そのため、硬質プラスチック
スやガラスなどの硬い板の上に布を載せて刃と硬質板と
の間の衝突によって間に挾まれた布の繊維を切断するよ
うにしている。したがって、敷き板としては、ガラス板
のように硬いほど布は良く切れるが、逆に刃先の摩耗は
大きくなってしまうものである。
【0005】さらに、最近新素材が種々実用化されて来
ているが、例えば、比強度の高いアラミド樹脂を用いた
繊維は、その著しく高い強度のために超音波振動カッタ
ーによっても切断が困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】超音波振動子に連結され
て超音波振動するとともに切刃が形成された可動刃を設
け、この可動刃の前記切刃との間に微小ギャップをもっ
て切刃の稜線を傾けてクロスさせて固定刃を配設した。 また、可動刃と固定刃との少なくとも一方を低周波振動
させるようにした。
【0007】
【作用】可動刃と固定刃との切刃のクロス部分に向かっ
て被切断シートを送り込むと、被切断シートは超音波振
動をする可動刃と固定刃との間で微小な振幅で高い繰返
し剪断力を受けて切断される。また、低周波振動を重畳
することにより、低い繰返しながら大きな振幅との複合
作用がなされて一層大きな切断効果が得られる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図3に基づいて
説明する。まず、超音波振動子としての縦型振動子10
の出力端部11には、振動振幅を拡大するためのホーン
12がボルトにより接合されている。そして、切刃14
aを備えたハイス鋼や超硬などの刃14が銀ろう接合さ
れたツールホルダー15が形成され、このツールホルダ
ー15は、前記ホーン12の細端部13にその中心に設
けられたボルト16により堅く締着されている。前記ホ
ーン12のノード部分17は、ケーシング18のザグリ
底部に強く押しつけられて固定されている。前記ケーシ
ング18の端部には、段付き異径部19が形成され、こ
の段付き異径部19には、内径部に段部を持つベース2
0が嵌め合わされている。
【0009】また、前記ベース20には、ラジアル方向
にスリット21が設けられたタブ22が突出して形成さ
れており、このタブ22の一方に穴23が形成され、対
向するタブ22には図示しないねじ穴が設けられている
。そして、このねじ穴に螺合するボルト24を締めるこ
とにより前記ベース20は前記ケーシング18の異径部
19に周方向角度を合わせた上でしっかりと固定されて
いる。
【0010】前記ベース20の上には、第2のベース2
5が載せられ、このベース25には、スリット26とタ
ブ27および28が形成され、また、前記タブ28には
穴30とこの穴30に連なるスリット29とが設けられ
ている。さらに、前記タブ28には、穴31が形成され
、対向するタブ28には、図示しないねじ穴が形成され
ている。さらにまた、前記タブ27には、ねじ穴27a
が設けられ、6角孔付き止めねじ33が挿入されている
【0011】ついで、切刃34aを備えた固定刃34は
、シャンク35に設けられたスリワリにその基部が挟み
込まれて銀ろう接合されている。そして、シャンク35
の端部は、タブ28に設けた穴30に嵌め込まれてボル
ト32により切刃34aの向きを合わせて固定すること
ができる。したがって、前記可動刃14の締着角度に合
わせて固定刃34と可動刃14との対向面を密着させ、
第2のベース25がボルト36,37および38により
仮止めされたベース20をケーシング18の異径部19
に取り付けてボルト24により固定し、さらに、ボルト
32によりシャンク35を固定する。ボルト36および
37により、第2のベース25の半分をベース20に固
定する。また、6角孔付き止めねじ33によって可動刃
14と固定刃34との対向面間のギャップを必要な値に
設定した後、ボルト38によって堅く締着する。
【0012】振動する可動刃14と他方の固定刃34と
は、互いの切刃14a,34aの稜線が傾斜してクロス
し、かつ、その面間のギャップは微小に、例えば、10
μに調整される。
【0013】このような構成において、被切断シート4
0を切刃14a,34aの噛み合い部分に矢印41の方
向に送り込むと、被切断シート40は、矢印42の方向
に超音波振動する可動刃14と他方の固定刃34とに挾
まれて剪断力を受け、軽く切断される。それぞれの可動
刃14と固定刃34との面間のギャップは、被切断シー
ト40の厚さ(織布であれば繊維の太さ)に比べて十分
小さくなるように設定される。しかし、余り狭すぎると
押されて撓んだときに、互いに接触して切刃14a,3
4aを傷めることになる。
【0014】このように、従来の超音波カッターによっ
ては宙に浮かして切ることのできなかった布や皮革など
を容易に切ることが出来る。また、振動子をテーブル内
部に置き、作業テーブル上に刃のクロス部をわずかに浮
き上がらせて固定し、テーブル上で被切断シートを送り
込めば良い。
【0015】また、実施に当たっては、振動子を手に持
って、或は、ロボットに持たせてNC制御し、シートを
切断させるようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述のように、超音波振動子に
連結されて超音波振動するとともに切刃が形成された可
動刃を設け、この可動刃の前記切刃との間に微小ギャッ
プをもって切刃の稜線を傾けてクロスさせて固定刃を配
設したので、可動刃と固定刃との切刃のクロス部分に向
かって被切断シートを送り込むと、被切断シートは超音
波振動をする可動刃と固定刃との間で微小な振幅で高い
繰返し剪断力を受けて容易に切断することができ、その
結果、従来のカッターや鋏では殆ど切れなかったアラミ
ド繊維による織物をも容易に切断することができ、また
、鉄、銅あるいはアルミニウムなどの金属薄膜を、かえ
りやバリが少なくきれいな切断面をもって切断すること
ができ、さらに、低周波振動を重畳することにより、低
い繰返しながら大きな振幅との複合作用がなされて一層
大きな切断効果を得ることができ、特に、刃先を硬い敷
き板などに当てたり、鋏のように互いの刃を擦り合わせ
ないので、刃が傷付きにくく、刃の寿命が長いなどの効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】分解斜視図である。
【図4】従来の一例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
10      超音波振動子 14      可動刃 14a    切刃 34      固定刃 34a    切刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  超音波振動子に連結されて超音波振動
    するとともに切刃が形成された可動刃と、この可動刃の
    前記切刃との間に微小ギャップをもって切刃の稜線を傾
    けてクロスさせて配設した固定刃とよりなることを特徴
    とする超音波切断装置。
  2. 【請求項2】  可動刃と固定刃との少なくとも一方を
    低周波振動させるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の超音波切断装置。
JP10760691A 1991-05-13 1991-05-13 超音波切断装置 Expired - Lifetime JPH0732998B2 (ja)

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