JPH043366Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH043366Y2 JPH043366Y2 JP1988111816U JP11181688U JPH043366Y2 JP H043366 Y2 JPH043366 Y2 JP H043366Y2 JP 1988111816 U JP1988111816 U JP 1988111816U JP 11181688 U JP11181688 U JP 11181688U JP H043366 Y2 JPH043366 Y2 JP H043366Y2
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- JP
- Japan
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- conductors
- resin layer
- solid
- tetrafluoroethylene resin
- conductor
- Prior art date
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- Expired
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 32
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、可撓性に優れ、良好な電気特性を
保持しながら、特に繰返し屈曲に対する耐久性が
向上した耐屈曲性フラツトケーブルに関する。
保持しながら、特に繰返し屈曲に対する耐久性が
向上した耐屈曲性フラツトケーブルに関する。
フラツトケーブルの可撓性を向上させる手段と
して、本出願人は、実開昭57−43513号に記載の
構造を提案している。このフラツトケーブルは、
絶縁条線の外周に導電性を有するテープを螺旋状
に巻き付けた構成の導体を用い、これらを平行離
間状態に配置してポリエステルフイルム等の絶縁
体で支持するものである。
して、本出願人は、実開昭57−43513号に記載の
構造を提案している。このフラツトケーブルは、
絶縁条線の外周に導電性を有するテープを螺旋状
に巻き付けた構成の導体を用い、これらを平行離
間状態に配置してポリエステルフイルム等の絶縁
体で支持するものである。
ところで、かかるフラツトケーブルでは、導体
自体は可撓性に富むものの、それが充実質の絶縁
体により支持されるため、ケーブル全体としての
可撓性はそれほど向上せず、また導体の屈曲寿命
についても改善の余地があるという課題が残され
ていた。
自体は可撓性に富むものの、それが充実質の絶縁
体により支持されるため、ケーブル全体としての
可撓性はそれほど向上せず、また導体の屈曲寿命
についても改善の余地があるという課題が残され
ていた。
そこで、この考案は、上記従来技術の問題点に
鑑み、可撓性に優れ、且つ導体の屈曲寿命が向上
した耐屈曲性フラツトケーブルの提供をその目的
とする。
鑑み、可撓性に優れ、且つ導体の屈曲寿命が向上
した耐屈曲性フラツトケーブルの提供をその目的
とする。
上記目的を達成するため、この考案による耐屈
曲性フラツトケーブルでは、平行離間配列され
て、それぞれが焼成した延伸多孔質四弗化エチレ
ン樹脂からなる条線に導電性材料テープを長手方
向に沿つて螺旋状に巻き付けてなる複数の導体
と、これら複数の導体を交互隔絶して波形に配さ
れる充実質四弗化エチレン樹脂フイルムと、これ
らの導体とフイルムとを挟持する延伸多孔質四弗
化エチレン樹脂層と、この延伸多孔質四弗化エチ
レン樹脂層の外側に設けられる充実質四弗化エチ
レン樹脂層と、前記延伸多孔質四弗化エチレン樹
脂層の導体間に形成される圧縮充実部とを備えた
構成とする。
曲性フラツトケーブルでは、平行離間配列され
て、それぞれが焼成した延伸多孔質四弗化エチレ
ン樹脂からなる条線に導電性材料テープを長手方
向に沿つて螺旋状に巻き付けてなる複数の導体
と、これら複数の導体を交互隔絶して波形に配さ
れる充実質四弗化エチレン樹脂フイルムと、これ
らの導体とフイルムとを挟持する延伸多孔質四弗
化エチレン樹脂層と、この延伸多孔質四弗化エチ
レン樹脂層の外側に設けられる充実質四弗化エチ
レン樹脂層と、前記延伸多孔質四弗化エチレン樹
脂層の導体間に形成される圧縮充実部とを備えた
構成とする。
この考案において、導体を支持する延伸多孔質
四弗化エチレン樹脂層は、充分に柔らかく自己潤
滑性に富むので、導体の屈曲に対して、導体をよ
く慴動させ、あるいは圧縮変形して応力を吸収す
るから、可撓性良好にして導体の疲労断線を減ら
すものとなり、ケーブルの耐屈曲性も向上する。
四弗化エチレン樹脂層は、充分に柔らかく自己潤
滑性に富むので、導体の屈曲に対して、導体をよ
く慴動させ、あるいは圧縮変形して応力を吸収す
るから、可撓性良好にして導体の疲労断線を減ら
すものとなり、ケーブルの耐屈曲性も向上する。
導体を交互隔絶する充実質四弗化エチレン樹脂
フイルムは、耐電圧特性と導体位置の安定性を付
与するが、その厚さが充分に薄いので、ケーブル
の可撓性に与える影響はごくわずかである。
フイルムは、耐電圧特性と導体位置の安定性を付
与するが、その厚さが充分に薄いので、ケーブル
の可撓性に与える影響はごくわずかである。
そして、延伸多孔質四弗化エチレン樹脂層の導
体間に存在する圧縮充実部は、線間漏波を当該部
分で消費させるために高周波信号の導体間クロス
トークが減少すると共に、導体間の寸法安定性の
向上に大きな効果がある。
体間に存在する圧縮充実部は、線間漏波を当該部
分で消費させるために高周波信号の導体間クロス
トークが減少すると共に、導体間の寸法安定性の
向上に大きな効果がある。
次に、図を用いてこの考案をさらに詳細に説明
する。
する。
図は、この考案によるフラツトケーブル１の部
分的横断面図である。図示のフラツトケーブル１
では、焼成により機械強度が増した延伸多孔質四
弗化エチレン樹脂線条２の周囲に、銅箔等の導電
性材料テープ３を螺旋状に巻き付けた構造の導体
４が、平行離間関係をもつて並置され、それらは
波形に配した充実質四弗化エチレン樹脂フイルム
５によつて交互隔絶されている。さらに、並列し
た導体４はその上から二枚の延伸多孔質四弗化エ
チレン樹脂層６，６により挟まれて保持されると
共に、この延伸多孔質四弗化エチレン樹脂フイル
ム６の各導体間部分は長手方向に沿つて圧縮さ
れ、実質的に充実質の圧縮充実部７を成してい
る。そして、これらの表面には充実質四弗化エチ
レン樹脂層８が熱融着や接着等により接合して形
状維持性を増強した構成になつている。
分的横断面図である。図示のフラツトケーブル１
では、焼成により機械強度が増した延伸多孔質四
弗化エチレン樹脂線条２の周囲に、銅箔等の導電
性材料テープ３を螺旋状に巻き付けた構造の導体
４が、平行離間関係をもつて並置され、それらは
波形に配した充実質四弗化エチレン樹脂フイルム
５によつて交互隔絶されている。さらに、並列し
た導体４はその上から二枚の延伸多孔質四弗化エ
チレン樹脂層６，６により挟まれて保持されると
共に、この延伸多孔質四弗化エチレン樹脂フイル
ム６の各導体間部分は長手方向に沿つて圧縮さ
れ、実質的に充実質の圧縮充実部７を成してい
る。そして、これらの表面には充実質四弗化エチ
レン樹脂層８が熱融着や接着等により接合して形
状維持性を増強した構成になつている。
このような構造では、導体４、及び導体４を保
持する延伸多孔質四弗化エチレン樹脂層６が可撓
性に富み、しかも導電性材料テープ３と延伸多孔
質四弗化エチレン樹脂線条２とが慴動可能であ
り、また導電性材料テープ３と延伸多孔質四弗化
エチレン樹脂層６との間も同様であるから、それ
らの相乗効果によりフラツトケーブルの可撓性が
大幅に向上し、それと同時に導体の疲労断線も減
少する。
持する延伸多孔質四弗化エチレン樹脂層６が可撓
性に富み、しかも導電性材料テープ３と延伸多孔
質四弗化エチレン樹脂線条２とが慴動可能であ
り、また導電性材料テープ３と延伸多孔質四弗化
エチレン樹脂層６との間も同様であるから、それ
らの相乗効果によりフラツトケーブルの可撓性が
大幅に向上し、それと同時に導体の疲労断線も減
少する。
さらに、この考案によれば、導体４は延伸多孔
質四弗化エチレン樹脂層６によつて保持されてい
るため、端末処理時におけるストリツプ性が向上
する効果も得られる。また、導体４は条線のまわ
りに銅箔のごとき導電性材料テープ３を螺旋状に
巻き付けて形成されているので、市販の圧接式コ
ネクタにより簡単に導電接続することができる。
質四弗化エチレン樹脂層６によつて保持されてい
るため、端末処理時におけるストリツプ性が向上
する効果も得られる。また、導体４は条線のまわ
りに銅箔のごとき導電性材料テープ３を螺旋状に
巻き付けて形成されているので、市販の圧接式コ
ネクタにより簡単に導電接続することができる。
特にこの考案では、延伸多孔質四弗化エチレン
樹脂層６は、隣接導体間の部分７において実質的
に充実室となる程度まで圧縮されているから、高
周波線間漏波はこの圧縮充実部７で消費され、高
周波クロストークが低減する効果が得られる。さ
らに、この圧縮充実部７の存在に加えて、波形配
置された充実質四弗化エチレン樹脂フイルム５に
基づく効果により、導体間の寸法安定性は大幅に
向上する。
樹脂層６は、隣接導体間の部分７において実質的
に充実室となる程度まで圧縮されているから、高
周波線間漏波はこの圧縮充実部７で消費され、高
周波クロストークが低減する効果が得られる。さ
らに、この圧縮充実部７の存在に加えて、波形配
置された充実質四弗化エチレン樹脂フイルム５に
基づく効果により、導体間の寸法安定性は大幅に
向上する。
また、この考案においては、隣接する導体間が
波形に配した充実質四弗化エチレン樹脂フイルム
５によつて隔絶されるため、絶縁破壊電圧、特に
沿面絶縁破壊電圧が高まり、耐電圧特性の良好な
フラツトケーブルが得られる。
波形に配した充実質四弗化エチレン樹脂フイルム
５によつて隔絶されるため、絶縁破壊電圧、特に
沿面絶縁破壊電圧が高まり、耐電圧特性の良好な
フラツトケーブルが得られる。
以上説明したように、上記構成とすることによ
り、可撓性が良好で導体の疲労断線が少ないフラ
ツトケーブルとなる。特に本考案では、これらの
優れた効果に加え、延伸多孔質四弗化エチレン樹
脂層の導体間に相当する部分に圧縮充実部を設け
たから、高周波クロストークの低減、導体間の寸
法安定性の向上並びに耐電圧特性の向上等が得ら
れ、その実用上の効果はきわめて大である。
り、可撓性が良好で導体の疲労断線が少ないフラ
ツトケーブルとなる。特に本考案では、これらの
優れた効果に加え、延伸多孔質四弗化エチレン樹
脂層の導体間に相当する部分に圧縮充実部を設け
たから、高周波クロストークの低減、導体間の寸
法安定性の向上並びに耐電圧特性の向上等が得ら
れ、その実用上の効果はきわめて大である。
図はこの考案の一実施例を示す耐屈曲性フラツ
トケーブルの部分的横断面図である。 １……耐屈曲性フラツトケーブル、２……焼成
延伸多孔質四弗化エチレン樹脂線条、３……導電
性材料テープ、４……導体、５……充実質四弗化
エチレン樹脂フイルム、６……延伸多孔質四弗化
エチレン樹脂層、７……圧縮充実部、８……充実
質四弗化エチレン樹脂層。
トケーブルの部分的横断面図である。 １……耐屈曲性フラツトケーブル、２……焼成
延伸多孔質四弗化エチレン樹脂線条、３……導電
性材料テープ、４……導体、５……充実質四弗化
エチレン樹脂フイルム、６……延伸多孔質四弗化
エチレン樹脂層、７……圧縮充実部、８……充実
質四弗化エチレン樹脂層。
Claims (1)
- 平行離間配列されて、それぞれが焼成した延伸
多孔質四弗化エチレン樹脂からなる条線に導電性
材料テープを長手方向に沿つて螺旋状に巻き付け
てなる複数の導体と、これら複数の導体を交互隔
絶して波形に配される充実質四弗化エチレン樹脂
フイルムと、これらの導体とフイルムとを挟持す
る延伸多孔質四弗化エチレン樹脂層と、この延伸
多孔質四弗化エチレン樹脂層の外側に設けられる
充実質四弗化エチレン樹脂層と、前記延伸多孔質
四弗化エチレン樹脂層の導体間に形成される圧縮
充実部とを備える耐屈曲性フラツトケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988111816U JPH043366Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988111816U JPH043366Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6441912U JPS6441912U (ja) | 1989-03-13 |
| JPH043366Y2 true JPH043366Y2 (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=31350201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988111816U Expired JPH043366Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH043366Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4618536B2 (ja) * | 2004-07-01 | 2011-01-26 | 株式会社潤工社 | 平坦状ケーブル |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0041097A1 (de) * | 1980-05-30 | 1981-12-09 | W.L. Gore & Associates, Inc. | Bandkabel |
| JPS577823A (en) * | 1980-05-23 | 1982-01-16 | Grace W R & Co | Novel zeolite,use and manufacture |
| JPS5743513B2 (ja) * | 1974-05-24 | 1982-09-14 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0126002Y2 (ja) * | 1980-08-26 | 1989-08-03 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP1988111816U patent/JPH043366Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5743513B2 (ja) * | 1974-05-24 | 1982-09-14 | ||
| JPS577823A (en) * | 1980-05-23 | 1982-01-16 | Grace W R & Co | Novel zeolite,use and manufacture |
| EP0041097A1 (de) * | 1980-05-30 | 1981-12-09 | W.L. Gore & Associates, Inc. | Bandkabel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6441912U (ja) | 1989-03-13 |
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