JPH04335150A - 塗膜劣化測定用プローブ - Google Patents

塗膜劣化測定用プローブ

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Publication number
JPH04335150A
JPH04335150A JP10701891A JP10701891A JPH04335150A JP H04335150 A JPH04335150 A JP H04335150A JP 10701891 A JP10701891 A JP 10701891A JP 10701891 A JP10701891 A JP 10701891A JP H04335150 A JPH04335150 A JP H04335150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating film
gel
probe
conductive gel
measured
Prior art date
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Pending
Application number
JP10701891A
Other languages
English (en)
Inventor
Takemi Mori
毛利 武美
Sumio Yamamoto
澄夫 山本
Takeshi Kondo
武 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH04335150A publication Critical patent/JPH04335150A/ja
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  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属表面に塗布された
塗膜の劣化を電気化学的に検出し評価するのに好適する
塗膜劣化測定用プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】金属表面の塗膜劣化の検出や評価を行う
場合、図3に示す如く構成を用いた電気化学的評価方法
が実施されている。即ち、素地金属1に塗布された塗膜
2上に、アルミ箔等からなる測定用電極3を導電性ゲル
4を介して接触させる。そして、交流電源5により、素
地金属1と測定用電極3間に交流電圧を印加し、このと
きの電流値及び電圧値をそれぞれ電流計6及び電圧計7
から読み取る。そして、これら両測定値から塗膜2のイ
ンピーダンスを測定する。
【0003】一般に、塗装直後の正常な状態では、塗膜
2の電気抵抗は非常に大きく108(Ω/cm)あるい
は、それ以上の値を有する。図4に示すように、塗膜2
の電気的等価回路は、抵抗Rfと容量Cfとの並列回路
で表される。ところが、塗膜2が劣化してくると、この
ような単純な等価回路から複数の時定数を持つ複雑なイ
ンピーダンスを示すようになる。図5及び図6は、塗膜
2が正常な場合と劣化した場合とのインピーダンスを比
較したグラフである。
【0004】まず、図5は、インピーダンスの絶対値を
、交流電源5の周波数(対数)に対してプロットしたも
のであり、ボード線図と言われている。同図において、
塗膜2が正常な場合のインピーダンス曲線aと、塗膜2
が劣化した場合のインピーダンス曲線bとを比較すると
、周波数の低い側でインピーダンスの違いが顕著である
ことが分かる。つまり、インピーダンスの絶対値のみか
ら塗膜2の劣化を検出する場合には、周波数の低い側で
測定する方が有効である。
【0005】図6はインピーダンスの実部と虚部とを複
素平面上に表したものであり、ナイキスト線図と言われ
ている。同図において、塗膜2が正常な場合のインピー
ダンス軌跡cと、塗膜2が劣化した場合のインピーダン
ス軌跡dとを比較すると、塗膜2が劣化した場合のイン
ピーダンス軌跡dの方が半径が小さく、しかも、若干変
形するようになり、このことから、塗膜2の劣化の程度
を推定することができる。
【0006】このような測定方法において、精度の良い
測定を行うためには、測定用電極3と塗膜2とを密着さ
せる必要がある。ところが、塗膜2に凹凸等がある場合
、測定用電極3を塗膜2に密着させることが困難である
。そこで、この問題に対処すべく、特願平1−1058
39号公報にて開示されるような下記方法が提案されて
いる。
【0007】図7において、プローブ容器本体8内には
ゲル含浸用部材としてのスポンジ9が収納されており、
このスポンジ9には導電性ゲル10が含浸されている。 このスポンジ9には凸面部11が形成されており、この
凸面部11を被測定塗膜(図示せず)に押し付けること
で、導電性ゲル10を被測定塗膜に密着させる。プロー
ブ容器本体8には、外部リード線(図示せず)を接続す
る接続端子12が設けられており、この接続端子12に
は錫箔13等の分極性の小さい材料が接続されている。 この錫箔13はプローブ容器本体8の上面部を覆うよう
に設けられており、スポンジ9と接触している。更に、
プローブ容器本体8の外周にはねじ部14が設けられて
おり、ここに磁石15を有するガイドリング16が螺合
されている。
【0008】測定時には、磁石15を被測定塗膜に固定
して、スポンジ9を被測定塗膜に押し付ける。このため
、塗膜2に凹凸等があってもスポンジ9がこの凹凸を吸
収するので、被測定面全面に導電性ゲル10を密着させ
ることができ、その結果、精度の良い測定が可能となる
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平1−105
839号公報にて示される方法においては、導電性ゲル
10の温度が異なると、導電性ゲル10が塗膜2へ密着
するのに要する時間が異なるということが懸念されてい
た。このことを示したグラフが図8である。同図中の横
軸は、ゲル含浸用部材を塗膜に密着させておく時間(放
置時間)を示し、縦軸は周波数0.1Hzにおける塗膜
のインピーダンス(対数)を示す。同図にて明らかなよ
うに、導電性ゲル10の温度が異なると、インピーダン
スも異なる値を示している。しかも、温度が低くなるに
従って、曲線がフラットになるまでに要する時間、即ち
インピーダンスが安定するまでに要する時間が長くなっ
ている。
【0010】ところが、従来では、種々の温度下で測定
されたインピーダンスを、標準温度である25°Cに補
正換算することによって測定値の整合性を図り、塗膜2
の劣化を測定していたため、精度が悪いという問題があ
った。しかも、塗膜2の劣化を測定するにあたっては、
まず、塗膜2に導電性ゲル10が密着するまで放置して
おかなくてはならず、測定に時間がかかるという問題も
あった。本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、短時間で精度の良い測定が可能な塗膜
劣化測定用プローブを提供することである。 [発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の塗膜劣化測定用
プローブは、プローブ容器本体内に、被測定塗膜に接触
する柔軟なゲル含浸用部材を収納し、このゲル含浸用部
材に導電性ゲルを含浸させたものにおいて、前記ゲル含
浸用部材内に導電性ゲルを加熱する加熱手段を設け、こ
の加熱手段により前記導電性ゲルを所定温度にまで加熱
して塗膜劣化測定を行うようにしたところに特徴を有す
る。
【0012】
【作用】上記手段によれば、ゲル含浸用部材内に導電性
ゲルを加熱する加熱手段を設け、この加熱手段により導
電性ゲルを所定温度にまで加熱してからインピーダンス
の測定を行うようにしたので、一定の高温度下で測定を
行うことができるようになり、従って、測定値の補正換
算を行う必要はなく、しかも、導電性ゲルは速やかに被
測定塗膜へ密着するようになり、その結果、短時間で精
度の良い測定を行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1を参照し
て説明する。即ち、プローブ容器本体21内には、例え
ば、スポンジからなる柔軟なゲル含浸用部材22が収納
されている。このゲル含浸用部材22には、導電性ゲル
23が含浸されており、ゲル含浸用部材22に形成され
た凸面部24を被測定塗膜(図示せず)に押し付けるこ
とで、被測定塗膜に導電性ゲル23がまんべんなく浸透
するようになっている。一方、プローブ容器本体21の
上面部には外部リード線25を接続する接続端子26が
設けられており、この接続端子26には分極性の小さい
材料、例えば錫箔27が接続されている。この錫箔27
は前記ゲル含浸用部材22と接触し、しかも、プローブ
容器本体21の上面部を覆うように設けられている。プ
ローブ容器本体21の外周部には、ねじ部28が設けら
れており、磁石29を有するガイドリング30がこのね
じ部28に螺合されている。
【0014】ゲル含浸用部材22内には、加熱手段たる
小形のヒータ31が埋設されている。このヒータ31の
端子32は、前記プローブ容器本体21の側面部に取り
付けられており、電線33を介して乾電池等の電源34
に接続されている。更に、ゲル含浸用部材22内には、
サーミスタ35が埋設されている。このサーミスタ35
の接続端子36もプローブ容器本体21の側面部に取り
付けられており、サーミスタ35によって、ヒータ31
は一定温度に制御される。尚、これらヒータ31及びサ
ーミスタ35は導電性ゲル23と電気的に絶縁されてい
る。
【0015】次に、上記構成の作用について説明する。 電源34からヒータ31に電圧が印加されると、ヒータ
31が発熱して導電性ゲル23が加熱される。一方、サ
ーミスタ35によって内部温度が検出され、その検出信
号に基づいてヒータ31を通断電制御し、もって、導電
性ゲル23を一定温度に保つ。また、被測定塗膜に凸面
部24を押し付けて磁石29により被測定塗膜に装置を
固定する。次に、図3に示す従来例と同様、図示しない
電源によって被測定塗膜と錫箔26間に電圧を印加して
、被測定塗膜のインピーダンスを測定する。
【0016】このような実施例からは次の効果を奏する
。即ち、導電性ゲル23はヒータ31及びサーミスタ3
5により一定の高温度に維持されているため、温度の違
いによるインピーダンスの補正換算を行う必要はなく、
その結果、精度の良い測定が可能となる。更に、導電性
ゲル23は高温度に維持されているため、導電性ゲル2
3が被測定塗膜へ密着する速度は速くなり、放置時間が
短くても差支えなく、その結果、短時間で測定を行うこ
とが可能になる。
【0017】尚、その他の実施例として、図2に示すも
のがある。即ち、ゲル含浸用部材22内に、加熱手段と
しての酸化発熱反応粉体37を混ぜ込み、プローブ容器
本体21の下面を酸化防止膜38でシールしておく。そ
して、測定時に、酸化防止膜38を剥がし、酸化発熱反
応粉体37を反応させることで、導電性ゲル23を所定
温度に加熱する。このような構成としても上記本実施例
と同様な効果を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の塗膜劣化測定用プローブによれば、ゲル含浸用部材内
に導電性ゲルを加熱する加熱手段を設けたので、測定に
際して、導電性ゲルは常に所定温度にまで加熱されるよ
うになり、その結果、短時間で精度の良い測定を行うこ
とが可能になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】本発明
のその他の実施例を示す断面図
【図3】従来例を概略的
に示す断面図
【図4】塗膜の電気的等価回路図
【図5】塗膜の劣化によるインピーダンスの周波数依存
性の変化を示す特性図
【図6】図4を複素平面上で表した特性図
【図7】別の
従来例を示す断面図
【図8】種々の温度下におけるインピーダンスと放置時
間との関係を示す特性図
【符号の説明】
21はプローブ容器本体、22はゲル含浸用部材、23
は導電性ゲル、24は凸面部、27は錫箔、30はガイ
ドリング、31はヒータ(加熱手段)、35はサーミス
タ、37は酸化発熱反応粉体(加熱手段)、38は酸化
防止膜を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  プローブ容器本体内に、被測定塗膜に
    接触する柔軟なゲル含浸用部材を収納し、このゲル含浸
    用部材に導電性ゲルを含浸した塗膜劣化測定用プローブ
    において、前記ゲル含浸用部材内に導電性ゲルを加熱す
    る加熱手段を設け、この加熱手段により前記導電性ゲル
    を所定温度にまで加熱して塗膜劣化測定を行うようにし
    たことを特徴とする塗膜劣化測定用プローブ。
JP10701891A 1991-05-13 1991-05-13 塗膜劣化測定用プローブ Pending JPH04335150A (ja)

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JPH04335150A true JPH04335150A (ja) 1992-11-24

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011105980A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子炉炉内構造物表面の電解エッチング方法および装置
JP2013238583A (ja) * 2012-04-19 2013-11-28 Kansai Paint Co Ltd 電気化学測定用プローブ及び腐食評価方法

Cited By (3)

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US8647495B2 (en) 2009-11-16 2014-02-11 Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. Electrolytically etching method and apparatus of surface of nuclear reactor core internals
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