JPH0745596Y2 - 経糸糊付用糊液の粘度測定装置 - Google Patents

経糸糊付用糊液の粘度測定装置

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JPH0745596Y2
JPH0745596Y2 JP7199789U JP7199789U JPH0745596Y2 JP H0745596 Y2 JPH0745596 Y2 JP H0745596Y2 JP 7199789 U JP7199789 U JP 7199789U JP 7199789 U JP7199789 U JP 7199789U JP H0745596 Y2 JPH0745596 Y2 JP H0745596Y2
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cup
viscocity
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glue
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剛 山本
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は経糸糊付用糊液の粘度検出装置に関するもの
であり、さらに詳しくは経糸糊付工程においてビスコシ
ティカップを用いて糊液粘度を検出することにより経糸
への糊の付着量を一定に維持する技術の改良に関するも
のである。
(従来技術) 糊液の粘度を検出するには従来からビスコシティカップ
が広く使用されている。このビスコシティカップは円筒
状のカップのジョウゴ状底部の開口から糊液を滴下させ
るようになっている。手動方式で糊液粘度を検出するに
際しては、このビスコシティカップを糊液中に没入させ
て同一温度になるまで放置してから引上げ、ビスコシテ
ィカップ内の糊液の全てがその底部開口から滴下するに
要する時間を測定して、予め用意されたこの滴下時間と
粘度との相対関係を示すデータ(通常糊液の組成やカッ
プの形状毎にグラフなどで与えられている)を参照して
糊液粘度を決定する。
やはりビスコシティカップを利用した自動方式の検出技
術もすでに特開昭59-187662号に提案されている。この
従来技術にあっては、糊液の導電性に着目して、ビスコ
シティカップと糊液と粘度制御回路を含む閉回路を形成
している。ビスコシティカップ中の糊液が全て滴下して
しまう迄はこの閉回路が閉状態に保たれるので、その間
の時間を自動的に測定することにより糊液粘度を検出す
るのである。しかしこの従来技術にあっては糊液を収容
する糊槽そのものを電極として利用しているので、糊槽
が導電性であることが前提となる。
糊槽の材料としては一般に耐錆性があり、汚れのこびり
付きが少なくて掃除がし易く、しかも相当程度の耐熱性
を具えることが要求される。これらの要求を満たす一般
的な材料となるとステンレスなどに限定されてしまう。
すなわち上記先願技術では耐錆性に優れたセラミック、
ガラスおよびホーロというような材料を使用することが
できない。また耐錆性向上や汚れの付着防止のためには
糊槽の内面にテフロンコーチングなどを施すのが好まし
いが、これが絶縁性の材料であるために上記先願技術で
はこのような表面処理を施すこともできない。
さらに粘度の制御のためには糊液に蒸気を吹込まない方
法でエネルギーを与えて温度を上げる必要があり、これ
にはマイクロ波を用いるのが効果的であり、それには糊
槽を石英やテフロンなどのマイクロ波を通す材料で糊槽
を形成しなければならない。しかしこれらの材料も絶縁
体であるために、上記先願技術には用いることができな
い。すなわちマイクロ波による加熱を行なうことができ
ないという欠点がある。
すなわち先願技術はビスコシティカップを利用した糊液
粘度の検出という面ではそれなりの効果は有るものの、
糊槽材料が限定されるのでそれ以外の点では種々欠点の
多いものである。
(考案の要旨) この考案の目的はビスコシティカップを利用した粘度測
定方式における糊槽材料選択の自由化およびマイクロ波
加熱採用の可能化にある。
このためこの考案においては糊槽内の糊液またはビスコ
シティカップからの滴下糊液のいずれかと接触可能に糊
槽とは別の専用の電極を設け、時間測定の開始を指令す
る測定開始指令器により第1の信号を出力せしめ、ビス
コシティカップおよび電極に電気的に接続された導通遮
断検出器によりビスコシティカップと滴下糊液および電
極とを含んで構成される電気回路が遮断されたときに第
2の信号を出力せしめ、時間測定器により両信号の入力
間の時間を測定することを要旨とするものである。
(実施態様) 第1図に示すのはこの考案の装置の第1の実施態様であ
って、糊槽1に専用の電極3を設けたものである。
図示の状態では糊槽1に収容された糊液2に上方より臨
んでビスコシティカップ4が位置されている。このビス
コシティカップ4は導電性のコード6によりガイドロー
ラーを介して流体圧シリンダー7のプランジャー7aに連
結されている。このプランジャー7aが進出するとビスコ
シティカップ4は下降位置に置かれて糊液2中に没入
し、プランジャー7aが退入するとビスコシティカップ4
は上昇位置に置かれて糊液2の上方に引上げられる。す
なわちビスコシティカップ4は測定時には上昇位置に置
かれ非測定時には下降位置に置かれる。これは常時上昇
位置にビスコシティカップ4を置くと、没入状態におい
てこれに付着した糊液が非測定時に固化して内面上に被
膜を形成し、その容積が変化して測定誤差を招くからで
ある。また、ビスコシティカップ4が非測定時に常時糊
液2に没入しているので、ビスコシティカップ4の温度
を糊液2の温度と等しくすることができる。
上記の流体圧シリンダー7のプランジャー7aの進出と退
入のタイミングは制御器13により制御される。またプラ
ンジャー7aの退入位置付近に時間測定開始を指令するた
めのリミットスイッチ12が設けられており、このリミッ
トスイッチ12は時間測定器16に接続されている。リミッ
トスイッチ12は、ビスコシティカップ4の下端が糊液2
の液面から引き上げられた時点で信号を発生するような
位置に設けられている。上記のビスコシティカップ4を
支持したコード6は導通遮断検出器14の一方の入力端子
に接続されている。また導通遮断検出器14の他方の入力
端子には電極3が接続されている。この導通遮断検出器
14はビスコシティカップ4と電極3間に電圧を印加し、
ビスコシティカップ4→滴下糊液→糊液2→電極3→と
形成される電気回路の導通遮断を検出するためのもので
あり、該電気回路が遮断状態になると信号を出力する。
導通遮断検出器14の出力側は時間測定器16に接続されて
いる。この時間測定器16は後記するようにビスコシティ
カップ4からの糊液の全量滴下に要する時間を測定する
ものであり、その結果はディスプレイやプリンターなど
の出力器17により可視表示される。
つぎに第2図によりその作用を説明する。
非測定時にはプランジャー7aは進出しビスコシティカッ
プ4は下降位置に置かれて糊液2中に没入している。こ
の状態では上記の電気回路は導通状態にあり、時間測定
器はリセット状態にある。
測定のタイミングになると制御器13からの信号によりシ
リンダー7が作動してプランジャー7aは退入してビスコ
シティカップ4の下端が糊液2から出た時点で、リミッ
トスイッチ12を押下し、その後、ビスコシティカップ4
は上昇位置に置かれる。このときから糊液の滴下が始ま
りビスコシティカップ4内の液位はFULLの状態から徐々
に下がる。しかし糊液の滴下が続く限りは上記電気回路
は導通状態を保つ。リミットスイッチ12の押下により発
生した信号により時間測定器16がスタートされる。すな
わちこのタイミングから時間測定器16は時間測定を開始
する。
糊液の滴下が続いてビスコシティカップ4内の液位がさ
らに下がってやがてEMPUTYの状態になると滴下が止るか
ら、上記の電気回路は遮断状態となる。その結果導通遮
断検出器14は信号を出力し、この信号により時間測定器
16がストップされる。時間測定器16はそのスタートから
ストップ迄の時間Tを計測し、これに対応した電気値を
出力器17に出力する。この可視表示された結果を手持ち
のデータと比較することにより作業員は現在の糊液の粘
度を知ることができる。
測定が完了した所定時間後に再び制御器13が信号をシリ
ンダー7に与え、プランジャー7aが再び進出し、ビスコ
シティカップ4は再び下降位置に置かれて糊液2中に没
入する。したがって上記の電気回路は再び導通状態とな
る。
なお制御器13がプランジャー7aを退入状態にしてから、
導通遮断検出器14が電気回路の遮断を検出した後、ただ
ちに進出状態に戻してもよい。そのようにすればビスコ
シティカップ4を大気中にさらす時間(この間に糊液の
固化が起き易い)を必要最小限にすることができる。
ところで第1図に示す実施態様においては電極3を糊液
2底部に没入して設けた。この設置状態は糊付作業を邪
魔しないので好ましいものであるが、これに限ることな
く電極を糊液2外に設けてもよい。例えば第3図に示す
実施態様においては電極3はその一部を糊液2中に没入
して糊槽1に固定されている。しかし、この場合には、
電極3は、糊液2が減少しても糊液2に没入した状態を
維持できる程度に充分な長さを必要とする。また第4図
に示す実施態様のようにビスコシティカップ4から滴下
する糊液を横断するように電極3を設けてもよい。しか
しこの場合にはビスコシティカップ4の上下動を邪魔し
ないように、電極3を横方向に進退させるための手段を
付設する必要がある。さらに第5図に示す実施実施態様
においては、コード6に絶縁性のバー31を介して取付け
た針金電極30の下部をビスコシティカップ4から滴下す
る糊液を横断するようにしたものである。
なお以上の例にあってはリミットスイッチを用いてビス
コシティカップの移動位置を検出したが、要は、ビスコ
シティカップの移動位置を検出できる位置センサであれ
ばよく、他のスイッチ、例えば非接触式の近接スイッチ
を用いてもよい。また、測定開始指令器としては、上記
各スイッチに代えて、ビスコシティカップ内に設けた適
宜な液位計であってもよい。すなわち、ビスコシティカ
ップの引き上げ後、該ビスコシティカップ内の糊液が所
定の液位になった時点から時間測定を開始するようにし
てもよい。
また、以上の例では、リミットスイッチを、ビスコシテ
ィカップの引き上げ後、その下端が糊液面から出る時点
を検出する位置に設置したが、こればかりでなく、その
上端が糊液面から出る時点を検出する位置に設置しても
よいし、もちろん、これらの間の位置に設置してもよ
い。さらに、シリンダの移動速度が予め分かっている場
合には、カップの上端が糊液面から出る以前、例えばシ
リンダの移動開始とともに時間測定を開始するように
し、得られた特定時間から、シリンダの移動開始からカ
ップが糊液面から出るまでに要した時間を差し引いた時
間を粘度を示す信号として出力するようにしてもよい。
以上から明らかなようにこの考案によれば専用の電極を
用いているので、糊槽の材料選択を自由に行なうことが
できる。このような材料選択上の自由度拡大に加えて、
電極およびビスコシティカップともに構造的には極く小
型であるので、糊液の粘度維持のためのマイクロ波加熱
上もなんら制約や弊害がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の装置の一実施態様を示すブロック線
図、 第2図はその作用を示すタイミングダイアグラム、 第3〜5図はこの考案の装置の他の実施態様を示す側面
図である。 2……糊液、3、30……電極 4……ビスコシティカップ 12……リミットスイッチ 13……制御器、14……導通遮断検出器 16……時間測定器、17……出力器

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】糊液に出入するビスコシティカップを用い
    た基本構造を有し、 糊槽内の糊液およびビスコシティカップからの滴下糊液
    のいずれか一方に接触し得る状態で設けられた糊槽とは
    別の専用電極と、 下記の時間測定器の測定開始を規定するための第1の信
    号を出力する測定開始指令器と、 ビスコシティカップおよび上記の電極に電気的に接続さ
    れて、ビスコシティカップと滴下糊液と電極とを含んで
    構成される電気回路の状態を監視して、該電気回路が遮
    断されると第2の信号を出力する導通遮断検出器と、 第1の信号の入力から第2の信号の入力までの時間を測
    定する時間測定器とを 含んでなる経糸糊付用糊液の粘度測定装置。
  2. 【請求項2】前記の電極がビスコシティカップとは別体
    に設けられている ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記の電極がビスコシティカップと一体に
    設けられている ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記の測定開始指令器が、ビスコシティカ
    ップの移動位置を検出する位置センサである ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記の測定開始指令器がビスコシティカッ
    プ内に設けた液位計である ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
JP7199789U 1989-06-19 1989-06-19 経糸糊付用糊液の粘度測定装置 Expired - Lifetime JPH0745596Y2 (ja)

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