JPH04334839A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
- Publication number
- JPH04334839A JPH04334839A JP10419491A JP10419491A JPH04334839A JP H04334839 A JPH04334839 A JP H04334839A JP 10419491 A JP10419491 A JP 10419491A JP 10419491 A JP10419491 A JP 10419491A JP H04334839 A JPH04334839 A JP H04334839A
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- Japan
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- arc
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- movable contact
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- Pending
Links
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 238000003763 carbonization Methods 0.000 description 1
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- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
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- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
- Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アークランナーと細
隙消弧方式とを用いた低圧配線用回路遮断器に関するも
のである。
隙消弧方式とを用いた低圧配線用回路遮断器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6は回路遮断器における基本的な消弧
部の構成を示す断面図である。図6は回路遮断器の開成
状態を示しており、図において1は可動接触子、2は可
動接触子1に設けた回動中心、3は可動接触子1の一端
に固着された可動接点、4は回動中心2を中心として可
動接触子1が回動することによって可動接点3と接離す
る固定接点、5は固定接点4が一端に固着される固定接
触子、6は機構部など(図示せず)を収納するケース、
7は消弧板である。
部の構成を示す断面図である。図6は回路遮断器の開成
状態を示しており、図において1は可動接触子、2は可
動接触子1に設けた回動中心、3は可動接触子1の一端
に固着された可動接点、4は回動中心2を中心として可
動接触子1が回動することによって可動接点3と接離す
る固定接点、5は固定接点4が一端に固着される固定接
触子、6は機構部など(図示せず)を収納するケース、
7は消弧板である。
【0003】次に動作について説明する。電源から固定
接触子5、固定接点4、可動接点3、可動接触子1を経
て負荷へ定格電力が供給されている状態においては、通
電の信頼性を確保するために可動接点3は規定の接触圧
力によって固定接点4に押しつけられている。ここで、
回路遮断器より負荷側の回路で短絡事故などが起き、大
電流が回路遮断器に流れると機構部によって可動接触子
1が回動することによって可動接点3と固定接点4とが
開離する。しかし短絡事故などの場合、両接点3,4の
接触面を定格電流の数倍から数十倍の電流が通過するこ
とになるため、両接点3,4の接触面における電磁反発
力が前記の可動接点3の接触圧力以上になり、可動接触
子1は機構部の動作を待たずに回動してしまうのが普通
である。可動接点3と固定接点4との開離により、両接
点3,4間にアークが発生する。このアークは、そのア
ーク電流により消弧板7を通して形成される磁束とアー
ク電流との電磁作用により消弧板7の奥の方へ駆動され
て引き延ばされ、消弧板7により分断、冷却されて消弧
され、遮断が完了する。
接触子5、固定接点4、可動接点3、可動接触子1を経
て負荷へ定格電力が供給されている状態においては、通
電の信頼性を確保するために可動接点3は規定の接触圧
力によって固定接点4に押しつけられている。ここで、
回路遮断器より負荷側の回路で短絡事故などが起き、大
電流が回路遮断器に流れると機構部によって可動接触子
1が回動することによって可動接点3と固定接点4とが
開離する。しかし短絡事故などの場合、両接点3,4の
接触面を定格電流の数倍から数十倍の電流が通過するこ
とになるため、両接点3,4の接触面における電磁反発
力が前記の可動接点3の接触圧力以上になり、可動接触
子1は機構部の動作を待たずに回動してしまうのが普通
である。可動接点3と固定接点4との開離により、両接
点3,4間にアークが発生する。このアークは、そのア
ーク電流により消弧板7を通して形成される磁束とアー
ク電流との電磁作用により消弧板7の奥の方へ駆動され
て引き延ばされ、消弧板7により分断、冷却されて消弧
され、遮断が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路遮断器では
アークの断面積が絞れず、アーク長も短く、アーク電圧
が高くならないために、短絡時の大電流を小さく絞る限
流が容易ではないし、またアークが及ぼす接点の消耗も
あり、遮断性能向上が難しいという問題点があった。
アークの断面積が絞れず、アーク長も短く、アーク電圧
が高くならないために、短絡時の大電流を小さく絞る限
流が容易ではないし、またアークが及ぼす接点の消耗も
あり、遮断性能向上が難しいという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、接点消耗による遮断性能の悪化
を防ぐと共に短絡時の大電流を小さく絞ることのできる
回路遮断器を得ることを目的とする。
ためになされたもので、接点消耗による遮断性能の悪化
を防ぐと共に短絡時の大電流を小さく絞ることのできる
回路遮断器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器は、固定接触子にアークを転移させるアークランナー
を取り付け、かつ固定接点と可動接点とアークランナー
の全体とを両側から挟むように配置した絶縁部材からな
る細隙板を取り付けたものである。
器は、固定接触子にアークを転移させるアークランナー
を取り付け、かつ固定接点と可動接点とアークランナー
の全体とを両側から挟むように配置した絶縁部材からな
る細隙板を取り付けたものである。
【0007】
【作用】この発明においては、アークランナーがアーク
を接点から転移させて接点消耗を防ぎ、また細隙板がア
ーク電圧の増大、アークエネルギーの吸収など遮断性能
を向上させる。さらに、アークランナー全体を細隙空間
の中に配置することでアーク電圧が高く維持でき、短絡
時の大電流を小さく絞る限流性能、遮断性能を向上させ
る。
を接点から転移させて接点消耗を防ぎ、また細隙板がア
ーク電圧の増大、アークエネルギーの吸収など遮断性能
を向上させる。さらに、アークランナー全体を細隙空間
の中に配置することでアーク電圧が高く維持でき、短絡
時の大電流を小さく絞る限流性能、遮断性能を向上させ
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1、図2につ
いて説明する。図1は回路遮断器の開成状態を示す側面
図、図2は図1の線II−IIの断面図であり、前記従
来のものと同一または相当部分には同一符号を付して説
明を省略する。図において、8はアークを転移させるた
めに固定接触子5の可動接触子側から端子方向に伸ばし
たアークランナー、9は両接点3,4及びアークランナ
ー8の全体を両側から挟むように設置された絶縁物から
なる細隙板である。
いて説明する。図1は回路遮断器の開成状態を示す側面
図、図2は図1の線II−IIの断面図であり、前記従
来のものと同一または相当部分には同一符号を付して説
明を省略する。図において、8はアークを転移させるた
めに固定接触子5の可動接触子側から端子方向に伸ばし
たアークランナー、9は両接点3,4及びアークランナ
ー8の全体を両側から挟むように設置された絶縁物から
なる細隙板である。
【0009】次に動作について説明する。短絡電流など
の大電流が流れると、機構部の動作を待たずに可動接触
子1が回動してしまう。これは、両接点3,4の接触面
における電磁反発力や、この実施例に示すように固定接
触子5の一部が可動接触子1に流れる電流と反平行な電
流を流すような構造を持っているときには、これらの反
平行電流間に働く電磁力が、可動接点3の接触圧力に勝
るためである。こうして、両接点3,4が開離し、アー
クが発生することは従来と同様である。
の大電流が流れると、機構部の動作を待たずに可動接触
子1が回動してしまう。これは、両接点3,4の接触面
における電磁反発力や、この実施例に示すように固定接
触子5の一部が可動接触子1に流れる電流と反平行な電
流を流すような構造を持っているときには、これらの反
平行電流間に働く電磁力が、可動接点3の接触圧力に勝
るためである。こうして、両接点3,4が開離し、アー
クが発生することは従来と同様である。
【0010】しかし、発生したアークは細隙板9に挟ま
れているため、その方向には断面積が増加できずアーク
抵抗が増大する。またアークは細隙板9に接して細隙板
9にアークエネルギーが吸収されるためにアークの温度
が下がり、これもアーク抵抗を増大させる。更に、アー
クによって発生した圧力は、細隙板9によって可動接触
子1を押し上げる力となり、可動接触子1の回動スピー
ドの大幅な向上につながる。これは、アーク長の増大を
意味し、これもアーク抵抗を増大させる。このようにア
ーク抵抗が増大するために、短絡時の電流を小さく絞る
限流が容易にできるようになる。
れているため、その方向には断面積が増加できずアーク
抵抗が増大する。またアークは細隙板9に接して細隙板
9にアークエネルギーが吸収されるためにアークの温度
が下がり、これもアーク抵抗を増大させる。更に、アー
クによって発生した圧力は、細隙板9によって可動接触
子1を押し上げる力となり、可動接触子1の回動スピー
ドの大幅な向上につながる。これは、アーク長の増大を
意味し、これもアーク抵抗を増大させる。このようにア
ーク抵抗が増大するために、短絡時の電流を小さく絞る
限流が容易にできるようになる。
【0011】また、アークランナー8を備えているため
にアークは両接点3,4の開離直後にアークランナー8
へ転移するが、細隙板9を使用しているのでアークラン
ナー8へのアーク転移がさらに早くなり、接点の消耗も
減少できる。さらに、アークランナー8全体が細隙板9
の中に位置しているので、アークのアークランナー8へ
の転移後の最終位置が細隙空間内にとどまり、アーク電
圧を高く維持できて限流性能、遮断性能が一段と向上す
る。
にアークは両接点3,4の開離直後にアークランナー8
へ転移するが、細隙板9を使用しているのでアークラン
ナー8へのアーク転移がさらに早くなり、接点の消耗も
減少できる。さらに、アークランナー8全体が細隙板9
の中に位置しているので、アークのアークランナー8へ
の転移後の最終位置が細隙空間内にとどまり、アーク電
圧を高く維持できて限流性能、遮断性能が一段と向上す
る。
【0012】次に、図3、図4に示すようにアークラン
ナー8の先端部8aを細隙空間の外に位置するようにし
ておくと、アークのアークランナー8への転移後の最終
位置が細隙板9の外となり、細隙板9の内側表面を介し
ての絶縁破壊を防止でき、また細隙板9自体の消耗も軽
減できるようになり、高電圧遮断性能の劣化を完全に防
ぐことができる。
ナー8の先端部8aを細隙空間の外に位置するようにし
ておくと、アークのアークランナー8への転移後の最終
位置が細隙板9の外となり、細隙板9の内側表面を介し
ての絶縁破壊を防止でき、また細隙板9自体の消耗も軽
減できるようになり、高電圧遮断性能の劣化を完全に防
ぐことができる。
【0013】さらに、図5に示すようにアークランナー
8の全体を細隙空間の外に位置するようにしておくと、
アークはアークランナー8に引く寄せられるにしたがっ
て細隙板9よりも外に出ていくので、可動接触子1,ア
ークランナー8,可動接点3,固定接点4などが溶融気
化してできた金属微粉末が細隙板9の表面に付着し、か
つアークの高熱による炭化などは従来のものと比較して
少なく、またアークランナー8は細隙空間に含まれてい
ないので電流零点時におけるアークランナー8と細隙板
9との絶縁は十分保たれる。よって、細隙板9による高
電圧遮断性能の劣化を完全に防ぐことができる。
8の全体を細隙空間の外に位置するようにしておくと、
アークはアークランナー8に引く寄せられるにしたがっ
て細隙板9よりも外に出ていくので、可動接触子1,ア
ークランナー8,可動接点3,固定接点4などが溶融気
化してできた金属微粉末が細隙板9の表面に付着し、か
つアークの高熱による炭化などは従来のものと比較して
少なく、またアークランナー8は細隙空間に含まれてい
ないので電流零点時におけるアークランナー8と細隙板
9との絶縁は十分保たれる。よって、細隙板9による高
電圧遮断性能の劣化を完全に防ぐことができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば接点消
耗による遮断性能の悪化を防ぐと共に短絡時の大電流を
小さく絞ることができるという効果が得られる。
耗による遮断性能の悪化を防ぐと共に短絡時の大電流を
小さく絞ることができるという効果が得られる。
【図1】この発明の一実施例を示す要部の側面図である
。
。
【図2】図1の線IV−IVの断面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す要部の側面図であ
る。
る。
【図4】図3の線IV−IVの断面図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す要部の側面図であ
る。
る。
【図6】従来のものを示す要部の側面図である。
1 可動接触子
2 回動中心
3 可動接点
4 固定接点
5 固定接触子
6 ケース
7 消弧板
8 アークランナー
9 細隙板
Claims (3)
- 【請求項1】 回動中心を持ちかつ可動接点が固着さ
れている可動接触子と、この可動接触子の回動により前
記可動接点と接離可能な固定接点が固着されている固定
接触子とを有する回路遮断器において、前記固定接触子
の可動接触子側から端子方向に伸ばしたアークランナー
を備え、かつ前記可動接点と固定接点とアークランナー
の全体とを両側から挟むように配置された絶縁部材から
なる細隙板を有することを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項2】 アークランナーの先端部が細隙空間の
外に位置するようにしたことを特徴とする請求項1の回
路遮断器。 - 【請求項3】 アークランナーの全体が細隙空間の外
に位置するようにしたことを特徴とする請求項1の回路
遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10419491A JPH04334839A (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10419491A JPH04334839A (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 回路遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04334839A true JPH04334839A (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=14374177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10419491A Pending JPH04334839A (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04334839A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02265142A (ja) * | 1989-04-03 | 1990-10-29 | Toshiba Corp | 回路しや断器 |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP10419491A patent/JPH04334839A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02265142A (ja) * | 1989-04-03 | 1990-10-29 | Toshiba Corp | 回路しや断器 |
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