JPH04334522A - 乾燥剤 - Google Patents

乾燥剤

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JPH04334522A
JPH04334522A JP20156891A JP20156891A JPH04334522A JP H04334522 A JPH04334522 A JP H04334522A JP 20156891 A JP20156891 A JP 20156891A JP 20156891 A JP20156891 A JP 20156891A JP H04334522 A JPH04334522 A JP H04334522A
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desiccant
coral
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calcium carbonate
drying
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、包装された
食品類の品質保持のために使用する乾燥剤に関する。
【0002】
【従来の技術】古くから、食品類の品質保持のために、
その保持雰囲気中の湿気を除去したり、調節したりして
おり、これには、主として生石灰等が使用され、近時は
シリカゲルが広く使用されるようになっている。また、
品質保持の一翼として酸化防止を目的とする脱酸素剤も
使用されつつある。
【0003】こうした乾燥剤として使用されるものには
、シリカゲル、活性炭、ゼオライト、生石灰、塩化カル
シウム等が周知のものであり、特に、食品類に対しては
シリカゲル、ゼオライト、生石灰等が主として使用され
、また一部には塩化カルシウムも使用されている。そし
て、これらの乾燥剤は、不織紙または多数の通気孔が形
成されているプラスチックフィルム等の小袋内に収容さ
れ、食品類と共にその包装用風袋中に封入されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、乾燥剤を収
容している小袋には、一見してキャンディー等を封入し
てある小形の袋入菓子に類似した外観を呈するものが多
いことと相俟ち、手当り次第に種々のものを口に入れた
がる幼児がこれを間違えて口に入れる危険性がある。ま
た、これらの危険性の判別が可能な小児であってもキャ
ンディー等と間違えて口に入れる虞れが極めて多いもの
である。口に入れられた場合、シリカゲルはまだしも生
石灰(酸化カルシウム)の誤食は、水分との反応によっ
て生じる強いアルカリ性及び発熱等のために甚だ危険で
あるから、これを回避するため、これらの乾燥剤を収容
している小袋表面には、「たべられません」等の警告注
意の記載を表示することになっている。
【0005】しかしながら、このような警告注意表示が
小袋表面に記載されていても、幼児や小児は字が読めな
いから、これらにとっての警告表示は全く無意味なもの
である。そのため、万一間違っても口に入れることがな
いように、小袋のデザイン、乾燥剤自体等に、供食を不
能あるいは困難にするような、これが明瞭となる顕著な
特異性がある識別手段を構成することが考えられる。た
だ、こうした特別な識別手段の構成は、製品コストを増
大させ、市場性を低下させるばかりでなく、食品類の品
質に悪い影響を及ぼす等の問題点が多い。したがって、
特別な識別手段を構成することよりも、乾燥剤自体が毒
性の無いものであればかかる配慮は不要となるから、こ
のような無害な乾燥剤が望まれていたものである。
【0006】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た問題点を解決すべく創出されたもので、毒性の無い物
質として炭酸カルシウムを主成分とするサンゴ化石また
はコーラルサンドを乾燥剤として活用しようとするもの
であり、幼小児が間違えて口に入れ、誤って嚥下するこ
とがあっても全く障害が無く安全であり、むしろ、有用
なミネラル成分の摂取をも可能にさせる乾燥剤を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、実質的に塩分を含まない多孔
質で、炭酸カルシウムを主成分とする砂状のサンゴ化石
またはコーラルサンドを加熱処理して成ることを特徴と
する。
【0008】また、同様なサンゴ化石またはコーラルサ
ンドを塩化カルシウム溶液中に浸漬後、乾固させて成る
ことを特徴とする。
【0009】更に、こうして得た乾燥剤を、透気性の風
袋内に封入して構成することができる。
【0010】本発明において使用される砂状のサンゴ化
石またはコーラルサンドは、天然の生体である腔腸動物
に由来する造礁サンゴを粉砕したものであり、特に、コ
ーラルサンドは、清澄且つ温暖な南海に成育する造礁サ
ンゴの骨格が化石化して砂状となり、海底に堆積したも
のである。その成分は、表1により明らかな如く、炭酸
カルシウムを主成分(96%)とし、マグネシウムその
他各種のミネラルを含有し、また、直径10ミクロン以
下の微細な無数の空孔を有し、強い吸着性を示す特性豊
かな物質である。
【0011】
【表1】
【0012】したがって、これらの特性を利用し、浄水
機の濾材、排水中の重金属の吸着処理剤等の水処理剤と
して、また、カルシウム、マグネシウムその他有用なミ
ネラル成分を有する栄養補給剤として、更には、多くの
有用な用途が本発明者により開発されており、特に、栄
養補給剤としては厚生省から販売認可を得ているもので
ある。
【0013】すなわち、本発明は上述の特性を乾燥主剤
として利用するものであり、上述したように、水洗によ
り脱塩、清浄化し、更に加熱処理したサンゴ化石または
コーラルサンドをそのまま、または吸湿性の強化処理を
施し、透気性の不織紙、多数の通気孔が形成されている
プラスチックフィルム等の小袋その他この目的に沿う材
料で作られた風袋内に収容し、主として食品類の品質保
持用乾燥剤として、食品類と共に密封された状態で同封
使用する。
【0014】
【作用】本発明に係る乾燥剤にあって、炭酸カルシウム
を主成分とする砂状のサンゴ化石またはコーラルサンド
を加熱処理して得た粒状物は多孔質のもので、10ミク
ロン以下の微細な無数の空孔は強い吸着力を発揮し、雰
囲気中の水分を吸収し、乾燥させる。
【0015】また、塩化カルシウム溶液中に浸漬後、乾
固させることで吸湿物質と組合せられた多孔質形態の乾
燥剤は、その吸湿物質との相乗作用で極めて大きな吸湿
作用を発揮する。
【0016】透気性の風袋内に封入された乾燥剤は、被
乾燥物質との区別を明瞭にし、風袋を経て密封された雰
囲気中の湿気分を吸収する。
【0017】
【実施例】次に、本発明による乾燥剤の具体的な製造例
及びその吸水率に関する性能試験結果を説明する。
【0018】実施例1 水洗により脱塩したコーラルサンドを約110℃の熱雰
囲気中で乾燥した後、揮い分けにより粒度を10〜60
メッシュに調整し、更に150〜170℃で約2時間加
熱し、冷却後、その約3gを40mm角の不織紙製の収
容袋に収容して開口を熱封し、コーラルパックとする。
【0019】このコーラルパックと、これと同様に、4
0mm角の不織紙の収容袋に3gの試薬の生石灰を収容
したものとを、JISZ0701に準じて放置時間との
関係による吸水率の比較試験を行なった。その結果は、
図1に示す通りである。
【0020】実施例2 実施例1と同様に水洗、乾燥した後、粒度を10〜60
メッシュに調整し、これを500±50℃にて1時間加
熱する。その後、室温までデシケーター中で冷却し、そ
の約3gを約40mm角の不織紙製の収容袋に収容して
開口を熱封し、コーラルパックとする。
【0021】実施例1と同様に、このコーラルパックと
試薬の生石灰を収容したものとを比較した結果は、図1
に示す通りである。
【0022】実施例3 実施例1と同様に水洗、乾燥し、粒度を10〜60メッ
シュに調整する。この試料50gを塩化カルシウム溶液
(CaCl250g;水100ml)に浸漬し、時々攪
拌する。約3時間後、上澄液を棄て去り、加熱乾涸し、
更に300℃に加熱した後、粒度を6.5〜40メッシ
ュに調整し、実施例1及び2と同様に、その約3gを約
40mm角の不織紙製の収容袋に収容して開口を熱封し
、コーラルパックとする。
【0023】実施例1及び2と同様に、このコーラルパ
ックと試薬の生石灰を収容したものとを比較した結果は
、図1に示す通りであり、これは、極めて優れた吸水性
を発揮した。しかし、本試料は吸湿が進行するにしたが
い潮解するため、塩化カルシウムの量及び使用範囲に制
限がある。
【0024】
【発明の効果】以上のように構成された本発明によれば
、炭酸カルシウムを主成分とする砂状のサンゴ化石また
はコーラルサンドを加熱処理して得た粒状物は多孔質の
ものであり、特に、この粒状物に形成されている10ミ
クロン以下の微細な無数の空孔は強い吸着力を示すから
、吸湿作用を発揮し、雰囲気中の水分を吸収してこれを
乾燥する。
【0025】このとき、透気性の風袋内に封入されてい
ることで、食品類の如き被乾燥物質と共に封入される場
合、それらの食品類との区別を明瞭にし、風袋を経て、
密封されている食品風袋内の湿気分を吸収する。
【0026】このように、例えば、食品類の品質保持用
乾燥剤として、食品類と共に密封された状態で同封使用
するのであり、これの優れた吸湿作用は、密封された食
品類を湿気から保護し、これを乾燥状態に維持する。
【0027】また、本発明の乾燥剤は、毒性が無い炭酸
カルシウムを主成分とするサンゴ化石またはコーラルサ
ンドを活用したものであるから、食品類と共に同封され
ていることで、その供食に際し、幼小児が間違えて口に
入れ、誤って嚥下することがあっても身体上に障害を生
じさせることが全く無く安全であり、むしろ、有用なミ
ネラル成分の摂取をも可能にさせるものである。
【0028】なお、本発明の乾燥剤も、従来と同様に、
例えば「たべられません」という警告注意表示をその風
袋表面に記載することが望ましいのは勿論である。
【0029】更に、実質的に塩分を含まないように、脱
塩、清浄化し、塩化カルシウム溶液中に浸漬後、乾固さ
せることで吸湿物質と組合せた多孔質形態は、極めて大
きな吸湿作用を発揮する。
【0030】したがって、カルシウム、マグネシウムそ
の他の有用ミネラルの総量が96%を越える天然物とし
ては甚だ高品質のコーラルサンドは浄水器の濾水剤や栄
養補給剤として利用されているが、これの適度な加熱処
理あるいは適当な吸湿物質との組合せにより、安全性が
極めて高い乾燥剤を安価に提供することが可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1乃至3夫々によって得た本発明乾燥剤
の吸水率試験の結果を示すものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  実質的に塩分を含まない多孔質で、炭
    酸カルシウムを主成分とする砂状のサンゴ化石またはコ
    ーラルサンドを加熱処理して成ることを特徴とする乾燥
    剤。
  2. 【請求項2】  実質的に塩分を含まない多孔質で、炭
    酸カルシウムを主成分とする砂状のサンゴ化石またはコ
    ーラルサンドを塩化カルシウム溶液中に浸漬後、乾固さ
    せて成ることを特徴とする乾燥剤。
  3. 【請求項3】  請求項1または2記載の乾燥剤が、透
    気性の風袋内に封入されていることを特徴とする乾燥剤
JP20156891A 1991-05-10 1991-05-10 乾燥剤 Expired - Lifetime JP3148996B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6248166B1 (en) * 1998-03-12 2001-06-19 Mbt Holding Ag Porous material and cementitious compositions prepared therefrom
CN112673077A (zh) * 2018-09-10 2021-04-16 Omya国际股份公司 水分捕获、水分存储和/或水分释放组合物
CN117209302A (zh) * 2023-09-15 2023-12-12 中国海洋大学 一种人工促胶结海滩岩及其制备方法
US12006419B2 (en) 2018-09-10 2024-06-11 Omya International Ag Moisture-capturing, -storing, and/or -releasing composition

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CN117209302A (zh) * 2023-09-15 2023-12-12 中国海洋大学 一种人工促胶结海滩岩及其制备方法
CN117209302B (zh) * 2023-09-15 2024-05-28 中国海洋大学 一种人工促胶结海滩岩及其制备方法

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