JPH04334281A - 映像調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は映像調整装置に関し、特
にクロマキー合成機能を有する映像調整装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の映像調整装置は、図３に示すよう
に、クロマキー用映像信号Ｖ２を受けてクロマキー信号
Ｋを生成するクロマキー信号発生部３１と、ベースとな
る映像信号Ｖ１およびクロマキー用映像信号Ｖ２をクロ
マキー信号Ｋに応じて合成して出力映像信号Ｖを送出す
る映像混合増幅部３２とを備えている。

【０００３】ここで例えば、映像信号Ｖ１，Ｖ２が、そ
れぞれ図４（ａ），（ｂ）に示すような映像であったと
すると、クロマキー信号発生部３１は、クロマキー用映
像信号Ｖ２から特定の色成分を抽出して、図４（ｃ）に
示すような白黒部分からなるクロマキー信号Ｋを生成す
る。このクロマキー信号Ｋの映像は、人物部分が白であ
り、背景部分が特定色のために黒となった映像である。 映像混合増幅部３２は、クロマキー信号Ｋの黒部分にベ
ースとなる映像信号Ｖ１を合成し、また、白部分にクロ
マキー用映像信号Ｖ２を合成して、図４（ｄ）に示すよ
うな出力映像信号Ｖを出力する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の映像調
整装置は、クロマキー用映像信号からクロマキー信号を
生成しているので、このクロマキー信号に応じて合成し
た２つの映像の重なる部分をずらすためには、クロマキ
ー用映像信号を生成しているＴＶカメラの位置等を変え
て被写体を撮像しなければならない。また、録画装置等
によって収録された映像信号をクロマキー用映像信号と
している場合では、被写体の位置を変えることができな
ので、整合のとれた出力映像信号を作成できないという
問題点がある。

【０００５】本発明の目的は、クロマキー用映像のベー
スとなる映像への合成位置を自由に調整できる映像調整
装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の映像調整装置は
、クロマキー用映像信号から生成されたクロマキー信号
に応じてベースとなる映像信号と前記クロマキー用映像
信号とを合成する映像調整装置において、前記クロマキ
ー用映像信号および前記クロマキー信号に対してそれぞ
れ同時に同一方向の画像位置移動処理を行い特殊効果映
像信号および特殊効果キー信号としてそれぞれ出力する
手段と、前記特殊効果キー信号に応じて前記特殊効果映
像信号と前記ベースとなる映像信号とを合成する合成手
段とを備えて構成されている。また、前記クロマキー用
映像信号および前記特殊効果映像信号並びに前記クロマ
キー信号および前記特殊効果キー信号をそれぞれ同時に
切替えて出力する切替手段を具備し、前記合成手段は、
前記切替手段が出力するキー信号に応じて前記ベースと
なる映像信号と前記切替手段が出力する映像信号とを合
成してもよい。

【０００７】

【実施例】次に本発明について図面を参照して説明する
。

【０００８】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、クロマキー用映像信号Ｖ２を受けてクロマキー
信号Ｋ１を生成するクロマキー信号発生部１１と、クロ
マキー信号に応じてベースとなる映像信号Ｖ１と他方の
入力端のクロマキー用映像信号とを合成して出力映像信
号Ｖｏを送出する映像混合増幅部１２と、ポジショナー
１５からの調整データに応じて位置移動処理を行う特殊
効果部１３と、押釦１６の押下に応じて切替えて出力す
る切替部１４とを備えている。

【０００９】ここで、特殊効果部１３は、クロマキー用
映像信号Ｖ２およびクロマキー信号Ｋ１に対してそれぞ
れ同時に同一方向の画像位置移動処理を行い、特殊効果
映像信号Ｖ３および特殊効果キー信号Ｋ２としてそれぞ
れ出力する。また、切替部１４は、クロマキー用映像信
号Ｖ２と特殊効果映像信号Ｖ３との切替え、およびクロ
マキー信号Ｋ１と特殊効果キー信号Ｋ２との切替えを同
時に行う。

【００１０】さて、ベースとなる映像信号Ｖ１およびク
ロマキー用映像信号Ｖ２が、例えば、図２（ａ）および
（ｂ）に示すような映像であったとすると、クロマキー
信号発生部１１は、クロマキー用映像信号Ｖ２から特定
の色成分を抽出して、図２（ｃ）に示すような白黒部分
からなるクロマキー信号Ｋ１を生成する。また、特殊効
果部１３は、図２（ｅ）および（ｆ）に示すような映像
の特殊効果映像信号Ｖ３および特殊効果キー信号Ｋ２そ
れぞれ生成する。

【００１１】いま、押釦１６を押下すると、切替部１４
は、図２（ｅ）および（ｆ）に示すような特殊効果映像
信号Ｖ３および特殊効果キー信号Ｋ２をそれぞれ選択し
て出力する。映像混合増幅部１２は、特殊効果キー信号
Ｋ２に応じてベースとなる映像信号Ｖ１と特殊効果映像
信号Ｖ３とを合成し、図２（ｇ）に示すような出力信号
Ｖｏを送出する。

【００１２】なお、押釦１６を押下しないとき、切替部
１４は、クロマキー用映像信号Ｖ２およびクロマキー信
号Ｋ１を選択して出力するので、映像混合増幅部１２は
、クロマキー信号Ｋ１に応じてベースとなる映像信号Ｖ
１とクロマキー用映像信号Ｖ２とを合成し、図４（ｄ）
に示した出力信号Ｖｏを送出する。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ロマキー用映像信号およびこのクロマキー用映像信号か
ら生成されたクロマキー信号に対してそれぞれ同時に同
一方向の画像位置移動処理を行う特殊効果部を設け、こ
の画像位置移動処理されたキー信号に応じて、ベースと
なる映像信号と画像位置移動処理された映像信号とを合
成することにより、クロマキー用映像のベースとなる映
像への合成位置を自由に調整することができる。また、
切替部を設けることにより、クロマキー用映像信号とク
ロマキー信号、または画像位置移動処理された映像信号
と画像位置移動処理されたクロマキー信号のいずれかの
組合せを選択できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】図１に示す各部の信号の映像の一例を示す図で
ある。

【図３】従来の映像調整装置の一例を示すブロック図で
ある。

【図４】図３に示す各部の信号の映像の一例を示す図で
ある。

【符号の説明】

１１　　　　クロマキー信号発生部 １２　　　　映像混合増幅部 １３　　　　特殊効果部 １４　　　　切替部 Ｖ１　　　　ベースとなる映像信号 Ｖ２　　　　クロマキー用映像信号 Ｖ３　　　　特殊効果映像信号 Ｋ１　　　　クロマキー信号 Ｋ２　　　　特殊効果キー信号

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　クロマキー用映像信号から生成された
   クロマキー信号に応じてベースとなる映像信号と前記ク
   ロマキー用映像信号とを合成する映像調整装置において
   、前記クロマキー用映像信号および前記クロマキー信号
   に対してそれぞれ同時に同一方向の画像位置移動処理を
   行い特殊効果映像信号および特殊効果キー信号としてそ
   れぞれ出力する手段と、前記特殊効果キー信号に応じて
   前記特殊効果映像信号と前記ベースとなる映像信号とを
   合成する合成手段とを備えることを特徴とする映像調整
   装置。
2. 【請求項２】　　請求項１記載の映像調整装置において
   、前記クロマキー用映像信号および前記特殊効果映像信
   号並びに前記クロマキー信号および前記特殊効果キー信
   号をそれぞれ同時に切替えて出力する切替手段を具備し
   、前記合成手段は、前記切替手段が出力するキー信号に
   応じて前記ベースとなる映像信号と前記切替手段が出力
   する映像信号とを合成することを特徴とする映像調整装
   置。