JPH04334157A - 留守番電話機能付きファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置、と
くにファクシミリ画像データをカセットテープに録画、
再生できる機能を有する留守番電話機能付きファクシミ
リ装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、ファクシミリ装置の低価格化によ
り一般家庭においてもファクシミリ装置の設置が増加し
てきた。

【０００３】そこで、多機能電話機能および留守番電話
機能を統合したファクシミリ装置が出現しつつあり、音
声だけでなく画像データもカセットテープに録画、再生
できる留守番電話機能付きファクシミリ装置が増加して
いる。

【０００４】以下に従来の留守番電話機能付きファクシ
ミリ装置について図５に基づき説明する。図５に示すよ
うに、従来の留守番電話機能付きファクシミリ装置は、
通話用の内蔵電話機１と、画像データの送信および受信
を行うモデム２と、このモデム２または内蔵電話機１と
接続する網制御装置（以下ＮＣＵと略す）３と、通信用
バッファメモリ４と、カセットテープ５の録音および再
生を行うテープ録音再生回路６と、送信する原稿の画像
を読取る画像読取り装置７と、受信した画像データまた
はカセットテープ５に蓄積された画像データを印字出力
する画像印字装置８と、システムＲＡＭ９およびシステ
ムＲＯＭ１０と、これら全体を制御する中央処理装置（
以下ＣＰＵと略す）１１とを備えている。

【０００５】以上のように構成された留守番電話機能付
きファクシミリ装置の動作を以下に説明する。原稿を送
信する場合は、内蔵電話機１のダイアル機能で送信相手
のファクシミリ装置に接続し、画像読取り装置７から画
像データを読取り、送信相手のファクシミリ装置に合わ
せた画像データの圧縮を行って通信用バッファメモリ４
に格納する。通信用バッファメモリ４に格納されたデー
タは順次モデム２、ＮＣＵ３を通して送信相手のファク
シミリ装置に送信される。

【０００６】相手機側から被呼された場合、通常は電話
機として応答し、相手機がファクシミリ装置ならば通信
開始ボタンを押下して画像データの受信を開始する。こ
の場合、まえもって設定された条件により画像データは
カセットテープ５に録画出力されるか、そのまま画像印
字装置８へ出力される。

【０００７】留守番電話機能付きファクシミリ装置が自
動応答に設定されている場合は、通常、まず留守番電話
と応答させ、相手機がファクシミリ装置の場合のみ、自
動切換により画像データを受信する。この場合も上記の
場合と同様に画像データはカセットテープ５または画像
印字装置８に出力される。

【０００８】カセットテープ５に録画された画像データ
は、使用者の指定により画像印字装置８に出力されるか
、外部より回線を通じて出力要求を行うことにより画像
データが回線を通じて外部に取り出される。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成の留守番電話機能付きファクシミリ装置では、デ
ータを記録したカセットテープ５を保存しておき、新た
にこのカセットテープ５に入替えて再生する場合、カセ
ットテープ５に保存した画像データなどの特定データの
位置が解らないため、試行錯誤に頼って再生を行わなけ
ればならず、手間や時間がかかるという問題があった。

【００１０】本発明は上記問題を解決するもので、画像
データを記録したカセットテープを保存しておき、新た
にこのカセットテープに入替えて画像データを再生する
場合でも容易に再生を行える留守番電話機能付きファク
シミリ装置を提供することを目的とするものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の第１の手段は、通話用の内蔵電話機と、画像
データの送信および受信を行うモデムと、このモデムま
たは前記内蔵電話機と接続する網制御装置と、通信用バ
ッファメモリと、カセットテープの録音および再生を行
うテープ録音再生回路と、送信する原稿の画像を読取る
画像読取り装置と、画像データを印字出力する画像印字
装置と、これら全体を制御する中央処理装置とを備え、
ファクシミリ画像データをカセットテープに録画、再生
できる機能を有する留守番電話機能付きファクシミリ装
置において、テープの特定の場所に管理用データ領域を
設け、この管理用データ領域に、少なくとも録画した画
像データの開始位置および終了位置を示す管理情報を書
き込むものである。

【００１２】また、本発明の第２の手段は、第１の手段
において、カセットテープを入替えた場合に管理情報を
読み込み、画像データの終了位置よりもテープ送り方向
下流側に書き込み待機位置を特定し、この書き込み待機
位置までテープ送りを行う構成としたものである。

【００１３】

【作用】上記第１の手段により、管理用データ領域に書
き込まれた管理情報を参照することにより、少なくとも
録画した画像データの開始位置および終了位置を確認で
き、使用者の指定によりその画像データの取り出しが可
能となる。これにより、カセットテープを新たに入替え
た場合でも、所望の画像データを容易に取り出せる。

【００１４】また、上記第２の手段により、カセットテ
ープが入替えられた場合には、画像データの終了位置よ
りもテープ送り方向下流側の書き込み待機位置までテー
プ送りが行われるため、記録した画像データに上書きさ
れて消去されるなどのミスが防止される。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図１は本発明の一実施例にかかる留守番電話機能付
きファクシミリ装置の構成図であり、従来の留守番電話
機能付きファクシミリ装置と同様な機能のものには同符
号を付して、その説明は省略する。

【００１６】図１に示すように、この留守番電話機能付
きファクシミリ装置には、従来構成に加えて、カセット
テープ５に格納したデータを管理するテープ管理メモリ
１２が備えられている。カセットテープ５に記録される
データは、画像、音声、その他の種別毎にその開始位置
がテープ管理メモリ１２に記録される。また、データの
記録が終了される場合は終了位置、特にファクシミリ画
像データの場合はページ枚数など特有の情報も一括して
管理情報としてテープ管理用メモリ１２に記録される。 そして、後述する特定位置までテープを巻き戻した後、
テープ管理用メモリ１２に記録された管理情報を、図２
に示すように、テープの先頭の管理用データ領域１３に
記録し、その後、画像データの終了位置よりもテープ送
り方向下流側で未使用領域先頭のヘッド待機位置（書き
込み待機位置）１４までテープ送りを行う。

【００１７】図２にテープ上の記録フォーマットを示す
。この例ではデータ種別、開始位置、終了位置、記録枚
数およびヘッド待機位置１４などの管理情報がテープ先
頭の管理用データ領域１３に記録されて管理されている
。

【００１８】上記構成において、新たにカセットテープ
５が入替えられた場合、上記管理情報を取出すことによ
り、カセットテープ５に記録されたデータの情報が得ら
れ、例えば番号指定などの簡便な方法により画像データ
や音声データにおける特定データの再生が可能となる。 また、カセットテープ５の入替時には、ヘッド待機位置
１４までテープ送りが行われる。

【００１９】このカセットテープ５が入替えられた場合
の処理について、図３のフローチャートおよび図４の処
理の流れを簡単に具象化した図により説明する。この処
理は定期的に起動される監視ルーチンとされている。ま
ずカセットテープ５が入替えられたかどうか判断して（
ステップＳ１）、入替えられてない場合は何もしない。

【００２０】カセットテープ５が入替えられた場合、ま
ず、テープの先頭まで巻戻し処理（ステップＳ２，Ｓ３
）を行い、基準となるテープ位置をテープの先頭とする
。次に管理用データ領域１３の先頭位置までテープを早
送りし（ステップＳ４，Ｓ５）、その位置にテープが来
たら再生動作（ステップＳ６）を開始、管理情報を読み
だし（ステップＳ７）、テープ管理メモリ１２に展開す
る（ステップＳ８）。管理情報の読み出しが終了したら
（ステップＳ９）、ヘッド待機位置１４を取り出し（ス
テップＳ１０）、その位置までテープ送りを行う（ステ
ップＳ１１，Ｓ１２，Ｓ１３）。

【００２１】このように、新たにカセットテープ５が入
替えられた場合でも、特定の記録データの再生指定が容
易になるばかりでなく、カセットテープ５の入替時に画
像データの終了位置よりも下流側のヘッド待機位置１４
までテープが送られるため、先に記録したデータの上に
新たなデータを書き込まれることはなく、データ上書き
消去は防止される。

【００２２】なお、上記実施例においては画像データだ
けでなく、音声データも管理用データ領域１３に書き込
む場合について示したが、画像データのみを管理用デー
タ領域１３に書き込んで、画像データのみの再生指定を
行えるようにしてもよい。

【００２３】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、テープの
特定の場所に管理用データ領域を設け、この管理用デー
タ領域に、少なくとも録画した画像データの開始位置お
よび終了位置を示す管理情報を書き込む構成としたので
、少なくとも録画した画像データの開始位置および終了
位置を確認でき、使用者の指定によりその画像データの
取り出しを容易に行える。これにより、カセットテープ
を新たに入替えた場合でも、所望の画像データを容易に
取り出せる。さらに、録音した音声データも管理用デー
タ領域に書き込むことにより音声データの取り出しも容
易となる。

【００２４】また、カセットテープを入替えた場合に管
理情報を読み込み、画像データの終了位置よりもテープ
送り方向下流側に書き込み待機位置を特定し、この書き
込み待機位置までテープ送りを行うことにより、記録し
た画像データに上書きされて消去されるなどのミスが防
止される。

【００２５】このように、ファクシミリ画像データ、留
守番メッセージ音声データの管理を簡単に行うことので
きる優れた留守番電話機能付きファクシミリ装置を得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例にかかる留守番電話機能付き
ファクシミリ装置の構成図である。

【図２】同留守番電話機能付きファクシミリ装置のテー
プ上の記録フォーマットの一例を示す図で、ここではテ
ープの先頭に管理情報記録領域を設けた場合について示
している。

【図３】同留守番電話機能付きファクシミリ装置のフロ
ーチャートである。

【図４】同留守番電話機能付きファクシミリ装置のテー
プを入替えられた場合にとる処理の流れを簡単に具象化
した図である。

【図５】従来の留守番電話機能付きファクシミリ装置の
構成図である。

【符号の説明】

１　　　　　　内蔵電話機 ２　　　　　　モデム ３　　　　　　網制御装置 ４　　　　　　通信用バッファメモリ ５　　　　　　カセットテープ ６　　　　　　テープ録音再生回路 ７　　　　　　画像読取り装置 ８　　　　　　画像印字装置 １１　　　　中央処理装置 １２　　　　テープ管理用メモリ １３　　　　管理用データ領域 １４　　　　ヘッド待機位置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　通話用の内蔵電話機と、画像データの
   送信および受信を行うモデムと、このモデムまたは前記
   内蔵電話機と接続する網制御装置と、通信用バッファメ
   モリと、カセットテープの録音および再生を行うテープ
   録音再生回路と、送信する原稿の画像を読取る画像読取
   り装置と、画像データを印字出力する画像印字装置と、
   これら全体を制御する中央処理装置とを備え、ファクシ
   ミリ画像データをカセットテープに録画、再生できる機
   能を有する留守番電話機能付きファクシミリ装置におい
   て、テープの特定の場所に管理用データ領域を設け、こ
   の管理用データ領域に、少なくとも録画画像データの開
   始位置および終了位置を示す管理情報を書き込む留守番
   電話機能付きファクシミリ装置。
2. 【請求項２】　　カセットテープを入替えた場合に管理
   情報を読み込み、画像データの終了位置よりもテープ送
   り方向下流側に書き込み待機位置を特定し、この書き込
   み待機位置までテープ送りする構成とした請求項１記載
   の留守番電話機能付きファクシミリ装置。