JPH0433372Y2 - - Google Patents

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JPH0433372Y2
JPH0433372Y2 JP1984069577U JP6957784U JPH0433372Y2 JP H0433372 Y2 JPH0433372 Y2 JP H0433372Y2 JP 1984069577 U JP1984069577 U JP 1984069577U JP 6957784 U JP6957784 U JP 6957784U JP H0433372 Y2 JPH0433372 Y2 JP H0433372Y2
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JP
Japan
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muffler
mounting seat
tail pipe
metal body
fixed
Prior art date
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JP1984069577U
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English (en)
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JPS60180710U (ja
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  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内燃機関の排気マフラーに関する。
(従来の技術) 従来の排気マフラーは第1図に示すように、マ
フラー本体1の内周面にグラスウール2を張付
け、排気の高周波音を除去するようにしている。
しかしながら第1図のような構造では次のような
課題がある。(1)排気容積が小さくなり、容積によ
る消音効果が低下する。(2)グラスウールの内張り
が複雑で、コストが高い。(3)グラスウールの内張
りが複雑で、部品点数も多くなり、組立てが困難
である。又重量も重くなる。
本願出願人は上記課題を解消するために、第2
図に示すようなマフラーを既に開発している。即
ち多孔性金属体3を、排気ガスが略直角に当たる
ようにマフラー本体1内に配置した排気マフラー
である。
ところが第2図のように多孔性金属体3を、排
気ガスの通路の途中に配置していると、一度拡散
した音が再び発生してしまい、消音効果にまだ課
題が残つていた。
これに対して実開昭54−10136のように焼結金
属製消音材を排気マフラーの出口に、かつ排気ガ
スの流れと直交するように配置した排気マフラー
がある。しかし単に排気管の出口に消音材を取り
付けているだけであり、消音材の交換作業あるい
は高圧の排気ガスに対する耐圧性等について特に
工夫はなされていない。
(考案の目的) 本考案の目的は次の通りである。
(1) 第1図の従来構造の課題を解消すると共に消
音効果をより一層向上させること。
(2) 多孔性金属体及びテイルパイプの固定保持構
造を工夫することにより、多孔性金属体の交換
作業の容易化及び耐圧性の向上を図り、さらに
マフラー本体の強度向上及びマフラー本体のび
びり音低減を図ることである。
(考案の構成) 本考案の排気マフラーは、マフラー本体11の
側壁に、マフラー本体内へ凹むと共にガス入口孔
16aを有する金属体取付座16を一体に形成
し、マフラー本体内にこれを横断するように延び
るテイルパイプ15を配置し、該テイルパイプ1
5の出口端部を上記取付座16に固定し、他端部
を上記取付座16に対向するマフラー本体側壁に
固定し、テイルパイプ15の外周には、マフラー
本体11内と連通する通路孔21を形成し、取付
座16内には、テイルパイプ15の長さ方向と略
直角になる姿勢で円盤状の多孔性金属体17を嵌
め込み、マフラー本体11に着脱自在な環状の押
え板18により排気ガス出口側から多孔性金属体
17をテイルパイプ長さ方向に押し付け、固定し
ている。
(実施例) 第3図は本考案を適用した4サイクルエンジン
用排気マフラーの縦断面図であり、この第3図に
おいて、マフラー本体11はブラケツト12を介
してエンジンの部分13に固定されており、マフ
ラー本体11内にはテイルパイプ15が固着され
ている。パイプ15の後端部にはマフラー本体内
へと凹む凹状の金属体取付座16が形成されてい
る。取付座16はマフラー本体11と一体に形成
されている。取付座16にはガス入口孔16aが
形成れるとともに、厚肉円盤状の多孔性金属体1
7が嵌込まれている。金属体17は環状の押え板
18により押え付けられている。押え板18は取
付ボルト20によりマフラー本体11に着脱自在
に固着されている。ボルト20は本体11のナツ
ト部24に螺着されている。
テイルパイプ15は図から明確なように、取付
座16からこれに対向するマフラー本体側壁(第
3図の右側の側壁)まで、マフラー本体11内を
横断するように配置され、一端部が取付座6に固
定され、他端部が取付座16に対向するマフラー
側壁に固定されている。
テイルパイプ15の周面には多数の通路孔21
が形成されており、通路孔21を介してパイプ1
5内とマフラー本体11内が連通している。22
はマフラーの排気ガス入口部であり、排気ガスパ
イプ23を介してエンジンの排気孔に連通してい
る。
第4図は第3図のA矢視図であり、この第4図
において、押え板18は大きな出口孔25を備え
ている。又前記ボルト20は3個備えられてい
る。
次に多孔性金属体17の製造について説明す
る。まず発泡樹脂に金属体17の原材料を電気メ
ツキし、次にそれを熱処理することにより、樹脂
を除去する。それにより多孔性金属体が得られ
る。金属体17の材質は、例えばニツケルであ
る。
(作用) エンジンの排気ガスは、排気ガスパイプ23を
通つてマフラー本体内に流入し、さらに通路孔2
1を通つてテイルパイプ15内に流入する。テイ
ルパイプ15内を矢印P方向へと流れ、金属体1
7に衝突し、金属体17の多数の孔を通つて外部
へと排出される。排気が金属体17を通過する間
に高周波音は吸収される。また金属体17内に溜
る排気ガス中のカーボンが多くなつた場合には、
環状押え板18を外して多孔性金属体17を取付
座16から取外し、洗浄あるいは交換すればよ
い。
(別の実施例) 金属体に白金メツキを施すようにしてもよい。
それにより排気ガスの浄化を行なうこともでき
る。
(考案の効果) (1) マフラー本体11の側壁に、マフラー本体内
へと凹む金属体取付座16を一体に形成し、該
凹状の取付座16に円板状の多孔性金属体17
を嵌め込み、環状の押え板18によりガス出口
側からテイルパイプ長さ方向に押し付け、固定
しているので、環状押え板18を取り外すだけ
で、多孔性金属体17のみを簡単に取り出して
清掃あるいは交換でき、メンテナンス性が向上
する。
(2) 多孔性金属体17を凹状の取付座16内に嵌
め込み、環状の押え板18により円盤状多孔性
金属体17の外周縁部分をガス出口側から押さ
え、固定しているので、多孔性金属体17をし
つかりと所定の位置及び姿勢に固定でき、排気
ガスの圧力や流れに対してがたついたりしな
い。
(3) マフラー本体11内に配置されるテイルパイ
プ15は、一端部が凹状取付座16に固定さ
れ、マフラー本体11内を横断して、他端部が
取付座に対向するマフラー本体側壁に固定され
ているので、マフラー本体11の補強用ステー
部材としての役目を果す。
従つてマフラー本体11の剛性が高くなつて
強度が向上すると共に、マフラー本体11の表
面のびびり音(シエルノイズ)は低減する。
(4) 多孔性金属体17を排気ガスの流れに対して
直角になるように配置しているので、高周波音
の吸収効率が極めて良い。
(5) グラスウール等を内張りする場合に比べて、
軽量で容積の大きなマフラーが可能になる。ま
た部品点数が少なくなることにより、コストの
低減にもなる。
(6) 多孔性金属体17をテイルパイプの出口端部
に備えているので、多孔性金属体17を露出さ
せることができ、それにより排気ガスの流れの
方向性をなくすことができる。従つてガス出口
近辺に障害物があつても音が発生せず、排気音
が極めて静かになる。
(7) 多孔性金属体17をテイルパイプ15の出口
端部に備え、しかも排気ガスの流れに対して直
角に配置しているので、排気ガスの音色が低周
波となり、不快感がなくなる。
(8) 多孔性金属体17がスパークアレスタの役目
を果す効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の縦断面図、第2図は開発途中
の排気マフラーの縦断面図、第3図は本考案を適
用した排気マフラーの縦断面図、第4図は第3図
のA矢視図である。 11……マフラー本体、15……テイルパイ
プ、16……取付座、17……多孔性金属体、1
8……環状押え板、21……通路孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マフラー本体11の側壁に、マフラー本体内へ
    凹むと共にガス入口孔16aを有する金属体取付
    座16を一体に形成し、マフラー本体内にこれを
    横断するように延びるテイルパイプ15を配置
    し、該テイルパイプ15の出口端部を上記取付座
    16に固定し、他端部を上記取付座16に対向す
    るマフラー本体側壁に固定し、テイルパイプ15
    の外周には、マフラー本体11内と連通する通路
    孔21を形成し、取付座16内には、テイルパイ
    プ15の長さ方向と略直角になる姿勢で円盤状の
    多孔性金属体17を嵌め込み、マフラー本体11
    に着脱自在な環状の押え板18により排気ガス出
    口側から多孔性金属体17をテイルパイプ長さ方
    向に押し付け、固定していることを特徴とする内
    燃機関の排気マフラー。
JP6957784U 1984-05-11 1984-05-11 内燃機関の排気マフラ− Granted JPS60180710U (ja)

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JP6957784U JPS60180710U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 内燃機関の排気マフラ−

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JP6957784U JPS60180710U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 内燃機関の排気マフラ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60180710U JPS60180710U (ja) 1985-11-30
JPH0433372Y2 true JPH0433372Y2 (ja) 1992-08-11

Family

ID=30605378

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JP6957784U Granted JPS60180710U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 内燃機関の排気マフラ−

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5410136B2 (ja) * 1974-09-02 1979-05-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5410136U (ja) * 1977-06-23 1979-01-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5410136B2 (ja) * 1974-09-02 1979-05-01

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JPS60180710U (ja) 1985-11-30

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