JPH04333455A - シート体送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は光ビームをシート体に照
射して画像を記録する画像記録装置のシート体送り装置
に設けられるシート体位置決め手段の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】シート体（感光材料）にレーザ光を用い
て露光記録する画像記録装置では例えば診断装置からの
画像情報に基いて変調されたレーザービームを回転する
ポリゴンミラーに照射して前記感光材料面を走査する主
走査と該主走査のスキャン方向に直交して該感光材料を
露光記録部に送り出す副走査とが互いに同期して作動す
ることによって該感光材料面に所要の画像が記録される
。

【０００３】そして、搬送ローラ対によって前記副走査
部に搬送される前記感光材料を該副走査部から前記レー
ザービームがスキャンする主走査部に直交して正確に送
り出すために例えば前記搬送ローラ対と前記副走査部と
の間に配設されるガイド板の幅方向片側に位置決め板を
設け該位置決め板に対向して設けられる押圧部材によっ
て前記感光材料の一方の側端面（板厚面）を搬送方向に
直交して押圧し他方の側端面を該位置決め板に押接して
前記副走査部（前記主走査）との所定の位置決めがなさ
れている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光材
料のような柔軟なシート体を位置決めする場合前述した
様な押圧部材によって該シート体の側端面を押圧して位
置決め板に押接しようとすると感光材料の位置はいった
ん矯正されるものの押圧された部分やその周りが押圧方
向に湾曲して浮き上ったりして副走査部に対して正確に
搬送されない欠点がある。また、前記感光材料の浮き上
りや曲がったりするのを避けるために押圧力を弱くする
と搬送力に負けて蛇行したり前記副走査部に対して曲が
って搬送される欠点がある。

【０００５】本発明はこのような問題点を解決して感光
材料のような柔軟なシート体の側端面を押圧して位置決
めしても湾曲したり曲ったりすることなく正しく位置決
めすることのできるシート体位置決め装置の提供を課題
目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的は下記の（ａ）
，（ｂ），（ｃ）何れか１つの技術手段によって達成さ
れる。

【０００７】（ａ）シート体に光ビームを照射する主走
査に直交して該シート体を露光記録部に送り出す副走査
部と該副走査部に該シート体を搬送する搬送手段とを有
するシート体送り装置において、前記送り装置は前記搬
送手段と前記副走査部との間で搬送される該シート体を
筒状面でターンして搬送方向を変更するガイド手段と該
ガイド手段の周り該シート体をはさんで両側に前記副走
査部に対して該シート体を位置決めする摺動可能な位置
決めガイド部材と前記搬送手段とガイド板とによって形
成される搬送経路とを有し、搬送される前記シート体が
前記ガイド手段を介してターンする近傍で前記各位置決
めガイド部材の間を通過させることによって前記副走査
部との位置決めをするようにしたことを特徴とするシー
ト体送り装置。

【０００８】（ｂ）（ａ）項において、両側の前記位置
決めガイド部材によって形成されるシート体のガイド幅
の搬送方向入口は前記シート体幅より広く、ガイド途中
及び搬送方向出口は該シート体幅より狭くなるように押
圧力を付勢して設定したことを特徴とするシート体送り
装置。

【０００９】（ｃ）（ｂ）項において両側の前記位置決
め部材が前記シート体を挟持する押圧力は筒状面上をタ
ーンする該シート体の幅方向を変形させる押圧力以下で
あり、かつ前記搬送手段が該シート体を挟持する幅方向
の摩擦力以上の範囲に設定したことを特徴とするシート
体送り装置。

【００１０】

【実施例】本発明の１実施例を図１のシート体送り装置
の構成を示す側面図と図２のシート体送り装置に設けら
れるシート体の位置決め機構の構成を示す正面図と図３
の同断面図と図４のシート体と位置決めガイド部材との
幅方向の関係寸法を示す図とによって説明する。しかし
本発明は本実施例に限定されるものではない。

【００１１】シート体（以下感光材料と呼ぶ）にレーザ
ー光を用いて露光記録する画像記録装置では例えば診断
装置からの画像情報に基いて変調されたレーザービーム
を回転するポリゴンミラーに照射して感光材料面上を走
査する主走査と該主走査のスキャン方向に直交して該感
光材料を露光記録部に送り出す副走査とが互いに同期し
て動作することによって該感光材料面に所要の画像が記
録される。本発明は前述した問題点を取除くためのシー
ト体送り装置を下記のように構成した。即ち図１に示す
ように画像記録装置１の露光記録部９にシート状の感光
材料１０を送り出す送り装置２は該感光材料１０を挟持
搬送する複数に分割された搬送装置３と該搬送装置３の
該感光材料１０の入口に対して上方に配設される副走査
部７と前記入口の左側に所定の距離を有して設けられる
ガイドローラ５と該ガイドローラ５の周りに設けられる
摺動可能な一対の位置決めガイド部材６とによって構成
される。そして、前記搬送装置３と前記ガイドローラ５
及び固定ガイド板対３ｅとによって該搬送装置３の入口
から前記副走査部７に至る前記感光材料１０の搬送経路
が形成されている。

【００１２】そして、前記搬送装置３は図に示すように
入口ローラ２０ｂと駆動伝達用ローラ１６及び複数のロ
ーラ２１とに巻回される下部搬送ベルト３ａと該下部搬
送ベルト３ａの上方に対向して入口ローラ２０ａと出口
ローラ２２ｂと前記ガイドローラ５及び複数のローラ２
１とに巻回される中間搬送ベルト３ｂと、更に該中間搬
送ベルト３ｂの上方に対向して出口ローラ２２ａと駆動
伝達ローラ１３及び複数のローラ２１に巻回される上部
搬送ベルト３ｃと前記ガイドローラ５の左側に駆動伝達
ローラ１５と複数のローラ２１とに巻回される側部搬送
ベルト３ｄとによって構成されている。

【００１３】そして、前記下部搬送ベルト３ａの外側面
と前記中間搬送ベルト３ｂの外側面とで前記感光材料１
０を前記ガイドローラ５まで挟持搬送する下部搬送経路
が形成され、前記中間搬送ベルト３ｂの外側面と前記上
部搬送ベルト３ｃの外側面が前記副走査部７方向に搬送
する上部搬送経路を形成し前記ガイドローラ５の周面と
前記側部搬送ベルト３ｄとによって側部搬送経路が形成
されている。 そして、前記ガイドローラ５の外周面と前記側部搬送ベ
ルト３ｄの対向面とによって下部搬送経路から搬送され
る前記感光材料１０をＵターン状に折返して上部搬送経
路に導くようにしている。そして、前記ガイドローラ５
と前記側部搬送ベルト３ｄとによってＵターン状に折返
される前記感光材料１０は側端面方向からかけられる位
置決めに必要な押圧力に対して殆んどたわむことのない
腰の強さが備えられている。そして、前記中間搬送ベル
ト３ｂと前記上部搬送ベルト３ｃとが前記各出口ローラ
２２ａ，２２ｂに巻回されて形成される搬送経路の出口
と前記副走査部７との間には前記固定ガイド板対３ｅが
設けられている。そして、前記各搬送ベルト３ａ，３ｂ
，３ｃ，３ｄの前記感光材料１０の搬送面は搬送方向に
摩擦力を大きくして確実に該感光材料１０を送るように
し、搬送方向と直交する幅方向には摩擦力抵抗を少くし
て該感光材料１０を滑りやすくするような材質や面形状
が設定されている。

【００１４】そして、前記各搬送ベルト３ａ，３ｂ，３
ｃ，３ｄの駆動伝達は前記送り装置２つのフレーム（図
示せず）に取付けられる駆動源１１のプーリ１２と該各
搬送ベルト３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄのそれぞれが巻回さ
れる前記駆動伝達用ローラ１３，１５，１６と一体的に
直結する各プーリ及び前記ガイドローラ５と同心一体的
に設けられるプーリ１４とに図の鎖線で示すように巻回
されるタイミングベルト１１ａによって伝達されている
。そして、前記駆動源１１の反時計方向の回転によって
前記各搬送ベルト３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄがそれぞれ矢
印で示す方向にエンドレスに回動して前記感光材料１０
を前記副走査部７方向に搬送するようになっている。そ
して、前記副走査部７は搬送ローラ対で構成され下側搬
送ローラ７ｂには専用のモータが接続され上側搬送ロー
ラ７ａと共に精密搬送機構を構成して前記レーザービー
ム８の主走査と同期して回転し、前記感光材料１０を前
記露光記録部９に送り出すようにしている。

【００１５】そして、前記位置決めガイド部材６は前記
ガイドローラ５の外周面にある感光材料１０の両サイド
を押圧するように形成され搬送方向に適宜な長さを持つ
板状部材で前記ガイドローラ５の両側端外側に該ガイド
ローラ５の両側面と平行に側部搬送経路の幅方向に１対
となって設けられている。そして、両側の前記位置決め
ガイド部材６は前記送り装置２のフレーム２ａに軸支さ
れる複数の支軸６ｅに嵌め合わされ該支軸６ｅに挿入さ
れるばね６ｄによって側部搬送経路の幅方向に摺動可能
に取付けられ該ばね６ｄの幅方向への付勢力によって前
記フレーム２ａに設けられるストッパ（図示せず）によ
って互いに所定の間隔を設けて位置決めされている。

【００１６】そして、図２及び図３に示すように前記送
り装置２の両側端から前記側部搬送ベルト３ｄの左側を
通ってブリッジ状に設けられる前記フレーム２ａの中央
部にはピニオン６ｃが回転可能に軸支され、下方に平行
な４本にわかれて巻回される前記側部搬送ベルト３ｄの
空間に図３で示すように設けられている。

【００１７】そして、前記ガイドローラ５にならって設
けられる両側の前記各位置決めガイド部材６の中央部上
面にはバー６ａが一体的に取付けられ該ガイドローラの
中心軸と平行にかつ互いに所定の間隔を設けて前記ピニ
オン６ｃ方向に対向して突出され、該バー６ａの互いに
オーバーラップする先端部には該位置決めガイド部材６
の移動する範囲に相当する長さのラック６ｂが設けられ
前記ピニオン６ｃと噛み合うようになっている。そして
、前記ピニオン６ｃと前記ラック６ｂとの噛み合いによ
って前記各位置決めガイド部材６は同時に等速で同じ移
動量で側部搬送経路の幅方向に矢印で示すように移動す
るようになっている。従って、前記位置決めガイド部材
６と前記バー６ａ及び前記ピニオン６ｃとは前記ガイド
ローラ５と前記感光材料１０及び前記側部搬送ベルト３
ｄとに干渉しないように相互が作動するようになってい
る。そして、図４に示すように前記各位置決めガイド部
材６の前記感光材料１０が通過する入口側にはそれぞれ
対向して傾斜面が施され前記ばね６ｄによって側部搬送
経路の幅方向両側所定の位置でストップして形成される
各傾斜面間の最大寸法Ｃは該感光材料１０の最大幅寸法
より大きく設定され、該位置決めガイド部材６の互いの
平行部で形成される間隔寸法Ｂは該感光材料１０の最大
幅寸法より小さくなるように位置決めされている。また
、前記各搬送ベルト３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ及び前記ガ
イドローラ５の幅は前記各位置決めガイド部材６の平行
部で形成される間隔寸法Ｂより約５ｍｍ程度縮められて
いるので該位置決めガイド部材６は確実に前記感光材料
１０の側端面に作用するようになっている。そして、前
記各位置決めガイド部材６の前記Ｂ寸法を形成する各平
行部は前記副走査部７に対して搬送方向に正しく直交し
、かつ幅方向に位置決めされるようになっている。従っ
て、両側の前記位置決めガイド部材６の間を通過する前
記感光材料１０は前記副走査部７との位置決めがなされ
て該副走査部７に搬送されるようになっている。

【００１８】そして、両側の前記位置決めガイド部材６
が前記感光材料１０の両側端面を押圧する押圧力は前記
ガイドローラ５と前記側部搬送ベルト３ｄとによってタ
ーンされて筒状面となった部分の該感光材料１０の腰の
強さ以下であり、該感光材料１０を挟持する前記側部搬
送ベルト３ｄ及び前記各搬送ベルト３ａ，３ｂ，３ｃの
幅方向の摩擦力より強い範囲に設定されている。従って
前記各位置決めガイド部材６は前記感光材料１０を円筒
状にターンした部分の両側端面を押圧するようにしてい
るので、比較的強い押圧力をかけることができるため前
記各搬送ベルト３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄの挟持する幅方
向の摩擦力に負けることなく該感光材料１０は設定され
た前記位置決めガイド部材６の間を確実に位置決めされ
て通過する。

【００１９】このように構成される前記送り装置２の作
用を次に説明する。

【００２０】マガジン内に収容されているシート状の前
記感光材料１０は吸盤等によって１枚づつ取出され矢印
方向へ搬送して下部搬送経路の入口に挿入各搬送ベルト
３ａ，３ｂの挟持によって矢印方向に搬送されて前記側
部搬送ベルト３ｄと前記ガイドローラ５に達する。そし
て、引続き搬送される前記感光材料１０は前記搬送ベル
ト３ｄと前記ガイドローラ５とにならって搬送方向を変
え該ガイドローラのまわりに設けられている両側の前記
位置決めガイド部材６の傾斜面間に沿って搬送され前記
各ばね６ｄの付勢力に抗して該位置決めガイド部材６を
両側に押広げその平行部間をＵターン状に折返えされな
がら通過して上部搬送経路に搬送される。このようにし
て、筒状にターンして腰の強さが備えられた前記感光材
料１０はたわんだり、浮き上がったりすることなく確実
に前記副走査部７との直角度や位置決めがなされて搬送
され上部搬送経路に従って矢印方向に搬送されて前記ガ
イド板３ｅを経て前記副走査部７に達する。そして、前
記感光材料１０の先端部が前記副走査部７にくい込まれ
ると同時に図示はしてないが前記上部搬送ベルト３ｃが
カム機構等によって上方に持ち上げられて、該ベルト３
ｃと前記中間搬送ベルト３ｂとの挟持が解除されてフリ
ーとなった該感光材料１０は前記副走査部単独の精密搬
送機構によって前記レーザービーム８がスキャンする前
記露光記録部９に送り出されて所要の画像がつぎつぎに
記録される。なお、本発明のはシート体送り装置２の搬
送手段を各搬送ベルトの挟持によって前記感光材料１０
を搬送するようにしているが搬送ベルトに代えて搬送ロ
ーラとガイド板とによって搬送するようにしても全くさ
しつかえない。

【００２１】

【発明の構成】本発明のシート体送り装置に設けられる
シート体の位置決めガイド機構によって搬送されるシー
ト体（感光材料）の側端面を押圧させることで該シート
体が湾曲したり不規則に曲ったりすることなく確実に位
置決めされるので副走査部によって露光記録部にシート
体が正確に送り出されるようになった。

【図面の簡単な説明】

図１は本発明の１実施例によるシート体送り装置の構成
を示す側面図。図２は本発明の１実施例によるシート体
送り装置に設けられるシート体の位置決めガイド機構の
構成を示す正面図。図３は同断面図。図４はシート体と
位置決めガイド部材との幅方向の関係寸法を示す図。

【符号の説明】

１…画像記録装置　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　２…シート体送り装置 ３…搬送装置　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　３ａ…下部搬送ベルト ３ｂ…中間搬送ベルト　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　３ｃ…上部搬送ベルト ３ｄ…側部搬送ベルト　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　５…ガイドローラ ６…位置決めガイド部材　　　　　　　　　　　　　　
　　６ａ…バー６ｂ…ラック　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　６ｃ…ピニオン６ｄ…
ばね　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　７…副走査部８…レーザービーム　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　９…露光記録部 １０…シート体（感光材料）　　　　　　　　　　　　
　　１１…駆動源１３，１５，１６…駆動伝達用ローラ
　　　　　　　　　　　　１１ａ…タイミングベルト

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】シート体に光ビームを照射する主走査に直
   交して該シート体を露光記録部に送り出す副走査部と該
   副走査部に該シート体を搬送する搬送手段とを有するシ
   ート体送り装置において、前記送り装置は前記搬送手段
   と前記副走査部との間で搬送される該シート体を筒状面
   でターンして搬送方向を変更するガイド手段と該ガイド
   手段の周り該シート体をはさんで両側に前記副走査部に
   対して該シート体を位置決めする摺動可能な位置決めガ
   イド部材と前記搬送手段とガイド板とによって形成され
   る搬送経路とを有し、搬送される前記シート体が前記ガ
   イド手段を介してターンする近傍で前記各位置決めガイ
   ド部材の間を通過させることによって前記副走査部との
   位置決めをするようにしたことを特徴とするシート体送
   り装置。
2. 【請求項２】請求項１において、両側の前記位置決めガ
   イド部材によって形成されるシート体のガイド幅の搬送
   方向入口は前記シート体幅より広く、ガイド途中及び搬
   送方向出口は該シート体幅より狭くなるように押圧力を
   付勢して設定したことを特徴とするシート体送り装置。
3. 【請求項３】請求項２において両側の前記位置決めガイ
   ド部材が前記シート体を挟持する押圧力は筒状面上をタ
   ーンする該シート体の幅方向を変形させる押圧力以下で
   あり、かつ前記搬送手段が該シート体を挟持する幅方向
   の摩擦力以上の範囲に設定したことを特徴とするシート
   体送り装置。