JPH04332778A - インク組成物 - Google Patents

インク組成物

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JPH04332778A
JPH04332778A JP3313935A JP31393591A JPH04332778A JP H04332778 A JPH04332778 A JP H04332778A JP 3313935 A JP3313935 A JP 3313935A JP 31393591 A JP31393591 A JP 31393591A JP H04332778 A JPH04332778 A JP H04332778A
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JP
Japan
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ink
ink composition
weight
bleed
polar portion
Prior art date
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Application number
JP3313935A
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English (en)
Inventor
Keshava A Prasad
ケシャバ・エー・プラサド
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HP Inc
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Hewlett Packard Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/38Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に、サーマル・
インクジェット・プリンタのためのインク(インクジェ
ット)組成物に関し、特に、プリント中に紙に衝突した
際異なる色の隣接インク滴との色の混合が減少したイン
ク組成物に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】サーマル・インクジェット・
プリンタは高速度の比較的中程度の価格のプリンティン
グを提供することができる。第1世代のインクジェット
・プリンタは、例えば、1985年5月発行のHewl
ett−Packard  JournalのVol.
36,No5に記載されている。第2世代のプリンタは
解像度が向上し(96ドット/インチから180ドット
/インチ)、カラーグラフィックスと活字に近い品質の
(letter  quality)高速テキストを有
する。これらのプリンタは、例えば、1988年8月号
発行のHewlett−Packard  Journ
alに記載されている。第1世代および第2世代のプリ
ンタにおけるペン操作の一般的な原理は同じである。イ
ンクは、底部の薄膜抵抗素子と天井部の小さいオリフィ
スあるいはノズルを収容するチャンバに連通している。 薄膜抵抗素子は400℃を超える温度で迅速に加熱され
る。 チャンバ内の励起された抵抗素子上のインクが蒸発し、
気泡(バブル)が生成される。この気泡(蒸気バブル)
が成長すると、運動量が気泡の上にあるインクに伝えら
れ、そして、ある量のインクがオリフィスを通って噴射
され、紙上に衝突する。抵抗素子を約2〜4マイクロ秒
間加熱する結果、各ノズルは約40〜200pl(ビコ
リットル)のインク滴を噴射する。
【0003】抵抗素子を備えるチャンバ(regist
or  chambers)にインクを貯蔵し、運搬す
るために幾つかの方法が用いられている。その一つの方
法では、インク(インクが充満されたフォーム(foa
m))は毛細血管作用によってインク貯蔵器から抵抗体
領域へ補充する。他の方法ではインク・ブラダー(bl
adder,袋)または重力による供給が用いられてい
る。インク貯蔵器中のインクは、装置が噴射を行なって
いないときには天井部のオリフィスにおいてメニスカス
(細管内の湾曲液面)を形成する。インクがインク貯蔵
器からノズル(すなわちオリフィス)へ流れるためには
、圧力差を利用するプライミング・プロセス(prim
ing)がペンに適用される。各ノズルにおいて、イン
ク貯蔵器とメニスカス間の連続的な空気を含まないイン
クの経路がなければならず、そうでなければプリント欠
陥(deprinting)が起る可能性がある。各単
一のカラー・ペンは、複数個のインク滴を噴射する多数
のノズルを有し、所望の活字またはグラフィック・デザ
インを形成するために、複数個のインク滴は、それらが
衝突するとき適切に配列されていなければならない。 このシステムは、良好な機能を得るにはインク組成物に
大いに依存しており、特に多色プリントを実施する時ま
たは普通紙を使用する時、好適なインク配合物の調整に
は多くの実験的な配慮が作用する。
【0004】直面する問題には「コゲーション」がある
。これは、サーマル・インクジェット・プリントに特有
な用語で、紙に向ってインクの気泡を「噴射(fire
)」させるために使用される加熱された抵抗素子によっ
て高温に加熱されることに起因する染料の分解を意味す
る。インクジェット組成物に関する他の問題は、キャリ
ヤ流体が蒸発し、このためインク中の成分が沈澱してオ
リフィスに栓(plug)を形成することである。これ
は、インクの適切な噴射を妨害する可能性があり、通常
、クラスト生成(crusting)として知られてい
る。成功の度合は多様であるが、インクジェット・プリ
ンタのためのインク組成物の調整において生じる様々な
問題を軽減あるいは解消しようとする試みが従来から行
なわれてきた。
【0005】インクの一つのグループは紙の上でのイン
クの蒸発度合を調節するために使用される少量の有機溶
媒(水との共溶媒として)を含む水溶性ベース(aqu
eous  based)配合物である。溶媒系そのも
のは「ビヒクル」と呼ばれることがあり、主として染料
のためのキャリヤーと考えることができる。普通紙(p
lain  paper)(すなわち、典型的なオフィ
ス内で様々な目的に使用される紙)を使用したい場合に
は、主として水溶性ベースのインクが典型的に使用され
る。 例えば、普通紙は通常水溶性ベースインクのために設計
されたでんぷんよりある大きさで作られる。米国特許第
4,853,037号には、サーマル・インクジェット
・プリンタを利用して普通紙にプリントするためのイン
ク組成物が述べられている。インク組成物は約5〜約1
0重量%のエチレングリコールとジエチレングリコール
からなる群から選ばれた少なくとも1種類と約1〜約4
重量%の染料とバランスをとるための量の水を含む。任
意に添加される成分として殺生剤と緩衝剤が用いられる
【0006】米国特許第4,791,165号は約60
〜90重量%の水と約5〜40重量%のグリコールと約
0.001〜約10重量%のポリマーブレンド(pol
ymer  blend)と約1〜約7重量%の染料を
含むサーマル・インクジェット・プリンタのためのイン
ク組成物が記載されている。適切なグリコールとして、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、1−メトキシ
−2−プロパノ−ル、ジチオグリコール、およびエーテ
ル誘導体が挙げられている。特定の共重合体の例として
、典型的には60/40および70/30の比のポリビ
ニルピロリドン/ポリ酢酸ビニル共重合体が述べられて
いる。
【0007】米国特許第4,789,400号には、平
均約1,000〜10,000の分子量を有するポリマ
ーを含み、優れた液滴形成を与える水溶性ベース・イン
クジェット組成物が開示されている。これらの組成物は
、染料成分と随意に添加される約1〜約10重量%の展
着物質(spreading  substance)
を有している。特にこのような展着物質として、ベンジ
ルアルコール、N−ブチルジエタノールアミン、2−(
2−ブトキシエトキシ)−エタノール、1−メチル−2
−ピロリドン等が挙げられている。これらの展着物質の
目的は、紙上のスポット・サイズを大きくすることであ
る。これらの組成物は磁気制限(magnetores
trictive)圧電手段(例えば、米国特許第3,
846,141号に開示される)によって活性化される
インクジェット・プリンタにとって望ましいが、開示さ
れた高分子量種を分解させる傾向のある加熱抵抗素子に
インクが露出するサーマル・インクジェット・プリンタ
においては同様に有用ではない。抵抗素子表面に炭素が
生成され、熱の伝導を抑制するので、このような分解は
コゲーションの問題を導く。
【0008】米国特許第4,914,562号では、約
5〜約20重量%の湿潤剤と約3〜30重量%の第1級
アルコールなどの有機溶媒を含有する上質紙(wood
−free)用のインク組成物が開示されている。非イ
オン界面活性剤および湿潤剤をインク組成物に添加する
ことが述べられ、非イオン界面活性剤は約5〜50重量
%、より好ましくは10〜30重量%で、湿潤剤は約9
〜70重量%である。しかしながら、このようなインク
組成物はインクの毛管現象を増大させる界面活性剤と湿
潤剤によって置換えられる水の量が少なくなるためにプ
リント品質を実質的に劣化させる傾向がある。
【0009】インクジェット・プリントにおける他の問
題は気泡(バブル)で、特に抵抗素子チャンバあるいは
該チャンバのオリフィス近傍の気泡の発生である。気泡
によってペンの機能を悪化させるか、小さく、変形した
液滴を噴射させる可能性がある。インク組成物中に消泡
剤を含ませることが述べられている。例えば、米国特許
第4,365,035号ではジェット・プリンティング
・インクを調製および使用時に処理する間に気泡を減少
させるために消泡剤を含ませることが開示されている。 従来の消泡剤は、好ましくは0.002〜0.1重量%
の量で有用である。例示される特定の消泡剤は、Dow
  Coring社製のDB−31シリコーン消泡剤と
、Crucible  Chemical  Corp
oration製のFoamkill689で、また、
Wito  ChemicalCompanyから市販
されているBubble  Breaker748につ
いても記されている。より改善されたインク組成物を開
発しようとする努力はインクジェット・プリンタの発展
と共に絶え間なく進歩している。本発明は特に幾つかの
色で(多色で)プリントするサーマル・インクジェット
・プリンタに向けられるものである。これらは、「ブリ
ード(bleed)」すなわち隣接する色との混合とい
う新しい問題が提起される。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、プリント中でインク滴
が紙に衝突するときに隣接する異なる色のインク滴との
色の混合を減少させる特性を有するサーマル多色インク
ジェット・プリンタにおいて有用なインク組成物を提供
することにある。本発明のこれらおよびその他の目的と
利点は以下の説明によりさらに明らかとなる。
【0011】
【発明の概要】本発明では、サーマル多色インクジェッ
ト・プリンタ(thermal、multi−colo
r  ink  jet  printer)において
有用なインク組成物を提供し、本質的には着色染料とブ
リード抑制剤を含む水溶液からなる。ブリード抑制剤は
プリント中にインク滴が紙上に衝突するとき、一つのイ
ンク滴が他の色の隣接するインク滴と色の混合を起すこ
とを減少させるための効果的な量が含まれている。ブリ
ード抑制剤分子は極性部分と非極性部分を有する。ブリ
ード抑制剤の極性部分は、少なくとも末端に水酸基を含
むエトキシ部分を有することが好ましい。特に好適なブ
リード抑制剤は2−(2−ブトキシエトキシ)エタノー
ルとトリエチレングリコールブチルエーテルである。好
ましいブリード抑制剤は、いったん紙に衝突したインク
滴の浸透の結果として乾燥時間を著しく短縮する特性も
有する。インク組成物の好適な実施例は、例えば、約5
秒間以下の乾燥時間を有するインクを使用して直径約1
20μmの乾燥したドットを形成するためには約60ピ
コリットルのインク滴しか必要としない。
【0012】
【発明の実施例】本発明に係るインク組成物は一般にサ
ーマル・インクジェット・プリンタにおいて有用である
。インク組成物は多色機能を有するサーマル・インクジ
ェット・プリンタに使用されるときに色と色とのブリー
ドを減少させる。本インク組成物を使用するサーマル・
インクジェット・プリンターがあろう多色機能を有しな
い場合でも、本発明の他の利点は乾燥時間の改善とより
小さいインク滴体積でより大きいドットが得ることがで
きる。ヒューレット・パッカード・カンパニー製のDe
skJetプリンタに用いられる従来のインク組成物は
、本発明に係る組成物の以下に述べる特性と比較してこ
れより用いる。DeskJetプリンタで使用される従
来のインク組成物は、代表的には、約94.5重量%の
水と5.5重量%のジェチレングリコール(DEG)を
含み、これらは染料のビヒクルを構成する共溶媒である
。こうして、このビヒクルに対して染料を典型的には少
量(minor  amounts)の緩衝剤と殺生剤
が添加される。
【0013】従来のインク組成物および本発明に係るイ
ンク組成物に対して添加される染料の量は、染料の種類
によって決まる傾向があり、ビヒクルへの染料の溶解度
に大きく依存する。染料の代表的な量は、インク組成物
に対して約1〜約5重量%である。本発明に係るインク
組成物において、インクジェットプリンタに用いられる
インク組成物にはどんな染料でも使用できるが、黒以外
の色の染料に対して好適である。好適な染料は、Dir
ect  Red9、Direct  Red227、
Acid  Yellow23、Direct  Ye
llow86、AcidBlue9、Direct  
Blue86、Acid  Blue185が挙げられ
、これらの染料はスルホネート官能基を有する陰イオン
染料である。 溶液中の染料を保持することを助ける緩衝剤の使用もし
ばしば望まれる。
【0014】本発明に係るインク組成物は、本質的に極
性部分と非極性部分を有するブリード抑制剤(blee
d  retarding  agent)を含む。「
部分」とは親水性あるいは疎水性の関係において実質的
に水溶液の影響を受け易いが水溶液に露出され易いブリ
ード抑制分子の一部を意味する。適切なブリード抑制剤
は枝分れした分子を含有することができる。ブリード抑
制剤の非極性部分としては、アルキル基、アルケニル基
またはアルキニル基を含み、約4〜約14個の炭素原子
を有することが好ましく、枝分れしていても枝分れして
いなくてもよい。ブリード抑制剤の極性部分は末端に水
酸基を有する少なくとも一つのエトキシ部を有すること
が好ましい。特に好ましいブリード抑制剤はまた湿潤(
humectant)性を有し、ビヒクル中に溶解し、
したがってビヒクルで運ばれる(carry)染料の共
溶媒として機能する本発明のインク組成物に使用される
量で水と混和可能である。本発明の特に好ましい実施例
は以下の化学式(1)、(2)によって示される構造を
有する染料抑制剤(dye  retarding  
agents)を含む。
【0015】
【化1】 ここにおいて、nは約2から約13、より好ましくは3
、mは約2から約10、より好ましくは2である。
【0016】
【化2】 ここにおいて、mとnの和が約10であることが好まし
い。
【0017】例えば、化学式(1)の構造を有する特に
好ましいブリード抑制剤は、2−(2−ブトキシエトキ
シ)エタノール(DGBE)およびトリエチレングリコ
ールブチルエーテル(TBH)である。化学式(2)の
構造を有する好適な化合物は、「Surfynol  
465」という商品名でAir  Products 
 and  chemica1s,Inc.(ペンシル
バニア州アレンタウン)より市販されているものがある
。DGBEとTBHは両方とも本発明に係るインク組成
物において湿潤特性を示す。DGBEを有する特に好適
なインク組成物は約5から約20重量%の範囲でDBG
Eを含み、約45から約30ダイン/cmの表面張力を
有すると共に約5から約15重量%の範囲でTBHを有
する特に好適なインク組成物では約45から約35ダイ
ン/cmの表面張力を有する。特に好ましい混合物は約
4重量%のDGBEに用いることができ、これは約4重
量%のTBHを含み、約40ダイン/cmの表面張力を
有する。他の混合物として約2から約4重量%のSur
fyno1  465と約5から約8重量%のDGBE
を含むものである。本発明に係るインク組成物組成物中
のブリード抑制剤Surfyno1  465が存在す
る場合、あまり湿潤特性を示さない。よって、別個の湿
潤剤(例えば、ジエチレングリコール)が推奨されるが
、湿潤剤とブリード抑制剤の総量は水溶液の約10重量
%を超えないことが好ましい。
【0018】一つまたはそれ以上の緩衝剤、殺生剤など
の成分が少量(例えば、水溶液に対して約1重量%以下
)含まれていてもよい。例えば、周知の有用な多くの殺
生剤の中には、Nuodex,Inc.(ニュージャー
ジ州ピスクタウェイ)によって供給される「Nuose
pt  95」がある。必要に応じて、緩衝剤は本発明
に係るインク組成物を約6から8のpHの範囲に維持す
ることが好ましい。このような任意の緩衝剤の目的は、
プリントヘッドに使用される物質における腐食、溶出お
よび/または接着性の低下を防止するために用いる物質
と相溶性のある領域においてインク組成物のpHを維持
することである。少量で効果的などの緩衝剤も染料とは
反応せず、望ましい狭いpH範囲が適用される。好適な
塩基性緩衝剤として、ホウ酸ナトリウム、リン酸水素ナ
トリウムおよびリン酸二水素ナトリウムがある。周知の
酸性緩衝剤も使用することができる。緩衝剤を使用する
場合、クラスト生成の可能性を減少させるために典型的
には全インク濃度に対して約0.1重量%以下の量で使
用される。インク組成物のバランスは水、最も好ましく
は脱イオン水である。本発明に係るインク組成物は前述
の成分を混合することによって容易に調製することがで
き、すべての成分の純度は通常の工業的実施において利
用されるものである。以下に本発明を具体的な実施例に
基づいて説明するが、これらの実施例は本発明を限定す
るものではなく、説明するために述べられるものである
【0019】実施例  1 従来のインク組成物と比較すると、本発明に係るインク
組成物によって色と色とのブリードに著しい改善が得ら
れることが幾つかの発明の実施例(DGBEの量を変化
させる)によって示された。インク組成物を45R−3
70アーキテクチャのスタンレー(Stanley)ペ
ンに充満させ、DeskJetプリンタからギルバート
ボンド(Gilbart  bond)紙上に噴射させ
た。本発明の実施例はDGBE(4から20重量%の範
囲)、TBH(4から20重量%の範囲)およびSur
fyno1  465(1から3重量%の範囲)の量を
変化させて調製し、すべての実施例が色と色とのブリー
ドの減少を示した。例えば、特に好適な実施例の一つの
グループは8重量%のDGBE、90から85重量%の
水、1から6重量%の染料および0.1から0.5重量
%の殺生剤を含み、これらの実施例は加熱なしの高速プ
リント中に二つの隣接するドット間において2ドット以
下の侵入(encroachment)しかなかった。 色と色とのブリードの度合は、Carl  Zeiss
社のOSIRISビジョン・システムによって測定した
【0020】実施例  2 好適なブリード抑制剤が比較的少量(例えば、1から4
重量%)含まれている場合でも、本発明に係るインク組
成物は乾燥時間の著しい向上を特徴的に提供する。例え
ば、DGBEが1重量%(92.5から97.9重量%
の水、1から6重量%の染量、0.1から0.5重量%
の殺生剤とともに)含まれる本発明のインク組成物にお
いて、DeskJetプリンタに用いられるインクに関
する乾燥時間は約20秒間から5秒間以下に向上した。 DGBE8重量%にまで増加されたとき、乾燥時間は約
20ミリ秒間であった。乾燥時間はKodak社の高速
カメラ・システムによって測定した。
【0021】実施例  3 本発明のインク組成物は実質的に同等のドット・スピー
ドを提供するが、著しく小さいドット体積を形成する。 8重量%のDGBE、約85.5から90.0重量%の
水、1から6重量%の染料、0.1から0.5重量%の
殺生剤を含む本発明のインク組成物を用いて、インク滴
の体積が60ピコリットルであるインクジェット・ペン
は、OSIRISビジョン・システムによって測定した
ときに、普通紙上に約120μm(1インチ当たり30
0ドットの機械)の寸法のドットを形成した。これに対
して、従来のDeskJetプリンタに用いられるイン
クは同じ寸法のドットを形成する際には体積は140ピ
コリットルのインク滴が噴射されている。本発明を特に
好適な実施例と関連させて説明したが、説明および実施
例は説明するためのものであって本発明の範囲を限定す
るためのものではないことは当業者にとって明らかであ
る。
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではブリー
ド抑制剤を含むことより、プリント時において生じる他
の色の隣接するドットとの色の混合を低減させ、また短
い乾燥時間をもたらすことによりドット形成に必要なイ
ンク滴を減少させることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多色サーマル・インクジェット・プリンタ
    に用いるインク組成物において、着色染料とブリード抑
    制剤を含む水溶液からなり、前記ブリード抑制剤は極性
    部分と非極性部分を有し、前記ブリード抑制剤は、プリ
    ント時にインク滴が用紙上に衝突する際、インク滴の多
    色の隣接インク滴との色混合を減少させる効果的な量で
    あることを特徴とするインク組成物。
  2. 【請求項2】請求項第1項記載のインク組成物において
    、前記ブリード抑制剤の極性部分は約4個から約14個
    の炭素原子を有するアルキル基、アルケニル基またはア
    ルキニル基を含むことを特徴とするインク組成物。
  3. 【請求項3】請求項第2項記載のインク組成物において
    、ブリード抑制剤はさらに湿潤特性を有することを特徴
    とするインク組成物。
  4. 【請求項4】請求項第2項記載のインク組成物はさらに
    湿潤剤を含み、前記湿潤剤と前記ブリード抑制剤の総量
    は水溶液に対して前記約10重量%以下であることを特
    徴とするインク組成物。
  5. 【請求項5】サーマル・インクジェット・プリンタに用
    いるインク組成物において、約80から約90重量%の
    水と、約1から約5重量%の溶解する有機染料と約1.
    5重量%から20重量%の共溶媒を含む溶液からなり、
    前記共溶媒は極性部分と非極性部分を有し、前記極性部
    分は約4個から約14個の炭素原子を有するアルキル基
    またはアルケニル基またきはアルニル基であることを特
    徴とするインク組成物。
  6. 【請求項6】請求項第5項記載のインク組成物において
    、前記共溶媒の極性部分は少なくとも水酸基の末端部を
    有するエトキシ部分を含むことを特徴とするインク組成
    物。
JP3313935A 1990-10-31 1991-10-31 インク組成物 Pending JPH04332778A (ja)

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