JPH04332602A - ファイバ成形体の製造法 - Google Patents

ファイバ成形体の製造法

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JPH04332602A
JPH04332602A JP10238291A JP10238291A JPH04332602A JP H04332602 A JPH04332602 A JP H04332602A JP 10238291 A JP10238291 A JP 10238291A JP 10238291 A JP10238291 A JP 10238291A JP H04332602 A JPH04332602 A JP H04332602A
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JP
Japan
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starch
adhesive
fiber
starch adhesive
water
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JP10238291A
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English (en)
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Mitsumasa Mori
光正 森
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低密度の木質ファイバ
成形体を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木質ファイバの成形法としては、水を成
形媒体とした湿式法、または、空気を成形媒体とした乾
式法があり、成形後、ドライヤによる乾燥あるいはホッ
トプレスによる熱圧によりファイバボ−ドを製造してい
る。湿式法ではサイズ剤を、一方、乾式法では接着剤を
、それぞれ木質ファイバに加えてボ−ド強度を向上させ
ている。この時、プレス度の相違によって、密度の異な
るボ−ドを製造することができ、密度0.4g/cm3
未満のものを軟質繊維板、密度0.4g/cm3以上0
.8g/cm3未満のものを中質繊維板、密度0.8g
/cm3以上のものを硬質繊維板と呼んでいる。
【0003】軟質繊維板の製造は、湿式法で行われてお
り、この方法は水を成形媒体とするため、ファイバ濃度
が3%になるよう、大量の水を必要とする。このため、
水の乾燥に要するコストおよび時間がかかるという欠点
がある。このほか、脱水直後のマット密度が高いため、
最も低い密度のファイバボ−ドでも0.25 g/cm
3未満の密度を有し、発泡ポリスチレンの密度0.01
6〜0.030 g/cm3に比べて、密度がかなり大
きく、低密度のファイバ成形体を得るのが困難である。 また、金網の上に載せて脱水するため、複雑な形状の成
形が困難となる。
【0004】一方、乾式法は空気を成形媒体とするため
、複雑な形状の成形体の成形には向いている。乾式法の
場合は、木質ファイバ間の結合を、湿式法の場合にみら
れるファイバのからみ合いではなく、接着剤に依存して
いる。接着剤に、フェノ−ル、ユリア、メラミン樹脂な
ど熱硬化性樹脂接着剤を用いる場合、100℃を越える
温度で、かつ、十分な圧力で圧締する必要がある。しか
し、この圧締圧力によって、成形体の密度が、中質繊維
板の最低密度0.4g/cm3以上となってしまうほか
、複雑な形状の成形体では十分な圧締圧力をかけるのが
難しくなる欠点がある。さらに、成形体の熱伝導性が低
いため、成形体内部にまで熱が伝わるのに時間がかかっ
てしまう。接着剤に、紙用のデンプン接着剤を用いる場
合、硬化に必要な温度は100℃以下で十分であり、ま
た、大きな圧締圧力を必要としないが、デンプンが糊化
するのに大量の水が必要となる。デンプンに大量の水を
予め加えて、これを乾燥した木質ファイバにスプレ−塗
布した場合、塗布された部分の木質ファイバが塊状とな
り、低密度で均一な成形が困難となる。乾燥粉末状のデ
ンプンを用いる場合、デンプンに粘着性がないため、デ
ンプンは乾燥した木質ファイバ中に均一に分散し、成形
は容易となるが、成形後、木質ファイバ中に分散するデ
ンプンに大量の水を供給するのが困難となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、木質ファイバを低密度で、かつ、均一に各種形状
の成形体にすることができない点である。本発明は、発
泡ポリスチレンに替わりうる低密度の木質ファイバ成形
体を製造する技術を提供するものであり、その成形体は
安価で、使用後、無公害で廃棄処理できなければならな
い。したがって、成形媒体としては、均一、かつ、複雑
な成形が可能な空気を用い、接着剤としては、安価で、
使用後の処理が無公害なデンプン接着剤を用いる必要が
ある。糊化に必要な大量の水を含んだデンプン接着剤を
、木質ファイバ中に均一に分散させ、この状態で成形し
、低密度で均一な木質ファイバ成形体を製造しなければ
ならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明では、多量の水を含んだデンプン接着剤をスプ
レ−ガンから噴霧し、微小な粒子状に飛散したところで
、これを急速に冷却することにより雪状のデンプン接着
剤を得る。この時、噴霧しやすいように、デンプン接着
剤には、糊化したデンプンに未糊化のデンプンと多量の
水を加えて粘度を低下させたものを用いる。微小な粒子
状に飛散したデンプン接着剤を冷却する温度が低い場合
、得られる雪状のデンプン接着剤には粘着性がないため
、デンプン接着剤同士、デンプン接着剤と木質ファイバ
とは結合することはない。したがって、乾燥した木質フ
ァイバに雪状のデンプン接着剤を加え、これを圧搾空気
で攪拌すれば、両者を均一に混合することができる。 この混合物を各種型中に圧搾空気を用いて押し入れた後
、マイクロ波加熱を行えば、まず、雪状のデンプン接着
剤は溶融し、次に、未糊化デンプンが糊化し、最後に、
水が蒸発し、木質ファイバ同士の接着が可能となる。デ
ンプン接着剤にはマイクロ波エネルギ−を吸収しやすい
塩などの物質を少量混入し、雪状接着剤の温度が急速に
上昇するようにする。また、型には、ガラス繊維強化プ
ラスチックなどマイクロ波を透過する材料を用い、型内
で発生した水蒸気が散逸しやすいよう、多数の小さな穴
をあけるものとする。
【0007】
【作用】低温で雪状となったデンプン接着剤には粘着性
がないため、雪状デンプン接着剤は塊状とならず、粉状
となる。これを木質ファイバ中に加え、圧搾空気で攪拌
すれば、雪状デンプン接着剤は木質ファイバに粘着する
ことなく、木質ファイバ中に均一に分布すると同時に、
木質ファイバの密度は均一となる。これを、ガラス繊維
強化プラスチック製の型中に圧搾空気を用いて押し入れ
れば、デンプン接着剤が分散した木質ファイバは型内に
低密度で均一に分布する。次に、この型にマイクロ波を
照射すれば、マイクロ波は、型を透過し、さらに、乾燥
した木質ファイバをも透過して、デンプン接着剤中に含
まれる塩などマイクロ波を吸収しやすい物質に選択的に
吸収される。吸収されたマイクロ波エネルギ−は熱に変
わり、デンプン接着剤中の氷が急速に溶融し水となる。 マイクロ波は、氷には吸収されにくいが、水には吸収さ
れやすい性質を持っている。したがって、固体から液体
となったデンプン接着剤にはマイクロ波エネルギ−が集
中することになり、デンプン接着剤は急速に加熱され、
未糊化デンプンは糊化され、粘着性をもつデンプンに変
化し、また、デンプン接着剤中の水は水蒸気となり、木
質ファイバを通って、型に設けられた多数の穴から散逸
する。これにより、デンプン接着剤は短時間内に硬化し
、木質ファイバ成形体の強度が発現する。デンプンの完
全糊化温度は約90℃であり、水の一気圧での沸点は1
00℃であることから、マイクロ波加熱法で、デンプン
接着剤が硬化するのに十分な温度が短時間内に得られる
ことになる。
【0008】
【実施例】実施例について図面で説明する。糊化したデ
ンプンに、未糊化のデンプンと多量の水を加えた後、こ
れをスプレ−で噴霧する。微小な粒子となったデンプン
接着剤を急速冷却することにより、雪状のデンプン接着
剤を製造する。これを攪拌容器内に乾燥した木質ファイ
バとともに入れ、圧搾空気を用いて攪拌し、木質ファイ
バ中に均一に混合分散させる。分散後、所定の形状のガ
ラス繊維強化プラスチック製型内に圧搾空気を用いて押
し入れた後、マイクロ波を照射し、デンプン接着剤を溶
融、糊化させ、さらに、乾燥硬化させることにより、木
質ファイバ成形体の強度を発現させる。この加熱成形加
工は、ベルトコンベア式のマイクロ波照射装置と多数の
ガラス繊維強化プラスチック製の型により、連続的に行
うことができる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上の説明のように、低密度
で均一な木質ファイバ成形体をデンプン接着剤により短
時間に成形することができるので、以下に述べる効果を
もたらす。成形体の構成成分が木質ファイバおよびデン
プンといった天然高分子であるため、製造コストが安価
であるほか、発泡ポリスチレンの場合と異なり、焼却あ
るいは腐朽処分ができ、使用後の廃棄処理が容易で、か
つ、無公害である。
【0010】加熱源としてマイクロ波を用いるため、加
熱を必要とするデンプン接着剤にマイクロ波エネルギ−
が集中し、短時間内にデンプン接着剤を硬化させること
ができるため、作業性が良好となる。型材料として、成
形加工が容易なガラス繊維強化プラスチックを用いるた
め、各種形状の型を大量に、かつ、安価に製造しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】木質ファイバと雪状のデンプン接着剤との均一
混合物が入った型の断面図である。
【符号の説明】
1  型 2  穴 3  木質ファイバ 4  デンプン接着剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水を溶媒とする接着剤を冷却し、雪状
    の粉体にした後、これを木質ファイバ中に均一に混合分
    散させ、さらに、各種の形状に成形し、この状態で加熱
    することにより成形体を得る製造法。
  2. 【請求項2】  糊化したデンプンに、未糊化のデンプ
    ンと水を混合し、これを噴霧、冷却することにより得ら
    れる雪状の接着剤。
  3. 【請求項3】  成形後の加熱にマイクロ波を用いる請
    求項1のファイバ成形体の製造法。
  4. 【請求項4】  短時間に雪状接着剤が溶融、糊化、乾
    燥硬化するよう、接着剤中にマイクロ波の吸収効率を向
    上させる物質を混入した請求項2の接着剤。
  5. 【請求項5】  マイクロ波加熱時に発生する水蒸気が
    脱出できる穴を多数設けた成形型。
JP10238291A 1991-05-08 1991-05-08 ファイバ成形体の製造法 Pending JPH04332602A (ja)

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JP10238291A Pending JPH04332602A (ja) 1991-05-08 1991-05-08 ファイバ成形体の製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2771043A1 (fr) * 1997-11-19 1999-05-21 Univ La Rochelle Procede de traitement thermo-mecanique du bois naturel, deteriore ou gorge d'eau

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2771043A1 (fr) * 1997-11-19 1999-05-21 Univ La Rochelle Procede de traitement thermo-mecanique du bois naturel, deteriore ou gorge d'eau
WO1999025527A1 (fr) * 1997-11-19 1999-05-27 Universite De La Rochelle Procede de traitement thermo-mecanique du bois naturel, deteriore ou gorge d'eau

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