JPH04332135A - 電界効果トランジスタ - Google Patents
電界効果トランジスタInfo
- Publication number
- JPH04332135A JPH04332135A JP10087391A JP10087391A JPH04332135A JP H04332135 A JPH04332135 A JP H04332135A JP 10087391 A JP10087391 A JP 10087391A JP 10087391 A JP10087391 A JP 10087391A JP H04332135 A JPH04332135 A JP H04332135A
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- Japan
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- channel layer
- fet
- effect transistor
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- Pending
Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 11
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 5
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Landscapes
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
- Recrystallisation Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、化合物半導体を用い
て構成したチャネル層を有する電界効果トランジスタ(
FET)に関するものである。
て構成したチャネル層を有する電界効果トランジスタ(
FET)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のFETのチャネル層には、トラ
ンジスタの高速化のために、できるだけ電子移動度が高
く電子の有効質量の小さい材料が用いられるようになり
つつある。具体的には、GaAsよりもIn0.53G
a0.47As、さらにInx Ga1−x As(x
>0.53)という用にIn比率の高い材料が用いられ
るようになってきている。図3にその一例を示す。これ
はチャネル層としてIn0.62Ga0.38Asを用
いたFETの作製例で、半絶縁性の基板1の上に、それ
ぞれ図示の材料および厚みのバッファ層2、超格子層3
、チャネル層4、スペーサ5、ドナー層6、ショットキ
ー層7およびコンタクト層8が順次形成され、電流利得
遮断周波数が205GHzという非常に高速な動作が可
能である(IEDMテクニカル ダイジェスト(Te
chnical Digest)1988,pp.18
0−183)。
ンジスタの高速化のために、できるだけ電子移動度が高
く電子の有効質量の小さい材料が用いられるようになり
つつある。具体的には、GaAsよりもIn0.53G
a0.47As、さらにInx Ga1−x As(x
>0.53)という用にIn比率の高い材料が用いられ
るようになってきている。図3にその一例を示す。これ
はチャネル層としてIn0.62Ga0.38Asを用
いたFETの作製例で、半絶縁性の基板1の上に、それ
ぞれ図示の材料および厚みのバッファ層2、超格子層3
、チャネル層4、スペーサ5、ドナー層6、ショットキ
ー層7およびコンタクト層8が順次形成され、電流利得
遮断周波数が205GHzという非常に高速な動作が可
能である(IEDMテクニカル ダイジェスト(Te
chnical Digest)1988,pp.18
0−183)。
【0003】[発明が解決しようとする課題]このよう
に、これまでに作製されたInx Ga1−x As(
x>0.53)をチャネル層として用いたFETでは、
バッファ層およびドーピング層(スペーサ5、ドナー層
6、ショットキー層7)として、主にAl0.48In
0.52Asという、InP 基板に対して格子整合し
た材料を用いている。このため、チャネル層は、その格
子定数がバッファ層およびドーピング層より大きくなり
、その結果その面内方向に大きな圧縮歪みを受けること
となる。このように圧縮歪みを受けた場合、J.P.ホ
ン(Hong)らの論文、ジャーナル オブアプライ
ド フィジクス(J.Appl.Phys.)64,
p.1945,(1988)に記載されているように、
Inx Ga1−x Asチャネル層の面内での電子の
有効質量は歪みを受けていない場合より大きくなり、I
n組成を大きくしたことによる有効質量の減少という効
果を打ち消す方向に作用するという問題があった。
に、これまでに作製されたInx Ga1−x As(
x>0.53)をチャネル層として用いたFETでは、
バッファ層およびドーピング層(スペーサ5、ドナー層
6、ショットキー層7)として、主にAl0.48In
0.52Asという、InP 基板に対して格子整合し
た材料を用いている。このため、チャネル層は、その格
子定数がバッファ層およびドーピング層より大きくなり
、その結果その面内方向に大きな圧縮歪みを受けること
となる。このように圧縮歪みを受けた場合、J.P.ホ
ン(Hong)らの論文、ジャーナル オブアプライ
ド フィジクス(J.Appl.Phys.)64,
p.1945,(1988)に記載されているように、
Inx Ga1−x Asチャネル層の面内での電子の
有効質量は歪みを受けていない場合より大きくなり、I
n組成を大きくしたことによる有効質量の減少という効
果を打ち消す方向に作用するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は化合物半導体
を用いたチャネル層を有するFETにおいて、チャネル
層の面内に、チャネル層材料に転移の入らない弾性限界
内の引っ張り歪みを加えたものである。このような歪み
は、材料の組み合わせを適当に選ぶことにより生じさせ
ることが可能である。
を用いたチャネル層を有するFETにおいて、チャネル
層の面内に、チャネル層材料に転移の入らない弾性限界
内の引っ張り歪みを加えたものである。このような歪み
は、材料の組み合わせを適当に選ぶことにより生じさせ
ることが可能である。
【0005】
【作用】チャネル層の面内に引っ張り歪みを加えること
により、チャネル層とバッファ層およびドーピング層と
の格子不整合によって生じていた圧縮歪みが打ち消され
て、電子の有効質量の増大が防止される。
により、チャネル層とバッファ層およびドーピング層と
の格子不整合によって生じていた圧縮歪みが打ち消され
て、電子の有効質量の増大が防止される。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す概略断面図
である。半絶縁性の基板11の上に、バッファ層12、
チャネル層13、ドーピング層14、コンタクト層15
を順次積層し、ソース電極16、ドレイン電極17およ
びゲート電極18を形成して選択ドープ構造のFETを
形成した。
である。半絶縁性の基板11の上に、バッファ層12、
チャネル層13、ドーピング層14、コンタクト層15
を順次積層し、ソース電極16、ドレイン電極17およ
びゲート電極18を形成して選択ドープ構造のFETを
形成した。
【0007】半絶縁性基板11は鉄(Fe)をドープし
たInP からなる。バッファ層12はAl0.48I
n0.52As(50オングストローム)/Al0.3
8In0.62As(50オングストローム)からなる
超格子を5周期成長させた後、さらにAl0.38In
0.62Asを0.5μm成長させて形成した。チャネ
ル層13はIn0.53Ga0.47Asを用い、厚さ
は300オングストロームとした。バッファ層12とチ
ャネル層13との間には格子不整合がΔa/a=−0.
6%存在し、チャネル層には引っ張り応力が生ずること
になる。
たInP からなる。バッファ層12はAl0.48I
n0.52As(50オングストローム)/Al0.3
8In0.62As(50オングストローム)からなる
超格子を5周期成長させた後、さらにAl0.38In
0.62Asを0.5μm成長させて形成した。チャネ
ル層13はIn0.53Ga0.47Asを用い、厚さ
は300オングストロームとした。バッファ層12とチ
ャネル層13との間には格子不整合がΔa/a=−0.
6%存在し、チャネル層には引っ張り応力が生ずること
になる。
【0008】さらにドーピング層14としてアンドープ
Al0.38In0.62As(20オングストローム
)/SiドープAl0.38In0.62As(n=2
×1018cm−3)(200オングストローム)/ア
ンドープAl0.38In0.62As(100オング
ストローム)を形成し、コンタクト層15としてはSi
ドープIn0.62Ga0.38As(n=5×101
8cm−3)を100オングストローム成長させてエピ
構造を作製した。これらのエピ構造の作製には分子線エ
ピタキシー(Molecular Beam Epit
axy:MBE)法を用いた。
Al0.38In0.62As(20オングストローム
)/SiドープAl0.38In0.62As(n=2
×1018cm−3)(200オングストローム)/ア
ンドープAl0.38In0.62As(100オング
ストローム)を形成し、コンタクト層15としてはSi
ドープIn0.62Ga0.38As(n=5×101
8cm−3)を100オングストローム成長させてエピ
構造を作製した。これらのエピ構造の作製には分子線エ
ピタキシー(Molecular Beam Epit
axy:MBE)法を用いた。
【0009】ソース電極16およびドレイン電極17は
、公知のフォトリソグラフィ技術を用いてAuGe/N
i/Au電極膜を作り、400℃1分間の合金化により
オーミック性電極とした。またゲート電極にはTi/P
t/Auを用いた。
、公知のフォトリソグラフィ技術を用いてAuGe/N
i/Au電極膜を作り、400℃1分間の合金化により
オーミック性電極とした。またゲート電極にはTi/P
t/Auを用いた。
【0010】このようにチャネル層に引っ張り歪を加え
た効果を確認するため、上述のエピ構造のうち、バッフ
ァ層およびドーピング層の材料を従来の一般的な材料で
あるAl0.48In0.52Asに変えたエピ構造を
作製し、アンゲートのFETを用いたパルス電圧−電流
特性により、両者のドリフト速度の比較を行った。なお
、測定にあたり、コンタクト層15のパラレルコンダク
ションの影響を取り除くため、ドーピング層14上のコ
ンタクト層15をエッチングにより除去した。結果を図
2に示す。
た効果を確認するため、上述のエピ構造のうち、バッフ
ァ層およびドーピング層の材料を従来の一般的な材料で
あるAl0.48In0.52Asに変えたエピ構造を
作製し、アンゲートのFETを用いたパルス電圧−電流
特性により、両者のドリフト速度の比較を行った。なお
、測定にあたり、コンタクト層15のパラレルコンダク
ションの影響を取り除くため、ドーピング層14上のコ
ンタクト層15をエッチングにより除去した。結果を図
2に示す。
【0011】引っ張り歪を加えていないアンゲートFE
T(図中曲線Bで示す)においてはドリフト速度が1.
35×107 cm/s であったのに対して、引っ張
り歪を加えたアンゲートFET(図中曲線Aで示す)に
おいては同1.4×107 cm/s という値が得ら
れた。この差は、後者において引っ張り歪みにより電子
の有効質量が小さくなり、そのためにドリフト速度が増
大した結果と考えられ、この方法がFETの高速化に有
効であることが確認された。
T(図中曲線Bで示す)においてはドリフト速度が1.
35×107 cm/s であったのに対して、引っ張
り歪を加えたアンゲートFET(図中曲線Aで示す)に
おいては同1.4×107 cm/s という値が得ら
れた。この差は、後者において引っ張り歪みにより電子
の有効質量が小さくなり、そのためにドリフト速度が増
大した結果と考えられ、この方法がFETの高速化に有
効であることが確認された。
【0012】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れるものではなく、各種の変形が可能である。例えば、
バッファ層やドーピング層として(Aly Ga1−x
)1−x Inx AsやAlx Ga1−x As
y Sb1−y ,Alx In1−xAsy P1−
y などのさまざまな混晶やそれからなる超格子を利用
することができる。
れるものではなく、各種の変形が可能である。例えば、
バッファ層やドーピング層として(Aly Ga1−x
)1−x Inx AsやAlx Ga1−x As
y Sb1−y ,Alx In1−xAsy P1−
y などのさまざまな混晶やそれからなる超格子を利用
することができる。
【0013】また、エピタキシャル成長法としても、M
BE法に限らず、有機金属気相成長法や気相成長法など
を利用することができる。さらに不純物濃度や膜厚につ
いても、この発明の主旨を変更しない範囲内において種
々の変更を施すことが可能である。
BE法に限らず、有機金属気相成長法や気相成長法など
を利用することができる。さらに不純物濃度や膜厚につ
いても、この発明の主旨を変更しない範囲内において種
々の変更を施すことが可能である。
【0014】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、化合物
半導体を用いたチャネル層を有するFETにおいて、チ
ャネル層の面内に、チャネル層材料に転移の入らない弾
性限界内の引っ張り歪みを加えたことにより、電子の有
効質量を歪みのない場合に比較して小さくすることがで
き、チャネル層中を走行する電子のドリフト速度を高め
てFETの高速化をはかることが可能となる効果を有す
る。
半導体を用いたチャネル層を有するFETにおいて、チ
ャネル層の面内に、チャネル層材料に転移の入らない弾
性限界内の引っ張り歪みを加えたことにより、電子の有
効質量を歪みのない場合に比較して小さくすることがで
き、チャネル層中を走行する電子のドリフト速度を高め
てFETの高速化をはかることが可能となる効果を有す
る。
【図1】この発明の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】電子のドリフト速度を示す図である。
【図3】従来例を示す図である。
11・・・半絶縁性基板、12・・・バッファ層、13
・・・チャネル層、14・・・ドーピング層、15・・
・コンタクト層、16・・・ソース電極、17・・・ド
レイン電極、18・・・ゲート電極。
・・・チャネル層、14・・・ドーピング層、15・・
・コンタクト層、16・・・ソース電極、17・・・ド
レイン電極、18・・・ゲート電極。
Claims (1)
- 【請求項1】 化合物半導体を用いて構成したチャネ
ル層を有する電界効果トランジスタにおいて、チャネル
層の面内に、チャネル層材料に転移の入らない弾性限界
内の引っ張り歪みを加えたことを特徴とする電界効果ト
ランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10087391A JPH04332135A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10087391A JPH04332135A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 電界効果トランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04332135A true JPH04332135A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=14285440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10087391A Pending JPH04332135A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 電界効果トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04332135A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011518443A (ja) * | 2008-06-19 | 2011-06-23 | インテル・コーポレーション | シリコン上にバッファ層構造を形成する方法および当該方法により形成された構造 |
-
1991
- 1991-05-02 JP JP10087391A patent/JPH04332135A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011518443A (ja) * | 2008-06-19 | 2011-06-23 | インテル・コーポレーション | シリコン上にバッファ層構造を形成する方法および当該方法により形成された構造 |
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