JPH04331834A - 制御型エンジンマウント - Google Patents

制御型エンジンマウント

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JPH04331834A
JPH04331834A JP10169391A JP10169391A JPH04331834A JP H04331834 A JPH04331834 A JP H04331834A JP 10169391 A JP10169391 A JP 10169391A JP 10169391 A JP10169391 A JP 10169391A JP H04331834 A JPH04331834 A JP H04331834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
bellows
mount
engine mount
axial direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP10169391A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiko Inoue
井上 直彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH04331834A publication Critical patent/JPH04331834A/ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の制御型エンジン
マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の制御型エンジンマウントとしては
、例えば、特開昭62−127539号公報に記載もの
もが知られており、図3のように示される。図3におい
て、制御型エンジンマウント1は、エンジン2と車体パ
ネル3の間に介装されており、バネ部1aおよび可変ダ
ンパ部1bを備えている。コントローラ4は、エンジン
2の加速度を検出する加速度センサ5からの検出信号に
基づいて、ダンパ部1b内の図示しない各油圧室を連通
させる絞りを可変制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の制御型エンジンマウントにあっては、ダンパ
部1bを可変制御する構成となっていたため、入力され
る振動を減衰させるいわゆるセミアクティブ制御しかで
きない。また、ダンパ部1bの絞りを変化させる構造と
なっており、応答性はあまり高くないため、エンジン振
動のうち比較的低周波(10Hz前後)しか効果的に制
振できないといった問題点があった。
【0004】そこで、第1、第2伸縮部材のうち大径の
第1伸縮部材を圧電アクチュエータにより伸縮させるこ
とにより、高応答性の圧電アクチュエータの微小伸縮量
を拡大して第2伸縮部材の伸縮をエンジンの振動に追従
させ、振動の入力自体を抑制するいわゆるアクティブ制
御を可能にするとともに、高周波振動まで制振可能な制
御型エンジンマウントを提供することを課題としている
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、エンジンと車体の間に介装された制御型エ
ンジンマウントであって、自身の軸方向に伸縮自在かつ
容積変更可能で、内部に液体を封入した第1伸縮部材と
、エンジン側と車体側を連結するとともに、自身の軸方
向に伸縮自在かつ容積変更可能で、内部に液体を封入し
、第1伸縮部材より小径の第2伸縮部材と、第1伸縮部
材内と第2伸縮部材内を連通させる連通手段と、第1伸
縮部材を軸方向に伸縮させる圧電素子からなる圧電アク
チュエータと、エンジンの振動を検出する振動検出手段
と、エンジンの振動に追従して圧電アクチュエータが伸
縮するように、振動検出手段の検出結果に基づいて圧電
アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段と、を設
けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明では、エンジンの振動に追従して圧電ア
クチュエータが伸縮し、圧電アクチュエータの微小伸縮
が第1伸縮部材の伸縮を介して第2伸縮部材を大きく伸
縮させる。したがって、制御型エンジンマウントに、エ
ンジン振動に追従した大きな制御変位が与えられる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1、2は本発明に係る制御型エンジンマウントの一実施
例を示す図である。まず、構成を説明する。図1におい
て、11は制御型エンジンマウントであり、制御型エン
ジンマウント11はエンジン12と車体パネル13の間
に介装されている。制御型エンジンマウント11はダン
パ部11aおよび圧電素子部11bから構成される。1
4はエンジンの加速度を検出する加速度センサ(振動検
出手段)であり、加速度センサ14の検出信号はコント
ローラ15(駆動制御手段)に入力される。コントロー
ラ15は加速度センサ14の検出信号に基づいて後述す
るように圧電素子部11bを駆動する。また、制御型エ
ンジンマウント11とエンジン12の間には前述の図3
に示した従来の制御型エンジンマウント1と同一のエン
ジンマウントが介装されており、本実施例では同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0008】制御型エンジンマウント11の詳細な構造
は図2に示される。図2において、21はエンジンマウ
ント本体であり、エンジンマウント本体21はエンジン
12と車体パネル13の間に設けられている。22は車
体パネル13に支持されたエンジンマウントボディであ
り、エンジンマウントボディ22内には積層圧電体(圧
電アクチュエータ)23、スペーサ24および第1ベロ
ーズ25(第1伸縮部材)が組み込まれている。エンジ
ンマウントボディ22には蓋26がボルト27により固
定されている。第1ベローズ25の軸線方向の両端はそ
れぞれスペーサ24、蓋26に溶接されており、第1ベ
ローズ25の放射外方向の変位はリング28により規制
されている。29は第2ベローズ(第2伸縮部材)であ
り、第2ベローズ29の軸線方向の両端はそれぞれ蓋2
6、マウント30に溶接されている。第2ベローズ29
の放射外方向の変位はリング31により規制されている
。第1ベローズ25の有効径Aと第2ベローズ29の有
効径Bとの関係は、A>Bである。マウント30の一端
は図示しないボルト等によりエンジン12に固定されて
おり、マウント30の他端はブッシュ32を介して蓋2
6に摺動自在に支持されている。第1ベローズ25内お
よび第2ベローズ29内には液体33が封入されており
、第1ベローズ25内と第2ベローズ29内はマウント
30に形成された液路(連通手段)30aを介して連通
している。なお、33は積層圧電体用の接続端子である
【0009】次に、制御型エンジンマウント11の制振
原理を図1に基づいて簡単に説明する。図1において、
制御型エンジンマウント11をエンジン12の振動と同
位相で同変位させることによって、エンジン12の加速
時に発生する数100Hzの高周波振動が車体パネル1
3に伝達するのを防止することができる。すなわち、エ
ンジン12の加速度は加速度センサ14により検出され
、コントローラ15は加速度センサ14からの加速度信
号を積分してその速度や変位に変換して所定のゲイン計
算等を実行して、圧電素子部11bに所定の制御電圧を
印加する。この制御電圧により、圧電素子部11bはエ
ンジン12の振動に追従して変位し、エンジン12の変
位は車体パネル13には伝達されない。なお、従来の制
御型エンジンマウント1は、高周波域の振動には応答す
ることができず、制御型エンジンマウント1はエンジン
2と一体的に振動することになる。
【0010】ここで、制御型エンジンマウント11の動
作を図2に基づいて詳細に説明する。エンジン12が振
動により図2の上方に変位しようとすると、積層圧電体
23はコントローラ15から所定の電圧が印加され伸び
る。このとき、第1ベローズ25は圧縮され、第1ベロ
ーズ25内の液体33が容積変化分だけ液路30aを通
して第2ベローズ29内に移動する。第2ベローズ29
内の液体33が増加した分、第2ベローズ29が軸方向
に伸びる。第2ベローズ29が伸びると、マウント30
は図2の上方に変位し、エンジン12の変位に追従する
。逆にエンジン12が振動により図2の下方に変位しよ
うとすると、積層圧電体23を縮ませることにより、上
述とは逆方向に液体33が移動し、マウント30はエン
ジン12の変位に追従する。
【0011】一方、液体33の定常圧力はエンジン12
の重力を支える圧力になっており、エンジン12が変位
した場合でも、液体33は第1ベローズ25と第2ベロ
ーズ29の間を移動するだけで、圧力はほとんど変化し
ない。このため、車体パネル13には動的加重はほとん
ど伝達されない。すなわち、制御型エンジンマウント1
1にあっては、静ばね定数は高く、動ばね定数は極めて
小さいものとなる。
【0012】上述のように本実施例では、高応答性を有
する積層圧電体23の伸縮量を拡大した変位量だけマウ
ント30を変位させているので、エンジン12の高周波
域の振動をアクティブに制振することができる。詳しく
は、積層圧電体23の伸縮量をXa、マウント30の変
位量をXbとすると、 Xb=(A/B)2Xa となる。A>Bであるため、積層圧電体23は自身の伸
縮量より大きな変位をマウント30に与える。一般的に
、圧電素子の応答性は非常に高いが、伸縮量は微小であ
る。 そこで、本実施例では、積層圧電体23の伸縮量を拡大
してマウント30を変位させているので、エンジン12
の変位に対応できるような十分な変位を応答性良くマウ
ント30に与えることができる。また、積層圧電体23
には常にエンジン12の重量相当の静圧縮加重が加わっ
ているので、積層圧電体23の耐久性を向上することが
できる。さらに、第1ベローズ25および第2ベローズ
29による変位拡大効率が高いので、圧電体の積層数(
厚さ)を小さくすることができ、コストを低減すること
ができる。さらにまた、第1ベローズ25、第2ベロー
ズ29の放射外方向の変位はリング28、31により規
制されているため、液体33の容積変化が各ベローズの
軸方向にのみ有効に働かせることができる。またさらに
、ブッシュ32とマウント30の間は液体33により潤
滑されているので、マウント30の変位に対する摺動抵
抗を小さくすることができる。
【0013】なお、封入されている液体33の熱膨張に
よって生じる容積変化は第2ベローズ29の伸縮として
現れるが、時定数が長いため問題にはならない。また、
第2ベローズ29の収縮によって液体33の圧力は上昇
することなく、ほぼエンジン12の加重と釣り合う圧力
に保持される。上述の実施例の他に、制御型エンジンマ
ウントの構造を以下のようにしてもよい。
【0014】圧電素子は大径の伸縮部材の部屋内ならど
こに設置してもよく、例えば部屋のサイドに設置しても
よい。また、ベローズの代りにシリンダを複数個つなげ
て伸縮させるようにしてもよい。さらに、液路30aは
基本的には第1ベローズ25内と第2ベローズ29内を
連通させるものであればよいが、多少ダンピングが効く
ように調整し、圧電素子の作動を安定させるようにして
もよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、高応答性の圧電アクチ
ュエータの微小伸縮量に応じて第2伸縮部材を大きく伸
縮させることができるので、制御型エンジンマウントに
、エンジン振動に応答性良く追従した大きな制御変位を
与えることができる。したがって、アクティブ制御を可
能にするとともに、高周波振動まで十分に制振すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御型エンジンマウントの一実施
例を示すその概略図。
【図2】図1における制御型エンジンマウントの詳細な
構成を示す断面図。
【図3】従来の制御型エンジンマウントを示す図。
【符号の説明】
12    エンジン(エンジン側) 13    車体パネル(車体側) 14    加速度センサ(振動検出手段)15   
 コントローラ(駆動制御手段)23    積層圧電
体(圧電アクチュエータ)25    第1ベローズ(
第1伸縮手段)29    第2ベローズ(第2伸縮手
段)30a  液路(連通手段) 33    液体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エンジンと車体の間に介装された制御
    型エンジンマウントであって、自身の軸方向に伸縮自在
    かつ容積変更可能で、内部に液体を封入した第1伸縮部
    材と、エンジン側と車体側を連結するとともに、自身の
    軸方向に伸縮自在かつ容積変更可能で、内部に液体を封
    入し、第1伸縮部材より小径の第2伸縮部材と、第1伸
    縮部材内と第2伸縮部材内を連通させる連通手段と、第
    1伸縮部材を軸方向に伸縮させる圧電素子からなる圧電
    アクチュエータと、エンジンの振動を検出する振動検出
    手段と、エンジンの振動に追従して圧電アクチュエータ
    が伸縮するように、振動検出手段の検出結果に基づいて
    圧電アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段と、
    を設けたことを特徴とする制御型エンジンマウント。
JP10169391A 1991-05-08 1991-05-08 制御型エンジンマウント Pending JPH04331834A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06193669A (ja) * 1992-12-22 1994-07-15 Bridgestone Corp 防振装置
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