JPH05321973A - 防振支持装置 - Google Patents

防振支持装置

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JPH05321973A
JPH05321973A JP12397392A JP12397392A JPH05321973A JP H05321973 A JPH05321973 A JP H05321973A JP 12397392 A JP12397392 A JP 12397392A JP 12397392 A JP12397392 A JP 12397392A JP H05321973 A JPH05321973 A JP H05321973A
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JP
Japan
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fluid
fluid chamber
vibration
expansion direction
elastic
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Application number
JP12397392A
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English (en)
Inventor
Kazushige Maeda
和茂 前田
Hirofumi Aoki
弘文 青木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高周波振動入力時における防振支持装置の高動
バネ化を防止する。 【構成】ショックアブソーバロッド7とスプリングサポ
ート3との間に介在する弾性体8内に上部流体室9及び
下部流体室10を形成し、それら流体室9及び10間を
オリフィス11を介して連通させ、これら上部流体室
9,下部流体室10及びオリフィス11内には流体を封
入する。そして、上部流体室9,下部流体室10の拡張
方向弾性壁8A,8Bに円板20A,20Bを固定す
る。なお、円板20A,20Bの質量と拡張方向弾性壁
8A,8Bの拡張方向のバネ定数とから決まる共振周波
数は、オリフィス11内の流体の質量と拡張方向弾性壁
8A,8Bの拡張方向のバネ定数とから決まる流体反共
振周波数よりも高く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動伝達の低減を図
る防振支持装置に関し、特に、支持側及び被支持側間に
介在する弾性体と、この弾性体内に形成され且つ流体が
封入された流体室とを有する防振支持装置において、高
周波振動入力時の高動バネ化が防止されるようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】支持側及び被支持側間に弾性体を介在さ
せ、その弾性体内に流体室を形成した構成を有する従来
の防振支持装置として、本出願人が先に提案した特願平
3−156131号明細書に記載されたものがあり、こ
の従来の装置は、図8に示すように、車両のバネ上及び
バネ下間の結合部分に適用される防振支持装置に関する
ものである。
【0003】即ち、コイルスプリング1の上端が固定さ
れるスプリングサポート3は、スプリングインシュレー
タ2を介してアッパサポート4に固定され、このアッパ
サポート4は、ボルト・ナット等を介して車体(図示せ
ず)に剛結合されている。コイルスプリング1の下端
は、弾性的に若しくは剛結的にショックアブソーバの外
筒(図示せず)に固定される。
【0004】そして、円筒型に形成されたスプリングサ
ポート3の内周部が、ショックアブソーバ7の上端部に
固定されたロッドカラー6を取り囲んでいて、これらス
プリングサポート3の内周部とロッドカラー6との間
が、流体インシュレータ5を介して連結されている。流
体インシュレータ5は、スプリングサポート3とロッド
カラー6との間に介在する弾性体8を備えていて、この
弾性体8内には、スプリングサポート3と一体となった
仕切り板3Aによって上下に仕切られた上部流体室9及
び下部流体室10が形成されている。
【0005】これら上部流体室9及び下部流体室10内
には、流体が封入されていて、さらに、上部流体室9及
び下部流体室10間は、仕切り板3Aに形成されたオリ
フィス11を介して連通している。ここで、弾性体8
は、上下方向には車体の静荷重を支持する支持バネとし
て機能するが、上部流体室9の上側の壁及び下部流体室
10の下側の壁を形成する部分(拡張方向弾性壁8A,
8B)は、これら上部流体室9及び下部流体室10の容
積を拡縮させる拡張バネとしても機能する。また、スプ
リングインシュレータ2のバネ定数は、車重を支持する
ために高く設定されている。
【0006】そして、流体インシュレータ5は、上記明
細書においても明らかなように、低周波振動入力に対し
ては低い動バネ定数を示し、高周波振動入力に対しては
振動入力に対して逆相に流体が移動する流体反共振の影
響により高い動バネ定数を示す。そこで、オリフィス1
1内の流体の質量及び拡張方向弾性壁8A,8Bの拡張
方向のバネ定数から決まる流体反共振周波数をバネ下共
振周波数近傍にチューニングすることにより、低周波振
動入力に対しては、スプリングインシュレータ2と直列
に関係にある流体インシュレータ5が低動バネ定数を示
すため、ショックアブソーバロッド7及び車体間の等価
バネ定数が低くなって振動入力の低減が図られる一方、
バネ下共振周波数近傍の振動入力に対しては、流体イン
シュレータ5が高動バネ定数を示す結果、ショックアブ
ソーバロッド7及び車体間の等価バネ定数が高くなって
ショックアブの減衰力が効果的に発生し、振動入力が低
減される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成にあっては、オリフィス11内の流体
の質量と、拡張方向弾性壁8A,8Bの拡張方向のバネ
定数とから決まる流体反共振周波数f0 を、ショックア
ブソーバが効果的に働くようにバネ下共振周波数近傍に
設定することにより、バネ下共振周波数近傍の周波数の
振動入力の低減を図っているが、その流体反共振周波数
0 を超える周波数の振動入力に対しては、オリフィス
11を通じての流体の移動が追従できなくなる(即ち、
スティック状態となる)ため、上部流体室9及び下部流
体室10がそれぞれ独立したものとなってしまう。
【0008】この結果、ショックアブソーバロッド7か
らロッドカラー6に伝達された振動により、上部流体室
9及び下部流体室10のそれぞれに圧力変動が生じ、こ
の圧力変動がロッドカラー6への反力として作用する
が、この圧力変動の大きさは、弾性体8の拡張方向弾性
壁8A,8Bが上部流体室9及び下部流体室10の容積
変化に伴って発生する力に等しい。
【0009】つまり、この従来の流体インシュレータ5
のバネ定数は、高周波数の振動入力に対しては、弾性体
8の支持バネとしてのバネ定数と、拡張方向弾性壁8
A,8Bの拡張バネ定数とが加わった値となるため、図
9に実線で示すように動バネ定数が大きくなって車体へ
の振動入力が大きくなり、特に250Hz前後のタイヤ
の空洞共鳴に起因する路面からの入力振動の増大を招い
てしまうという不具合がある。ちなみに、図9の鎖線で
示すような特性が理想的である。
【0010】なお、高周波の振動入力に対してもオリフ
ィス11内の流体がスティック状態とならないように、
例えばそのオリフィス11の径を大きくして流体反共振
周波数f0 を高周波帯域に存在させると、バネ下共振周
波数近傍の振動入力が生じた際にもショックアブソーバ
ロッド7及び車体間の等価バネ定数が低いままとなり、
ショックアブソーバで十分な減衰力を得ることができ
ず、かかる周波数帯域の防振特性が損なわれてしまう。
【0011】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、内部に
流体が封入された防振支持装置であって、高周波の振動
入力に対する高動バネ化を防止することができる防振支
持装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明である防振支持装置は、支持側
及び被支持側間に介在する弾性体と、この弾性体内に形
成された流体室と、この流体室に封入された流体と、前
記流体室の拡張方向弾性壁に支持された質量体と、を備
えた。
【0013】また、請求項2記載の発明である防振支持
装置は、支持側及び被支持側間に介在する弾性体と、少
なくとも一方が前記弾性体内に形成され且つその弾性体
の弾性変形に伴って互いに逆方向に容積が変化する二つ
の流体室と、これら二つの流体室を連通させるオリフィ
スと、前記流体室及びオリフィス内に封入された流体
と、前記弾性体内に形成された前記流体室の拡張方向弾
性壁に支持された質量体と、を備えた。
【0014】そして、請求項3記載の発明は、上記請求
項2記載の発明において、質量体の質量と流体室の拡張
方向弾性壁の拡張方向のバネ定数とから決まる共振周波
数を、オリフィス内の流体の質量と前記流体室の拡張方
向弾性壁の拡張方向のバネ定数とから決まる流体反共振
周波数よりも高く設定した。さらに、上記目的を達成す
るために、請求項4記載の発明である防振支持装置は、
支持側及び被支持側間に介在する弾性体と、この弾性体
内に形成された流体室と、この流体室に封入された流体
と、前記流体室の拡張方向弾性壁にその拡張方向の力を
付与するアクチュエータと、を備えた。
【0015】また、請求項5記載の発明である防振支持
装置は、支持側及び被支持側間に介在する弾性体と、少
なくとも一方が前記弾性体内に形成され且つその弾性体
の弾性変形に伴って互いに逆方向に容積が変化する二つ
の流体室と、これら二つの流体室を連通させるオリフィ
スと、前記流体室及びオリフィス内に封入された流体
と、前記弾性体内に形成された前記流体室の拡張方向弾
性壁にその拡張方向の力を付与するアクチュエータと、
を備えた。
【0016】そして、請求項6記載の発明は、上記請求
項4又は請求項5記載の発明において、被支持側の振動
状態を検出する振動検出手段と、この振動検出手段の検
出結果に応じて流体室の圧力変動が緩和される方向にア
クチュエータを駆動させるアクチュエータ制御手段と、
を設けた。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明にあっては、被支持側の振
動によって支持側及び被支持側間に相対変位が生じる
と、それら支持側及び被支持側間に介在する弾性体が弾
性変形するから、その弾性体内に形成された流体室に容
積変動が生じる。かかる容積変動は、流体室内に封入さ
れた流体の圧力変動を起こし、その圧力変動によって流
体室の拡張方向弾性壁が拡張方向に加振される。
【0018】その加振周波数が、拡張方向弾性壁の拡張
方向のバネ定数と、この拡張方向弾性壁に支持された質
量体の質量とによって決まる共振周波数の近傍であれ
ば、それら拡張方向弾性壁及び質量体からなるマス・バ
ネ系に共振振動が発生し、拡張方向弾性壁の変形量が大
きくなる。そして、上記マス・バネ系の共振振動により
助長される拡張方向弾性壁の変形方向は、流体室の内圧
が上昇する際にはその容積を大きくする方向であり、流
体室の内圧が下降する際にはその容積を小さくする方向
であるから、この共振振動によって流体室の圧力変動の
幅が小さくなって、流体室内の圧力変動が緩和されるこ
とになる。
【0019】つまり、この防振支持装置の動バネ定数
は、流体室の拡張方向弾性壁の拡張方向のバネ定数と、
この拡張方向弾性壁に支持される質量体の質量とによっ
て決まる共振周波数近傍の振動入力に対しては、低い値
を示すようになる。また、請求項2記載の発明にあって
も、被支持側の振動によって支持側及び被支持側間に相
対変位が生じると、それら支持側及び被支持側間に介在
する弾性体が弾性変形するから、その弾性体の弾性変形
に伴って、弾性体内に形成された流体室に容積変動が生
じる。
【0020】かかる容積変動は、流体室内に封入された
流体の圧力変動を起こすが、二つの流体室を連通させる
オリフィス内の流体がスティック状態とならない周波数
領域の振動入力に対しては、その圧力変動に応じオリフ
ィスを通じて二つの流体室間で流体の移動が生じる。そ
して、その振動入力の周波数が、オリフィス内の流体の
質量と流体室の拡張方向弾性壁の拡張方向のバネ定数と
から決まる流体反共振周波数よりも低ければ、流体は振
動入力と同相に移動するから、この防振支持装置は低動
バネ定数を示すようになる。しかし、その振動入力の周
波数が流体反共振周波数近傍になると、流体は振動入力
と逆相に移動するから、この防振支持装置は高動バネ定
数を示すようになる。
【0021】一方、オリフィス内の流体がスティック状
態となる周波数領域に振動入力に対しては、それら流体
室は独立したものとなるため、弾性体内に形成された流
体室の容積変動に応じて、流体室内に封入された流体に
圧力変動が生じると、その圧力変動によって流体室の拡
張方向弾性壁が拡張方向に加振されるようになる。その
結果、請求項1記載の発明と同様に、加振周波数が、拡
張方向弾性壁の拡張方向のバネ定数と、この拡張方向弾
性壁に支持された質量体の質量とによって決まる共振周
波数の近傍であれば、それら拡張方向弾性壁及び質量体
からなるマス・バネ系に共振振動が発生し、拡張方向弾
性壁の変形量が大きくなる。
【0022】そして、上記マス・バネ系の共振振動によ
り助長される拡張方向弾性壁の変形方向は、流体室の内
圧が上昇する際にはその容積を大きくする方向であり、
流体室の内圧が下降する際にはその容積を小さくする方
向であるから、この共振振動によって流体室の圧力変動
の幅が小さくなって、流体室内の圧力変動が緩和される
ことになる。
【0023】つまり、この請求項2記載の防振支持装置
によれば、流体反共振周波数よりも低い周波数の振動入
力に対しては低動バネ定数を示し、流体反共振周波数近
傍の周波数に対しては高動バネ定数を示すとともに、拡
張方向弾性壁の拡張方向のバネ定数と、この拡張方向弾
性壁に支持された質量体の質量とによって決まる共振周
波数近傍の振動入力に対しては、低動バネ定数が得られ
る。
【0024】さらに、請求項3記載の発明のように、流
体反共振周波数よりも、質量体の質量と流体室の拡張方
向弾性壁の拡張方向のバネ定数とから決まる共振周波数
を高く設定すると、流体反共振周波数以下の振動入力に
対しては、質量体には振幅が生じないから、従来の流体
インシュレータと同様の作用が得られるとともに、流体
反共振周波数よりも高い周波数の振動入力に対しては、
質量体の振動による流体室の圧力変動の緩和によって高
動バネ化が防止される。
【0025】請求項4記載の発明にあっても、被支持側
の振動によって支持側及び被支持側間に相対変位が生じ
ると、それら支持側及び被支持側間に介在する弾性体が
弾性変形するから、その弾性体内に形成された流体室に
容積変動が生じる。かかる容積変動は、流体室内に封入
された流体の圧力変動を起こし、その圧力変動によって
流体室の拡張方向弾性壁が拡張方向に加振されるが、本
発明では、流体室の拡張方向弾性壁にその拡張方向の力
を付与するアクチュエータを備えるため、このアクチュ
エータを適宜制御することにより流体室の圧力変動が緩
和され、防振支持装置の高動バネ化が避けられる。
【0026】また、請求項5記載の発明にあっても、被
支持側の振動によって支持側及び被支持側間に相対変位
が生じると、それら支持側及び被支持側間に介在する弾
性体が弾性変形するから、その弾性体の弾性変形に伴っ
て、弾性体内に形成された流体室に容積変動が生じる。
かかる容積変動は、流体室内に封入された流体の圧力変
動を起こすが、二つの流体室を連通させるオリフィス内
の流体がスティック状態とならない流体反共振周波数以
下の振動入力に対しては、上記請求項2記載の発明と同
様に、その圧力変動に応じオリフィスを通じて二つの流
体室間で振動入力と同相又は逆相の流体の移動が生じる
から、従来の流体インシュレータと同様の作用が得られ
る。
【0027】一方、二つの流体室を連通させるオリフィ
ス内の流体がスティック状態となる周波数領域の振動入
力に対しては、それら流体室は独立したものとなるた
め、弾性体内に形成された流体室の容積変動に伴って、
その流体室内に封入された流体に圧力変動が生じるが、
上記請求項4記載の発明と同様に、アクチュエータを適
宜制御することにより流体室の圧力変動が緩和され、防
振支持装置の高動バネ化が避けられる。
【0028】さらに、請求項6記載の発明にあっては、
振動検出手段によって被支持側の振動が検出され、アク
チュエータ制御手段が、その振動検出手段の検出結果に
応じて流体室の圧力変動が緩和される方向にアクチュエ
ータを駆動する。この結果、アクチュエータは、被支持
側の振動に同期して流体室の拡張方向弾性壁をその拡張
方向に変位させるため、振動入力の周波数に関係なく防
振支持装置の高動バネ化が避けられる。
【0029】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の第1実施例の構成を示す断面
図であって、この実施例は、本発明に係る防振支持装置
を、車両用のショックアブソーバの上部取付け構造に適
用したものである。
【0030】先ず、構成を説明する。即ち、コイルスプ
リング1は、図示しないショックアブソーバ本体を覆う
ようにバネ上及びバネ下間に介在していて、その上部
は、支持側としてのスプリングサポート3の外周側下面
に固定されるとともに、その下部は、図示しないショッ
クアブソーバの外筒に固定されている。
【0031】また、スプリングサポート3の上部は、ス
プリングインシュレータ2を介してアッパサポート4に
固定され、このアッパサポート4は、ボルト・ナット1
5により車体16に結合されている。従って、この車両
の静荷重は、アッパサポート4,スプリングインシュレ
ータ2,スプリングサポート3及びコイルスプリング1
を介して、バネ下側に支持されている。
【0032】そして、被支持側としてのショックアブソ
ーバロッド7の上端部は、外周側が断面コ字状に拡がっ
た円板型のブラケット17の中心部分を上下に貫通して
いて、そのショックアブソーバロッド7の上端部に形成
されたネジ軸7bにナット7aを締結することにより、
ブラケット17がショックアブソーバロッド7の上端部
に固定されている。
【0033】一方、スプリングサポート3の中途部分は
ショックアブソーバロッド7と同軸の円筒部3aに形成
されていて、この円筒部3aが、ブラケット17の外周
側を包囲している。また、円筒部3aの内周面の軸方向
略中央部分には、中空のリング状のオリフィス構成体1
8が固定されていて、このオリフィス構成体18を包含
したリング状の弾性体8を介して、円筒部3aの内周側
とブラケット17の外周側とが連結されている。
【0034】そして、オリフィス構成体18の上側及び
下側を覆う弾性体8内には、周方向に連続したリング型
の上部流体室9及び下部流体室10が形成されていて、
上部流体室9は、周方向の一箇所においてオリフィス構
成体18内に通じ、下部流体室10は、上部流体室9が
通じる位置から周方向に離れた(例えば、180度離隔
した)位置においてオリフィス構成体18内に通じてい
る。
【0035】従って、上部流体室9及び下部流体室10
間は、そのオリフィス構成体18内に構成されたオリフ
ィス11を介して連通している。なお、これら上部流体
室9,下部流体室10及びオリフィス11内には、流体
が封入されている。ここで、ブラケット17,弾性体
8,オリフィス構成体18,上部流体室9,下部流体室
10,オリフィス11及び封入された流体によって、流
体インシュレータ5が構成される。
【0036】そして、上部流体室9の上側及び下部流体
室10の下側のそれぞれの弾性壁は、径方向内側は断面
コ字状に形成されたブラケット17の外周側の部分に覆
われているが、その径方向外側は、比較的自由に拡張可
能な拡張方向弾性壁8A,8Bとなっている。さらに、
拡張方向弾性壁8Aの上面及び拡張方向弾性壁8Bの下
面のそれぞれには、質量体としての円板20A及び20
Bが、その軸方向に折れ曲がった縁部分20aを介して
固定されている。なお、円板20A及び20Bの中央部
分は、ショックアブソーバロッド7との干渉を避けるた
め上下に貫通している。
【0037】そして、本実施例にあっては、オリフィス
11内の流体の質量と、拡張方向弾性壁8A,8Bの拡
張方向(図1上下方向)のバネ定数とから決まる流体反
共振周波数を、バネ下共振周波数に設定するとともに、
円板20A,20Bの質量と、拡張方向弾性壁8A,8
Bの拡張方向のバネ定数とから決まる共振周波数を、バ
ネ下側からの比較的高周波の振動入力が問題となる周波
数(例えば、タイヤの空洞共鳴に起因する路面からの振
動入力が問題となる250Hz程度)に設定している。
【0038】次に、本実施例の動作を説明する。路面側
からショックアブソーバロッド7に振動が入力される
と、そのショックアブソーバロッド7とスプリングサポ
ート3との間には、弾性体8の弾性変形を伴って相対変
位が生じるが、ブラケット17の外周側は、オリフィス
構成体18を上下から挟み込むようになっているため、
弾性体8内に形成された上部流体室9及び下部流体室1
0の容積は、ショックアブソーバロッド7とスプリング
サポート3との間の上下方向の相対変位に応じて、互い
に逆方向に変化するようになる。
【0039】そして、ショックアブソーバロッド7に入
力された振動の周波数が、オリフィス11内の流体がス
ティック状態とならない程度の低周波であれば、上部流
体室9及び下部流体室10の互いに逆方向の容積変化に
よって、オリフィス11を通じて、それら上部流体室9
及び下部流体室10間で流体の移動が生じる。かかる流
体の移動は、振動入力の周波数が流体反共振周波数より
も低ければ、振動入力と同相となるため、流体インシュ
レータ5は低いバネ定数を示すことになるので、車重を
支持するためにスプリングインシュレータ2のバネ定数
を高く設定しても、ショックアブソーバロッド7と車体
16との間の等価バネ定数は低い値を示すことになる。
【0040】このため、路面側からの低周波振動入力は
車体16側には伝達されず、良好な乗り心地が得られ
る。また、振動入力の周波数が流体反共振周波数近傍と
なると、流体が振動入力と逆相に移動する流体反共振状
態となるため、流体インシュレータ5は、高い動バネ定
数を示すことになる。
【0041】すると、ショックアブソーバロッド7と車
体16との間の等価バネ定数は高い値を示すことになる
ので、路面側からの振動入力に応じてショックアブソー
バが効果的に働き、ここで十分な減衰力が得られるか
ら、バネ下共振が抑えられて振動低減が図られる。一
方、ショックアブソーバロッド7に入力された振動の周
波数が、オリフィス11内の流体がスティック状態とな
る程度の高周波であると、上部流体室9及び下部流体室
10がそれぞれ独立したものとなるため、それら上部流
体室9及び下部流体室10内の圧力変動は、オリフィス
11側に逃げることなく、拡張方向弾性壁8A及び8B
を拡張方向に加振するようになる。
【0042】そして、この時の加振周波数は、拡張方向
弾性壁8A,8B及びこれらに固定された円板20A,
20Bで構成されるマス・バネ系が反応し得る高周波で
あるため、それら円板20A,20Bが弾性的に変位す
るようになるが、それら円板20A,20Bの変位の方
向は、上部流体室9,下部流体室10内の圧力が上昇す
る際には容積を増大させる方向であり、圧力が下降する
際には容積を減少させる方向である。
【0043】つまり、円板20A及び20Bの変位によ
って、上部流体室9及び下部流体室10内の圧力変動を
緩和することができるため、拡張方向弾性壁8A及び8
Bの拡張方向のバネ定数が小さくなったことと等価とな
り、流体インシュレータ5の高動バネ化が防止され、シ
ョックアブソーバロッド7側への反力の軽減が図られ
る。
【0044】図2(a)及び(b)は、本実施例におけ
る流体インシュレータ5の構成をモデルで示した図であ
り、また、図3(a)及び(b)は、図8に示した従来
の流体インシュレータ5の構成をモデルで示した図であ
る。そして、流体インシュレータ5への加振力をF、変
位をx、拡張方向弾性壁8A,8Bの拡張方向の静バネ
定数をk、拡張方向弾性壁8A,8Bが有する減衰力を
c、円板20A,20Bの質量をm、加振入力の周波数
をωとすれば、拡張方向弾性壁8A,8Bの拡張方向の
動バネ定数K1 は、下記の(1)式のようになる。
【0045】 K1 =F/x ={(k−mω)2 +(cω)2 1/2 ……(1) 一方、円板20A,20Bを備えない従来の流体インシ
ュレータ5の拡張方向弾性壁8A,8Bの動バネ定数K
2 は、下記の(2)式のようになる。 K2 =F/x ={k2 +(cω)2 1/2 ……(2) さらに、これら(1)式及び(2)式に基づいたシミュ
レーションの結果を図4及び図5に示す。なお、図4に
結果を示すシミュレーションは、m=240g、k=8
0kgf/mm、c=0.03kgfs/mmという条件
の下で行い、図5に結果を示すシミュレーションは、m
=240g、k=80kgf/mm、c=0.02kgf
s/mmという条件の下で行ったものであり、質量mは
円板20A及び20Bのトータルの質量であり、バネ定
数k及び減衰力cは並列関係にある拡張方向弾性壁8A
及び8Bのトータルの値である。
【0046】即ち、図4及び図5からも判るように、従
来の構成にあっては、振動周波数が上昇するに従って拡
張方向弾性壁8A,8Bの動バネ定数K2 が増大してし
まうため、上述したように、流体インシュレータ5の高
動バネ化を招き、車体への振動伝達力が大きくなってし
まうという不具合を生じていたが、本実施例の構成であ
れば、拡張方向弾性壁8A,8Bの動バネ定数K1 は、
振動周波数が上昇するに従って徐々に下降し、その拡張
方向弾性壁8A,8Bの拡張方向のバネ定数k及び円板
20A,20Bの質量mから決まる共振周波数において
最も低い値を示し、それよりも高い周波数領域では徐々
に上昇するという特性を有する。
【0047】従って、動バネ定数K1 が最も低い値を示
す周波数を、例えば、タイヤの空洞共鳴に起因する路面
からの振動入力が問題となる250Hz程度に設定すれ
ば、オリフィス11内の流体がスティック状態となる高
周波領域においても流体インシュレータ5の高動バネ化
が防止され、タイヤの空洞共鳴に起因して車体へ入力さ
れる振動伝達力を大幅に低減することができ、音振性能
の大幅な向上が図られる。
【0048】このように、本実施例の構成であれば、流
体インシュレータ5は、低周波の振動入力に対しては、
所望の低動バネ定数及び高動バネ定数を示す一方、高周
波の振動入力に対しては低動バネ定数となるため、図9
に鎖線で示すような理想的な特性を実現することができ
る。なお、路面からの入力によりコイルスプリング1に
サージ振動が励起された場合には、サージ振動はコイル
スプリング1の下端部からショックアブソーバの外筒に
伝達され、サージ振動周波数領域ではショックアブソー
バロッド7とショックアブソーバ内筒とはショックアブ
ソーバ内部のオイルの流通抵抗により摺動しなくなり、
サージ振動は直接ショックアブソーバロッド7に伝達さ
れるが、ショックアブソーバロッド7の上端部は、高周
波振動に対して高動バネ定数を示す流体インシュレータ
5及びスプリングサポート3を介してコイルスプリング
1の上端部に連結されているため、サージ振動は、ショ
ックアブソーバの内力として吸収される。
【0049】その結果、ショックアブソーバの下端部が
結合されたナックルには、モーメントが入力されないた
め、コイルスプリング1のサージ振動に起因していた車
室内騒音の低減も図られる。図6及び図7は、本発明の
第2実施例を示す図であり、この実施例も、本発明に係
る防振支持装置を、車両用のショックアブソーバの上部
取付け構造に適用したものである。
【0050】先ず、構成を説明するが、上記第1実施例
の構成と同等の部材及び部位には、同じ符号を付し、そ
の重複する説明は省略する。即ち、本実施例にあって
は、上部流体室9の拡張方向弾性壁8Aの上面には、中
央部分に可動板28が螺合された中間リング27の縁部
分が固定されていて、さらに、可動板28の上方には、
この可動板28に図6上下方向の力を付与することがで
きるマウントサポート25に支持された電磁ソレノイド
30が配設されている。
【0051】また、本実施例では、下部流体室10の拡
張方向弾性壁8Bの拡張方向のバネ定数は、上部流体室
9の拡張方向弾性壁8Aの拡張方向のバネ定数に比較し
て十分小さな値に設定されていて、実質的には、ダイア
フラムとして機能する弾性壁としている。図7は、本実
施例のシステム構成を示すブロック図であって、電磁ソ
レノイド30は、マイクロプロセッサやインタフェース
回路等を含んで構成されたアクチュエータ制御手段とし
てのコントローラ31から供給される制御信号に応じて
可動板28に上下方向の力を付与するものである。
【0052】そして、コントローラ31には、車体16
側の振動を検出する振動センサ32の検出結果と、ショ
ックアブソーバロッド7側の振動を検出する振動検出手
段としての振動センサ33の検出結果とが供給されてい
て、コントローラ31内のマイクロプロセッサは、それ
ら検出結果に基づいて所定の演算処理を実行し、オリフ
ィス11内の流体がスティック状態となる高周波の振動
入力に対して流体インシュレータ5の動バネ定数が上昇
しないように、電磁ソレノイド30に制御信号を出力す
る。なお、マイクロプロセッサにおける演算処理には、
ショックアブソーバロッド7側の振動を検出する振動セ
ンサ33の出力を基準信号とし、車体16側の振動を検
出する振動センサ32の出力を誤差信号としたフィード
バック制御又は適応制御等が適用される。
【0053】次に、本実施例の動作を説明する。流体イ
ンシュレータ5は、上記第1実施例と同様に、オリフィ
ス11を通じて上部流体室9及び下部流体室10間での
流体の移動が可能な周波数領域の振動入力に対しては、
所望の低動バネ定数又は高動バネ定数を示すから、従来
の流体インシュレータと同様の作用を発揮する。
【0054】従って、この低周波の振動入力に対して
は、コントローラ31は特に制御を実行する必要はな
い。なお、本実施例では、下部流体室10の拡張方向弾
性壁8Bを実質的にダイアフラムとしているため、この
下部流体室10の容積は、上部流体室9の容積変動に追
従して変化するようになる。
【0055】一方、ショックアブソーバロッド7に入力
された高周波の振動に対しては、オリフィス11内の流
体はスティック状態となるため、上部流体室9及び下部
流体室10内の流体に圧力変動が生じ、拡張方向弾性壁
8A及び8Bが拡張方向に加振される。この時、下部流
体室10の拡張方向弾性壁8Bは、実質的にダイアフラ
ムとして作用するため、下部流体室10内の圧力変動に
よって流体インシュレータ5の動バネ定数が上昇するこ
とはない。
【0056】そして、振動センサ32及び33の出力に
応じてコントローラ31が電磁ソレノイド30に制御信
号を供給し、この電磁ソレノイド30が作動すると、可
動板28が上下方向に加振され、その加振力が中間リン
グ27を介して拡張方向弾性壁8Aに伝達される。する
と、拡張方向弾性壁8Aが上下方向に加振され、上部流
体室9の容積が変動するようになるから、電磁ソレノイ
ド30から拡張方向弾性壁8Aに付与される加振力の位
相及び振幅を振動センサ32及び33の出力に応じて適
宜調整することにより、ショックアブソーバロッド7側
からの振動入力による圧力変動を吸収することができ
る。
【0057】つまり、本実施例の流体インシュレータ5
も、上記第1実施例と同様に、高周波の振動入力に対し
ては低動バネ定数となる。さらに、本実施例の構成であ
れば、電磁ソレノイド30を適宜制御することにより拡
張方向弾性壁8Aは任意の周波数で加振することができ
るから、高周波領域のほぼ全域において流体インシュレ
ータ5の高動バネ化を避けることができ、従って、全ロ
ード・ノイズ領域において騒音低減を図ることができ
る。
【0058】ここで、本実施例では、中間リング27,
可動板28及び電磁ソレノイド30によってアクチュエ
ータが構成される。なお、特に図示はしないが、図6に
示す構成において、拡張方向弾性壁8A及び8Bを上記
第1実施例の拡張方向弾性壁8A及び8Bのバネ定数と
同程度とし、さらに、拡張方向弾性壁8Bの下面に上記
第1実施例と同様に円板20Bを固定しても、この第2
実施例と同等の作用効果が得られる。
【0059】また、上記各実施例では、本発明に係る防
振支持装置を、ショックアブソーバの上部取付け構造に
適用した場合について説明したが、本発明の適用対象は
これに限定されるものではなく、その他の支持構造、例
えば、サスペンションサブフレーム及びメインフレーム
間の支持構造等に適用することも可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
拡張方向弾性壁に質量体を固定し、或いは、拡張方向弾
性壁に拡張方向の力を付与するアクチュエータを設けた
ため、弾性体内に形成された流体室の圧力変動を緩和す
ることができるので、高周波振動入力に対する防振支持
装置の高動バネ化が防止され、広い周波数帯域で良好な
防振特性を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示す構成をモデルで示した図である。
【図3】従来の構成をモデルで示した図である。
【図4】拡張方向弾性壁のバネ定数の変化を示す特性図
である。
【図5】拡張方向弾性壁のバネ定数の変化を示す特性図
である。
【図6】本発明の第2実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図7】第2実施例のシステム構成を示すブロック図で
ある。
【図8】従来の構成を示す断面図である。
【図9】従来の構成におけるバネ定数の変化を示す特性
図である。
【符号の説明】
1 コイルスプリング 3 スプリングサポート(支持側) 7 ショックアブソーバロッド(被支持
側) 8 弾性体 8A,8B 拡張方向弾性壁 9 上部流体室 10 下部流体室 11 オリフィス 20A,20B 円板(質量体) 27 中間リング 28 可動板 30 電磁ソレノイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持側及び被支持側間に介在する弾性体
    と、この弾性体内に形成された流体室と、この流体室に
    封入された流体と、前記流体室の拡張方向弾性壁に支持
    された質量体と、を備えたことを特徴とする防振支持装
    置。
  2. 【請求項2】 支持側及び被支持側間に介在する弾性体
    と、少なくとも一方が前記弾性体内に形成され且つその
    弾性体の弾性変形に伴って互いに逆方向に容積が変化す
    る二つの流体室と、これら二つの流体室を連通させるオ
    リフィスと、前記流体室及びオリフィス内に封入された
    流体と、前記弾性体内に形成された前記流体室の拡張方
    向弾性壁に支持された質量体と、を備えたことを特徴と
    する防振支持装置。
  3. 【請求項3】 質量体の質量と流体室の拡張方向弾性壁
    の拡張方向のバネ定数とから決まる共振周波数を、オリ
    フィス内の流体の質量と前記流体室の拡張方向弾性壁の
    拡張方向のバネ定数とから決まる流体反共振周波数より
    も高く設定した請求項2記載の防振支持装置。
  4. 【請求項4】 支持側及び被支持側間に介在する弾性体
    と、この弾性体内に形成された流体室と、この流体室に
    封入された流体と、前記流体室の拡張方向弾性壁にその
    拡張方向の力を付与するアクチュエータと、を備えたこ
    とを特徴とする防振支持装置。
  5. 【請求項5】 支持側及び被支持側間に介在する弾性体
    と、少なくとも一方が前記弾性体内に形成され且つその
    弾性体の弾性変形に伴って互いに逆方向に容積が変化す
    る二つの流体室と、これら二つの流体室を連通させるオ
    リフィスと、前記流体室及びオリフィス内に封入された
    流体と、前記弾性体内に形成された前記流体室の拡張方
    向弾性壁にその拡張方向の力を付与するアクチュエータ
    と、を備えたことを特徴とする防振支持装置。
  6. 【請求項6】 被支持側の振動状態を検出する振動検出
    手段と、この振動検出手段の検出結果に応じて流体室の
    圧力変動が緩和される方向にアクチュエータを駆動させ
    るアクチュエータ制御手段と、を設けた請求項4又は請
    求項5記載の防振支持装置。
JP12397392A 1992-05-15 1992-05-15 防振支持装置 Pending JPH05321973A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013079724A (ja) * 2006-07-19 2013-05-02 Pullman Co:The 通しボルト構造を有する超高減衰ボディマウント、サブフレームマウントまたはエンジンマウント

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013079724A (ja) * 2006-07-19 2013-05-02 Pullman Co:The 通しボルト構造を有する超高減衰ボディマウント、サブフレームマウントまたはエンジンマウント

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