JPH04331824A - 軸継手 - Google Patents
軸継手Info
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- JPH04331824A JPH04331824A JP12460491A JP12460491A JPH04331824A JP H04331824 A JPH04331824 A JP H04331824A JP 12460491 A JP12460491 A JP 12460491A JP 12460491 A JP12460491 A JP 12460491A JP H04331824 A JPH04331824 A JP H04331824A
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- groove
- driven shaft
- rotational force
- shaft end
- driving shaft
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- Pending
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/02—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
- F16D3/04—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow radial displacement, e.g. Oldham couplings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸継手に関し、特に原動
軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト方向移
動に対し良好に対処でき、大きな回転力を滑らか且つ低
損失で伝達することができ、保守が簡単な軸継手に関す
る。
軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト方向移
動に対し良好に対処でき、大きな回転力を滑らか且つ低
損失で伝達することができ、保守が簡単な軸継手に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種回
転力伝達機構において2つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場合
、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十分
に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付け
を行うことはかなりの労力を要する。また、この様な整
列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転軸
間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポン
プには作動時に振動が発生するので、これらを継手部分
で吸収するために、従来、継手としてフレキシブル継手
が用いられている。従来のフレキシブル継手としては、
バネやワイヤ等の可撓性部材を用いたものが例示される
。しかし、これらのフレキシブル継手では、偏心、偏角
及びスラスト方向移動が生じた際に2つの回転軸間の相
対的変位の吸収を可撓性部材の変形のみに委ねているた
めに、偏心、偏角及びスラスト移動の許容範囲を大きく
するためには、可撓性部材の変形量が大きくなければな
らない。このため、可撓性部材として柔らかいものを用
いなければならなず、大きな回転力を伝達する場合には
特に、平衡状態が変化する際の過渡期における回転力伝
達が良好でなくなる。また、可撓性部材の変形にエネル
ギーが消費され、回転力伝達の効率が低下するという難
点もある。
転力伝達機構において2つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場合
、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十分
に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付け
を行うことはかなりの労力を要する。また、この様な整
列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転軸
間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポン
プには作動時に振動が発生するので、これらを継手部分
で吸収するために、従来、継手としてフレキシブル継手
が用いられている。従来のフレキシブル継手としては、
バネやワイヤ等の可撓性部材を用いたものが例示される
。しかし、これらのフレキシブル継手では、偏心、偏角
及びスラスト方向移動が生じた際に2つの回転軸間の相
対的変位の吸収を可撓性部材の変形のみに委ねているた
めに、偏心、偏角及びスラスト移動の許容範囲を大きく
するためには、可撓性部材の変形量が大きくなければな
らない。このため、可撓性部材として柔らかいものを用
いなければならなず、大きな回転力を伝達する場合には
特に、平衡状態が変化する際の過渡期における回転力伝
達が良好でなくなる。また、可撓性部材の変形にエネル
ギーが消費され、回転力伝達の効率が低下するという難
点もある。
【0003】また、偏心、偏角及びスラスト移動に対処
可能な継手としてオルダム継手が用いられている。しか
し、従来使用されているオルダム継手は、原動軸側部材
と従動軸側部材との間に回転力伝達部材を配置し、該回
転力伝達部材と原動軸側部材とを回転中心方向と直交す
る面内で第1の方向に相対的にスライド可能となし、且
つ回転力伝達部材と従動軸側部材とを回転中心方向と直
交する面内で上記第1の方向と直交する第2の方向にス
ライド可能となしたものであり、これらのスライドはそ
れぞれ1本の溝内に1本のスライド部材を係合させたも
のである。このため、従来のオルダム継手は、回転力伝
達のためのスライド部の面積が比較的小さく、比較的小
さな回転力を伝達するものとして利用されている。また
、従来使用されているオルダム継手は、上記溝とスライ
ド部材とがいずれも金属であるため、これらの間に常に
潤滑油が存在する様にしなければならず、保守が面倒で
ある。更に、従来のオルダム継手には、例えば負荷が急
激に変化した場合の様に平衡状態が急激に変化する際に
は過大な応力がかかるという難点があり、また原動軸側
と従動軸側との間で振動が伝達されやすいという難点も
ある。この様な難点を克服するためオルダム継手と上記
フレキシブル継手とを接続して用いることもあるが、こ
れでは寸法が大きくなるとともにコスト高となり好まし
くない。
可能な継手としてオルダム継手が用いられている。しか
し、従来使用されているオルダム継手は、原動軸側部材
と従動軸側部材との間に回転力伝達部材を配置し、該回
転力伝達部材と原動軸側部材とを回転中心方向と直交す
る面内で第1の方向に相対的にスライド可能となし、且
つ回転力伝達部材と従動軸側部材とを回転中心方向と直
交する面内で上記第1の方向と直交する第2の方向にス
ライド可能となしたものであり、これらのスライドはそ
れぞれ1本の溝内に1本のスライド部材を係合させたも
のである。このため、従来のオルダム継手は、回転力伝
達のためのスライド部の面積が比較的小さく、比較的小
さな回転力を伝達するものとして利用されている。また
、従来使用されているオルダム継手は、上記溝とスライ
ド部材とがいずれも金属であるため、これらの間に常に
潤滑油が存在する様にしなければならず、保守が面倒で
ある。更に、従来のオルダム継手には、例えば負荷が急
激に変化した場合の様に平衡状態が急激に変化する際に
は過大な応力がかかるという難点があり、また原動軸側
と従動軸側との間で振動が伝達されやすいという難点も
ある。この様な難点を克服するためオルダム継手と上記
フレキシブル継手とを接続して用いることもあるが、こ
れでは寸法が大きくなるとともにコスト高となり好まし
くない。
【0004】そこで、本発明は、原動軸側と従動軸側と
の間の偏心、偏角及びスラスト方向移動に対し良好に対
処でき、大きな回転力を滑らか且つ低損失で伝達するこ
とができ、保守が簡単な軸継手を提供することを目的と
するものである。
の間の偏心、偏角及びスラスト方向移動に対し良好に対
処でき、大きな回転力を滑らか且つ低損失で伝達するこ
とができ、保守が簡単な軸継手を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、上記原動軸端部には原動軸回転中
心方向と直交する面内に第1の方向の第1の溝または第
1のスライド桟が複数形成されており、上記従動軸端部
には従動軸回転中心方向と直交する面内に第2の方向の
第2の溝または第2のスライド桟が複数形成されており
、上記原動軸端部と従動軸端部との間には複数のエレメ
ントからなる回転力伝達部材が介在しており、該回転力
伝達部材の各エレメントには上記原動軸端部の第1の溝
または第1のスライド桟に対し第1の方向にスライド可
能に適合される第1のスライド桟または第1の溝ならび
に上記従動軸端部の第2の溝または第2のスライド桟に
対し第2の方向にスライド可能に適合される第2のスラ
イド桟または第2の溝が形成されており、上記原動軸端
部の第1の溝または第1のスライド桟の側面及び上記従
動軸端部の第2の溝または第2のスライド桟の側面がい
ずれも金属からなり、上記回転力伝達部材の各エレメン
トの第1のスライド桟または第1の溝の側面及び第2の
スライド桟または第2の溝の側面がいずれもプラスチッ
クからなる、ことを特徴とする、軸継手、が提供される
。
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、上記原動軸端部には原動軸回転中
心方向と直交する面内に第1の方向の第1の溝または第
1のスライド桟が複数形成されており、上記従動軸端部
には従動軸回転中心方向と直交する面内に第2の方向の
第2の溝または第2のスライド桟が複数形成されており
、上記原動軸端部と従動軸端部との間には複数のエレメ
ントからなる回転力伝達部材が介在しており、該回転力
伝達部材の各エレメントには上記原動軸端部の第1の溝
または第1のスライド桟に対し第1の方向にスライド可
能に適合される第1のスライド桟または第1の溝ならび
に上記従動軸端部の第2の溝または第2のスライド桟に
対し第2の方向にスライド可能に適合される第2のスラ
イド桟または第2の溝が形成されており、上記原動軸端
部の第1の溝または第1のスライド桟の側面及び上記従
動軸端部の第2の溝または第2のスライド桟の側面がい
ずれも金属からなり、上記回転力伝達部材の各エレメン
トの第1のスライド桟または第1の溝の側面及び第2の
スライド桟または第2の溝の側面がいずれもプラスチッ
クからなる、ことを特徴とする、軸継手、が提供される
。
【0006】本発明においては、上記第1の方向と上記
第2の方向とが直交するのが好ましい。
第2の方向とが直交するのが好ましい。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0008】図1は本発明による軸継手の第1の実施例
を示す分解斜視図である。これらの図において、2は原
動軸端部であり、2’は原動軸回転中心である。また、
4は従動軸端部であり、4’は従動軸回転中心である。 原動軸端部2と従動軸端部4とは互いに対向し且つ回転
中心2’,4’が合致してZ方向となる様に配置されて
いる。原動軸端部2の従動軸端部4側の端面は、上記原
動軸回転中心2’と直交する面(X−Y面)とされてい
る。同様に、従動軸端部4の原動軸端部2側の端面は、
上記従動軸回転中心4’と直交する面(X−Y面)とさ
れている。これら原動軸端部2及び従動軸端部4は金属
製例えば鉄製である。
を示す分解斜視図である。これらの図において、2は原
動軸端部であり、2’は原動軸回転中心である。また、
4は従動軸端部であり、4’は従動軸回転中心である。 原動軸端部2と従動軸端部4とは互いに対向し且つ回転
中心2’,4’が合致してZ方向となる様に配置されて
いる。原動軸端部2の従動軸端部4側の端面は、上記原
動軸回転中心2’と直交する面(X−Y面)とされてい
る。同様に、従動軸端部4の原動軸端部2側の端面は、
上記従動軸回転中心4’と直交する面(X−Y面)とさ
れている。これら原動軸端部2及び従動軸端部4は金属
製例えば鉄製である。
【0009】原動軸端部2にはX方向の第1の溝10が
複数形成されており、該溝の断面形状は矩形である。同
様に、従動軸端部4にはY方向の第2の溝12が複数形
成されており、該溝の断面形状は矩形である。
複数形成されており、該溝の断面形状は矩形である。同
様に、従動軸端部4にはY方向の第2の溝12が複数形
成されており、該溝の断面形状は矩形である。
【0010】原動軸端部2と従動軸端部4との間には、
回転力伝達部材14が配置されている。該回転力伝達部
材14は、複数のプラスチック製エレメント20からな
る。該エレメント20は、図2に示されている様に、X
−Y面内の基板部20aの一方の面に2つの中空状突起
部20bを形成し且つ他方の面に2つの中空状突起部2
0cを形成してなるものである。図示されている様に、
原動軸側の2つの突起部20bはX方向に配列されてお
り第1のスライド桟16を形成し、従動軸側の2つの突
起部20cはY方向に配列されており第2のスライド桟
18を形成している。
回転力伝達部材14が配置されている。該回転力伝達部
材14は、複数のプラスチック製エレメント20からな
る。該エレメント20は、図2に示されている様に、X
−Y面内の基板部20aの一方の面に2つの中空状突起
部20bを形成し且つ他方の面に2つの中空状突起部2
0cを形成してなるものである。図示されている様に、
原動軸側の2つの突起部20bはX方向に配列されてお
り第1のスライド桟16を形成し、従動軸側の2つの突
起部20cはY方向に配列されており第2のスライド桟
18を形成している。
【0011】図1に示されている様に、回転力伝達部材
14は、12個のエレメント20を基板部20aが同一
平面上に位置する様に所定の位置に並列せしめられてい
る。かくして、全エレメント20の突起部20bにより
、上記原動軸端部2の複数の第1の溝10の側面とそれ
ぞれ適合せる側面を有する複数の第1のスライド桟16
が形成されている。同様に、全エレメント20の突起部
20cにより、上記従動軸端部4の複数の第2の溝12
の側面とそれぞれ適合せる側面を有する複数の第2のス
ライド桟18が形成されている。
14は、12個のエレメント20を基板部20aが同一
平面上に位置する様に所定の位置に並列せしめられてい
る。かくして、全エレメント20の突起部20bにより
、上記原動軸端部2の複数の第1の溝10の側面とそれ
ぞれ適合せる側面を有する複数の第1のスライド桟16
が形成されている。同様に、全エレメント20の突起部
20cにより、上記従動軸端部4の複数の第2の溝12
の側面とそれぞれ適合せる側面を有する複数の第2のス
ライド桟18が形成されている。
【0012】上記回転力伝達部材14の各エレメント2
0のプラスチック材料としては、原動軸端部2及び従動
軸端部4の金属材料に対し適度の滑り性を有し、また適
度の強度を有し、更に適度の可撓性(柔軟性)を有する
合成樹脂例えばポリアセタール樹脂やポリアミド樹脂を
用いることができる。また、エレメント20は自己潤滑
性を有し、原動軸端部2の第1の溝10及び従動軸端部
4の第2の溝12との接触において継続して潤滑作用を
なす。
0のプラスチック材料としては、原動軸端部2及び従動
軸端部4の金属材料に対し適度の滑り性を有し、また適
度の強度を有し、更に適度の可撓性(柔軟性)を有する
合成樹脂例えばポリアセタール樹脂やポリアミド樹脂を
用いることができる。また、エレメント20は自己潤滑
性を有し、原動軸端部2の第1の溝10及び従動軸端部
4の第2の溝12との接触において継続して潤滑作用を
なす。
【0013】かくして、回転力伝達部材14は、第1の
スライド桟16が原動軸側の第1の溝10内にてその長
手方向(X方向)のスライド移動、Z方向の移動及びY
方向を中心とする回動により原動軸端部に対し相対移動
でき、第2のスライド桟18が従動軸側の第2の溝12
内にてその長手方向(Y方向)のスライド移動、Z方向
の移動及びX方向を中心とする回動により従動軸端部に
対し相対移動できる。
スライド桟16が原動軸側の第1の溝10内にてその長
手方向(X方向)のスライド移動、Z方向の移動及びY
方向を中心とする回動により原動軸端部に対し相対移動
でき、第2のスライド桟18が従動軸側の第2の溝12
内にてその長手方向(Y方向)のスライド移動、Z方向
の移動及びX方向を中心とする回動により従動軸端部に
対し相対移動できる。
【0014】本実施例において、原動軸端部2が回転す
ると、その回転力は第1の溝10内に収容された各エレ
メントの第1のスライド桟16へと伝達され、更に従動
軸端部4の第2の溝12内に収容された各エレメントの
第2のスライド桟18を介して従動軸端部4へと伝達さ
れ、該従動軸端部4が回転せしめられる。原動軸端部2
と従動軸端部4とに偏心、偏角またはスラスト移動が生
じた場合には、上記の様に回転力伝達部材14と原動軸
端部2との相対移動及び該回転力伝達部材14と従動軸
端部4との相対移動により、良好に対処できる。
ると、その回転力は第1の溝10内に収容された各エレ
メントの第1のスライド桟16へと伝達され、更に従動
軸端部4の第2の溝12内に収容された各エレメントの
第2のスライド桟18を介して従動軸端部4へと伝達さ
れ、該従動軸端部4が回転せしめられる。原動軸端部2
と従動軸端部4とに偏心、偏角またはスラスト移動が生
じた場合には、上記の様に回転力伝達部材14と原動軸
端部2との相対移動及び該回転力伝達部材14と従動軸
端部4との相対移動により、良好に対処できる。
【0015】以上の様な本実施例の軸継手は、図1に示
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。
【0016】本実施例は、従来のフレキシブル継手の様
に可撓製部材の変形のみによものでないために、エネル
ギー損失は少なく、回転力伝達の効率は良好である。
に可撓製部材の変形のみによものでないために、エネル
ギー損失は少なく、回転力伝達の効率は良好である。
【0017】また、回転力伝達部材14が第1スライド
桟16及び第2スライド桟18をそれぞれ複数有してお
り、第1の溝10及び第2の溝12と大きな面積で接触
して回転力を伝達できるので、大きな回転力を伝達でき
る。即ち、図示されている本実施例では第1のスライド
桟16及び第2のスライド桟18がそれぞれ4つである
ので、従来型の継手と比較して、同一のサイズの場合に
大きな回転力を伝達できる。
桟16及び第2スライド桟18をそれぞれ複数有してお
り、第1の溝10及び第2の溝12と大きな面積で接触
して回転力を伝達できるので、大きな回転力を伝達でき
る。即ち、図示されている本実施例では第1のスライド
桟16及び第2のスライド桟18がそれぞれ4つである
ので、従来型の継手と比較して、同一のサイズの場合に
大きな回転力を伝達できる。
【0018】更に、本実施例では、回転力伝達部材14
が適度の柔軟性を有するので、原動軸側と従動軸側との
間の振動伝達を抑制でき、更に急激な負荷変化等の際の
回転力伝達を滑らかに変化させることができる。
が適度の柔軟性を有するので、原動軸側と従動軸側との
間の振動伝達を抑制でき、更に急激な負荷変化等の際の
回転力伝達を滑らかに変化させることができる。
【0019】更に、本実施例では、回転力伝達部材14
が原動軸端部2及び従動軸端部4とのスライドにおいて
自己潤滑性を発揮するので、潤滑油を使用する必要がな
く、保守が簡単である。
が原動軸端部2及び従動軸端部4とのスライドにおいて
自己潤滑性を発揮するので、潤滑油を使用する必要がな
く、保守が簡単である。
【0020】特に、本実施例では、同一形状の多数のエ
レメント20からなる回転力伝達部材14を用いている
ので、損耗したエレメント20のみを適宜交換すること
により、回転力伝達部材14の修復を容易に行うことが
できる。また、伝達すべき回転力の大きさに応じて、使
用するエレメントの個数を増減することができる。例え
ば、原動軸端部及び従動軸端部として大径のものを用い
た場合には、図1に示されているよりも更に多くのエレ
メントを用いて回転力伝達部材を構成することができる
。
レメント20からなる回転力伝達部材14を用いている
ので、損耗したエレメント20のみを適宜交換すること
により、回転力伝達部材14の修復を容易に行うことが
できる。また、伝達すべき回転力の大きさに応じて、使
用するエレメントの個数を増減することができる。例え
ば、原動軸端部及び従動軸端部として大径のものを用い
た場合には、図1に示されているよりも更に多くのエレ
メントを用いて回転力伝達部材を構成することができる
。
【0021】図3は本発明による軸継手の第2の実施例
を示す分解斜視図である。本図において、上記図1にお
けると同様の部材には同一の符号が付されている。本実
施例では、回転力伝達部材14を、上記エレメント20
の外に4隅部のエレメント20’をも用いて構成してい
る。該エレメント20’は、図4に示されている様に、
X−Y面内の基板部20a’の両面にそれぞれ1つの中
空状突起部20b’,20c’を形成してなるものであ
る。図3に示されている様に、突起20b’と突起20
bとを含んで第1スライド桟16が形成されており、突
起20c’と突起20cとを含んで第2スライド桟18
が形成されている。本実施例によれば、上記第1の実施
例と同様の効果に加えて、回転力伝達に極めて有効な4
隅部をも利用して回転力を伝達するので、伝達効率が更
に良好である。
を示す分解斜視図である。本図において、上記図1にお
けると同様の部材には同一の符号が付されている。本実
施例では、回転力伝達部材14を、上記エレメント20
の外に4隅部のエレメント20’をも用いて構成してい
る。該エレメント20’は、図4に示されている様に、
X−Y面内の基板部20a’の両面にそれぞれ1つの中
空状突起部20b’,20c’を形成してなるものであ
る。図3に示されている様に、突起20b’と突起20
bとを含んで第1スライド桟16が形成されており、突
起20c’と突起20cとを含んで第2スライド桟18
が形成されている。本実施例によれば、上記第1の実施
例と同様の効果に加えて、回転力伝達に極めて有効な4
隅部をも利用して回転力を伝達するので、伝達効率が更
に良好である。
【0022】図5及び図6は、それぞれ上記回転力伝達
部材エレメント20,20’の変形例を示すものである
。本変形例では、基板部20a,20a’は金属製例え
ばアルミニウム製であり、突起部20b,20c,20
b’,20c’は上記基板部20a,20a’の金属材
料と一体的な突起の側面にプラスチック被覆を施してな
るものである。これにより、エレメント20,20’の
強度は十分高められる。従って、本変形例では、図5に
示されている様に、エレメント20の各側の突起部は1
つの細長い形状である。
部材エレメント20,20’の変形例を示すものである
。本変形例では、基板部20a,20a’は金属製例え
ばアルミニウム製であり、突起部20b,20c,20
b’,20c’は上記基板部20a,20a’の金属材
料と一体的な突起の側面にプラスチック被覆を施してな
るものである。これにより、エレメント20,20’の
強度は十分高められる。従って、本変形例では、図5に
示されている様に、エレメント20の各側の突起部は1
つの細長い形状である。
【0023】尚、以上の実施例では原動軸端部に第1の
溝が形成されており回転力伝達部材に第1のスライド桟
が形成されている例が示されているが、本発明では原動
軸端部に第1のスライド桟を形成し回転力伝達部材に第
1の溝を形成してもよい。同様に、以上の実施例では従
動軸端部に第2の溝が形成されており回転力伝達部材に
第2のスライド桟が形成されている例が示されているが
、本発明では従動軸端部に第2のスライド桟を形成し回
転力伝達部材に第2の溝を形成してもよい。
溝が形成されており回転力伝達部材に第1のスライド桟
が形成されている例が示されているが、本発明では原動
軸端部に第1のスライド桟を形成し回転力伝達部材に第
1の溝を形成してもよい。同様に、以上の実施例では従
動軸端部に第2の溝が形成されており回転力伝達部材に
第2のスライド桟が形成されている例が示されているが
、本発明では従動軸端部に第2のスライド桟を形成し回
転力伝達部材に第2の溝を形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、原動軸側
と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト方向移動に
対し良好に対処でき、大きな回転力を滑らか且つ低損失
で伝達することができ、保守が簡単な軸継手が提供され
る。また、本発明によれば、単に使用エレメントの数を
変えるのみで、原動軸端部及び従動軸端部の寸法変化に
応じた最適寸法の回転力伝達部材を簡単に構成すること
ができる。
と従動軸側との間の偏心、偏角及びスラスト方向移動に
対し良好に対処でき、大きな回転力を滑らか且つ低損失
で伝達することができ、保守が簡単な軸継手が提供され
る。また、本発明によれば、単に使用エレメントの数を
変えるのみで、原動軸端部及び従動軸端部の寸法変化に
応じた最適寸法の回転力伝達部材を簡単に構成すること
ができる。
【図1】本発明による軸継手の実施例を示す分解斜視図
である。
である。
【図2】回転力伝達部材エレメントの斜視図である。
【図3】本発明による軸継手の実施例を示す分解斜視図
である。
である。
【図4】回転力伝達部材エレメントの斜視図である。
【図5】回転力伝達部材エレメントの斜視図である。
【図6】回転力伝達部材エレメントの斜視図である。
2 原動軸端部
2’ 原動軸回転中心
4 従動軸端部
4’ 従動軸回転中心
10 第1の溝
12 第2の溝
14 回転力伝達部材
16 第1のスライド桟
18 第2のスライド桟
20,20’ 回転力伝達部材エレメント20a,2
0a’ 基板部 20b,20b’ 突起部 20c,20c’ 突起部
0a’ 基板部 20b,20b’ 突起部 20c,20c’ 突起部
Claims (2)
- 【請求項1】 原動軸端部と従動軸端部とが対向配置
されており、上記原動軸端部には原動軸回転中心方向と
直交する面内に第1の方向の第1の溝または第1のスラ
イド桟が複数形成されており、上記従動軸端部には従動
軸回転中心方向と直交する面内に第2の方向の第2の溝
または第2のスライド桟が複数形成されており、上記原
動軸端部と従動軸端部との間には複数のエレメントから
なる回転力伝達部材が介在しており、該回転力伝達部材
の各エレメントには上記原動軸端部の第1の溝または第
1のスライド桟に対し第1の方向にスライド可能に適合
される第1のスライド桟または第1の溝ならびに上記従
動軸端部の第2の溝または第2のスライド桟に対し第2
の方向にスライド可能に適合される第2のスライド桟ま
たは第2の溝が形成されており、上記原動軸端部の第1
の溝または第1のスライド桟の側面及び上記従動軸端部
の第2の溝または第2のスライド桟の側面がいずれも金
属からなり、上記回転力伝達部材の各エレメントの第1
のスライド桟または第1の溝の側面及び第2のスライド
桟または第2の溝の側面がいずれもプラスチックからな
る、ことを特徴とする、軸継手。 - 【請求項2】 上記第1の方向と上記第2の方向とが
直交している、請求項1に記載の軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12460491A JPH04331824A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12460491A JPH04331824A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 軸継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331824A true JPH04331824A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=14889553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12460491A Pending JPH04331824A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04331824A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06200953A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-19 | Kayseven Co Ltd | 軸継手 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP12460491A patent/JPH04331824A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06200953A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-19 | Kayseven Co Ltd | 軸継手 |
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