JPH04331502A - Cos波形発生回路 - Google Patents

Cos波形発生回路

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JPH04331502A
JPH04331502A JP10107591A JP10107591A JPH04331502A JP H04331502 A JPH04331502 A JP H04331502A JP 10107591 A JP10107591 A JP 10107591A JP 10107591 A JP10107591 A JP 10107591A JP H04331502 A JPH04331502 A JP H04331502A
Authority
JP
Japan
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wave
circuit
cos
vin
waves
Prior art date
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Application number
JP10107591A
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English (en)
Inventor
Eiji Nishimori
英二 西森
Seigo Hayashi
林 成吾
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、COS波形発生回路に
関する。一般に、アナログ回路では、矩形波、鋸歯状波
(のこぎり波ともいう)、SIN波、COS波などとい
った様々な形の波形が使用される。ところで、いく種類
かの波形を併用する場合に、波形毎に発生回路を備えた
のでは不経済であることから、一の波形を元にして他の
波形を作り出すことが求められる。
【0002】
【従来の技術】
第1の従来技術 例えば、鋸歯状波からCOS波を作り出すには、図4に
示すような7つのブロック10〜16からなる構成が考
えられる。ブロック10は公知のSIN波発生回路であ
り、入力鋸歯状波(図5参照)に次式(1)の関数特性
を与えるものである。
【0003】2x/(1+x2)  ……(1)ここで
、各辺がそれぞれ「1+x2」「2x」及び「1−x2
」の長さを持つ直角三角形を考えると(図6参照)、こ
の三角形のSINθは、次式(2)で表される。
【0004】SINθ=2x/(1+x2)  ……(
2) 但し、−90°≦θ≦90° したがって、(1)式=(2)式であるから、ブロック
10の出力よりSINθが求められる。
【0005】ブロック11は、ブロック10の出力波形
(図7(a)の関数波形{2x/(1+x2)})から
一次関数axを減算して図7(a)の斜線部分を取り除
くもので、これにより、図7(b)に示すようなSIN
波(y)が生成される。
【0006】ブロック12〜14では、上記のSIN波
(y)を2乗した後、1−y演算してその平方根を求め
、これにより、図8に示すような絶対値表現のCOS波
(|COS|)が生成される。
【0007】そして、ブロック15で、鋸歯状波の振幅
をレベル判定する等して|COS|の空間角(但し、π
/2[rad]=90度、3/2π[rad]=270
度)を判定し、ブロック16で、その空間角の間に存在
する波形(イ)の極性を反転することにより、必要なC
OS波形(図9参照)を作り出すことができる。 第2の従来技術 なお、このような方法以外にも、例えば4次関数回路を
用いることも可能である。すなわち、入力鋸歯状波に対
して、次式(3)に示す関数特性を与えると、g=−(
x2−a2)(x2−b2)  ……(3)その関数波
形は図10に示すようになる。この波形中の期間(ロ)
の部分を取り出すことにより、必要なCOS波を作り出
すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来技術では、多数のブロック構成を必要として回路が
複雑化するといった問題点がある。また、第2の従来技
術でも、少なくとも2個の乗算器と3個の加算器が必要
となり、同様に回路が複雑化するといった問題点がある
【0009】そこで、本発明は、回路構成を複雑化する
ことなく、鋸歯状波からCOS波を作り出すことを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためその原理図を図1に示すように、鋸歯状波の
繰返し時間から復帰時間を引いた時間を1周期とするC
OS波を発生するCOS波形発生回路であって、入力鋸
歯状波を前記1周期内に1つのピークをもつ三角波形に
変換する変換回路と、前記三角波形のセンターレベルと
変換回路の出力との差電圧に、所定の関数特性{2x/
(1+x2)}を与える関数回路と、を備えることを特
徴とする。
【0011】但し、前記関数式中のxは、前記差電圧を
Vdとし、三角波のセンターレベルからの最大値をVm
axとしたときに、Vd/Vmaxで与えられるものと
する。
【0012】
【作用】本発明では、入力鋸歯状波Vinの繰返し時間
から復帰時間を引いた時間内にこの時間の前・後半部分
で傾きの極性が反転する三角波が作られる。そして、そ
の三角波を元に対称的な2つの関数波形が生成され、こ
の2つの関数波形がつなげられてCOS波が表現される
【0013】したがって、関数回路(前記第1の従来技
術のブロック10に相当)と、変換回路とを備えるだけ
でよいから、回路構成が簡素化される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2、図3は本発明に係るCOS波形発生回路の
一実施例を示す図である。
【0015】まず、構成を説明する。図2において、2
0は変換回路、30は関数回路である。
【0016】変換回路20は、抵抗R1、R2、R3、
ダイオードD1、D2及びオペアンプOP1からなる第
1増幅部20Aと、抵抗R4、R5、R6、R7及びオ
ペアンプOP2からなる第2増幅部20Bとを備える。 これは、絶対値回路として公知である。
【0017】第1増幅部20Aは、入力鋸歯状波Vin
(センターレベル:0V)が正電位期間にあるときに、
抵抗R1とR2の比で決まる増幅率(ここでは×1倍)
の反転増幅器として動作する一方、負電位期間にあると
きに、D1を導通させてボルテージフォロワーとして動
作する。このため、第1増幅部20Aの出力VO1には
、Vinの正電位期間中、Vinの反転波形(−Vin
)、つまりVinの負電位期間中、OP1の非反転入力
端子に印加されている電圧と等しい電圧、すなわち0V
が現れる。
【0018】第2増幅部20Bは、抵抗R4とR6の比
で決まる第1の増幅率A1(ここでは×1倍)と、抵抗
R5とR6の比で決まる第2の増幅率A2(ここでは×
2倍)を持つ反転増幅器であり、Vinには第1の増幅
率A1を、またVO1には第2の増幅率A2を適用する
。この第2の増幅器22の出力Vaは、次式(4)で表
わされる。
【0019】       Va=−{(Vin×A1)+(VO1×
A2)}  ……(4)この式(4)において、Vin
の正電位期間では、VO1すなわち−VinがA2(×
2)倍されて、Va=−Vinとなり、一方、Vinの
負電位期間では、VO1=0で(Vin×A1)の項が
生きるから、Va=Vinとなる。すなわち、Vinの
正電位期間と負電位期間の双方が同一の電位方向(正電
位)に揃えられることになり、かかる回路動作は、入力
鋸歯状波Vinの絶対値(|Vin|)を求めたことに
相当する。
【0020】他方、関数回路30は、基準電圧発生部3
1、レベルシフト部32、及びSIN波発生部33を備
える。なお、SIN波発生部33は、前記第1の従来技
術におけるブロック10に相当する。
【0021】基準電圧発生部31は、入力鋸歯状波Vi
nの最大振幅の1/2に相当する大きさの基準電圧Vr
を発生するもので、例えば図示しない鋸歯状波発生回路
からの最大振幅設定電圧Vthを、2つの抵抗R8、R
9によって1/2に分圧し、Vrを発生する。
【0022】レベルシフト部32は、トランジスタQ1
、抵抗R10及び定電流源I1からなる第1のシフト部
32A、及び、トランジスタQ2、抵抗R11及び定電
流源I2からなる第2のシフト部32Bを含み、これら
の第1及び第2のシフト部32A、32Bは、Va及び
Vrを高電位側電源Vccと低電位側電源Veeの間の
所定電位にレベルシフトして充分なマージンを与える。 以下、説明の簡単化のために、レベルシフト後であって
もVa、Vrと呼称する。
【0023】SIN波発生部33は、一対の差動トラン
ジスタQ3、Q4のエミッタを抵抗R12によって接続
し、且つ、それぞれのエミッタを定電流源I3、I4に
接続すると共に、それぞれのコレクタをダイオードD3
、D4を介して負荷トランジスタQ5、Q6に接続する
差動回路33Aと、一対の出力トランジスタQ7、Q8
のエミッタを共通にして定電流源I5に接続すると共に
、それぞれのコレクタを負荷抵抗R13、R14に接続
する出力回路33Bとを含む。
【0024】2つの定電流源I3、I4は、共に等値の
定電流i3、i4を回路に与える。また残りの1つの定
電流源I5は定電流i5を回路に与える。差動トランジ
スタQ3、Q4のコレクタ電流iC3、iC4は、それ
ぞれiC3=i3+Δi3、iC4=i4−Δi4で与
えられ、Δi3及びΔi4は、次式(5)によって求め
られる。
【0025】Δi3=Δi4=VA/R12……(5)
但し、VAは変換回路20からの三角波電圧Vaとその
三角波のセンターレベルに相当する電圧Vrとの差電圧
である。また、一対の出力トランジスタQ7、Q8のコ
レクタ電流iC7、iC8は、それぞれiC7=i7−
Δi7、iC8=i8+Δi8で与えられ、一対の負荷
抵抗R13、R14から取り出される出力電圧Vout
は、前式(2)に示す関数{2x/(1+x2)}に比
例して変化する。
【0026】ここで、xはΔi3/i3(またはΔi4
/i4)で表される。xの範囲は、Vinの振幅、ある
いはR12の値によって、−1〜+1の範囲となるよう
に設定する。これによって、xは、Vinが最大あるい
は最小のときにx=+1、また、Vinが0Vのときに
x=−1に対応する。
【0027】今、xを−1とすると、前式(2)から、
SINθ=−1、すなわちθ=−90[deg]が得ら
れる。また、xを+1とすると、SINθ=+1、すな
わちθ=+90[deg]が与えられる。
【0028】このことは、xを−1から+1の範囲に変
化させると、−90[deg]〜+90[deg]のS
IN波が現れることを示している。したがって、Vin
の変化に伴い、xが+1から−1へそして再び+1へと
変化する過程で出力電圧Voutに、0[deg]〜3
60[deg]のCOS波を生成できる。
【0029】以上述べたように、本実施例によれば、図
3に示すように、復帰時間がtrで繰返し時間から復帰
時間を引いた時間がtfの鋸歯状波Vinを入力すると
、tf内に2つのピークを持つ対称1対の三角波Vaが
生成され、このVaのセンターレベル(平均電圧)に相
当する基準電圧VrとVaとが所定の関数特性{2x/
(1+x2)}を持つ関数回路30に入力される。
【0030】そして、関数回路30で、Vinの前半部
に対応して半サイクルの正弦波(COS波の0[deg
]〜180[deg]までに相当)が作られると共に、
Vinの後半部に対応して残りの半サイクル(COS波
の180[deg]〜360[deg]までに相当)が
作られ、これらがつなぎ合わされて1サイクルのCOS
波が作られる。
【0031】したがって、本実施例では、前記第1の従
来技術におけるブロック10に相当する関数回路30の
他に、入力鋸歯状波を三角波に変換するための回路(変
換回路20)を備えるだけでよく、かかる回路は一般的
な絶対値変換回路で構成できるから、構成の大幅な簡素
化を図ることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、入力鋸歯状波を三角波
形に変換した後、関数回路に通したので、回路構成を複
雑化することなく、COS波を作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】一実施例の構成図である。
【図3】一実施例の波形図である。
【図4】従来例のブロック図である。
【図5】鋸歯状波の波形図である。
【図6】直角三角形を示す図である。
【図7】SIN波の波形図である。
【図8】|COS|波の波形図である。
【図9】COS波の波形図である。
【図10】他の従来例の波形図である。
【符号の説明】
20:変換回路 30:関数回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋸歯状波の繰返し時間から復帰時間を引い
    た時間を1周期とするCOS波を発生するCOS波形発
    生回路であって、入力鋸歯状波を前記1周期内に1つの
    ピークをもつ三角波形に変換する変換回路と、前記三角
    波形のセンターレベルと変換回路の出力との差電圧に、
    所定の関数特性{2x/(1+x2)}を与える関数回
    路と、を備えることを特徴とするCOS波形発生回路。 但し、前記関数式中のxは、前記差電圧をVdとし、三
    角波のセンターレベルからの最大値をVmaxとしたと
    きに、Vd/Vmaxで与えられるものとする。
JP10107591A 1991-05-07 1991-05-07 Cos波形発生回路 Pending JPH04331502A (ja)

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