JPH04330696A - 強誘電体メモリー - Google Patents

強誘電体メモリー

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JPH04330696A
JPH04330696A JP3017775A JP1777591A JPH04330696A JP H04330696 A JPH04330696 A JP H04330696A JP 3017775 A JP3017775 A JP 3017775A JP 1777591 A JP1777591 A JP 1777591A JP H04330696 A JPH04330696 A JP H04330696A
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voltage
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性半導体メモリ
ーに関し、特に強誘電体メモリーに関する。
【0002】
【従来の技術】多くのタイプの半導体メモリーが公知で
あり、コンピュータ化されたシステムにおいて広く使用
されている。1つのタイプのメモリーである不揮発性メ
モリーは、1つの特殊な役割を担う。不揮発性メモリー
は、例えシステムに対する電源が無くなっても、情報を
保持する。
【0003】最近、強誘電性体は不揮発性メモリーを形
成するため使用されてきた。このようなメモリーは、強
誘電性絶縁体でコンデンサ・アレイを作る薄膜処理法を
用いて形成される。例えば、論文「Sol  Gel処
理法によるPb(Zr,Ti)O3薄膜の調製(Pre
paration  of  Pb(Zr,Ti)O3
)  Thin  Films  by  Sol  
Gel  Processing)」(Journal
  of  Applied  Physics、第6
4(5)巻、1988年9月発行)は、PZTで示され
る強誘電体膜の形成について記載している。このメモリ
ーにおいては、コンデンサが行および列の制御線のグリ
ッドと接続され、1つのコンデンサが行線および列線の
各対間に接続されている。 各コンデンサは、メモリーの1つのセルであり、1ビッ
トの情報を記憶する。このようなセルの構成が、一般に
「クロスポイント・アレイ」と呼ばれるものを形成する
【0004】1つのセルの情報の1ビットを記憶するた
め、その対応する行および列の制御線が1つの電圧ソー
スと接続されている。電圧は、コンデンサ内の強誘電体
に分極を与える。正の分極は、論理値1を表わす。負の
分極は論理値0を表わす。
【0005】セルに何が記憶されているかを決定するた
め、2ステップの破壊読出し操作が用いられる。第1の
ステップにおいて、セルの内容が検出される。この検出
ステップで、セルは正の分極が与えられ、セルに対する
変位電流が測定される。もし変位電流が検出されなけれ
ば、セルは前に正に分極されていたことになる。このよ
うに、変位電流が測定されないことは、そのセルが論理
値1を記憶していたことを意味する。反対に、もし変位
電流が検出されるならば、セルが前に論理値0を記憶し
ていたことが判る。
【0006】検出ステップの後、セルは常に論理値1を
含むことになる。もしセルが前に論理値0を記憶してい
たならば、この値を再び記憶するため第2のステップが
必要となる。この値は、論理値0をセルに書込むため書
込み操作を行うことにより再び記憶される。
【0007】破壊読出しクロスポイント・アレイは、幾
つかの重要な欠点を免れない。その第1は、「半選択現
象」と呼ばれる。アレイにおける1つのセルをアクセス
するためある電圧がアレイに対して加えられる時、この
電圧の半分程がこのアレイの他のセルの両端に加わる。 あるセルのアクセスのため1つの行線と1つの列線間に
加えられると、唯1つのセルがこれらの線を直接接続す
る。しかし、前記アレイには、この特定の行および列線
を接続する「寄生経路」と呼ばれる他の経路が存在する
。このような他の経路は1つ以上のセルを含み、このこ
とは、この寄生経路における各セルにはより小さな電圧
が加わることを意味する。しかし、ある場合には、寄生
経路におけるセルの電圧は、これらのセルの作動を妨げ
るに充分な大きさであり得る。
【0008】これまでは、前記の半選択現象は、各セル
の強誘電体コンデンサを絶縁するため使用されたCMO
Sトランジスタによって回避されていた。この試みは、
2つの短所を免れない。第1に、CMOSトランジスタ
は、強誘電体コンデンサを充電するため必要な比較的大
量の電流を流すには適さない。CMOSトランジスタは
、必要な電流を流すため非常に大きくしなければならな
い。しかし、高密度のメモリーがしばしば必要となり、
大きなトランジスタは高密度のメモリーを許容しない。 また、大きなCMOSトランジスタはラッチアップし易
い。もし大きなトランジスタが用いられなければ、メモ
リーの動作は遅くなる。第2に、絶縁トランジスタは別
の制御線を必要とする。これらの線はまた大きなスペー
スをとり、高密度のメモリーとは共存し得ない。
【0009】強誘電体メモリーの破壊読出しの第2の短
所は、情報が実際に不揮発性メモリーにないある期間が
あることである。特に、読出し動作中の検出サイクルと
再記憶サイクルとの間、情報は強誘電体コンデンサには
記憶されていない。もし回路に対する電力がこの時失わ
れるならば、情報が失われることになる。
【0010】破壊読出しの第3の重要な短所は、「疲労
」と呼ばれる。強誘電体に対して大きい電圧を加えるこ
とは、材料に応力を及ぼす。時間の経過とともに、応力
を課された材料は電荷を蓄積する機能が低下する。強誘
電体コンデンサに対して加えられる電圧は、材料に応力
を及ぼす。多くの読出しあるいは書込み操作後には、セ
ルは応力が課された状態となり、そのメモリーとしての
性能は低下する。破壊読出しの場合、強誘電体コンデン
サは、書込み中、ならびに読出しの検出時および読出し
の再記憶時に応力が及ぼされる。
【0011】
【発明の概要】本発明の目的は、CMOS絶縁トランジ
スタを使用することなく、クロスポイント・アレイにお
けるセルを絶縁して半選択現象を回避するする方法の提
供にある。
【0012】また、本発明の目的は、記憶された情報を
中断させることなく、強誘電体メモリーに記憶される情
報を読出す方法の提供にある。
【0013】上記および他の目的は、各コンデンサがそ
の対応する行および列の制御線に対してツェナー・ダイ
オードを介して接続される強誘電体コンデンサのクロス
ポイント・アレイにおいて達成される。逆降伏電圧およ
びコンデンサの1つに対する読出しあるいは書込みを行
うためアレイに加えられる電圧は、適切に選択される。 逆降伏ツェナー電圧は、ツェナーが半選択現象電圧の結
果導通しないように、供給電圧の半分より大きくなるよ
うに選択される。供給電圧は、セルがアクセスされる時
コンデンサが分極されるのを保証するため、少なくとも
ツェナー・ダイオードの逆降伏電圧により強誘電体コン
デンサの保磁閾値電圧を越えなければならない。
【0014】本発明の別の特徴によれば、1つのセルに
記憶される情報は、強誘電体コンデンサの抵抗値を測定
することにより読出される。抵抗値の測定のためには、
保磁閾値電圧より小さな電圧がセル間に生成される。電
流検出増幅器によって、オーミック電流が測定される。
【0015】一実施例においては、バイポーラ接合トラ
ンジスタが、電流前置増幅器として働くように強誘電体
コンデンサと電流検出増幅器間に接続されている。
【0016】更に別の実施例においては、2つのメモリ
ー・セルが情報の1ビットを記憶するようにメモリーが
形成される。このセルは相補値を記憶し、その出力は差
動増幅器に接続される。
【0017】本発明の別の実施例においては、各セルの
強誘電体コンデンサは、バイポーラ・トランジスタで絶
縁される。クロスポイント・アレイの1つの行のセル中
の全てのトランジスタのベースは、ワード制御線に接続
される。
【0018】更に別の実施例においては、1対の強誘電
体コンデンサが、バイポーラ絶縁トランジスタを介して
スタチックRAMセルと接続されている。この実施例は
、抵抗読出しを可能にするため更に改変することができ
る。
【0019】本発明については、以降の詳細な説明およ
び添付図面により更によく理解できよう。
【0020】
【実施例】図1Aは、本発明により作られたメモリーの
一実施例のブロック図を示している。この実施例におい
ては、半選択現象がツェナー・ダイオードの絶縁により
回避される。図1Aに示されたブロックは、当業者が半
導体集積回路の一部として作る方法を理解するであろう
回路を示している。同図では、4つのメモリー・セル、
即ちセル(1、1)、セル(1、2)、セル(2、1)
およびセル(2、2)のアレイが示される。当業者は、
半導体メモリーが更に多くのセルを有することを理解し
よう。
【0021】セルは、行線(ライン)X1とX2、およ
び列線(ライン)Y1とY2と接続されてクロスポイン
ト・アレイを形成する。セルの読出しおよび書込みのた
め必要な電圧は、列ドライバ121および122により
列線Y1およびY2に対し、また行ドライバ141およ
び142により行線X1およびX2に対して加えられる
。行および列の各線に加えられる電圧の値は、制御ロジ
ック10により指示される。制御ロジック10は、読出
しあるいは書込み操作のいずれが行われるか、どのセル
を作動させるかを表示する入力を受取る。これに応答し
て、制御ロジック10は、信号を列ドライバ121、1
22および行ドライバ141、142に対して信号を与
える。
【0022】メモリー・セルの動作については、セル(
1、1)に対して示された詳細を参照することにより更
によく理解することができる。セルは、強誘電体コンデ
ンサF1を含む。コンデンサの形成のためには、メモリ
ーが形成される半導体材料上に1つの金属層が被着され
る。次に、PZTの如き強誘電体層が金属上に被着され
る。最後に、第2の金属層が強誘電体上に被着される。 これらの層は、公知の手法を用いて被着およびパターン
化される。
【0023】図に示されるように、強誘電体コンデンサ
F1の片側がツェナー・ダイオードZ1を介して行線X
1と接続され、他の側はツェナー・ダイオードZ2を介
して列線Y1と接続されている。
【0024】ツェナー・ダイオードZ1およびZ2のツ
ェナー降伏電圧は、セルが半選択現象を免れるように選
択される。ツェナー・ダイオードZ1およびZ2のツェ
ナー降伏電圧は、供給電圧の半分より大きい。先に述べ
たように、半選択現象は、例えセルがアクセス中でなく
とも、供給電圧の半分に達する電圧が1つのセルの両端
に生じさせる。ツェナー・ダイオードZ1およびZ2が
図示の如く直列であれば、供給電圧の半分の電圧ではダ
イオードの1つを降伏させるには不充分である。このた
め、1つのツェナー・ダイオードが非導通状態にあり、
そのセルがアクセスされなければ強誘電体コンデンサF
1に電圧は加えられない。
【0025】しかし、セル(1、1)がアクセスされる
時、セルの両端の電圧は供給電圧と略々等しい。セルに
対して与えられる極性の如何に拘わらず、ツェナー・ダ
イオードZ1またはZ2の一方は順方向にバイアスされ
て約0.5Vの電圧降下を生じ、他方のツェナー・ダイ
オードは逆方向にバイアスされて供給電圧の約半分の電
圧降下を生じる。残りの電圧、強誘電体コンデンサF1
の両端では供給電圧のおよそ半分が降下する。供給電圧
は、その半分が強誘電体コンデンサF1を分極させるの
に充分な大きさとなるように選択される。強誘電体コン
デンサF1を分極させるために必要な電圧は、時に「保
磁電圧」と呼ばれる。このため、供給電圧は、この保磁
電圧の2倍を越えねばならない。
【0026】論理値1をセル(1、1)へ書込むため、
電圧VAが行線X1に結合されるように行ドライバ14
1が切換えられる。列ドライバ12は、電圧VBを列線
Y1に結合する。電圧VAおよびVBは、供給電圧Vs
だけ異なる。例えば、VAはVsと等しく、VBはグラ
ウンド電位とすることもできる。あるいはまた、VAは
+Vs/2とし、VBを−Vs/2とすることもできる
【0027】反対に、論理値0をセル(1、1)に書込
むため、行線X1は電圧VBにあり、列線Y1はVAに
ある。このように、強誘電体コンデンサF1の両端の電
圧の極性は反転される。
【0028】セル(1、1)に記憶されるものを読出す
ため、破壊読出しが行われる。読出しの検出部分の間、
行の線X1はVAに接続され、列線Y1はVBに接続さ
れる。論理値1がセルに対して書込まれる。しかし、も
し変位電流が論理値1をセルに書込むために流れなけれ
ばならなかったならば、検出増幅器A1の出力がこれを
表示することになる。ここで、A1は、抵抗R1の両端
に接続された差動電圧増幅器として略図的に示される。 しかし、電流を測定する任意の方法の使用が可能である
。例えば、電流積分増幅器の使用も可能である。
【0029】もし変位電流が論理値1をセル(1、1)
に書込むために流れたならば、セルは前に論理値0を記
憶していたことになる。このように、増幅器A1の出力
は、読出しの検出部分の前にセル(1、1)に記憶され
たものを表示することができる。増幅器A1の出力は、
出力ロジック16に接続される。出力ロジック16は、
前記セルに記憶した値を制御ロジック10へ与える。も
しセル(1、1)が前に論理値0を記憶していたならば
、制御ロジック10は論理値0をセルに書込ませること
になる。制御ロジック10はまた、メモリーから出力さ
れるべき情報をフォーマットする。例えば、出力は、特
定の時間にあるいは他の信号と関連して現れねばならな
いこともある。出力ロジック16は、他の公知のメモリ
ーに対する出力ロジックの如くに作動する。
【0030】図1Bは、「抵抗読出し」または「非破壊
読出し」と呼ばれる、図1Aのメモリーの変更例を示し
ている。このメモリーは、半選択現象を取除くためツェ
ナー・ダイオードZ1およびZ2を含む。情報は、図1
Aと関連して述べたように、セルに対して書込まれる。 図1Aおよび図1Bのメモリー間の相違は、情報がセル
から読出される方法にある。
【0031】読出し操作は、その抵抗値がその分極の極
性に依存する強誘電体の特性を利用する。先に述べたよ
うに、強誘電体コンデンサF2の分極極性は、これが論
理値1を記憶するかまたは論理値0を記憶するかに依存
する。このため、強誘電体コンデンサF2の抵抗値の検
出は、セルに記憶された情報を表わす。
【0032】強誘電体コンデンサF2の抵抗値を検出す
るため、行ドライバ521は、行線X1を電圧VCに接
続する。列線Y1は、電圧ソースVDに接続する。電圧
VDは、ツェナー・ダイオードZ2のカソードがトラン
ジスタQ1のベースより高い電圧にあることを保証する
。この電圧は、ツェナー・ダイオードZ2が逆バイアス
されて導通状態にならないことを保証する。電圧VCは
、ツェナー・ダイオードZ1が逆バイアス降伏状態にあ
り小さな電圧、例えば50乃至100ミリボルトが、強
誘電体コンデンサF2の両端で降下されるに充分な大き
さである。
【0033】強誘電体コンデンサF2は大きな抵抗を有
するが、その両端の電圧は、抵抗に比例する小さな「オ
ーミック電流」を生じることになる。ツェナー・ダイオ
ードZ2は逆バイアスされるため、全電流がトランジス
タQ1のベースに流れることになる。トランジスタQ1
は、制御線READ(読出し)がトランジスタQ1をそ
の順方向動作領域へバイアスするに充分な高い電圧にあ
る限り、電流前置増幅器として働く。
【0034】増幅された電流は、増幅器A3に対する入
力として与えられる。増幅器A3に対する予め定めた閾
値より高いオーミック電流は、強誘電体コンデンサF2
が論理値1を示す分極状態と一致する抵抗値を有するこ
とを意味する。反対に、予め定めた閾値より低い電流は
、強誘電体コンデンサF2が論理値0を示す分極状態と
一致する抵抗値を持つことを示す。
【0035】図1Bのセルは、セルF2の分極を変える
ことなく読出されることを留意すべきである。読出し操
作の間強誘電体セルF2の両端に加えられる電圧は、1
ボルトの10分の1程度である。数ボルト程度の電圧は
、半導体構造の強誘電体コンデンサの分極状態に影響を
及ぼすためこれまで必要なものである。
【0036】読出し中強誘電体コンデンサF2の両端に
おける低い電圧は、結果として得る電流が非常に小さい
ため問題を起生する。例えば、電流は典型的に、1つの
分極状態では0.001ナノアンペア程度、また逆の分
極状態では0.1ナノアンペア程度である。これら2つ
の状態における電流は2桁程度異なるが、この電流の大
きさもまた非常に小さい。このような電流の測定は、特
にノイズが存在する場合に信頼度が低くなるおそれがあ
る。これらの小さな電流の正確な測定を保証するため幾
つかの方法を取ることができる。
【0037】小さな電流の測定を改善するための1つの
手法は、トランジスタQ1の電流前置増幅器として含め
ることである。もし低い抵抗の強誘電性絶縁体が開発さ
れるならば、トランジスタQ1を取除くことも可能であ
る。
【0038】電流の測定精度を改善するため図1Bに示
される第2の手法は、増幅器A3に対する差動増幅器を
使用することである。図示の如く、第1の列におけるセ
ル(1、1)およびセル(2、1)の出力は、増幅器A
3の1つの入力に送られる。第2の列におけるセル(1
、2)およびセル(2、2)の出力は、増幅器A3の第
2の入力に送られる。セル(1、2)およびセル(2、
2)が常にそれぞれセル(1、1)およびセル(1、2
)における値の論理的補数を記憶するようにメモリーが
作動されるならば、差入力が増幅器A3に対して与えら
れることになる。増幅器A3に対して差動増幅器が用い
られるならば、このように、2つのセルが情報の1ビッ
トを記憶するため必要とされることを留意すべきである
。また、図1Bに示される制御線においては、アレイの
1つの行におけるどれかのセルがアクセスされる時、こ
の行の全てのセルが出力を生じることも留意すべきであ
る。しかし、このような構成は、従来のメモリーにおい
て一般的に使用されており、出力ロジック16により容
易に補償することができる。
【0039】オーミック電流測定による強誘電体コンデ
ンサF2の抵抗値の測定を改善する別の手法は、コンデ
ンサの抵抗値を減らすことと関連する。このオーミック
電流は抵抗値が低くなると増加し、測定のノイズに対す
る影響を少なくする。
【0040】強誘電体コンデンサF2の抵抗値を減少さ
せる1つの方法は、コンデンサの金属プレートが強誘電
性絶縁体と接触する場所の電位障壁を少なくすることで
ある。この電位障壁を少なくするためには、プレートの
形成に使用される金属は強誘電性絶縁体のそれと同様な
作用を持たねばならない。PZT強誘電体の場合は、導
電性酸化物が使用される。スズ酸化物、インジウムスズ
酸化物、あるいはニッケル酸化物を使用することができ
る。このような材料は、もしコンデンサが伝統的な形造
接触金属で形成される場合に観察される1012オーム
−cmとは対照的に、結果として108オーム−cmの
コンデンサに対する抵抗値となり得る。当技術において
は、スパッタリングあるいはsol−gel被着法によ
りこのような材料の導電性層を形成する方法が公知であ
る。
【0041】強誘電体コンデンサF2の両端の抵抗値を
減らす第2の方法は、強誘電体のバルク抵抗を減らすこ
とである。この抵抗値は、幾つかの方法で減らすことが
できる。1つの方法は、不活性金属を1つの層に分散さ
れる前にPZTゲル中に含めることである。少量の銀、
鉛あるいはプラチナをドーパントとして使用することが
できる。これらのドーパントは、表面にスパッタリング
で付着し、次いでPZT膜中に拡散することができる。 更に、過剰鉛、ジルコニウムあるいはチタニウムをso
l−gel中に膜に拡散される前に導入することもでき
る。ホウ素またはガリウムの如き半導体に対するpタイ
プのドーパントとして公知である材料を、強誘電体に対
してそのバルク抵抗を小さくするため導入することも可
能である。あるいはまた、コンデンサF2の強誘電体は
、PZTの薄膜と金属の薄膜を交互に被着することによ
り作ることもできる。抵抗値を減らす別の方法は、PZ
T膜中に酸素の空格子を含めることによる。酸素の空格
子は、低圧においてPZT膜をアニール措置することに
より導入することができる。
【0042】半選択現象を回避する別の方法は、絶縁ト
ランジスタの使用による。従来技術のCMOS絶縁トラ
ンジスタと関連する問題の幾つかを回避するため、図2
Aはバイポーラ絶縁トランジスタを使用するための概略
図を示している。
【0043】図2Aは、強誘電体セル(1、1)、、、
セル(2、2)の4ビットのクロスポイント・アレイを
示す。各セルは、行制御線X1またはX2の1つと列制
御線Y1またはY2の1つとの間に接続される。更に、
各行の各セルがワード制御線(ライン)W1またはW2
の一方と接続される。行制御線、列制御線、およびワー
ド制御線が、それぞれ行ドライバ1021または102
2、列のドライバ1001または1002、およびワー
ド・ドライバ1041または1042と接続される。こ
れらドライバは、制御ロジック10により制御される。
【0044】論理値1をセルに書込むために、行ドライ
バ1021は行線X1を電圧VAと接続し、また列ドラ
イバ1001は列線Y1を電圧VBと接続する。論理値
0をセル(1、1)に書込むため、逆接続が行われる。 列線Y1は電圧VAと接続され、行線X1は電圧VBと
接続される。電圧VBはグラウンド電位であることが多
く、また電圧VAは供給電圧付近である。電圧VAは、
トランジスタQ2およびQ3がオンである時、少なくと
もこれらのトランジスタ間で降下する電圧だけ強誘電体
コンデンサF3の保磁電圧を越える。
【0045】一旦行線X1および列線Y1上の電圧がセ
ットされると、ワード線W1を電圧VAと接続すること
により書込みが完了する。書込みが行われない時は、ワ
ード線W1がグラウンド電位で電圧VBと接続される。
【0046】ワード線W1が高い電圧と接続される時、
行線X1と列線Y1間には導通経路が生じる。この経路
は、強誘電体コンデンサF3およびトランジスタQ3、
Q4を包含する。トランジスタQ3、Q4の一方は順方
向に通電する。他方は逆方向に通電する。どちらのトラ
ンジスタが逆方向に通電するかは、論理値1または論理
値0のどちらがセルに書込まれるかによる。このため、
トランジスタQ3およびQ4は同様な順方向および逆方
向の動作特性を有することが望ましい。
【0047】抵抗R3およびR4は、ワード線W1が行
線X1または列線Y1に対して「クランプ状態のダイオ
ード」となることを阻止するため必要である。トランジ
スタQ2およびQ3のベース/エミッタ電圧は約0.7
ボルトである。抵抗R3およびR4がなければ、ワード
線W1は、低い電圧線より高い0.7ボルトに過ぎず、
ここではこのワード線はグラウンド電位である。抵抗R
3およびR4は、100,000オーム程度の値を持た
ねばならない。
【0048】セルに記憶された値を読出すため、行線X
1、列線Y1およびワード線(ライン)W1は論理値1
をセルに対して書込むように作動される。図1Aに関し
て先に述べたように、セルに対する電流は抵抗R5およ
び増幅器A4の組合わせにより測定される。増幅器A4
の出力は、出力ロジック16に対して与えられる。出力
ロジック16は、適当な出力を与え、制御ロジック10
に対して再記憶動作が行われるべきかどうかを示す信号
を送出する。
【0049】図2Aのメモリーについては、あたかも1
つのセルが一時にアクセスされたかのように記述した。 このメモリーはまた、セルの1つの行全体がアクセスさ
れる場合に使用することができる。制御ロジック10お
よび出力ロジック16は、この場合、多重制御信号を生
じ、あるいは多重出力を受取る。このような状態で作動
するメモリーは、当技術においては公知である。
【0050】図2Bは、唯1つの絶縁トランジスタQ4
を持つ簡単なセルを示している。図2Bのセルは、図2
Aのセルと同じように作動される。図2Aにおける如き
2つの絶縁トランジスタの場合には、ワード線W1がグ
ラウンド電位にある限り、強誘電体コンデンサF3の両
端には電圧が加えられない。図2Bのセルにおいては、
強誘電体コンデンサF4の両端には小さな電圧が現れる
。この電圧は、トランジスタQ4のコレクタとグラウン
ドとの間に寄生キャパシタンスが存在する故に結果とし
て生じる。このキャパシタンスは、C1として略図的に
示されている。行線X1に電圧があると、強誘電体コン
デンサF4およびコンデンサC1は容量的な分圧器を形
成する。しかし、寄生キャパシタンスC1がトランジス
タQ4の適当な構成により強誘電体コンデンサF4と比
較して小さく維持される限り、強誘電体コンデンサF4
両端の電圧は非常に小さく強誘電体コンデンサF4の動
作を中断させることはない。
【0051】図2Bの回路もまた、抵抗読出しメモリー
を形成するため使用することができる。図2Cは、前置
増幅トランジスタQ6で適合された図2Bのセルを示す
。トランジスタQ6は、図1BのトランジスタQ1と同
様に作動する。更に、このセルは、図1Bにおけるセル
と同様に読出し線と接続されている。トランジスタQ6
のエミッタは、トランジスタQ1(図1B)が増幅器A
3と接続されるのと同じ方法で検出増幅器A6と接続さ
れている。
【0052】図2Cのセルは、図2Bのセルと同じ方法
で書込まれる。図2Cのセルを読出すため、ワード線W
1がグラウンド電位に接続されている。行線X1は、比
較的小さな電圧、例えば1ボルトの10分の1の電圧に
接続される。読出し線は正の電圧と接続され、強誘電体
コンデンサF5を流れる電流は、図1Bの強誘電体コン
デンサC1に流れる電流と同じ方法で測定される。
【0053】図2A、図2Bおよび図2Cの回路に使用
されるバイポーラ接合トランジスタを用いる絶縁方法は
、他のメモリー構造において使用することができる。
【0054】図3Aは、「シャドウRAM」と一般に呼
ばれるものを示している。トランジスタQ7、Q8、お
よび抵抗R9、R10は、スタチックRAMセルあるい
はフリップフロップ312と呼ばれるものを形成する。 ノードAは常にノードBと逆の論理状態にある。
【0055】フリップフロップ312に関して1ビット
を読出しあるいは書込むため、書込み/読出し制御線は
論理的ハイの状態に置かれ、トランジスタQ11、Q1
2をオンにする。もし書込みビット線が、正の電源電圧
Vccに接続されるならば、論理値1がフリップフロッ
プ312へ書込まれる。反対に、もし書込みビット線が
グラウンドに接続されるならば、論理値0がセルに書込
まれる。書込みビット線が「浮動状態」(即ち、Vcc
またはグラウンドのいずれにも接続されない状態)にあ
れば、フリップフロップ312に対して何も書込まれず
、値はそのままである。
【0056】フリップフロップ312の値を読出すため
、読出しビット線の値が検出される。フリップフロップ
312は負論理で読出されることに注意すべきである。 換言すれば、フリップフロップ312が論理値1を記憶
するならば、読出しビット線は低い電圧を有することに
なる。
【0057】強誘電体コンデンサF7、F8は、トラン
ジスタQ9、Q10および抵抗R11、12と関連して
、メモリーのシャドウ部分を形成する。強誘電体コンデ
ンサF7、F8は、フリップフロップ312と同じ情報
を記憶する状態に分極させることができる。強誘電体コ
ンデンサF7、F8の状態もまた、フリップフロップ3
12に対して送ることができる。動作においては、フリ
ップフロップ312に記憶された情報は、メモリーに対
する電力が取除かれる直前に強誘電体コンデンサF7、
F8へ送られる。電力がメモリーに対して復元される時
、強誘電体コンデンサF7、F8の情報はフリップフロ
ップ312へ返送される。このように、例え電力が遮断
されても情報はメモリーに保持される。
【0058】情報を強誘電体コンデンサF7、F8へ転
送するため、プレート線は低い電圧にあり、制御線は高
い電圧にある。制御線が高いと、トランジスタQ9、Q
10は、強誘電体コンデンサF7が有効にノードAに接
続され、強誘電体コンデンサF8が有効にノードBに接
続されるように通電する。ノードAまたはノードBのい
ずれか一方は論理的ハイの電圧にある。第1の強誘電体
コンデンサ、即ち論理的ハイの電圧にあるノードと接続
されたコンデンサは、第1の強誘電体コンデンサを正の
方向に分極させるに充分な電圧をその両端に持つ。第2
の強誘電体コンデンサは影響を受けない。
【0059】第2の強誘電体コンデンサは、反対の極性
に充電されねばならない。このような結果は、プレート
線上に高い電圧を与えることにより達成される。低い電
圧のノードと接続されるコンデンサは、第1のコンデン
サと逆に分極する。第1のコンデンサは、略々ゼロボル
トをその両端に有し、これはその分極を大きく変えるに
は充分ではない。
【0060】情報は、強誘電体コンデンサから再びフリ
ップフロップ312へ幾つかの方法で伝送することがで
きる。1つの方法は、フリップフロップ312を正の供
給電圧Vccから遮断することである。次に、制御線1
3が高い電圧状態に置かれ、トランジスタQ9、Q10
をオンにする。高い電圧は、プレート線に置かれる。強
誘電体コンデンサF7、F8はノードAおよびBで共有
される。正の分極を持つ強誘電体コンデンサと対応する
ノードは、他のノードより多くの電荷を取得することに
なる。フリップフロップ312が再びVccと接続され
ると、最も多くの電荷を持つノードは高い電圧状態にラ
ッチされることになる。反対のノードは、低い電圧状態
にラッチされる。このように、フリップフロップ312
の状態は復元される。
【0061】正の供給電圧Vccがフリップフロップ3
12に給電する前に制御線が高い電圧に給電されるなら
ば、同様な試みがメモリーのパワーアップ時に行うこと
ができる。
【0062】バイポーラ手法を用いる時、キャパシタン
スが比較的小さいことを知ることは重要である。例えば
、電荷が強誘電体コンデンサF7、F8間、およびノー
ドA、B間で共有される時、ラッチ情報のフリップフロ
ップ312への切換えは迅速に行わなければならない。 さもなければ、電荷は切換えが生じる前に散逸するおそ
れがある。
【0063】また、一旦強誘電体セルがフリップフロッ
プ312へ送られると、情報が強誘電体コンデンサF7
、F8へ再び書込まれることも重要である。先に述べた
ように、フリップフロップ312の状態の強誘電体コン
デンサF7、F8への転送が、フリップフロップ312
の状態を変えることはない。しかし、情報の強誘電体コ
ンデンサF7、F8からの転送は、コンデンサの状態を
変化させるおそれがある。
【0064】抵抗読出し強誘電体コンデンサにおいて同
様な構成を用いることができる。抵抗読出しに適合する
シャドウRAMセル314Bが図3Bに示される。セル
314Bは、強誘電体コンデンサF7、F8と類似する
フリップフロップ312Bを含む。情報は、フリップフ
ロップ312Bに上記と同じ方法で記憶される。同様に
、情報はフリップフロップ312Bから強誘電体コンデ
ンサF9、F10に対して上記と同じ方法で転送される
【0065】強誘電体コンデンサF9、F10からフリ
ップフロップ312Bに対して情報を転送するため、抵
抗読出しが用いられる。フリップフロップ312Bに対
する供給電圧Vccは遮断される。制御線は低い電圧に
保持され、プレート線は強誘電体コンデンサF9、F1
0の両端に小さな電圧降下を生じるに充分な電圧まで上
昇される。先に述べたように、強誘電体コンデンサF9
、F10に流れる電流は、その極性の状態に依存するこ
とになる。この電流は抵抗R13、R14に流れ、ゲイ
ン線がハイの状態ならば、トランジスタQ13、Q14
において増幅される。電流はノードA’およびB’を正
の分極状態にあってより多くの電荷を受取る強誘電体コ
ンデンサと対応するノードと共に充電する。次に、供給
電圧Vccはフリップフロップ312Bと再び接続され
る。この供給電圧はフリップフロップ312Bをラッチ
させる。より多くの電荷を持つノードは論理的ハイの状
態にラッチされ、他のノードは論理的ローの状態にラッ
チされることになる。このように、強誘電体コンデンサ
F9、F10の状態はフリップフロップ312Bに対し
て転送される。
【0066】本発明については幾つかの実施例を本文に
述べたが、当業者には、多くの代替例が可能であること
が明らかであろう。強誘電体コンデンサの抵抗値を検出
してその分極状態を決定することは、他の多くのメモリ
ー・アーキテクチャにおいて用いることが可能である。 別の例として、強誘電体コンデンサに流れる電流は、一
定の印加電圧に対して測定される。当業者は、一定の電
流を加えて電圧が測定できることが理解されよう。
【0067】また、半導体製造技術は公知であり、本文
に述べた特定の手法の代わりに使用することもできる。 従って、本発明は特許請求の範囲の趣旨によってのみ限
定されるべきものと信じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、本発明の一実施例の簡単な概略図を
示す。図1Bは、非破壊読出しで作動するようにしたA
における本発明の実施例の簡単な概略図を示す。
【図2】図2Aは、本発明の別の実施例の簡単な概略図
を示す。図2Bは、Aのメモリーの1つのセルの別の実
施例の簡単な概略図を示す。図2Cは、Aのメモリーの
1つのセルの別の実施例を示す。
【図3】図3Aは、1つのメモリー・セルの別の実施例
を示す。図3Bは、非破壊読出しのため改変されたAの
実施例を示す。
【符号の説明】
10  制御ロジック 12  列ドライバ 13  制御線 14  行ドライバ 16  出力ロジック 50  列ドライバ 52  行ドライバ 100  列ドライバ 102  行ドライバ 104  ワード・ドライバ 312  フリップフロップ 314  シャドウRAMセル Q  トランジスタ F  強誘電体コンデンサ Z  ツェナー・ダイオード R  抵抗 X  行ライン(線) Y  列ライン(線) W  ワード・ライン(線)

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  a)保磁電圧を有する強誘電体を含む
    強誘電体素子からなるセルと、 b)保磁電圧より高い大きさを持つ第1の電圧と、前記
    保磁電圧より高い大きさと前記第1電圧と逆の極性とを
    持つ第2の電圧とを前記強誘電体素子に加え、前記保磁
    電圧より低い大きさを持つ第3の電圧を前記強誘電体セ
    ルに加え、かつ該第3の電圧により誘起される前記強誘
    電体に流れる電流を検出する手段と、設けてなる強誘電
    体メモリー。
  2. 【請求項2】  前記強誘電体素子が、第1プレートと
    第2プレートとを持つ強誘電体コンデンサを含み、強誘
    電体が該第1プレートと第2プレートとの間に配置され
    る請求項1記載の強誘電体メモリー。
  3. 【請求項3】  前記プレートの材料が、強誘電体の仕
    事関数と略々等しい仕事関数を有する請求項2記載の強
    誘電体メモリー。
  4. 【請求項4】  前記第1プレートと第2プレートが金
    属酸化物から作られる請求項2記載の強誘電性体メモリ
    ー。
  5. 【請求項5】  前記プレートが、スズ酸化物、インジ
    ウムスズ酸化物およびニッケル酸化物からなるグループ
    から選択された金属酸化物から作られる請求項4記載の
    強誘電体メモリー。
  6. 【請求項6】  前記強誘電体がPZTである請求項5
    記載の強誘電体メモリー。
  7. 【請求項7】  前記強誘電体が、強誘電体のバルク抵
    抗を低下させる手段を含む請求項2記載の強誘電体メモ
    リー。
  8. 【請求項8】  前記強誘電体のバルク抵抗低下手段が
    、前記強誘電体をドーピングする金属である請求項7記
    載の強誘電体メモリー。
  9. 【請求項9】  前記ドーピング金属が、銀、鉛および
    プラチナからなるグループから選択される請求項8記載
    の強誘電体メモリー。
  10. 【請求項10】  前記ドーピング金属が、前記強誘電
    体の表面に金属をスパッタリングし、該金属を前記強誘
    電体中に拡散することにより強誘電体に添加される請求
    項8記載の強誘電体メモリー。
  11. 【請求項11】  前記強誘電体のバルク抵抗低下手段
    が、強誘電体中の酸素空格子を含む請求項7記載の強誘
    電体メモリー。
  12. 【請求項12】  前記強誘電体のバルク抵抗低下手段
    が、強誘電体を低圧中でアニーリング処理により形成さ
    れる請求項11記載の強誘電体メモリー。
  13. 【請求項13】  前記強誘電体のバルク抵抗低下手段
    が、強誘電体を分散させた金属層を含む請求項7記載の
    強誘電体メモリー。
  14. 【請求項14】  前記強誘電体のバルク抵抗低下手段
    が、強誘電体中のpタイプ・ドーパントを含む請求項7
    記載の強誘電体メモリー。
  15. 【請求項15】  前記pタイプ・ドーパントが、ホウ
    素およびガリウムからなるグループから選択されたイオ
    ンである請求項14記載の強誘電体メモリー。
  16. 【請求項16】  前記電流検出手段が、ベースが強誘
    電体と接続されたバイポーラ接合トランジスタを含む請
    求項1記載の強誘電体メモリー。
  17. 【請求項17】  前記電流検出手段が、前記バイポー
    ラ接合トランジスタのエミッタと接続された増幅器を更
    に含む請求項16記載の強誘電体メモリー。
  18. 【請求項18】  前記セルが、各々がそのアノードを
    前記強誘電体素子に接続した第1および第2のツェナー
    ・ダイオードを更に含む請求項1記載の強誘電体メモリ
    ー。
  19. 【請求項19】  複数の行制御線と複数の列制御線と
    を更に設け、第1のツェナー・ダイオードのカソードが
    前記行制御線の1つに接続され、前記第2のツェナー・
    ダイオードのカソードが前記列制御線の1つに接続され
    る請求項18記載の強誘電体メモリー。
  20. 【請求項20】  前記電圧印加手段が、a)各々が前
    記行制御線の1つに接続された複数の行ドライバと、 b)各々が前記列制御線の1つに接続された複数の列ド
    ライバと、 を含む請求項19記載の強誘電体メモリー。
  21. 【請求項21】  前記列ドライバの1つが列線上に電
    圧VAを生じ、かつ前記行ドライバの1つが行線上に電
    圧VBを生じる時、前記第1電圧が前記強誘電体素子に
    加えられ、前記電圧VAとVB間の差が、前記強誘電体
    素子の保磁電圧、前記第2ツェナー・ダイオードの両端
    の順方向バイアス電圧降下、および前記第1ツェナー・
    ダイオードの両端の逆降伏電圧の和を越える請求項20
    記載の強誘電体メモリー。
  22. 【請求項22】  前記第3電圧が、前記列ドライバの
    1つが列線上に電圧VDを生じ、また前記行ドライバの
    1つが行線上に電圧VCを生じる時、加えられ、前記電
    圧VDが、前記第2ツェナー・ダイオードのカソード電
    圧を、前記第1ツェナー・ダイオードの逆降伏電圧より
    大きな量に、前記第2ツェナー・ダイオードの逆降伏電
    圧より小さな電圧VCの50ミリボルトを加えたものだ
    け越える請求項21記載の強誘電体メモリー。
  23. 【請求項23】  前記第3の電圧が、前記強誘電体素
    子の保磁電圧より実質的に小さい請求項1記載の強誘電
    体メモリー。
  24. 【請求項24】  前記第3の電圧が、50乃至100
    ミリボルトの範囲内にある請求項23記載の強誘電体メ
    モリー。
  25. 【請求項25】  強誘電体メモリー素子を作動させる
    方法において、 a)前記強誘電体を分極し、 b)該強誘電体の抵抗値を測定する、 ステップを含む方法。
  26. 【請求項26】  前記抵抗値を測定するステップが、
    a)前記強誘電体素子に電圧を加え、 b)該強誘電体素子に流れる電流を検出する、ステップ
    を含む請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】  電圧を加える前記ステップが、前記
    強誘電体素子の保磁電圧より実質的に低い電圧を加える
    ことを含む請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】  測定された電流が閾値を越える時、
    論理値1を出力し、測定された電流が閾値より低い時、
    論理値0を出力することを更に含む請求項25記載の方
    法。
  29. 【請求項29】  行および列の制御線に対してクロス
    ポイント・アレイ状に接続された複数のメモリー・セル
    を有するタイプの半導体メモリーであって、該行および
    列の制御線の各々がドライバに接続されるセルにおいて
    、a)2つの端子を持つメモリー素子と、b)アノード
    が該メモリー素子の第1の端子に接続され、そのカソー
    ドが前記行の制御線に接続された第1のツェナー・ダイ
    オードと、 c)アノードが前記メモリー素子の第2の端子に接続さ
    れ、そのカソードが列の制御線に接続された第2のツェ
    ナー・ダイオードと、を設けてなるセル。
  30. 【請求項30】  前記メモリー素子が、第1の極性を
    持つ閾値を越える電圧が該メモリー素子の両端に加えら
    れる時、第1の状態を記憶し、第2の極性を持つ閾値を
    越える電圧がその両端に加えられる時、第2の状態を記
    憶する請求項29記載のメモリー。
  31. 【請求項31】  閾値、前記第1のツェナー・ダイオ
    ードの逆バイアス降伏電圧、および前記第2ツェナー・
    ダイオードの順方向のバイアス電圧の和を越える電圧を
    、前記セルが接続される前記行および列線の両端に加え
    ることにより、情報がセルに記憶される請求項30記載
    のメモリー。
  32. 【請求項32】  前記セルの入力または出力が現れる
    点と、少なくとも1つの制御線とを有するメモリー・セ
    ルにおいて、 a)不揮発性記憶素子と、 b)1つの端子が該不揮発性記憶素子に接続され、1つ
    の端子が前記点に接続されたバイポーラ接合トランジス
    タと、 c)一端がトランジスタのベースに接続され、一端が制
    御線に接続された抵抗と、 を含むメモリー・セル。
  33. 【請求項33】  前記抵抗が、10,000乃至10
    0,000オームの範囲内の値を有する請求項32記載
    のメモリー。
  34. 【請求項34】  第2のトランジスタと第2の抵抗と
    を更に設け、該第2のトランジスタのベースが前記第2
    抵抗を介して前記制御線に接続され、前記トランジスタ
    の1つの端子が不揮発性記憶素子の1つの端子に接続さ
    れる請求項32記載のメモリー。
  35. 【請求項35】  a)ベースが前記記憶素子の1つの
    端子に接続された第2トランジスタと、 b)前記第2トランジスタの1つの端子に接続された予
    め定めた閾値より高い電流を検出する手段とを更に設け
    てなる請求項32記載のメモリー。
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