JPH0432973Y2 - - Google Patents

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JPH0432973Y2
JPH0432973Y2 JP16161586U JP16161586U JPH0432973Y2 JP H0432973 Y2 JPH0432973 Y2 JP H0432973Y2 JP 16161586 U JP16161586 U JP 16161586U JP 16161586 U JP16161586 U JP 16161586U JP H0432973 Y2 JPH0432973 Y2 JP H0432973Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スライドフアスナーに使用される
自動停止装置付きスライダーに関するものであ
り、更に、詳細には、板バネをカバー内腔部内
に、簡単、かつ、確実に取付けることができるよ
うにしたスライドフアスナー用自動停止装置付き
スライダーに関するものである。
(従来の技術) この出願人は、さきに、実願昭60−76409号と
して、スライドフアスナー用自動停止装置付きス
ライダーの板バネ装着構造、を提案した。
この板バネ装着構造は、第10図イ,ロ,ハ,
ニに示すように、スライダーカバーの湾曲状内側
壁部の前部に、前部板バネ支持部の突片を、板バ
ネの長手方向に後部に向つて前端部を覆うように
折曲したものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この出願人の提案した上記のも
のは、板バネを作用させたとき、その板バネが第
10図ニに示すように、下方に向つて僅かに湾曲
しているか、または、直線状であるために、これ
を作用させるとその板バネの両端が中央方向にス
ライドするが、前部板バネ支持部の突片は、その
スライド方向に折曲形成しているために、板バネ
及びカバーの寸法誤差、並びに、前部板バネ支持
部の突片の折曲形成誤差、又は、その累積によつ
て、折曲片と板バネ前端との係止寸法が小さいと
きは、板バネの支持が外れたり、または、引掛つ
たりして板バネの作用に障害を起すなどの問題が
あつた。
この考案は、以上の問題点を解決することを目
的としてなされたものであつて、カバーの湾曲状
内側壁の前部挟持片を、後部挟持片と同様に、板
バネのスライド方向と直交する方向に折曲形成す
ることによつて、板バネの作用の障害を起さない
スライダーを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) カバーの湾曲状内側壁の前部に、板バネの前端
の両側から前記板バネの下面に向つて覆うように
折曲した前部挟持片を設け、かつ、後部に板バネ
の後端の下面に向つて覆うように折曲した後部挟
持片をそれぞれ設けて、板バネを前記両挟持片の
間に遊嵌状態に支持するように構成したものであ
る。
(作用) この考案は、上記のように構成することによつ
て、カバーの湾曲状内側壁の前部および後部の挟
持片によつて、板バネの両端は、板バネの上下方
向への湾曲によつて板バネの長手方向にスライド
するのに対して、これと直交する方向から遊嵌状
態に支持される。
(実施例) 以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を
説明する。
第6図、第7図及び第8図に示すように、ま
ず、スライドフアスナー用自動停止装置付き両面
スライダーである場合を説明する。スライダーS
は、スライダー胴体A、引手B,B、係止体C1
揺動体C2、板バネD、及びカバーE,Eからな
つている。
スライダー胴体Aは第8図に示すように上翼片
1、下翼片2及び上、下翼片1,2を前端におい
て連結する連結柱5とにより構成され、上翼片1
及び下翼片2の表面には、それぞれ支片3,3′
と上下対称の支承部4,4′とが前後に間隔をへ
だてて突設している。支片3には停止爪挿通孔6
が、上翼片1を貫通して穿設されており、支承部
4,4′には、後方寄りの中央に、上、下翼片1,
2を貫通し、上下支承部4,4′に連通する溝孔
7を形成すると共に、上下対称に上向きに開口し
たU字状凹部8,8′を前後方向に直交する横方
向に設ける。なお上、下翼片1,2の間にはエレ
メント案内部9が設けられている。
引手B,Bは開口を有する略長方板をなし、前
端部に支軸部10,10′が形成され、上下翼片
1,2の表面にそれぞれ引手B,Bを載置し、支
軸部10,10′を支片3,3′と支承部4,4′
との間に支片3,3′を跨ぐように位置させる。
係止体C1は、上方の引手Bの支軸部10に跨
がるように取付けられ、その前側にピン15を挿
通固定するピン固定用孔12(第6図参照)を穿
設し、溝孔7の中間位置に突出する第1連動杆1
3を突設し、その後側には、スライダー胴体Aの
エレメント案内部9に出没し、エレメント列L間
に突入後退する係止爪11を設ける。また揺動体
C2は、引手Bの支軸部10′に跨がるように取付
けられ、その前側にピン15′を挿通固定するピ
ン固定用孔12′(第6図参照)を穿設すると共
に、溝孔7の中間位置に突出し、係止体C1の第
1連動杆13に連係する第2連動杆14を設け
る。上下のピン15,15′はそれぞれピン固定
用孔12,12′に挿通され、支承部4,4′のU
字状凹部8,8′に載置される。
板バネDはほぼ長方形をなし、第5図に示すよ
うに、長尺の平角板金の先導端から順次形成す
る。なお、板バネDの前部は中央より細長く突出
した前端29、後部30は二又状に形成したが、
これはこの実施例に適用するカバーE内のピン支
持部16が第1図のようにカバー内面の両側に設
けられているので、図示のように形成し、しかも
第5図に示すような平角板金から無駄な材料を出
さないように工夫したものである。
しかしながら自動停止装置付きスライダーの種
類によつては、長方形状の板バネとして適用でき
るものであれば任意の形状でよく、板バネの長手
方向に相対した端部をカバーの内側基部に支持す
るようにする。カバーE,Eは、スライダー胴体
Aの各支片3,3′及び支承部4,4′間に係合す
るもので、その側壁にはそれぞれ切欠部17,1
7′(第6図参照)が設けられ、カバーE,Eの
内面前側にそれぞれピン15,15′を支持する
ピン支持部16,16′(第8図参照)が設けら
れている。
第1図イ,ロに示すように、カバーEは詳細に
は、長方形状で上方に湾曲している上壁21、上
壁21の周囲から垂下した前壁22、後壁23及
び両側壁24,24で囲む内腔部25を有し、湾
曲状内側壁26の前部にピン支持部16に隣接し
て前部挟持片27を、後部に後部挟持片28がそ
れぞれ突起状に垂下突設されている。
後部挟持片28は第3図に示すように二又状に
垂下し、前述した板バネDの二又部の内側から両
外側に向つて折曲して当該二又部を支持し、ま
た、前部挟持片27は第4図に示すように細巾の
突出部の両外側から内側に向つて折曲して当該細
巾突出部を支持する。
この考案は、以上のような構成であつて、各部
品を組立てる場合には、先づ第2図イ,ロに示す
ように、カバーEの内腔部25に板バネDを挿入
し、前部挟持片27と後部挟持片28との間に板
バネDを配置する。ついで前部及び後部挟持片2
7,28をそれぞれ板バネDの前端29、後端3
0を覆うように折曲する。例えば2本のパンチ部
をセツトした加締装置を使用すれば、1度の加締
作動により前後挟持片27,28を加締変形して
板バネDを前後の挟持片27,28間に遊嵌状に
支持することができる。この際、第3図に示すよ
うに後部挟持片28が二又状をなすものである場
合は、点線に示すように同挟持片を加締め開き、
板バネDの二又部を支持し、第4図に示すように
前部挟持片27が細巾の突出片部をなすものであ
る場合は、点線に示すように挟持片を夫々内側に
折曲するように加締めて板バネDの突出部を支持
する。
次に、スライダー胴体Aの上翼片1に形成され
ている支片3と支承部4との間に引手B1の支軸
部10を載置し、係止体C1をスライダー胴体A
に組込んで、第1連動杆13を溝孔7の中間位置
に突出させ、停止爪11は停止爪挿通孔6に挿通
し、ピン15をピン固定用孔12に固定してピン
15を支承部4の凹部8に横架し、これにすでに
板バネDを装着したカバーEを、支承部4と支片
3とを覆うように固定し、カバーEの内面前方寄
りに設けたピン支持部16にピン15を支持す
る。この際、カバーEのスライダー胴体Aに対す
る固定は、第7図に示すようにカバーEのスライ
ダー胴体Aに接する側の各角部分を、スライダー
胴体A上に突設した支承部4と支片3の両側にあ
る凹部の加締部Kを加締変形することによつて固
定する。また、下翼片2に対しても下方の引手B
を上方の引手Bと同様に載置し、揺動体C2も係
止体と同様にスライダー胴体Aに対し、第2連動
杆14を溝孔7の中間位置に突出させ、ピン1
5′をピン固定用孔12′に固定してピン15′を
支承部4の凹部8に横架する。そして第1連動杆
13と第2連動杆14との先端部が前後に重ね合
せ状に配置される。更に下方のカバーEも上方の
カバーEと同様に被覆固定する。
なお、上記実施例は、両面スライダーについて
のべたが、第9図に示すように引手B、停止爪付
き係止体C、板バネD、カバーEをスライダー胴
体の片側のみに取付た通常の型式のスライダーに
も適用できることは勿論である。
(考案の効果) この考案は、カバーの湾曲状内側壁の前部に、
板バネの前端の両側から、前記板バネの下面に向
つて覆うように折曲した前部挟持片を設け、か
つ、後部に板バネの後端の下面に向つて覆うよう
に折曲した後部挟持片をそれぞれ設け、板バネを
前記前部及び後部の両挟持片の間に遊嵌状態に支
持することにより、板バネの作用時において板バ
ネが上下方向へ湾曲して、板バネの前後端が板バ
ネの長手方向にスライドするが、カバーの前部と
後部の各挟持片が夫々板バネのスライド方向に対
し直交する方向に折曲形成しているため、板バネ
の作動に相応して当該板バネを支持している掛り
代が変化し小さくなることがない。
それ故、板バネ、カバー、カバー内の前後の挟
持片の寸法を特別に高精度に設定することなく、
通常に寸法公差でよいから生産性が良いのみなら
ず、前記板バネ等のそれぞれ寸法公差、あるいは
多少の寸法誤差があつて、これが累積したとして
も板バネの掛り代に不足を生ずることもないた
め、板バネが挟持片から外れたり引掛つたりして
作動不能になることがなく、常に充分かつ確実な
スプリング作用を得ることができるなどの優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、この考案の実施例を示すもので、
第1図イは、第7図に示したスライダーに適用し
たカバーの底面図、同図ロは、第1図イのX−X
断面図、第2図イは、カバー内に板バネを装着し
た底面図、同図のロは、第2図イのZ−Z断面
図、第3図は、第1図のY−Y断面図、第4図
は、第1図のZ′−Z′断面図、第5図は、板バネの
平面図、第6図はスライダーを分解した斜視図、
第7図はスライダー全体の斜視図、第8図はスラ
イダーの断面図、第9図はスライダーの他の実施
例の一部の断面図、第10図は従来のカバーを示
す。そのイはカバーの底面図、ロは第10図X−
X断面図、ハは、カバー内に板バネを装着した底
面図、ニはハのZ−Z断面図である。 E……スライダーのカバー、D……板バネ、2
6……湾曲状内側壁、27……前部挟持片、28
……後部挟持片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カバーEの湾曲状内側壁26の前部に、板バネ
    Dの前端29の両側から前記板バネDの下面に向
    つて覆うように折曲した前部挟持片27,27を
    設け、かつ、後部に板バネDの後端30の下面に
    向つて覆うように折曲した後部挟持片28,28
    をそれぞれ設けて、板バネDを前記前部挟持片2
    7,27、後部挟持片28,28の間に遊嵌状態
    に支持したスライドフアスナー用自動停止装置付
    きスライダーの板バネ装着構造。
JP16161586U 1986-10-23 1986-10-23 Expired JPH0432973Y2 (ja)

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JPS6366912U JPS6366912U (ja) 1988-05-06
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5664300A (en) * 1995-08-31 1997-09-09 Ykk Corporation Auto-lock slider for slide fastener
JP2009095370A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Ykk Corp 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー

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