JPH0432972Y2 - - Google Patents

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JPH0432972Y2
JPH0432972Y2 JP3774887U JP3774887U JPH0432972Y2 JP H0432972 Y2 JPH0432972 Y2 JP H0432972Y2 JP 3774887 U JP3774887 U JP 3774887U JP 3774887 U JP3774887 U JP 3774887U JP H0432972 Y2 JPH0432972 Y2 JP H0432972Y2
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JP
Japan
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slider
flange
rail
slide fastener
slit
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JP3774887U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、長手方向に連続して形成された左右
一対の噛合部材を噛合、解離させるようにしたレ
ール状スライドフアスナーに用いるところのスラ
イダーの改良に関するものである。
従来の技術 従来のレール状スライドフアスナー用スライダ
ーは、例えば実公昭54−40165号公報に示すよう
に、逆U字状に構成したスライダーの前部中央に
設けた楔状片により、噛合した一対の係合片間に
割り込んで噛合を解離するとともに、逆の方向に
摺動することにより、スライダーの両側壁によつ
て、レール状に長手方向に連続してのびる係合片
の細長体の背部を相互に内方に押圧して係合片を
噛合させるようにしたものが知られていた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら従来のレール状スライドフアスナ
ー用スライダーは、直線部分につけたレール状ス
ライドフアスナーの開閉を目的として作られてい
るため、レール状スライドフアスナーの係合片が
彎曲して取付けられているコーナ部においては、
彎曲している係合片がスライダー内部においてそ
の上壁やフランジ部に強く接触して、開閉のため
のスライダーの摺動が重くなり、最悪の場合には
スライダーが係合片から外れる原因となり問題と
なつていた。
そこで本考案は、前記の問題点を解消してコー
ナー部においても軽く円滑に摺動することができ
しかも係合片の噛合、解離を確実に行えるレール
状スライドフアスナー用スライダーを提供するこ
とを目的としたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は従来の問題点を解決するため、上壁1
と左右の側壁3,3、該側壁3,3より内側に折
曲延出したフランジ部5,5および上壁1と連結
柱4によつて連結された下壁2とを備え、これら
によつて内部に噛合部材14,15を噛合、解離
するためのY字状案内溝7を形成し、前記フラン
ジ部5,5と下壁2との間に、噛合部材のテープ
部12,13が通るスリツト6を形成してなるレ
ール状スライドフアスナー用スライダーSにおい
て、前記スリツト6における噛合部材14,15
が噛合を始める噛合点8より後方に向けて、前記
フランジ部5,5の後端部9,9を、そのスリツ
ト間隔が末広がり状に広がるように形成すると共
に、前記フランジ部5,5における前方および後
方開口部を下方への傾斜面10,11とすること
により、レール状スライドフアスナーにおける直
線部のみならずコーナー部においても軽く円滑に
摺動できるスライダーとしたものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案のスライダーの全体を示した斜
視図であり、第2図は同じく底面図であつてスリ
ツトの状態をわかり易く示したものである。
スライダーSは、上壁1、下壁2、左右の側壁
3,3とこの側壁3,3より底部に折曲して延出
したフランジ5,5と上壁1と下壁2とを連結す
る連結柱4とから構成されている。そしてスライ
ダーSの内部には連結柱4を挟んで、レール状ス
ライドフアスナーの噛合部材14,15を誘導す
るところのY字状の案内溝7が形成されており、
またスライダーの底部には第2図に示すように、
左右の側壁3,3より底部に延出したフランジ
5,5と下壁2とによつて、Y字状案内溝7の中
央に位置するようにスリツト6,6が形成されて
いて、噛合部材14,15のテープ部12,13
が嵌合するように構成されている。
そしてスライダーSは、弾性を有する合成樹脂
よりなる長手方向に連続してレール状に形成され
た噛合部材14,15を案内溝7により誘導し
て、上壁1と下壁2を連結する連結柱4により噛
合した噛合部材14,15を解離したり、また逆
の方向に摺動して第3図に示すように案内溝7に
より噛合部材14,15を互いに噛合するように
なつている。
次に本考案の特徴とする構成について説明する
と、第1は噛合部材14,15およびその取付部
であるテープ部12,13と、スライダーのフラ
ンジ5,5との接触部分を改良したもので、スラ
イダーのフランジ5,5において、噛合部材1
4,15およびテープ部12,13が一番強く接
触するところの噛合が開始する噛合点8(スライ
ダーSを逆に摺動する場合の解離を始める解離点
でもある)より後方のフランジ部、即ち噛合部材
14,15と接触するフランジの後端部9の内壁
9a,9a、テープ部12,13と接触するフラ
ンジの後端部9の外壁9b,9bの接触抵抗を軽
減したものである。つまり、本考案はこのフラン
ジの後端部9の内壁9a,9aおよび外壁9b,
9bを後方に向つて末広がり状に互いの間隔を広
げるように構成して、噛合、解離に余り関与しな
い部分における接触をなくしスライダーの摺動を
軽く円滑に行えるようにしたものである。
そして第2の特徴とする構成は、例えば第5図
に示すようにバツグBの開口部に取付けたレール
状スライドフアスナーのように彎曲して取付けら
れているコーナー部においても軽く円滑に摺動で
きるようにスライダーを改良したもので、第3図
および第4図はその構造を示したものである。ス
ライダーの案内溝7は第4図に示すように直線状
に形成されているため、コーナー部の彎曲した噛
合部材14,15を摺動するときにはスライダー
の案内溝7の前方および後方開口部の下端部が噛
合部材14,15と強く接触しスライダーの摺動
を重くする原因となつている。そこで本考案は案
内溝7の前方および後方の開口部の下端部に当る
ところのフランジ5,5を、第4図に示すように
下方に傾斜する傾斜面10,11に構成すること
により、彎曲して取付けてある噛合部材の下方の
段部16,17とフランジ5,5との接触を極力
少くするようにしてスライダーの摺動を軽く行え
るようにしたものである。
以上のように本考案は、フランジの噛合点より
後方の部分9を、左右のフランジ間隔が末広がり
状になるように形成すると共に、更にフランジの
前方および後方の開口部の下端部を傾斜面10,
11としてコーナー部におけるスライダーの摺動
を軽く円滑に行えるように構成したものである。
考案の効果 本考案は、スリツトの噛合点より後方のフラン
ジの後端部を、そのスリツト間隔が末広がり状に
広がるように形成したため、レール状スライドフ
アスナーのテープ部の接触が軽減されると共に、
フランジの前方および後方の開口部の下端部を下
方への傾斜面としてレール状スライドフアスナー
のコーナー部における噛合部材との接触が軽減さ
れるようにしたため、レール状スライドフアスナ
ーの直線部のみならずコーナー部においてもスラ
イダーを軽く円滑に摺動することができ、しかも
噛合部材の噛合、解離を確実に行えるという優れ
た効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスライダーの斜視図、第2図
は同じく底面図、第3図は同じく正面図、第4図
はコーナー部におけるスライダーの一部断面とし
た側面図、第5図はバツグに取付けたレール状ス
ライドフアスナーにおける本考案のスライダーの
使用状態を示した図面である。 S……スライダー、2……下壁、4……連結
柱、5……フランジ、6……スリツト、8……噛
合点、9……フランジ後端部、10,11……傾
斜面、12,13……テープ部、14,15……
噛合部材、16,17……段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上壁1と左右の側壁3,3、該側壁3,3より
    内側に折曲延出したフランジ部5,5および上壁
    1と連結柱4によつて連結された下壁2とを備
    え、これらによつて内部に噛合部材14,15を
    噛合、解離するためのY字状案内溝7を形成し、
    前記フランジ部5,5と下壁2との間に、噛合部
    材のテープ部12,13が通るスリツト6を形成
    してなるレール状スライドフアスナー用スライダ
    ーSにおいて、前記スリツト6における噛合部材
    14,15が噛合を始める噛合点8より後方に向
    けて、前記フランジ部5,5の後端部9,9を、
    そのスリツト間隔が末広がり状に広がるように形
    成すると共に、前記フランジ部5,5における前
    方および後方開口部を下方への傾斜面10,11
    としたことを特徴とするレール状スライドフアス
    ナー用スライダー。
JP3774887U 1987-03-14 1987-03-14 Expired JPH0432972Y2 (ja)

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JP3774887U JPH0432972Y2 (ja) 1987-03-14 1987-03-14

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JP3774887U JPH0432972Y2 (ja) 1987-03-14 1987-03-14

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JPS63144017U JPS63144017U (ja) 1988-09-22
JPH0432972Y2 true JPH0432972Y2 (ja) 1992-08-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003519556A (ja) * 2000-01-11 2003-06-24 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 二次元平面にある再閉可能なファスナに開け閉めする力を働かせるスライダ
JP2003519557A (ja) * 2000-01-11 2003-06-24 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 二次元平面に配置された再閉可能な締結具を開閉するスライダー

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JPS63144017U (ja) 1988-09-22

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