JPH0352409Y2 - - Google Patents
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- JPH0352409Y2 JPH0352409Y2 JP1983070297U JP7029783U JPH0352409Y2 JP H0352409 Y2 JPH0352409 Y2 JP H0352409Y2 JP 1983070297 U JP1983070297 U JP 1983070297U JP 7029783 U JP7029783 U JP 7029783U JP H0352409 Y2 JPH0352409 Y2 JP H0352409Y2
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- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 5
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、左右一対のフアスナーストリンガー
の各エレメント列の下端に各々設けられた止め部
材と、両止め部材に嵌着されるカバー部材とから
成るスライドフアスナーの分割型下止め具に関す
るものである。
の各エレメント列の下端に各々設けられた止め部
材と、両止め部材に嵌着されるカバー部材とから
成るスライドフアスナーの分割型下止め具に関す
るものである。
周知のとおり、スライドフアスナーの分割型下
止め具にあつては、衣服に独立して縫着固定した
左右一対のフアスナーストリンガーの各エレメン
ト列の下端に止め部材を設け、これら止め部材に
スライダーを通して両ストリンガーのエレメント
列を噛合させ、次いで、前記両止め部材にカバー
部材を嵌着して当該両止め部材を一体的に結合に
させることによつて、スライダーの抜けを防止し
ている。
止め具にあつては、衣服に独立して縫着固定した
左右一対のフアスナーストリンガーの各エレメン
ト列の下端に止め部材を設け、これら止め部材に
スライダーを通して両ストリンガーのエレメント
列を噛合させ、次いで、前記両止め部材にカバー
部材を嵌着して当該両止め部材を一体的に結合に
させることによつて、スライダーの抜けを防止し
ている。
ところで、上記スライドフアスナーの分割型下
止め具にあつては、従来、表板と裏板(本考案に
おいては、スライダーの移動方向を下方向とし、
フアスナーテープ面の法線方向を表裏方向とす
る。)とを一端において弾力性を有する連結柱で
一体に連結し、前記表板と裏板の各周縁のうち、
前記連結柱と反対側の上端縁と、左右の側縁とに
相手側に向けて突出する周壁を形成したカバー部
材を用いたものが提案されていて(実公昭54−
35771号)、左右一対のフアスナーストリンガーに
スライダーを通した後に、フアスナーストリンガ
ーの各エレメント列の下端に各々形成されている
止め部材を互いに係合させ、これら両止め部材を
前記カバー部材の表板、裏板、連結柱および周壁
により形成される空間に嵌め込んで下止め具を構
成している。
止め具にあつては、従来、表板と裏板(本考案に
おいては、スライダーの移動方向を下方向とし、
フアスナーテープ面の法線方向を表裏方向とす
る。)とを一端において弾力性を有する連結柱で
一体に連結し、前記表板と裏板の各周縁のうち、
前記連結柱と反対側の上端縁と、左右の側縁とに
相手側に向けて突出する周壁を形成したカバー部
材を用いたものが提案されていて(実公昭54−
35771号)、左右一対のフアスナーストリンガーに
スライダーを通した後に、フアスナーストリンガ
ーの各エレメント列の下端に各々形成されている
止め部材を互いに係合させ、これら両止め部材を
前記カバー部材の表板、裏板、連結柱および周壁
により形成される空間に嵌め込んで下止め具を構
成している。
しかしながら、上記分割型下止め具において
は、カバー部材の表板と裏板の上端縁の周壁内面
を止め部材の上端縁に係合することによつて、左
右一対のフアスナーストリンガーの両止め部材を
カバー部材により一体的に結合させているにすぎ
ないために、カバー部材と両エレメント列におけ
る最下端のエレメントとの間に隙間が生じて、従
つて、フアスナーテープ面の法線方向に向く力、
謂ゆる、突き上げ力が噛合エレメント列の下端部
に加わると、その部分においてエレメント同士の
噛合が外れてチエーン割れを起こすという問題が
あつた。
は、カバー部材の表板と裏板の上端縁の周壁内面
を止め部材の上端縁に係合することによつて、左
右一対のフアスナーストリンガーの両止め部材を
カバー部材により一体的に結合させているにすぎ
ないために、カバー部材と両エレメント列におけ
る最下端のエレメントとの間に隙間が生じて、従
つて、フアスナーテープ面の法線方向に向く力、
謂ゆる、突き上げ力が噛合エレメント列の下端部
に加わると、その部分においてエレメント同士の
噛合が外れてチエーン割れを起こすという問題が
あつた。
本考案は、上記分割型下止め具に上述のような
問題があつたことに鑑みて為されたものであつ
て、左右一対のフアスナーストリンガーの噛合状
態のエレメント列の下端部に突き上げ力が加わつ
たときのチエーン割れを防止することのできるス
ライドフアスナーの分割型下止め具を提供するこ
とを目的とする。
問題があつたことに鑑みて為されたものであつ
て、左右一対のフアスナーストリンガーの噛合状
態のエレメント列の下端部に突き上げ力が加わつ
たときのチエーン割れを防止することのできるス
ライドフアスナーの分割型下止め具を提供するこ
とを目的とする。
上記目的を解決するために、本考案は、止め部
材のフアスナーテープ側の側縁に係合段部を形成
し、カバー部材の表板と裏板の両側縁に相手側に
向けて突出する周壁を形成し該周壁に前記係合手
段と係合する鉤部を設けることにより、止め部材
とカバー部材とを左右の方向で係合させて成るス
ライドフアスナーの分割型下止め具において、前
記カバー部材を、表板と裏板の上端側間に両フア
スナーエレメントにおける最下端のエレメントの
一部を嵌入し得る大きさに形成するという手段を
採用した。
材のフアスナーテープ側の側縁に係合段部を形成
し、カバー部材の表板と裏板の両側縁に相手側に
向けて突出する周壁を形成し該周壁に前記係合手
段と係合する鉤部を設けることにより、止め部材
とカバー部材とを左右の方向で係合させて成るス
ライドフアスナーの分割型下止め具において、前
記カバー部材を、表板と裏板の上端側間に両フア
スナーエレメントにおける最下端のエレメントの
一部を嵌入し得る大きさに形成するという手段を
採用した。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
明する。
本考案に係る分割型下止め具10は、第1図な
いし第9図に示すように、フアスナーストリンガ
ー1,1のエレメント列2,2の下端に各々設け
られた止め部材11,12と、両止め部材11,
12が嵌入されるカバー部材13とにより構成さ
れている。
いし第9図に示すように、フアスナーストリンガ
ー1,1のエレメント列2,2の下端に各々設け
られた止め部材11,12と、両止め部材11,
12が嵌入されるカバー部材13とにより構成さ
れている。
止め部材11,12は、フアスナーエレメント
を成形した後、スペース部を形成した連続フアス
ナーチエーンに対して合成樹脂の射出成形等によ
り上止め部を成形すると同時に形成されており、
第9図にその一方11を代表して示すように、フ
アスナーテープ4,4の芯紐部5,5を跨架した
状態に設けられている。各止め部材11,12の
幅方向の側縁のうち、フアスナーテープ4,4側
の側縁には、第3図および第5図に示すように、
上端側(フアスナーエレメント側)に向く係合段
部14,15が下端側から略同じ距離の箇所に
各々形成されており、また前記係合段部14,1
5から下端側の側面は上端側に比べて下端側が幅
狭になる傾斜面16,17になつている。また、
各止め部材11,12の表面と裏面に小さな突起
18,19が複数条に形成されており、傾斜面1
6,17と反対側の側縁の下端側は凹部20,2
1になつている。
を成形した後、スペース部を形成した連続フアス
ナーチエーンに対して合成樹脂の射出成形等によ
り上止め部を成形すると同時に形成されており、
第9図にその一方11を代表して示すように、フ
アスナーテープ4,4の芯紐部5,5を跨架した
状態に設けられている。各止め部材11,12の
幅方向の側縁のうち、フアスナーテープ4,4側
の側縁には、第3図および第5図に示すように、
上端側(フアスナーエレメント側)に向く係合段
部14,15が下端側から略同じ距離の箇所に
各々形成されており、また前記係合段部14,1
5から下端側の側面は上端側に比べて下端側が幅
狭になる傾斜面16,17になつている。また、
各止め部材11,12の表面と裏面に小さな突起
18,19が複数条に形成されており、傾斜面1
6,17と反対側の側縁の下端側は凹部20,2
1になつている。
止め部材12は、止め部材11よりも上方に突
出しており、係合段部15と反対側の側縁の上端
側は止め部材11を有するフアスナーストリンガ
ー1の最下端のフアスナーエレメント3′の噛合
頭部41が部分的に嵌入する凹部22になつてお
り、この凹部22にフアスナーエレメント3′の
噛合頭部41に形成された係合凹溝43に嵌入す
る突片23が形成されている。前記突片23は、
端部が半円弧状の断面に形成されている。
出しており、係合段部15と反対側の側縁の上端
側は止め部材11を有するフアスナーストリンガ
ー1の最下端のフアスナーエレメント3′の噛合
頭部41が部分的に嵌入する凹部22になつてお
り、この凹部22にフアスナーエレメント3′の
噛合頭部41に形成された係合凹溝43に嵌入す
る突片23が形成されている。前記突片23は、
端部が半円弧状の断面に形成されている。
止め部材11,12は、略同じ厚さをしている
と共に、フアスナーエレメント3よりも薄く作ら
れており、しかもスライダー6のエレメント案内
溝7を自由に挿通可能な大きさに作られている。
と共に、フアスナーエレメント3よりも薄く作ら
れており、しかもスライダー6のエレメント案内
溝7を自由に挿通可能な大きさに作られている。
カバー部材13は、合成樹脂で作られており、
表板24と裏板25とを下端側の幅方向中央部に
おいて連結柱26により互いに連結して一体化し
ており、表板24と裏板25の両側縁に相手側に
向けて突出する周壁27,28を有している。
表板24と裏板25とを下端側の幅方向中央部に
おいて連結柱26により互いに連結して一体化し
ており、表板24と裏板25の両側縁に相手側に
向けて突出する周壁27,28を有している。
表板24と裏板25は、第2図、第4図および
第6図に示すように、止め部材11,12の厚さ
と略同じだけ互いに離れており、上端内面に段状
をした押え口部29,30が形成されて両押え口
部29,30の間隔がフアスナーエレメント3の
厚さと略同じになつている。このように、押え口
部29,30が形成されていることで、カバー部
材13全体は止め部材11,12だけでなく、フ
アスナーエレメント3′の一部を嵌入し得る大き
さに形成されていることになる。
第6図に示すように、止め部材11,12の厚さ
と略同じだけ互いに離れており、上端内面に段状
をした押え口部29,30が形成されて両押え口
部29,30の間隔がフアスナーエレメント3の
厚さと略同じになつている。このように、押え口
部29,30が形成されていることで、カバー部
材13全体は止め部材11,12だけでなく、フ
アスナーエレメント3′の一部を嵌入し得る大き
さに形成されていることになる。
周壁27,28の内面には、第3図および第5
図に示すように、下端側に向く鉤部31,32が
上端側に形成されており、該鉤部31,32の上
端側の内面が上端側ほど幅広となる傾斜面33,
34になつている。周壁27,28は、第2図に
示すように、フアスナーテープ4の幅よりは広
く、芯紐部5よりは狭い距離だけ互いに離れてい
る。前記鉤部31,32は、表板24と裏板25
の押え口部29,30よりも下端側に形成されて
いる。
図に示すように、下端側に向く鉤部31,32が
上端側に形成されており、該鉤部31,32の上
端側の内面が上端側ほど幅広となる傾斜面33,
34になつている。周壁27,28は、第2図に
示すように、フアスナーテープ4の幅よりは広
く、芯紐部5よりは狭い距離だけ互いに離れてい
る。前記鉤部31,32は、表板24と裏板25
の押え口部29,30よりも下端側に形成されて
いる。
連結柱26の上端側は、止め部材11,12の
凹部20,21に対応した断面形状の膨出部35
になつており、また連結柱26と周壁27,28
の間は芯紐部挿入口36,36になつている。
凹部20,21に対応した断面形状の膨出部35
になつており、また連結柱26と周壁27,28
の間は芯紐部挿入口36,36になつている。
各フアスナーエレメント3,3′は、図示の例
では、表裏の脚部40で芯紐部5,5を跨架した
状態にフアスナーテープ4,4に取付けられてお
り、また噛合頭部41に先端側が開口したU字状
の係合凹溝42を有し、脚部40と噛合頭部41
の間の噛合凹部43に相手側のフアスナーエレメ
ント3の前記係合凹溝42に嵌入する係合突片4
4を各々有している。
では、表裏の脚部40で芯紐部5,5を跨架した
状態にフアスナーテープ4,4に取付けられてお
り、また噛合頭部41に先端側が開口したU字状
の係合凹溝42を有し、脚部40と噛合頭部41
の間の噛合凹部43に相手側のフアスナーエレメ
ント3の前記係合凹溝42に嵌入する係合突片4
4を各々有している。
この分割型下止め具10は、各フアスナースト
リンガー1,1をスライダー6に通して止め部材
12の突片23を最下端のフアスナーエレメント
3′の係合凹部43に係合させると共に、下端側
の複数個のフアスナーエレメント3を噛合させた
状態で、第5図および第6図に示すように、カバ
ー部材10をその押え口部29,30側からフア
スナーストリンガー1,1の止め部材11,12
側に嵌め、更に、カバー部材10の鉤部31,3
2が止め部材11,12の係合段部14,15に
係合するまでカバー部材10またはフアスナース
トリンガー1,1を押込むことにより組立てられ
る。
リンガー1,1をスライダー6に通して止め部材
12の突片23を最下端のフアスナーエレメント
3′の係合凹部43に係合させると共に、下端側
の複数個のフアスナーエレメント3を噛合させた
状態で、第5図および第6図に示すように、カバ
ー部材10をその押え口部29,30側からフア
スナーストリンガー1,1の止め部材11,12
側に嵌め、更に、カバー部材10の鉤部31,3
2が止め部材11,12の係合段部14,15に
係合するまでカバー部材10またはフアスナース
トリンガー1,1を押込むことにより組立てられ
る。
この際、止め部材11,12のフアスナーテー
プ4,4側の側縁のうち係合段部14,15より
下端側は止め部材11,12の幅が下端側ほど狭
くなる傾斜面16,17であるのに対し、カバー
部材13の周壁27,28の内面のうち鉤部3
1,32よりも上端側は間隔が上端側ほど広くな
る傾斜面33,34であるから、フアスナースト
リンガー1,1またはカバー部材13を押し込む
だけで、止め部材11,12とカバー部材13を
嵌着することができ、嵌着作業がきわめて簡単で
ある。また、止め部材11,12の表面と裏面に
小さな突起18,19が複数条形成されているの
で、ガタつきのない確実な嵌着状態を提供でき
る。更に、自動機械によりカバー部材13に嵌着
することも可能である。
プ4,4側の側縁のうち係合段部14,15より
下端側は止め部材11,12の幅が下端側ほど狭
くなる傾斜面16,17であるのに対し、カバー
部材13の周壁27,28の内面のうち鉤部3
1,32よりも上端側は間隔が上端側ほど広くな
る傾斜面33,34であるから、フアスナースト
リンガー1,1またはカバー部材13を押し込む
だけで、止め部材11,12とカバー部材13を
嵌着することができ、嵌着作業がきわめて簡単で
ある。また、止め部材11,12の表面と裏面に
小さな突起18,19が複数条形成されているの
で、ガタつきのない確実な嵌着状態を提供でき
る。更に、自動機械によりカバー部材13に嵌着
することも可能である。
このように組立てられた状態において、最下端
のフアスナーエレメント3′の下端側が分割型下
止め具10の押え口部29に嵌入しているので、
エレメント列2,2の下端部に突き上げ力が加わ
つても、フアスナーエレメント3の噛合が外れず
チエーン割れを阻止し、しかも止め部材12の突
片23が最下端のフアスナーエレメント3′の係
合凹部43に嵌入しているから、より強い突き上
げ力が加わつてもチエーン割れを阻止する。ま
た、段部14,15が止め部材11,12の幅方
向の側縁に形成されており、鉤部33,34が周
壁27,28の内側面に形成されているから、表
板24と裏板25が開く方向の力が加わつても係
合段部14,15と鉤部32,33の係合が外れ
る虞がない。更に、止め部材11,12がフアス
ナーエレメント3よりも薄くなつているし、カバ
ー部材13の表板24と裏板25にフアスナーエ
レメント3用の押え口部29,30を形成してい
るから、カバー部材13を薄くすることができて
体裁がよい。
のフアスナーエレメント3′の下端側が分割型下
止め具10の押え口部29に嵌入しているので、
エレメント列2,2の下端部に突き上げ力が加わ
つても、フアスナーエレメント3の噛合が外れず
チエーン割れを阻止し、しかも止め部材12の突
片23が最下端のフアスナーエレメント3′の係
合凹部43に嵌入しているから、より強い突き上
げ力が加わつてもチエーン割れを阻止する。ま
た、段部14,15が止め部材11,12の幅方
向の側縁に形成されており、鉤部33,34が周
壁27,28の内側面に形成されているから、表
板24と裏板25が開く方向の力が加わつても係
合段部14,15と鉤部32,33の係合が外れ
る虞がない。更に、止め部材11,12がフアス
ナーエレメント3よりも薄くなつているし、カバ
ー部材13の表板24と裏板25にフアスナーエ
レメント3用の押え口部29,30を形成してい
るから、カバー部材13を薄くすることができて
体裁がよい。
上述した実施例では、止め部材11,12とカ
バー部材13を嵌着した状態において、止め部材
11はカバー部材10により完全に隠蔽されるの
に対し、止め部材12の上端部はカバー部材10
から突出するが、第10図に示すように、止め部
材12のカバー部材10から突出する部分の表裏
両面に膨出部37,37を形成し、この部分の肉
厚をフアスナーエレメント3と同じにすれば、前
記膨出部37,37が外見上フアスナーエレメン
ト3の一部に見えて体裁がよくなる。
バー部材13を嵌着した状態において、止め部材
11はカバー部材10により完全に隠蔽されるの
に対し、止め部材12の上端部はカバー部材10
から突出するが、第10図に示すように、止め部
材12のカバー部材10から突出する部分の表裏
両面に膨出部37,37を形成し、この部分の肉
厚をフアスナーエレメント3と同じにすれば、前
記膨出部37,37が外見上フアスナーエレメン
ト3の一部に見えて体裁がよくなる。
以上のように本考案によれば、止め部材のフア
スナーテープ側の側縁に係合段部を形成し、カバ
ー部材の表板と裏板の両側縁に相手側に向けて突
出する周壁を形成し該周壁に前記係合手段と係合
する鉤部を設けることにより、止め部材とカバー
部材とを左右の方向で係合させて成るスライドフ
アスナーの分割型下止め具において、前記カバー
部材の表板と裏板の上端側間に、両フアスナーエ
レメントにおける最下端のエレメントの一部を嵌
入するよう構成したので、噛合状態のエレメント
列の下端部に突き上げ力が加わつてもエレメント
列の噛合状態がカバー部材により保持されること
となつて、チエーン割れといつた不測の事態を確
実に防止することができる。
スナーテープ側の側縁に係合段部を形成し、カバ
ー部材の表板と裏板の両側縁に相手側に向けて突
出する周壁を形成し該周壁に前記係合手段と係合
する鉤部を設けることにより、止め部材とカバー
部材とを左右の方向で係合させて成るスライドフ
アスナーの分割型下止め具において、前記カバー
部材の表板と裏板の上端側間に、両フアスナーエ
レメントにおける最下端のエレメントの一部を嵌
入するよう構成したので、噛合状態のエレメント
列の下端部に突き上げ力が加わつてもエレメント
列の噛合状態がカバー部材により保持されること
となつて、チエーン割れといつた不測の事態を確
実に防止することができる。
第1図は本考案に係る分割型下止め具を有する
スライドフアスナーの一部を示す正面図、第2図
は第1図の右側面図、第3図は第1図の分割型下
止め具の一部を除去した状態を示す正面図、第4
図は第3図の−線断面図、第5図はカバー部
材と止め部材の嵌着方法を説明するための正面
図、第6図は第5図の右側面図、第7図は一方の
止め部材の左側面図、第8図は他方の止め部材の
右側面図、第9図は一方の止め部材の底面図、第
10図は止め部材の他の実施例を示す右側面図で
ある。 1:フアスナーストリンガー、2:エレメント
列、3,3′:フアスナーエレメント、4:フア
スナーテープ、6:スライダー、10:分割型下
止め具、11,12:止め部材、13:カバー部
材、14,15:係合段部、24:表板、25:
裏板、26:連結柱、27,28:周壁、31,
32:鉤部。
スライドフアスナーの一部を示す正面図、第2図
は第1図の右側面図、第3図は第1図の分割型下
止め具の一部を除去した状態を示す正面図、第4
図は第3図の−線断面図、第5図はカバー部
材と止め部材の嵌着方法を説明するための正面
図、第6図は第5図の右側面図、第7図は一方の
止め部材の左側面図、第8図は他方の止め部材の
右側面図、第9図は一方の止め部材の底面図、第
10図は止め部材の他の実施例を示す右側面図で
ある。 1:フアスナーストリンガー、2:エレメント
列、3,3′:フアスナーエレメント、4:フア
スナーテープ、6:スライダー、10:分割型下
止め具、11,12:止め部材、13:カバー部
材、14,15:係合段部、24:表板、25:
裏板、26:連結柱、27,28:周壁、31,
32:鉤部。
Claims (1)
- 左右一対のフアスナーストリンガー1,1の各
エレメント列2,2の下端に設けられ、スライダ
ー6のエレメント案内溝7を通過可能な大きさに
形成してあると共に、フアスナーテープ4,4側
の側縁に係合段部14,15を有する止め部材1
1,12と、表板24と裏板25とが下端側の連
結柱26で一体に連結され、かつ前記表板24お
よび裏板25の側縁部に相手側に向けて突出する
周壁27,28を有し、更に、当該周壁27,2
8の内面に鉤部31,32を有して、前記表板2
4と裏板25と連結柱26と周壁27,28とに
より形成される空間部に、前記止め部材11,1
2が嵌入されると共に、前記鉤部31,32を同
止め部材11,12の係合段部14,15に係合
するカバー部材13とから成るスライドフアスナ
ーの分割型下止め具において、前記カバー部材1
3は、表板24および裏板25の上端側間に両フ
アスナーストリンガー1,1の各エレメント列
2,2における一方の最下端のフアスナーエレメ
ント3′の一部を嵌入し得る大きさに形成されて
いることを特徴とするスライドフアスナーの分割
型下止め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029783U JPS59177318U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | スライドフアスナ−の分割型下止め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029783U JPS59177318U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | スライドフアスナ−の分割型下止め具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59177318U JPS59177318U (ja) | 1984-11-27 |
JPH0352409Y2 true JPH0352409Y2 (ja) | 1991-11-13 |
Family
ID=30200454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7029783U Granted JPS59177318U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | スライドフアスナ−の分割型下止め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59177318U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102665475B (zh) * | 2009-12-25 | 2015-08-19 | Ykk株式会社 | 拉链 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5435771U (ja) * | 1977-08-15 | 1979-03-08 |
-
1983
- 1983-05-11 JP JP7029783U patent/JPS59177318U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5435771U (ja) * | 1977-08-15 | 1979-03-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59177318U (ja) | 1984-11-27 |
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