JPH0626169Y2 - スライドファスナー用スライダー - Google Patents

スライドファスナー用スライダー

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JPH0626169Y2
JPH0626169Y2 JP1987134883U JP13488387U JPH0626169Y2 JP H0626169 Y2 JPH0626169 Y2 JP H0626169Y2 JP 1987134883 U JP1987134883 U JP 1987134883U JP 13488387 U JP13488387 U JP 13488387U JP H0626169 Y2 JPH0626169 Y2 JP H0626169Y2
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JP
Japan
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slider
claw
fastener
zigzag
claw portion
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JP1987134883U
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JPS6439011U (ja
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秀男 高畠
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YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
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YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はジグザグ状ファスナーエレメントを嵌挿し、該
エレメントの噛合・開離をするスライドファスナー用ス
ライダーの改良に関する。
(従来の技術) スライドファスナー用スライダーには、縦走する噛合エ
レメントに対して横方向へ開く力が加わった場合に、ス
ライダーが自然に動いて噛合エレメントが開離するのを
阻止するために、スライダーのガイドフランジにファス
ナーエレメントに係止する爪を形成している。この従来
例として、アメリカ合衆国特許第3798714号を挙げるこ
とができる。これに記載された内容は、第6図に示すよ
うに、ジグザグ状ファスナーエレメントを噛合・開離さ
せるファスナー用スライダーにおいて、上翼の一方のガ
イドフランジ21の肩口先端に、ファスナーテープ22の表
側にあるエレメントの反転部23に引っ掛かる爪部24が形
成され、下翼のガイドフランジ25の肩口先端に、ファス
ナーテープ22の裏側にあるエレメントの反転部26が引っ
掛っかる爪部27が形成されており、開く方向に力が加わ
った場合でも、前記上下翼に形成した左右爪部24,27が
左右のエレメントの反転部に係止され、エレメントの噛
合が自然に開離することのないように構成されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ファスナーテープの表裏面にエレメント
の反転部が交互に配列されてファスナーエレメント列を
作っているジグザグ状ファスナーエレメントを配したス
ライドファスナーにおいては、使用に際してファスナー
エレメントの噛合位置が1ピッチずれた状態で噛み合う
場合(例えば、第6図において、左側のファスナーエレ
メントに対して、右側のファスナーエレメントが上若し
くは下に半ピッチずれた状態で噛み合う場合)があり、
この場合には、一方の爪部がエレメントの反転部に引っ
掛かっているが、他方の爪部は1ピッチずれたため、当
該爪部の位置で引っ掛かるべきエレメントの反転部がフ
ァスナーテープ表裏面に対して逆面にあって引っ掛から
ないので、片側のみの係止となって噛合エレメントの自
然開離を確実に阻止することが出来ないという問題点が
あった。
本考案は前記事情に基づいてなされたものであり、ジグ
ザグ状ファスナーエレメントにおいて、たとえエレメン
トの噛合が1ピッチずれた状態であっても、噛合エレメ
ントの自然開離を確実に阻止することに対応でき得るス
ライドファスナー用スライダーを提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 本考案におけるスライドファスナー用スライダーは、上
翼と下翼とを連結柱で連結する構成を有し、且つジグザ
グ状ファスナーエレメントを嵌挿してなるスライドファ
スナー用スライダーにおいて、該上下翼の少なくとも一
方の左右ガイドフランジの肩口先端に、ジグザグ状ファ
スナーエレメントの反転部を係止する爪を夫々形成し、
さらに一方のガイドフランジに、当該爪からジグザグ状
ファスナーエレメントの1ピッチ分ずらして第2の爪部
を連設し、前記爪と第2の爪部との間にエレメントの反
転部を収納する収納部を形成したことを特徴とする。
(実施例) 以下、本考案におけるスライドファスナー用スライダー
の実施例について図面を参照しながら具体的に説明す
る。
第1図はスライダーに嵌挿しているジグザグ状ファスナ
ーエレメント列部分を、ファスナーテープを図示せずに
スライダーの下翼側を内部から平面的に見た状態の図面
を示すものである。図中において1,2は左右に配列さ
れているジグザグ状ファスナーエレメント列で、このジ
グザグ状ファスナーエレメント列1,2は図示しないフ
ァスナーテープの表裏面にエレメントの反転部分が同間
隔を保って交互に配されており、図面上、点線部分は図
示しないファスナーテープ15(第5図参照)の表側にあ
るエレメントの反転部3Aを示し、実線部分は図示しない
ファスナーテープ15の裏側にある反転部3Bを示すもので
ある。4は左右のジグザグ状ファスナーエレメント列
1,2を嵌挿し、且つ該エレメント列を摺動走行するス
ライダーの下翼であって、このスライダーの下翼4は両
側の肩口側先端に向って外方へ彎曲状に膨出しており、
さらにスライダーの下翼4の両側縁には、ファスナーテ
ープ15の裏側にあるエレメントの反転部3Bの先端が当接
するガイドフランジ5,6が突設されている。
一方のガイドフランジ5の肩口先端は内方へ屈折する爪
部7になっており、この爪部7が右側エレメントの反転
部3Bの先端近傍に引っ掛かるようになっている。他方の
ガイドフランジ6は、その肩口先端に前記爪部7と対向
して内方へ屈折する第1の爪部8が形成されている共
に、この第1の爪部8から一つの反転部の間隔を離れた
位置、つまり1ピッチずらした位置に第2の爪部9が突
設され、第1の爪部8と第2の爪部9との間に左側エレ
メントの反転部3Bを収納するための収納部16が形成され
ている。第1の爪部8及び第2の爪部9は、いずれも左
側エレメントの反転部3Bの両端近傍に係止可能であると
共に、該エレメント反転部3Bは前記収納部16に両側から
挾持されるように収納されている。また、各エレメント
の反転部3Bの先端近傍と係止する各爪部7,8並びに第
2の爪部9の当接面は、噛合エレメント列の方向と略平
行な面に形成されている。
第2図はスライダーに嵌挿しているジグザグ状ファスナ
ーエレメント部分を、ファスナーテープ15を図示せずに
スライダーの上翼側を内部から平面的に見た状態を示し
たもので、図中において10はスライダーの下翼4とスラ
イダーの上翼11を連結する連結柱であり、12及び13はス
ライダーの上翼11の両側縁に突設したガイドフランジで
ある。
上記構成を有するスライダーは、左右のジグザグ状ファ
スナーエレメントを嵌挿し、該エレメント列に沿って摺
動させることによって、ファスナーエレメントの噛合・
開離を行なうものである。そして、スライダーをファス
ナーエレメント列に沿って摺動させてジグザグ状ファス
ナーエレメントを噛合させるものであり、この噛合させ
た後、スライダーの下翼4の左右ガイドフランジ5,6
の各肩口先端に形成された爪部7,8は、対応位置にあ
る左右エレメントの反転部3Bの先端近傍部分に引っ掛か
ると共に、左側エレメントの反転部3Bが収納部16に収納
されて第1及び第2の爪部8,9で当該反転部3Bをその
両側から挾持するので、スライダーが自然に開離方向へ
動くのを阻止するものである(第1図参照)。ところで
使用に際して、ファスナーエレメントの噛合位置が正規
の状態から1ピッチずれて噛み合う場合には、第3図に
示すように、ガイドフランジの爪部7がエレメントの反
転部3Bの先端近傍部分に引っ掛かるが、他方のガイドフ
ランジの第1の爪部8の位置には引っ掛かるべき反転部
3Bが1ピッチずれたことによりファスナーテープ15の裏
側になく、従って1ピッチずれた位置にある第2の爪部
9がファスナーテープ15の裏側にある反転部3Bの先端近
傍に引っ掛かると共に、その隣接する反転部を第1の爪
部8が前記引っ掛かりと相反する方向へ押圧し、前記爪
部7と第2の爪部9によって両側から係止してスライダ
ーの自然開離の方向への動きを確実に阻止するものであ
る。
また、各爪部7,8,9が各エレメントの反転部3Bの先
端近傍と当接する面が平坦面となっていて入りくんでい
ないため、スライダーの摺動性に支障を与えることがな
いと共に、エレメントの摩耗も少なくすることになり、
さらにダイカスト成形する際にも都合が良い。
以上説明した実施例については各爪部7,8,9がスラ
イダー下翼4の左右ガイドフランジ4,5に夫々形成さ
れているので、下翼4の形状が肩口先端側に向かって外
方へ出張りを大きくした形にする一方、直接に外部へ現
われる上翼11の形状を下翼4の形に比べて外形の小さな
通常の形状になるようにして、スライダーとしての外観
上の体裁を良好にしているが、本考案は前記実施例に限
定されるものではなく、本考案における要旨の範囲内に
おいて種々の変形例を包含していることは言うまでもな
い。
例えば、爪部7並びに第1の爪部8と第2の爪部9は、
第4図(イ)に示すようにスライダーの上翼11及び下翼
4における各両側ガイドフランジ12,13及び5,6にそ
れぞれ形成しても良く、また第4図(ロ)に示すように
スライダーの上翼11の両側ガイドフランジ12,13にだけ
形成しても良い。さらに、両側ガイドフランジに形成す
る爪部7,8並びに第2の爪部9の位置は左右いずれで
あっても良い。
また、本考案は第5図に示すように、スライダーの上翼
11と下翼4に夫々に引手14,14を取付けたスライドファ
スナー用スライダーにも適用できることは言うまでもな
い。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、ジグザグ状ファスナーエ
レメントを嵌挿するスライダーの左右ガイドフランジに
おいて、一方のガイドフランジの肩口先端に爪部を、他
方のガイドフランジの肩口先端に第1の爪部を形成する
と共に、第1爪部から1ピッチずらした位置に第2の爪
部を形成し、第1と第2の爪部間にエレメント反転部の
収納部を形成したので、正規の状態で噛合する場合に
は、収納部に収納されるエレメントの反転部は第1及び
第2の爪部でその両側から挾持されるように的確に係止
され、正規の状態から1ピッチずれてファスナーエレメ
ントが噛合した場合であっても、第1及び第2の爪部が
隣接する相互のエレメントの反転部を反対方向へ押圧し
て的確に係止する。従って、両側にある爪が夫々各場合
に対応して1ピッチという短かな距離で確実に係止し
て、スライダーの自然開離の動きを正確に阻止し、噛合
されたジグザグ状ファスナーエレメントが自然に開くこ
とを確実に防止することができる効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はジグザグ状ファスナーエレメント列を嵌挿した
本考案のスライドファスナー用スライダーにおける下翼
側を内部から見た概略横断面図、第2図はその上翼側を
内部から見て示す概略横断面図、第3図は1ピッチずら
して噛合した場合における下翼側を内部から見た概略横
断面図、第4図(イ)及び(ロ)は本考案の他の実施例
を示す概略説明図、第5図は本考案の更に他の実施例を
示す側面図、第6図は従来例の一例を示すスライドファ
スナー用スライダーの横断面図である。 1,2……ジグザグ状ファスナーエレメント列、3A,3B
……エレメントの反転部、4……スライダーの下翼、
5,6……ガイドフランジ、7……爪(爪部)、8……
爪(第1の爪部)、9……第2の爪部、10……連結柱、
11……スライダーの上翼、12,13……ガイドフランジ、1
4……引手、15……ファスナーテープ、16……収納部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上翼と下翼とを連結柱で連結する構成を有
    し、且つジグザグ状ファスナーエレメントを嵌挿してな
    るスライドファスナー用スライダーにおいて、該上下翼
    の少なくとも一方の左右ガイドフランジの肩口先端に、
    ジグザグ状ファスナーエレメントの反転部を係止する爪
    を夫々形成し、さらに一方のガイドフランジに、当該爪
    からジグザグ状ファスナーエレメントの1ピッチ分ずら
    して第2の爪部を連設し、前記爪と第2の爪部との間に
    エレメントの反転部を収納する収納部を形成したことを
    特徴とするスライドファスナー用スライダー。
JP1987134883U 1987-09-02 1987-09-02 スライドファスナー用スライダー Expired - Lifetime JPH0626169Y2 (ja)

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JP1987134883U JPH0626169Y2 (ja) 1987-09-02 1987-09-02 スライドファスナー用スライダー

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JPS6439011U JPS6439011U (ja) 1989-03-08
JPH0626169Y2 true JPH0626169Y2 (ja) 1994-07-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP5360622B2 (ja) * 2009-09-30 2013-12-04 Ykk株式会社 スライドファスナー
WO2012020587A1 (ja) * 2010-08-11 2012-02-16 Ykk株式会社 スライドファスナー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3449803A (en) 1967-12-14 1969-06-17 Talon Inc Flange lock slider for filament slide fasteners

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US3449803A (en) 1967-12-14 1969-06-17 Talon Inc Flange lock slider for filament slide fasteners

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JPS6439011U (ja) 1989-03-08

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