JPH04329706A - 差動増幅回路 - Google Patents

差動増幅回路

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JPH04329706A
JPH04329706A JP3100692A JP10069291A JPH04329706A JP H04329706 A JPH04329706 A JP H04329706A JP 3100692 A JP3100692 A JP 3100692A JP 10069291 A JP10069291 A JP 10069291A JP H04329706 A JPH04329706 A JP H04329706A
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JP
Japan
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transistor
collector
differential amplifier
amplifier circuit
transistors
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Pending
Application number
JP3100692A
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English (en)
Inventor
Takashi Ryu
隆 龍
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランジスタを用いて
構成され、入力バイアス電流が少なくかつ低電圧までの
動作が可能な差動増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタを用いて構成した差動増幅
回路においては、入力トランジスタのベースバイアス電
流とベースに接続した回路の抵抗分によりベースバイア
ス電圧の直流オフセット分が発生し、回路のバイアス電
圧が変動し回路の電気的特性に悪影響をおよぼすことは
よく知られている。この悪影響を少なくするために、従
来より種々の回路方式が提案されてきた。
【0003】従来、この種の差動増幅回路はたとえば特
願昭58−27963号公報に示すような構成が一般的
であった。以下図3,図4を参照しながら説明する。
【0004】図に示すようにトランジスタ11と12は
差動段を構成し、トランジスタ13および14はトラン
ジスタ11と12にそれぞれダーリントン接続されて差
動増幅回路を構成している。
【0005】前記回路において、入力端子18と19に
流入するベースバイアス電流は、トランジスタ13と1
4がなくトランジスタ11と12のみが入力トランジス
タとなった場合に流れるベースバイアス電流に比べて、
トランジスタ13および14のエミッタ接地電流増幅率
β分の1となり、回路の電気的特性への入力オフセット
の影響が低減される。しかしながら、前記回路形式とし
た場合には、回路の最低動作電源電圧が高くなる不都合
が派生する。すなわち、入力端子18および19とトラ
ンジスタ11と12のエミッタ共通接続点との間の電位
差は、これらがシリコントランジスタであると活性状態
におけるベースエミッタ間電圧はそれぞれ約0.6Vで
あるので、約1.2Vとなり、また、定電流源17をト
ランジスタで構成すると活性状態におけるコレクタエミ
ッタ間電圧は最低約0.2Vを必要とするので、入力端
子18および19と負側電源電圧端子22との間の最低
動作電圧として1.4Vの電圧が確保される必要がある
。したがって、図3で示す形式の回路は、低電圧機器へ
の応用には不適当であった。
【0006】これに対して、1V程度の電源電圧でも動
作することを目的とした従来の技術としては、図4に示
す回路が提示されている。図に示すように、トランジス
タ23および24は差動入力段を構成し、トランジスタ
23のコレクタには、トランジスタ25のベースが接続
され、トランジスタ24のコレクタには、トランジスタ
26のベースが接続されていて、両トランジスタ25,
26のコレクタはともに前記トランジスタ23と24の
エミッタ共通接続点に接続されている。トランジスタ2
7はトランジスタ25とベースおよびエミッタが共通接
続されて第1のカレントミラー回路を構成するもので、
トランジスタ28はトランジスタ26とベースおよびエ
ミッタが共通接続されて第2のカレントミラー回路を構
成している。また、トランジスタ29はトランジスタ2
8のコレクタにベースおよびコレクタが接続され、トラ
ンジスタ30はトランジスタ29とベースおよびエミッ
タが共通接続されて第3のカレントミラー回路を構成し
、トランジスタ27のコレクタとトランジスタ30のコ
レクタは信号出力端子34に共通接続されている。
【0007】以上のように構成された図4の回路におい
ては、トランジスタ25と26のコレクタ電流はトラン
ジスタ23と24のエミッタ共通点に帰還されているの
で、トランジスタ23のコレクタ電流はトランジスタ2
5と27のベース電流を、また、トランジスタ24のコ
レクタ電流はトランジスタ26と28のベース電流をド
ライブするだけの電流に制御されている。したがって、
入力端子32と33に流入するバイアス電流を減らすこ
とができ、回路の電気的特性への入力オフセットの影響
が低減できる。また、前記回路形式では、入力端子32
および33と負側電源端子36の間の最低動作電圧は、
シリコントランジスタを使用した場合約0.8Vとなり
1V程度の電源電圧での動作が可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すような従来の回路構成においては、前記第1,第2
,第3の三つのカレントミラー回路を必要とし、構成す
る素子数が多いうえに、それぞれのカレントミラー回路
の電流ミラー比がそろっていなければ出力端子に流出す
る電流に誤差を生じるため、素子どうしのバランス誤差
の影響を受け易く、また、大きな相互コンダクタンスも
得にくいという問題点があった。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、入力バイアス電流が少なく、かつ、1V程度の電源
電圧範囲まで十分な性能で動作し、しかも、少ない素子
で構成でき、素子どうしのバランス誤差による出力電流
の誤差の発生を少なくし、かつ、大きな相互コンダクタ
ンスが得られるような差動増幅回路を提供することを目
的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の差動増幅回路は、エミッタが共通接続される
とともに、それぞれのベースが別々の入力端子に接続さ
れて、差動増幅回路を構成する、第1および第2のトラ
ンジスタと、前記第2のトランジスタのコレクタにベー
スが接続された第3のトランジスタと、前記第1のトラ
ンジスタのコレクタにベースが接続された第4のトラン
ジスタとをそなえ、前記第3のトランジスタのコレクタ
が前記第1および第2のトランジスタのエミッタ共通接
続点に接続され、前記第4のトランジスタのコレクタが
出力端子に接続されていることを特徴とした構成とする
ものである。
【0011】
【作用】この構成によって、前記第2のトランジスタの
コレクタ電流は、前記第3のトランジスタによって増幅
されてコレクタより出力し、前記第1および第2のトラ
ンジスタのエミッタ共通接続点に帰還され、それぞれの
エミッタ電流を減ずるように働く。したがって、前記第
1および第2のトランジスタのベース電流、すなわち入
力バイアス電流は少なくなる。一方、前記第1のトラン
ジスタのコレクタ電流は、前記第4のトランジスタによ
って増幅されてコレクタより出力し、出力端子より電流
出力が得られる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1に示すように、第1のトランジ
スタ1および第2のトランジスタ2は差動入力段を構成
するものであり、第3のトランジスタ3はベースがトラ
ンジスタ2のコレクタに接続され、コレクタがトランジ
スタ1およびトランジスタ2のエミッタ共通点に接続さ
れ、第4のトランジスタ4はベースがトランジスタ1の
コレクタに接続されている。なお、図1において、差動
入力段のエミッタ共通点と負側電源端子10との間には
、たとえばトランジスタで構成した、定電流源5が接続
され、正側電源端子9、トランジスタ1のベースに接続
された差動入力段の一方の入力端子6、トランジスタ2
のベースに接続された差動入力段のもう一方の入力端子
7、トランジスタ4のコレクタに接続された差動増幅回
路の信号出力端子8などで構成されるものである。
【0013】以上のように構成された差動増幅回路につ
いて、図1を用いてその動作を説明する。
【0014】図に示すように、トランジスタ2のコレク
タ電流は、トランジスタ3によって増幅されてコレクタ
より出力し、トランジスタ1とトランジスタ2のエミッ
タ共通接続点に帰還され、それぞれのエミッタ電流を減
ずるように働く。たとえば、入力端子6と7の電位差す
なわち入力信号電圧が零であるとき、定電流源5の電流
値をI0、トランジスタ1およびトランジスタ2のエミ
ッタ接地電流増幅率をβ1、トランジスタ3のエミッタ
接地電流増幅率をβ2とすると、トランジスタ1および
トランジスタ2のコレクタ電流I1,I2は、
【001
5】
【数1】
【0016】となる。従って、トランジスタ1およびト
ランジスタ2のベース電流IB1は、
【0017】
【数2】
【0018】となる。ところで、トランジスタ3が接続
されない回路構成の場合のIB2は、
【0019】
【数3】
【0020】となる。通常β1,β2は100程度の値
を有するので、(2)式のIB1の値は(3)式のIB
2の値に対し50分の1程度となる。従って、図1の回
路構成とすることにより入力バイアス電流を減らすこと
ができ、入力バイアス電流による回路の電気的特性への
影響を減らすことができる。一方、トランジスタ1のコ
レクタ電流は、トランジスタ4により増幅されてコレク
タより出力し、出力端子8より出力電流を得ることがで
きる。トランジスタ4のエミッタ接地電流増幅率をトラ
ンジスタ3と同じくβ2とすると、回路の入力信号電圧
が零であるときの出力電流I4は、
【0021】
【数4】
【0022】となり、I0にほぼ等しい値となる。この
ことは、トランジスタ4のコレクタに電流値が定電流源
5に等しい定電流源を接続してトランジスタ4のコレク
タ電流との差分を出力端子8から出力する構成にすれば
、入力信号電圧が零のとき出力信号電流を零にする差動
増幅回路への応用が容易であることを意味している。
【0023】また、増幅率の目安となる入出力端子間の
相互コンダクタンスを、比較してみると、図3で示した
従来回路の相互コンダクタンスgm2は、
【0024】
【数5】
【0025】であり、図4でしめした従来回路の相互コ
ンダクタンスgm3は、
【0026】
【数6】
【0027】であるのに対して、図1でしめした本発明
の回路の相互コンダクタンスgm1は、
【0028】
【数7】
【0029】となる。但し、I0は定電流源5,19,
33の電流値、β1はトランジスタ1,2,13,14
,15,16,25,26のエミッタ接地電流増幅率、
β2はトランジスタ3,4,27,28,29,30の
エミッタ接地電流増幅率、kはボルツマン定数、qは電
子の単位電荷量、Tは絶対温度である。β1およびβ2
の値は通常100程度の大きな値であるから、式(5)
,式(6),式(7)におけるβやαを含む係数項の値
は約1となる。従って、gm1は、gm3の2倍、gm
2の4倍の値となる。すなわち図1で示した本発明の回
路は従来の回路と同等以上の相互コンダクタンス値をも
つ。
【0030】なお、本発明の差動増幅回路を用いた一応
用例について図2を参照しながら説明する。図2の回路
は電圧増幅回路としての動作をするものであり、トラン
ジスタ37,38,39,40は、図1で示した本発明
の差動増幅回路を構成し、図1におけるトランジスタ1
,2,3,4に相当するものである。トランジスタ41
,42,43はカレントミラー回路を構成しており、ト
ランジスタ42,43のコレクタ電流は定電流源44の
電流値とほぼ等しくなる。トランジスタ40のコレクタ
とトランジスタ43のコレクタの接続点である出力端子
49と差動入力段の一方のトランジスタ38のベースと
の間に抵抗45を接続し、さらに、トランジスタ38の
ベースと入力端子48との間に抵抗46を接続している
。トランジスタ38のベースは出力端子49に対して逆
相入力端子として働くので負帰還がかかり、入力端子4
7と48との間の電圧に対して出力端子49の電圧を平
衡点で安定化させるように動作する。入力端子48とト
ランジスタ38のベース間の電圧とトランジスタ38の
ベースと出力端子49間の電圧の比は、抵抗46の抵抗
値と抵抗45の抵抗値の比と等しくなり、また、トラン
ジスタ38のベース電圧は入力端子47の電圧とほぼ等
しくなるように動作するので、入力端子47と入力端子
48との間の電圧は、増幅され出力端子49と入力端子
48との間の電圧に現れる。入力端子48を定電圧源に
接続すると非反転型増幅回路、入力端子47を定電圧源
に接続すると反転型増幅回路として動作する。シリコン
トランジスタにおいてベース・エミッタ間電圧は約0.
6V、活性状態におけるコレクタ・エミッタ間の最低動
作電圧は約0.2Vであるから、入力端子47と負側電
源端子51との間の最低動作電圧は約0.8V、正側電
源端子50と入力端子47との間の最低動作電圧は約0
.2Vとなり、最低約1Vの電源電圧での動作が可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力バイアス電
流が少なく、大きな相互コンダクタンスが得られ、1V
程度の電源電圧範囲まで十分な性能で動作し、しかも、
少ない素子で構成でき、素子どうしのバランス誤差によ
る出力電流の誤差の発生が少ない差動増幅回路を実現さ
せたもので、機器の高性能化に大きく寄与し、また、応
用範囲を低電圧機器にまで拡大しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差動増幅回路の一例を示す回路図
【図
2】本発明の差動増幅回路の一応用例を示す回路図
【図
3】従来の差動増幅回路の一例を示す回路図
【図4】従
来の差動増幅回路の一例を示す回路図
【符号の説明】
1  第1のトランジスタ 2  第2のトランジスタ 3  第3のトランジスタ 4  第4のトランジスタ 5  定電流源 6,7  入力端子 8  出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタが共通接続されるとともに、それ
    ぞれのベースが別々の入力端子に接続されて、差動増幅
    回路を構成する、第1および第2のトランジスタと、前
    記第2のトランジスタのコレクタにベースが接続された
    第3のトランジスタと、前記第1のトランジスタのコレ
    クタにベースが接続された第4のトランジスタとをそな
    え、前記第3のトランジスタのコレクタが前記第1およ
    び第2のトランジスタのエミッタ共通接続点に接続され
    、前記第4のトランジスタのコレクタが出力端子に接続
    されてなる差動増幅回路。
JP3100692A 1991-05-02 1991-05-02 差動増幅回路 Pending JPH04329706A (ja)

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