JPH0432968Y2 - - Google Patents

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JPH0432968Y2
JPH0432968Y2 JP1985189088U JP18908885U JPH0432968Y2 JP H0432968 Y2 JPH0432968 Y2 JP H0432968Y2 JP 1985189088 U JP1985189088 U JP 1985189088U JP 18908885 U JP18908885 U JP 18908885U JP H0432968 Y2 JPH0432968 Y2 JP H0432968Y2
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JP
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cap
eyelet
base flange
button
flange
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JP1985189088U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はスナツプボタン等のボタンの取付け部
材に関する。
〔従来技術とその問題点〕
円形基部フランジの中央に筒状部を起立させた
形の取付け部材(アイレツトと呼ばれることもあ
る)は、スナツプボタン等のボタンを衣服等の生
地に取付ける目的で広く用いられている。この型
のボタン取付け部材の基部フランジは衣服等の表
側に出ることが多いため、シエルまたはキヤツプ
と呼ばれる化粧板が被せられることが多い。この
ようなキヤツプを有するアイレツトは、その筒状
部を衣服の孔を通してボタン孔に押通し、筒状部
の先端に加締め力を加えて外側へカールさせるこ
とによりボタンを衣服へ取付けることができる。
しかし、カールを行う際に加わる加締め力は筒状
部の下端をキヤツプへ強く押し付けてキヤツプを
円形に変形したり変色したりする。
この点を第7〜8図を参照して具体的に説明す
る。第7図はスナツプボタンのソケツト(雌部
材)11を従来のキヤツプ付きアイレツトにより
止める工程を示しており、下型14にキヤツプ側
を支え、衣服地16を介してソケツト11にアイ
レツトの筒状部13を挿通し、上型15により押
して筒状部13の上端を外側へカールさせ、衣服
地16へ締め付ける。しかし、このとき筒状部1
3の下端はキヤツプ12へ強く押圧されるから、
第8図のようにキヤツプにはサークルマークと呼
ばれる円形の痕17が付き、見苦しい外観となつ
て商品価値を著しく低下する。
この対策としては第9図のようにアイレツトの
基部フランジ12(キヤツプは図示せず)にコ字
形切込み19を入れ、片18をフランジ12の底
面(キヤツプ側)へ折り返すことが提案されてい
る。しかしながら、フランジ12の直径が10mm以
下になると折り返し片18も小さくなり、折り返
しが困難または不十分となり、十分なサークルマ
ーク防止の効果が得られない。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、アイレツト形式のボタン取付
け部材において、シエルまたはキヤツプに円形の
変形ないし変色の生じないボタン取付け部をの提
供することである。本考案の他の目的は直径が小
さいキヤツプを有するボタン取付け部材でも容易
に製造できるアイレツト構造を提供することであ
る。
〔考案の概要〕
本考案は基部フランジとその中央から起立する
筒状部とより成るアイレツト、及び前記基部フラ
ンジの外面に被せたキヤツプより構成されたボタ
ン取付け部材を改良したもので、特徴として基部
フランジの両側部分を基部フランジの下面に折り
返して2重構造にしたものである。
本考案によると、取付け部材は製造し易く、小
型でも困難でなく製造でき、また製品化された取
付け部材はサークルマークがつかず外観のすぐれ
たものとなる。
〔考案の具体的な説明〕
本考案の実施例を図面を参照して説明する。本
考案のボタン取付け部材は金属板より成形され
る。取付け部材はアイレツトとキヤツプ(シエル
とも呼ぶ)とより成り、キヤツプの外表面には化
粧面処理として樹脂コートや印刷模様などが施さ
れていても良いし、或いは単なるメツキ面でもよ
い。キヤツプの外径は典型的には1cm前後であ
る。
第1図ないし第3図は本考案のボタン取付け部
材の全体図、及び第4図ないし第5図はアイレツ
トを示す。ボタン取付け部材はアイレツト1とキ
ヤツプ2とより成り、アイレツト1は基部フラン
ジ3とその中央から起立する筒状部4との一体的
な絞り成形体である。筒状部4の上端は通常は尖
端5となつていて衣服の生地を刺通するのに役立
つ。もつとも、衣服の生地に予め孔が形成されて
いても良いから、尖端5は必須でない。アイレツ
トの基部フランジ3はキヤツプの径よりやや小さ
い円形周部7と平行な直線縁8,9を有する。基
部フランジ3の下面には直線縁8,9で折り返さ
れた折り返し片6が設けられて基部フランジを2
重壁構造としている。折り返し片6の内縁は筒状
部4の直下に来るようにしなければならない。こ
れによりボタン取付け時に加わる加締め力を緩和
することができる。
アイレツト1の基部フランジ3は初めに第6図
に示した外形を有するように製作し、鎖線に沿つ
て折り返すことにより第4〜5図に示す形状にす
れば良い。こうすることにより、基部フランジ3
はほぼ全体的に2重壁構造となる。
上記の構成を有するアイレツト1は、その円形
周部にキヤツプ2の外周縁を曲げつけることによ
り適所に固定され保持される。キヤツプは曲面を
形成する円形化粧板10とその折り返し外周縁2
0とより成り、この外周縁20をロール手段や金
型手段によつてアイレツトの基部フランジ3へか
しめつけるのである。
〔作用効果〕
以上のように構成したから、このボタン取付け
部材を使用してスナツプボタンの雄、雌部材等を
衣服等の生地へ取付けるには、第7図に示したと
同様な取付け金型を使用する。キヤツプを下にし
て取付け部材を下型14に支持させ、生地16を
載せ、上型15にはソケツト11を嵌め、上型1
5を降下させてアイレツトの尖端5に外方への力
を加え、これにより筒状部は外側へカールしてソ
ケツト11を生地16へ強く止める。このとき筒
状部4の下端へ加わる力は折り返し板6,6によ
り分散されるから、キヤツプ10の外面にはサー
クルマークは生じない。
本考案の取付け部材の製造は容易である。何故
なら、第4〜5図に示すように、縁8,9に沿つ
てフランジを折り返す工程は、第9図のようにコ
字形にスリツトを入れて折り返す工程に比べては
るかに容易だからである。またフランジの外径が
1cm前後のように小さい場合でも折り返しは容易
に実施できる。さらに折り返し面積が大きいため
力の分散効果が大きく、キヤツプの変形を完全に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のボタン取付け部材の平面図、
第2図は底面図、第3図は第1図のA−A断面
図、第4図は本考案のアイレツトの平面図、第5
図は同B−B断面図、第6図は同展開図、第7図
は取付け金型と作業を示す断面図、第8図は従来
のボタン取付け部材のキヤツプの底面図、及び第
9図は同平面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基部フランジとその中央から起立する筒状部と
    より成るアイレツト、及び前記アイレツトの基部
    フランジに被せたキヤツプより成るボタン取付け
    部材において、前記基部フランジの両側部分が前
    記筒状部の下方まで該フランジ下面へ向けて折り
    返され前記キヤツプ内面に沿いつけられているこ
    とを特徴とするボタン取付け部材。
JP1985189088U 1985-12-10 1985-12-10 Expired JPH0432968Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985189088U JPH0432968Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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JP1985189088U JPH0432968Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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Publication Number Publication Date
JPS6298508U JPS6298508U (ja) 1987-06-23
JPH0432968Y2 true JPH0432968Y2 (ja) 1992-08-07

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JPS6298508U (ja) 1987-06-23

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