JPH043294B2 - - Google Patents
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Description
本発明はラミネートクロスに関し、詳しくは、
ポリエチレン10〜70重量%とポリプロピレン90〜
30重量%とから成る樹脂組成物の高延伸糸状物を
エンボス加工して成る偏平モノフイラメントを経
糸又は/及び緯糸とするメツシユ織物を基材とし
て、当該基材の表面又は表裏面に熱可塑性合成樹
脂の被膜を形成して成るラミネートクロスに関
し、更に詳しくは当該メツシユ織物が縦方向メツ
シユ間隔d1が緯糸偏平モノフイラメント長軸径r1
に対しd1≧0.2r1、横方向メツシユ間隔d2が経糸偏
平モノフイラメント長軸経r2に対しd2≧0.2r2を満
足するものから成るメツシユ織物を基材とするラ
ミネートクロスに関する。 以下本発明のラミネートクロスの構成及び作用
効果を適宜従来技術と対比しつつ説明する。 本発明メツシユ織物の経糸、緯糸には偏平モノ
フイラメントが使用される。このフイラメントは
ポリエチレン10〜70重量%とポリプロピレン90〜
30重量%とから成る樹脂組成物の高延伸糸状物を
エンボス加工して成る。 従来のラミネートクロスは一般にポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの熱可塑性合成樹脂のフ
ラツトヤーンを製織してなる織物の表面などに、
ポリオレフイン樹脂をラミネートして得られてい
る。しかるに、このラミネートクロスでは、その
基布織物の原糸に、一般に、3〜7mm巾で1000〜
1500デニールのフラツトヤーンが使用され、かつ
その強度の点や目ずれ防止のため経糸、緯糸とも
8本/inch.程度以上に密に打込まれている。従
つて基布にはメツシユが構成されず所謂ブリツジ
効果が発揮されず、この為基布とラミネート層と
の接着性に問題が生じ、例えばポリプロピレン
PP基布にはポリエチレンPEラミネート層の貼着
は不可というように使用基布樹脂材質とラミネー
ト樹脂材質には大巾な制限がされ、又例えばPP
基布にPP樹脂をラミネートする場合280℃〜300
℃のような高温でラミネートする必要があるなど
その成形法や成形条件にも大巾な制限を受け、更
に、それによる基布劣化などの問題も見られた。 又、更にアンカコート処理等の接着処理を施す
必要がある等基布とラミネート層との接着性には
種々の犠牲が払われていた。 この為使用原糸の繊度を低減させたり、或いは
経緯糸を5〜6本/inch.打込みというような粗
な打込み基布として、メツシユを構成する事も考
えられたが、これでは強度が大巾に低下し、産業
用資材として使用に耐え得るものではなかつた。 一方、上記ラミネートクロスの強度は一般に50
〜100Kg/5cm程度であり、これ以上の高強力化
を計るには、基布のフラツトヤーンの繊度増加、
打込み密度の増加等の目付アツプを行えばよい
が、これとて製織作業性に問題を残し、繊度増
加、打込み密度の増加による織劣化性増加により
例えばPPフラツトヤーン(1500デニール)を用
いた打込み密度14×14本/inch.目方190g/m2の
基布使用でも強度130〜140Kg/5cmが限界であつ
た。 しこうして、ラミネートクロスの強度の大半を
になうのは基布強度であり、基布を構成するフラ
ツトヤーンは一般に5〜6g/dで、これが織成
されると織劣化により3〜4g/dに低下し、基
布強度は例えば1000デニール、打込み本数10×10
本/inch.目方90g/m2基布で60〜80Kg/5cmと
なる。 そこで、強度アツプの為成形方法や使用樹脂が
各種検討され高延伸フラツトヤーンレベルで8〜
10g/dのものも開発されていが、織劣化が激し
く、織成後は4〜5g/dレベルにまで大巾に低
下し、基布としての強度が大巾に改良されたもの
は得られていなかつた。 本発明はラミネートクロスにおいて強度の大半
をになう基布に偏平モノフイラメントよりなるメ
ツシユ織物を使用し、当該偏平モノフイラメント
として特定割合のポリエチレンとポリプロピレン
との樹脂組成物の高延伸糸状物をエンボス加工し
たものを使用する。 望ましくは上記樹脂組成物を溶融押出後、高温
で過延伸状態まで強延伸した後エンボスロールで
押圧する。 本発明においてPEとPPとの樹脂組成物、それ
も特定割合の樹脂組成物を使用し、高延伸し、エ
ンボス加工を施したものを使用するのは次の理由
からである。 即ち、上記の如くすることにより、PE成分と
PP成分のミクロな相分離によりミクロにフイブ
リル化された柔軟なモノフイラメントが得られ、
又、得られたモノフイラメントはミクロにフイブ
リル化された表面状態にある為、その表面に微小
な毛羽が発生しており、これがラミネート層にラ
ミネートされた時にはラミネート層とのアンカー
効果が発生し、ラミネート層との接着性を高める
からである。 又、エンボス加工例えばエンボスロールで押圧
されている為モノフイラメント表面に凸凹を生
じ、これもラミネート層とのアンカー効果を発現
し、かつその凸凹の存在により基布(クロス)の
目ずれ防止にも寄与することができるからであ
る。 ところで、PE成分とPP成分とのミクロな相分
離によりミクロにフイブリル化された柔軟なモノ
フイラメントが得られることは上述したが、この
為延伸倍率が低く、過延伸状態でないと、得られ
たフイラメントは強度が低いばかりでなく、モノ
フイラメントが硬いという問題があり、従つて製
織性にも問題があり、得られたクロスも硬くなる
という問題がある。 本発明はモノフイラメントの材質として、その
強度(高強力であること)、価格、比重(軽量で
あること)、高強力モノフイラメントの成形性な
どを考慮してPEとPPとから成る樹脂組成物を選
択し、更にこれら樹脂の組成割合について次のよ
うにした。 即ちPEが10重量%以下、PPが90重量%以上の
場合高倍率での延伸が不能であり、又延伸白化後
直ちに延伸切断し、過延伸状態での安定運転が不
能であるという問題がある。一本、PE70重量%
以上、PP30重量%以下の場合にはクリープ性に
問題がある他この場合にも過延伸状態での安定運
転が困難であるという問題がある。 従つて樹脂組成としてはPE10〜70重量%、
PP90〜30重量%好ましくはPE20〜50重量%、
PP80〜50重量%とすることが良好であり、該組
成物を上記の如く過延伸状態迄延伸し、次いでエ
ンボス加工を施すことにより上記の如き効果を発
揮する。 また本発明の基布に使用するPP,PEは特に限
定するものではないが好ましくは強度、クリープ
性の点でタクテイシテイ96以上のアイソタクチツ
クPPでありMFRは10以下が良く紡糸性、延伸性
の点でMFRは0.5以上が好ましい。またPEでは
強度の点でMIは5以下紡糸性、延伸性の点で0.2
以上、延伸性強度の点で密度は0.940g/cm3以上
のものを使用する事が好ましい。 上記に於いて、本発明者の鋭意検討により、更
に、EVA30重量%好ましくは10〜20重量%をブ
レンドすることによりハクリ強度をさらに改良す
ることができることが判つた。 上記延伸の際の延伸倍率としては少なくとも10
倍以上の高倍率が選択される。又、延伸の際の好
ましい温度範囲は90℃〜120℃である。 本発明メツシユ織物を構成するモノフイラメン
トには偏平モノフイラメントが使用される。モノ
フイラメントとして太デニールのものを使用する
場合、モノフイラメント紡糸時に真空気泡が入り
延伸性、強度が著しく低下する事があるが、偏平
モノフイラメントではこの点大巾に改良される。
又偏平モノフイラメントは真円モノフイラメント
に比べ糸が柔軟で製織性も良く、得られた基布の
柔軟性も良好である。更に偏平モノフイラメント
使用基布は基布の厚さが薄く出来るためにラミネ
ート樹脂層を薄くしてもラミネートクロス表面が
凸凹が少ない等の利点もある。 当該偏平モノフイラメントの偏平比は1:2〜
1:10程度が好ましい。即ち1:2以下の偏平比
では偏平モノフイラメントとしての効果が小さ
く、又1:10以上だとモノフイラメント成形時糸
ゆれが大きく、この為延伸性が悪くなるという問
題やメツシユ目が小さくなりブリツヂ効果が小さ
くなるという問題もある。 又当該偏平モノフイラメントは300デニール以
上6000デニール以下のものを使用することが好ま
しい。即ち、300デニール以下では強度という点
で問題があり、かつ、糸が細い為柔軟すぎて製織
時目ずれ等で問題がある。又、6000デニール以上
では糸が硬くなりすぎ、これも製織性が問題とな
り、かつ得られたクロスが硬すぎるという問題が
ある。 本発明に於いて、モノフイラメントによるメツ
シユ織物でなくマルチフイラメントによるメツシ
ユ織物を使用する場合には、メツシユ織物である
のでラミネート層との接着性は問題ないが、細い
フイラメントの集合体であり、かつ、柔軟なマル
チフイラメントが粗に製織されているため目ずれ
が激しく、従来種々の目ずれ防止法が提案されて
いるが、未だ良好なものがなく、クロス外観に問
題があるだけでなく、クロス強度のバラツキにも
問題がある。又、マルチフイラメントを基布とし
て製織する場合オイリングや加撚し、充分な集束
状態にしておかないと単繊維がバラバラになり製
織性に問題が発生する。 本発明では前記の如くして得られた偏平モノフ
イラメントを経糸、緯糸の一方若しくは両方に使
用したメツシユ織物を基布(基材)として使用す
るが、本発明者らの検討によれば、ブリツヂ効果
による基布とラミネート層との剥離性の点でメツ
シユ織物に於けるメツシユ間隔とフイラメントの
長軸との関係で次の如き関係が成立することが望
ましいことが判つた。 即ち、第1A図に平織のメツシユ織物基布の平
面図を、又第1B図に第1A図X−X線断面図
を、更に第1C図に第1A図Y−Y線断面図を示
すが、縦方向のメツシユ間隔d1が緯糸1フイラメ
ント長軸径r1に対しd1≧0.2r1、横方向のメツシユ
間隔d2が経糸2フイラメント長軸径r2に対しd2≧
0.2r2を満足することが望ましいことが判つた。 従つて、この関係が成立するように使用繊維強
度、繊度、形状、打込み本数を設定することが好
ましい。 本発明の上記基布を使用することにより高強力
なラミネートクロスが得られるが剥離性や溶着ク
リープ性等をより一層向上させる為には基布の表
面をサンドペーパー等で起毛処理し立毛状態にす
ることも差支えない。 本発明において基布に被膜する熱可塑性合成樹
脂としてはラミネート成形が可能で高強力ラミネ
ートクロスとしての各種要求物性を満足させるも
のならいずれでも良い。 しかし、望ましくは、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フイン樹脂を使用することが好ましい。 特に好ましくは、エチレン酢酸ビニル共重合体
を使用することがよい。これにより高周波シール
が可能で高強力で軽量のラミネートクロスを得る
ことができる。 エチレン酢酸ビニル共重合体における酢酸ビニ
ル含量については特に限定するものではないが、
高周波シール性の観点から酢酸ビニル含量10%以
上、ブロツキング成形性等の観点から酢酸ビニル
含量25%以下が好ましい。又、このエチレン酢酸
ビニル共重合体(EVA)のMFR(溶融指数)の
値は特に制限されないが、MFRは低い方が剥離
強度等の物性は良い。しかし、低すぎる場合には
被膜作業性で問題があり、この点からMFR1〜20
g/minが好ましい。 従来のフラツトヤーン基布にEVAをラミネー
トする場合、基布とラミネート層との剥離性不能
の問題があり、充分酢酸ビニル含量の高いEVA
を使用することが出来なかつたが、本発明の前記
したモノフイラメントを使用したメツシユ織物基
布によりこれも可能となつた。又、従来から高周
波シールする場合基布に溶着温度の関係で融点の
低いPPや高密度PEの使用は不可とされ、ポリエ
ステル、ナイロン、ビニロン等が使用されてき
た。 しかし、本発明者らの鋭意検討の結果酢酸ビニ
ル含量10〜25%のEVAの場合、本発明の前記し
た高延伸糸状物なら使用可能なことが明らかにな
り、本発明の高強力で軽量で高周波シール可能な
ラミネートクロスを得るには基布としてPEとPP
よりなるモノフイラメントのメツシユ織物を用
い、当該基布にラミネート樹脂としてEVAを使
用することが好ましいことが判つた。 本発明に於いて被膜を構成する熱可塑性合成樹
脂に高周波シール性を向上させる添加剤や塩素化
PE等の添加剤を少量混入してもよく、又一般に
使用される抗酸化剤、顔料、滑剤等を適宜に添加
しても本発明の効果を阻害しない。又ラミネート
の方法については特に制限されるものではない
が、溶融押出ラミネートが好ましく溶融樹脂温度
は剥離性、溶着クリープ性、加工性の点で220℃
以上基布劣化及び樹脂劣化の点で290℃以下が好
ましい。 次に、本発明を実施例を以つて説明する。 実施例 1 MFR 3.5g/10min、タクテイシテイ97.5の昭
和電工(株)製アイソタクチツクPPシヨウアロマー
MX201 70wt%とMI0.75g/min、密度0.952
g/cm3の昭和電工(株)製高密度PEシヨウレツクス
F5007M 30wt%とからなる樹脂組成物を吉井鉄
工(株)製65m/mφ押出機長軸3.5m/m短軸1785
m/mの楕円ノズルより C1 C2 C3 C4 H D 190℃ 210℃ 250℃ 250℃ 240℃ 240℃ で溶融押出し、エアーギヤツプ50m/m水温40℃
で冷却後、ユニプラス(株)製特殊仕様湿式延伸機で
延伸温度100℃下、延伸倍率12.5倍の過延伸状態
まで延伸し、次いで、五段型エンボスロール(三
好(株)製)でエンボス加工した。その結果紡糸性、
延伸性とも問題なく、1800デニール、強度8.5
g/d、フイラメント巾1.2m/m、偏平比1:
4の偏平モノフイラメントを得た。 この偏平モノフイラメントを経、緯糸として第
1表に示すような織布構成〔打込み数(本/
inch)等〕の平織織布を製織し、この織布の両面
に押出ラミネート法にによりEVA(MFR 5g/
min、酢酸ビニル含量15wt%)の被膜を形成し
た。 このラミネートクロスの諸物性を測定したとこ
ろ、第1表に示す如く良好な結果が得られた。 実施例 2 偏平モノフイラメントの偏平糸、織布構成、及
びEVAの被膜厚を第1表に示すようにした以外
は実施例1と同様にして偏平モノフイラメントを
紡糸し、ラミネートクロスを得た。結果を第1表
に示す。 実施例 3 偏平モノフイラメントのデニール、織布構成及
びEVAの被膜厚を第1表に示すようにした以外
は実施例1と同様にして紡糸し、ラミネートクロ
スを得た。結果を第1表に示す。 比較例 1〜3 実施例1と同様な方法で得た3000デニール、偏
平比1:8の偏平モノフイラメントを用いて打込
み数15本/inchの第1表に示すような織布構成の
平織織布を製織し、実施例2と同様な方法(但
し、EVA被膜厚230μ)で被膜したラミネートク
ロスを得た(比較例1)。 また、比較のためにポリプロピレン(密度
0.900g/cm3、M.F.R3g/10min)をインフレー
シヨン成形法により成膜後、延伸倍率7倍で延伸
して得た3m/m巾、1500デニールのフラツトヤ
ーンを経・緯糸として打込み数15本/inch(比較
例2)、5本/inch(比較例3)の平織織布を製繊
し、実施例1と同様な方法で被膜したラミネート
クロスを得た。 これらについて諸物性を測定したところ、第1
表に示す如く、比較例−1のように平織のメツシ
ユ間隔が小さく(d1=0.05r2)なると剥離強さや
溶着強さが不良となり、比較例−2のようにフラ
ツトヤーン織布で強度を得るために打込み数を多
くすると剥離強さや溶着強さが極端に不良とな
る。また、比較例−3のように剥離強さを改良す
べくフラツトヤーンの打込み数を少なくするとラ
ミネートクロスの引張強さが低くなる。 比較例 4 実施例1と延伸倍率以外は同条件で、延伸倍率
7倍の過延伸状態以下の倍率で紡糸し、ラミネー
トクロスを得た。 結果を第1表に示すが、製織性が悪く、製品が
硬く、実用上問題がある。 比較例 5 ノズルを2.2m/mφ22H、エンボス加工しない
以外は実施例1と同条件で紡糸した。その結果真
空気泡により延伸性を非常に悪いものであり、中
止した。 比較例 6 樹脂組成をPE8wt%、PP92wt%とした以外は
実施例1と同様に紡糸したが、延伸できなかつ
た。 比較例 7 樹脂組成物をPE80wt%、PP20wt%とした以
外は実施例3と同じ条件で紡糸し、ラミネートク
ロスを得た。結果を第1表に示す。 実施例 4 樹脂組成をPP60wt%、PE25wt%、EVA
(MFR 5g/min、酢酸ビニル含量15wt%)
15wt%とした以外は実施例1と同様にして紡糸
し、ラミネートクロスを得た。結果を第1表に示
す。
ポリエチレン10〜70重量%とポリプロピレン90〜
30重量%とから成る樹脂組成物の高延伸糸状物を
エンボス加工して成る偏平モノフイラメントを経
糸又は/及び緯糸とするメツシユ織物を基材とし
て、当該基材の表面又は表裏面に熱可塑性合成樹
脂の被膜を形成して成るラミネートクロスに関
し、更に詳しくは当該メツシユ織物が縦方向メツ
シユ間隔d1が緯糸偏平モノフイラメント長軸径r1
に対しd1≧0.2r1、横方向メツシユ間隔d2が経糸偏
平モノフイラメント長軸経r2に対しd2≧0.2r2を満
足するものから成るメツシユ織物を基材とするラ
ミネートクロスに関する。 以下本発明のラミネートクロスの構成及び作用
効果を適宜従来技術と対比しつつ説明する。 本発明メツシユ織物の経糸、緯糸には偏平モノ
フイラメントが使用される。このフイラメントは
ポリエチレン10〜70重量%とポリプロピレン90〜
30重量%とから成る樹脂組成物の高延伸糸状物を
エンボス加工して成る。 従来のラミネートクロスは一般にポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの熱可塑性合成樹脂のフ
ラツトヤーンを製織してなる織物の表面などに、
ポリオレフイン樹脂をラミネートして得られてい
る。しかるに、このラミネートクロスでは、その
基布織物の原糸に、一般に、3〜7mm巾で1000〜
1500デニールのフラツトヤーンが使用され、かつ
その強度の点や目ずれ防止のため経糸、緯糸とも
8本/inch.程度以上に密に打込まれている。従
つて基布にはメツシユが構成されず所謂ブリツジ
効果が発揮されず、この為基布とラミネート層と
の接着性に問題が生じ、例えばポリプロピレン
PP基布にはポリエチレンPEラミネート層の貼着
は不可というように使用基布樹脂材質とラミネー
ト樹脂材質には大巾な制限がされ、又例えばPP
基布にPP樹脂をラミネートする場合280℃〜300
℃のような高温でラミネートする必要があるなど
その成形法や成形条件にも大巾な制限を受け、更
に、それによる基布劣化などの問題も見られた。 又、更にアンカコート処理等の接着処理を施す
必要がある等基布とラミネート層との接着性には
種々の犠牲が払われていた。 この為使用原糸の繊度を低減させたり、或いは
経緯糸を5〜6本/inch.打込みというような粗
な打込み基布として、メツシユを構成する事も考
えられたが、これでは強度が大巾に低下し、産業
用資材として使用に耐え得るものではなかつた。 一方、上記ラミネートクロスの強度は一般に50
〜100Kg/5cm程度であり、これ以上の高強力化
を計るには、基布のフラツトヤーンの繊度増加、
打込み密度の増加等の目付アツプを行えばよい
が、これとて製織作業性に問題を残し、繊度増
加、打込み密度の増加による織劣化性増加により
例えばPPフラツトヤーン(1500デニール)を用
いた打込み密度14×14本/inch.目方190g/m2の
基布使用でも強度130〜140Kg/5cmが限界であつ
た。 しこうして、ラミネートクロスの強度の大半を
になうのは基布強度であり、基布を構成するフラ
ツトヤーンは一般に5〜6g/dで、これが織成
されると織劣化により3〜4g/dに低下し、基
布強度は例えば1000デニール、打込み本数10×10
本/inch.目方90g/m2基布で60〜80Kg/5cmと
なる。 そこで、強度アツプの為成形方法や使用樹脂が
各種検討され高延伸フラツトヤーンレベルで8〜
10g/dのものも開発されていが、織劣化が激し
く、織成後は4〜5g/dレベルにまで大巾に低
下し、基布としての強度が大巾に改良されたもの
は得られていなかつた。 本発明はラミネートクロスにおいて強度の大半
をになう基布に偏平モノフイラメントよりなるメ
ツシユ織物を使用し、当該偏平モノフイラメント
として特定割合のポリエチレンとポリプロピレン
との樹脂組成物の高延伸糸状物をエンボス加工し
たものを使用する。 望ましくは上記樹脂組成物を溶融押出後、高温
で過延伸状態まで強延伸した後エンボスロールで
押圧する。 本発明においてPEとPPとの樹脂組成物、それ
も特定割合の樹脂組成物を使用し、高延伸し、エ
ンボス加工を施したものを使用するのは次の理由
からである。 即ち、上記の如くすることにより、PE成分と
PP成分のミクロな相分離によりミクロにフイブ
リル化された柔軟なモノフイラメントが得られ、
又、得られたモノフイラメントはミクロにフイブ
リル化された表面状態にある為、その表面に微小
な毛羽が発生しており、これがラミネート層にラ
ミネートされた時にはラミネート層とのアンカー
効果が発生し、ラミネート層との接着性を高める
からである。 又、エンボス加工例えばエンボスロールで押圧
されている為モノフイラメント表面に凸凹を生
じ、これもラミネート層とのアンカー効果を発現
し、かつその凸凹の存在により基布(クロス)の
目ずれ防止にも寄与することができるからであ
る。 ところで、PE成分とPP成分とのミクロな相分
離によりミクロにフイブリル化された柔軟なモノ
フイラメントが得られることは上述したが、この
為延伸倍率が低く、過延伸状態でないと、得られ
たフイラメントは強度が低いばかりでなく、モノ
フイラメントが硬いという問題があり、従つて製
織性にも問題があり、得られたクロスも硬くなる
という問題がある。 本発明はモノフイラメントの材質として、その
強度(高強力であること)、価格、比重(軽量で
あること)、高強力モノフイラメントの成形性な
どを考慮してPEとPPとから成る樹脂組成物を選
択し、更にこれら樹脂の組成割合について次のよ
うにした。 即ちPEが10重量%以下、PPが90重量%以上の
場合高倍率での延伸が不能であり、又延伸白化後
直ちに延伸切断し、過延伸状態での安定運転が不
能であるという問題がある。一本、PE70重量%
以上、PP30重量%以下の場合にはクリープ性に
問題がある他この場合にも過延伸状態での安定運
転が困難であるという問題がある。 従つて樹脂組成としてはPE10〜70重量%、
PP90〜30重量%好ましくはPE20〜50重量%、
PP80〜50重量%とすることが良好であり、該組
成物を上記の如く過延伸状態迄延伸し、次いでエ
ンボス加工を施すことにより上記の如き効果を発
揮する。 また本発明の基布に使用するPP,PEは特に限
定するものではないが好ましくは強度、クリープ
性の点でタクテイシテイ96以上のアイソタクチツ
クPPでありMFRは10以下が良く紡糸性、延伸性
の点でMFRは0.5以上が好ましい。またPEでは
強度の点でMIは5以下紡糸性、延伸性の点で0.2
以上、延伸性強度の点で密度は0.940g/cm3以上
のものを使用する事が好ましい。 上記に於いて、本発明者の鋭意検討により、更
に、EVA30重量%好ましくは10〜20重量%をブ
レンドすることによりハクリ強度をさらに改良す
ることができることが判つた。 上記延伸の際の延伸倍率としては少なくとも10
倍以上の高倍率が選択される。又、延伸の際の好
ましい温度範囲は90℃〜120℃である。 本発明メツシユ織物を構成するモノフイラメン
トには偏平モノフイラメントが使用される。モノ
フイラメントとして太デニールのものを使用する
場合、モノフイラメント紡糸時に真空気泡が入り
延伸性、強度が著しく低下する事があるが、偏平
モノフイラメントではこの点大巾に改良される。
又偏平モノフイラメントは真円モノフイラメント
に比べ糸が柔軟で製織性も良く、得られた基布の
柔軟性も良好である。更に偏平モノフイラメント
使用基布は基布の厚さが薄く出来るためにラミネ
ート樹脂層を薄くしてもラミネートクロス表面が
凸凹が少ない等の利点もある。 当該偏平モノフイラメントの偏平比は1:2〜
1:10程度が好ましい。即ち1:2以下の偏平比
では偏平モノフイラメントとしての効果が小さ
く、又1:10以上だとモノフイラメント成形時糸
ゆれが大きく、この為延伸性が悪くなるという問
題やメツシユ目が小さくなりブリツヂ効果が小さ
くなるという問題もある。 又当該偏平モノフイラメントは300デニール以
上6000デニール以下のものを使用することが好ま
しい。即ち、300デニール以下では強度という点
で問題があり、かつ、糸が細い為柔軟すぎて製織
時目ずれ等で問題がある。又、6000デニール以上
では糸が硬くなりすぎ、これも製織性が問題とな
り、かつ得られたクロスが硬すぎるという問題が
ある。 本発明に於いて、モノフイラメントによるメツ
シユ織物でなくマルチフイラメントによるメツシ
ユ織物を使用する場合には、メツシユ織物である
のでラミネート層との接着性は問題ないが、細い
フイラメントの集合体であり、かつ、柔軟なマル
チフイラメントが粗に製織されているため目ずれ
が激しく、従来種々の目ずれ防止法が提案されて
いるが、未だ良好なものがなく、クロス外観に問
題があるだけでなく、クロス強度のバラツキにも
問題がある。又、マルチフイラメントを基布とし
て製織する場合オイリングや加撚し、充分な集束
状態にしておかないと単繊維がバラバラになり製
織性に問題が発生する。 本発明では前記の如くして得られた偏平モノフ
イラメントを経糸、緯糸の一方若しくは両方に使
用したメツシユ織物を基布(基材)として使用す
るが、本発明者らの検討によれば、ブリツヂ効果
による基布とラミネート層との剥離性の点でメツ
シユ織物に於けるメツシユ間隔とフイラメントの
長軸との関係で次の如き関係が成立することが望
ましいことが判つた。 即ち、第1A図に平織のメツシユ織物基布の平
面図を、又第1B図に第1A図X−X線断面図
を、更に第1C図に第1A図Y−Y線断面図を示
すが、縦方向のメツシユ間隔d1が緯糸1フイラメ
ント長軸径r1に対しd1≧0.2r1、横方向のメツシユ
間隔d2が経糸2フイラメント長軸径r2に対しd2≧
0.2r2を満足することが望ましいことが判つた。 従つて、この関係が成立するように使用繊維強
度、繊度、形状、打込み本数を設定することが好
ましい。 本発明の上記基布を使用することにより高強力
なラミネートクロスが得られるが剥離性や溶着ク
リープ性等をより一層向上させる為には基布の表
面をサンドペーパー等で起毛処理し立毛状態にす
ることも差支えない。 本発明において基布に被膜する熱可塑性合成樹
脂としてはラミネート成形が可能で高強力ラミネ
ートクロスとしての各種要求物性を満足させるも
のならいずれでも良い。 しかし、望ましくは、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フイン樹脂を使用することが好ましい。 特に好ましくは、エチレン酢酸ビニル共重合体
を使用することがよい。これにより高周波シール
が可能で高強力で軽量のラミネートクロスを得る
ことができる。 エチレン酢酸ビニル共重合体における酢酸ビニ
ル含量については特に限定するものではないが、
高周波シール性の観点から酢酸ビニル含量10%以
上、ブロツキング成形性等の観点から酢酸ビニル
含量25%以下が好ましい。又、このエチレン酢酸
ビニル共重合体(EVA)のMFR(溶融指数)の
値は特に制限されないが、MFRは低い方が剥離
強度等の物性は良い。しかし、低すぎる場合には
被膜作業性で問題があり、この点からMFR1〜20
g/minが好ましい。 従来のフラツトヤーン基布にEVAをラミネー
トする場合、基布とラミネート層との剥離性不能
の問題があり、充分酢酸ビニル含量の高いEVA
を使用することが出来なかつたが、本発明の前記
したモノフイラメントを使用したメツシユ織物基
布によりこれも可能となつた。又、従来から高周
波シールする場合基布に溶着温度の関係で融点の
低いPPや高密度PEの使用は不可とされ、ポリエ
ステル、ナイロン、ビニロン等が使用されてき
た。 しかし、本発明者らの鋭意検討の結果酢酸ビニ
ル含量10〜25%のEVAの場合、本発明の前記し
た高延伸糸状物なら使用可能なことが明らかにな
り、本発明の高強力で軽量で高周波シール可能な
ラミネートクロスを得るには基布としてPEとPP
よりなるモノフイラメントのメツシユ織物を用
い、当該基布にラミネート樹脂としてEVAを使
用することが好ましいことが判つた。 本発明に於いて被膜を構成する熱可塑性合成樹
脂に高周波シール性を向上させる添加剤や塩素化
PE等の添加剤を少量混入してもよく、又一般に
使用される抗酸化剤、顔料、滑剤等を適宜に添加
しても本発明の効果を阻害しない。又ラミネート
の方法については特に制限されるものではない
が、溶融押出ラミネートが好ましく溶融樹脂温度
は剥離性、溶着クリープ性、加工性の点で220℃
以上基布劣化及び樹脂劣化の点で290℃以下が好
ましい。 次に、本発明を実施例を以つて説明する。 実施例 1 MFR 3.5g/10min、タクテイシテイ97.5の昭
和電工(株)製アイソタクチツクPPシヨウアロマー
MX201 70wt%とMI0.75g/min、密度0.952
g/cm3の昭和電工(株)製高密度PEシヨウレツクス
F5007M 30wt%とからなる樹脂組成物を吉井鉄
工(株)製65m/mφ押出機長軸3.5m/m短軸1785
m/mの楕円ノズルより C1 C2 C3 C4 H D 190℃ 210℃ 250℃ 250℃ 240℃ 240℃ で溶融押出し、エアーギヤツプ50m/m水温40℃
で冷却後、ユニプラス(株)製特殊仕様湿式延伸機で
延伸温度100℃下、延伸倍率12.5倍の過延伸状態
まで延伸し、次いで、五段型エンボスロール(三
好(株)製)でエンボス加工した。その結果紡糸性、
延伸性とも問題なく、1800デニール、強度8.5
g/d、フイラメント巾1.2m/m、偏平比1:
4の偏平モノフイラメントを得た。 この偏平モノフイラメントを経、緯糸として第
1表に示すような織布構成〔打込み数(本/
inch)等〕の平織織布を製織し、この織布の両面
に押出ラミネート法にによりEVA(MFR 5g/
min、酢酸ビニル含量15wt%)の被膜を形成し
た。 このラミネートクロスの諸物性を測定したとこ
ろ、第1表に示す如く良好な結果が得られた。 実施例 2 偏平モノフイラメントの偏平糸、織布構成、及
びEVAの被膜厚を第1表に示すようにした以外
は実施例1と同様にして偏平モノフイラメントを
紡糸し、ラミネートクロスを得た。結果を第1表
に示す。 実施例 3 偏平モノフイラメントのデニール、織布構成及
びEVAの被膜厚を第1表に示すようにした以外
は実施例1と同様にして紡糸し、ラミネートクロ
スを得た。結果を第1表に示す。 比較例 1〜3 実施例1と同様な方法で得た3000デニール、偏
平比1:8の偏平モノフイラメントを用いて打込
み数15本/inchの第1表に示すような織布構成の
平織織布を製織し、実施例2と同様な方法(但
し、EVA被膜厚230μ)で被膜したラミネートク
ロスを得た(比較例1)。 また、比較のためにポリプロピレン(密度
0.900g/cm3、M.F.R3g/10min)をインフレー
シヨン成形法により成膜後、延伸倍率7倍で延伸
して得た3m/m巾、1500デニールのフラツトヤ
ーンを経・緯糸として打込み数15本/inch(比較
例2)、5本/inch(比較例3)の平織織布を製繊
し、実施例1と同様な方法で被膜したラミネート
クロスを得た。 これらについて諸物性を測定したところ、第1
表に示す如く、比較例−1のように平織のメツシ
ユ間隔が小さく(d1=0.05r2)なると剥離強さや
溶着強さが不良となり、比較例−2のようにフラ
ツトヤーン織布で強度を得るために打込み数を多
くすると剥離強さや溶着強さが極端に不良とな
る。また、比較例−3のように剥離強さを改良す
べくフラツトヤーンの打込み数を少なくするとラ
ミネートクロスの引張強さが低くなる。 比較例 4 実施例1と延伸倍率以外は同条件で、延伸倍率
7倍の過延伸状態以下の倍率で紡糸し、ラミネー
トクロスを得た。 結果を第1表に示すが、製織性が悪く、製品が
硬く、実用上問題がある。 比較例 5 ノズルを2.2m/mφ22H、エンボス加工しない
以外は実施例1と同条件で紡糸した。その結果真
空気泡により延伸性を非常に悪いものであり、中
止した。 比較例 6 樹脂組成をPE8wt%、PP92wt%とした以外は
実施例1と同様に紡糸したが、延伸できなかつ
た。 比較例 7 樹脂組成物をPE80wt%、PP20wt%とした以
外は実施例3と同じ条件で紡糸し、ラミネートク
ロスを得た。結果を第1表に示す。 実施例 4 樹脂組成をPP60wt%、PE25wt%、EVA
(MFR 5g/min、酢酸ビニル含量15wt%)
15wt%とした以外は実施例1と同様にして紡糸
し、ラミネートクロスを得た。結果を第1表に示
す。
【表】
第1A図は本発明で使用される平織のメツシユ
織物基布の一例を示す一部切欠平面図、第1B図
は第1A図X−X線断面図、第1C図は第1A図
Y−Y線断面図、第2図は剥離強度テストの説明
図である。 1……経糸、2……緯糸、d1,d2……メツシユ
間隔、r1,r2……フイラメント長軸径、3……ウ
エルダー部。
織物基布の一例を示す一部切欠平面図、第1B図
は第1A図X−X線断面図、第1C図は第1A図
Y−Y線断面図、第2図は剥離強度テストの説明
図である。 1……経糸、2……緯糸、d1,d2……メツシユ
間隔、r1,r2……フイラメント長軸径、3……ウ
エルダー部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリエチレン10〜70重量%とポリプロピレン
90〜30重量%とから成る樹脂組成物の高延伸糸状
物をエンボス加工して成る偏平モノフイラメント
を経糸又は/及び緯糸とするメツシユ織物を基材
として、当該基材の表面又は表裏面に熱可塑性合
成樹脂の被膜を形成して成るラミネートクロス。 2 メツシユ織物が縦方向メツシユ間隔d1が緯糸
偏平モノフイラメント長軸径r1に対しd1≧0.2r1、
横方向メツシユ間隔d2が経糸偏平モノフイラメン
ト長軸径r2に対しd2≧0.2r2を満足するメツシユ織
物である、特許請求の範囲第1項記載のラミネー
トクロス。 3 高延伸糸状物が特許請求の範囲第1項記載の
樹脂組成物を少なくとも10倍以上の過延伸状態ま
で強延伸した糸状物である、特許請求の範囲第1
項記載のラミネートクロス。 4 偏平モノフイラメントの偏平比が1:2〜
1:10である、特許請求の範囲第1項記載のラミ
ネートクロス。 5 エンボス加工が高延伸糸状物をエンボスロー
ルで押圧することにより行われ、当該加工により
偏平モノフイラメント表面に凸凹を形成せしめて
なる、特許請求の範囲第1項記載のラミネートク
ロス。 6 熱可塑性合成樹脂がエチレン酢酸ビニル共重
合体である、特許請求の範囲第1項記載のラミネ
ートクロス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18519583A JPS6078732A (ja) | 1983-10-05 | 1983-10-05 | ラミネ−トクロス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18519583A JPS6078732A (ja) | 1983-10-05 | 1983-10-05 | ラミネ−トクロス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6078732A JPS6078732A (ja) | 1985-05-04 |
JPH043294B2 true JPH043294B2 (ja) | 1992-01-22 |
Family
ID=16166518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18519583A Granted JPS6078732A (ja) | 1983-10-05 | 1983-10-05 | ラミネ−トクロス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6078732A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62236735A (ja) * | 1986-04-08 | 1987-10-16 | カネボウ株式会社 | 高透明度織物 |
JPH0771845B2 (ja) * | 1988-05-30 | 1995-08-02 | 三井・デュポンポリケミカル株式会社 | ターポリン及びその用途 |
-
1983
- 1983-10-05 JP JP18519583A patent/JPS6078732A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6078732A (ja) | 1985-05-04 |
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