JPH04329338A - 異方性材料の光学主軸判定方法 - Google Patents

異方性材料の光学主軸判定方法

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Publication number
JPH04329338A
JPH04329338A JP12858891A JP12858891A JPH04329338A JP H04329338 A JPH04329338 A JP H04329338A JP 12858891 A JP12858891 A JP 12858891A JP 12858891 A JP12858891 A JP 12858891A JP H04329338 A JPH04329338 A JP H04329338A
Authority
JP
Japan
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sample
optical
sheet
principal
retardation
Prior art date
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Pending
Application number
JP12858891A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nagata
紳一 永田
Kura Tomita
富田 蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH04329338A publication Critical patent/JPH04329338A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学的異方性を呈するシ
ート状材料の光学主軸の方向を判定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】延伸したプラスチックシートは複屈折性
を示す。この複屈折の程度によりプラスチックシートの
延伸度合を調べるとか、反対に延伸度合一定のプラスチ
ックシートの厚さを調べることができる。この場合、試
料の光学主軸の方向が判明していると測定操作が簡略化
できる。また場合によっては試料シートの複屈折性の有
無と光学主軸の方向が判明できればよいと云うような場
合もある。
【0003】複屈折における光学主軸の判定は通常、偏
光面を平行にして配置した偏光子と検光子との間で試料
を回転させて透過光の強度変化を測定し、透過光強度が
最大になったとき試料の光学主軸が偏光子,検光子の方
位と平行となっていることによって、試料に対する光学
主軸の方向を決定する。しかし試料の複屈折の強度と厚
さとの関係で、試料透過光の常光線と異常光線との位相
差即ちレターデーションが0にとか2πに近い場合、試
料を回わしても透過光強度が殆ど変化せず、複屈折性の
存否検出も光学主軸の判定も困難となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はレターデーシ
ョンが0とか2πに近い試料でも簡単に光学主軸を判定
できる方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】平行ニコルの関係で配置
された偏光子と検光子との間に試料と光学主軸方向の判
明しているシートとを重ねて挿入し、試料とこのシート
との相互の方位を変えながらレターデーションを測定し
、レターデーションが最大になったとき、試料と上記シ
ートの各光学主軸が平行したと判定する。
【0006】
【作用】試料の直交する二つの光学主軸P1,P2方向
の偏光に対する屈折率をn1,n2(n1>n2)とし
、レターデーションをδとし、これと重ねるシートの二
つの光学主軸方向P1’,P2’における偏光の屈折率
をn1’,n2’(n1’>n2’),レターデーショ
ンをdとする。試料に重ねるレターデーション既知の上
記シートを以後標準シートと呼ぶ。試料と標準シートの
光学主軸P1とP1’を平行にして重ねたときの全体の
レターデーションはδ+dであり、P1とP2’を平行
にして重ねたときの全体のレターデーションはδ−dと
なる。P1とP1’とが平行でないとき、その交角によ
って全体のレターデーションはδ+dとδ−dとの間で
変化する。従って二つのシートを重ねたとききの全体の
レターデーションは両方の光学主軸が屈折率最大の主軸
同士平行のとき最大となり、屈折率最大の主軸と最小の
主軸が平行のとき最小となる。
【0007】所で実測から直接求められるのはレターデ
ーションそのものでなく、レターデーションの余弦であ
り、試料のレターデーションδが0とか2πと云った値
に近いときはcosδは1に近い値で、δの違いによる
cosδの変化率が小さく、cosδからδを求めると
きの誤差が大きくなる。標準シートを重ねて全体のレタ
ーデーションが最大になるようにすると、全体のレター
デーションはδ+dとなり、cosδが1に近いときで
もcos(δ+d)は1から離れた値となり、δ+dの
値が容易正確に求められるようになるので、δ+dの最
大点も求め易くなり、試料の光学主軸の決定が容易正確
にできるようになる。
【0008】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。図で1は偏
光子、2は検光子で夫々は装置に回転自在に取り付けら
れている保持枠に互いに平行ニコルの関係で保持され、
ベルト3,4を介してモータ5により一体的に回転せし
められる。6は光源、7は受光素子で、Sが被測定試料
、Kが光学主軸の方向既知の標準シートである。標準シ
ートは光学主軸の方向が判明しているものであればよく
、そのレターデーションdそのものは未知でもよい。 標準シートKは試料ホルダ8に固定されており、被測定
試料Sは試料ホルダ上で方向を変えることができるよう
に保持されている。試料ホルダ8には指標が設けてあり
、標準シートKは光学主軸の方向がこの指標の示す方向
となるように、試料ホルダに固定されている。試料ホル
ダ8は装置に対しては方向固定で着脱される。9は受光
素子7の出力に対してデータ処理を行いまた偏光子1,
検光子2の回転を制御する制御装置で、10は測定結果
等の表示装置である。
【0009】被測定試料Sの光学主軸決定の操作は次の
ように行われる。試料Sを試料ホルダ8に任意の方向で
保持させる。前述したように試料ホルダ8には予め標準
シートKを取り付けておく。この試料ホルダを装置にセ
ットし、測定動作をスタートさせると、制御装置9はモ
ータ5を駆動し、偏光子1,検光子2を一定角度ずつ回
転させて、各角度に対する受光素子7の出力データを取
込み、偏光子,検光子の一回転の間の受光素子7の出力
の最大と最小との差Diを算出して表示する。こゝでD
の添字iは1,2,…の数値で測定の回数を示し、初回
はi=1である。以上で一回の測定を終わると、試料ホ
ルダ8上で試料Sを一定角度例えば5°回わして、2回
目の測定を上と同様にして行う。このようにして、試料
の方向の5°間隔毎の受光素子出力の最大最小の差Di
が求まる。そこでDiと前回測定のDi−1の値を比較
し、Di−1<Di>Di+1なるDiが見出された所
で、測定操作を止め。このときDiに相当する試料の試
料ホルダ上の指標の示す方向が試料の光学主軸の方向で
ある。この測定では試料は5°飛びに方向を変えている
から光学主軸の方向に±2.5°の範囲の誤差がある。 5°ずつ回しながらDiを求めて、Diの最大が見出さ
れたら、Di−1とDi+1のうち大きな値を与える側
とDiとの間で1°飛びに上と同じ測定操作を行って最
大のDを求めるようにすれば、方向は±0.5°の精度
で求められる。試料の回転角範囲は最大でも90°でよ
い。
【0010】図2は試料ホルダ8の一実施例である。長
方形の本体81が装置に挿入される。本体81には中央
に円形の窓82があり、これに円環状の試料取り付け環
83が適合して着脱および回転可能に嵌着される。試料
取り付け環83には鍔84があり、この鍔が本体81上
面に乗って環83は抜け落ちないようになっている。鍔
84に角度目盛85が切ってあり、本体81上の指標8
6を基準にして試料の回転角が読取れるようになってい
る。試料Sは試料取り付け環83の上面に押さえ板ばね
87で固定される。本体81の下面には図では見えない
凹段があり、そこに標準シートKが、その光学主軸の方
向を指標86に一致させて取り付けられる。試料取り付
け環83は一回の測定毎に手動で回される。
【0011】今試料Sと標準シートKとを重ねたときの
全体のレターデーションをΔとし、この重ねたもの全体
の見掛けの光学主軸と入射偏光の偏光方向とのなす角を
θとし、S+Kへの入射光強度をIo、このときのS+
Kの透過光強度をIとすると、     I=IO[cos4θ+sin2θ+( 1/
2)sin2 2θ・cos Δ]θ=0およびπ/2
のときI=Ioで最大、θ=π/4のときI=I0 [
1/2+(1/2)cos Δ]でΔ=0であればI=
Ioであり、Δが0でなければI<IoでIはθ=π/
4のとき最小値となる。そこでIの最大と最小との差を
Dとすると、 cos Δ=1−2D/T0 cosΔの値が小さい程Δの値は大、即ちDが大である
程Δは大であり、従って標準シート大に対して試料Sを
回し、Dが最大になる所を探せばそのときΔは最大で、
Δの最大は試料Sと標準シートKの光学主軸が平行のと
きである。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、偏光に対する光学主軸
の方向が未知な試料で、レターデーションが小さく光学
主軸の方向が見出し難い場合でも光学主軸の方向が判明
しているシートがあれば正確に光学主軸の方向を決める
ことができ、特別高感度の測定装置を必要としない。本
発明によるときは、例えば、0〜20nm程度の微小な
レターデーションの場合でも、光学主軸の判定が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明方法を実行する装置の一実施例の側
面図
【図2】  上記実施例における試料ホルダの斜視図1
      偏光子 2      検光子 3,4    ベルト 5      モータ 6      光源 7      受光素子 8      試料ホルダ 9      制御装置 10      表示装置 S      被測定試料 K      標準シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 偏光子と検光子との間で、偏光子,検光子に対し、被測
    定試料と光学主軸の方向が既知である標準シートとを重
    ねたものを回転させて、透過光強度の最大と最小との差
    Dを測定し、被測定試料の標準シートに対する方向を変
    えて上記Dを測定してDが最大になったとき、被測定試
    料の光学主軸が標準試料の光学主軸と平行であるとする
    ことを特徴とする異方性材料の光学主軸判定方法。
JP12858891A 1991-04-30 1991-04-30 異方性材料の光学主軸判定方法 Pending JPH04329338A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022105645A (ja) * 2018-02-13 2022-07-14 華為技術有限公司 保護フィルム並びに、保護フィルムを切断するための方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022105645A (ja) * 2018-02-13 2022-07-14 華為技術有限公司 保護フィルム並びに、保護フィルムを切断するための方法及び装置

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