JPH04329284A - 発火部包囲電極を有するスパークプラグ - Google Patents

発火部包囲電極を有するスパークプラグ

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JPH04329284A
JPH04329284A JP10010491A JP10010491A JPH04329284A JP H04329284 A JPH04329284 A JP H04329284A JP 10010491 A JP10010491 A JP 10010491A JP 10010491 A JP10010491 A JP 10010491A JP H04329284 A JPH04329284 A JP H04329284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
metal shell
tip
spark plug
insulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP10010491A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Matsutani
渉 松谷
Katsutoshi Nakayama
勝稔 中山
Junichi Kagawa
加川 純一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、外側電極が中心電極の
発火部を包囲する様に主体金具に溶接される構造のスパ
ークプラグに係わり、特に耐熱性の向上を図ったスパー
クプラグに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、図8に示すように、平板部4
00および平板部400の周縁から延出して主体金具1
00の先端部120に溶接される脚部500を共に同一
材料(耐火花消耗に優れる耐蝕金属)で形成し、この電
極で中心電極300の発火部を包囲したスパークプラグ
Cが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐蝕金
属は一般に熱伝導性が悪いので熱引きが悪く、発火部包
囲電極の受熱温度を高くする傾向にある。尚、受熱温度
が高い場合、発火部包囲電極の溶損や酸化等の不具合が
発生する。上記不具合を解決する為、発明者らは、図9
に示す様に、筒状の主体金具100と、主体金具100
に嵌め込まれて固定される軸孔210付きの絶縁体20
0と、先端を軸孔210から突出して絶縁体200内に
固定される中心電極300と、中心電極300の先端面
とスパークギャップを隔てて平行的に配される平板部4
00、および平板部400の周縁から延出し主体金具1
00の先端部110に溶接される脚部500からなる発
火部包囲電極600とを備えてなり、主体金具100の
先端を燃焼室に突き出してシリンダヘッド700に配設
される、発火部包囲電極600の受熱温度を低減させた
スパークプラグDを試作した。しかし、スパークプラグ
Dでは、絶縁体200が主体金具100で隠れ、新しい
混合気に晒されにくく、絶縁体200の冷却効果が損わ
れて耐熱性が低下するという新たな課題が発生した。本
発明の目的は、耐熱性が高く、かつ発火部包囲電極の受
熱温度の低減を図った、発火部包囲電極を有するスパー
クプラグの提供にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、筒状の主体金具と、該主体金具に嵌め込まれ
て固定される軸孔付きの絶縁体と、先端を前記軸孔から
突出して前記絶縁体内に固定される中心電極と、該中心
電極の先端面とスパークギャップを隔てて平行的に配さ
れる平板部、および該平板部の周縁から延出し前記主体
金具の先端部に溶接される複数の脚部からなる発火部包
囲電極とを備えてなり、前記主体金具の先端を燃焼室に
突き出してシリンダヘッドに配設される、発火部包囲電
極を有するスパークプラグにおいて、前記主体金具の先
端部に、スリットまたは切り欠きを形成した構成を採用
した。 【0005】 【作用および発明の効果】主体金具の先端を燃焼室に突
き出す分、発火部包囲電極の脚部を短くすることができ
、これに拠り、平板部が受けた熱を主体金具を経てシリ
ンダヘッドに早急に逃がすことができる。よって、発火
部包囲電極の受熱温度をさげることができる。新しい混
合気がスリットまたは切り欠きから発火部内に入り、絶
縁体を冷却するので耐熱性の低下が防止できる。 【0006】 【実施例】本発明の第1実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。外側デルタ電極を有するスパークプラグ
Aは、筒状の主体金具1と、この主体金具1に嵌め込ま
れて固定される軸孔21付きの絶縁体2と、先端を軸孔
21から突出して絶縁体2内に固定される中心電極3と
、三個の穴41を穿設した平板部4、およびこの平板部
4の周縁から延出し主体金具1の先端段部11に抵抗溶
接された三本の脚部5からなる外側デルタ電極6とを備
えてなり、主体金具1を燃焼室に1.5mm(=L0 
)突き出してシリンダヘッドに螺着される。 【0007】主体金具1は、低炭素鋼で形成され、先端
段部11を含むねじ無し部10より後方の外周には機関
取り付け用のねじ12(M14×P1.25)が刻まれ
ている。また、ねじ無し部10には、深さL=1.5m
m、幅S=4mmの切り欠き13が設けられている。絶
縁体2は、アルミナを主体とするセラミック焼結体で形
成され、先端が主体金具1の先端面と面一になる様に配
されている。中心電極3は、耐熱耐蝕性に優れたニッケ
ル合金(72Ni− 15Cr− 8Fe)で形成され
ている。この中心電極3の発火部の直径は2.5mm、
スパークギャップは0.9mmである。 【0008】外側デルタ電極6(厚さ1mm)は、平板
部4および脚部5とも、90重量%以上のNi、1〜3
重量%のSi、1〜3重量%のCr、0.2〜2重量%
のAl、3重量%以下のMnの組成を有する高ニッケル
合金(100℃の熱伝導率41.8W/m・K)で形成
されている。また、脚部5間隔S0 は7mm、120
°間隔に開けられた穴41の直径は1.2mmである。 【0009】本実施例のスパークプラグAの切り欠き1
3の幅S、深さLを変化させて受熱温度測定試験(20
00cc、6000rpm×w.o.t)を行った所、
図3、図4のグラフに示す様に受熱温度は殆ど変化しな
いことが判明した。また、スパークプラグAの切り欠き
13の深さL、幅Sを変化させて耐熱性を測定した所、
図5、図6のグラフに示す結果となった。これらのグラ
フから、切り欠き13の深さL、幅Sは、燃焼室への突
出し長をL0 、脚部5間隔をS0 とした場合、以下
の範囲を両方満足する様に設定すると良好な耐熱性が得
られることが判明した。なお、S<S0 にする訳は、
脚部5の機械的強度を保つ為であり、L<L0 にする
訳は、図5からも判るようにこれ以上深く切り欠きを入
れても耐熱性は変化せず、更にねじ12を傷めることに
なり、その必要性がないためである。 (S0 /3)≦S<S0  (L0 /3)≦L<L0  【0010】つぎに、本発明の第2実施例を図7に基づ
いて説明する。外側デルタ電極を有するスパークプラグ
Bは、スパークプラグAと同様に、筒状の主体金具1と
、この主体金具1に嵌め込まれて固定される軸孔21付
きの絶縁体2と、先端を軸孔21から突出して絶縁体2
内に固定される中心電極3と、三個の穴41を穿設した
平板部4、およびこの平板部4の周縁から延出し主体金
具1の先端段部11に抵抗溶接された三本の脚部5から
なる外側デルタ電極6とを備えてなり、主体金具1を燃
焼室に1.5mm(=P0 )突き出してシリンダヘッ
ド7に螺着される。 【0011】主体金具1は、第1実施例と同様に低炭素
鋼で形成され、先端段部11を含むねじ無し部10より
後方の外周には同様の機関取り付け用のねじ12が刻ま
れている。本実施例では、主体金具1の先端段部11に
、縦P=1.5mm、横Q=4mmのスリット14を設
けている。絶縁体2は、第1実施例と同様にアルミナを
主体とするセラミック焼結体で形成され、先端が主体金
具1の先端面と面一になる様に配されている。中心電極
3は、スパークプラグAと同様の構成である。外側デル
タ電極6はスパークプラグAと同様の構成である(但し
、脚部5間隔Q0 =7mm)。 【0012】本実施例のスパークプラグBのスリット1
4の面積(縦P×横Q)を変化させて同様の受熱温度測
定試験を行った所、外側デルタ電極6の受熱温度は殆ど
変化しなかった(850℃前後)。また、スパークプラ
グAのスリット14の面積を変化させて耐熱性を測定し
た所、下記の範囲を満足するように設定すると良好な耐
熱性が得られることが判明した。なお、P<P0 にす
る訳は、脚部5の機械的強度を保つためであり、Q<Q
0 にする訳は、これ以上深くスリットを入れても耐熱
性は変化せず、更にねじ12を傷めることになり、その
必要性がないためである。 (P0 /3)≦P<P0  (Q0 /3)≦Q<Q0  【0013】本発明は、上記実施例以外につぎの実施態
様を含む。a.発火部包囲電極の平板部の大きさは、中
心電極の先端面の面積の1.5倍以上、主体金具の先端
開口の95%以下であれば良い。b.穴41の大きさ、
位置、数、および脚部5の数は任意で良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る外側デルタ電極を有
するスパークプラグの説明図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る外側デルタ電極を有
するスパークプラグの斜視図である。
【図3】そのスパークプラグの外側デルタ電極に形成し
た切り欠きの深さと、外側デルタ電極の受熱温度との関
係を示すグラフである。
【図4】そのスパークプラグの外側デルタ電極に形成し
た切り欠きの幅と、外側デルタ電極の受熱温度との関係
を示すグラフである。
【図5】そのスパークプラグの外側デルタ電極に形成し
た切り欠きの深さと耐熱性との関係を示すグラフである
【図6】そのスパークプラグの外側デルタ電極に形成し
た切り欠きの幅と耐熱性との関係を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施例に係る外側デルタ電極を有
するスパークプラグの説明図である。
【図8】従来のスパークプラグの説明図である。
【図9】試作品のスパークプラグの説明図である。
【符号の説明】
1  主体金具 2  絶縁体 3  中心電極 4  平板部 5  脚部 7  シリンダヘッド 6  外側デルタ電極(発火部包囲電極)10  ねじ
無し部(先端部) 11  先端段部(先端部) 13  切り欠き 14  スリット 21  軸孔 A、B  外側デルタ電極を有するスパークプラグ(発
火部包囲電極を有するスパークプラグ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  筒状の主体金具と、該主体金具に嵌め
    込まれて固定される軸孔付きの絶縁体と、先端を前記軸
    孔から突出して前記絶縁体内に固定される中心電極と、
    該中心電極の先端面とスパークギャップを隔てて平行的
    に配される平板部、および該平板部の周縁から延出し前
    記主体金具の先端部に溶接される複数の脚部からなる発
    火部包囲電極とを備えてなり、前記主体金具の先端を燃
    焼室に突き出してシリンダヘッドに配設される、発火部
    包囲電極を有するスパークプラグにおいて、前記主体金
    具の先端部に、スリットまたは切り欠きを形成したこと
    を特徴とする、発火部包囲電極を有するスパークプラグ
JP10010491A 1991-05-01 1991-05-01 発火部包囲電極を有するスパークプラグ Pending JPH04329284A (ja)

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JP (1) JPH04329284A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236070A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関
JPWO2008102842A1 (ja) * 2007-02-23 2010-05-27 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ、及びスパークプラグを備えた内燃機関

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2008102842A1 (ja) * 2007-02-23 2010-05-27 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ、及びスパークプラグを備えた内燃機関
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