JPH04328867A - 赤外線検出器 - Google Patents

赤外線検出器

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JPH04328867A
JPH04328867A JP3098680A JP9868091A JPH04328867A JP H04328867 A JPH04328867 A JP H04328867A JP 3098680 A JP3098680 A JP 3098680A JP 9868091 A JP9868091 A JP 9868091A JP H04328867 A JPH04328867 A JP H04328867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
insulating film
film
electrodes
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP3098680A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Yokoyama
智 横山
Katsuyoshi Sugiura
杉浦 克義
Yasuhiro Tanaka
康裕 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Eneos Corp
Original Assignee
SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Petroleum Energy Center PEC
Nippon Mining Co Ltd
Nikko Kyodo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP3098680A priority Critical patent/JPH04328867A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電荷注入素子(Cha
rge Injection Device,以下CI
Dという)を用いた赤外線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線検出器の一種にバンドギャップの
狭いInSb等の化合物半導体を用いたCIDがある。 図4は、このような赤外線検出器の従来例を示している
。同図中、11はn型のInSb基板であり、その一主
面には酸化膜12を介してTi薄膜等からなる2個の透
光性電極13,14が隣接して形成されている。また、
各透光性電極13,14の隣接端部上には、Al等から
なる第1の電極15、及び第2の電極16がそれぞれ形
成されている。このように、赤外線検出器には、2個の
MISキャパシタが隣接して形成されている。17は層
間絶縁膜であり、層間絶縁膜17上には、第2の電極1
6に接続された電位障壁緩和用のプレート電極18が第
1の電極15上まで延在するように形成されている。透
光性電極13及び第1の電極15下方のInSb基板1
1部に第1の電荷蓄積部Cが形成され、透光性電極14
及び第2の電極16下方のInSb基板11部に第2の
電荷蓄積部Dが形成されるようになっている。また、各
透光性電極13,14の部分でそれぞれ赤外線入射部E
,Fが形成されている。
【0003】次に、図5を用いて、赤外線検出作用を説
明する。同図中、21は電荷蓄積部C,Dに形成される
電位井戸深さ、22は初期状態で蓄積されている電荷、
23は蓄積時間中に入射赤外線により蓄積された電荷を
それぞれ表している。
【0004】初期状態(図5(a))から、第1の電極
15、第2の電極16に同時にHレベルのパルスが印加
されて電位井戸21が深く形成された状態で赤外線の入
射により電荷23の蓄積が行われる(同図(b))。第
1の電極15への印加パルスがLレベルに切替えられて
電荷が第2の電極16側へ転送される(同図(c))。 次に、第1、第2の電極15,16への印加パルスがと
もにLレベルとされ、第2の電極16下に蓄積された電
荷が過剰な少数キャリアとなってInSb基板11内に
注入される(同図(d))。このキャリア注入の前後の
(c)の状態のときの容量と(d)の状態のときの容量
の変化から蓄積電荷23が求められ、赤外線の検出が行
われる。注入動作後、第1の電極15への印加パルスを
Lレベル、第2の電極16への印加パルスをHレベルと
して初期状態に戻る。このとき、プレート電極18は、
第1の電荷蓄積部Cと第2の電荷蓄積部Dとの間の電位
障壁を緩和して電荷転送効率を高めるために設けられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線検出器は
、電位障壁緩和用のプレート電極18が、層間絶縁膜1
7上に第1の電極15上まで延在するように形成されて
いた。しかし、層間絶縁膜17は、第1電極15端部の
段部Gの部分で厚みが薄くなる。特にバンドギャップの
狭いInSb等の化合物半導体は比較的熱に弱いことか
ら、絶縁膜を低温で形成するので良好な膜とすることが
難しく、その上段部Gの部分のステップカバレッジが悪
くなる。このため、段部Gの部分で電極間にリークが生
じて破損し易いという問題があった。一方、この対策と
して層間絶縁膜17の厚みを厚く形成すると領域Hの部
分で電位障壁の緩和作用が薄れて電荷転送効率が悪くな
るという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、電荷転送効率が高く、
また電極間のリークを防止して信頼性を向上させること
のできる赤外線検出器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、半導体からなる基板と、該基板の一主面上
に形成された第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に設け
られた透光性電極と、該透光性電極の端部から所定距離
をおいて当該透光性電極上に設けられた第1の電極と、
前記透光性電極の端部に隣接して前記第1の絶縁膜上に
設けられた第2の電極と、少なくとも前記第1の電極と
第2の電極間の前記第1の絶縁膜及び透光性電極を覆う
第2の絶縁膜と、前記第2の電極に接続され前記第2の
絶縁膜上を少なくとも前記透光性電極の端部上まで延在
する第3の電極とを有することを要旨とする。
【0008】上記第2の絶縁膜は透光性電極よりも十分
に厚く形成される。
【0009】
【作用】電位障壁緩和用として機能する第3の電極は、
第2の絶縁膜上を厚みの薄い透光性電極の端部上に延在
するように形成されている。したがって、第3の電極の
形成領域における第2の絶縁膜には、電極端部の影響が
殆んどなくなって厚みが薄くなる部分がなくなり電極間
のリークが防止される。また、第2の絶縁膜は格別厚く
形成する必要がなくなり、第3の電極による電位障壁緩
和作用が効果的となって電荷転送効率が高められる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1及び図2は、本発明の一実施例を示す
図である。
【0012】まず、図1を用いて赤外線検出器の構成を
説明する。同図において、1はn型のInSb基板であ
り、その一主面には、第1の絶縁膜としてのSiO2 
膜2が100nm程度の厚さに形成されている。SiO
2 膜2上には、7.5nm程度のTi薄膜からなる2
個の透光性電極3,4が隣接して形成されている。透光
性電極3上には、その端部3aから所定距離である0.
2μmをおいた位置に100nm程度の厚みのAl膜に
より第1の電極5が形成されている。この所定距離は、
第1の電極5の厚さ以上であることが望ましい。他の透
光性電極4上にも、これとほぼ同様に、100nm程度
の厚みのAl膜により第2の電極6が形成されている。 このようにして、赤外線検出器には、2個のMISキャ
パシタが隣接して形成されている。また、全面に第2の
絶縁膜として、100nm程度の厚みのSiO2 膜に
より層間絶縁膜7が形成されている。層間絶縁膜7上に
は、コンタクトホールを介して第2の電極6に接続され
た第3の電極としての電位障壁緩和用プレート電極8が
、透光性電極3の端部3a上まで延在するように形成さ
れている。プレート電極8は、700nm程度の厚みの
Al膜により形成されている。透光性電極3及び第1の
電極5下方のInSb基板1部に第1の電荷蓄積部Aが
形成され、透光性電極4及び第2の電極6下方のInS
b基板1部に第2の電極蓄積部Bが形成されるようにな
っている。
【0013】上述のように、この実施例の赤外線検出器
は、電位障壁緩和用のプレート電極8が層間絶縁膜7上
を厚みの薄い透光性電極3の端部3a上に延在するよう
に形成されている。したがってプレート電極8の形成領
域における層間絶縁膜7には、電極端部の影響が殆んど
なくなって厚みの薄くなる部分がなくなり、電極間のリ
ークが防止される。また、ステップカバレッジ等の考慮
が不要となることから、層間絶縁膜7は格別厚く形成す
る必要がなくなる。これによりプレート電極8が効果的
に作用して、次に述べるように、第1の電荷蓄積部Aと
第2の電荷蓄積部Bとの間の電位障壁が緩和され電荷転
送効率が高められる。
【0014】図2は、第1の電極5にLレベルのバイア
ス電圧を印加し、第2の電極6にHレベルのバイアス電
圧を印加して電荷転送を行わせる際のInSb基板1内
の電位分布のシュミレーション解析結果を示している。 同図から、第1の電荷蓄積部Aと第2の電荷蓄積部Bと
の間には電位の障壁がなく、電荷転送が容易に行われる
ことが明らかである。
【0015】次に、製造工程の一例を説明する。
【0016】InSb基板1上に、ECR(Elect
ron−Cyclotron −Resonance 
,電子サイクロトロン共鳴)−CVD装置により室温で
100nm程度の厚さのSiO2 膜2を形成する。ス
パッタ装置を用いてSiO2 膜2上に7.5nm程度
の厚みのTi薄膜及び100nm程度のAl膜を連続的
に堆積し、フォトリソグラフィ法によりパターニングし
て隣接した透光性電極3,4と、その上の第1、第2の
電極5,6を形成する。ECR−CVD装置により、全
面に100nm程度の厚みのSiO2 膜を堆積して層
間絶縁膜7とする。層間絶縁膜7における第2の電極6
上の部分にコンタクトホールを開孔した後、スパッタ装
置を用いて700nm程度のAl膜を堆積し、これをフ
ォトリソグラフィ法によりパターニングして透光性電極
3の端部3a上まで延在するプレート電極8を形成する
【0017】なお、上記工程では、SiO2 膜の堆積
にECR−CVD装置を用いているが、InSb基板上
に固定界面準位密度が低く良質な酸化膜を得ることがで
きる他の方法、例えばKOH及びエチレングリコール電
解液中での陽極酸化法等を適用することもできる。また
透光性電極はTiに代えてGe等の赤外透過率の高い他
の材質を用いることもできる。
【0018】次いで、図3には、本発明の他の実施例を
示す。
【0019】なお、図3において、前記図1における部
材及び部位と同一ないし均等のものは、前記と同一符号
を以って示し、重複した説明を省略する。
【0020】この実施例は、検出器表面が平坦化された
構造となっている。
【0021】製造工程を説明すると、第1、第2の電極
5,6の形成までは、前記一実施例の場合と同様である
。その後、第1、第2の電極5,6上のみにフォトレジ
ストをパターニングし、ECR−CVD装置を用いて全
面に層間絶縁膜7となるSiO2 膜を堆積する。EC
R−CVD装置によるSiO2 膜の堆積は室温で行う
のでフォトレジストが変質することはない。次に、第1
、第2の電極5,6上のフォトレジストをレジスト剥離
液又はアセトンを用いて除去し、SiO2 膜をリフト
オフする。このとき、リフトオフ前処理としてBHF(
NH4 F:HF=15:1)で5〜10秒間エッチン
グすると完全にリフトオフされる。このあと、スパッタ
装置を用いてAl膜を堆積し、フォトリソグラフィ法に
よりパターニングしてプレート電極8を形成する。この
とき、第1の電極5にはAl膜5aが積層される。
【0022】このように、この実施例では、表面が完全
に平坦化された構造になるので、製造歩留りが高められ
るとともに信頼性が一層向上する。
【0023】なお、上述の各実施例では、基板材料とし
てn型のInSbを用いたが、p型のInSbを用いる
こともでき、またHgCdTe等の他の化合物半導体を
用いることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の電極を透光性電極の端部から所定距離をおいて当
該透光性電極上に設け、第3の電極は、第2の絶縁膜上
を少なくとも上記透光性電極の端部上まで延在するよう
にしたため、透光性電極は厚みが薄く形成されることか
ら、第3の電極の形成領域における第2の絶縁膜には、
電極端部の影響がなくなって厚みの薄くなる部分がなく
なり、電極間のリークを防止することが可能となって信
頼性を向上させることができる。また、第2の絶縁膜は
格別厚く形成する必要がなくなり、第3の電極による電
位障壁緩和作用が効果的となって電荷転送効率を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線検出器の一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】上記一実施例における基板内の電位分布のシュ
ミレーション解析結果を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】従来の赤外線検出器を示す縦断面図である。
【図5】上記従来例の作用を説明するための図である。
【符号の説明】
1  InSb基板 2  SiO2 膜(第1の絶縁膜) 3,4  透光性電極 5  第1の電極 6  第2の電極 7  層間絶縁膜(第2の絶縁膜)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半導体からなる基板と、該基板の一主
    面上に形成された第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に
    設けられた透光性電極と、該透光性電極の端部から所定
    距離をおいて当該透光性電極上に設けられた第1の電極
    と、前記透光性電極の端部に隣接して前記第1の絶縁膜
    上に設けられた第2の電極と、少なくとも前記第1の電
    極と第2の電極間の前記第1の絶縁膜及び透光性電極を
    覆う第2の絶縁膜と、前記第2の電極に接続され前記第
    2の絶縁膜上を少なくとも前記透光性電極の端部上まで
    延在する第3の電極とを有することを特徴とする赤外線
    検出器。
JP3098680A 1991-04-30 1991-04-30 赤外線検出器 Pending JPH04328867A (ja)

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JP3098680A JPH04328867A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 赤外線検出器

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JP3098680A JPH04328867A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 赤外線検出器

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JP (1) JPH04328867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282997A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282997A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法

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