JPH04328710A - 有限共役距離ズームレンズ系 - Google Patents

有限共役距離ズームレンズ系

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JPH04328710A
JPH04328710A JP12446591A JP12446591A JPH04328710A JP H04328710 A JPH04328710 A JP H04328710A JP 12446591 A JP12446591 A JP 12446591A JP 12446591 A JP12446591 A JP 12446591A JP H04328710 A JPH04328710 A JP H04328710A
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JP
Japan
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lens
group
positive
lens group
negative
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Pending
Application number
JP12446591A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Ueda
上田 歳彦
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロフィルムリ
ーダやマイクロフィルムプリンタ、あるいはマイクロフ
ィルムリーダ・プリンタに使用される投影倍率20×〜
50×(ズーム比2.5倍)の負,正,正,負の4群構
成で第1負レンズ群が固定であり、この第1負レンズ群
の近傍に絞りを配置した前絞りタイプのズームレンズ系
に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムリーダやマイクロフィ
ルムプリンタ、あるいはマイクロフィルムリーダ・プリ
ンタ用の投影用ズームレンズ系は、例えば■米国特許第
4,733,951号明細書、■同第4,746,20
6号明細書、■同第4,733,102号明細書、■同
4,750,820号明細書等が知られている。これら
の4例のズームレンズ系は、それぞれ倍率が6.5×〜
14×,14×〜32×,12×〜24×および20×
〜47×で有限共役距離用ズームレンズ系であるが、い
ずれも併用される像回転プリズムの全長が大きくなって
おり、上記■のズームレンズ系では瞳の固定を行なって
いない。
【0003】このため、像回転プリズムを含む投影光学
系のズームレンズ系として、本件発明者は先行技術とし
て特開平2−226214号公報記載のズームレンズ系
を提案している。これは、負,正,正,正の4群からな
るズームレンズ系で、第1負レンズ群を固定群とし、最
長焦点距離端(L端)から最小焦点距離端(S端)への
ズーミングに際して第2正レンズ群と第3正レンズ群と
を独立にそれぞれ縮小側に移動させてズーミングを行う
構成のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
2−226214号公報のものは、倍率が23×〜50
×でズーム比が2.2倍以下のものであり、これを倍率
20×〜50×,ズーム比を2.5倍に拡大して使用し
易いようにしたものである。また、第3レンズ群のレン
ズ構成を変えることにより、倍率レンジの拡大に伴う収
差劣化を抑えるようにした有限共役距離のズームレンズ
系である。そして、ズーミング時に縮小側瞳位置をほぼ
一定とすることによりこのレンズ系と併用されるケーラ
ー照明のための集光コンデンサーレンズの移動を不必要
にして、しかも縮小側瞳位置をテレセントリックに近く
することで、フィルムベースに対して膜面がレンズと反
対側にある場合の解像力劣化を低減させるようにしてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、拡大側より
順に、正レンズと少なくとも1枚の負レンズよりなる固
定群の第1負レンズ群1、凸レンズと負メニスカスレン
ズよりなる移動群の第2正レンズ群2Aと拡大側より3
枚の凸レンズ,縮小側に強い凹面を向けた凹レンズ,凸
レンズおよび拡大側に強い凹面を向けた凹レンズよりな
る移動群の第2正レンズ群2B、少なくとも1枚の正レ
ンズよりなる移動群の第3正レンズ群とから構成され、
最長焦点距離端から最短焦点距離端へのズーミングに伴
って、上記第2正レンズ群2Aと第2正レンズ群2Bと
が独立に縮小側に移動するように構成されたことを特徴
とする有限共役距離ズームレンズ系である。
【0006】また、この発明は、第1負レンズ群1の近
傍に絞りSを配置し、この第1負レンズ群1とともに固
定したことを特徴とする有限共役距離ズームレンズ系で
ある。そして、第1負レンズ群1が拡大側より正レンズ
と負レンズの接合レンズより構成されることを特徴とす
る有限共役距離ズームレンズ系である。更に、第3正レ
ンズ群3が1枚の凸レンズより構成することを特徴とす
る有限共役距離ズームレンズ系である。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。この発明の有限共役距離ズームレンズ系は、図
1に示すように左側の拡大側より順に、正レンズと少な
くとも1枚の負レンズよりなる固定群の第1負レンズ群
1、凸レンズと負メニスカスレンズよりなる移動群の第
2正レンズ群2Aと拡大側より3枚の凸レンズ,縮小側
に強い凹面を向けた凹レンズ,凸レンズおよび拡大側に
強い凹面を向けた凹レンズよりなる移動群の第2正レン
ズ群2B、少なくとも1枚の正レンズよりなる移動群の
第3正レンズ群とから構成され、最長焦点距離端(以下
、L端と称す)から最短焦点距離端(以下、S端と称す
)へのズーミングに伴って、上記第2正レンズ群2Aと
第2正レンズ群2Bとが独立に縮小側に移動するように
構成される。なお、右側に配設された平行平面ガラスG
はマイクロフィルム押えガラスである。
【0008】上記第1負レンズ群1は正,負レンズの組
み合わせレンズ系で構成され、主に球面収差の補正に寄
与させる。また、正レンズと負レンズの接合レンズとす
ることで工作誤差に対する性能劣化を抑えるようにして
いる。
【0009】上記第2正レンズ群2はエルノスタータイ
プの変型レンズ系であり、拡大側に正のパワーのレンズ
の割合を多く配置することにより、主点位置を左側の拡
大側に移すようにすることにより、L端での第1負レン
ズ群1と第2正レンズ2の換算面間隔を小さくとり、移
動群の第2レンズ群の変倍域を大きくとり易く、言い換
えれば第2正レンズ群2の全移動距離を小さくするよう
にしている。
【0010】上記第2正レンズ群2の後側のレンズ群2
Bは、パワーが強く、L端および中間点(以下、M点と
称す)での球面収差およびコマ収差の補正に寄与させる
。また、S端での軸外収差の補正のため、このようなレ
ンズ構成が有効となっている。特に、縮小側に強い凹面
を向けた凹レンズおよび拡大側に強い凹面を向けた凹レ
ンズを加えることにより、有効に諸収差の補正がなされ
るようになっている。
【0011】この第2正レンズ群2は、前群2Aおよび
後群2BともL端からS端へのズーミング時に縮小側に
移動するが、ズーミング時の非点収差と軸外のコマ収差
の補正のためにそれぞれ独立に移動するように構成して
いる。
【0012】上記第3正レンズ群3は軸外収差の補正と
ともに、縮小側の瞳位置を遠くなるようにさせ、全体と
してテレセントリックに近いレンズ構成にしている。こ
の理由を次に詳しく説明する。なお、第3正レンズ群は
像面に近い位置に置かれるために、1枚の正レンズでも
目的を達成することができる。
【0013】マイクロ用フィルム等の感材は、その構成
層を大別すると図2(A)の拡大断面図に示すようにフ
ィルムベースと感光面から構成されている。そして、全
体のフィルム層の大半をフィルムベースが占めている。 このフィルムベースはポリエステル等の樹脂フィルムか
ら構成されおり、その厚み方向において平面内の幅と長
さ方向でそれぞれ屈折率が異なり、光学的に等方な媒質
とはなっていない。そのため、フィルムベース面を介さ
ずに結像作用を行う、即ち、感光面が上にある図2(A
)に示す場合と、フィルムベース面を介して結像が行わ
れる、即ち、感光面が下にある図2(B)に示す場合で
は結像特性に著しく差を生じ、Fナンバーが明るく光束
の広り角度u′が大きいレンズ系を使用して投影する程
、スクーリン面の結像に顕著な差異が生じてしまう。
【0014】特に、軸外光の場合には、射出瞳が像面に
近い場合の状態を図2(C)に、テレセントリックの場
合の状態を図2(D)に示すように、投影用ズームレン
ズ系の縮小側の瞳位置が像面に近く、主光線のフィルム
ベース面に対する入射角度θが大きい図2(C)に示す
ような場合では、フィルムベースの影響を大きく受けて
像の劣化が激しいことになる。このため、入射角θをで
きるだけ小さくする、即ち、縮小側でテレセントリック
に近くすることにより、この劣化を緩和するようにする
ことができた。ズーミングのL端,M点およびS端にお
けるこの発明の実施例1〜実施例3の射出瞳位置(PE
X)の値を表1に示す。縮小側瞳が像面基準でレンズ側
にある場合を負、逆を正としている。いずれも縮小側瞳
位置をテレセントリックに近くすることでフィルムベー
スに対して膜面がレンズ系と反対側にある場合の解像力
劣化を低減させている。
【0015】
【表1】
【0016】この発明の有限共役距離ズームレンズ系は
、最長焦点距離端(L端)での全系の焦点距離をfL 
、第1負レンズ群1の焦点距離をf1 、第3正レンズ
群3の焦点距離をf3 とするとき
【0017】
【数3】
【0018】
【数4】
【0019】の条件式を満足させることが望ましい。
【0020】上記条件式(1)は第1負レンズ群1のパ
ワーを規定するための条件で、その上限値を越えると移
動群である第2正レンズ群2の移動距離が小さいか、各
レンズ群のパワーも強くなってレンズ構成枚数を増加し
なければならなくなる。また、下限値を越えると、移動
群である第2正レンズ群の移動量が大きくなり、この発
明が目的とするズーム比2.5倍への拡大がが得られな
くなってしまう。
【0021】上記条件式(2)は第3負レンズ群3のパ
ワーを規定する条件で、その上下限値を越えると縮小側
の瞳位置が像面に近づき、軸外主光線の角度が増大して
しまう。
【0022】以下、具体的な実施例1〜実施例3のレン
ズ構成を図3〜図5に示し、曲率半径,軸上面間隔,d
線における硝材の屈折率およびアッベ数のレンズ諸元を
第2表〜第4表に示す。また、各実施例のL端(20×
),M点(32×)およびS端(50×)における球面
収差,非点収差および歪曲の収差曲線図を図6〜図8に
示す。
【0023】各実施例の有限共役距離ズームレンズ系と
も良好な収差補正がなされ、倍率βが−1/20〜−1
/50を達成するレンズ系となっている。
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【発明の効果】以上説明したとうり、この発明の有限共
役距離ズームレンズ系は、前絞りタイプのレンズ系とす
ることにより像回転素子であるドーブプリズム全長を小
さくすることができ、それだけ装置全体を小型にするこ
とができる。そして、倍率βが−1/20倍〜−1/5
0倍のズーム比2.5倍に亘って、諸収差を良好に補正
することができた。また、ズーミング時に縮小側瞳位置
をほぼ一定とすることができ、このレンズ系と併用され
るケーラー照明のための集光コンデンサレンズの移動を
不必要にすることができ、Fナンバーが明るいレンズ系
であるにも拘らず、フィルムベースと膜面の表裏による
投影性能の劣化を小さくすることができ、この発明の有
限共役距離ズームレンズ系が適用される投影装置の操作
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有限距離ズームレンズ系の構成を示す
断面図、
【図2】(A),(B),(C),(D)はマイクロフ
ィルムの感光面の表裏と縮小側光束との関係を説明する
ための説明図、
【図3】本発明の実施例1のレンズ構成を示す断面図、
【図4】本発明の実施例2のレンズ構成を示す断面図、
【図5】本発明の実施例3のレンズ構成を示す断面図、
【図6】図1に示す有限距離ズームレンズ系の収差曲線
図、
【図7】図2に示す有限距離ズームレンズ系の収差曲線
図、
【図8】図3に示す有限距離ズームレンズ系の収差曲線
図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  拡大側より順に、正レンズと少なくと
    も1枚の負レンズよりなる固定群の第1負レンズ群1、
    凸レンズと負メニスカスレンズよりなる移動群の第2正
    レンズ群2Aと拡大側より3枚の凸レンズ,縮小側に強
    い凹面を向けた凹レンズ,凸レンズおよび拡大側に強い
    凹面を向けた凹レンズよりなる移動群の第2正レンズ群
    2B、少なくとも1枚の正レンズよりなる移動群の第3
    正レンズ群とから構成され、最長焦点距離端から最短焦
    点距離端へのズーミングに伴って、上記第2正レンズ群
    2Aと第2正レンズ群2Bとが独立に縮小側に移動する
    ように構成されたことを特徴とする有限共役距離ズーム
    レンズ系。
  2. 【請求項2】  第1負レンズ群1の近傍に絞りSを配
    置し、この第1負レンズ群1とともに固定したことを特
    徴とする請求項1記載の有限共役距離ズームレンズ系。
  3. 【請求項3】  第1負レンズ群1が拡大側より正レン
    ズと負レンズの接合レンズとを含むことを特徴とする請
    求項1記載の有限共役距離ズームレンズ系。
  4. 【請求項4】  第3正レンズ群3が1枚の凸レンズよ
    り構成することを特徴とする請求項1記載の有限共役距
    離ズームレンズ系。
  5. 【請求項5】  最長焦点距離端での全系の焦点距離を
    fL ,第1負レンズ群1の焦点距離をf1 ,第3正
    レンズ群3の焦点距離をf3 とするとき、次の各条件
    式を満足することを特徴とする請求項1記載の有限共役
    距離ズームレンズ系。 【数1】 【数2】
JP12446591A 1991-04-30 1991-04-30 有限共役距離ズームレンズ系 Pending JPH04328710A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001318313A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Canon Inc ズームレンズ及びそれを用いた光学機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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