JPH04327629A - 建築用セラミック板 - Google Patents

建築用セラミック板

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JPH04327629A
JPH04327629A JP18841891A JP18841891A JPH04327629A JP H04327629 A JPH04327629 A JP H04327629A JP 18841891 A JP18841891 A JP 18841891A JP 18841891 A JP18841891 A JP 18841891A JP H04327629 A JPH04327629 A JP H04327629A
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JP
Japan
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ceramic
piece
ceramic plate
plate
sintered
Prior art date
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Pending
Application number
JP18841891A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Hattori
貴久 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Clion Co Ltd
Original Assignee
Onoda ALC Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Onoda ALC Co Ltd filed Critical Onoda ALC Co Ltd
Priority to JP18841891A priority Critical patent/JPH04327629A/ja
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  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック板(1)の
焼結前に埋設されたセラミック片(2)又は金属成型片
(5)の雌ネジ部(3)又は開口穴(4)を利用して、
前記セラミック板(1)をコンクリートパネル(10)
などに取付けることのできる建築用セラミック板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートパネルなどへのセラ
ミック板の取付けは次のようにして行われていた。
【0003】まず、セラミック板が小さなタイルのよう
なものであれば、接着剤を用いて貼りつけるのが普通で
ある。また、ある程度の大きさのコンクリートパネルの
片面に天然石等の化粧板を接着剤により接合する複合パ
ネルも知られている(実開昭62−11919号公報)
【0004】しかし、このように接着剤を用いて接合す
る場合には、接着剤の経年劣化によりセラミック板や天
然石等の化粧板が貼付けられたコンクリートパネルなど
から剥離し落下する虞があった。
【0005】そこで、セラミック板とコンクリートパネ
ルなどの複合を接着剤のみによらず機械的に接合するべ
く格子状金属に取付金物を溶接してセラミック板に埋設
して焼結する考案が知られている(実開昭62−144
319号公報)。これは、大掛かりな金属構造物をセラ
ミック板中に埋設するため、製造に困難を伴うとともに
、特に板厚の薄いセラミック板においは適用しにくいも
のであり、また製造コストもかなり高いものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
コンクリートパネルなどに簡便かつ確実に取付け可能な
セラミック板を得る目的で鋭意研究し、本発明に到達し
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、雌ネジ部(3)又は奥に行くにしたがっ
て拡大している穴(4)を成形したセラミック片(2)
又は熱膨脹係数が6×10−6から12×10−6の範
囲にある金属成型片(5)が、セラミック板(1)の片
板面に前記雌ネジ部(3)又は奥に行くにしたがって拡
大している穴(4)を開口するよう埋設され、前記セラ
ミック片(2)又は熱膨脹係数が6×10−6から12
×10−6の範囲にある金属成型片(5)と前記セラミ
ック板(1)が焼結一体化しているという手段を採用す
る。
【0008】
【作用】本発明においては、雌ネジ部(3)又は取付け
穴(4)を有するセラミック片(2)又は金属成型片(
5)をセラミック板(1)の焼結前に当該セラミック板
(1)に埋設し、両者を一体として焼結することによっ
て、焼結後のセラミック板であっては形成しにくい形状
の雌ネジ部(3)又は取付け穴(4)を備え、一般的な
焼結後のセラミック板に穴を穿ち、本発明におけるセラ
ミック片(2)又は金属成型片(5)のようなものを後
から埋込み接着したものでは得られない一体強度を発現
する。また、この雌ネジ部(3)又は取付け穴(4)は
セラミック板(1)の裏面にのみ開口するように埋設さ
れており、コンクリートパネル等の側からボルトなどを
差込むことによってセラミック板(1)が簡便確実にコ
ンクリートパネル等の基板に取付けられる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって説明する
。図1に示すごとく、セラミック板1に埋め込まれるセ
ラミック片2はその一面に雌ネジ部3を成形してある。 この雌ネジ部3は、セラミック板1に埋設されて焼結し
た後、ボルト11を捩込むことによって、コンクリート
パネル10等への取付けに用いられることになる。
【0010】一般にセラミック板の製造プロセスとして
は、混合された原料をまず一定の板状に成形し、それを
焼結して製造するという過程をたどる。また、ここで言
うセラミックとしてはタイル等の陶磁器、耐火レンガ、
板ガラス、合わせガラス、発泡ガラス、結晶化ガラス等
がある。
【0011】本実施例においては、セラミック片2を焼
結前のセラミック板1に埋設して一枚の板として成形し
た後に、これを焼結するという製造プロセスをたどる。 このため、セラミック片2と焼結前のセラミック板1の
接触する部分も焼結によって強固に結合されることにな
る。本実施例は前記のように、焼結したのち雌ネジ部3
にボルト部材11を捩じ込んで、コンクリートパネル1
0等の基板に取付けられるため、接着剤のみを用いて接
合する場合のように、用いられた接着剤の経年劣化によ
ってセラミック板がコンクリートパネル等の基板から剥
離し落下するなどの虞は生じないことになる。
【0012】図2は、本実施例における雌ネジ部3に替
えて奥に行くにしたがって拡大した穴4を成形したもの
で、請求項2の発明に該当するセラミック片2の取付け
穴4付近を表す断面図である。この場合、奥に行くにし
たがって拡大した空間部分によって、ここに差込まれる
円柱状金属取付部材の固定に用いられる接着剤の量を十
分に確保することが容易で、セラミック板1がコンクリ
ートパネル10等の基板から剥離し落下するなどの虞を
生じないとする本発明の趣旨において請求項1の発明と
軌を一にするものである。
【0013】一般に、セラミックは硬度が高く、成形さ
れた原料を焼結後に任意の形状とするよう加工すること
は容易ではない。従って、本発明のように焼結前に任意
の形状とするよう成形するのでなければ、セラミック板
に雌ネジ部3を設けることはほとんど不可能である。こ
うして成形された雌ネジ部3はまたその硬度の高さ故に
金属ボルト部材11などによってコンクリートパネル1
0等の基板に取付け固定されたときに強固な結合状態を
保持することができる。
【0014】なお、本実施例におけるセラミック板1に
埋設されるセラミック片2の外形は例えば立方体のよう
な、セラミック板に埋設できる形状のものであれば任意
の形状とすることができ限定されない。
【0015】また例えば、図3のように、セラミック片
9における雌ネジ部3の開口部付近をセラミック板1に
埋設したとき盛り上がる形状にすれば、ネジ部の長さが
増してボルトによる結合がより強固となる。
【0016】さらに、図4のようにセラミック片8にお
ける取付け穴4の開口部を上部としたときに下部、底辺
部をこれより拡大した形状に成形すれば、開口部方向へ
の引き抜きに対する強度がさらに増すことになる。
【0017】このように、本実施例において、セラミッ
ク片2とセラミック板1は原材料を同じくしているが、
セラミック板焼結後の収縮を考慮して熱膨脹係数が6×
10−6から12×10−6の範囲にある金属成型片を
セラミック片2に替えて埋設すれば上記内容と同様のこ
とが可能である。すなわち、未焼結の板状セラミック原
料に埋設された金属成型片5は焼結によって、セラミッ
ク板と接触する面が溶融してガラス化状態となってこれ
と一体化され、強固な結合状態を示す。このような金属
成型片を用いれば、セラミック原料で上記セラミック片
2を成形する場合よりも成型加工が容易で製造単価を低
く押さえることができる。
【0018】さらに、図7は本発明に係るセラミック板
1を軽量気泡コンクリート板10と複合させた状態を示
すものであるが、取付けのためにセラミック板表面を傷
つけるなどしてその美しさを損なうこともなく、両パネ
ルを一体的に強く複合することができる。特に、セラミ
ック板1の板厚が薄いばあいには、従来の複合方法では
取付け穴等を設けるのはほとんど困難であった事からす
れば、本発明の特徴をよく表しているということができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、セラミ
ック板焼結後に雌ネジ部又は取付け穴を形成する場合と
は大きく異なり、任意の形状の雌ネジ部3又は取付け穴
4を得ることが容易で、従来のように接着剤を用いて接
合する場合や、大掛かりな金属構造物をセラミック板中
に埋設する場合などと比べて、遥かに簡便かつ強固にコ
ンクリートパネルなどに取付け固定できるという優れた
効果を発揮する。
【0020】また、本発明は熱膨脹係数が6×10−6
から12×10−6の範囲にある金属成型片をも埋設す
ることができるためネジ切り加工ずみの金属成型品を用
いれば、一段と製造コストを低く抑えることができる。
【0021】さらに、セラミック板の取付け固定にあた
って、そのきれいな表面を傷付けることがないという効
果もまた発揮されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1におけるセラミック片2の雌ネジ部3
付近を示す断面図である。
【図2】請求項2におけるセラミック片2の取付け穴4
付近を示す断面図である。
【図3】セラミック片9をセラミック板1に埋設したと
き、開口部付近が盛り上がる形状に成形した雌ネジ部3
付近を示す断面図である。
【図4】セラミック片8をセラミック板1に埋設したと
き、取付け穴4の開口部を上部としたときに下部、底辺
部をこれより拡大した形状に成形した取付け穴4付近を
示す断面図である。
【図5】請求項3における金属成型片5の雌ネジ部3付
近を示す断面図である。
【図6】請求項4における金属成型片5の取付け穴4付
近を示す断面図である。
【図7】セラミック板1を軽量気泡コンクリートパネル
10と複合させた状態を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
1    セラミック板 2    セッミック片 3    雌ネジ部 4    取付け穴 5    金属成型片 8    開口部付近が盛り上がる形状に成形したセラ
ミック片 9    取付け穴の開口部を上部としたときに下部、
底辺部をこれより拡大した形状に成形したセラミック片
10  軽量気泡コンクリート板 11  複合用ボルト 12  雄ネジ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  雌ネジ部(3)を成形したセラミック
    片(2)が、セラミック板(1)の片板面に前記雌ネジ
    部(3)を開口するよう埋設され、前記セラミック片(
    2)と前記セラミック板(1)が焼結一体化しているこ
    とを特徴とする建築用セラミック板。
  2. 【請求項2】  奥に行くにしたがって拡大している穴
    (4)を成形したセラミック片(2)が、セラミック板
    (1)の片板面に前記穴(4)を開口するよう埋設され
    、前記セラミック片(2)と前記セラミック板(1)が
    焼結一体化していることを特徴とする建築用セラミック
    板。
  3. 【請求項3】  雌ネジ部(3)を成形し、熱膨脹係数
    が6×10−6から12×10−6の範囲にある金属成
    型片(5)が、セラミック板(1)の片板面に前記雌ネ
    ジ部(3)を開口するよう埋設され、前記金属成型片(
    5)と前記セラミック板(1)が焼結一体化しているこ
    とを特徴とする建築用セラミック板。
  4. 【請求項4】  奥に行くにしたがって拡大している穴
    (4)を成形し、熱膨脹係数が6×10−6から12×
    10−6の範囲にある金属成型片(5)が、セラミック
    板(1)の片板面に前記穴(4)を開口するよう埋設さ
    れ、前記金属成型片(5)と前記セラミック板(1)が
    焼結一体化していることを特徴とする建築用セラミック
    板。
JP18841891A 1991-04-24 1991-04-24 建築用セラミック板 Pending JPH04327629A (ja)

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JPH04327629A true JPH04327629A (ja) 1992-11-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021038573A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 株式会社竹中工務店 ねじ固定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021038573A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 株式会社竹中工務店 ねじ固定方法

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